JP3154251B2 - ディスプレイの支柱への固定構造 - Google Patents
ディスプレイの支柱への固定構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ディスプレイの支柱
への固定構造に関する。
への固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9へ示すような、広告の表
示、或いは施設や建造物、史跡等の説明、地図や道しる
べ、区画や町名、駅名等の各種の表示を行う表示具が、
往々にして使用されている。これは、上記広告等の表示
面をなすディスプレイaと、このディスプレイaを支持
する支柱bとにより構成されたものである。このディス
プレイaと支柱bとの固定は、図10に示すように構造
を採用するのが一般的である。
示、或いは施設や建造物、史跡等の説明、地図や道しる
べ、区画や町名、駅名等の各種の表示を行う表示具が、
往々にして使用されている。これは、上記広告等の表示
面をなすディスプレイaと、このディスプレイaを支持
する支柱bとにより構成されたものである。このディス
プレイaと支柱bとの固定は、図10に示すように構造
を採用するのが一般的である。
【0003】この構造について詳述する。板状のディス
プレイaの端縁部a1付近に、治具となる断面略L字形
のアングルcが配設されている。図示した例は、表裏両
面にて表示を行う表示具を示しており、ディスプレイ
a,aが2枚重ねられ、表裏両面にて広告等の表示を行
うことが可能なものである。このため、断面略L字形の
アングルcも、ディスプレイa,aに対応して、2つ設
けられている。
プレイaの端縁部a1付近に、治具となる断面略L字形
のアングルcが配設されている。図示した例は、表裏両
面にて表示を行う表示具を示しており、ディスプレイ
a,aが2枚重ねられ、表裏両面にて広告等の表示を行
うことが可能なものである。このため、断面略L字形の
アングルcも、ディスプレイa,aに対応して、2つ設
けられている。
【0004】このアングルcは、ディスプレイa表面に
沿って当接する固定部c1と、ディスプレイa表面より
突出する突出部c2とを備えるものである。固定部c
1,c1は、ディスプレイa諸共螺子或いはボルト等の
締付け具dにて貫かれ、固定部c1,c1、ディスプレ
イaが一体になるように締めつけられているのである。
そして、支柱bは、アルミニウムの押し出し成形等によ
って形成される中空の長尺条体であり(中空部b1)、
その表面に、上記アングルcの突出部c2と係合する係
合部b2が形成されているのが一般的である。この係合
部b2は、突出部c2のみを内部に収容して、これと引
っ掛かり合うものであり、このような状態にて、螺子等
の適宜手段によって、係合部b2と突出部c2は固着が
なされる(図示しない)。即ち結合具として上記アング
ルcは、ディスプレイaを支柱bへ固定するための治具
となっている。図示の通り、係合部b2は、支柱b内部
の中空部b1とは連絡していない。
沿って当接する固定部c1と、ディスプレイa表面より
突出する突出部c2とを備えるものである。固定部c
1,c1は、ディスプレイa諸共螺子或いはボルト等の
締付け具dにて貫かれ、固定部c1,c1、ディスプレ
イaが一体になるように締めつけられているのである。
そして、支柱bは、アルミニウムの押し出し成形等によ
って形成される中空の長尺条体であり(中空部b1)、
その表面に、上記アングルcの突出部c2と係合する係
合部b2が形成されているのが一般的である。この係合
部b2は、突出部c2のみを内部に収容して、これと引
っ掛かり合うものであり、このような状態にて、螺子等
の適宜手段によって、係合部b2と突出部c2は固着が
なされる(図示しない)。即ち結合具として上記アング
ルcは、ディスプレイaを支柱bへ固定するための治具
となっている。図示の通り、係合部b2は、支柱b内部
の中空部b1とは連絡していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような固
定構造にあっては、アングルcは、夫々その突出部c2
が、固定部c1よりも、ディスプレイaの端縁部a1側
に位置するものであり、又、係合部b2は、固定部c1
のみを収容する構造上、アングルcの固定部c1が、外
部へ露呈するものであった(図9)。
定構造にあっては、アングルcは、夫々その突出部c2
が、固定部c1よりも、ディスプレイaの端縁部a1側
に位置するものであり、又、係合部b2は、固定部c1
のみを収容する構造上、アングルcの固定部c1が、外
部へ露呈するものであった(図9)。
【0006】これは、非常に醜く、特にイメージに左右
される広告等の表示の場合には、極力このようなアング
ルcといった金具が外部へ露呈するのは避けたいもので
あった。又、アングルcの一部が外部へ露呈して風雨に
曝されることによって、固定金具としてのアングルcの
寿命が縮まるものであり、ひいては、表示具の寿命も縮
めるものであった。
される広告等の表示の場合には、極力このようなアング
ルcといった金具が外部へ露呈するのは避けたいもので
あった。又、アングルcの一部が外部へ露呈して風雨に
曝されることによって、固定金具としてのアングルcの
寿命が縮まるものであり、ひいては、表示具の寿命も縮
めるものであった。
【0007】反面、このようなアングルcを被い隠すた
めのカバー等の部材を支柱bへ設けるとすれば、支柱b
が嵩だかになり、組立前の搬送やストックする際のスペ
ースの面で好ましいものではない。又他方において、安
価で、比較的簡単な構造で手軽に使用することができ、
従来より広く使用されている、上述のL字形アングルc
という固定手段を用いずに、別途固定手段を求めるの
は、現実的ではない。
めのカバー等の部材を支柱bへ設けるとすれば、支柱b
が嵩だかになり、組立前の搬送やストックする際のスペ
ースの面で好ましいものではない。又他方において、安
価で、比較的簡単な構造で手軽に使用することができ、
従来より広く使用されている、上述のL字形アングルc
