JP3158175B2 - 振動子型加速度計 - Google Patents
振動子型加速度計Info
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、質量部を支持体に片
持ち支持させ、質量部の自由端と支持体との間に質量部
の延伸方向およびその回動軸の双方に直角に振動子を取
り付け、質量部の自由端は支持体に加速度が印加される
と支持体に対して角変位し、この角変位による振動子の
固有振動周波数変化を検出することにより印加加速度を
検出する振動子型加速度計に関する。
持ち支持させ、質量部の自由端と支持体との間に質量部
の延伸方向およびその回動軸の双方に直角に振動子を取
り付け、質量部の自由端は支持体に加速度が印加される
と支持体に対して角変位し、この角変位による振動子の
固有振動周波数変化を検出することにより印加加速度を
検出する振動子型加速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の従来例を図2、3を参照して
説明する。図2は振動子を2個使用した振動子型加速度
計の全体構成を示す。支持体11は支持部11cとその
両端に設けられた脚部11a、11bとを具備して全体
がコ字状に形成されている。その支持部11cの中央に
は、その質量部12の一端が薄肉ヒンジ13を介して両
脚部11a、11bに平行になるように取り付け、支持
されている。この例においては、支持体脚部11a、1
1b支持部11cが存在する共面と直角の方向に薄く広
がった薄肉ヒンジ13を介して質量部12をその一端に
より支持部11cに取り付けて、質量部12の自由端は
脚部11a、11bのいずれの側にも変位することがで
きる様に回動自在とされている。質量部12の自由端と
脚部11a,11bとの間には振動子14、15が取り
付けられている。振動子14、15は、図3Aに示され
る如く、2本の平行な四角柱状振動子16、17をそれ
らの両端において互いに連結し、各振動子16、17そ
れぞれの4つの面に、3つの電極18を長手方向に配
列、形成したものであり、そして、これらの電極間に交
流信号を印加することにより図3Bに示される如くに振
動子16、17をその長さ方向と直角の方向に互いに逆
位相にたわませる屈曲振動をさせるものであった。な
お、振動子14、15は通常水晶振動子である。そし
て、振動子14、15はその固有振動周波数で励振され
る。
説明する。図2は振動子を2個使用した振動子型加速度
計の全体構成を示す。支持体11は支持部11cとその
両端に設けられた脚部11a、11bとを具備して全体
がコ字状に形成されている。その支持部11cの中央に
は、その質量部12の一端が薄肉ヒンジ13を介して両
脚部11a、11bに平行になるように取り付け、支持
されている。この例においては、支持体脚部11a、1
1b支持部11cが存在する共面と直角の方向に薄く広
がった薄肉ヒンジ13を介して質量部12をその一端に
より支持部11cに取り付けて、質量部12の自由端は
脚部11a、11bのいずれの側にも変位することがで
きる様に回動自在とされている。質量部12の自由端と
脚部11a,11bとの間には振動子14、15が取り
付けられている。振動子14、15は、図3Aに示され
る如く、2本の平行な四角柱状振動子16、17をそれ
らの両端において互いに連結し、各振動子16、17そ
れぞれの4つの面に、3つの電極18を長手方向に配
列、形成したものであり、そして、これらの電極間に交
流信号を印加することにより図3Bに示される如くに振
動子16、17をその長さ方向と直角の方向に互いに逆
位相にたわませる屈曲振動をさせるものであった。な
お、振動子14、15は通常水晶振動子である。そし
て、振動子14、15はその固有振動周波数で励振され
る。
【0003】図2において、支持体11に対して矢印1
9で示される上向きに加速度が印加されると、質量部1
2は慣性により支持体11に対して矢印19とは反対の
方向に相対的に移動しようとし、ヒンジ13を中心とし
て角変位せしめられる。この例においては、振動子14
は伸張応力を受け、振動子15は圧縮応力を受けること
となる。その結果、振動子14の固有振動周波数は高く
なり、振動子15の固有振動周波数は低くなる。これら
の両固有振動周波数をそれぞれ測定し、その差を検出す
ることにより、印加された加速度の向きと大きさを検出
