JPH0851101A - プラズマ処理システムにおけるアークの抑制 - Google Patents

プラズマ処理システムにおけるアークの抑制

Info

Publication number
JPH0851101A
JPH0851101A JP7012751A JP1275195A JPH0851101A JP H0851101 A JPH0851101 A JP H0851101A JP 7012751 A JP7012751 A JP 7012751A JP 1275195 A JP1275195 A JP 1275195A JP H0851101 A JPH0851101 A JP H0851101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
etching system
insulating
plasma
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7012751A
Other languages
English (en)
Inventor
Gerald Zheyao Yin
ツェヤオ イン ジェラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JPH0851101A publication Critical patent/JPH0851101A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32623Mechanical discharge control means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/306Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching
    • H01L21/3065Plasma etching; Reactive-ion etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32532Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/02Details
    • H01J2237/0203Protection arrangements
    • H01J2237/0206Extinguishing, preventing or controlling unwanted discharges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次プラズマを発生させない反応性イオンエ
ッチングシステムを提供する。 【構成】 反応性イオンエッチングないし磁気励起反応
性イオンエッチングシステムは、カソード支持構造体
と、カソードの周囲に配置される遮蔽構造体と、カソー
ドと遮蔽構造体との間に配置される絶縁体と、絶縁体の
上端面に組み合うクランピングリングとを有する。絶縁
材は、外側に向かって遮蔽構造体とクランピングリング
との間に伸びる略円筒形のフランジを有する。クランピ
ングリングと絶縁体の上端面とのギャップは、20/1
000(約0.508mm)以下に制御されて、遮蔽構
造体とカソードとの間のRF結合通路を制限する。更
に、フランジは遮蔽構造体とカソードとの間のプラズマ
伝導通路を遮蔽する作用を有する。遮蔽構造体とカソー
ドとのプラズマ伝導を防止することにより、本発明に従
った反応性イオンエッチングシステムでは、アーク発生
や2次プラズマの発生がなく、高圧、高電力での操作が
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマを基礎とする
処理システムに関し、特にこのシステムにおけるアーク
発生の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における半導体デバイスの形成に
は、エッチング操作がよく用いられる。代表的には、半
導体基板上に薄膜層を堆積し、この薄膜層の上にフォト
レジストマスクを形成し、次いでエッチングのステップ
においてフォトレジストマスクに露出したままの材料を
除去することにより、デバイス構造内の層が形成され
る。反応性イオンエッチング(RIE)技術のもつ様々
な特性は、他の幾多エッチング技術に比べれば、近年の
デバイス処理の厳しい要求に対して、より良く適合す
る。反応性イオンエッチングで得られる方向選択性は高
いレベルであるため、これを用いれば、形成されるデバ
イス構造の密度を更に高くすることが可能となる。更
に、RIEは比較的低い温度でなされるため、このプロ
セスステップは後の方に行われるデバイス処理のステッ
プと相い容れる。
【0003】フォトレジストマスクの形成のプロセスと
その後の材料を除去するプロセスは、半導体デバイスの
形成では何度も繰り返される。従って、エッチングプロ
セスは、プロセスの収率のみならず半導体デバイスの製
造に要する処理時間に多大に影響する。近年では、半導
体デバイスの形成に用いられる幾多の処理のステップに
関して、プロセスのスループットを増加させるために、
エッチングのステップに要する時間を縮小する必要性が
ある。同様に、エッチングプロセスの信頼性と予期性と
を向上させる必要性がある。
【0004】反応性イオンエッチング及びこれに関連し
た磁気励起反応性イオンエッチング(MERIE)は、
物理的な衝突現象、化学的エッチング及び化学的堆積に
よって、フォトレジストマスクで保護されていない薄膜
層の部分を除去する。これらの反応性イオンエッチング
では、エッチング基板の上方で発生するプラズマからの
化学エッチャントが、エッチングされるべき物質の表面
に移動してこの表面に吸収される。イオンが衝突するこ
とで更にエネルギーが与えられて、吸収されたエッチャ
ント種のエネルギー準位を更に高め、表面の反応を促進
する。典型的には、フォトレジストマスクの表面よりも
薄膜層表面の露出された部分の方を優先的にエッチング
するように、化学エッチャントは選ばれる。反応済みの
物質は、通常は揮発性であり、真空排気ラインを介して
デバイスの表面から除去される。RIEシステム又はM
ERIEシステムには、通常は、誘導結合プラズマを発
生させるために、単一の、RFが印加されるカソードが
用いられる。従って、トップリッド(top lid) を含めた
エッチングシステムの壁面は、通常は、このシステムに
接地されて、RF電場の範囲とプラズマが発生される範
囲を規定する。
【0005】反応性イオンエッチング環境の最適化は、
通常は、エッチングチャンバ内の操作圧力を最適化する