という固定手段を用いずに、別途固定手段を求めるの
は、現実的ではない。
【0008】従って、従来、上記のように醜さや表示具
の寿命という点については、どうしようもないものとい
う認識が当業者間で支配的であった。本願発明は、L字
形アングルという、安価で且つ広く普及した結合具を放
棄することなく、上記問題点の解決を図ることを課題と
する。
の寿命という点については、どうしようもないものとい
う認識が当業者間で支配的であった。本願発明は、L字
形アングルという、安価で且つ広く普及した結合具を放
棄することなく、上記問題点の解決を図ることを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本第1の発明に係るディ
スプレイの支柱への固定構造は、広告等の表示部を有す
るディスプレイ1と、これを支持する中空の支柱2とを
備える。ディスプレイ1は、支柱2と別体に形成される
と共に、自身の端縁部1a付近に形成された結合具固定
部位10と、結合具3とを備える。結合具3は、略L字
形アングルであり、このアングルの一端をなす固着部3
1と、他端をなす係合部(32)とを有する。固着部31
は、この係合部32よりも、ディスプレイ1の端縁部1
a側へ位置するように上記結合具固定部位10へ固着さ
れたものである。支柱2は、中空の内部が、上記ディス
プレイ1の結合具固定部位10と結合具3を収容するこ
とが可能な収容室20をなすものである。更に支柱2
は、その側面の適宜位置から上記収容室20へ通じる貫
通孔21を有する。支柱2の上端部は、収容室20上部
を開放する開口部27が形成され、上記貫通孔21が、
この開口部27へ繋がっている。上記収容室20内に
は、結合具3の係合部32を受容することが可能な受容
部22が、貫通孔21が設けられた側面25内面に形成
されたものである。ディスプレイ1の結合具固定部位1
0は、支柱2の開口部27から収容室20内へ挿入され
ることにより、貫通孔21へ嵌まり、貫通孔21から収
容室20内へ収容された状態となるものである。この際
ディスプレイ1に設けられた結合具3は、全体が収容室
20内へ収められ上記係合部32が受容部22へ受容さ
れた状態に保持されることによって、ディスプレイ1の
支柱2の固定がなされるものであることを特徴とする。
スプレイの支柱への固定構造は、広告等の表示部を有す
るディスプレイ1と、これを支持する中空の支柱2とを
備える。ディスプレイ1は、支柱2と別体に形成される
と共に、自身の端縁部1a付近に形成された結合具固定
部位10と、結合具3とを備える。結合具3は、略L字
形アングルであり、このアングルの一端をなす固着部3
1と、他端をなす係合部(32)とを有する。固着部31
は、この係合部32よりも、ディスプレイ1の端縁部1
a側へ位置するように上記結合具固定部位10へ固着さ
れたものである。支柱2は、中空の内部が、上記ディス
プレイ1の結合具固定部位10と結合具3を収容するこ
とが可能な収容室20をなすものである。更に支柱2
は、その側面の適宜位置から上記収容室20へ通じる貫
通孔21を有する。支柱2の上端部は、収容室20上部
を開放する開口部27が形成され、上記貫通孔21が、
この開口部27へ繋がっている。上記収容室20内に
は、結合具3の係合部32を受容することが可能な受容
部22が、貫通孔21が設けられた側面25内面に形成
されたものである。ディスプレイ1の結合具固定部位1
0は、支柱2の開口部27から収容室20内へ挿入され
ることにより、貫通孔21へ嵌まり、貫通孔21から収
容室20内へ収容された状態となるものである。この際
ディスプレイ1に設けられた結合具3は、全体が収容室
20内へ収められ上記係合部32が受容部22へ受容さ
れた状態に保持されることによって、ディスプレイ1の
支柱2の固定がなされるものであることを特徴とする。
【0010】本第2の発明に係るディスプレイの支柱へ
の固定構造は、広告等の表示部を有するディスプレイ1
と、これを支持する支柱2とを備える。ディスプレイ1
は、支柱2と別体に形成されると共に、自身の端縁部1
a付近に形成された結合具固定部位10と、結合具3と
を備える。結合具3は、略L字形アングルであり、この
アングルの一端をなす固着部31と、他端をなす係合部
32とを有する。固着部31は、この係合部32より
も、ディスプレイ1の端縁部1a側へ位置するように上
記結合具固定部位10へ固着されたものである。支柱2
は、内部200が中空で横断面が略矩形形状を呈し、こ
の内部200に補強部23を備えたものである。支柱2
の上端部は、支柱2内部200上方を開放する開口部2
7が形成されている。支柱2の4つの側面25,25,
25,25のうち、少なくともその1つへ、内部200
へ通じ且つ上記開口部27に繋がる貫通孔21が形成さ
れ、支柱2の上記補強部23は、断面略X字状に形成さ
れた仕切りであり、支柱2横断面が呈する矩形の、対角
線とほぼ一致するように配設されることによって、支柱
2内部200を4つの収容室20,20,20,20に
区画するものである。各収容室20内の側面25内面に
は、結合具3の係合部32を受容することが可能な受容
部22が、形成されたものである。支柱2の所望の側面
25…へ上記貫通孔21を形成し、ディスプレイ1の結
合具固定部位10を、支柱2の開口部27から収容室2
0内へ挿入することにより、この結合具固定部位10
は、貫通孔21へ嵌まり、貫通孔21から収容室20内
へ収容された状態となるものであり、この際、ディスプ
レイ1に設けられた結合具3は、全体が収容室20内へ
収められ上記係合部32が受容部22へ受容された状態
に保持され、ディスプレイ1の支柱2への固定がなされ
るものであることを特徴とする。
の固定構造は、広告等の表示部を有するディスプレイ1
と、これを支持する支柱2とを備える。ディスプレイ1
は、支柱2と別体に形成されると共に、自身の端縁部1
a付近に形成された結合具固定部位10と、結合具3と
を備える。結合具3は、略L字形アングルであり、この
アングルの一端をなす固着部31と、他端をなす係合部
