JP3158158B2 - 低圧放電の発生及び点弧方法並びに真空加工装置及び該装置の陰極チェンバ - Google Patents

低圧放電の発生及び点弧方法並びに真空加工装置及び該装置の陰極チェンバ

Info

Publication number
JP3158158B2
JP3158158B2 JP11843593A JP11843593A JP3158158B2 JP 3158158 B2 JP3158158 B2 JP 3158158B2 JP 11843593 A JP11843593 A JP 11843593A JP 11843593 A JP11843593 A JP 11843593A JP 3158158 B2 JP3158158 B2 JP 3158158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
processing chamber
discharge
cathode
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11843593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0676773A (ja
Inventor
ラム ユールゲン
ベック オイゲン
フレイ ユーゴ
ツェーゲル アルベルト
ペテル ギュンテル
Original Assignee
ウンアクシス バルツェルス アクチェンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウンアクシス バルツェルス アクチェンゲゼルシャフト filed Critical ウンアクシス バルツェルス アクチェンゲゼルシャフト
Publication of JPH0676773A publication Critical patent/JPH0676773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3158158B2 publication Critical patent/JP3158158B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B25/00Single-crystal growth by chemical reaction of reactive gases, e.g. chemical vapour-deposition growth
    • C30B25/02Epitaxial-layer growth
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、 −請求項1に前提概念として記載した低圧放電の発生方
法、 −請求項18に前提概念として記載した低圧放電の点弧
及び操作方法、 −請求項19に前提概念として記載した加工チェンバを
有する真空加工装置、 −請求項32に前提概念として記載した低圧放電発生の
ための陰極チェンバ、及び、 −これらの利用に係わる。
【0002】
【従来の技術】種々の真空加工プロセスに低圧アーク放
電を利用することは公知である。例えば、スイス国特許
第456,294号、スイス国特許第551,497
号、スイス国特許第645,137号、またはRudolf
A.Lang(ウィースバーデン)刊「真空技術」第7166
号、161−164ページの別刷りに掲載されたF.Gayd
ouの論文「高真空域における陰極スパッタリングによる
薄膜形成法」、または「マイクロエレクトロニク2」、
オルデンブルク/ミュンヘン−ウィーン1967,18
3−192ページの別刷りに掲載されたバルツァースA
G、FL−バルツァース、F.P.Gaydouの論文「10E−
4トール(Torr) 域においてイオン・スパッタリングに
よって薄膜を形成する方法」から、真空加工チェンバ内
に低圧アーク放電を発生させるために隔板手段を介して
真空加工チェンバに熱電子陰極を内蔵する陰極チェンバ
を結合することは公知である。低圧アーク放電は熱電子
陰極に対して正の点弧電位に設定された別設の点弧極を
利用することによって陰極チェンバ内に点弧させるのが
普通である。
【0003】低圧放電点弧後、陰極チェンバ内で放電は
先ず熱電子陰極と加工チェンバ側に設けた陽極との間に
維持される。その場合、加工チェンバ側に設ける陽極を
加工チェンバ内壁の少なくとも一部で形成するか、また
は加工チェンバ内に別に陽極手段を設け、いずれにして
も加工チェンバ壁から電気的に絶縁して加工チェンバと
上記陽極を互いに独立の電位に設定できるようにする。
このような陽極手段は例えば基板支持体によって形成す
ることができる。
【0004】例えばスイス国特許第551,497号か
ら公知の応用例では、隔板手段の電位を浮動化し、例え
ばスイス国特許第456,294号から公知の応用例で
は隔板手段の電位を加工チェンバ壁の電位に設定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成では、特
に加工チェンバ内壁の一部に「アーキング」と呼ばれる
火花放電が形成され、放電にさらされる部分が多ければ
多いほど、またこのような部分の電界強さが大きければ
大きいほど「アーキング」は顕著になる。このような火
花放電が放電を維持するため給電装置の負荷を増大さ
せ、例えばガス爆発、予期しない物質の飛散や蒸発など
に起因する中断や汚染のような制御不能のプロセス挙動
を発生させることはすでに明らかになっている。これに
よって、プロセスを進行させることは全く不可能にな
る。制御された極めて純度の高い加工雰囲気を必要とす
るデリケートな加工プロセスの場合、アーキングの作用
を受ける壁部分が飛散すると、許容できない汚染を招
く。
【0006】その結果、多様なプロセスに極めて有用で
あるはずの低圧アーク放電による上記加工プロセスは、
低圧アーキング放電における荷電体の運動エネルギーが
低く、同時に荷電体密度が高いため、上記汚染を許容で
きない多くの加工プロセスに利用されないようになっ
た。本発明の主な目的はこの問題を解決することにあ
る。換言すれば、加工雰囲気に関してきびしい条件が課
せられる加工プロセスにも利用できるように低圧アーク
放電、ひいては低圧大電流放電による方法を改良するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
特徴を記載したような頭書の方法によって達成される。
【0008】
【作用】アーキングの作用を最も受け易い加工チェンバ
内壁の部分を隔板手段の周囲に位置させる。本発明にお
けるシールドを設けることにより、この領域に上記火花
が発生するのを防止できる。これにより、加工雰囲気に
関してきびしい条件を守らねばならないプロセスにも上
記方法を利用できる。
【0009】火花放電に関する上記問題は公知のアプロ
ーチでは隔板手段部分の電位をフローティングにする場
合にも発生し、上記部分の電位を一定にした場合にはこ
の現象が顕著に現われる。ところが、本発明のアプロー
チにより、請求項2に記載したように上記部分の電位を
一定にすることができ、このようにすれば、陰極チェン
バ、加工チェンバ及び隔板手段周り部分の配線及び電位
設定の選択幅を広げる上で極めて有益である。
【0010】その結果として請求項3に記載したように
隔板手段の一部及び隔板手段を囲む部分を、低圧放電の
点弧極として作用させることができる。このため、低圧
放電させる際に上記部分をそれぞれ異なる電位として点
弧させる。これにより、陰極チェンバ内に点弧極を別設
し、これを電気的に絶縁した状態で陰極チェンバ壁を貫
通させる必要はなく、すでに存在する素子、即ち、上記
部分を点弧極として兼用することができる。
