JP3157000U - 包装用紙箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーキ類などの包装用紙箱に、主収納物であるケーキ類のほかに、ドライアイスなどの保冷材、ローソクなどの装飾品を包装する場合に、それら付属品を能率的に収納可能な包装用紙箱を提供する。【解決手段】台紙を折り組んで形成される側面開口式の包装用紙箱において、相対するいずれか一方側の側面板4の内側面に、他端部が開口部から突出して遊動端7bを形成すると共に、開口部近傍は前記内側面と固着されない帯状部材7の一端部を固定させ、前記開口部の左右いずれかに設けた内フラップ4a又は5aによって、開口部から突出する遊動端7bを制御し、容器本体の帯状部材7側の角隅部に付属品収納部Aを形成する。【選択図】図3

Description

この考案は、外気温など外部要因による影響を受け易い物品、あるいは購入した物品に添えられるおまけなどを収納するのに好適な包装用容器に関するもので、なかでも、ケーキ類などの食品の包装に好適な包装用容器に関するものである。
例えば、生のケーキ類やお弁当、さらにはお惣菜などを持ち運ぶための包装用紙箱は、主収納物である生のケーキ類のほかに、必要に応じて付属品が同時に包装されることがある。
付属品としては、例えば、バースデイケーキやクリスマスケーキにおけるローソクやフィギュアなどのおまけ、あるいは小型容器に収容されたソースなどの調味料、さらにはアイスクリームやシャーベットなどの冷菓や鮮度維持を求められる食品などの場合には、それらを低温に保つためのドライアイスなどの保冷材などが挙げられる。
したがって、これらの付属品をケーキ類のどの主収納物とともに、容易にしかも効率よく、包装用紙箱に収納するということ、また、それに適した包装用紙箱を開発するということが、常に求められ、これまでも、種々の提案がなされている。
これらの提案の一例を挙げると、実開昭53−146635号公報(特許文献1)に菓子箱が開示されている。
この特許文献1に記載の菓子箱は、包装用紙箱内に有底三角筒状の小箱を、箱体内の隅の角部に取着して、そこにドライアイスを収納するというものである。
また、ローソクを収納するためのものとしては、実開昭60−52271号公報(特許文献2)がある。
この特許文献2に記載のケーキ類の包装箱は、箱の側部を開口部とし、この開口部の左右両側縁に連設された左右一対のダストフラップに切目を入れて、この切目でローソクを挟持させたというものである。
さらに、実開昭58−88320号公報(特許文献3)に記載の包装容器は、食品用の包装容器ではなく、電気製品等の収容に用いられる段ボール製の包装容器に関するものであるが、横方向に連設された側壁部材を互いに折曲げて組み立てる際に、前記横方向に互いに連なる側壁部材相互間に、前記筒状体の内側で折曲げられて三角形筒状となる折曲部を設け、当該折曲部にコード類を収納することが開示されている。
そのような状況下に、出願人は、先に、製作上及び保管、管理上便利であるとともに、簡単な折曲げ操作によって紙箱内にドライアイス収容部を形成することのできる組立式ドライアイス収容部付包装用紙箱(実開平01−100770号公報:実用新案登録第2054756号;特許文献4)についての提案を行った。
出願人の提案にかかる組立式ドライアイス収容部付包装用紙箱は、上面が開口した紙箱本体の隣接する側壁を連結する連結片の先端に、側壁に貼着されない細幅の遊離部と、この遊離部の先端に仕切り片を連設して設け、この仕切り片を内方に折曲げることにより紙箱内隅部にドライアイス収容部を形成するというものである。
その結果、簡単かつ確実に紙箱内隅部にドライアイス収容部を形成することができ、ケーキ類の包装作業の能率を著しく向上させ、保管、取扱いにも優れ、かつ、従来は裁断時に切り捨てられていた部分で仕切り片を形成するもので、従来と同様に製作でき、製作面においても優れているものである。
実開昭53−146635号公報(実用新案登録請求の範囲) 実開昭60−52271号公報(実用新案登録請求の範囲) 実開昭58−88320号公報(実用新案登録請求の範囲、第11図) 実開平 1−100770号公報(実用新案登録請求の範囲、第3頁第7行〜第12行、第10頁)
先に出願人が提案した組合式ドライアイス収容部付包装用紙箱は、上記したような優れた特性を有するもので、長期にわたり使用されているものであるが、さらに以下の点についての改良が望まれているもので、その要望に応えるために、検討を行ったのである。
すなわち、先の組合式ドライアイス収容部付包装用紙箱では、仕切り片を内方に折曲げる際に、仕切り片の長さに応じて曲げ角度を調整しなければならない。