32とを有する。固着部31は、この係合部32より
も、ディスプレイ1の端縁部1a側へ位置するように上
記結合具固定部位10へ固着されたものである。支柱2
は、内部200が中空で横断面が略矩形形状を呈し、こ
の内部200に補強部23を備えたものである。支柱2
の上端部は、支柱2内部200上方を開放する開口部2
7が形成されている。支柱2の4つの側面25,25,
25,25のうち、少なくともその1つへ、内部200
へ通じ且つ上記開口部27に繋がる貫通孔21が形成さ
れ、支柱2の上記補強部23は、断面略X字状に形成さ
れた仕切りであり、支柱2横断面が呈する矩形の、対角
線とほぼ一致するように配設されることによって、支柱
2内部200を4つの収容室20,20,20,20に
区画するものである。各収容室20内の側面25内面に
は、結合具3の係合部32を受容することが可能な受容
部22が、形成されたものである。支柱2の所望の側面
25…へ上記貫通孔21を形成し、ディスプレイ1の結
合具固定部位10を、支柱2の開口部27から収容室2
0内へ挿入することにより、この結合具固定部位10
は、貫通孔21へ嵌まり、貫通孔21から収容室20内
へ収容された状態となるものであり、この際、ディスプ
レイ1に設けられた結合具3は、全体が収容室20内へ
収められ上記係合部32が受容部22へ受容された状態
に保持され、ディスプレイ1の支柱2への固定がなされ
るものであることを特徴とする。
【0011】
【作用】本願第1の発明に係るディスプレイの支柱の固
定構造は、従来よく用いられる略L字形アングルを支柱
2との結合具3としてディスプレイ1に採用するも、結
合具3が備える固着部31と係合部32とが、完全に、
収容室20内へ、即ち支柱2の内部へ、収容されるもの
であるため、結合具3が外部へ露出しない。詳述する
と、ディスプレイ1の結合具固定部位10を、支柱2の
開口部27から収容室20内へ挿入して貫通孔21へ嵌
めることによって、結合具固定部位10に固定されてい
る結合具3はその全体が、結合具固定部位10と共に、
貫通孔21から収容室20内へ収容された状態となる。
このとき、ディスプレイ1の結合具3は、係合部32が
受容部22へ受容され保持されることによって、上記状
態が維持されるのである。
定構造は、従来よく用いられる略L字形アングルを支柱
2との結合具3としてディスプレイ1に採用するも、結
合具3が備える固着部31と係合部32とが、完全に、
収容室20内へ、即ち支柱2の内部へ、収容されるもの
であるため、結合具3が外部へ露出しない。詳述する
と、ディスプレイ1の結合具固定部位10を、支柱2の
開口部27から収容室20内へ挿入して貫通孔21へ嵌
めることによって、結合具固定部位10に固定されてい
る結合具3はその全体が、結合具固定部位10と共に、
貫通孔21から収容室20内へ収容された状態となる。
このとき、ディスプレイ1の結合具3は、係合部32が
受容部22へ受容され保持されることによって、上記状
態が維持されるのである。
【0012】ここで、上記の作用は、収容室20の側面
20に受容部22が形成されて、ここで係合部32を受
容し、それより先端に伸びる結合具固定部位10と固着
部31とは、収容室20の奥に向かって、配位すること
になるので、結合具3収容のために、中空の支柱内部を
利用して、最小限のスペースで、確実に結合具3全体を
隠蔽することができることによるものである。
20に受容部22が形成されて、ここで係合部32を受
容し、それより先端に伸びる結合具固定部位10と固着
部31とは、収容室20の奥に向かって、配位すること
になるので、結合具3収容のために、中空の支柱内部を
利用して、最小限のスペースで、確実に結合具3全体を
隠蔽することができることによるものである。
【0013】本願第2の発明に係るディスプレイの支柱
の固定構造は、支柱2の横断面が矩形である場合に、4
つの側面25,25,25,25のうち所望のものに、
貫通孔21を形成し、略L字形アングルであるディスプ
レイ1の結合具3を、支柱2内部の対応する収容室20
…内へ収容させるものである。このような構成を採りつ
つも、支柱2内は、補強部23によって、即ち、断面略
X字状に形成された仕切りによって、支柱2内部200
が、自身の断面が呈する矩形の対角線で4つの収容室2
0,2020,20に区画されたものであるため、支柱
2内部は、充分な強度を維持して、結合具3を収容する
ための十分なスペースを確保するものである。即ち、4
つの収容室20,20,20,20を、備えるものであ
るにも拘らず、支柱2を嵩張らせることなく個々の収容
室20の収容積を確保するものであり、このため、ディ
スプレイ1保持に際して、ディスプレイ1の結合具3を
外部へ露出させることがない。特に、従来より用いられ
る略L字形アングルを支柱2との結合具3としてディス
プレイ1に採用するものであるにも拘らず、側面25,
25,25,25のいずれに、ディスプレイ1を固定す
る場合も、この結合具3を外部へ露出することがない。
上記の作用は、X字状に区画されることによって形成さ
れる平面視略三角形の収容室20の、底辺(側面20)
に受容部22が形成されて、ここで係合部32を受容
し、それより先端に伸びる結合具固定部位10と固着部
31とは、先細りとなる三角形の収容室20頂点に向か
って、配位することになるので(結合具3の呈するLの
字と、上記収容室20のなす三角形とが、一致する状態
となるので)、結合具3収容のために、収容室20内
へ、最小限のスペースを確保するだけで済むことによっ
て奏される。
の固定構造は、支柱2の横断面が矩形である場合に、4
つの側面25,25,25,25のうち所望のものに、
貫通孔21を形成し、略L字形アングルであるディスプ
レイ1の結合具3を、支柱2内部の対応する収容室20
…内へ収容させるものである。このような構成を採りつ
つも、支柱2内は、補強部23によって、即ち、断面略
X字状に形成された仕切りによって、支柱2内部200
が、自身の断面が呈する矩形の対角線で4つの収容室2
0,2020,20に区画されたものであるため、支柱
