JP3157162U - 折込鋸 - Google Patents

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晏夫 藤本
晏夫 藤本
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Abstract

【課題】片手でも簡単に鋸刃を引き出し開くことができる折込鋸を提供する。【解決手段】鋸柄3と鋸刃2とが回動自在に連結されており、該鋸柄側に刻設された鋸歯格納溝31内に鋸刃2の歯22部分が格納されるという構造の鋸において、鋸刃2格納状態で、該鋸刃2先端の歯のない部分が、該鋸歯格納溝31から後方に突出するよう構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、刃の引き出し作業が簡便な折込鋸の構造に関するものである。
鋸刃と鋸柄とにより成る手挽鋸の、刃・柄の連結部分を回動軸として鋸刃を回動自在としたいわゆる折込鋸は、全長を元の2/3程度にまで短くできるので収納スペースが小さくて済む、携行しやすい、鋸刃の刃部分が鋸柄内に格納できるので安全性が高い、等々の利点があり、多種多様の製品が市販されている。
典型的な構造は、図5(a)(b)に示す如きものであり、鋸柄50の先端付近に設けられたボルト51を軸として、鋸刃52が回動自在となっている。この鋸刃52は、収納時或いは携行時には同図(a)の如く鋸柄50内に刻設されたスリット溝に歯部分が格納され、鋸挽き作業時には同図(b)の如く鋸刃52が開かれることになる。なおこの回動が完全にフリーであると、鋸挽き作業中に鋸刃52が鋸柄50側に回動してしまい、鋸柄50内に刻設されたスリット溝を塞ぐように握っている手指を鋸刃52の歯で傷つける危険性がある。そこで通常は、同図(a)及び(b)状態からの回動を規制する伸展位置保持のための機構を具備しているが、詳述しない。
特開2006−281755
そして使用に際してなされる動作、即ち、鋸柄中に折り畳まれた鋸刃部分を取り出す動作は、それ自体は特段困難ではない。片手で鋸柄を持った状態で、残りの手で鋸刃の露出部(背)をつまみ、引き出すだけである。
しかしこの作業が容易であるのは、両手を使用した時に限られる。折込鋸自体が、携行容易性、携行時の安全性、が勘案されているものであるので、屋外作業に供されることが多い。そうした状況では、作業台上に被切断材が固定された中で切断作業を行なうということは少ない。作業不自由な状況下、片手で被切断材をつかみながら、工具袋の中から折込鋸を取り出す、ということが多い。一方、予め折込鋸を開いておきそれを工具袋に入れておくということは、携行性の悪さ、切歯が露出していることによる危険性、等々の観点から避けるべきであるし、実行されることは皆無と言って良い。
即ち、折込鋸を扱える手は片方だけ、という状況が頻繁にあるのにもかかわらず、作業直前にしか折込鋸を開くことがない、のが実情である。従って、一旦両手をフリーにし、鋸刃を引き出した後に、切断作業を開始するしかなかった。当然ながら作業性が損なわれることになる。
そこで本考案者はこの点に鑑み、片手でも確実に鋸刃の引き出しができる折込鋸というものを開発すべく鋭意研究の結果、遂に本考案を成したものであり、その特徴とするところは、鋸柄と鋸刃とが回動自在に連結されており、該鋸柄側に刻設された鋸歯格納溝内に鋸刃の歯部分が格納されるという構造の鋸において、鋸刃格納状態で、該鋸刃先端の歯のない部分が、該鋸歯格納溝から後方に突出するよう構成されている点にある。
即ち本考案の折込鋸においては、鋸刃を格納した状態でも鋸刃の一部は柄尻から突出している。鋸刃引き出しに際しては、この突出部分を何かに押し当て鋸柄を回動させれば良いということになる。
ここで本考案における「折込鋸」は、鋸柄と鋸刃とが回動自在に連結されており、該鋸柄側に刻設された鋸歯格納溝内に鋸刃の歯部分が格納されるという構造を有するものである、と定義する。「両刃」式の折込鋸であっても良いが、基本的には圧倒的に「片刃」である。