操作を含む。塩素の化学作用(例えば、Cl2 に基づく
等)炭化弗素の化学作用又は、他の同様の化学作用をエ
ッチングシステムに用いる場合は、物理的衝突と化学的
エッチングとの良好なバランスを得るためには、比較的
高い圧力(約100ミリトール(milliTorr) 〜約250
ミリトール)で操作することが望ましい。SF6 やNF
3 等の化学的に強いエッチャントが用いられる場合は、
低い圧力で操作することが望ましい。操作圧力がより高
くなれば、プラズマ内のエッチャントの密度とエッチン
グ基板の表面へのエッチャント移動速度とが高められ
る。いろいろな状況においても、操作圧力が高くなれ
ば、フォトレジストマスクとエッチングされるべき物質
との選択性が改善されるだろう。操作圧力が高くなれ
ば、これに応じてRF電力の入力が高くなり、適切なD
Cバイアスを維持して良好なエッチングのプロファイル
が得られる。また、RIEシステムとMERIEシステ
ムは、高い操作圧力においても、高い安定性を示し、エ
ッチング残留物を低減する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】反応性イオンエッチン
グシステムにRF電力を供給するために用いられるカソ
ードの構造には、代表的には2つのタイプがある。「絶
縁カソード」(insulatedcathode )構造体は、チャンバ
壁面から主に絶縁材で隔てられたカソードを用いる。こ
のカソード構造体は単純で比較的信頼性が高いものの、
カソードに入力するRF電力は真空を介してチャンバ壁
面と結合し、不用な2次プラズマを発生させる。第2の
タイプのカソード構造体は、カソードとエッチングシス
テムの壁面との間に遮蔽構造体を置く。この「遮蔽カソ
ード」(shielded cathode)デザインの典型的な実施態様
では、シールド、典型的には接地されたシリンダーの形
態のシールドが、カソードの周囲に置かれる。接地され
たシールドは、カソードとエッチングチャンバの壁面と
の間に2次プラズマが発生するのを防止する。しかし、
状況によってはRFが印加されたカソードと接地された
シールドとの間にアークが発生することがある。特に、
操作圧力が高く且つRF入力の電力が高ければ、しばし
ばアークが発生するが、その理由はおそらく印加された
カソードと接地されたシールドとの間の短い距離で高い
電位差があるためである。高い圧力と高い入力電力とに
関連した薄いプラズマシースは、RF印加カソードと接
地シールドとの間の狭い空間におそらく2次プラズマを
発生させるだろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施例の
1つは、プラズマを励起可能なカソードを含むエッチン
グシステムである。電場を維持するカソードとは別の遮
蔽構造体は、カソードの少なくとも一部に隣接してその
周囲に配置される。絶縁構造体は、カソードとシールド
との間に配置される。絶縁構造体内部のいかなるギャッ
プ又は、カソードとシールドとの間のガス流通路(gas c
onduction path )を画成する絶縁構造体とカソード若し
くはシールドとの間のいかなるギャップも、ガス流通路
の少なくとも一部を、2次プラズマの発生を可能にする
敷居厚さよりも小さく制限する。
【0008】本発明にしたがった反応性イオンエッチン
グの他の好適な実施例は、プラズマを励起可能な高周波
電力ソースに結合されるカソードを含む。遮蔽構造体
は、カソードの少なくとも一部に隣接して配置され、こ
の遮蔽構造体はカソードとは別の電位で維持される。絶
縁構造体の端面がカソードの表面又は遮蔽構造体の端面
のいずれかを越えて伸びるように、絶縁構造体はカソー
ドと遮蔽構造体との間に配置される。絶縁構造体の端面
は、自身の上に配置されるキャップを有し、このキャッ
プは遮蔽構造体とカソードとの間のガス流通路の少なく
とも一部を画成する。フランジが絶縁構造体から伸び
て、ガス流通路を遮断する。
【0009】本発明に従った他の好適な実施例では、カ
ソードはプラズマを励起可能な高周波電力ソースに結合
される。遮蔽構造体はカソードの少なくとも一部に隣接
して配置され、この遮蔽構造体はカソードとは別の電位
で維持される。絶縁構造体の端面がカソードの表面又は
遮蔽構造体の端面のいずれかを越えて伸びるように、絶
縁構造体はカソードと遮蔽構造体との間に配置される。
キャップ構造体はカソードの端面に隣接して配置され、
150ミリトールを越える操作圧力で前記ギャップ内に
2次プラズマが発生しないような充分に薄いギャップを
もって、キャップ構造体が絶縁構造体と隔てられる。こ
の好適な実施例の更なる特徴は、1000分の20イン
チ(約0.508ミリ)以下のギャップが、キャップ構
造体を絶縁構造体の端面から隔てる。
【0010】本発明に従ったまた別の好適な実施例で
は、カソードはプラズマを励起可能な高周波電力ソース
に結合される。遮蔽構造体はカソードの少なくとも一部
に隣接して配置され、この遮蔽構造体はカソードとは別
の電位で維持される。絶縁構造体の端面がカソードの表
面又は遮蔽構造体の端面のいずれかを越えて伸びるよう
に、絶縁構造体はカソードと遮蔽構造体との間に配置さ
れる。エッチングシステムは、150ミリトール以上の
操作圧力においてカソードと遮蔽構造体との間のプラズ
マの伝導を制限する。
【0011】
【実施例】本発明は一般的には反応性イオンエッチング
(RIE)システムと磁気励起反応性イオンエッチング
(MERIE)システムに関する。簡便のため、ここで
はこれらを総括して単に反応性イオンエッチング(RI
E)システムと称することにする。操作の安定性を高
め、エッチング速度を向上し、選択性を向上し、残留物
のレベルを低減するために望ましい高い操作圧力を維持
することは、従来技術のRIEシステムでは典型的には
不可能である。本発明者は、従来技術のRIEシステム
の遮蔽されたカソードの配置における電気的な絶縁破壊
の主要なメカニズムと考えられるものを特定した。おそ
らく、通常の動作中に機械的な接合が大変ゆるくなっ
て、システム内のカソードと接地遮蔽構造体との間にイ
オン化したガスが流れることができるようになってい
る。電気を通じさせるためイオン化したガス(即ち、プ
ラズマ)が移動するべき通路を延長又は制限することに
より、このメカニズムで絶縁破壊が生じる可能性が大き
く減少し、遮蔽カソードRIEシステムにおいてより高
い圧力を可能にする。本発明の好適な実施例では、プラ
ズマ伝導通路は絶縁フランジを伸ばすことで遮断され
て、カソードと遮蔽構造体との間にあったプラズマの流
れの通常の伝導通路を変える。本発明の別の好適な実施
例では、絶縁構造体と、エッチング基板を適所に保持す
るためのクランピングリング構造体との間のギャップの
