JP3054291U - 手持式工具及びアタッチメント - Google Patents

手持式工具及びアタッチメント

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JP3054291U
JP3054291U JP1998003559U JP355998U JP3054291U JP 3054291 U JP3054291 U JP 3054291U JP 1998003559 U JP1998003559 U JP 1998003559U JP 355998 U JP355998 U JP 355998U JP 3054291 U JP3054291 U JP 3054291U
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JP
Japan
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grip
hand
pliers
folded
holder
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Application number
JP1998003559U
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Inventor
惇 服部
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Twinbird Corp
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Twinbird Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性を損なうことなく、高所作業時の安全
性及び片手での作業性を確保する。 【解決手段】 レバー部材1の把持部8に折り返し部10
を一体に形成すると共に、この折り返し部10の先端を前
記把持部8の基端に対して所定の間隙を有して近接させ
る。そして、前記把持部8と折り返し部10の間に人差し
指から小指のうちの任意の指を通し、また、もう一方の
把持部9を掌に当てて把持することで片手で開くことが
でき、開くために握り換える必要がないので、握り換え
の時に手持式工具を落としてしまうという虞を一掃でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はペンチ、ニッパー、プライヤ等の手持式の工具に関するものであり、 特に送電塔等の高所で作業する場合に適した手持式工具に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来この種の手持式工具としては、例えば実開昭62−123868号公報等 が知られている。これは、ペンチの把持部の先端に孔を形成し、この孔にひも等 を通して取り付けることにより、高所での作業中に誤ってペンチが手から離れて もペンチが落下することがなく、ペンチの落下による災害の虞を防止するもので ある。
【0003】 しかしながらこれらの手持式工具においては、ペンチの落下が防止でき、安全 性は確保できるものの、作業中に誤ってペンチが手から離れるのを防ぐことはで きず、作業効率の改善はされなかった。
【0004】 一方、この種の手持式工具として、実開昭61−144967号公報等も知ら れている。これは、ペンチの把持部に指通し穴のついた握り部を取り付けたもの である。そして、この指通し穴に指を通して把持部を把持することで、ペンチの 落下を防止できるばかりでなく、片手であってもペンチを開くことができ、作業 効率が改善されるものである。
【0005】 しかしながらこれらの手持式工具においては、例えば作業用の手袋を着けて作 業する場合指通し穴は大きなものが必要になるが、このようにした場合、ペンチ が既存のホルダに入らずに専用のホルダが必要になってくる可能性がある。
【0006】 本考案は以上の問題点を解決し、携帯性を損なわずに安全性及び作業性を確保 した手持式工具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の手持式工具は、顎部と把持部とを有する一対のレバー部材を交差部に て枢軸で枢支して構成した手持式工具において、一方の把持部に折り返し部を延 設して形成するとともに、該折り返し部の先端と前記把持部との間に間隙を形成 したものである。
【0008】 本考案は以上のように構成することにより、作業時には、把持部と折り返し部 との間に指を入れて把持部を把持し、作業する。そして携帯時には、この手持式 工具をホルダに挿入して携帯する。このとき、把持部と折り返し部の間にホルダ が位置するようにして手持式工具はホルダに挿入される。
【0009】 また、本考案の折り返しアタッチメントは、手持式工具の把持部に対して着脱 自在とするとともに、取付時に先端部が前記把持部との間で間隙を形成するよう 構成したものである。
