JP3154979U - ダンボール包装体 - Google Patents

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正人 中村
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Abstract

【課題】ダンボール箱の内部に個々に収納されたロール巻シート部材を、多くの手間を要することなく容易に取り出すことのできるダンボール包装体を提供する。【解決手段】六面体形状のダンボール箱11に、ロール巻シートの中心部に中空部14bが形成されるロール巻シート部材14を収納したダンボール包装体10であって、ロール巻シート部材14は、ダンボール箱11の一方の対向する側壁板15の間隔と略同様の軸方向の長さを備えると共に、ダンボール箱11の他方の対向する側壁板16の間隔と略同様の外径を備えていて、両側の端面14aを一方の対向する側壁板15に各々近接させた状態で収納されている。ダンボール箱11の一方の対向する側壁板15には、これらの上縁部15aの両端からV字形状に下方に延設する易破断線17が、下端部分17aを収納されたロール巻シート部材14の芯材12の中心部分を越える下部領域に配設して設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、ダンボール包装体に関し、特に、六面体形状のダンボール箱に、ロール巻シートの中心部に中空部が形成されるロール巻シート部材を収納してなるダンボール包装体に関する。
各種の日用雑貨品や、家電製品等の物品を収納するための包装箱として、ダンボール箱が多用されている。これらのダンボール箱は、平坦なシート状のダンボール板に切断加工や折曲げ加工等を施すと共に、必要に応じて接着剤等による接合手段を使用して、直方体形状や正六面体形状等の六面体の立体形状に組み立てられる。また、収納物の取り出しを容易に行えるようにするために、ダンボール箱の所定の箇所にミシン目等からなる易破断線を設けて破断させることで、大きな取出し開口を形成できるようにしたものも開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
登録実用新案第3019071号公報 特開平9−142443号公報
一方、農業用や工業用の資材として、シート材料(フィルム材料)がロール状に巻かれて形成されるロール巻シート部材が用いられる場合がある。また、これらのロール巻シート部材を、例えば製造工場からユーザーに納入して使用されるまでの間、傷つけたり損傷を与えたりすることなく安定した状態で収納しておくことが可能な簡易且つ取り扱いに便利な包装形態として、ダンボール箱にロール巻シート部材を収納したダンボール包装体が採用される場合がある。すなわち、農業用や工業用に用いるロール巻シート部材は、例えば20kg程度の相当の重さを有していると共に、円柱又は円筒形状を有しており、これの外周面を六面体形状のダンボール箱の内周面に接触又は近接させた状態で個々に収納することにより、ダンボール箱の内部におけるロール巻シート部材の動きを制限して、ロール巻シート部材を安定した状態で搬送したり取り扱ったりすることが可能になる。
しかしながら、これらの六面体形状のダンボール箱にロール巻シート部材を収納してなるダンボール包装体では、ダンボール箱の内部に相当の重さを有するロール巻シート部材が僅かな隙間を残して個々に収納されていることから、例えばユーザーに納入された後、使用に際してダンボール箱からロール巻シート部材を取り出す作業に手間がかかることになる。
本考案は、ダンボール箱の内部に個々に収納されたロール巻シート部材を、多くの手間を要することなく、ダンボール箱から容易に取り出すことのできるダンボール包装体を提供することを目的とする。
本考案は、六面体形状のダンボール箱に、シート材料がロール状に巻かれて、ロール巻シートの中心部に中空部が形成されるロール巻シート部材を収納してなるダンボール包装体であって、前記ロール巻シート部材は、前記ダンボール箱の一方の対向する側壁板の間隔と略同様の軸方向の長さを備えると共に、前記ダンボール箱の他方の対向する側壁板の間隔と略同様の外径を備えていて、両側の端面を前記一方の対向する側壁板に各々近接させた状態で収納されており、前記ダンボール箱の前記一方の対向する側壁板には、これらの上縁部の両端部分からU字形状又はV字形状に下方に延設する易破断線が、その下端部分を収納された前記ロール巻シート部材の前記中空部の中心部分を越える下部領域に配設して各々設けられているダンボール包装体を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本考案のダンボール包装体は、前記一方の対向する側壁板の上縁部に連設するフラップ板に、指や手を挿入可能な大きさの抜き孔が開口形成されていることが好ましい。