サイズを小さくすることにより、プラズマ伝導通路が制
限される。この機械的な接合部分の機械加工の公差を実
質的に改善すれば、充分なプラズマ伝導通路が形成され
てアークが発生する可能性は、大きく低減される。
【0012】図1は、従来技術のRIEシステムの断面
図である。ここに例示されるエッチングシステムは、支
持構造体12上に配置されるエッチング基板10を有す
る。多くの場合、エッチング基板10は、処理の中間段
階にある半導体ウエハである。エッチング基板は、好ま
しくは支持構造体12に関して一時的且つ厳密な方法で
配置される。例えば、支持構造体は静電チャックであっ
てもよく、この静電チャックは、誘電的なエッチング基
板と静電チャック内に生じた電荷との間の大きな静電引
力を誘導することにより、エッチング基板を適所に保持
する。又は、エッチング基板は図1に例示されるクラン
ピングリング14により適所に保持されてもよい。
【0013】エッチング操作の間、支持構造体12は好
ましくはエッチングシステムのカソードとして作用す
る。一般には、このシステムのアノードは、本質的にこ
のエッチングチャンバの上面16(即ち、リッド)であ
るが、エッチングチャンバの壁面17もまたこのシステ
ムのアノードとして作用する。エッチングチャンバのリ
ッド16及び壁面17の双方とも、好ましくは接地され
る。動作させるためには、BCl3 、Cl2 、HBr、
SF6 、C2 6 又はCF4 等のガス分子が、カソード
12とエッチングチャンバのリッド16との間に導入さ
れる。RF電力がカソード12に印加され、RF電力が
ガス分子に誘導的に結合してこれを励起し、部分的に又
は完全にガスをイオン化してプラズマを発生させる。イ
オン化して、エッチング基板10の表面から所望の物質
をエッチングするに適したエッチャント種を生成するよ
うに、ガス分子は選択される。カソード12の表面積と
エッチングチャンバリッド16及び壁面17(総称的に
はシステムアノード)の表面積との差は、エッチングシ
ステムのRF回路が非対称であることを意味する。
【0014】従って、カソードにRF電力が印加されれ
ば、DCバイアスがカソードに誘導されるだろう。この
誘導されたDCバイアスは、典型的には負であり、正イ
オンをエッチング基板の方向へ加速する傾向を有する。
また、更に別のDC場を印加してイオン化したエッチャ
ントガスをエッチング基板10の方向へ更に加速しても
よい。誘導DC場と印加DC場は、エッチング基板10
の表面へのエッチャントの移動が増加する事、並びに、
エッチング基板の表面に到達するエッチャント分子の反
応エネルギーを高める事により、エッチング速度を向上
させる。
【0015】エッチング速度の向上には、プラズマ密度
が高い事とイオン化レベルが高い事とが望ましい。高い
密度のプラズマと高いイオン化レベルとを作りだすに
は、入力電力のレベルが非常に高い事が必要である。実
際の方法としては、エッチングのためのプラズマは、プ
ロセスチャンバの井戸状に画成された領域内に含まれて
いる必要がある。プラズマが適正に含まれていなかった
場合は、プラズマの励起に用いられる高電力のRF発生
機を用いたとしても、プラズマを維持するに充分な電力
密度が得られないだろう。安定したプラズマの形成を容
易にするため、プラズマを発生させることに用いられる
電場をプラズマと共に含む処理環境内において、いくつ
かの手段がとられた。しばしば、エッチングチャンバの
リッド16及び支持構造体12は近接して並べられ、プ
ラズマガスが他の方法で物理的に制限されてもよい。例
えば、リング8がクランピングリング14から伸びて、
エッチング機板に隣接した領域の内部にプラズマガスを
部分的に制限してもよい。
【0016】遮蔽カソードRIEシステムでは、プラズ
マ発生に用いられるRF電場を封じ込めて、エッチング
プラズマの形成に寄与しない方法で電力の消失を防止す
る。この封じ込めの例が図1に例示される。遮蔽構造体
18はカソード支持構造体12の周囲に配置されて、R
F推進の場を封じ込める遮蔽構造体18は、典型的には
カソード支持構造体12のできるだけ近くに配置され、
通常は大地電位に維持される。従って、遮蔽構造体18
もある範囲で反応性イオンエッチングシステムのアノー
ドとして作用する。遮蔽構造体18がカソード支持構造
体12と非常に接近していることは、プラズマからのイ
オン化ガスの存在とあいまって、適当な手段が取られな
いようであれば、遮蔽構造体18とカソード支持構造体
12の間に電気的伝導が生じる。この電気的伝導は効果
的な短絡回路であり、入力RF電力が引き込まれてプラ
ズマが消失してしまう。
【0017】遮蔽構造体18とカソード支持構造体12
との間の電気的伝導を防止するために、遮蔽構造体18
とカソード支持構造体12との間に誘電絶縁体20が配
置される。しばしば、誘電絶縁体20はクオーツで形成
され、その理由は、クオーツが耐久性、丈夫さ及び良好
な絶縁性を有するからである。また、アルミナ等のセラ
ミクスを始めとする他の誘電材料を用いてもよい。図1
に示される幾何的関係では、誘電絶縁体20は円筒状又
は管状の形状を有する。遮蔽構造体18とカソード支持
構造体12との間に誘電絶縁体20を与える事に加え
て、典型的には、誘電絶縁体20の上に密着キャップが
用いられて、遮蔽構造体18とカソード支持構造体12
との間を更に絶縁する。例えば、クランピングリング構
造体が用いられる場合、クランピングリング14にはグ
ルーブが形成されてもよく、このグルーブは誘電絶縁体
20の端面と組み合う長方形の断面を有する。図1に例
示される誘電絶縁体20とクランピングリング14との
間の接合の様子の詳細は、図2に示される。ここで、こ
こに説明される全ての図面で、同様の要素には同一の符
号を付す。
【0018】図2は、遮蔽構造体18と、誘電絶縁体2
0と、カソード支持構造体12と、クランピングリング
14との間の接合の様子を例示する。長方形の断面をも
つチャンネル2がクランピングリング14内に形成され
て、遮蔽構造体18及びカソード12の端面の上に伸び
る誘電絶縁体20の端面を覆って納められる。チャンネ
ル22は、誘電絶縁体20の端面の周囲に納められるよ
うに設計される。クランピングリング14を誘電絶縁体
20のエンドキャップとして用いることで、遮蔽構造体
18をカソード支持構造体から更に電気的に絶縁するこ
とに対して効果がある。しかし、クランピングリング1
4を誘電絶縁体20へ組合わせる際の、チャンネル22
と誘電絶縁体20との間のギャップ24は、一般的に
は、図1の幾何的関係の具体例においては、良好に制御
できていなかった。従って、典型的なギャップ24は、
通常は40/1000〜60/1000インチ(約1.