【0011】請求項4に記載した本発明の方法の極めて
簡単な実施態様では、受動的な電流制限素子、特に抵抗
素子、場合によってはダイオード素子によって上記部分
を一定電位に維持する。放電に際して放電電流の一部が
上記部分に電圧降下を発生させ、その結果、上記部分は
低圧放電の間、点弧電位に対して負の電位となる。な
お、ここでは「電位」という概念を場の理論に基づいて
使用しており、従って基準はない。
【0012】請求項5に記載した通り、上記受動素子を
補完して、またはこれに変わる手段として、点弧極とし
ての上記部分を電流制限電圧源によって一定電位に設定
することも可能である。特に上記部分を適切に一定電位
に固定すれば、加工チャンバ壁の電位設定に関係なくこ
の電位固定を実現できる点でも有益である。
【0013】このため、請求項6には上記部分を加工チ
ェンバの壁から電気的に絶縁することが提案されてい
る。また、上記部分は陰極チェンバ壁によって形成する
ことが好ましく、このようにすれば、隔板手段を構成
し、少なくとも1つの本来の隔板開口部を囲む部分を点
弧極として利用することができる。
【0014】加工チェンバを上記部分から絶縁した場合
には、上記部分を加工チェンバ内壁とは異なる電位に設
定することが好ましい。このようにすれば、上記部分が
点弧極として配設されていても、点弧後の主放電を隔板
手段を介して加工チェンバへ引込むことができる。請求
項10に記載した好ましい実施態様では、陰極チェンバ
と加工チェンバを異なる動作圧で作用させ、隔板手段を
両チェンバ間の圧力段を兼ねるように構成する。このよ
うに構成すれば、放電の際にガス流が隔板手段を通過し
て流動できるように特に陰極チェンバ側に高い動作圧を
発生させることができ、この成果は隔板手段の圧力段効
果に比例する。
【0015】陰極チェンバと加工チェンバを圧力の面で
最適の形に疎結合するためには、請求項11に記載した
ように陰極チェンバ側及び加工チェンバ側のいずれか一
方において、隔板手段の少なくとも1つの開口部に流動
抵抗としてブッシングを設けることにより圧力段効果を
高める。圧力に関して陰極チェンバと加工チェンバを疎
結合するには請求項12に記載した実施態様が好まし
い。
【0016】他の好ましい実施態様としては、請求項1
3に記載したように本発明のシールドが隔板手段の少な
くとも1つの開口部の周縁にまで達するようにし、この
シールドをそのまま延長することによってブッシングを
形成すれば上記圧力段効果を高めることができる。請求
項12に記載した多段ポンプ構成の場合にも上記ブッシ
ングを設ける。
【0017】隔板手段の少なくとも1つの開口部をこれ
と距離を置いて上記部分で囲むだけで、加工チェンバ内
壁における火花形成の問題を著しく改善できることが立
証された。当然のことながら第1の着眼点として提案し
た対策と最適の態様で組合わせることができる本発明の
第2の着眼点として、請求項18にその特徴を記述した
ように頭書の低圧放電を点弧させ、操作する方法を提案
する。
【0018】請求項18に記述したように構成すれば、
基本的には陰極チェンバにことさら別設の点弧極を組込
む必要はなく、点弧極として作用する陰極チェンバ内壁
の部分を受動素子によって一定電位に設定することによ
り、制御可能な電圧源を利用して点弧極に点弧電圧を印
加しなくても放電点弧後、先ず熱電子陰極と、どの位置
にあるにせよ点弧極との間に制御可能に放電を維持する
ことができる。
【0019】本発明の第1着眼点に課せられた課題を解
決する真空加工装置の実施態様は請求項19に記述した
通りであり、さらに好ましい実施態様を請求項20から
請求項31までに記述した。すでに述べたように第1の
着眼点と最適条件で組合わせることのできる第2の着眼
点として、請求項32に記載した陰極チェンバの実施態
様が好ましい。
【0020】すでに述べたように、本発明のアプローチ
により、本発明の方法及び真空加工装置をデリケートな
特殊加工プロセス、特に、請求項33に記述したように
電子密度が比較的高く、電子エネルギーが比較的小さい
状態で被加工物表面に電子刺激化学反応を生じさせるた
め静電作用及び/または電気力学的作用下で放電から加
工チェンバへ導入される単極荷電体による加工チェンバ
内での被加工物の加工や、請求項34に記述したように
加工チェンバ内での被加工物の低温処理プロセス及び/
または被加工物表面の薄膜被覆プロセス、例えばホモ−
エピタキシー、及びヘテロ−エピタキシー被覆プロセス
に利用することが可能になる。
【0021】
【実施例】添付の図面に沿って以下に本発明の実施例を
説明する。図1には第1の着眼点に基づく本発明の原理
を機能ブロック図の形で図示した。熱電子陰極3を有す
る陰極チェンバ1内で点弧極5によって低圧アーク放電
が点弧される。低圧アーク放電は点弧後、少なくとも1
つの隔板開口部9を有する隔板手段7を通って真空加工
チェンバ11へ導入される。これは熱電子陰極3に対し
て正の陽極電位に維持されている主陽極13の作用によ
って起こる。
【0022】真空加工チェンバ11内には実施されるプ
ロセスに応じて電位浮動または電位固定の状態で1個ま
たは2個以上の被加工物15が保持されている。陰極チ
ェンバ1、加工チェンバ11、電極として電気的に作用
する陰極チェンバ側及び加工チェンバ側ユニットに対す
る給気、給電及びポンプ・ユニットは図1に示されてい
ない。
【0023】本発明は、少なくとも1つの隔板開口部9
を囲み、加工チェンバに対して露出している壁部分17
に、少なくとも1つの隔板開口部9を少なくとも広い範
囲に亘って、ただしごくわずかのすき間を残して取り囲
み、加工チェンバ11と対向する部分17の壁面との間
にダークスペースを形成する間隔dを保つシールド20
を設けることにある。その際、シールド20が比較的大
きい距離を保って上記開口部9を囲むようにしてもよい
が、後述するように開口部の範囲ぎりぎりの位置まで達
するように形成してもよい。
【0024】このような態様でシールド20を設けるこ
とにより、上記壁面、即ち、加工チェンバ11内のプロ
セス空間Pに対して露出し、アーキングをまともに受け
る部分へのアーキングが大幅に阻止される。図2には本
発明の装置の第1の好ましい実施態様を略示した。図1
に関連して上述したものと同じであるから、参照番号も
同じものを使用した。
【0025】隔板手段またはその開口部9を囲む部分1
7は、この実施態様では陰極チェンバ壁の一部である。
陰極チェンバ1は絶縁支持部材22を介して加工チェン
バ11の壁に取付けられている。シールド20は陰極チ
ェンバ1に対しても加工チェンバ11に対しても電位浮
動の関係で上記部分17をこれとの間にダークスペース
を形成する間隔dを保ちながら囲み、開口部9の領域ぎ
りぎりにまで達している。
【0026】熱電子陰極3は電源24から線条電流IH
を供給され、電圧源26及びユニット28を介して陰極
チェンバ壁の少なくとも一部、好ましくは陰極チェンバ
自体と接続している。ユニット28は限流手段として作
用し、これを流れる電流iに応じて電圧降下uを引き起
こす。これは破線で示すように電流制御電圧源によって
実現できるが、受動素子、特に抵抗素子30によって実
現するのが好ましい。
【0027】電圧源26の負極は切換えスイッチ32に
よって略示するように大地電位などのような基準電位に
設定するか、または無電位とすればよい。陰極チェンバ
1から電気的に絶縁されているから、加工チェンバ11
も切換えスイッチ34によって略示するように大地電位
に設定するか、基準電位に設定するか、あるいは場合に
よっては電位浮動の状態にしてもよい。プロセス空間P
内で行われるプロセスの内容によっては、加工チェンバ
内壁36または少なくともその一部を熱電子陰極3に対
して陽極として作用させることにより、主として上記陰