【0010】 本考案は以上のように構成することにより、折り返しアタッチメントを既存の 手持式工具に取り付けて使用する。そして、折り返し部を取り付けたまま元のホ ルダに挿入して携帯する。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について、図1乃至2に基づいて説明する。なお、本 例では手持式工具として、ペンチを用いて説明する。1及び2はレバー部材であ る。これらのレバー部材1、2は、交差部3、4にて交差しているとともに、枢 軸5によって互いに回動自在に枢着されている。そして、この枢軸5を中心とし て、前記レバー部材1、2の一側には、それぞれ顎部6、7が形成されており、 また、前記レバー部材1、2の他側には、それぞれ把持部8、9が形成されてい る。そして、前記レバー部材1の把持部8には、折り返し部10が一体に形成され ている。この折り返し部10の先端は、前記把持部8の基端に対して所定の間隙A を有して近接している。この間隙Aは、少なくともペンチのホルダHの厚さより も広く、且つ使用者の指の太さよりも狭い寸法に形成されていることが望ましい 。
【0012】 次に、作用について説明する。まず、使用時について説明する。使用者は、ホ ルダHからペンチを取り出し、把持部8と折り返し部10の間に人差し指から小指 のうちの任意の指を入れ、また、もう一方の把持部9を掌に当てて把持する。こ のペンチは、親指で把持部9を押さえて人差し指から小指のうちの任意の指を広 げることにより、片手で開くことができる。また、このペンチは、通常のペンチ と同様に把持部8、9を握ることにより、閉じることができる。このとき、例え ば高所での作業等で片手しか自由にならないような場合であっても、ペンチを開 くために握り換える必要がないので、握り換えの時にペンチを落としてしまうと いう虞を一掃できる。次に、携帯時、すなわち使用後ホルダHに収容する場合に ついて説明する。ペンチをホルダHに収容すると、ペンチの顎部6、7、交差部 3、4、及び把持部8、9の枢軸5寄りの部分がホルダH内に収まる。このとき 、把持部8と折り返し部10の先端との間には間隙Aが形成されており、そしてこ の間隙Aの寸法がホルダHの厚さ寸法よりも大きく形成されているので、ペンチ をホルダHに挿入すると、ホルダHの保持部が把持部8と折り返し部10との間の 間隙Aに位置するように保持される。このため、特殊なホルダが必要とならず、 一般的なホルダに保持が可能となる。
【0013】 次に、本考案の他の実施形態について、図3乃至4に基づいて説明する。11及 び12はレバー部材である。これらのレバー部材11、12は、交差部13、14にて交差 しているとともに、枢軸15によって互いに回動自在に枢着されている。そして、 この枢軸15を中心として、前記レバー部材11、12の一側には、それぞれ顎部16、 17が形成されており、また、前記レバー部材11、12の他側には、それぞれ把持部 18、19が形成されている。そして、前記レバー部材11の把持部18には、折り返し アタッチメント20が着脱自在に取り付けられている。この折り返しアタッチメン ト20の先端は、前記把持部18の基端に対して所定の間隙Aを有して近接している 。この間隙Aは、少なくともペンチのホルダHの厚さよりも広く、且つ使用者の 指の太さよりも狭い寸法に形成されていることが望ましい。
【0014】 次に、作用について説明する。まず、使用時について説明する。使用者はホル ダHからペンチを取り出し、把持部18と折り返しアタッチメント20の間に人差し 指から小指のうちの任意の指を入れ、また、もう一方の把持部19を掌に当てて把 持する。このペンチは、親指で把持部19を押さえて人差し指から小指のうちの任 意の指を広げることにより、片手で開くことができる。また、このペンチは、通 常のペンチと同様に把持部18、19を握ることにより、閉じることができる。この とき、例えば高所での作業等で片手しか自由にならないような場合であっても、 ペンチを開くために握り換える必要がないので、握り換えの時にペンチを落とし てしまうという虞を一掃できる。次に、携帯時、すなわち使用後ホルダHに収容 する場合について説明する。ペンチをホルダHに収容すると、ペンチの顎部16、 17、交差部13、14、及び把持部18、19の枢軸15寄りの部分がホルダH内に収まる 。このとき、把持部18と折り返しアタッチメント20の先端との間には間隙Aが形 成されており、そしてこの間隙Aの寸法がホルダHの厚さ寸法よりも大きく形成 されているので、ペンチをホルダHに挿入すると、ホルダHの保持部が把持部18 と折り返しアタッチメント20との間の間隙Aに位置するように保持される。この ため、特殊なホルダが必要とならず、折り返しアタッチメント20を把持部18から 取り外すことなく一般的なホルダに保持することが可能となる。特に本実施形態 は、通常のペンチに折り返しアタッチメント20を取り付けることで実現できるの で、今まで使用していたホルダをそのまま流用できる。また、本例では手持式工 具としてペンチを用いて説明したが、ペンチ、ニッパーといった手持式工具には 方向性があり、右利きの使用者と左利きの使用者とでは把持する向きが違うが、 本実施形態の折り返しアタッチメント20は把持部に対して着脱自在にできること により、折り返しアタッチメント20を把持部19に対して取り付けることで、左利 きの使用者であっても使用しやすい形態にすることができる。