016〜約1.524mm)附近であった。
【0019】カソード支持構造体12を遮蔽構造体18
から電気的に絶縁し、且つ、プラズマ場をエッチング操
作が行われる領域内部に封じ込めるための手段が取られ
ていても、既存の反応性イオンエッチングシステムで
は、高い圧力下で信頼性高く操作することができなかっ
た。例えば、約150ミリトールより高い圧力を用いれ
ば、反応性イオンエッチングシステムの既存の遮蔽カソ
ードの設計では、プラズマの不安定化とアークとが発生
する。表1は、図1で示される一般的な配置をもつRI
Eシステムにおけるアーク発生の問題を例示する。この
表によれば、何種類かの操作圧力に対して入力RF電力
を数種変えた場合のカソードに誘導されるDCバイアス
(ボルト)のレベルが示される。入力RF電力と操作圧
力との各組合わせに対して、2又は3の試行が行われ
た。アーク発生を生じない典型的なDCバイアスは、−
300V〜−500Vの間である。50秒間の実験時間
内にアーク発生が見られた試行に、陰影をつけて表し
た。
【0020】
【表1】
【0021】今までの研究では、表1に示される性質を
改善することはできなかった。本発明者は、既存の遮蔽
カソード反応性イオンエッチングシステムにおいて、絶
縁破壊通路として最も一般的なものは何かを特定した。
この通路に沿った電気的な絶縁破壊の可能性を低減する
ことによって、本発明は、既存の反応性イオンエッチン
グシステムの欠点のいくつかを克服する。その結果、シ
ステムは非常に高い操作圧力においても安定な操作性を
達成し、また、これらの圧力において、既存の反応性イ
オンエッチングシステムで得られるよりも高い安定性を
達成した。
【0022】既存の遮蔽カソードエッチングシステムに
おいて、遮蔽構造体18は、カソード支持構造体12か
ら充分に絶縁されていないので、表1に示されるよう
に、アーク発生とプラズマの絶縁破壊が増大すること
を、本発明者は観測した。絶縁体構造体20が存在し、
且つクランピングリング構造体14が存在するにもかか
わらず、遮蔽構造体18とカソード支持構造体との間の
プラズマの伝導により、遮蔽カソードエッチングシステ
ム内で電気的絶縁破壊が生じることを、本発明者は確定
した。この伝導は、図2に示されるような、クランピン
グリングチャンネル22と誘電絶縁体20との間のギャ
ップ24の内部にあるイオン化ガスの存在によって媒介
される。既存のRIEシステムでは、チャンンル22は
典型的には、ギャップ24が40/1000〜60/1
000インチ(約1.016〜約1.524mm)の附
近で残るように機械加工される。ギャップ24は反応性
イオンエッチングシステムの通常の動作中に、エッチン
グシステムの部品要素間の熱膨張に差があることによ
り、更に開いていてもよい。反応性イオンエッチングシ
ステムの通常の動作中に、エッチングシステムの部品要
素の全てがある範囲で加熱される。システムの各部品要
素間で、加熱と熱吸収が均一である必要はない。従っ
て、システムの別々の部品要素は、別々の温度に加熱さ
れていてもよい。別々の部品要素で温度が異なること
は、これら別々のシステム部品要素の熱膨張計数が異な
ることと共に、通常の動作の過程で緊密に組み合わされ
た機械的な接合を離してしまうだろう。従って、室温に
おいてチャンネル22が誘電絶縁体20の周囲にいかに
緊密にフィットしているかにかかわらず、通常の動作中
に、チャンネル22と誘電絶縁体20の端面との間でギ
ャップ24は広がってしまうだろう。
【0023】機械加工の公差が大きいためにギャップが
大きくなるにせよ、熱膨張の差のためにせよ、このギャ
ップは、高い操作圧力及び高い入力電力において2次プ
ラズマの発生に必要な幅の敷居値(threshold )よりも大
きい。言い換えれば、操作圧力と電力とが増加すれば、
プラズマシースの厚さがギャップの中にはまり込むほど
充分に減少する。エッチングシステムの操作中に、ギャ
ップ24が幅の敷居値よりも大きくなれば、遮蔽構造体
18からカソード支持構造体12へ伸びるギャップ24
は、結果的には、シールドとカソードとの間に導電性を
維持するに充分なイオン化ガスが含有されるようになる
だろう。ギャップ24内部に2次プラズマが発生すれ
ば、カソードとシールドとの間にアークが発生して電流
が流れ、1次プラズマから入力RF電力を流出させ、1
次プラズマを絶縁破壊させる。
【0024】本発明は、遮蔽構造体18とカソード支持
構造体12との間の電気的伝導の可能性を低減すること
を目指す。本発明の好適な実施例は図3に示され、これ
は遮蔽構造体18と、カソード支持構造体12と、クラ
ンピングリング14と、誘電絶縁体26との間の接合部
分の拡大断面図である。典型的には、クランピングリン
グ14と誘電絶縁体26との間の接合部は、従来技術の
システムに比べてより高い公差で機械加工される事が好
ましい。ギャップ24は、約10/1000〜20/1
000インチ(約0.254〜約0.508mm)内に
制御される。エッチングシステムの部品要素間で高い公
差を維持することにより、高い操作圧力及び高いRF電
力の入力においても、ギャップ24は2次プラズマ発生
を維持するに要する幅の敷居値よりも小さくできるだろ
う。
【0025】本発明の好適な実施例によっては、クラン
ピングリング14と遮蔽構造体18との間の誘電絶縁体
26からフランジ28が伸びている。フランジ28は、
遮蔽構造体からカソード支持構造体へのガス流通路を遮
断する効果を有する。ガス流通路を実質的にブロックす
るか、又は、イオン化ガスの密度が低く且つRF電力の
レベルの低い領域を通るガス流通路の向きを変えるよう
に、フランジ28が作用することにより、この遮断作用
が行われてもよい。プラズマ励起場は、このプラズマ励
起場から隔てられて配置されているクランピングリング
14の外側端面に隣接した領域30内にはほとんど存在
しないため、この領域30内に2次プラズマが発生する
ことはないだろう。従って、フランジ28がガス流通路
向きをこの領域30内へと変えたならば、チャンネル2
2を通って流れるイオン化ガスは、領域30内で弱めら
れて、遮蔽構造体18とカソード支持構造体12との間
が電気的に伝導する可能性が著しく低減される。別の見
方によれば、フランジ28は遮蔽構造体18とカソード
支持構造体12との間の流通路の長さを効果的に伸ば
し、遮蔽構造体18とカソード12との間の電気伝導の
インピーダンスを増加させる。
【0026】図3には、クランピングリング14の端面
と同じ高さになるように伸びるフランジが例示される
が、実際には、フランジ28はクランピングリング14
又は遮蔽構造体18の外延を越えて伸びていてもよい。
フランジ28の外延は、反応性イオンエッチングチャン
バ内の空いている空間に制限される。状況によっては、
ガス流通路が充分にブロックされているにせよ向きを変
えられているにせよ、フランジはクランピングリング1
4又は遮蔽構造体18と同じ高さまで伸びている必要は
ない。図3は、フランジ28が略長方形の断面を有する
本発明の好適な実施例を例示している。本発明を実施す
るには、他の形状も有用である。フランジ28に用いら
れる特定の形状は、遮蔽構造体18の端面の幾何形状と
クランピングリング14の幾何形状にしばしば依存す
る。電極遮蔽体18とカソード支持構造体12との間の
ガス流通路の向きを変えるかブロックするために、フラ
ンジの形状が選ばれることが好ましい。
【0027】図4は、本発明の好適な実施例を例示す
