JP3155744B2 - 舗装機械用スクリード - Google Patents

舗装機械用スクリード

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    • E01C19/40—Power-driven rammers or tampers, e.g. air-hammer impacted shoes for ramming stone-sett paving; Hand-actuated ramming or tamping machines, e.g. tampers with manually hoisted dropping weight adapted to impart a smooth finish to the paving, e.g. tamping or vibrating finishers
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の前文に
記載の舗装機械用スクリードに関する。
【０００２】
【従来の技術】舗装機械は、通常、分配機オーガーの舗
装方向後側の後部に配置されたスクリードを含んでい
る。このスクリードは、敷設される材料の上を浮動する
ように、緊張アームを介して車台に枢支されている。
【０００３】この種のスクリードにおいては、異なった
作業幅に対応できるように、両側に手動でスクリード延
長部品を取り付けることが知られている。
【０００４】このスクリード延長部品は、通常、延長さ
れるべき側のスクリード側壁に設けられた挿入穴と装着
されるべきスクリード延長部品の側壁に設けられた穴と
に挿通された固定ねじにより、スクリード上に装着され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この組立てに
は時間が掛かり、取り付け作業者に多くの努力を要求す
るという問題点がある。
【０００６】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、スクリード延長部品を迅速且つ容易に装着するこ
との出来る、請求項１の前文に記載の舗装機械用スクリ
ードを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項１の
特徴部分に記載の構成によって達成される。即ち、この
目的を達成するために、二つの外側壁を備え、該二つの
外側壁の少なくとも一方に、そこに挿通され得る固定要
素を介して少なくとも一つの横方向スクリード延長部品
を解放可能に装着するための挿入穴を設けた舗装機械用
スクリードにおいて、固定要素は複数のばね蓄圧器シリ
ンダーを含んでいる。これらのばね蓄圧器シリンダー
は、各々初期位置に弾圧されたピストンを有し、そのば
ね弾力に抗してピストンを移動させるため油圧により駆
動可能であり、且つそのためにスクリードの油圧回路に
接続可能であって、ピストンは各挿入穴に挿通可能で迫
持受要素を備え得る軸部を担持している。
【０００８】ばね蓄圧器シリンダーを介して固定する結
果、スクリード延長部品の取付けに要する時間を短縮す
ることができ且つ努力も少なくて済む。その理由は、ス
クリード延長部品は油圧を導入されたばね蓄圧器シリン
ダーと共に単に主スクリードに懸吊され、次に、ばね蓄
圧器シリンダー内の油圧を排除することにより主スクリ
ードに結合できるからである。
【０００９】特に、ばね蓄圧器シリンダーは、圧力油の
供給のために、相互に回動可能な二つのスクリード半分
の水平位置合わせ用シリンダーの油供給源に接続可能で
あるか、又は若し適当ならば、主スクリードに対して延
長し得る延長可能スクリードを延長させるための油圧シ
リンダーに接続可能であり得る。それ故、既存のスクリ
ード油圧回路を利用することが出来る。
【００１０】好ましくは、分配器ヘッドは、スクリード
延長部品の各側壁に予め装着されていて、油圧配管を介
してばね蓄圧器の各々に結合されている。それにより、
組立て時間は更に短縮される。
【００１１】本発明の他の実施例は、以下の説明と従属
請求項から集約され得る。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明は、添付図面に示された実
施例を参照して以下により詳細に説明される。図１は本
発明に係る舗装機械用スクリードの側面図、図２は装着
されたスクリード延長部品を有する図１に示したスクリ
ードの一部背面図、図３は図２の一部拡大詳細図、図４
はナットを除いて示す図３の左側面図、図５は主スクリ
ードの両側にスクリード延長部品を有するスクリードの
背面図である。
【００１３】図１及び２に示した舗装機械用スクリード
は、便宜上、屋根形の輪郭を形成するように舗装方向に
対して横方向に相互に移動可能で、必要ならば延長可能
な二つのスクリード半分１ａ，１ｂ（その一方１ｂのみ
が示されている）を含んでいる。
【００１４】更に、各スクリード半分１ａ，１ｂは外側
壁２と基板３を含んでいる。基板３の舗装方向直前に