また、本考案のダンボール包装体は、前記一方の対向する側壁板に設けられた前記易破断線の内側領域に、指や手を挿入可能な大きさの抜き孔が開口形成されていることが好ましい。
さらに、本考案のダンボール包装体は、前記ロール巻シート部材の両側の端面と前記一方の対向する側壁板との双方の間又はいずれか一方の間に介在して、固定補助用ダンボール板が挿入配置されていることが好ましい。
本考案のダンボール包装体によれば、ダンボール箱の内部に個々に収納されたロール巻シート部材を、多くの手間を要することなく、ダンボール箱から容易に取り出すことができる。
本考案の好ましい一実施形態に係るダンボール包装体の構成を説明する斜視図である。 本考案の好ましい一実施形態に係るダンボール包装体の構成を説明する斜視図である。 ダンボール箱を形成する板紙の形状を説明する平面図である。 ダンボール箱からロール巻シート部材を取り出す状況を説明する斜視図である。 ダンボール箱からロール巻シート部材を取り出す状況を説明する斜視図である。 ダンボール箱の側壁板とロール巻シート部材の端面との間に固定補助用ダンボール板を挿入配置した状態を説明する斜視図である。 本考案の好ましい他の実施形態に係るダンボール包装体の構成を説明する斜視図である。 (a)〜(d)は、側壁版に設けられた易破断線の他の形態を例示する略示正面図である。 (a)〜(f)は、抜き孔の他の形態を例示する略示正面図である。
図1及び図2に示す本考案の好ましい一実施形態に係るダンボール包装体10は、六面体形状(直方体形状)のダンボール箱11に、収納物として、例えば芯材12にシート材料13をロール状に巻き付けて形成されるロール巻シート部材14を、1体ずつ個々に収納して構成されるものである。シート材料としては、合成樹脂製のフィルム材料などが挙げられるが、これに限定されるものではない。本実施形態では、ロール巻シート部材14は、例えば農業用に用いるシート材料13として、合成樹脂製フィルムを円筒形状の芯材12に巻き付けて形成されるものであり、例えば20kg程度の相当の重さを有している。本実施形態のダンボール包装体10は、このような相当の重さを有する円柱形状又は円筒形状のロール巻シート部材14を、動きが抑制された安定した状態でダンボール箱11の内部に収納して、収納したロール巻シート部材14の損傷を効果的に防止すると共に、搬送や取り扱いを容易にし、且つ使用時にロール巻シート部材14をダンボール箱11から容易に取り出すことができるようにする機能を備えている。
そして、本実施形態のダンボール包装体10は、六面体形状のダンボール箱11に、円筒形状の芯材12にシート材料13がロール状に巻かれて、ロール巻シートの中心部に中空部14bが形成されるロール巻シート部材14を収納してなる包装体であって、ロール巻シート部材14は、ダンボール箱11の一方の対向する一対の側壁板15の間隔と略同様の軸方向の長さを備えると共に、ダンボール箱11の他方の対向する一対の側壁板16の間隔と略同様の外径を備えていて、両側の端面14aを一方の対向する側壁板15に各々近接させた状態で収納されており、ダンボール箱11の一方の対向する側壁板15には、これらの上縁部15aの両端部分からU字形状又はV字形状に下方に延設する易破断線17が、その下端部分17aを収納されたロール巻シート部材14の中空部14bの中心部分を越える下部領域に配設して各々設けられている。
また、本実施形態では、ダンボール箱11の一方の対向する一対の側壁板15の上縁部15aに連設して、上面第1フラップ板18が各々設けられており、これらの第1上面フラップ板18には、指や手を挿入可能な大きさの抜き孔24が各々開口形成されている。
[ダンボール箱]
本実施形態では、ダンボール包装体10を構成するダンボール箱11は、例えば図3に示すような所定の平面形状を有するように裁断されたシート状の平坦な1枚のダンボール板20を、複数の折曲げ線20a〜20fを介して折り曲げると共に、必要に応じて接着剤や粘着テー等の接合手段を用いることにより、図2に示すように、4方の側面部21と、底面部22と、上面部23とからなる、例えば幅Bが21〜32cm程度、長さLが54〜104cm程度、高さHが21〜32cm程度の大きさの、直方体形状を有するように組み立てられる。