る。ここでは、誘電絶縁体26は好適には、フランじ2
8を有するクオーツシリンダーを備え、このフランジ2
8はクオーツシリンダーの表面から外側に向かって伸び
ている。フランジ28は、クオーツシリンダーを機械加
工して形成されてもよく、又は、クオーツ加工の既知の
方法でフランジ構造体をクオーツの表面に「接合」する
ことにより形成されてもよい。その構造体の機能が、遮
蔽構造体18とカソード支持構造体12との間のガス流
通路を遮断するものであれば、フランジ以外の構造体を
用いてもよい。更に、本発明は、クランピングリング以
外の構造体が誘電絶縁体のキャップとして用いられる反
応性イオンエッチングシステム内で実施されてもよい。
【0028】表2には、改善された性質が本発明に従っ
たRIEシステムにより得られたことを例示する。表1
と同様に、何種類かの操作圧力に対して入力RF電力を
数種変えた場合のカソードに誘導されるDCバイアス
(ボルト)のレベルが示される。表2中の数字は、入力
RF電力と操作圧力との各組合わせにおいて3回の試行
の平均である。操作圧力と入力RF電力とのいずれの組
合わせのいずれの試行においても、アーク発生は見られ
なかった。
【0029】
【表2】
【0030】本発明に従って反応性イオンエッチングシ
ステムを改良することにより、プロセスチャンバ内にガ
ス圧力をより高く維持することが可能となる。図4に例
示されるような反応性イオンエッチングシステムを用い
た試験では、300ミリトールの圧力下で広い範囲の入
力電力で安定した操作が行われたことを例証した。この
ことは、150ミリトール以下の圧力でしか安定した操
作を示さなかった図1に示されるシステムに対して顕著
な改良が行われたことを例証する。同様に、本発明によ
れば、更に高いプラズマ電力の入力とこれに伴いイオン
化ガスの密度の上昇下における反応性イオンエッチング
システムの操作を可能にする。例えば、図4に示される
システムは、950ワットに至るまでの入力電力と30
0ミリトールの高さのガス圧力とにおける安定に操作さ
れることを例証する。これとは対照的に、図1に示され
る装置では、約600ワットの入力電力で約150ミリ
トールの圧力下でしか安定な操作が示されなかった。こ
のような高い圧力及び高い電力での操作を得ることによ
り、本発明に従った反応性イオンエッチングシステム
は、高いエッチング速度、エッチング残留物の低減、良
好なフォトレジスト選択性及び全てにわたり安定なエッ
チングプロセスを達成することが可能となる。
【0031】本発明は、特定の好適な実施例について説
明をしてきたが、この分野の従来技術に精通した者であ
れば、本発明の範囲から離れることなく他の変形が可能
であろう。更に、状況に応じてここに本質的に教示され
たものから離れることなく本発明を適用させるように変
形することもできるだろう。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、RFが
印加されたカソードと接地されたシールドとの間のアー
クの発生を低減して、RF印加カソードと接地シールド
との間の狭い空間に2次プラズマが発生することを低減
する。
【0033】従って、本発明に従った反応性イオンエッ
チングシステムは、高いエッチング速度、エッチング残
留物の低減、良好なフォトレジスト選択性及び全てにわ
たり安定なエッチングプロセスを達成することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の反応性イオンエッチングシステムの
断面図である。
【図2】図1に示される従来技術の反応性イオンエッチ
ングシステムの部分的詳細図である。
【図3】本発明に従った反応性イオンエッチングシステ
ムの部分的詳細図である。
【図4】本発明に従った反応性イオンエッチングシステ
ムの断面図である。
【符号の説明】
8…リング、10…基板、12…支持構造体、14…ク
ランピングリング、16…リッド、17…壁面、18…
遮蔽構造体、20…誘電絶縁体、22…チャンネル、2
4…ギャップ、26…誘電絶縁体、28…フランジ、3
0…領域

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン化ガスを含有する制御された大気
    圧よりも低い(subatmospferic)環境を与え、且つ高周波
    電力ソースと共に用いられるエッチングシステムであっ
    て、 該環境内で該高周波電力ソースと結合してプラズマを励
    起するためのカソードと、 該カソードの少なくとも一部と隣接し且つこの周囲に配
    置される遮蔽構造体であって、前記遮蔽構造体は前記カ
    ソードの電位とは異なる電位に維持可能な前記遮蔽構造
    体と、 前記カソードと前記遮蔽構造体との間に配置される絶縁
    構造体と、を備え、前記絶縁構造体内部又は、前記絶縁
    構造体と前記カソード若しくは前記遮蔽構造体との間の
    ギャップであって、前記ギャップは前記カソードと前記
    遮蔽構造体との間のガス流通路を画成し、並びに、前記
    ギャップは、2次プラズマを発生せしめる敷居値厚さよ
    りも小さい通路の少なくとも一部に制限されるエッチン
    グシステム。
  2. 【請求項2】 前記カソードと前記遮蔽構造体との間の
    前記絶縁構造体が外側に向かって、少なくとも前記遮蔽
    構造体の外周にまで伸びる請求項1に記載のエッチング
    システム。
  3. 【請求項3】 前記ギャップのいずれかの厚さが、前記
    通路の少なくとも一部で約20/1000インチ(約
    0.508mm)よりも小さく制限される請求項1に記
    載のエッチングシステム。
  4. 【請求項4】 該環境が、約250ミリトール(milliTo
    rr )よりも低い圧力に維持される請求項1に記載のエッ
    チングシステム。
  5. 【請求項5】 該環境が、約150ミリトール〜約30
    0ミリトールの間の範囲の圧力に維持される請求項1に
    記載のエッチングシステム。
  6. 【請求項6】 前記高周波電力ソースにより前記カソー
    ドに入力される電力が600ワットよりも高い請求項5
    に記載のエッチングシステム。
  7. 【請求項7】 高周波電力ソースと、 前記高周波電力ソースに結合される前記カソードであっ
    て、前記カソードは前記カソードに隣接した領域にプラ
    ズマを発生させることができる前記カソードと、 前記カソードの隣接且つ周囲に配置される遮蔽構造体で
    あって、前記遮蔽構造体は前記カソードの電位とは異な
    る電位に維持される前記遮蔽構造体と、 前記カソードと前記遮蔽構造体との間に配置される絶縁
    組み立て体であって、前記絶縁組み立て体は少なくとも
    前記遮蔽構造体の外周に伸びる突起部を有する、前記絶
    縁組み立て体とを備え、 前記絶縁組み立て体は、自身内部又は、前記絶縁組み立
    て体と前記カソード若しくは前記遮蔽構造体との間に1
    つ以上のギャップを画成し、前記1つ以上のギャップ
    は、前記遮蔽構造体と前記カソードとの間にガス流通路
    の少なくとも一部を備え、且つ、 前記絶縁組み立て体の前記突起部は前記ガス流通路を遮
    断するエッチングシステム。
  8. 【請求項8】 前記ガス流通路の少なくとも一部の厚さ
    が、前記ガス流通路の前記少なくとも一部の内部に2次
    プラズマを発生せしめるに必要な敷居値厚さよりも小さ