することができる。振動子14、15は何れか一方のみ
でも印加された加速度の検出をすることができるが、振
動子14、15の2個を使用することにより、周囲温度
変化による加速度が印加されていない状態における振動
子の固有振動周波数の変動に起因する悪影響を低減する
ことができる。
9で示される上向きに加速度が印加されると、質量部1
2は慣性により支持体11に対して矢印19とは反対の
方向に相対的に移動しようとし、ヒンジ13を中心とし
て角変位せしめられる。この例においては、振動子14
は伸張応力を受け、振動子15は圧縮応力を受けること
となる。その結果、振動子14の固有振動周波数は高く
なり、振動子15の固有振動周波数は低くなる。これら
の両固有振動周波数をそれぞれ測定し、その差を検出す
ることにより、印加された加速度の向きと大きさを検出
することができる。振動子14、15は何れか一方のみ
でも印加された加速度の検出をすることができるが、振
動子14、15の2個を使用することにより、周囲温度
変化による加速度が印加されていない状態における振動
子の固有振動周波数の変動に起因する悪影響を低減する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述された振動子型加
速度計の従来例において使用されている振動子の固有振
動周波数は周囲の温度によって変動し、その変動の度合
は振動子を構成するために使用した水晶基板の切り出し
角度に依存する。即ち、振動子型加速度計においては、
加速度が印加されていない時の出力周波数(バイアス周
波数)が周囲の温度の変動に伴って変動するのである。
このことは、振動子型加速度計が測定している加速度は
周囲の温度の変動によって変化してしまうことを意味し
ており、使用上極めて具合が悪い。バイアス周波数のこ
の様な温度依存性を低減する方法として、一つの加速度
計の内部に発振周波数の温度係数が極めて近い1対の振
動子を組み込み、これらの発振周波数の差を検出するこ
とによりバイアス周波数の温度依存性の低減を図る方法
がある。しかし、この方法によっても、1対の振動子そ
れぞれの温度係数のずれ、或は1対の振動子の設置され
ている場所の僅かな温度差により、バイアス周波数の温
度依存性の低減の効果は充分なものとはいえなかった。
速度計の従来例において使用されている振動子の固有振
動周波数は周囲の温度によって変動し、その変動の度合
は振動子を構成するために使用した水晶基板の切り出し
角度に依存する。即ち、振動子型加速度計においては、
加速度が印加されていない時の出力周波数(バイアス周
波数)が周囲の温度の変動に伴って変動するのである。
このことは、振動子型加速度計が測定している加速度は
周囲の温度の変動によって変化してしまうことを意味し
ており、使用上極めて具合が悪い。バイアス周波数のこ
の様な温度依存性を低減する方法として、一つの加速度
計の内部に発振周波数の温度係数が極めて近い1対の振
動子を組み込み、これらの発振周波数の差を検出するこ
とによりバイアス周波数の温度依存性の低減を図る方法
がある。しかし、この方法によっても、1対の振動子そ
れぞれの温度係数のずれ、或は1対の振動子の設置され
ている場所の僅かな温度差により、バイアス周波数の温
度依存性の低減の効果は充分なものとはいえなかった。
【0005】更に、振動子型加速度計の従来例として、
質量部12に対してダンピング効果を与えるためにエア
・ダンピングを採用したものがある。これは、加速度計
のケース内にエアを封入して質量部12に対するこのエ
アによる粘性摩擦によってダンピング効果を生ぜしめる
ものである。この従来例の場合、振動子14、15が屈
曲振動モードのものであると、これらは図3Bに示され
るが如くに比較的に大振幅で振動するものであるところ
から、振動子14、15に対してもダンピング効果が与
えられることとなる。そのために、振動子14、15の
振動が抑制される結果、振動子のQ値が低下する。この
様な状態にある振動子を発振周波数決定素子として発振
回路を構成した場合、この発振回路の発振周波数の安定
度は低下する。このことはエア・ダンピングを採用した
振動子型加速度計の性能、特にその分解能の低下につな
がる。
質量部12に対してダンピング効果を与えるためにエア
・ダンピングを採用したものがある。これは、加速度計
のケース内にエアを封入して質量部12に対するこのエ
アによる粘性摩擦によってダンピング効果を生ぜしめる