また、折曲げによって、ドライアイス収容部を形成した仕切り片が固定されていないため、ドライアイス収容部の安定性に不安がある。
さらに、この包装用紙箱は、上面を開口する方式の紙箱に適応可能ではあるが、側面を開口する紙箱には、そのまま転用できないという実用上解決すべき課題があった。
かかる現状に鑑み、この考案は、台紙を折り組んで形成される、側面開口式の包装用紙箱において、相対するいずれか一方側の側面板の内側面に、他端部が開口部から所要長さ突出して遊動端を形成するとともに、開口部近傍は前記内側面と固着されない帯状部材の一端部を固定させ、前記遊動端の先端部を、左右いずれかの内フラップで、さらには底板上に載置される主収納物を登載するトレーの外周部で制御することによって、包装用紙箱の角隅部に付属品収納部を形成させ、前記の課題を解決したものである。
すなわち、この考案の請求項1に記載の包装用紙箱は、
台紙を折り組んで形成され、開口部の左右側面に設けられるフラップおよび開口部の上方及び/又は下方に設けられる蓋板から構成される側面開口式の包装用紙箱において、
相対するいずれか一方側の側面板の内側面に、他端部が開口部から突出し、かつ前記内側面に固着されない遊動端を有する帯状部材の一端部を固定させ、
前記左右いずれかの内フラップによって、開口部から突出する前記遊動端を制御し、前記帯状部材側の角隅部に付属品収納部を形成させること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項2に記載の包装用紙箱は、
請求項1に記載の包装用紙箱において、
前記帯状部材は、
折目線を介して連設している4枚の面板を接着して容器本体とするためのノリ代に連設して設けられるもので、側面に形成された開口部から突出する遊動端と、側面板の内側面に固着される固定部とから構成され、前記遊動端は固定部に対して屈曲可能に構成されていること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項3に記載の包装用紙箱は、
請求項1又は2に記載の包装用紙箱において、
前記帯状部材は、
その先端側に形成された遊動端が、帯状部材の基端部が固着された側面板の開口部に付設された内フラップによって、前記側面板の内側面から自動的に離間させ、前記帯状部材側の角隅部に付属品収納部を形成させること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項4に記載の包装用紙箱は、
請求項1又は2に記載の包装用紙箱において、
前記帯状部材は、
先端側に形成した遊動端と、この遊動端と相対する側面板の開口部に付設された内フラップとを係合させることによって、前記遊動端を、固定側の側面板の内側面から強制的に離間させ、前記帯状部材側の角隅部に形成する付属品収納部を一定形状に保持させること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項5に記載の包装用紙箱は、
請求項1〜4のいずれかに記載の包装用紙箱において、
前記遊動端は、
その下縁部を、容器本体の底板から離間させるともに、先端側の下縁部を底板側に延出させて突出部を形成したもので、前記突出部を容器本体内に収納されるトレーの外周部に当接させ、遊動端の容器本体内への移動が阻止されるよう構成されていること
を特徴とするものである。
この考案の包装用紙箱は、台紙を折り組んで形成される、側面開口式の包装用紙箱において、開口部を形成する側面板の内側面に、先端部が開口部から突出し、かつ接する側面板の内側面に固定されない遊動端を有する帯状部材の基端部を固定させ、前記開口部のいずれかに設けられた内フラップを利用して、容器本体の帯状部材固定側の角隅部に平面視三角形状の付属品収納部を形成させるもので、前記付属品収納部を容器本体内に簡単かつ容易に形成することができる。
特に、この考案においては、前記付属品収納部の形成は、開口部に設けられる内フラップの制御によって帯状部材の遊動端を制御することで、簡単に行なうことができるので、従来のように折曲げなどの作業工程を減らすことができる。
その際、前記遊動端と、この遊動端の反対側に設けた内フラップを強制的に係合させる手段を用いれば、前記付属品収納部を一定形状に確実に保持することができ、遊動端の変動による付属品の収納の不安定性が完全に防止できる。
さらに、前記付属品収納部は、主収納物を外部と区画する帯状部材を構成する遊動端の外側に形成しているので、付属品の取出しや交換は、蓋を開けるだけで簡単かつ容易に行なうことができるとともに、主収納物を外気に晒すことなく行なえるので、衛生的にも好ましいものである。