極3と上記内壁部分の間で放電を形成する。
【0028】さもなければ、破線で示すように電圧源1
4によって熱電子陰極3に対して陽極、即ち、正の状態
に設定される陽極38を別設する。この場合、加工チェ
ンバ壁の電位はプロセスの内容に合わせて自由に設定さ
れる。陽極として作用させる部分はチェンバ11のどの
部分でもよく、被加工物支持部材を陽極として作用させ
ることも可能である。
【0029】陰極チェンバ1及び/または加工チェンバ
11へはガス供給管40を介して低圧放電用イオン化ガ
スが供給され、場合によっては陰極チェンバ1及び/ま
たは加工チェンバ11に反応ガスも供給され、前記反応
ガス、好ましくは加工チェンバ11の反応ガスはグロー
放電における公知の態様で、気化または飛散してプロセ
スに関与する材料粒子と反応性エッチングまたはコーテ
ィングプロセスの枠内で反応する。
【0030】刺戟効果またはイオン化効果を一段と高め
るためには、参照番号35で略示したように、ガス供給
管40の電位をチェンバ壁の電位と切離し、地電位また
は他の電位に設定するか、あるいは無電位にすればよ
い。ポンプ・ユニット42により加工チェンバ11を真
空化する。少なくとも1つの隔板開口部9を有する隔板
手段は陰極チェンバ1内の圧力と加工チェンバ11内の
圧力との間の圧力段としても作用する。圧力減結合効果
が達成されれば、両チェンバを相互の内部圧力に影響さ
れないように作用させることができる。その結果、反応
ガスが陰極3において反応し、その耐用寿命を急激に短
縮する陰極チェンバ1内の反応ガスに比較して加工チェ
ンバ11内の反応ガスの部分圧をはるかに高いレベルに
維持することができる。逆に、加工チェンバ11内の例
えばArのようなバックグラウンド・ガスの部分圧を、
放電発生にこのガスを必要とする陰極チェンバ1内より
もはるかに低いレベルに維持することもできる。
【0031】図2から明らかなように、シールド20は
隔板開口部9の領域にぎりぎりの位置にまで達し、陰極
チェンバ壁の一部とクリアランスを形成する。同時に、
開口部9aが別の絞りを形成する。このように構成すれ
ば、参照番号42aで示すように、上記クリアランスへ
のポンプアウトによって多段ポンプ効果を実現し、圧力
減結合効果をさらに高めることができる。
【0032】図10には図2の装置における隔板手段の
他の実施態様を断面的に示した。ここでは隔板手段その
ものが二重構造であり、これによって形成されるクリア
ランス10において多段ポンプ効果が達成される。図1
0に示す実施態様において隔板開口部9a,9bにそれ
ぞれ設けたブッシングについては図4との関連で後述す
る。
【0033】図2に示す実施態様では、陰極チェンバが
詳しくは後述するように本発明の独自の態様に構成され
ている。これは本発明の第1の着眼点、即ち、アーキン
グ防止を実現するためであり、シールド20を設けても
設けなくてもよいが、シールドを併用するのが好まし
い。このように構成した陰極チェンバ1ではその内壁の
少なくとも一部が点弧極として利用され、この点弧極は
図2に示す態様であることが好ましい。
【0034】この構成によって実現される点弧作用につ
いて図5を参照して説明する。図5において時間軸tと
対比させてそれぞれの性質別に下記要素が記入されてい
る。 φB ;図2に示す電源26の負電位、 φA ;加工チェンバ側に設けた放電電極、即ち、図2に
おける38または加工チェンバ内壁36の少なくとも一
部の電位、 φZ ;点弧極として利用される陰極チェンバ内壁の少な
くとも一部の電位、 φK ;図5において基準電位として利用される電源26
の負極に対応する熱電子陰極3の電位 低圧放電点弧のため、先ず熱電子陰極3を線条電流IH
によって加熱し、電子を放出させる。例えばアルゴンの
ような少なくとも1種類のイオン化ガスを導入管40か
ら加工チェンバ11を介してまたは直接的に陰極チェン
バ1へ導入する。
【0035】図2に示す実施例では、陰極チェンバ1の
壁全体を熱電子陰極3に対して正電位に設定することに
より、放電点弧の前に熱電子陰極3と陰極チェンバ1の
壁との間に図5に示すような点弧電圧UZ を発生させ
る。前記壁と陰極の間の間隔設定の結果電界が発生し、
これによって放電点弧が起こり、同時に電子流とは反対
方向に(電気的対流関係に)放電電流の一部に相当する
電流iがユニット28を、特にその好ましい実施態様で
は抵抗素子30を流れる。
【0036】陰極チェンバ1の壁の電位φZ が低下し、
図5に示すように放電中、陰極チェンバ1の壁と陰極3
の間の電圧UB が極めて低いレベルになる。従って、放
電の際にチェンバ1の壁が陽極として作用する程度は極
めて低い。一次放電は開口部9を有する隔板手段を挟ん
で陰極3と加工チェンバ側陽極との間に維持される。
【0037】この簡単なアプローチを実現するために
は、加工チェンバ壁が陽極として利用される場合、陰極
チェンバ壁の少なくとも点弧極として利用される部分を
加工チェンバ壁から遮断しなければならない。簡単な態
様として陰極チェンバの壁全体を、従って、部分17を
も点弧極として利用すると、前記部分17は点弧後も図
5に示すように負のままであるから、この簡単なアプロ
ーチをアーキングを心配せずにデリケートなプロセスに
応用するにはこれも本発明の重要な構成要件であるシー
ルド20の設置が必須条件となる。
【0038】図3には、本発明の第1の着眼点に関連し
て少なくとも1つの開口部9を有する隔板手段を加工チ
ェンバ11の壁によって形成することもできることを示
した。図4(a)〜(e)には図2の断面図における隔
板手段を中心とした部分の好ましい実施態様を示した。
【0039】図4(a)では図2の構成におけるシール
ド20が隔板の少なくとも1つの開口部9まで達しては
おらず、隔板開口部9から距離を保った位置で部分17
を囲んでいる。このように構成するだけでもアーキング
は著しく軽減され、特に、加工チェンバを陽極として利
用する場合、陰極チェンバを加工チェンバ壁とは異なる
電位にすることで好ましい成果が得られる。
【0040】すでに述べたように、隔板手段によって陰
極チェンバと加工チェンバの間に圧力段が実現されるこ
とは極めて有益である。この効果は図4(b)〜(d)
に示すように少なくとも1つの隔板開口部9の陰極チェ
ンバ側及び加工チェンバ側に図4(b)に示すようにそ
れぞれブッシング44K , 44B を設けるか、図4
(c)に示すように陰極チェンバ側だけにブッシング4
K を設けるか、図4(d)に示すように加工チェンバ
側だけにブッシング44B を設けることによって強める
ことができる。
【0041】図4(b)〜(d)中、破線で示したのは
本発明のシールド20である。図4(e)ではブッシン
グ44B1がシールド20によって形成され、従って電位
浮動であり、この実施態様では略示するように必要に応
じて補助的な絶縁支持部材46を設ける。本発明の方法
は低圧大電流ガス放電を利用し、本発明の真空加工装置
はこれを発生させる。本発明の方法は加工チェンバ内で
表面研磨を行うような用途に特に好適である。この場
合、被加工物の表面を浄化するか、あるいは図2に示す
真空チェンバ11の内壁を浄化することができる。例え
ば、酸化物、炭素、炭素化合物から成る汚染物を除去す
るには、水素ガスを反応ガスとして使用する反応性研磨
プロセスによって極めてすぐれた成果を得られることが
立証された。従って、本発明の方法または装置を利用す
る場合には図2に示す装置の加工チェンバ11に水素ガ
スが導入され、低圧アーク放電によって活性化される。
このような研磨方法を利用すれば、表面浄化に続いてこ
の研磨された面に高純度の接着層を沈積させることがで
きる。研磨速度は高く、このことは本発明の方法が高い
経済性を有することを意味する。
