JP3156354B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3156354B2 JP07074292A JP7074292A JP3156354B2 JP 3156354 B2 JP3156354 B2 JP 3156354B2 JP 07074292 A JP07074292 A JP 07074292A JP 7074292 A JP7074292 A JP 7074292A JP 3156354 B2 JP3156354 B2 JP 3156354B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置を作製する際
に用いることができる半導体装置の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造方法は微細化に
よりシャロージャンクション化、MOSFETにおけるゲート
酸化膜の薄膜化が必要となりプロセスにおける低ダメー
ジ化が要求されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
半導体装置の製造方法の一例について説明する。
【0004】図5は従来の半導体装置の製造方法のドラ
イエッチングによるパタ−ン形成方法を示すものであ
る。図5において、1はシリコン基板である。2はシリ
コン酸化膜で、3はシリコン窒化膜、4はレジスト、5
は窒化膜をエッチングするエッチングガスである。
【0005】上のように構成された半導体装置の製造方
法について、以下その製造方法についてさらに詳しく説
明する。
【0006】まず酸化膜2上に窒化膜3のパタ−ンを形
成する工程を示す。シリコン基板1上に、酸化膜2を形
成し、その後CVD等でチッカ膜3を形成した図が(a)で
ある。(b)は窒化膜3上にレジストパタ−ンを形成し
た図である。(c)はレジスト4をパタ−ンとしてチッ
カ膜3をドライエッチングによりエッチングした図であ
る。7はエッチングガス5を励起させるためのプラズマ
である。励起されたエッチングガスにより3の窒化膜が
エッチングされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、チッカ膜をエッチングする際エッチング
ガスのチャ−ジが酸化膜表面に発生するするためシリコ
ン基板側に符号の異なるチャ−ジが発生しシリコン基板
にダメ−ジがはいるという問題点を有していた。
【0008】またドライエッチングではエッチングガス
を励起させるためプラズマを用いるため放射線によるダ
メ−ジがシリコン酸化膜を通り抜けシリコン基板にダメ
−ジがはいるという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、半導体基板へ
のチャージアップによるダメージおよび放射線によるダ
メージを緩和し半導体装置の歩留まり及び信頼性を向上
させることを目的とする半導体装置の製造方法を提供す
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に
酸化膜を形成する工程と、酸化膜表面に電荷トラップを
形成するもしくは半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
と、絶縁膜上に電荷トラップを持つ薄膜を形成する工程
という構成を備えたものである。
【0011】また電荷トラップを形成するためにアルカ
リ水溶液中に水酸化物となる金属添加物を添加しこの溶
液で半導体基板を処理する工程と、超純水で洗浄する工
程と、乾燥する工程もしくは酸化力の有る中性溶液に金
属添加物を添加しこの溶液で半導体基板を処理する工程
と、超純水で洗浄する工程と、乾燥する工程という構成
を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって電荷トラップを
持つ薄膜を形成することによってドライエッチング、イ
オン注入、プラズマによるチャージアップ及び放射線に
よるダメージが形成した薄膜中の電荷トラップにより吸
収もしくは半導体基板全面に渡り緩和されて半導体基板
に対するダメージが低減されて半導体装置の歩留まり及
び信頼性を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例の半導体装置の製造方
法について、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は本発明の実施例における半導体装置