は、基板３の幅全体に亘って舗装方向に対し横方向に延
びた道床突き棒４が配置されている。この道床突き棒４
は、例えば（図示しない）偏芯駆動装置を介して調節可
能なストローク量で上下駆動され得るようになってい
て、前端縁にならし傾斜部５を有している。ならし傾斜
部５の角度は、敷設されるべき材料の最適の送りを保証
するため、３０゜乃至７０゜の間にあるのが好ましい。
【００１５】また、スクリードは、敷設方向に前後に密
接配置された二本の道床突き棒４を有していてもよい
し、純粋な振動スクリードとして設計されていてもよい
し、押圧棒が設けられていてもよい。
【００１６】更に、スクリード半分１ａ，１ｂは、敷設
されるべき材料を給送する舗装機械の分配機オーガー上
に設置された側に前壁６を有している。この前壁６は、
道床突き棒４に向って傾斜していて道床突き棒に近接し
て終わっている下部案内部７を含んでいる。便宜上、案
内部７の傾斜角は、道床突き棒４のならし傾斜部５の角
度に略対応している。
【００１７】図１及び２に示された実施例によれば、例
えば、スクリード半分１ｂ上にスクリード延長部品９を
解放可能に装着するため、延長されるべき側の側壁２の
四角形の隅に四つの挿入穴８が設けられている。図２に
追加的に示したようにまた図４に示したように、これら
の挿入穴８は鍵状に形成されている。スクリード延長部
品９は、スクリード半分１ｂの側壁２に隣接して、スク
リード半分１ｂの隣接した右手側壁２の挿入穴８に対応
した位置に穴１１を持つ側壁１０を有している。スクリ
ード延長部品９の側壁１０に対向して設けられた側壁１
２には、好ましくは側壁２にある挿入穴８に対応する挿
入穴１３が設けられている。
【００１８】ばね蓄圧器シリンダー１４は、（図３に拡
大して図示したように）側壁１０に固定され、各々カッ
プ状ばね組立体として設計された圧縮ばね１６により初
期位置に弾圧されていて側壁１０の穴１１を通って延び
た軸部１７を担持するピストン１５を有しており、この
ピストン１５から離間して対面する軸部端には迫持受要
素１８が設けられている。迫持受要素１８は、好ましく
は、軸部１７上を滑るばねリング１９と、軸１７に螺合
されたナット２０とを含んでいる。更に、各ばね蓄圧器
シリンダー１４は、ナット２０から離間して対向する端
に、それを介してばね蓄圧器シリンダー１４がばね力に
抗してピストン１５を移動させるために油圧を付加せし
め得る油圧配管２２のための接続穴２１を含んでいる。
油圧駆動のために、油圧配管２２は油圧回路例えば油圧
シリンダー２４の分配器ヘッド２３に接続されており、
分配器ヘッド２３はスクリードを調節するために（ここ
では、スクリード半分１ｂの延長可能なスクリード１′
を延ばすための延長用シリンダーが図示されている）油
を供給するのに役立っている。
【００１９】挿入穴８は迫持受要素１８を確実に挿入で
きるようにするため上側部分８ａは十分大きく、下側部
分８ｂは軸部１７の直径よりも小さい幅を有している。
従って、ばね蓄圧器シリンダー１４に油圧が付加される
時、スクリード延長部品９はスクリード半分１ｂの外側
壁２に吊され、軸部１７は各挿入穴８の下側部分８ｂに
受容される。
【００２０】好ましくは、外側壁２の上端縁上に支持さ
れた二つの高さ位置調節ねじ２５が、側壁１０上の敷設
方向前後に設けられている。かくして懸吊されたスクリ
ード延長部品９と油圧の加えられたばね蓄圧器シリンダ
ー１４とにより、スクリード延長部品９はスクリード半
分１ｂと共に、調節ねじ２５の駆動の結果、基板３に対
する最初の水平位置合わせが行われる。続いて、ばね蓄
圧器シリンダー１４の油圧排除の結果、スクリード延長
部品９はスクリード半分１ｂと共に引締められる。この
引締めは、ばね蓄圧器シリンダー１４の加圧により再び
解除され得る。
【００２１】かくして延長されたスクリードは、スクリ
ード延長部品９の外側壁１２の穴１３の位置に対応した
位置に同様な穴２８を有する側壁２７を有する一つ又は
それ以上の更なるスクリード延長部品２６により同じ仕
方で追加的に延長させることが可能である。
【００２２】若しスクリード半分１ａ，１ｂが図２に示
す如く主スクリードは云うまでもなく延長可能なスクリ
ード１′を含むならば、ばね蓄圧器シリンダー１４は図
２の延長可能なスクリード１′のための油圧シリンダー
２４の油供給源に接続され得る。好ましくは、ばね蓄圧
器シリンダー１４はスクリードの既存の外部制御盤２９
を介して制御され得る。図１によれば、スクリードの油
圧回路に設置された油圧シリンダー２４に結合させるた
めに、分配器ヘッド２３はスクリード延長部品９，２６
の各側壁２，１２上に前もって装備されている。分配器
ヘッド２３は油圧配管２２を介して各ばね蓄圧器シリン
ダー１４に連結されていて、油圧ホース３０を介して油
圧シリンダー２４に接続され得る。
【００２３】図５によれば、スクリード延長部品９は
（延長不可能な）両スクリード半分１ａ，１ｂに装着さ
れていて、何れも（図５の右手側に一部のみが示されて