    い請求項7に記載のエッチングシステム。
  9. 【請求項9】 前記ガス流通路の少なくとも一部の厚さ
    が、約20/1000インチ(約0.508mm)より
    も小さい請求項7に記載のエッチングシステム。
  10. 【請求項10】 前記絶縁組み立て体が、前記遮蔽構造
    体と前記カソードとの間の前記ガス流通路をじ実質的に
    ブロックする請求項7に記載のエッチングシステム。
  11. 【請求項11】 前記絶縁組み立て体が、前記ガス流通
    路を、イオン化ガスを低い密度で含有する領域へと向き
    を変える請求項7に記載のエッチングシステム。
  12. 【請求項12】 前記絶縁組み立て体が誘電材料の実質
    的円筒体を備え、且つ、前記組み立て体の前記突起部が
    略長方形の断面を有する請求項7に記載のエッチングシ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記絶縁組み立て体の前記突起部が、
    前記カソードの周囲部及び前記遮蔽構造体の周囲部の双
    方を越えて伸びる請求項12に記載のエッチングシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 高周波電力ソースと、 前記高周波電力ソースに結合される前記カソードであっ
    て、前記カソードは前記カソードに隣接した領域にプラ
    ズマを発生させることができる前記カソードと、 前記カソードの隣接に配置される遮蔽構造体であって、
    前記遮蔽構造体は前記カソードの電位とは異なる電位に
    維持される前記遮蔽構造体と、 前記カソードと前記遮蔽構造体との間に配置される絶縁
    構造体であって、前記絶縁構造体は少なくとも前記遮蔽
    構造体の外周を越えて伸びる端面を有する、前記絶縁構
    造体と、 前記カソードの隣接に配置されるキャップ構造体とを備
    え、前記キャップ構造体は前記絶縁構造体の前記端面に
    納められ、150ミリトールを越える操作圧力において
    前記ギャップ内で2次プラズマが発生しない充分薄いギ
    ャップをもって、前記キャップ構造体が前記絶縁構造体
    と隔てられるエッチングシステム。
  15. 【請求項15】 前記キャップ構造体が、前記絶縁構造
    体の前記端面の周囲に配置されるチャンネルを備える請
    求項14に記載のエッチングシステム。
  16. 【請求項16】 前記ギャップが約20/1000イン
    チ(約0.508mm)よりも小さい請求項14に記載
    のエッチングシステム。
  17. 【請求項17】 前記絶縁構造体から、前記キャップ構
    造体と前記遮蔽構造体の前記端面との間に伸びるフラン
    ジを更に備える請求項14に記載のエッチングシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記絶縁組み立て体が誘電材料の実質
    的円筒体を備え、且つ、前記組み立て体の前記突起部が
    略長方形の断面を有する請求項17に記載のエッチング
    システム。
  19. 【請求項19】 前記絶縁構造体が、前記カソードの前
    記端面及び前記遮蔽構造体の前記端面の双方を越えて伸
    びる請求項17に記載のエッチングシステム。
  20. 【請求項20】 前記キャップ構造体が、エッチング操
    作中に前記カソードの表面上に半導体ウエハを支持する
    クランピングリングを備える請求項18に記載のエッチ
    ングシステム。
  21. 【請求項21】 前記絶縁構造体と前記フランジとが、
    クオーツを備える請求項20に記載のエッチングシステ
    ム。
  22. 【請求項22】 前記キャップ構造体が、前記絶縁構造
    体の前記端面と組み合う略長方形の断面を有するチャン
    ネルを備える請求項17に記載のエッチングシステム。
  23. 【請求項23】 前記フランジの1つの表面が、前記キ
    ャップ構造体の隣接に配置され、且つ、前記フランジの
    他の表面が前記遮蔽構造体の隣接に配置される請求項1
    7に記載のエッチングシステム。
  24. 【請求項24】 前記フランジが略長方形の断面を有
    し、且つ、前記フランジの表面が前記遮蔽構造体の表面
    と同一平面上にある請求項23に記載のエッチングシス
    テム。
  25. 【請求項25】 遮蔽カソードエッチングシステムであ
    って、 プラズマを励起可能な高周波電力ソースに接続されるカ
    ソードと、 前記カソードの隣接に配置される遮蔽構造体であって、
    前記遮蔽構造体は、前記カソードの電位とは異なる電位
    に維持され前記遮蔽構造体と、 前記カソードと前記遮蔽構造体との間に配置される絶縁
    構造体であって、前記絶縁構造体は、前記カソードの端
    面と前記遮蔽構造体の端面のいずれか一方を越えて伸び
    る端面を有する前記絶縁構造体と、 エッチング操作中に基板を適所に一時的に保持するため
    の手段と、 150ミリトール以上の操作圧力下で前記カソードと前
    記遮蔽構造体との間にプラズマの伝導を制限する手段と
    を備える遮蔽カソードエッチングシステム。
  26. 【請求項26】 プラズマを制限する前記手段が、50
    0ワットを越える入力電力レベル下でプラズマ伝導を制
    限する手段を備える請求項25に記載の遮蔽カソードエ
    ッチングシステム。
  27. 【請求項27】 プラズマを制限する前記手段が、前記
    カソードと前記遮蔽構造体との間でプラズマを実質的に
    ブロックするように配置される誘電構造体を備える請求
    項25に記載の遮蔽カソードエッチングシステム。
  28. 【請求項28】 プラズマを制限する前記手段が、前記
    カソードと前記遮蔽構造体との間にガス流通路を画成す
    る誘電構造体を備える請求項25に記載の遮蔽カソード
    エッチングシステム。
  29. 【請求項29】 前記ガス流通路の少なくとも一部が、
    敷居値幅よりも小さな幅を有する請求項28に記載の遮
    蔽カソードエッチングシステム。
  30. 【請求項30】 前記ガス流通路の少なくとも一部が、
    20/1000インチ(約0.508mm)よりも小さ
    な幅を有する請求項28に記載の遮蔽カソードエッチン
    グシステム。
JP7012751A 1994-01-28 1995-01-30 プラズマ処理システムにおけるアークの抑制 Withdrawn JPH0851101A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/188,287 US5573596A (en) 1994-01-28 1994-01-28 Arc suppression in a plasma processing system
US08/188287 1994-01-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0851101A true JPH0851101A (ja) 1996-02-20

Family

ID=22692533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7012751A Withdrawn JPH0851101A (ja) 1994-01-28 1995-01-30 プラズマ処理システムにおけるアークの抑制