【0042】低圧放電の電流は高レベルであるから、集
束の程度によっては電子ビームが容器壁に入射して例え
ば400℃まで局部加熱することがあり、場合によって
は許容できない。容器内壁を浄化するような場合にはこ
の内壁に電子ビームが入射することはないが、基板表面
を浄化する場合にはこれに入射する。従って、上記温度
負荷を許容できないケースが少なくないことは明らかで
ある。プロセスの時間にもよるが、基板の温度は多くの
場合110℃を超えてはならない。しかも基板温度が数
分間でこのレベルに達することは珍らしくない。また、
電子ビームは装置の残留磁界、環境及び地磁界によって
偏向させられる。その結果、装置の空間的な配向に応じ
てビームの軌道が、従ってビームの入射範囲が変動する
ことになる。
【0043】さらにまた、基板の表面処理に際しては、
特に低圧アーク放電のプラズマが比較的強く集束してい
る場合、加工効果、例えば研磨速度にバラツキが現わ
れ、被加工物の1つの表面ゾーンが他の表面ゾーンより
も深く研磨される結果となり、しかもこれを制御するこ
とは比較的困難である。40ボルトの低電圧で90アン
ペアというような高い放電電流によってひきおこされる
上記の問題は、加工チェンバ内に経時的に一定もしくは
経時的に可変の磁界を発生させることですべて解決され
る。容器壁または基板の浄化プロセスにおいて局部的に
強く加熱されるのを防ぐため、低圧放電プラズマの電子
を磁界によって偏向させる。即ち、磁界を利用して浄化
すべきゾーンを絶えず変動させるか、または電子ビーム
の位置を変化させる。これによって浄化面全体の温度が
平衡する。
【0044】装置を定位置に据付けた後の電子軌道に対
する地磁気及び残留磁界の影響は加工チェンバの補償磁
界を利用して補償する。加工すべき基板、特に例えば浄
化のためのエッチングを施すべき基板上に現われる低圧
放電の不均一な作用分布も軌道修正磁界を設けることで
少なくとも部分的に克服され、上記磁界によって電子ビ
ームの集束をゆるめることもできる。図2の装置に磁界
偏向を利用した場合と利用しなかった場合に現われるエ
ッチング処理の相違を図8及び9にグラフで示した。グ
ラフから明らかなように、エッチング分布プロフィルは
磁気的に制御することができる。
【0045】磁界を設けることによってプラズマ密度が
高くなる。このようなプラズマ密度の増大はエッチング
すべき基板ゾーンに現われるから、局部的なプラズマ密
度の増大によってエッチング速度も高められる。このこ
とは入射する粒子の運動エネルギーを増大させることな
く達成される。こうしてエッチング速度が高められるこ
とで加工時間が短縮され、従って、基板の温度負荷が軽
減される。
【0046】図6には図2の加工チェンバ11を略示す
ると共に電子軌道eを略示した。磁界Bを設けることに
より軌道eが破線で示すように偏向させられる。磁界B
は永久磁石によって発生させるか、または1対あるいは
4極という意味で2対の電磁石を加工チェンバ壁に設け
ることによって発生させ、電子軌道及び電子ビームを最
適化する。
【0047】図2の装置の簡略化した縦断面図である図
7から明らかなように、熱電子陰極3と一直線上に位置
しないようにして加工チェンバ11内に被加工物支持部
材50を設ける。このように配置すれば、陰極と被加工
物の有害な相互作用が防止されるから極めて有益であ
る。電子軌道eは隔板開口部9を通過したのち磁界Bに
よって被加工物支持部材50または被加工物にむかって
偏向させられる。
【0048】従って、磁界を設けることにより、低圧放
電プラズマにおける電子ビームのコース及び/または広
がりを随意に設定することができる。図2の装置では抵
抗素子30の抵抗値を22オームとしたが、これによっ
て総放電電流は10〜20アンペア、陰極/陽極間電圧
は25ボルトとなり、前記抵抗を1アンペアの電流が流
れるという結果になった。また、上記磁界による目ざま
しい効果、即ち電子軌道に対するすぐれた制御性は使用
する低圧放電の性質上電子の運動エネルギーが小さいか
らこそ可能であることに留意されたい。
【0049】本発明の装置及び方法は特にその第1着眼
点において、例えばプロセスガス部分圧が10-9ミリバ
ール以下でなければならない半導体製造のような極めて
困難な用途への低圧放電利用を可能にする。しかも本発
明のアプローチは10-1以上という極めて高い総プロセ
ス圧力においてすでに上記のアーキングよりもはるかに
有利である。
【0050】本発明の方法を高真空または超高真空を必
要とする用途に利用する場合には、当然のことながら図
2に含まれる各部の絶縁及び密封連結をそれぞれの真空
技術分野で採用されている態様で実施することになる。
関与するプロセスガス及び反応ガスの部分圧が極度に低
い加工プロセスにおいては、図4(b)〜図4(e)ま
たは図10に示したように隔板手段を構成することによ
り圧力段を形成するのが極めて有効であるとの実証を得
た。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
電圧放電を、例えば静電作用下で放電から加工チェンバ
へ導入した単極荷電体で被加工物を加工したり、比較的
高い電子密度及び比較的小さい電子エネルギーで被加工
物の表面に電子刺激化学反応を起こさせたりするような
極めて困難なプロセスに応用することができ、特に低温
加工プロセスや被加工物表面の薄膜被覆プロセス、例え
ばホモ−、及びヘテロ−エピタキシー被覆プロセスにも
応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空加工装置及び本発明に係る方法の
原理を示すブロック図である。
【図2】本発明の陰極チェンバを含む真空加工装置の好
ましい実施例を示すと共に、本発明に係る方法を説明す
るための概略図である。
【図3】他の実施態様における、図2の陰極チェンバか
ら加工チェンバへの過渡部を略示する部分断面図であ
る。
【図4】さらに他の実施態様における、図2の陰極チェ
ンバから加工チェンバへの過渡部を示す部分断面図であ
る。
【図5】本発明に係る点弧方法を説明するため、図2に
示した装置の陰極チェンバにおける電位の動向を性質別
にそれぞれ時間軸tと対比させて示したグラフである。
【図6】加工チェンバにおけるプラズマの広がり及び特
に電子軌道の影響を制御するための磁界発生源を備えた
本発明の真空加工装置を略示する図である。
【図7】被加工物支持部材を熱電子陰極と整列しない位
置に設け、放電の電子を磁界による制御によって被加工
物支持部材及び被加工物の方へ偏向させるようにした図
2の装置と同様の装置を示す概略図である。
【図8】本発明に係る方法及び装置によってエッチング
処理されたウエハの半径と対比させて磁界偏向を利用し
なかった場合のエッチング分布を示すグラフである。
【図9】磁界偏向を利用した場合を示す図8と同様のグ
ラフである。
【図10】隔板手段に2つの圧力段を形成し、両圧力段
の間に多段ポンプ効果が得られるようにした図2の装置
からの簡略な部分断面図である。
【符号の説明】
1…陰極チェンバ 3…熱電子陰極 9…隔板開口部 11…真空加工チェンバ 20…(電荷浮動用)シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユーゴ フレイ スイス国,9470 ベルデンベルク,アン ゼルベク 8 (72)発明者 アルベルト ツェーゲル リヒテンシュタイン国,エフエル−9494 シャーン,バルトレデュラ 799 (72)発明者 ギュンテル ペテル スイス国,8889 プロンズ,リンデンベ ク 7 (56)参考文献 特開 平3−233835(JP,A) 特開 昭62−278736(JP,A) 特開 平4−43543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 37/06 H01J 37/08 H01J 37/30 H01J 37/32