さらにまた、遊動端の下縁部を、容器本体の底面から離間させ、先端側の下縁部を底板側に延出させて突出部すれば、前記突出部を容器本体内に収納されるトレーの外周部に当接させることによって、遊動端の容器本体内への移動を阻止することができる。
したがって、この考案の包装用紙箱は、ケーキ類など主収納物の包装作業の能率を著しく向上させ、保管、取扱いにも優れ、かつ、先の提案と同様に、裁断時に切り捨てられていた部分で仕切り片を形成するもので、従来と同様に製作でき、製作面においても優れているものである。
この考案にかかる包装用紙箱の一例を示す斜視図である。 図1に示される包装用紙箱の一方の外フラップを開けた状態を示す斜視図である。 図1に示される包装用紙箱の要部の拡大図である。 図1に示される包装用紙箱の展開図である。
以下、この考案にかかる包装用紙箱の最も好ましい実施形態の一例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この考案は実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
図1に示す包装用紙箱1は、デコレーションケーキなどの大きな洋菓子を収納するためのもので、前記洋菓子を低温状態で保持するための保冷材を付属品として収納することのできるタイプの包装用紙箱である。
この包装用紙箱1は、図4で明らかなように、
(1)上蓋と底板を構成する方形の上下一対の面板2,3と、
(2)左右の側面板を構成する矩形状の一対の面板4,5(側面板とも称する。)と、前記面板2(上蓋2とも称する。)の上下の縁部(折目x)に沿って連設される外フラップ2a,2bと、
(3)前記面板3(底板3とも称する。)の上下の縁部(折目x)に沿って連設される外フラップ3a,3b、および
(4)この底板3の側縁(折目x)に沿って連設されるノリ代3cと、
(5)前記ノリ代3cに連設され、使用に際し、付属品収納部Aを形成する帯状部材7と、
(6)前記左右一対の側面板4,5の、上下の縁部(折目x)に沿って連設される内フラップ4a,4bと、内フラップ5a,5bと
から構成されている。
なお、前記外フラップ2a,2b、3a,3bも、内フラップ4a,4b、5a、5bも、面板を構成するものである。
より具体的には、前記各外フラップ2a,2bの上縁中央部には、差込み片2c,2cが、前記外フラップ3a,3bには、前記差込み片2c,2cと対応する位置に、それぞれ差込み部が切込みyによって形成されている。
また、前記内フラップ5aの先端部には、後述する帯状部材7の先端側の遊動端7bに設けられた差込み口7cに差し込まれる、差込み片5cが形成されている。
前記ノリ代3cに連設される帯状部材7は、前記側面板4の内側面に接着剤などで固定される固定部7aと、この固定部7aの一端部に連設して設けられる遊動端7bとからなるものである。
前記遊動端7bは、前記内側面に固定させることなく遊離させた状態で、内側面に沿って開口部方向に延出させ、かつ開口部から突出する長さを有するものである。
この遊動端7bは、前記ノリ代3c(図4の斜線で示される部分)とは完全に分離されているもので、保冷材が発生した冷気を、包装用紙箱1内に効率よく通気させるための通気孔8,8が設けられている。
また、連設する面板2,3,4,5をノリ代3cで接着し、ボックス状とした際に、前記側面板4に密接した状態になる帯状部材7を、面板4から遊離させ易くするために、固定部7aとの境目には、切込みyと折目xとからなる屈曲部が設けられている。
また、この遊動端7bは、図3で明らかなように、その下縁7dを前記ノリ代3cの幅分だけ底板3から離間させることによって、容器本体内に収納する主収納物を登載したトレーの角隅部を突出させ、容器本体内へのトレーの収納をスムーズに行なうことができるので好ましい。
なお、前記離間距離は必ずしもノリ代3cの幅分だけなく、使用するトレーの高さに合わせたものであってもよい。
その際、図4に示すように、遊動端7bの先端側の下端部を延出させて突出部7eを設けることによって、後述する遊動端7bの制御が可能となる。
なお、前記遊動端7aに形成する前記切込みyと折目xは、面板として用いられている板紙の特質、特に、復元弾性力の強弱に応じて設けられるもので、割愛することができるものである。切込みyの大きさについても同様である。
また、前記上蓋2には、持ち運び時に使用される左右一対の把手6,6が、折目xと切込みyによって形成され、前記切込みyの一部に形成された指掛け部6aを切取って各把手6,6を切起こして使用できるよう構成されている。