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5573596A (ja)
EP (1) EP0665575A1 (ja)
JP (1) JPH0851101A (ja)
KR (1) KR100322168B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003243366A (ja) * 2001-12-13 2003-08-29 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
JP2016219820A (ja) * 2008-10-31 2016-12-22 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation プラズマ処理チャンバの下側電極アセンブリ

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5891350A (en) 1994-12-15 1999-04-06 Applied Materials, Inc. Adjusting DC bias voltage in plasma chambers
US6113731A (en) * 1997-01-02 2000-09-05 Applied Materials, Inc. Magnetically-enhanced plasma chamber with non-uniform magnetic field
US6284093B1 (en) 1996-11-29 2001-09-04 Applied Materials, Inc. Shield or ring surrounding semiconductor workpiece in plasma chamber
JP4602545B2 (ja) * 1997-09-16 2010-12-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド プラズマチャンバの半導体ワークピース用シュラウド
US6077353A (en) * 1998-06-02 2000-06-20 Applied Materials, Inc. Pedestal insulator for a pre-clean chamber
JP3920015B2 (ja) 2000-09-14 2007-05-30 東京エレクトロン株式会社 Si基板の加工方法
US6554954B2 (en) 2001-04-03 2003-04-29 Applied Materials Inc. Conductive collar surrounding semiconductor workpiece in plasma chamber
US6887340B2 (en) 2001-11-13 2005-05-03 Lam Research Corporation Etch rate uniformity
US7093560B2 (en) * 2002-04-17 2006-08-22 Lam Research Corporation Techniques for reducing arcing-related damage in a clamping ring of a plasma processing system
US8703249B2 (en) * 2002-04-17 2014-04-22 Lam Research Corporation Techniques for reducing arcing-related damage in a clamping ring of a plasma processing system
US6960263B2 (en) * 2002-04-25 2005-11-01 Applied Materials, Inc. Shadow frame with cross beam for semiconductor equipment
US7501161B2 (en) * 2004-06-01 2009-03-10 Applied Materials, Inc. Methods and apparatus for reducing arcing during plasma processing
US7879209B2 (en) * 2004-08-20 2011-02-01 Jds Uniphase Corporation Cathode for sputter coating
US8500973B2 (en) * 2004-08-20 2013-08-06 Jds Uniphase Corporation Anode for sputter coating
US20060049041A1 (en) * 2004-08-20 2006-03-09 Jds Uniphase Corporation Anode for sputter coating
US7305311B2 (en) * 2005-04-22 2007-12-04 Advanced Energy Industries, Inc. Arc detection and handling in radio frequency power applications
US7837825B2 (en) 2005-06-13 2010-11-23 Lam Research Corporation Confined plasma with adjustable electrode area ratio
US8217299B2 (en) * 2007-02-22 2012-07-10 Advanced Energy Industries, Inc. Arc recovery without over-voltage for plasma chamber power supplies using a shunt switch
US8395078B2 (en) 2008-12-05 2013-03-12 Advanced Energy Industries, Inc Arc recovery with over-voltage protection for plasma-chamber power supplies
EP2790205B1 (en) 2009-02-17 2018-04-04 Solvix GmbH A power supply device for plasma processing
US8552665B2 (en) 2010-08-20 2013-10-08 Advanced Energy Industries, Inc. Proactive arc management of a plasma load
US20120083129A1 (en) 2010-10-05 2012-04-05 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for focusing plasma
US9478428B2 (en) 2010-10-05 2016-10-25 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for shielding a plasma etcher electrode