2内部は、充分な強度を維持して、結合具3を収容する
ための十分なスペースを確保するものである。即ち、4
つの収容室20,20,20,20を、備えるものであ
るにも拘らず、支柱2を嵩張らせることなく個々の収容
室20の収容積を確保するものであり、このため、ディ
スプレイ1保持に際して、ディスプレイ1の結合具3を
外部へ露出させることがない。特に、従来より用いられ
る略L字形アングルを支柱2との結合具3としてディス
プレイ1に採用するものであるにも拘らず、側面25,
25,25,25のいずれに、ディスプレイ1を固定す
る場合も、この結合具3を外部へ露出することがない。
上記の作用は、X字状に区画されることによって形成さ
れる平面視略三角形の収容室20の、底辺(側面20)
に受容部22が形成されて、ここで係合部32を受容
し、それより先端に伸びる結合具固定部位10と固着部
31とは、先細りとなる三角形の収容室20頂点に向か
って、配位することになるので(結合具3の呈するLの
字と、上記収容室20のなす三角形とが、一致する状態
となるので)、結合具3収容のために、収容室20内
へ、最小限のスペースを確保するだけで済むことによっ
て奏される。
【0014】
【実施例】以下図面を用いて本願発明の実施例について
説明する。図1、図2及び図3へ、本願発明の一実施例
を示す。図1は、表示具の全体図であり、図2は、ディ
スプレイと支柱とが固定された状態を示す略横断面図で
ある。又図3は、ディスプレイを外した状態の支柱の上
端面図を示している。
説明する。図1、図2及び図3へ、本願発明の一実施例
を示す。図1は、表示具の全体図であり、図2は、ディ
スプレイと支柱とが固定された状態を示す略横断面図で
ある。又図3は、ディスプレイを外した状態の支柱の上
端面図を示している。
【0015】図示の通り、本願発明に係るディスプレイ
の支柱への固定構造は、広告等の表示部を有するディス
プレイ1と、これを支持する支柱2とを備える。このよ
うなディスプレイ1と支柱に2とによって、表示具が形
成される。この図1では、1つのディスプレイ1の両側
に、2つの支柱2,2が配設された両持ちのものを示し
ている。
の支柱への固定構造は、広告等の表示部を有するディス
プレイ1と、これを支持する支柱2とを備える。このよ
うなディスプレイ1と支柱に2とによって、表示具が形
成される。この図1では、1つのディスプレイ1の両側
に、2つの支柱2,2が配設された両持ちのものを示し
ている。
【0016】この例の表示具は、矩形の薄板状体の2枚
のディスプレイ1,1が重られて形成されたものであ
り、表裏両面にて広告等の表示を行うことが可能なるも
のである。
のディスプレイ1,1が重られて形成されたものであ
り、表裏両面にて広告等の表示を行うことが可能なるも
のである。
【0017】図2は、上記支柱2の上端位置A付近の横
断面を示している。ディスプレイ1は、支柱2と別体に
形成され、結合具固定部位10と、結合具3とを備え
る。ディスプレイ1は、薄板状体或いは箱状のものであ
る。図1乃至図3へ示す実施例において、ディスプレイ
1は、ボード状即ち薄板状に形成されたものが採用され
ている。
断面を示している。ディスプレイ1は、支柱2と別体に
形成され、結合具固定部位10と、結合具3とを備え
る。ディスプレイ1は、薄板状体或いは箱状のものであ
る。図1乃至図3へ示す実施例において、ディスプレイ
1は、ボード状即ち薄板状に形成されたものが採用され
ている。
【0018】この実施例では、結合具固定部位10と
は、ディスプレイ1の、端縁部1a付近の部位である。
は、ディスプレイ1の、端縁部1a付近の部位である。
【0019】結合具3は、固着部31と係合部32とを
有する固定金具であり、横断面が略L字状のアングルで
ある。即ち、結合具3として、従来周知の、一般的なア
ングルを採用する。結合具3の固着部31は、螺子或い
はボルト・ナット等の適宜固着手段4によって、ディス
プレイ1へ固定されている。
有する固定金具であり、横断面が略L字状のアングルで
ある。即ち、結合具3として、従来周知の、一般的なア
ングルを採用する。結合具3の固着部31は、螺子或い
はボルト・ナット等の適宜固着手段4によって、ディス
プレイ1へ固定されている。
【0020】詳述すると、図2へ示す通り、この実施例
では、表裏をなす2枚のディスプレイ1,1の夫々に、
上記結合具3が設けられる。重られた2枚のディスプレ
イ1,1は、その端縁部1a,1a付近に、上記結合具
3が配されている。この結合具3は、固着部31がディ
スプレイ1,1と当接する。即ち、固着部31がディス
プレイ1の結合具固定部位10へ当接した状態に配置さ
れるのである。そして、2つの固定具3,3によって挟
まれたディスプレイ1,1は、固定具3,3と共に上記
固着手段4に貫かれ、締めつけられている。このように
して固着部31は、結合具固定部位10へ固着される。
そしてこの状態にて、ディスプレイ1,1及び固定具
3,3は一体となっているのである。尚この図2で、固
定具31はハッチングが入れられた部材である。この他
の部材は、図面の煩雑化を避けるため、ハッチングは、
省略してある。
では、表裏をなす2枚のディスプレイ1,1の夫々に、
上記結合具3が設けられる。重られた2枚のディスプレ
イ1,1は、その端縁部1a,1a付近に、上記結合具
3が配されている。この結合具3は、固着部31がディ
スプレイ1,1と当接する。即ち、固着部31がディス
プレイ1の結合具固定部位10へ当接した状態に配置さ
れるのである。そして、2つの固定具3,3によって挟
まれたディスプレイ1,1は、固定具3,3と共に上記
固着手段4に貫かれ、締めつけられている。このように
して固着部31は、結合具固定部位10へ固着される。
そしてこの状態にて、ディスプレイ1,1及び固定具
3,3は一体となっているのである。尚この図2で、固
定具31はハッチングが入れられた部材である。この他
の部材は、図面の煩雑化を避けるため、ハッチングは、
省略してある。
【0021】上述の通り、結合具3の固着部31が、デ