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極チェンバ(1)内に設けた少なくと
    も1つの熱電子陰極(3)と隔板手段(7,9)を介し
    て陰極チェンバ(1)と連通する真空加工チェンバ(1
    1)内に設けた陽極(38,36)との間に低圧放電を
    発生させる方法において、 隔板手段(7,9)の周りに位置して加工チェンバ(1
    1)の内部空間と境を接する部分(17)におけるスパ
    ーク発生を、前記部分(17)と間隔を保ってダークス
    ペースを形成するシールド(20)を浮動電位に保持す
    ることによって少なくとも実質的に防止することを特徴
    とする低圧放電の発生方法。
  2. 【請求項2】 隔板手段(7,9)の周りに位置して前
    記内部空間と境を接する前記部分(17)を一定電位
    (φB , u)で作用させることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記部分を低電圧放電のための点弧極と
    して第1の電位(φB )で作動させ、その後、前記低電
    圧放電の動作中において、異なる電位(φB-u )で作動
    させることを特徴とする請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの受動素子、好ましくは
    抵抗素子(30)から成り、流動する電流(i)に応じ
    た電圧を発生させる手段(28)を介して前記部分(1
    7)を一定電圧(φB ) に維持し、低圧放電に際して前
    記部分(17)の電圧を点弧電位(φB )から陰極電位
    (φK )に向かって変化させるように放電電流の一部が
    電圧降下(u)を発生させることを特徴とする請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 抵抗素子を介して前記部分(17)を一
    定電位(φB )に維持することを特徴とする請求項3に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記部分(17)を加工チェンバ(1
    1)の壁から電気的に絶縁(22)することを特徴とす
    る請求項1から請求項5までのいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記部分(17)を陰極チェンバ壁
    (1)によって形成することを特徴とする請求項1から
    請求項6までのいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記部分(17)を加工チェンバ壁(1
    1)の電位とは異なる電位で作用させることを特徴とす
    る請求項1から請求項7までのいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 加工チェンバ壁(11)またはその一部
    によって熱電子陰極に対する放電陽極を形成するか、ま
    たは加工チェンバ内に加工チェンバ壁とは独立に電位を
    設定できる例えば電極、基板支持体などで形成した陽極
    (38)を設けることを特徴とする請求項1から請求項
    6までのいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 陰極チェンバと加工チェンバを異なる
    動作圧で作用させると同時に隔板手段(7,9)を圧力
    段として利用することを特徴とする請求項1から請求項
    9までのいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 隔板手段(7,9)にその圧力段作用
    を高めるため陰極チェンバ側及び加工チェンバ側の少な
    くとも一方にブッシング(44)を設けることを特徴と
    する請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 それぞれが圧力段を形成する少なくと
    も2つの隔板手段を間隔を置いて設け、両隔板手段間で
    多段ポンプの形で吸引効果を得ることを特徴とする請求
    項10または11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 シールド(20)を隔板手段(7)の
    少なくとも1つの開口部(9)周りにまで達するように
    形成することを特徴とする請求項1から請求項12まで
    のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 加工チェンバ内に固定的または経時可
    変的に磁界を形成することによって低圧放電の空間分布
    を制御することを特徴とする請求項1から請求項13ま
    でのいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 場所に応じて変動する地磁気が低圧放
    電電子の軌道に与える影響を前記磁界によって補償する
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 低圧放電を利用して加工される表面ゾ
    ーンに沿った低圧放電の作用配分及びプラズマ密度を前
    記磁界によって制御することを特徴とする請求項14ま
    たは15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 低圧放電を利用して加工される表面ゾ
    ーンに沿った低圧放電の作用配分及びプラズマ密度を経
    時的かつ位置的に前記磁界を変動させることによって制
    御することを特徴とする請求項14から請求項16まで
    のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 加工チェンバ(11)と、隔板手段
    (7,9)を介して前記加工チェンバ(11)と結合
    し、低圧放電を発生させるための少なくとも1つの熱電
    子陰極(3)を含む陰極チェンバ(1)とを有する真空
    加工装置において、 隔板手段(7,9,17)を囲み、且つ間隔を保ってダ
    ークスペースを形成するようにして加工チェンバ側に加
    工チェンバ内部空間と対向する浮動電位に設定されたシ
    ールド(20)を設け、 前記シールド(20)によって前記内部空間から遮断さ
    れている前記壁部分(17)の少なくとも一部を一定電
    位(φ B )に維持し、 前記隔板手段の一部を構成する前記陰極チェンバの壁部
    分(17)電流制限素子、特に抵抗素子(30)を
    して熱電子陰極(3)の電位(φK )に対して正の一定
    電位(φB に維持したことを特徴とする真空加工装
    置。
  19. 【請求項19】 放電電流が流れていない状態で、前記
    壁部分(17)における電位(φB )が熱電子陰極
    (3)における電位(φK )との間に点弧電圧(UZ
    を決定することを特徴とする請求項18に記載の真空加
    工装置。
  20. 【請求項20】 前記隔板手段の一部を構成する前記陰
    極チェンバの壁部分(17)の少なくとも一部を加工チ
    ェンバの内部と対向する残りの壁部分(11)から電気
    的に絶縁したことを特徴とする請求項18または請求項
    19に記載の真空加工装置。
  21. 【請求項21】 前記隔板手段の一部を構成する前記陰