の製造方法のドライエッチングによるパタ−ン形成方法
を示すものである。図1において、1はシリコン基板で
ある。2はシリコン酸化膜で、3はシリコンチッカ膜、
4はレジスト、5はチッカ膜をエッチングするエッチン
グガスである。7はエッチングガス5を励起させるため
のプラズマである。6は電荷トラップ層である。上記の
ように構成された半導体装置の製造方法について、以下
その製造方法についてさらに詳しく説明する。
【0015】まず酸化膜2上にチッカ膜3のパタ−ンを
形成する工程を示す。シリコン基板1上に、酸化膜2を
形成し、電荷トラップ層6を形成する。その後CVD等で
チッカ膜3を形成した図が(a)である。(b)はチッカ
膜3上にレジストパタ−ンを形成した図である。(c)
はレジスト4をパタ−ンとしてチッカ膜3をドライエッ
チングによりエッチングした図である。7はエッチング
ガス5を励起させるためのプラズマである。励起された
エッチングガスにより3のチッカ膜がエッチングされ
る。以上のように構成された半導体装置の製造方法につ
いて、以下図1及び図2を用いてその動作を説明する。
【0016】まず図2(b)従来の方法によるチャ−ジ
の蓄積状態を示す図である。9はエッチングガス5が持
っている負の電荷を示し、10はその電荷によりシリコ
ン基板に励起された正の電荷を示す。このようにエッチ
ングを行うことによりシリコン基板1及び酸化膜2の界
面に正の電荷が蓄積して界面の結合の破壊又はシリコン
基板1にダメ−ジが入り、半導体装置の信頼性及び歩留
まりが低下する。次に図2(a)は図1(c)のエッチン
グを行う際のチャ−ジが吸収されるときの動作を示すも
のである。6は電荷トラップ層でありこの層に正のトラ
ップ8が形成されている。9はエッチングガス5が持っ
ている負の電荷を示す。エッチングガス5が持っている
チャ−ジ9は、電荷トラップ層6に形成された正の電荷
8と結合することにより電荷は消滅しシリコン基板1及
び酸化膜2の界面に電荷が発生せず界面の結合の破壊又
はシリコン基板1にダメ−ジが入ることがない。
【0017】以上のように本実施例のよれば、絶縁膜上
に電荷トラップ層を設けることにより、エッチング時に
発生するチャ−ジを電荷トラップ層が吸収しシリコン基
板1にダメ−ジが入ることがなく半導体装置の信頼性及
び歩留まりを向上させることができる。
【0018】図3は本発明の実施例における半導体装置
の製造方法の電荷トラップ形成方法を示すものである。
図3(a)において11は溶液を入れる容器である。容
器11ないにアルカリ水溶液12を満たす。その後水酸
化物となるアルミニュウムを添加する。アルミニュウム
は水酸化物13となり、シリコン基板1に吸着する。図
3(b)はシリコン基板1を溶液から出し超純水で余分
な薬品を除去した後乾燥させた図である。シリコン基板
1は酸化され易いためシリコン基板表面に酸化膜が形成
される。その際にアルミニュウムがシリコン酸化膜内に
取り込まれる。ここでシリコンは4価であり、アルミニ
ュウムは3価であるためシリコンのネットワ−ク内では
正の電荷トラップとなる。
【0019】図3(c)は酸化性雰囲気中で高温熱処理
を行い酸化膜を形成させた図である。6の電荷トラップ
層を通して酸化種は拡散して電荷トラップ層6とシリコ
ン基板1の間にシリコン酸化膜は形成される。
【0020】図4に本発明をもちいて半導体装置を製造
し、その効果について従来例との比較を特性図1、特性
図2に示す。
【0021】まず図4について半導体装置の製造方法を
示す。図4(a)はシリコン基板1上に電荷トラップ層6
を持つシリコン酸化膜2を形成し、その後シリコンチッ
カ膜3をCVD法を用いて堆積した図である。図4(b)はシ
リコンチッカ膜3上にレジスト4にてパタ−ンを形成し
た図である。図4(c)はレジストパタ−ン4を用いてド
ライエッチングによりシリコンチッカ膜3をエッチング
した図である。図4(d)はレジスト4を除去し、シリコ
ンチッカ膜3をマスクとしてシリコンを選択酸化したの
ち、シリコンチッカ膜3およびシリコン酸化膜2を除去
した図である。14は半導体装置を分離するための分離
用酸化膜である。図4(e)はその後イオン注入によりN型
層15を形成し、電極16を形成した図である。半導体
装置の評価として定電圧5Vを電極16とP型シリコン基
板1の両端にかけその時のpn接合逆方向リ−ク電流を1
7の電流計を用いて測定した。このとき電極16側に正
をシリコン基板1に負をかけた。