ィスプレイ1に固定されることによって、L字の他端を
なす係合部32は、ディスプレイ1の表面(及び裏面)
から、突出することなる。上記固着部31は、この係合
部32よりも、ディスプレイ1の端縁部1a側へ位置す
るように固定される。
ィスプレイ1に固定されることによって、L字の他端を
なす係合部32は、ディスプレイ1の表面(及び裏面)
から、突出することなる。上記固着部31は、この係合
部32よりも、ディスプレイ1の端縁部1a側へ位置す
るように固定される。
【0022】支柱2は、内部200が中空で横断面が略
矩形形状を呈し、この内部200に補強部23を備えた
ものである。支柱2は、アルミニウム等の押し出し成形
にて形成するのが適当である。この支柱2の4つの側面
25,25,25,25は、いずれも内部200へ通じ
る貫通孔21の形成が可能なるものである。
矩形形状を呈し、この内部200に補強部23を備えた
ものである。支柱2は、アルミニウム等の押し出し成形
にて形成するのが適当である。この支柱2の4つの側面
25,25,25,25は、いずれも内部200へ通じ
る貫通孔21の形成が可能なるものである。
【0023】支柱2の上記補強部23は、断面略X字状
に形成された仕切りであり、支柱2横断面が呈する矩形
の、対角線とほぼ一致するように配設されている。これ
により、支柱2内部200は4つの収容室20,20,
20,20に、区画されている。
に形成された仕切りであり、支柱2横断面が呈する矩形
の、対角線とほぼ一致するように配設されている。これ
により、支柱2内部200は4つの収容室20,20,
20,20に、区画されている。
【0024】上記夫々の収容室20,20,20,20
には、ディスプレイ1の結合具3の係合部32を受容す
ることが可能な受容部22が形成されている。この受容
部22は、支柱2の側面25の裏面(支柱2側面25の
内面)に、設けられた凹部である。この実施例では、横
断面が凹型の(図2及び図3において、図面の奥行き方
向に伸びる)レール状に形成されている。
には、ディスプレイ1の結合具3の係合部32を受容す
ることが可能な受容部22が形成されている。この受容
部22は、支柱2の側面25の裏面(支柱2側面25の
内面)に、設けられた凹部である。この実施例では、横
断面が凹型の(図2及び図3において、図面の奥行き方
向に伸びる)レール状に形成されている。
【0025】既述の通り、L字アングルである結合具3
は、その一端をなす固着部31がディスプレイ1へ固定
されることによって、他端をなす係合部32が必然的
に、ディスプレイ1の表面及び裏面へ突出することにな
る。このような係合部32を受容するために、係合部3
2の上記突出方向に則して、受容部22は、奥行きを持
つのである。従って、この実施例では、支柱2なす矩形
の一辺に沿って受容部22の内部は後退している。
は、その一端をなす固着部31がディスプレイ1へ固定
されることによって、他端をなす係合部32が必然的
に、ディスプレイ1の表面及び裏面へ突出することにな
る。このような係合部32を受容するために、係合部3
2の上記突出方向に則して、受容部22は、奥行きを持
つのである。従って、この実施例では、支柱2なす矩形
の一辺に沿って受容部22の内部は後退している。
【0026】図2及び図3の26,26,26,26
は、螺子等の締付け手段を上部より、装着するための、
螺子受けを示している。
は、螺子等の締付け手段を上部より、装着するための、
螺子受けを示している。
【0027】図2へ示す通り、貫通孔21を、所望の側
面25…の断面ほぼ中央へ、形成する。この貫通孔21
は、少なくとも、ディスプレイ1の結合具固定部位10
の厚みとほぼ同じ開口横幅(支柱2の横方向の幅)を持
ち、この結合具固定部位10の縦幅とほぼ同じ長手開口
幅(支柱2の長手方向に沿った幅)を持つものである。
面25…の断面ほぼ中央へ、形成する。この貫通孔21
は、少なくとも、ディスプレイ1の結合具固定部位10
の厚みとほぼ同じ開口横幅(支柱2の横方向の幅)を持
ち、この結合具固定部位10の縦幅とほぼ同じ長手開口
幅(支柱2の長手方向に沿った幅)を持つものである。
【0028】他方において予め支柱2を、アルミニウム
等の切削等の加工が容易な素材によって、形成してお
く。これにより、支柱2に対して、容易にその外部から
内部へ即ち側面25,25,25,25の適宜位置から
対応する収容室20へ通じる、上記貫通孔21を形成す
ることが可能となる。
等の切削等の加工が容易な素材によって、形成してお
く。これにより、支柱2に対して、容易にその外部から
内部へ即ち側面25,25,25,25の適宜位置から
対応する収容室20へ通じる、上記貫通孔21を形成す
ることが可能となる。
【0029】上述の通り側面25より対応する収容室2
0へ連絡するように形成された貫通孔21を通じて、デ
ィスプレイ1の結合具固定部位10及び結合部3は、収
容部20内部へ収容される。このとき、結合具3は、全
体が収容室20内へ完全に収められる。そして、固定具
3の係合部32は、受容部22内へ受容され、このよう
な状態にて、螺子或いはボルト等の適宜締付け手段5に
よって、係合部32は、受容部22へ固着される。この
ようにして、ディスプレイ1と支柱2との固定がなされ
る。
0へ連絡するように形成された貫通孔21を通じて、デ
ィスプレイ1の結合具固定部位10及び結合部3は、収
容部20内部へ収容される。このとき、結合具3は、全
体が収容室20内へ完全に収められる。そして、固定具
3の係合部32は、受容部22内へ受容され、このよう
な状態にて、螺子或いはボルト等の適宜締付け手段5に
よって、係合部32は、受容部22へ固着される。この
ようにして、ディスプレイ1と支柱2との固定がなされ
る。
【0030】支柱2において、支柱2の補強部23とし
て、横断面が略X字状であり支柱2横断面が呈する矩形
の対角線とほぼ一致するように配設された仕切り構造を
採用することにより、支柱2内部200は、その中央2
30を頂点とする4つの2等辺三角形に区画される。従
って、個々の収容室20へ収容される固定具3の固着部