ものである。この従来例の場合、振動子14、15が屈
曲振動モードのものであると、これらは図3Bに示され
るが如くに比較的に大振幅で振動するものであるところ
から、振動子14、15に対してもダンピング効果が与
えられることとなる。そのために、振動子14、15の
振動が抑制される結果、振動子のQ値が低下する。この
様な状態にある振動子を発振周波数決定素子として発振
回路を構成した場合、この発振回路の発振周波数の安定
度は低下する。このことはエア・ダンピングを採用した
振動子型加速度計の性能、特にその分解能の低下につな
がる。
【0006】この発明は、上述の通りの問題を解消しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】質量部を支持体に片持ち
支持させ、質量部の自由端と支持体との間に質量部の延
伸方向およびその回動軸の双方に直角に振動子を取り付
け、質量部の自由端は支持体に加速度が印加されると支
持体に対して角変位し、この角変位による振動子の固有
振動周波数変化を検出することにより印加加速度を検出
する振動子型加速度計において、上記振動子は面滑り振
動モードで振動する平板状振動子より成るものとするこ
とにより、振動子型加速度計特に、エア・ダンピングを
採用した振動子型加速度計の分解能を高いものとした。
支持させ、質量部の自由端と支持体との間に質量部の延
伸方向およびその回動軸の双方に直角に振動子を取り付
け、質量部の自由端は支持体に加速度が印加されると支
持体に対して角変位し、この角変位による振動子の固有
振動周波数変化を検出することにより印加加速度を検出
する振動子型加速度計において、上記振動子は面滑り振
動モードで振動する平板状振動子より成るものとするこ
とにより、振動子型加速度計特に、エア・ダンピングを
採用した振動子型加速度計の分解能を高いものとした。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図1、2を参照して説明
する。この発明は、振動子の数については、これを図2
に示される従来例と同様に1組の振動子14、15の2
個とすることができるし或はこれをいずれか一方の1個
とすることもでき、その他に支持体11および質量部1
2をも具備している。
する。この発明は、振動子の数については、これを図2
に示される従来例と同様に1組の振動子14、15の2
個とすることができるし或はこれをいずれか一方の1個
とすることもでき、その他に支持体11および質量部1
2をも具備している。
【0009】この発明においては、振動子14、15は
それぞれ面滑り振動に着目してこれが生ずるように構成
されている。振動子1自体は、図1Aに示される如く、
2カ所に連結部3、3’を具備した平板状の水晶基板に
より構成され、その両面には電極2が形成されている。
この2枚の電極間に交流信号を印加することにより、振
動子1は面滑り振動(輪郭滑り振動)をする。ここで、
図1Bを参照するに、矩形の面が菱形になる様な振動は
面滑り振動、または輪郭滑り振動と呼ばれている。(詳
細は「結晶物理工学 第155ないし170頁 特に、
§5. 3(4)面すべり振動の項」 昭和51年11月
20日 株式会社 裳華房 発行、および「電子回路原
論 第二巻 第359ないし361頁 10. 10 水
晶発振器の項」 昭和35年2月20日 内田老鶴圃
発行 参照)。
それぞれ面滑り振動に着目してこれが生ずるように構成
されている。振動子1自体は、図1Aに示される如く、
2カ所に連結部3、3’を具備した平板状の水晶基板に
より構成され、その両面には電極2が形成されている。
この2枚の電極間に交流信号を印加することにより、振
動子1は面滑り振動(輪郭滑り振動)をする。ここで、
図1Bを参照するに、矩形の面が菱形になる様な振動は
面滑り振動、または輪郭滑り振動と呼ばれている。(詳
細は「結晶物理工学 第155ないし170頁 特に、
§5. 3(4)面すべり振動の項」 昭和51年11月
20日 株式会社 裳華房 発行、および「電子回路原
論 第二巻 第359ないし361頁 10. 10 水
晶発振器の項」 昭和35年2月20日 内田老鶴圃
発行 参照)。
【0010】この発明は、図2に示される振動子型加速
度計において、その振動子14、15として図1Aによ
り図示説明される面滑り振動をする振動子1を採用す
る。これらの振動子14、15をその固有振動周波数で