鋸柄は、保管或いは携行時に鋸刃(正確には鋸刃の歯部分)を格納しておくための「鋸刃格納溝」を有している。この溝の構造自体は、従来のものと変わるものではない。
鋸刃は、鋸柄に格納された状態で、その先端部分が鋸刃格納溝から突出するよう設計されているが、鋸刃自体の構造は基本的には従来のものと大きく異なるものではない。総じて述べると本考案は、一般的な構造の鋸柄と、同じく一般的な構造の鋸刃とにより成る鋸刃の組み合わせによって成る折込鋸であるが、これらのサイズがこれまでの常識と異なっているもの、と解釈することができる。これまでの常識とは、格納時鋸刃は鋸柄の溝内に完全に収まっていなければならない、というものである。
この常識は、誤って鋸刃が開いてしまうことが望ましくない、ということから生まれたものであろうが、現実には折込鋸は、完全に折り畳まれた状態と完全に開かれた状態とでは姿勢が保持されやすいように、摩擦力その他によるいわゆるクリック機構を具備している。従って、固執しなければならない常識ではなかったのではないか、と本考案者は考えた。これが本考案の出発点であるが、誤って鋸刃が開いてしまうことが望ましくないのは当然のことであるから、相応の措置は講じられている。まず、この突出部分に切歯が露出させないよう構成されていることは必須要件としている。折り畳んだ状態では切歯が露出することはない。また、この突出部分が、作業者に触れて身体や着衣を傷つけることがないように、平面視頂点を持たないなだらかな線で構成されているのが好ましい。そして要すれば不用意に開かないようにするための措置を更に適宜加えることによって、従来の常識であれば存在し得ない折込鋸が安全に提供できるものである。なおこの突出部分の長さは、小さすぎると引き出しづらくなり、大きすぎると不用意に開いてしまいやすくなる。本考案者が実験した範囲では突出部分長さが、5mm程度以下の場合、或いは30mm程度以上の場合には、好適とは言えなかった。
突出する部分を有することによって本考案に係る折込鋸は、片手で開いてやることができる。方法は、鋸柄を持った状態でこの突出部分を何か硬い物に当てて広げてやることになる。但し、多くの鋸はクリック機構を具備しているので、先端部分を数cm広げてやれば残りは簡単に回動し、回動の最後にまた押し当てれば作業位置への固定ができることになる。従って、突出部分を硬い物にコツンと軽く打ち付ける動作から始めても良い。
なお、作業環境によっては押し当てたり打ち付けたりする硬い物が存在しないこともあり得る。そうした場合を想定して突出部分の形状を、平面視頂点を持たないなだらかな線で且つ、鋸刃の歯が設けられている側に凹湾部分を設けるようにしても良い。この凹湾部分は引っ掛け凹部として機能し、鋼線、強く張られたロープなどに引っ掛ければ鋸刃引き出しが容易にできる。
本考案に係る折込柄は、以下述べる如き効果を有する極めて有用な考案である。
(1) 折込鋸が閉じられた状態で、鋸刃先端が鋸柄尻から突出しており、この突出部分を利用することで片手でも簡単に鋸刃を引き出し開いてやることができる。なおこの突出部分の存在が、両手を用いて開くという通常の動作を阻害することはない。
(2) 製造工程数・部品数が増加することがなく、製造のための新規な設備も必要でなく、また構造が複雑になることもないので、製品のコストアップを招きにくい。
(a)(b)は、本考案に係る折込鋸の一例を示す、いずれも概略側面図である。 本考案に係る折込鋸の先端付近の構造を明らかにするための部分側面図である。 (a)乃至(c)は、閉じている本考案鋸を開いてやる方法の一例を経時的且つ概略的に示すいずれも概略側面図である。 (a)(b)は、本考案に係る折込鋸の他の例を示すものであり、同図(a)は部分側面図、(b)はその使用状態の一例を示す概略側面図である。 (a)(b)は、従来の折込鋸を構造を示すための、いずれも概略側面図である。