31及びディスプレイ1の結合具固定部位10は、支柱
2内部200の中央230付近まで、入り込むことが可
能であり、且つ、このような固定具3の各部を完全に収
容する収容部20を、支柱2の側面25,25,25,
25に対応して、4つ確保することが可能となっている
のである(補強部23は、上記X字という構造の採用に
より、構造上、固定具3の収容の可能性を極大にしたの
であるが、寸法設定上、仕切りとしての補強部23の厚
みを余り厚くすると、上記構造上のメリットが生かせな
くなる。このように余り厚い仕切りになってしまうと、
収容室20に充分な内部の広さを確保することができな
くなってしまうので、補強部23の厚みは、固定具3の
収容に支障ない程度のものとする)。
て、横断面が略X字状であり支柱2横断面が呈する矩形
の対角線とほぼ一致するように配設された仕切り構造を
採用することにより、支柱2内部200は、その中央2
30を頂点とする4つの2等辺三角形に区画される。従
って、個々の収容室20へ収容される固定具3の固着部
31及びディスプレイ1の結合具固定部位10は、支柱
2内部200の中央230付近まで、入り込むことが可
能であり、且つ、このような固定具3の各部を完全に収
容する収容部20を、支柱2の側面25,25,25,
25に対応して、4つ確保することが可能となっている
のである(補強部23は、上記X字という構造の採用に
より、構造上、固定具3の収容の可能性を極大にしたの
であるが、寸法設定上、仕切りとしての補強部23の厚
みを余り厚くすると、上記構造上のメリットが生かせな
くなる。このように余り厚い仕切りになってしまうと、
収容室20に充分な内部の広さを確保することができな
くなってしまうので、補強部23の厚みは、固定具3の
収容に支障ない程度のものとする)。
【0031】上記の通り、補強部23のX状の仕切り構
造の採用によって、支柱2の補強と共に支柱2内部の空
間を有効に仕切り、4つの収容室20,20,20,2
0を確保すると共に、これら収容室20,20,20,
20の夫々について、ディスプレイ1の結合具3を収容
するに充分な内部形状・容量を提供するとが可能となっ
た。これより、結合部3は、適宜収容室20内部へ、そ
の全てが収容され、完全に支柱2内部に隠れてしまうの
である。
造の採用によって、支柱2の補強と共に支柱2内部の空
間を有効に仕切り、4つの収容室20,20,20,2
0を確保すると共に、これら収容室20,20,20,
20の夫々について、ディスプレイ1の結合具3を収容
するに充分な内部形状・容量を提供するとが可能となっ
た。これより、結合部3は、適宜収容室20内部へ、そ
の全てが収容され、完全に支柱2内部に隠れてしまうの
である。
【0032】図2へ示す状態では、結合具3の固着部3
1は、収容室20に対しては接触しないように描かれて
いる。このように実施してもよいが、図4へ示すよう
に、固着部31の端部即ちディスプレイ1の端縁部1
a,1a付近の部分が、収容室20がの横断面が呈する
上記二等辺三角形の2辺と当接するように設定しても、
固定時の安定性を増す上で、効果的である。
1は、収容室20に対しては接触しないように描かれて
いる。このように実施してもよいが、図4へ示すよう
に、固着部31の端部即ちディスプレイ1の端縁部1
a,1a付近の部分が、収容室20がの横断面が呈する
上記二等辺三角形の2辺と当接するように設定しても、
固定時の安定性を増す上で、効果的である。
【0033】上記の実施例において、最終的には、図2
や図4に示すように収容室20内へ結合具3が収容され
るのであるが、貫通孔21は、図示の通り、ほぼディス
プレイ1の結合具固定部位10の厚み程度或いは若干こ
れより大きい程度の(横断面の)開口幅しかなく、ディ
スプレイ1へ結合具3を固着した状態では、貫通孔21
より、収容室20内へ、結合具3を収容することは困難
である。このため、図5へ示すような方法を採用するの
が適当である。
や図4に示すように収容室20内へ結合具3が収容され
るのであるが、貫通孔21は、図示の通り、ほぼディス
プレイ1の結合具固定部位10の厚み程度或いは若干こ
れより大きい程度の(横断面の)開口幅しかなく、ディ
スプレイ1へ結合具3を固着した状態では、貫通孔21
より、収容室20内へ、結合具3を収容することは困難
である。このため、図5へ示すような方法を採用するの
が適当である。
【0034】この図5を用いて説明すると、設置された
支柱2の上端部は、外部へ開口している(開口部2
7)。支柱2へ設けられた既述の貫通孔21は、上記開
口部27に連絡する。即ち、貫通孔21は、支柱2の上
端部まで伸びている。そして、この開口部27側から、
受容部22内へ結合具3の係合部32を、順次挿入して
行く。即ちレール状の受容部22の端部から、係合部3
2を矢印Sに沿って摺動して、受容部22内へ、係合部
32を完全に収めるのである。
支柱2の上端部は、外部へ開口している(開口部2
7)。支柱2へ設けられた既述の貫通孔21は、上記開
口部27に連絡する。即ち、貫通孔21は、支柱2の上
端部まで伸びている。そして、この開口部27側から、
受容部22内へ結合具3の係合部32を、順次挿入して
行く。即ちレール状の受容部22の端部から、係合部3
2を矢印Sに沿って摺動して、受容部22内へ、係合部
32を完全に収めるのである。
【0035】そして、係合部32の収容が間隙すると、
開口部27へ、別体の蓋体28を配し、螺子等の適宜締
付け手段6…によって、開口部27へ蓋体28を固定す
る。このとき、締付け手段6として、螺子を採用する場
合は、前述の螺子受け26…を利用し、締付け手段6…
である螺子に、蓋体28を貫通させ、螺子先端を、この
螺子受け26…と螺合するようにするのである。
開口部27へ、別体の蓋体28を配し、螺子等の適宜締
付け手段6…によって、開口部27へ蓋体28を固定す
る。このとき、締付け手段6として、螺子を採用する場
合は、前述の螺子受け26…を利用し、締付け手段6…
である螺子に、蓋体28を貫通させ、螺子先端を、この