いる）更なるスクリード延長部品２６により追加的に延
長されている。両スクリード半分１ａ，１ｂに結合され
た水平位置合わせ用シリンダー３１は、屋根形の輪郭を
形成するために、両スクリード半分１ａ，１ｂを相互に
回動するのに役立てられている。ばね蓄圧器シリンダー
１４に油圧荷重を加えるために、ばね蓄圧器シリンダー
は特にスクリードの水平位置合わせ用シリンダー３１の
油供給源に接続可能であり得る。
【００２４】ばねリング１９の代わりに、軸部１７上を
滑るフォーク片が用いられていてもよいが、これはチェ
ーン等により軸部１７に取り付けられているべきであ
る。
【００２５】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、舗装幅に応
じてスクリード延長部品を迅速且つ容易に取付けること
ができ、取付け作業者の負担を軽減し得る舗装機械用ス
クリードを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る舗装機械用スクリードの一実施例
の側面図である。
【図２】装着されたスクリード延長部品を有する図１に
示したスクリードの一部背面図である。
【図３】図２の一部拡大詳細図である。
【図４】ナットを除いて示す図３の左側面図である。
【図５】主スクリードの両側にスクリード延長部品を有
するスクリードの背面図である。
【符号の説明】
１′ スクリード １ａ，１ｂ スクリード半分 ２ 外側壁 ３ 基板 ４ 道床突き棒 ５ 傾斜部 ６ 前壁 ７ 下部案内部 ８ 挿入穴 ８ａ 上側部分 ８ｂ 下側部分 ９，２６ スクリード延長部品 １０，１２，２７ 側壁 １１，１３，２８ 穴 １４ ばね蓄圧器シリンダー １５ ピストン １６ 圧縮ばね １７ 軸部 １８ 迫持受要素 １９ ばねリング ２０ ナット ２１ 接続穴 ２２ 油圧配管 ２３ 分配器ヘッド ２４ 油圧シリンダー ２５ 高さ位置調節ねじ ２９ 外部制御盤 ３０ 油圧ホース ３１ 水平位置合わせ用シリンダー

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 二つの外側壁２，１２を備え、該二つの
    外側壁の少なくとも一方に、そこに挿通され得る固定要
    素を介して少なくとも一つの横方向スクリード延長部品
    ９，２６を解放可能に装着するための挿入穴８，１３を
    設けた舗装機械のスクリードにおいて、前記固定要素
    は、それぞればねにより初期位置に弾圧されたピストン
    １５を有し、そのばね弾力に抗してピストン１５を移動
    させるため油圧により駆動可能であり、且つそのために
    スクリードの油圧回路に接続可能であるばね蓄圧器シリ
    ンダー１４を含んでおり、ピストン１５は各挿入穴８，
    １３に挿通されていて迫持受要素１８を備え得る軸部１
    ７を担持していることを特徴とする舗装機械用スクリー
    ド。
  2. 【請求項２】 前記ばね蓄圧器シリンダー１４は、相互
    に回動可能な二つのスクリード半分１ａ，１ｂの水平位
    置合わせ用シリンダー３１の油供給源に接続可能である
    ことを特徴とする請求項１に記載のスクリード。
  3. 【請求項３】 前記ばね蓄圧器シリンダー１４は、主ス
    クリードに対して延ばすことの出来る延長可能なスクリ
    ード１′のための油圧シリンダー２４に接続可能である
    ことを特徴とする請求項１に記載のスクリード。
  4. 【請求項４】 前記ばね蓄圧器シリンダーへの圧力油の
    供給は、スクリードの外部制御盤２９を介して行われ得
    るようになっていることを特徴とする請求項１乃至３の
    何れかに記載のスクリード。
  5. 【請求項５】 分配器ヘッド２３が、スクリードの少な
    くとも一つの外側壁２，１２に予め装着されていて油圧
    配管２２を介して前記ばね蓄圧器１４に夫々連結されて
    いることを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記載の
    スクリード。
  6. 【請求項６】 スクリードの少なくとも一つの外側壁
    ２，１２に穿設された挿入穴８，１３は、迫持受要素１
    ８の通路の上側部分８ａに対し鍵穴状の設計のものとな
    っていることを特徴とする請求項１乃至５の何れかに記
    載のスクリード。
  7. 【請求項７】 前記迫持受要素１８はナット２０とばね
    リング１９から成っていることを特徴とする請求項１乃
    至６の何れかに記載のスクリード。
  8. 【請求項８】 スクリード延長部品９，２６は、スクリ
    ードの外側壁２，１２に支持されていて延長部品９，２
    ６を水平にするための二つの調節ねじ２５を担持してい
    ることを特徴とする請求項１乃至７の何れかに記載のス
    クリード。
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