本実施形態では、ダンボール板20は、図3に示すように、一方の一対の側壁板15と、他方の一対の側壁板16とを交互に横方向に連設配置すると共に、各側壁板15,16の上縁部15a,16aに上面フラップ板18,19を各々連設配置し、且つ各側壁板15,16の下縁部15b,16bに下面フラップ板25,26を各々連設配置した形状を備えている。
すなわち、一方の一対の略正方形形状の側壁板15と、他方の一対の矩形形状の側壁板16とが、3箇所の第1折曲げ線20aを介して横方向に交互に連設配置されている。また、一方の一対の側壁板15の上縁部15aには、第2折曲げ線20bを介して矩形形状の第1上面フラップ板18が各々連設配置されていると共に、他方の一対の側壁板16の上縁部16aには、第3折曲げ線20cを介して矩形形状の第2上面フラップ板19が各々連設配置されている。さらに、一方の一対の側壁板15の下縁部15bには、第4折曲げ線20dを介して矩形形状の第1下面フラップ板25が各々連設配置されていると共に、他方の一対の側壁板16の下縁部16bには、第5折曲げ線20eを介して矩形形状の第2下面フラップ板26が各々連設配置されている。
さらにまた、本実施形態では、図3における左端に配置された他方の側壁板16の側縁部16cには、第6折曲げ線20fを介して縦長帯板形状の接合フラップ片27が連設配置されている。
そして、本実施形態では、一方の一対の側壁板15には、これらの上縁部15aの両端部分からV字形状に下方に延設する易破断線17が設けられている。易破断線17は、例えばミシン目等からなり、側壁板15の上縁部15aの両端から、当該上縁部15aを底辺とすると共に円弧状に湾曲する頂部を有する、倒立した略2等辺三角形を描くように設けられる。また易破断線17は、その円弧状に湾曲する頂部が、側壁板15の下部の略1/3の領域に食い込んで配置されることにより、ダンボール板20が箱状に組み立てられてロール巻シート部材14が収納された際に、V字形状の易破断線17の頂部による下端部分17aが、収納されたロール巻シート部材14の中心部に形成された、円筒状の芯材12による中空部14bを越える下部領域に配設されることになる(図1参照)。
また、本実施形態では、一方の一対の側壁板15の上縁部15aに連設する上面第1フラップ板18には、抜き孔24が各々開口形成されている。本実施形態では、抜き孔24は、横長の長円形状に形成されていて、作業員の指や手を容易に挿入可能な形状、大きさとなっており、上面第1フラップ板18の中央部分からやや下側に片寄った位置に設けられている。抜き孔24が設けられていることにより、後述する易破断線17に沿って側壁板15を破断する操作を行い易くすることができるようになっている。
[ロール巻シート部材]
ダンボール箱11に収納されてダンボール箱11と共にダンボール包装体10を構成するロール巻シート部材14は、本実施形態では、図1及び図2に示すように、厚紙製又は合成樹脂製の円筒形状の芯材12に、シート材料13として例えば農業用に用いるプラスチックフィルムを、多数回、ロール状に巻き付けることによって製品化されたものであり、例えば20kg程度の相当の重さを有している。尚、図1及び図2においては芯材12を用いて中空部14bを形成する形態を示したが、本発明のロール巻シート部材は、これに限定されるものではない。例えば、芯材12を用いることなく中心部が中空となっている、いわゆる無芯ロール巻シート材料でも良い。またロール巻シート部材14は、ダンボール箱11の長さLよりも僅かに短い50〜100cm程度の軸方向の長さを有すると共に、ダンボール箱11の幅B及び高さHよりも僅かに小さな20〜30cm程度の外径を有する、円柱形状又は円筒形状に形成されている。これによってロール巻シート部材14は、両側の端面14aを、ダンボール箱11の一方の対向する一対の側壁板15に各々接触又は近接させると共に、外周面をダンボール箱11の内側面に接触又は近接させた状態で、ダンボール箱11の内部に収納されることになる。
[ダンボール包装体]
本実施形態のダンボール包装体10は、例えば製造工場等において、以下のようにして容易に形成することができる。すなわち、図3に示すダンボール板20の側壁板15,16を、3箇所の第1折曲げ線20aを介して折り曲げると共に、接合フラップ片27を第6折曲げ線20fを介して折り曲げて、当該接合フラップ片27を一方の側壁板15の側縁部に接着剤等を介して接合することにより、一方の一対の側壁板15と他方の一対の側壁板16とを連続する環状に配置する。また、一方の側壁板15の下縁部15bに連設する第1下面フラップ板25と、他方の側壁板16の下縁部16bに連設する第2下面フラップ板26とを、第2下面フラップ板26を第1下面フラップ板25の外側に重ね合わせるようにして、第4折曲げ線20dや第5折曲げ線20eを介して折り曲げると共に、折り曲げたこれらの下面フラップ板25,26を接着剤や粘着テープ等を介して接合することにより、ダンボール箱11の底面部22を形成する。