螺子受け26…と螺合するようにするのである。
【0036】次にディスプレイ1について、更に他の実
施例を示す。これは、図6へ示すように、ボックス型
(箱型)のディスプレイ1である。この場合ディスプレ
イ1は薄板状の前述の実施例のものと比して、厚みがあ
るため、結合具固定部位10は、このようなディスプレ
イ1の他の部位よりも、肉厚が薄いものとして形成する
必要がある。このようなことから、図6へ示す通り、結
合具固定部位10は、板状部分として形成されているの
である。図6において、図面の煩雑化を避けるために、
締付け手段4,6,6は、略記して傍線にて示してあ
る。
施例を示す。これは、図6へ示すように、ボックス型
(箱型)のディスプレイ1である。この場合ディスプレ
イ1は薄板状の前述の実施例のものと比して、厚みがあ
るため、結合具固定部位10は、このようなディスプレ
イ1の他の部位よりも、肉厚が薄いものとして形成する
必要がある。このようなことから、図6へ示す通り、結
合具固定部位10は、板状部分として形成されているの
である。図6において、図面の煩雑化を避けるために、
締付け手段4,6,6は、略記して傍線にて示してあ
る。
【0037】この図6へ示す実施例においても、2枚の
ディスプレイ1,1が背中併せに配設され、表示具自体
は、表裏両面にて広告等の表示を行うことが可能に形成
されている。しかし、図2や上記図6へ示すものと異な
り、1枚のディスプレイ1で表示を行うようにして実施
することも可能である。これは、図2のタイプのディス
プレイ1についても同様である。このように1枚のディ
スプレイ1で表示を行う場合、表面のみ広告等の表示を
行うものとして実施することも可能であるが、1枚のデ
ィスプレイ1の表裏双方に広告等の表示を施すことによ
って、上述の2枚重のディスプレイと同様の効果が得ら
れる。又このように1枚のディスプレイ1のみ使用する
場合、結合具3も1枚分のみ設けるようにしてもよい
し、2枚重ねのときと同様に、端縁部1aの表裏両側に
配設されるものであっても実施可能である。
ディスプレイ1,1が背中併せに配設され、表示具自体
は、表裏両面にて広告等の表示を行うことが可能に形成
されている。しかし、図2や上記図6へ示すものと異な
り、1枚のディスプレイ1で表示を行うようにして実施
することも可能である。これは、図2のタイプのディス
プレイ1についても同様である。このように1枚のディ
スプレイ1で表示を行う場合、表面のみ広告等の表示を
行うものとして実施することも可能であるが、1枚のデ
ィスプレイ1の表裏双方に広告等の表示を施すことによ
って、上述の2枚重のディスプレイと同様の効果が得ら
れる。又このように1枚のディスプレイ1のみ使用する
場合、結合具3も1枚分のみ設けるようにしてもよい
し、2枚重ねのときと同様に、端縁部1aの表裏両側に
配設されるものであっても実施可能である。
【0038】側面25…のうち何れの面に、ディスプレ
イ1を配位するのか、当初より分かっている場合は、予
めこの所望の側面25に貫通孔21が形成された支柱2
を用意して実施することも可能であり、或いは全ての側
面25,25,25,25に貫通孔21,21,21,
21を形成して実施することも可能である。
イ1を配位するのか、当初より分かっている場合は、予
めこの所望の側面25に貫通孔21が形成された支柱2
を用意して実施することも可能であり、或いは全ての側
面25,25,25,25に貫通孔21,21,21,
21を形成して実施することも可能である。
【0039】又この図7へ示すように、支柱2下端部へ
板状の台7を設けて、他への設置を行いやすくして、安
定性を増すものとしてもよい。不要であれば、このよう
な台7を設けずに実施することも可能である。台7は、
例えば、建造物等の場合には、床面に螺子或いは釘等で
固定されるものであってもよいが、屋外の場合、地中に
埋設してもよい。
板状の台7を設けて、他への設置を行いやすくして、安
定性を増すものとしてもよい。不要であれば、このよう
な台7を設けずに実施することも可能である。台7は、
例えば、建造物等の場合には、床面に螺子或いは釘等で
固定されるものであってもよいが、屋外の場合、地中に
埋設してもよい。
【0040】上述のようなディスプレイの両持ち、片持
ちといった違いに拘らず、一本の支柱2について、図8
へ示すように、一つの側面25に限らず、複数の側面2
5…へ貫通孔22…を形成して、各方向に向けて、ディ
スプレイ1を配設するようにして実施することも可能で
ある。
ちといった違いに拘らず、一本の支柱2について、図8
へ示すように、一つの側面25に限らず、複数の側面2
5…へ貫通孔22…を形成して、各方向に向けて、ディ
スプレイ1を配設するようにして実施することも可能で
ある。
【0041】図2の或いは図6へ示す実施例において、
締付け具4を通す、ディスプレイ1或いは結合具3の孔
(図示しない)の何れかを(図2或いは図6において、
上下方向に長径を有する)長孔として形成しておき、高
温時にディスプレイ1に伸びが生じた場合に、固定され
た結合具3に邪魔されることなく、収容室20の奥にデ
ィスプレイ1の端縁部1aの伸びた分が収容されるよう
にしておけば、このような伸びが生じた場合にディスプ
レイ1に無理な力が加わらず、変形を生じさせない。
締付け具4を通す、ディスプレイ1或いは結合具3の孔
(図示しない)の何れかを(図2或いは図6において、
上下方向に長径を有する)長孔として形成しておき、高
温時にディスプレイ1に伸びが生じた場合に、固定され
た結合具3に邪魔されることなく、収容室20の奥にデ
ィスプレイ1の端縁部1aの伸びた分が収容されるよう
にしておけば、このような伸びが生じた場合にディスプ
レイ1に無理な力が加わらず、変形を生じさせない。
【0042】
【発明の効果】本願第1の発明の実施によって、ディス
プレイの備えるL字形アングルという広く普及した一般
的な結合具を放棄することなく、しかも、これを露出さ
せずにディスプレイの美観を向上した。又、このような
効果を得ても、支柱そのものを嵩だかにすることもな