また、この包装用紙箱1には、前記左右一対の把手6,6が設けられた上蓋2の裏面には、前記上蓋2の形成される左右一対の把手6,6部を覆うようにして、シート(図示せず)が貼着されている。
なお、この実施例においては、包装用紙箱1は、前記上蓋2に折目xと切込みyによって切起こして使用する把手6,6を形成しているが、把持用の把手は、上蓋2の上面に後付けするものであってもよく、その場合、前記透明なシートは当然不要となる。
かかる構成からなる包装用紙箱1は、従来公知の組立て方法に基づいて、製箱されるもので、基本的には、以下の手順で行なわれるが、必ずしも以下の手順に限定されるものではない。
まず、図4において、縦方向に形成された折目xに沿って各部材を内側に折り曲げたのち、ノリ代3cの表面に接着剤を塗布し、当該ノリ代3cを、側面板4の縁部内側に当接して、側面が開口するボックス状の容器本体を構成する。
ついで、横方向に形成された折目xに沿って、内フラップ4a,4b及び5a,5bを内側に折り曲げたのち、底板3に形成した外フラップ3a,3bを内側に折り曲げる。
しかるのち、上蓋2の外フラップ2a,2bをそれぞれ内側に折り曲げ、各外フラップ2a,2bに形成された差込み片2cを、前記外フラップ3a,3bに形成された各差込部y,yに差し込んで、図1に示す包装用紙箱1とするものである。
その際、この考案の包装用紙箱1においては、ノリ代3cの表面に接着剤を塗布し、当該ノリ代3cを、側面板4の縁部内側に当接してボックス状とする際、側面板4の縁部内側に沿って延出している帯状部材7の遊動端7bの先端部が、図2に示すように、開口部Xから突出するものである。
この考案においては、この開口部から突出させた遊動端7bを、前記左右いずれかの内フラップ4a又は5aを利用して制御し、付属品を収納するための平面三角形状の付属品収納部Aを、角隅部に形成するものである。
具体的な制御手段の一つは、側面板4の内面に沿って開口部Xから延出する帯状部材7の遊動端7bの先端部を、帯状部材7が固定されている側の開口部Xに設けられた内フラップ4aを閉じる方向に折り曲げることによって、内フラップ4aの先端縁で突出する遊動端7bの先端部を、図2の矢印に示す方向に押圧することである。
この内フラップ4aの押圧によって、自動的に遊動端7bの先端部を側面板4から内側方向に離間させ、開口部X近傍の側面板4と、前記内フラップ4aの内面と、前記遊動端7bとで、角隅部に平面視が三角形状の付属品収納部Aが形成される。
他の手段は、図3に示すように、前記帯状部材7の遊動端7bの先端側に形成された差込み口7cに、前記側面板4と相対する側面板5の開口部Xに設けられた内フラップ5aの先端縁に付設された差込み片5cを係合させることである。
この遊動端7bの差込み口7cと、内フラップ5aに付設された差込み片5cとの係合によって、前記遊動端7bは強制的に側面板5方向に引っ張られて側面板4から離間するので、その結果、開口部近傍の側面板4と、前記フラップ5aの内面と、前記遊動端7bとで、角隅部に平面視が三角形状の付属品収納部Aが形成されるものである。
この手段は、前記自動的に付属品収納部Aを形成する手段に比べ、付属品収納部Aの形状を一定に保持する効果を奏するため、収納した付属品が移動途中において、ケーキ類などの本体側に入り込むことがないため、付属品による内容物の損傷を確実に防止できる点で有利なものである。
この実施例においては、遊動端7側に差込み口を、内フラップ5aに差込み片を設けているが、内フラップ5a側に差込み口を、遊動端7b側に差込み片を設けてもよい。
要は、遊動端7bを側面板4側から確実に離間させ、かつ付属品収納部Aの形状を一定に保持することができれば、その構成に特段の制限はないものである。
また、前記付属品収納部Aの大きさは、内フラップ5aの長さ及び/又は遊動端7bの長さを適宜選択することによって変更することが可能である。
かくして容器本体内に目的のケーキなどを収納したのち、前記いずれかの手段で容器本体内に平面視が三角形状の付属品収納部Aを形成したのち、この付属品収納部A内に、収納物に必要な付属品、例えば、生ケーキであれば、保冷材及び/又はローソクなどを収納する。
ついで、常法にしたがって、包装用紙箱1を完成させ、しかるのち、把手6,6を切越して顧客に渡すものである。
なお、この考案にかかる包装用紙箱1は、容器本体内にケーキなどの主収納物を一旦収納したのち、必要があれば、前記手順で開口部Xを開口させることによって、随時保冷材などの付属品を、前記付属品収納部A内に主収納物を外気に直接晒すことなく収納させることができる。