[ロール巻シート部材のダンボール包装体への収納]
しかる後に、図1に示すように、一方の対向する一対の側壁板15と他方の対向する一対の側壁板16とを4方の側面部21とする、底面部22が形成されたダンボール箱11の内部に、ロール巻シート部材14を、両側の端面14aを一方の対向する側壁板15の内側面に沿わせるようにして上方から収納する。さらに、収納したロール巻シート部材14を上方から覆うようにして、一方の側壁板15の上縁部15aに連設する第1上面フラップ板18と、他方の側壁板16の上縁部16aに連設する第2上面フラップ板19とを、第2上面フラップ板19を第1上面フラップ板18の外側に重ね合わせるようにして、第2折曲げ線20bや第3折曲げ線20cを介して折り曲げると共に、折り曲げたこれらの上面フラップ板18,19を接着剤や粘着テープ等を介して接合することにより、ダンボール箱11の上面部23を形成することで、図2に示すように、本実施形態のダンボール包装体10が得られることになる。
このようにして得られた本実施形態のダンボール包装体10では、ロール巻シート部材14は、両側の端面14aを、ダンボール箱11の一方の対向する一対の側壁板15の内側面に各々接触又は近接させると共に、外周面を、ダンボール箱11の他方の対向する一対の側壁板16や上面部23の内側面に接触又は近接させた状態で、ダンボール箱11の内部に収納されるので、ダンボール箱11の内部におけるロール巻シート部材14の動きを制限して、ロール巻シート部材14を安定した状態で搬送したり取り扱ったりすることが可能になると共に、ロール巻シート部材14が傷つけたり損傷したりするのを効果的に回避することが可能になる。
また、本実施形態では、図6に示すように、ロール巻シート部材14の両側の端面14aと一方の対向する側壁板15との双方の間又はいずれか一方の間に介在して、固定補助用ダンボール板28を挿入配置しておくこともできる。ロール巻シート部材14の端面14aと側壁板15との間に固定補助用ダンボール板28を挿入配置することにより、ダンボール箱11の内部にロール巻シート部材14を固定した状態で収納しておくことが可能になり、これによってロール巻シート部材14をさらに安定した状態で搬送したり取り扱ったりすることが可能になる。
[ロール巻シート部材のダンボール包装体からの取出し]
そして、本実施形態のダンボール包装体10に収納されたロール巻シート部材14が使用される際には、図4及び図5に示すように、ダンボール箱11の上面部23を構成する第2上面フラップ板19や第1上面フラップ板18を開放して取出し開口を形成すると共に、好ましくは第1上面フラップ板18に形成された抜き孔24に指や手を挿入係止して、易破断線17に沿って側壁板15を破断すれば、易破断線17の内側の部分の側壁板15が取り除かれて、ロール巻シート部材14の芯材12による中空部14bが臨むことになるので、この中空部14bを介してロール巻シート部材14をダンボール箱11から取り出すことで、ロール巻シート部材14を容易且つスムーズに使用に供することが可能になる。尚、上記で述べた固定補助用ダンボール板28を挿入配置した形態においては、ダンボール箱11の上面部23を構成する第2上面フラップ板19や第1上面フラップ板18を開放した後、ロール巻シート部材14をダンボール箱11から取り出す前に固定補助用ダンボール板28が取り除かれる。
すなわち、本実施形態のダンボール包装体10によれば、ダンボール箱11の内部に個々に収納されたロール巻シート部材14を、多くの手間を要することなく、ダンボール箱11から容易に取り出すことが可能になる。
図7は、本発明の他の実施形態に係るダンボール包装体30を示すものである。図7に示すダンボール包装体30は、一方の一対の側壁板15に設けられた易破断線17の形態が相違している他は、上記実施形態のダンボール包装体10と同様の構成を備えている。すなわち、図7に示すダンボール包装体30では、易破断線17は、側壁板15の上縁部15aの両端から、当該上縁部15aを底辺とすると共に角部が円弧状に湾曲する、倒立した略等脚台形を描くようにU字形状に設けられ、その下端部分17aである倒立状態の上辺部分が、収納されたロール巻シート部材14の芯材12による中空部14bを越える下部領域として、側壁板15の下縁部15bに沿った位置に配設されるようになっている。また、横長の長円形状の抜き孔24が、一方の一対の側壁板15に設けられた易破断線17によって囲まれる、これの内側領域に設けられている。
