JP3156145B2 - 液体収容容器の注ぎ口構造 - Google Patents

液体収容容器の注ぎ口構造

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JP3156145B2
JP3156145B2 JP05305094A JP5305094A JP3156145B2 JP 3156145 B2 JP3156145 B2 JP 3156145B2 JP 05305094 A JP05305094 A JP 05305094A JP 5305094 A JP5305094 A JP 5305094A JP 3156145 B2 JP3156145 B2 JP 3156145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体を収容した容器であ
って、この液体の一部または全部を別の容器へ移す場合
の注ぎ口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定の容器に入れた液体を別の容器へ移
す場合、すなわち一部を注ぎ込むような場合、最後の1
滴乃至数滴が注ぎ口から垂れ落ちることが多い。すなわ
ち、注ぎ口から流れ出る液体を途中で完全に遮断するこ
をは出来ず、流出量を次第に少なくしていく場合、必ず
最後の僅かな量(1滴乃至数滴)は後だれと成って流れ
る。これは、如何に上手に注ぎ出しても、後だれをなく
すことは容易でない。
【0003】家庭での食卓に並ぶ醤油やソースの容器の
表面が常に濡れているのは、この後だれによるものであ
る。該容器は表面だけでなく、容器を常に載せておくテ
ーブルや台の上面も濡れている。また比較的大きなもの
としては、やかんも同様であるが、容器が大きい為に1
滴乃至数滴が後だれしてもわからない場合が多い。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】このように、従来の
容器の注ぎ口には上記のごとき問題がある。本発明が解
決しようとする課題はこの問題点であって、後だれ現象
を完全に防止した容器の注ぎ口構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る容器の注ぎ
口構造は、該注ぎ口の下方に溜まり部を形成し、溜り部
の上端は注ぎ口との境界を窪ませ、窪みの底には小さな
孔を有し、該孔は溜り部の内部空洞と連通している。そ
して溜り部の下端にも小さな下孔を形成し、該孔は注ぎ
口または容器本体に連通している。溜り部は上記孔が注
ぎ口または容器本体と連通している以外は、完全に仕切
られている。ただし、上記溜り部の下孔は容器の種類に
よっては無くす場合もある。
【0006】
【作用】容器の注ぎ口をこのように構成することで、該
注ぎ口から垂れる1滴乃至数滴の僅かな液は注ぎ口の下
側面に沿って垂れ落ち、この液は溜り部の上端孔から溜
り部内部へ流れ入る。そして、溜り部内部へ入った液
は、溜り部下端に形成されて注ぎ口または容器本体に連
通している下孔から流れて容器へ戻る。ただし溜り部の
下孔を形成しない場合は、溜り部に溜った液は容器本体
に戻ることはなく、後で溜り部から除去される。ところ
で、注ぎ口から液を注ぎ出す場合、溜り部下端に形成し
ている孔から僅かな液の漏れはあるが、この液は該溜り
部に溜められる。以下本発明に係る実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る容器の注ぎ口構造を示し
た実施例である。同図の1は容器本体、2は上蓋、3は
持手、4は注ぎ口、5は溜り部をそれぞれ表している。
上記容器本体1は内部に大きな空間を有して液体を収容
することが出来るものであって、その材質は金属製であ
っても、樹脂製であっても、または陶器でもよい。持手
3は容器本体1の側面に設けられており、上蓋2は容器
本体1の上端に被覆されている。
【0008】また、注ぎ口4は容器本体1の側面から斜
め上方へ延びていて、勿論、該注ぎ口4は連続した孔を
形成し、該孔は容器本体1の空間に連通している。そし
て該注ぎ口4の下方には溜り部5が形成され、注ぎ口4
から垂れる液は溜り部5にて回収される。図2は注ぎ口
4と溜り部5の断面拡大図であって、該溜り部5は空洞
化され、空洞6内には僅かな量の液は溜められる。
【0009】溜り部5の形状は上記注ぎ口4の下側面7
との間は凹状の窪み8を形成し、該窪みの底には小さな
上孔9が設けられ、該上孔9は溜り部5の空洞6に連通
している。したがって、注ぎ口4の下側面7に沿って垂
れ落ちる液は窪み8へ入り、上孔9から空洞6に収容さ
れる。一方、溜り部5の下端には下孔10が設けられ、
該下孔10は注ぎ口4に連通している。しかし該溜り部
5の形状を下方へ延ばすならば、下孔10は容器本体1
の内部空間に連通する。上記上孔9から入った液は下孔
10から出て容器本体1に戻される。