励振した状態において、支持体11に対して矢印19で
示される向きの加速度が印加されると、従来例と同様に
振動子14には伸張応力が加わってその固有振動周波数
はF1からF1+△fに増加する一方、振動子15には圧
縮応力が加わってその固有振動周波数はF1からF1ー△
fに減少する。このときの固有振動周波数は式(1)で
示される。分母にある密度ρは振動子に加わる応力に対
応して変化し、固有振動周波数が変化することとなるの
である。
度計において、その振動子14、15として図1Aによ
り図示説明される面滑り振動をする振動子1を採用す
る。これらの振動子14、15をその固有振動周波数で
励振した状態において、支持体11に対して矢印19で
示される向きの加速度が印加されると、従来例と同様に
振動子14には伸張応力が加わってその固有振動周波数
はF1からF1+△fに増加する一方、振動子15には圧
縮応力が加わってその固有振動周波数はF1からF1ー△
fに減少する。このときの固有振動周波数は式(1)で
示される。分母にある密度ρは振動子に加わる応力に対
応して変化し、固有振動周波数が変化することとなるの
である。
【0011】 F=√(c/ρ) ・ √(m 2 /a 2 +n 2 /b 2 )/2 (1) ここで、c:弾性スティフネス a,b:振動子の縦と横の長さ m,n:振動モードを規定する定数 振動子14、15の固有振動周波数の差2・△fを検出
することにより印加された加速度を知ることができる。
することにより印加された加速度を知ることができる。
【0012】
【発明の効果】従来の屈曲振動の固有振動周波数の温度
依存性は図4に示されるように2次の温度係数を持って
おり、温度係数が零となる点は或る特定の温度に設定さ
れたときに限られていた。したがって、1対の振動子を
用いてバイアス周波数を補正するよう構成された場合で
あっても、各々の温度係数のずれや、各々の振動子が設
置された状態で生ずる温度差などにより、必ずしも補正
の効果は充分ではなく、バイアス周波数の温度依存性を
零とすることはできなかった。
依存性は図4に示されるように2次の温度係数を持って
おり、温度係数が零となる点は或る特定の温度に設定さ
れたときに限られていた。したがって、1対の振動子を
用いてバイアス周波数を補正するよう構成された場合で
あっても、各々の温度係数のずれや、各々の振動子が設
置された状態で生ずる温度差などにより、必ずしも補正
の効果は充分ではなく、バイアス周波数の温度依存性を
零とすることはできなかった。
【0013】この発明においては、振動子14、15は
面滑り振動モードで振動する振動子であり、この振動モ
ードの振動子はGTカット等を採用することにより固有
振動周波数の温度依存性を極めて小さくすることができ
る。このことから、1対の振動子の設置された状態が温
度について僅かに異なっていても、固有振動周波数の温
度係数が極めて小さいので、1対の振動子の固有振動周
波数の間に差は殆んど生じない。したがって、バイアス
周波数の温度係数を広い温度範囲に亘って低減すること
ができる。
面滑り振動モードで振動する振動子であり、この振動モ
ードの振動子はGTカット等を採用することにより固有
振動周波数の温度依存性を極めて小さくすることができ
る。このことから、1対の振動子の設置された状態が温
度について僅かに異なっていても、固有振動周波数の温
度係数が極めて小さいので、1対の振動子の固有振動周
波数の間に差は殆んど生じない。したがって、バイアス
周波数の温度係数を広い温度範囲に亘って低減すること
ができる。
【0014】この発明は、更に、振動子14、15の振
動モードが面滑り振動モードであるので、振動子の周囲
に存在するエアと振動子との間に生ずる粘性摩擦は殆ん
ど問題とはならない。したがって、加速度計のケース内
にエアを封入して質量部12に対するこのエアによる粘
性摩擦によってダンピング効果を生ぜしめる型の振動子
型加速度計においても、振動子14、15の振動モード
が面滑り振動モードであれば、振動子14、15の振動
が抑制されるというようなことは殆んどなく、振動子の
Q値が低下することもない。この様な状態にある振動子
を発振周波数決定素子として発振回路を構成すれば、こ
の発振回路の発振周波数の安定度は高く、エア・ダンピ
ングを採用した振動子型加速度計の性能、特にその分解
能を高いものとすることができる。
動モードが面滑り振動モードであるので、振動子の周囲