【0015】 以上のように上記実施形態によれば、把持部8の先端から折り返し部10を延設 して形成するとともに、該折り返し部10の先端と前記把持部8との間に間隙Aを 形成したことにより、作業時には、把持部8と折り返し部10との間に指を入れて 把持部8を把持することになり、ペンチを片手で開くことができるので、ペンチ を開くために握り換える必要がなく、握り換えの時にペンチを落としてしまうと いう虞を一掃でき、安全性と作業性を向上させることができるばかりでなく、通 常のペンチと同様にホルダHに収納することができるので、携帯性が損なれわな い。
【0016】 また上記実施形態によれば、折り返しアタッチメント20を把持部18に対して着 脱自在に構成したことにより、折り返しアタッチメント20を既存の手持式工具に 取り付けて使用することができるとともに、折り返しアタッチメント20を取り付 けたまま元のホルダHに挿入して携帯することが可能であり、今まで使用してい たホルダをそのまま流用できるばかりでなく、携帯性も損なわれない。また、折 り返しアタッチメントを把持部19に取り付けることで、左利きの使用者であって も使用しやすい形態にできる。
【0017】 なお、本考案は以上の実施形態に限定されるものではなく、請求項の要旨内で 種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では一方の把持部にのみ折り返 し部を設けたが、折り返し部は両方の把持部に設けてもよい。また、上記実施形 態では、折り返し部は把持部に延在して設けたが、把持部の途中から分枝して形 成してもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、顎部と把持部とを有する一対のレバー部材を交 差部にて枢軸で枢支して構成した手持式工具において、一方の把持部の先端から 折り返し部を延設して形成するとともに、該折り返し部の先端と前記把持部との 間に間隙を形成したことにより、作業時には、把持部と折り返し部との間に指を 入れて把持部を把持することになり、片手で開くことができるので、ペンチを開 くために握り換える必要がなく、握り換えの時にペンチを落としてしまうという 虞を一掃でき、安全性と作業性を向上させることができるばかりでなく、通常の ペンチと同様にホルダに収納することができるので、携帯性が損なれわない。
【0019】 また本考案によれば、前記折り返しアタッチメントを把持部に対して着脱自在 に構成したことにより、折り返しアタッチメントを既存の手持式工具に取り付け て使用することができるとともに、折り返しアタッチメントを取り付けたまま元 のホルダに挿入して携帯することが可能であり、今まで使用していたホルダをそ のまま流用できるばかりでなく、携帯性も損なわれない。また、折り返しアタッ チメントを使用者に合わせた任意の把持部に取り付けることで、左右どちらの利 き腕の使用者であっても使用しやすい形態にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す外観図である。
【図2】本考案の一実施形態の手持式工具をホルダに入
れた状態での外観図である。
【図3】本考案の他の実施形態を示す外観図である。
【図4】本考案の他の実施形態の手持式工具をホルダに
入れた状態での外観図である。
【符号の説明】
1、2 レバー部材 3、4 交差部 5 枢軸 6、7 顎部 8、9 把持部 10 折り返し部 18、19 把持部 20 折り返しアタッチメント A 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顎部と把持部とを有する一対のレバー部
    材を交差部にて枢軸で枢支して構成した手持式工具にお
    いて、一方の把持部に折り返し部を延設して形成すると
    ともに、該折り返し部の先端と前記把持部との間に間隙
    を形成したことを特徴とする手持式工具
  2. 【請求項2】 手持式工具の把持部に対して着脱自在と
    するとともに、取付時に先端部が前記把持部との間で間
    隙を形成するよう構成したことを特徴とする折り返しア
    タッチメント。
JP1998003559U 1998-05-25 1998-05-25 手持式工具及びアタッチメント Expired - Lifetime JP3054291U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027078A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Furukawa Power Components Inc てこ式工具、仮把持具、てこ式工具の利用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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