【0010】ところで、該容器本体1内に収容している
液を注ぎ口4から注ぎ出す場合、容器本体1を傾けるこ
とになるが、そうすれば注ぎ口4へ液が流れると同時
に、該液の一部は溜り部5の下孔10から空洞6へ侵入
することに成る。しかし、小径の下孔10へ侵入する液
はごく僅かであり、空洞6全体を満たすことはない為
に、溜り部5の上孔9から液が漏れたりはしない。該空
洞6に溜った液は、容器本体1を起立させるならば下孔
10から流れ出る。
【0011】図3は本発明の他の実施例である。該容器
は注ぎ口11を上部開口12と一体的に形成していて、
溜り部13は注ぎ口11の下方に前記図1の場合と同じ
ように設けられている。そして、該溜り部13には同じ
く上孔と下孔が形成され、注ぎ口11から垂れ落ちる液
は上孔から溜り部へ侵入し、また該液は下孔から容器本
体1に戻される。
【0012】図4は図3のA矢視図であるが、注ぎ口1
1の断面は同図のように下側が尖っている。このような
断面を成す注ぎ口形状は周知の形状であるが、垂れ落ち
る液がよそへ逸れて流れることがないようになってい
る。この形状は図1に示す注ぎ口4の場合にも同じであ
る。勿論、注ぎ口11の断面形状は必ずしもその下側を
尖らせる場合のみならず、円弧状断面の場合には下側に
細幅の凹溝を溜り部まで形成することも出来る。以上述
べたように、本発明に係る容器の注ぎ口構造は注ぎ口の
下側に溜り部を形成したものであり、次のような効果を
得ることが出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明の容器は注ぎ口の下側に溜り部を
形成している為に、他の容器へ液を注ぎ出した後に生じ
る液の垂れ落ちは該溜り部にて回収することが出来る。
すなわち、溜り部上端には注ぎ口との間に窪みが形成さ
れ、該窪みの底には上孔が設けられている為に、垂れ落
ちる液は窪みに入って上孔から溜り部内に収容される。
そして、該液は溜り部の下孔から容器本体内に戻され
る。一方、容器本体を傾けて液を注ぎ口から注ぎ出す場
合、僅かな液が下孔から溜り部内へ入ることに成るが、
該溜り部は一杯に成ることはなく、上孔から液は溢れな
い。更に、注ぎ口下側は尖らせたり、細幅の凹溝を形成
するなどして、垂れる液が横へ逸れないようにしてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の注ぎ口構造を示す実施例。
【図2】注ぎ口構造の詳細図。
【図3】本発明の他の実施例。
【図4】図3のA矢視図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 上蓋 3 持手 4 注ぎ口 5 溜り部 6 空洞 7 下側面 8 窪み 9 上孔 10 下孔 11 注ぎ口 12 上部開口 13 溜り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−128768(JP,A) 実開 昭55−72632(JP,U) 実開 昭62−7274(JP,U) 実開 昭58−180127(JP,U) 実開 昭62−130027(JP,U) 実公 昭6−11285(JP,Y1) 実公 昭10−2567(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/00 - 25/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を入れる容器であって、該容器本体
    の側部に形成する注ぎ口において、該注ぎ口断面の下側
    を円弧状とし、また内部に空洞を有す溜り部を注ぎ口の
    下方に設け、該注ぎ口の下側には細幅の凹溝を形成して
    溜り部まで導き、溜り部の上部には注ぎ口下側との境界
    に窪みを持たせ、窪みの底には上孔を形成して内部空洞
    に連通し、更に、溜り部の下方には下孔を形成して上記
    注ぎ口又は容器本体内の空間に連通したことを特徴とす
    る液体収容容器の注ぎ口構造。
JP05305094A 1994-02-26 1994-02-26 液体収容容器の注ぎ口構造 Expired - Fee Related JP3156145B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102183497B1 (ko) 2016-05-04 2020-11-26 엑스 디벨롭먼트 엘엘씨 로봇 디바이스를 위한 스프링식 웜 파지기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102183497B1 (ko) 2016-05-04 2020-11-26 엑스 디벨롭먼트 엘엘씨 로봇 디바이스를 위한 스프링식 웜 파지기

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