に存在するエアと振動子との間に生ずる粘性摩擦は殆ん
ど問題とはならない。したがって、加速度計のケース内
にエアを封入して質量部12に対するこのエアによる粘
性摩擦によってダンピング効果を生ぜしめる型の振動子
型加速度計においても、振動子14、15の振動モード
が面滑り振動モードであれば、振動子14、15の振動
が抑制されるというようなことは殆んどなく、振動子の
Q値が低下することもない。この様な状態にある振動子
を発振周波数決定素子として発振回路を構成すれば、こ
の発振回路の発振周波数の安定度は高く、エア・ダンピ
ングを採用した振動子型加速度計の性能、特にその分解
能を高いものとすることができる。
【図1】1Aはこの発明において使用される面滑り振動
モードで振動する平板状振動子の斜視図。1Bは1Aに
しめされる面滑り振動モード振動子の振動状態を示す
図。
モードで振動する平板状振動子の斜視図。1Bは1Aに
しめされる面滑り振動モード振動子の振動状態を示す
図。
【図2】振動子を2個使用した振動子型加速度計の全体
構成を示す正面図。
構成を示す正面図。
【図3】3Aは屈曲振動モード振動子の斜視図。3Bは
3Aに示される屈曲振動モード振動子の振動状態を示す
図。
3Aに示される屈曲振動モード振動子の振動状態を示す
図。
【図4】振動子の周波数温度特性図。
1 平板状の面滑り振動モード振動子 2 電極 3、3’ 連結部 11 支持体 12 質量部 13 薄肉ヒンジ 14、15 振動子 19 加速度の向き
Claims (2)
- 【請求項1】 質量部を支持体に片持ち支持させ、質量
部の自由端と支持体との間に質量部の延伸方向およびそ
の回動軸の双方に直角に振動子を取り付け、質量部の自
由端は支持体に加速度が印加されると支持体に対して角
変位し、この角変位による振動子の固有振動周波数変化
を検出することにより印加加速度を検出する振動子型加
速度計において、上記振動子は面滑り振動モードで振動
する平板状振動子より成るものであることを特徴とする
振動子型加速度計。 - 【請求項2】 請求項1に記載される振動子型加速度計
において、上記振動子は質量部に関して互いに逆向きに
設けられた2個よりなるものであることを特徴とする振
動子型加速度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13672391A JP3158175B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 振動子型加速度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13672391A JP3158175B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 振動子型加速度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04361166A JPH04361166A (ja) | 1992-12-14 |
JP3158175B2 true JP3158175B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=15181992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13672391A Expired - Fee Related JP3158175B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 振動子型加速度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000206141A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-07-28 | Miyota Kk | 運動量センサ |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP13672391A patent/JP3158175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04361166A (ja) | 1992-12-14 |
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