JP2013020737A (ja) 2011-07-08 2013-01-31 Nissin Ion Equipment Co Ltd 防着板支持部材およびこれを備えたイオン源
GB201419210D0 (en) 2014-10-29 2014-12-10 Spts Technologies Ltd Clamp assembly
TWI610361B (zh) 2015-06-26 2018-01-01 東京威力科創股份有限公司 具有可控制的含矽抗反射塗層或矽氮氧化物相對於不同薄膜或遮罩之蝕刻選擇性的氣相蝕刻
KR20180014207A (ko) 2015-06-26 2018-02-07 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기상 식각 시스템 및 방법
JP6524536B2 (ja) * 2016-11-09 2019-06-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094724A (ja) * 1983-10-28 1985-05-27 Anelva Corp ドライエツチング装置
JPS60197873A (ja) * 1984-03-19 1985-10-07 Ulvac Corp スパツタリング装置における絶縁物タ−ゲツト用ア−スシ−ルド装置
JP3446835B2 (ja) * 1991-03-27 2003-09-16 Hoya株式会社 ガラス光学素子用プレス成形型
US5269896A (en) * 1991-05-29 1993-12-14 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Cathodic arc deposition system
DE4201551C2 (de) * 1992-01-22 1996-04-25 Leybold Ag Zerstäubungskathode
JP3253122B2 (ja) * 1992-04-01 2002-02-04 キヤノン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法並びにそれを用いた半導体デバイスの製造方法
DE4220588C2 (de) * 1992-06-24 2001-02-15 Leybold Ag Lichtbogen-Verdampfungsvorrichtung
JPH0634805A (ja) * 1992-07-21 1994-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回折格子のプレス成形用型及びその作製方法ならびに回折格子の作製方法
US5382339A (en) * 1993-09-17 1995-01-17 Applied Materials, Inc. Shield and collimator pasting deposition chamber with a side pocket for pasting the bottom of the collimator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003243366A (ja) * 2001-12-13 2003-08-29 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
JP2016219820A (ja) * 2008-10-31 2016-12-22 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation プラズマ処理チャンバの下側電極アセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
KR100322168B1 (ko) 2002-07-02
EP0665575A1 (en) 1995-08-02
KR950034577A (ko) 1995-12-28
US5573596A (en) 1996-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5573596A (en) Arc suppression in a plasma processing system
CN109417028B (zh) 使用材料改性及rf脉冲的选择性蚀刻
KR101432832B1 (ko) 유전체 스페이서 링을 갖는 에지 링 어셈블리
US5607542A (en) Inductively enhanced reactive ion etching
US5605637A (en) Adjustable dc bias control in a plasma reactor
US5811022A (en) Inductive plasma reactor
US7585384B2 (en) Apparatus and method to confine plasma and reduce flow resistance in a plasma reactor
US8465620B2 (en) Hollow anode plasma reactor and method
EP1230668B1 (en) Plasma processing apparatus for producing uniform process rates
EP2256781B1 (en) Toroidal Plasma Chamber
KR101291347B1 (ko) 기판에서 불소계 폴리머를 제거하기 위한 장치 및 그를위한 방법
US6686558B2 (en) Atmospheric pressure inductive plasma apparatus
US4826585A (en) Plasma processing apparatus
JP3158158B2 (ja) 低圧放電の発生及び点弧方法並びに真空加工装置及び該装置の陰極チェンバ
KR20010053103A (ko) 플라즈마 공정 챔버 내의 초점 링 조립체
KR20080048503A (ko) 기판에서 에지 폴리머를 제거하기 위한 장치 및 그 제거를위한 방법
GB2231197A (en) Plasma apparatus electrode assembly
US4999320A (en) Method for suppressing ionization avalanches in a helium wafer cooling assembly
JP2004047730A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置用隔板
KR100602072B1 (ko) 오염 제어 방법 및 플라즈마 공정 챔버
JPH04279044A (ja) 試料保持装置
JP4160823B2 (ja) ラジカル支援ドライエッチング装置
JP2569816B2 (ja) ドライエッチング装置
US20220349050A1 (en) Method and apparatus with high conductance components for chamber cleaning
JP4607328B2 (ja) 基板の低エネルギー電子促進エッチング及びクリーニング方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402