    極チェンバの壁部分(17)を加工チェンバ壁(11)
    の電位にしたことを特徴とする請求項18から請求項
    までのいずれかに記載の真空加工装置。
  22. 【請求項22】 加工チェンバ(11)内に、その壁ま
    たは壁の一部、または加工チェンバ内の他の部分によっ
    て放電のための陽極を形成したことを特徴とする請求項
    18から請求項21までのいずれかに記載の真空加工装
    置。
  23. 【請求項23】 シールド(20)によって遮断される
    壁部分を陰極チェンバ(1)の壁の一部によって形成し
    たことを特徴とする請求項18から請求項22までのい
    ずれかに記載の真空加工装置。
  24. 【請求項24】 シールド(20)が隔板手段(7,
    9)の少なくとも1つの開口部(9)にまで達している
    ことを特徴とする請求項18から請求項23までのいず
    れかに記載の真空加工装置。
  25. 【請求項25】 隔板手段(7,9)を圧力段として構
    成し、好ましくは少なくとも1つの隔板開口部(9)を
    ブッシング(44)によって陰極チェンバ側及び加工チ
    ェンバ側の少なくとも一方へ延長したことを特徴とする
    請求項18から請求項24までのいずれかに記載の真空
    加工装置。
  26. 【請求項26】 放電方向に互いに間隔を保つ少なくと
    も2つの圧力段として形成された隔板手段を設け、好ま
    しくは両隔板手段間にポンプ継手を設けたことを特徴と
    する請求項18から請求項25までのいずれかに記載の
    真空加工装置。
  27. 【請求項27】 少なくとも陰極チェンバ(1)へ、例
    えばアルゴンのようなイオン化ガスのための少なくとも
    1つの導入管(40)を開口させ、場合によっては反応
    ガスのための導入管をも開口させることを特徴とする請
    求項18から請求項26までのいずれかに記載の真空加
    工装置。
  28. 【請求項28】 少なくとも加工チェンバにポンプ装置
    を接続したことを特徴とする請求項18から請求項27
    までのいずれかに記載の真空加工装置。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至17の何れか1項に記載
    の低圧放電の発生方法を用いて、静電作用及び/または
    電気力学的作用下で放電から加工チェンバへ導入される
    単極荷電体によって加工チェンバ内で被加工物を加工
    し、例えば電子密度が比較的高く、電子エネルギーが比
    較的小さい状態で被加工物の表面に電子刺激化学反応を
    起こさせる加工方法。
  30. 【請求項30】 請求項18乃至28の何れか1項に記
    載の真空加工装置を用いて、静電作用及び/または電気
    力学的作用下で放電から加工チェンバへ導入される単極
    荷電体によって加工チェンバ内で被加工物を加工し、例
    えば電子密度が比較的高く、電子エネルギーが比較的小
    さい状態で被加工物の表面に電子刺激化学反応を起こさ
    せる加工方法。
  31. 【請求項31】 請求項1乃至17の何れか1項に記載
    の低圧放電の発生方法を用いて、加工チェンバ内での被
    加工物の低温処理プロセス及び/または被加工物表面の
    薄膜被覆プロセス、例えばホモ−及びヘテロ−エピタキ
    シー被覆プロセスを行う、加工方法。
  32. 【請求項32】 請求項18乃至28の何れか1項に記
    載の真空加工装置を用いて、加工チェンバ内での被加工
    物の低温処理プロセス及び/または被加工物表面の薄膜
    被覆プロセス、例えばホモ−及びヘテロ−エピタキシー
    被覆プロセスを行う、加工方法。
  33. 【請求項33】 請求項1乃至17の何れか1項に記載
    の低圧放電の発生方法を用いて、加工チェンバ内で被加
    工物表面または加工チェンバ壁またはその一部をスパッ
    タリングまたはスクレーピング処理する、加工方法。
  34. 【請求項34】 請求項18乃至28の何れか1項に記
    載の真空加工装置を用いて、加工チェンバ内で被加工物
    表面または加工チェンバ壁またはその一部をスパッタリ
    ングまたはスクレーピング処理する、加工方法。
  35. 【請求項35】 前記スクレーピング処理にあたって、
    水素ガスを前記加工チェンバ内に導入し、放電によって
    活性化させることを特徴とする請求項33に記載の加工
    方法。
  36. 【請求項36】 前記スクレーピング処理にあたって、
    水素ガスを前記加工チェンバ内に導入し、放電によって
    活性化させることを特徴とする請求項34に記載の加工
    方法。
  37. 【請求項37】 陰極チェンバ(1)内に設けた少なく
    とも1つの熱電子陰極(3)と隔板手段(7,9)を介
    して陰極チェンバ(1)と連通する真空加工チェンバ
    (11)内に設けた陽極(38,36)との間に低圧放
    電を発生させる装置において、 隔板手段(7,9)の周りに位置して加工チェンバ(1
    1)の内部空間と境を接する部分(17)におけるスパ
    ーク発生を少なくとも実質的に防止するために、シール
    ド(20)を浮動電位であってかつ前記部分(17)に
    対してダークスペース距離に取り付けたことを特徴とす
    る特徴とする低圧放電発生装置。
JP11843593A 1992-05-26 1993-05-20 低圧放電の発生及び点弧方法並びに真空加工装置及び該装置の陰極チェンバ Expired - Fee Related JP3158158B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH01696/92A CH687111A5 (de) 1992-05-26 1992-05-26 Verfahren zum Erzeugen einer Niederspannungsentladung, Vakuumbehandlungsanlage hierfuer sowie Anwendung des Verfahrens.
CH01696/92-1 1992-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0676773A JPH0676773A (ja) 1994-03-18
JP3158158B2 true JP3158158B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=4216464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11843593A Expired - Fee Related JP3158158B2 (ja) 1992-05-26 1993-05-20 低圧放電の発生及び点弧方法並びに真空加工装置及び該装置の陰極チェンバ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5384018A (ja)
JP (1) JP3158158B2 (ja)
KR (1) KR100299158B1 (ja)
CH (1) CH687111A5 (ja)
DE (2) DE4345602B4 (ja)
FR (1) FR2691834B1 (ja)