図1(a)(b)は、本考案に係る折込鋸1(以下「本考案鋸1」という)の一例を概略的に示すものであり、本考案鋸Iは、鋸刃2と鋸柄3とをボルト4で可回動に連結したものである。鋸柄3には鋸刃2の切歯22部分を収めておくための鋸歯格納溝31が刻設されており、工具袋等に収納しておいたり携行時には同図(a)の如く鋸刃2の歯部分を嵌め込んでおく。本考案においてはこの時、鋸刃2の先端部分21が鋸柄3の柄尻から突出することになる。なお本例の本考案鋸1は、鋸刃2を着脱自在とする替え刃式のものであるが、本考案はこれに限定するものではない。
図2は、本考案鋸1の先端部分の形状を明らかにしたものである。図の如く、外縁がなだらかであるので作業者やその着衣、或いは工具袋内を傷つける可能性は小さいものとなっている。
図3(a)乃至(c)は、片手のみで、閉じている本考案鋸1を開いてやる方法の一例を経時的且つ概略的に示すものである。
まず片手(右手)で鋸柄3を軽く握り、鋸刃2の鋸柄3からの突出部分である先端部分21を床Fに接触させる〔同図(a)〕。この時図の如く右手てのひらを、鋸柄3の背側(鋸歯格納溝31が設けられている側の反対側)に当てられるようにする、即ち握っている親指と人指し指との間に鋸歯格納溝31が位置するような握り方にすると良い。というのは、鋸刃2を開き伸展させ切断作業に至るまでに何度か鋸柄3の握り直しが必要となるが、図の姿勢から開始すると姿勢の移行がスムーズになるからである。
同図(a)の状態から、鋸刃2の先端部分21を床Fに接触させたまま鋸柄3の柄尻を手前に引くように回動させる〔同図(b)〕。本考案鋸1は従来の折込鋸と同様、不用意に開くことがないようクリック機構を具備しているので、同図(a)の状態から(b)の状態にしてやるまでには多少の力が必要であるが、そのあとは軽く回動させてやることができる。
そして、最後にまた幾分力を込めて伸展位置保持のためのクリック機構部分を通過すれば作業完了である〔同図(c)〕。
なおここで示したのは、鋸刃の開き方の一例であって、本考案はその開き方自体を限定するというものではない。例えば押し当てる代わりに、鋸刃2の先端部分21を硬い物にコツンと軽く当ててやることでも、簡単に開くことができる。
図4(a)(b)は、本考案の他の例を示すものである。前例では鋸刃2の先端部分21は、全体的に凸湾していたが、本例では切歯22が設けられている側に一箇所凹湾部分があり、引っ掛け凹部23を形成している。これは、前述した床Fなどの硬い物が近くに存在しない状況下でも仕舞われた鋸刃2を開くことができるようにしたものであり、同図(b)のように例えば鋼線Wに引っ掛けることができれば、簡単に開くことができる。
1 本考案に係る折込鋸
2 鋸刃
21 先端部分
22 切歯
23 引っ掛け凹部
3 鋸柄
31 鋸歯格納溝
4 ボルト
50 鋸柄(従来)
51 ボルト(従来)
52 鋸刃(従来)
F 床
W 鋼線

Claims (4)

  1. 鋸柄と鋸刃とが回動自在に連結されており、該鋸柄側に刻設された鋸歯格納溝内に鋸刃の歯部分が格納されるという構造の鋸において、鋸刃格納状態で、該鋸刃先端の歯のない部分が、該鋸歯格納溝から後方に突出するよう構成されているものであることを特徴とする折込鋸。
  2. 格納状態で該鋸歯格納溝から突出する鋸刃先端部分は、平面視頂点を持たないなだらかな線で構成されているものである請求項1記載の折込鋸。
  3. 格納状態で該鋸歯格納溝から突出する鋸刃先端部分は、歯側に凹湾部分が設けられているものである請求項2記載の折込鋸。
  4. 格納状態で該鋸歯格納溝から突出する鋸刃先端部分の長さは概ね、5mm以上30mm以下である請求項2又は3記載の折込鋸。
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