さらに、遊動端7bの下縁7dを前記ノリ代3cの幅分だけ底板3から離間させた形状とすれば、容器本体内に収納する主収納物を登載したトレーの角隅部を突出させることができるので、容器本体内へのトレーの収納をスムーズに行なうことができる。
また、前記遊動端7bの下縁7dを底板3からノリ代3cの幅分離間させ、かつその先端側の下端部に突出部7eを形成した場合は、底板3上に、生ケーキなどの主収納物を登載したトレーを収納した状態で、遊動端7bを内フラップ4aで制御した場合、前記突出部7eが前記トレーの外周部に当接し、遊動端7bが容器本体内への移動を阻止され、開口部X近傍の側面板4と、前記遊動端7bおよび内フラップ4aとで、角隅部に形成される付属品収納部Aの形状を安定化させることができる。
この包装用紙箱1内には、実施例においては、保冷材(図示せず)を係合保持するとして説明しているが、保冷材以外に、誕生日用のローソクやおまけのフィギュアなどの付属品も係合保持させることができるので、包装用紙箱1の用途に応じて、収納する付随品を適宜選択することができる。
この考案の包装用紙箱1は、所要の厚みを有する一枚の台紙から構成されるもので、台紙の素材には特段の限定はないが、所要の厚みを有するダンボールを使用することが、仕切り片の固定安定性を増す観点から好ましいものである。
この考案にかかる包装用紙箱は、特に、一定時間低温状態を保持することが求められるケーキ類や惣菜などの食品の包装に用いるのに好都合なものである。
その際、包装用紙箱の用途には特段の限定はないので、物品を包装用紙箱内に収納したのち、外部から保冷材、除湿材、保温材、ローソクやおまけ、さらには香料など各種の物品を、包装用紙箱の蓋を開けることなく、自在に出し入れすることができるので、広い用途に利用することができる。
1 包装用紙箱
2 面板(上蓋)
2a,2b 外フラップ
2c 差込み片
3 面板(底部)
3a,3b 外フラップ
3c ノリ代
4,5 面板(側面板)
4a,4b 内フラップ
5a,5b 内フラップ
5c 差込み片
6 把手
7 帯状部材
7a 固定部
7b 遊動端
7c 差込み口
7d 遊動端の下縁
7e 遊動端の先端部に延出する突出部
8 通気孔
X 開口部
A 付属品収納部
x 折目
y 切込み

Claims (5)

  1. 台紙を折り組んで形成され、開口部の左右側面に設けられるフラップおよび開口部の上方及び/又は下方に設けられる蓋板から構成される側面開口式の包装用紙箱において、
    相対するいずれか一方側の側面板の内側面に、他端部が開口部から突出し、かつ前記内側面に固着されない遊動端を有する帯状部材の一端部を固定させ、
    前記左右いずれかの内フラップによって、開口部から突出する前記遊動端を制御し、前記帯状部材側の角隅部に付属品収納部を形成させること
    を特徴とする包装用紙箱。
  2. 前記帯状部材は、
    折目線を介して連設している4枚の面板を接着して容器本体とするためのノリ代に連設して設けられるもので、側面に形成された開口部から突出する遊動端と、側面板の内側面に固着される固定部とから構成され、前記遊動端は固定部に対して屈曲可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用紙箱。
  3. 前記帯状部材は、
    その先端側に形成された遊動端が、帯状部材の基端部が固着された側面板の開口部に付設された内フラップによって、前記側面板の内側面から自動的に離間させ、前記帯状部材側の角隅部に付属品収納部を形成させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の包装用紙箱。
  4. 前記帯状部材は、
    先端側に形成した遊動端と、この遊動端と相対する側面板の開口部に付設された内フラップとを係合させることによって、前記遊動端を、固定側の側面板の内側面から強制的に離間させ、前記帯状部材側の角隅部に形成する付属品収納部を一定形状に保持させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の包装用紙箱。
  5. 前記遊動端は、
    その下縁部を、容器本体の底板から離間させるともに、先端側の下縁部を底板側に延出させて突出部を形成したもので、前記突出部を容器本体内に収納されるトレーの外周部に当接させ、遊動端の容器本体内への移動が阻止されるよう構成されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装用紙箱。
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