GB (1) GB2267387B (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5662770A (en) 1993-04-16 1997-09-02 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for improving etch uniformity in remote source plasma reactors with powered wafer chucks
DE4437269C1 (de) * 1994-10-18 1996-02-22 Balzers Hochvakuum Verfahren zum Reinigen einer Werkstückoberfläche und seine Verwendung
CH692446A5 (de) 1996-04-15 2002-06-28 Esec Sa Verfahren zur Herstellung von Werkstücken und von Teilen hierfür
DE19705884A1 (de) * 1997-02-15 1998-08-20 Leybold Ag Plasma-Zündvorrichtung
JP2868120B2 (ja) * 1997-06-11 1999-03-10 川崎重工業株式会社 電子ビーム励起プラズマ発生装置
JP4906169B2 (ja) * 1997-06-13 2012-03-28 エリコン・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト,トリュープバッハ 被覆工作物を製造するための方法、その方法の利用およびそのための装置
DE19725930C2 (de) * 1997-06-16 2002-07-18 Eberhard Moll Gmbh Dr Verfahren und Anlage zum Behandeln von Substraten mittels Ionen aus einer Niedervoltbogenentladung
US6368678B1 (en) * 1998-05-13 2002-04-09 Terry Bluck Plasma processing system and method
TW455912B (en) 1999-01-22 2001-09-21 Sony Corp Method and apparatus for film deposition
US6605175B1 (en) 1999-02-19 2003-08-12 Unaxis Balzers Aktiengesellschaft Process for manufacturing component parts, use of same, with air bearing supported workpieces and vacuum processing chamber
US6426125B1 (en) * 1999-03-17 2002-07-30 General Electric Company Multilayer article and method of making by ARC plasma deposition
US6365016B1 (en) * 1999-03-17 2002-04-02 General Electric Company Method and apparatus for arc plasma deposition with evaporation of reagents
TW512181B (en) * 2000-02-03 2002-12-01 Cosmos Vacuum Technology Corp A process for covering a film on the surface of the micro cutting router by coating super micro atomized multi-elements
DE10058768C2 (de) * 2000-11-27 2003-08-21 Singulus Technologies Ag Verfahren zum Zünden eines Plasmas
US7033679B2 (en) * 2001-01-25 2006-04-25 Kyocera Optec Co., Ltd. Metal film and metal film-coated member, metal oxide film and metal oxide film-coated member, thin film forming apparatus and thin film forming method for producing metal film and metal oxide film
US20020160620A1 (en) * 2001-02-26 2002-10-31 Rudolf Wagner Method for producing coated workpieces, uses and installation for the method
DE10224991A1 (de) * 2002-06-05 2004-01-08 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und Einrichtung zur Reduzierung der Zündspannung von Plasmen
US6902774B2 (en) 2002-07-25 2005-06-07 Inficon Gmbh Method of manufacturing a device
JP2004119430A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Tadatomo Suga 接合装置および方法
ATE546824T1 (de) * 2004-06-08 2012-03-15 Dichroic Cell S R L System zur plasmaunterstützten chemischen aufdampfung bei niedrigen energien
EP2039799A4 (en) * 2006-04-18 2015-09-30 Ulvac Inc FILM FORMING APPARATUS AND METHOD FOR MANUFACTURING BARRIER FILM
US20080029197A1 (en) * 2006-07-04 2008-02-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Surface treating apparatus using atomic hydrogen
DE102011112759A1 (de) * 2011-09-08 2013-03-14 Oerlikon Trading Ag, Trübbach Plasmaquelle
DE102012024340A1 (de) * 2012-12-13 2014-06-18 Oerlikon Trading Ag, Trübbach Plasmaquelle
GB201420935D0 (en) 2014-11-25 2015-01-07 Spts Technologies Ltd Plasma etching apparatus

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL130959C (ja) * 1965-12-17
CH551497A (de) * 1971-10-06 1974-07-15 Balzers Patent Beteilig Ag Anordnung zur zerstaeubung von stoffen mittels einer elektrischen niederspannungsentladung.