図7に示すダンボール包装体30によっても、ロール巻シート部材14を使用する際に、好ましくは抜き孔24に指や手を挿入係止して、易破断線17に沿って側壁板15を破断することで側壁板15にロール巻シート部材14の中空部14bを臨ませて、ロール巻シート部材14を取り出しやすくすることにより、上記実施形態のダンボール包装体10と同様の作用効果を奏することになる。
なお、本考案は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、一方の対向する側壁板やこれの上縁部に連設するフラップ板に、抜き孔を設けておく必要は必ずしもなく、抜き孔を介することなく、他の部分を把持して易破断線に沿って側壁板を破断することもできる。また、ダンボール箱に収納されるロール巻シート部材は、芯材にシート部材としてプラスチックフィルムを巻き付けたものである必要は必ずしもなく、紙製等のその他のシート部材を巻き付けたものであっても良い。芯材は、円筒状の芯材以外のその他の種々の形状のものを用いることができ、中実のものであっても良い。ダンボール箱は、正六面体形状に組み立てられたものであっても良く、ロール巻シート部材の端面が近接して配置される一方の対向する側壁板は、直方体形状の長手方向に沿った側壁板であっても良い。さらに、易破断線は、ミシン目の他、カットテープ式の破断線等の、ダンボール板の破断を容易にするその他の種々の易破断線であっても良い。
また、一方の対向する側壁板15に設けられる易破断線17は、図8(a)〜(d)に示すようなU字形状又はV字形状のものであっても良く、抜き孔24は、図9(a)〜(f)に示すような形状のものであっても良い。また、図9においてはダンボール包装体10の形状を例に記載しているが、図7で示したU字形状のダンボール包装体30であっても良い。図9(d)〜(f)に示す形状においては、抜き孔は易破断線の内側領域のU字形状又はV字形状に近い下方に開口形成されている。この場合、抜き孔24に指や手を挿入係止した後、易破断線17に沿って下方から上方に向かって側壁板15をフラップ板18とともに破断する。また、抜き孔は、上記で述べたとおり最初から開口されていても良い。別の形態としては、開口に沿って易破断線が設けられ、両側の端面に設けられたU字形状又はV字形状の易破断線部分を断線する前に、開口に沿って設けられた易破断線を断線し抜き孔を設けても良い。また、ダンボールの側壁板15には、ダンボールを運搬するための取っ手(図示しない)を設けることができる。
10,30 ダンボール包装体
11 ダンボール箱
12 芯材
13 シート材料
14 ロール巻シート部材
14a ロール巻シート部材の端面
14b ロール巻シート部材の中空部
15 一方の対向する側壁板
16 他方の対向する側壁板
17 易破断線
17a 易破断線の下端部分
18 上面第1フラップ板
19 上面第2フラップ板
20 ダンボール板
21 側面部
22 底面部
23 上面部
24 抜き孔
28 固定補助用ダンボール板

Claims (4)

  1. 六面体形状のダンボール箱に、シート材料がロール状に巻かれて、ロール巻シートの中心部に中空部が形成されるロール巻シート部材を収納してなるダンボール包装体であって、
    前記ロール巻シート部材は、前記ダンボール箱の一方の対向する側壁板の間隔と略同様の軸方向の長さを備えると共に、前記ダンボール箱の他方の対向する側壁板の間隔と略同様の外径を備えていて、両側の端面を前記一方の対向する側壁板に各々近接させた状態で収納されており、
    前記ダンボール箱の前記一方の対向する側壁板には、これらの上縁部の両端部分からU字形状又はV字形状に下方に延設する易破断線が、その下端部分を収納された前記ロール巻シート部材の前記中空部の中心部分を越える下部領域に配設して各々設けられているダンボール包装体。
  2. 前記一方の対向する側壁板の上縁部に連設するフラップ板に、抜き孔が開口形成されている請求項1記載のダンボール包装体。
  3. 前記一方の対向する側壁板に設けられた前記易破断線の内側領域に、抜き孔が開口形成されている請求項1記載のダンボール包装体。
  4. 前記ロール巻シート部材の両側の端面と前記一方の対向する側壁板との双方の間又はいずれか一方の間に介在して、固定補助用ダンボール板が挿入配置されている請求項1〜3のいずれかに記載のダンボール包装体。
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