【0022】図6(a)に本発明を用いた電荷トラップ
層を形成してからドライエッチングを行い半導体装置を
製造した場合のリ−ク電流を示し、図6(b)に従来の
電荷トラップ層を形成せずに半導体装置を製造した場合
のリ−ク電流を示す。シリコン基板上約100個のpn接
合を測定した結果、図6(a)の本発明を用いた場合は
リ−ク電流の値は約12pA/mm2以下であるが、図6
(b)の従来の方法では約13pA/mm2以上で、平均値と
しては従来法に比較して40%のリ−ク電流の低減がさ
れたことになる。
【0023】また、図6(b)ではシリコン基板の中心
部でリ−ク電流が大きく周辺部で小さくなっているがこ
れはドライエッチングする際のプラズマによる放射線の
影響であるがこのダメ−ジに対しても、図6(a)より
明らかなようにダメ−ジが低減されることがわかる。
【0024】以上のように本発明を用いることにより半
導体装置の基本的特性であるpn接合リ−ク電流を40%
低減することができ半導体装置の製造方法をして効果は
絶大である。このことにより半導体装置の歩留まり向上
および信頼性の向上を可能とすることができる。
【0025】なお、実施例において、電荷トラップ層を
形成する際に処理液としてアルカリ水溶液を用いたが酸
化力のある中性溶液例えば過酸化水素等を用いてもよく
また、アルカリ水溶液と酸化力のある中性溶液の混合液
を用いてもよい。また、電荷トラップを形成するための
添加物としてアルミニュウムを用いたがその他水酸化物
になりやすい元素及び、酸化性溶液中で酸化物になる元
素についても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0026】また、既にシリコン基板上に電荷トラップ
層のないシリコン酸化膜もしくは絶縁膜を形成した後、
酸化物生成エンタルピ−がシリコンより大きな元素、お
よびシリコン酸化膜中で拡散定数の小さい元素を拡散さ
せる、もしくはスパッタ法、CVD法等を用いて電荷トラ
ップ層を形成してもよい。
【0027】また、本発明の電気的特性の評価方法とし
てpn接合リ−ク電流で評価したが、シリコン基板にダメ
−ジがはいることにより特性を劣化させるMOS構造の半
導体装置を製造する場合にも有効であることは言うまで
もない。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明はシリコン基板上に
絶縁膜を形成しドライエッチング等のシリコン基板に電
荷によるダメ−ジや、放射線によるダメ−ジを与える場
合絶縁膜上に電荷トラップ層を形成した後処理すること
により、電荷によるダメ−ジや、放射線によるダメ−ジ
を低減し半導体装置の歩留まりおよび信頼性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法のドライエッチングによるパタ−ン形成方法を示
す断面図
【図2】本発明の第1の実施例及び従来例における動作
説明のための作用原理図
【図3】本発明の第1の実施例における電荷トラップ層
形成方法を示す工程図
【図4】本発明の第1の実施例における評価用半導体装
置の製造法及び評価方法を示す概略図
【図5】従来の半導体装置の製造方法のドライエッチン
グによるパタ−ン形成方法を示すもの
【図6】(a)は本発明の第1の実施例における評価結
果を示す特性図 (b)は従来例における評価結果を示す特性図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 シリコンチッカ膜 4 レジスト 5 エッチングガス 6 電荷トラップ層 7 プラズマ 8 正電荷 9 負電荷 10 励起された正電荷 11 容器 12 アルカリ水溶液 13 アルミニュウム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/316

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜上に電荷トラップを持つ薄膜を形成する
    工程と、前記薄膜上に形成した膜をドライエッチングす
    る工程を有しており、前記電荷トラップは前記絶縁膜の
    生成エンタルピーよりも生成エンタルピーの大きな元素
    からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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