DE2241229C2 (de) * 1972-08-22 1983-01-20 Leybold-Heraeus GmbH, 5000 Köln Vorrichtung zum Ätzen von Substraten durch eine Glimmentladung
GB1454196A (en) * 1974-07-04 1976-10-27 Sokolov B G Electron beam apparatus
GB1550853A (en) * 1975-10-06 1979-08-22 Hitachi Ltd Apparatus and process for plasma treatment
CH631743A5 (de) * 1977-06-01 1982-08-31 Balzers Hochvakuum Verfahren zum aufdampfen von material in einer vakuumaufdampfanlage.
CH640886A5 (de) * 1979-08-02 1984-01-31 Balzers Hochvakuum Verfahren zum aufbringen harter verschleissfester ueberzuege auf unterlagen.
CH645137A5 (de) * 1981-03-13 1984-09-14 Balzers Hochvakuum Verfahren und vorrichtung zum verdampfen von material unter vakuum.
GB2101638B (en) * 1981-07-16 1985-07-24 Ampex Moveable cathodes/targets for high rate sputtering system
US4362611A (en) * 1981-07-27 1982-12-07 International Business Machines Corporation Quadrupole R.F. sputtering system having an anode/cathode shield and a floating target shield
CH658545A5 (de) * 1982-09-10 1986-11-14 Balzers Hochvakuum Verfahren zum gleichmaessigen erwaermen von heizgut in einem vakuumrezipienten.
US5096558A (en) * 1984-04-12 1992-03-17 Plasco Dr. Ehrich Plasma - Coating Gmbh Method and apparatus for evaporating material in vacuum
CH664768A5 (de) * 1985-06-20 1988-03-31 Balzers Hochvakuum Verfahren zur beschichtung von substraten in einer vakuumkammer.
DE3614398A1 (de) * 1985-07-01 1987-01-08 Balzers Hochvakuum Anordnung zum behandeln von werkstuecken mit einer evakuierbaren kammer
DE3615361C2 (de) * 1986-05-06 1994-09-01 Santos Pereira Ribeiro Car Dos Vorrichtung zur Oberflächenbehandlung von Werkstücken
ES2022946T5 (es) * 1987-08-26 1996-04-16 Balzers Hochvakuum Procedimiento para la aportacion de capas sobre sustratos.
GB2230644B (en) * 1989-02-16 1994-03-23 Tokyo Electron Ltd Electron beam excitation ion source
CH680369A5 (ja) * 1989-11-22 1992-08-14 Balzers Hochvakuum
DE4020158C2 (de) * 1990-06-25 1998-10-08 Leybold Ag Vorrichtung zum Beschichten von Substraten
DE4029268C2 (de) * 1990-09-14 1995-07-06 Balzers Hochvakuum Verfahren zur gleichspannungs-bogenentladungs-unterstützten, reaktiven Behandlung von Gut und Vakuumbehandlungsanlage zur Durchführung
DE4035131C2 (de) * 1990-11-05 1995-09-21 Balzers Hochvakuum Verfahren und Vorrichtung zum gleichmäßigen Erwärmen von Heizgut, insbes. von zu beschichtenden Substraten, in einer Vakuumkammer
US5250779A (en) * 1990-11-05 1993-10-05 Balzers Aktiengesellschaft Method and apparatus for heating-up a substrate by means of a low voltage arc discharge and variable magnetic field
DE4109619C1 (ja) * 1991-03-23 1992-08-06 Leybold Ag, 6450 Hanau, De
DE4210284A1 (de) * 1992-03-28 1993-09-30 Leybold Ag Vorrichtung zum Erzeugen eines Plasmas mittels Kathodenzerstäubung und Mikrowelleneinstrahlung
DE202004006140U1 (de) * 2004-04-15 2004-06-09 Tilo Gmbh Paneele für Zweischichtparkett

Also Published As

Publication number Publication date
FR2691834B1 (fr) 1995-12-08
KR930024049A (ko) 1993-12-21
KR100299158B1 (ko) 2001-10-22
CH687111A5 (de) 1996-09-13
DE4310941A1 (de) 1993-12-02
GB2267387B (en) 1996-08-21
DE4310941B4 (de) 2005-12-01
GB9310269D0 (en) 1993-06-30
JPH0676773A (ja) 1994-03-18
DE4345602B4 (de) 2010-11-25
GB2267387A (en) 1993-12-01
FR2691834A1 (fr) 1993-12-03
US5384018A (en) 1995-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3158158B2 (ja) 低圧放電の発生及び点弧方法並びに真空加工装置及び該装置の陰極チェンバ
US6214183B1 (en) Combined ion-source and target-sputtering magnetron and a method for sputtering conductive and nonconductive materials
US6137231A (en) Constricted glow discharge plasma source
US6849854B2 (en) Ion source
US4782235A (en) Source of ions with at least two ionization chambers, in particular for forming chemically reactive ion beams
US5646476A (en) Channel ion source
US6153067A (en) Method for combined treatment of an object with an ion beam and a magnetron plasma with a combined magnetron-plasma and ion-beam source
US5908602A (en) Apparatus for generation of a linear arc discharge for plasma processing
JP4838736B2 (ja) プラズマ処理装置
US6812648B2 (en) Method of cleaning ion source, and corresponding apparatus/system
Oks et al. Development of plasma cathode electron guns
US4810347A (en) Penning type cathode for sputter coating
JPH0510422B2 (ja)
US3408283A (en) High current duoplasmatron having an apertured anode positioned in the low pressure region
JP2009231294A (ja) ホール電流イオンソース装置及び材料処理方法
US6246059B1 (en) Ion-beam source with virtual anode
US4737688A (en) Wide area source of multiply ionized atomic or molecular species
JPH0851101A (ja) プラズマ処理システムにおけるアークの抑制
US6734434B1 (en) Ion source
US20040217713A1 (en) Magnetron plasma source
RU2167466C1 (ru) Плазменный источник ионов и способ его работы
RU2082255C1 (ru) Способ получения пучка ионов и устройство для его осуществления
JP2620474B2 (ja) イオンプレーティング装置
AU749256B2 (en) Ion source
JPH06349430A (ja) イオン源

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees