JP3171357U - 段ボール箱 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本考案の主たる課題は、収納量に対して被収納品の内容量を大きめにすることがないだけでなく、被収納品が緊密に収納されている場合であっても被収納品の取り出しを容易にし得る段ボール箱を提供することにある。
収納される被収納品の周囲を囲む周囲壁と、
周囲壁の一端部から延出してこの被収納品の下部を覆う底面と、
周囲壁の他端部から延出してこの被収納品の上部を覆う開閉可能な開閉壁と、
を有する段ボール箱であって、
周囲壁から開閉壁に亘って、周囲壁と開閉壁との間の接合部分に対する交差方向に沿って切り欠くような一対の切込部が形成される段ボール箱。
本項記載のように構成されることで、外装箱である段ボール箱内に被収納品が緊密に収納されている状態で段ボール箱内から被収納品を取り出そうとする場合、開閉壁を外側に開放して周囲壁に重ねるように折り曲げた後、一対の切込部間の周囲壁及び開閉壁を取り除くことにする。このことで、取り除かれた後の一対の切込部間の取出空間から手や指等を段ボール箱内に入れて被収納品を容易に取り出すことができる。
周囲壁が4面あると共に各周囲壁の他端部からそれぞれ延出して開閉壁が4面あって、直方体状に形成される段ボール箱であり、
相互に対向する2面の周囲壁及び2面の開閉壁に、各一対の切込部が形成される請求項1記載の段ボール箱。
本項記載のように構成されることで、開閉壁の開放時において相互に対向する部分に各一対の切込部が配置されることになり、これら各一対の切込部間をそれぞれ取り除くことで、2つの周囲壁及び2つの開閉壁に部分的に取出空間が形成されて、この取出空間から人の両手およびこれらの手の指を入れて被収納品を挟みつつ段ボール箱から取り出せるようになる。このため、より一層取り出しが容易になる。
一対の切込部が、接合部分に対してそれぞれ直交方向に沿い、かつ、周囲壁から開閉壁に亘って同一の長さで形成される請求項1又は2記載の段ボール箱。
本項記載のように構成されることで、一対の切込部が、接合部分に対して直交方向に沿って相互に平行に延びていることから、周囲壁及び開閉壁の一対の切込部間の部分を一体的に取り除くことが可能となる。
一対の切込部が、一対のスリットとされる請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱。
一対の切込部が各スリットとされることで、上記と同様に小さな力でも容易にこの部分を切り取ることができるようになる。
一対の切込部が、一対のミシン目とされる請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱。
一対の切込部が各ミシン目とされることで、同様に小さな力でも容易にこの部分を切り取ることができるようになる。
図1〜6は、本考案に係る段ボール箱の実施形態を示している。この段ボール箱1は、封緘状態で直方体状をなす溝切り形の段ボール箱に属するものであり、均一な厚さの一枚の紙製段ボールを用いて形成できるものである。図1中の点線は折目をそれぞれ示しており、これらの折目には折り曲げを容易にする罫線加工を施すのが好ましい。
以上より、下開閉面Bである底面を形成する一対の下外フラップ6及び一対の下内フラップ7により製品である紙器箱20の下部が覆われるようになる。
以上より、一対の上内フラップ5及び一対の上外フラップ4が、開閉可能な4面の開閉壁を構成することになる。
図1に示すように、予め二対の切込部11が設けられた段ボール箱1を打抜く、この際、抜型でスリットを形成することにより、各一対の切込部11を形成する。また、糊代片8の部分で側壁2とこれと反対側に位置した端壁3とを連結し、さらに下内フラップ7及び下外フラップ6をそれぞれ折り曲げて糊止め等して、下開閉面Bを形成する。この状態で、段ボール箱1内に製品である紙器箱20を3個並んで2段に収納した後、上内フラップ5及び上外フラップ4を同様に折り曲げ糊止め等して、上開閉面Uを形成することで、図2に示す状態とする。
本実施形態によれば、周囲壁が4面あると共に各周囲壁の上端部からそれぞれ延出して開閉壁が4面あって直方体状に形成される段ボール箱1の相互に対向する2面の周囲壁である側壁2及び相互に対向する2面の開閉壁である上外フラップ4に、各一対の切込部11が形成された構造とされている。この外装箱である段ボール箱1内に紙器箱20とされる被収納品が本実施形態では緊密に収納されているが、この状態において、段ボール箱1内から紙器箱20を取り出そうとする際には、上外フラップ4を外側に開放して側壁2に重ねるように折り曲げた後、相互に対向する部分に配置された各一対の切込部11に沿って側壁2及び上外フラップ4の引倒部12を取り除くことにする。
一方、上記実施形態では、側壁2と上外フラップ4との間の接合部分に対する直交方向に沿って、一対の切込部11が側壁2から上外フラップ4に亘って形成されているが、単に、接合部分に対して交差する方向に沿って一対の切込部11を形成しても良い。
2 側壁(周囲壁)
3 端壁(周囲壁)
4 上外フラップ(開閉壁)
5 上内フラップ(開閉壁)
6 下外フラップ(底面)
7 下内フラップ(底面)
8 糊代片
9 罫線(接合部分)
11 切込部
12 引倒部
20 紙器箱(被収納品)
Claims (5)
- 収納される被収納品の周囲を囲む周囲壁と、
周囲壁の一端部から延出してこの被収納品の下部を覆う底面と、
周囲壁の他端部から延出してこの被収納品の上部を覆う開閉可能な開閉壁と、
を有する段ボール箱であって、
周囲壁と開閉壁との間の接合部分が含まれつつ周囲壁から開閉壁に亘って、この接合部分に対する交差方向に沿って切り欠くような一対の切込部が形成される段ボール箱。 - 周囲壁が4面あると共に各周囲壁の他端部からそれぞれ延出して開閉壁が4面あって、直方体状に形成される段ボール箱であり、
相互に対向する2面の周囲壁及び2面の開閉壁に、各一対の切込部が形成される請求項1記載の段ボール箱。 - 一対の切込部が、接合部分に対してそれぞれ直交方向に沿い、かつ、周囲壁から開閉壁に亘って同一の長さで形成される請求項1又は2記載の段ボール箱。
- 一対の切込部が、一対のスリットとされる請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱。
- 一対の切込部が、一対のミシン目とされる請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011004793U JP3171357U (ja) | 2011-08-16 | 2011-08-16 | 段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011004793U JP3171357U (ja) | 2011-08-16 | 2011-08-16 | 段ボール箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3171357U true JP3171357U (ja) | 2011-10-27 |
Family
ID=54881706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011004793U Expired - Lifetime JP3171357U (ja) | 2011-08-16 | 2011-08-16 | 段ボール箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171357U (ja) |
-
2011
- 2011-08-16 JP JP2011004793U patent/JP3171357U/ja not_active Expired - Lifetime
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