い。更に、ディスプレイと支柱との固定の要となる結合
具が外部へ露出しないことによって、この結合部が風雨
に曝されて損傷するということがなくなり、表示具その
ものの寿命を著しく向上するものである。
プレイの備えるL字形アングルという広く普及した一般
的な結合具を放棄することなく、しかも、これを露出さ
せずにディスプレイの美観を向上した。又、このような
効果を得ても、支柱そのものを嵩だかにすることもな
い。更に、ディスプレイと支柱との固定の要となる結合
具が外部へ露出しないことによって、この結合部が風雨
に曝されて損傷するということがなくなり、表示具その
ものの寿命を著しく向上するものである。
【0043】本願第2の発明の実施によって、角材の支
柱は、その4つの面の側面の何れかにディスプレイを支
持させたものである。特に、支柱を、アルミニウム等の
切削等の加工が容易な素材によって形成しておくことに
より、支柱の所望の側面へ、上記貫通孔を形成すること
ができ、既に地面或いは建造物に設置された支柱に対し
て、ディスプレイの取り付け方向の自由度を確保し、ま
た、複数のディスプレイの支持を可能とし、且つ、固定
するディスプレイの数量の選択の範囲を広げ得る。又、
第1の発明と同様、このような効果を得つつも、ディス
プレイの治具である結合具として、従来のL字形アング
ルという広く普及した一般的な結合具を放棄することな
く、しかも、これを露出させずにディスプレイの美観を
向上した。又、このような効果を得ても、支柱そのもの
を嵩だかにすることもない。そして、ディスプレイと支
柱との固定の要となる結合具が外部へ露出しないことに
よって、この結合部が風雨に曝されて損傷するというこ
とがなくなり、表示具そのものの寿命を著しく向上する
ものである。
柱は、その4つの面の側面の何れかにディスプレイを支
持させたものである。特に、支柱を、アルミニウム等の
切削等の加工が容易な素材によって形成しておくことに
より、支柱の所望の側面へ、上記貫通孔を形成すること
ができ、既に地面或いは建造物に設置された支柱に対し
て、ディスプレイの取り付け方向の自由度を確保し、ま
た、複数のディスプレイの支持を可能とし、且つ、固定
するディスプレイの数量の選択の範囲を広げ得る。又、
第1の発明と同様、このような効果を得つつも、ディス
プレイの治具である結合具として、従来のL字形アング
ルという広く普及した一般的な結合具を放棄することな
く、しかも、これを露出させずにディスプレイの美観を
向上した。又、このような効果を得ても、支柱そのもの
を嵩だかにすることもない。そして、ディスプレイと支
柱との固定の要となる結合具が外部へ露出しないことに
よって、この結合部が風雨に曝されて損傷するというこ
とがなくなり、表示具そのものの寿命を著しく向上する
ものである。
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】上記実施例の要部略横断面図である。
【図3】上記実施例の要部端面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す横断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す横断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の上記各実施例の全体斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す略全体斜視図であ
る。
る。
【図9】従来の広告等の表示具を示す全体斜視図であ
る。
る。
【図10】上記従来例の要部略横断面図である。
1 ディスプレイ 2 支柱 3 結合具 20 収容室 21 貫通孔 22 受容部 31 固着部 32 係合部 200(支柱1の)内部
Claims (2)
- 【請求項1】 広告等の表示部を有するディスプレイ
(1) と、これを支持する内部が中空の支柱(2) とを備え
てなり、 ディスプレイ(1) は、支柱(2) と別体に形成されると共
に、自身の端縁部(1a)付近に形成された結合具固定部位
(10)と、結合具(3) とを備えてなり、 結合具(3) は、略L字形アングルであり、このアングル
の一端をなす固着部(31)と、他端をなす係合部(32)とを
有してなり、固着部(31)は、この係合部(32)よりも、デ
ィスプレイ1の端縁部(1a)側へ位置するように上記結合
具固定部位(10)へ固着されたものであり、 支柱(2) は、中空の内部が、上記ディスプレイ(1) の結
合具固定部位(10)と結合具(3) を収容することが可能な
収容室(20)をなすものであり、更に支柱(2) は、その側
面の適宜位置から上記収容室(20)へ通じる貫通孔(21)を
有するものであり、 支柱(2) の上端部は、収容室(20)上部を開放する開口部
(27)が形成され、上記貫通孔(21)が、この開口部(27)へ
繋がっており、 上記収容室(20)内には、結合具(3) の係合部(32)を受容
することが可能な受容部(22)が、貫通孔(21)が設けられ
た側面(25)内面に形成されたものであり、 ディスプレイ(1) の結合具固定部位(10)は、支柱(2) の
開口部(27)から収容室(20)内へ挿入されることにより、
貫通孔(21)へ嵌まり、貫通孔(21)から収容室(20)内へ収
容された状態となるものであり、 この際ディスプレイ(1) に設けられた結合具(3) は、全
体が収容室(20)内へ収められ上記係合部(32)が受容部(2
2)へ受容された状態に保持されることによって、ディス
プレイ(1) の支柱(2) への固定がなされるものであるこ
とを特徴とするディスプレイの支柱への固定構造。 - 【請求項2】 広告等の表示部を有するディスプレイ
(1) と、これを支持する支柱(2) とを備えてなり、 ディスプレイ(1) は、支柱(2) と別体に形成されると共
に、自身の端縁部(1a)付近に形成された結合具固定部位
(10)と、結合具(3) とを備えてなり、 結合具(3) は、略L字形アングルであり、このアングル
の一端をなす固着部(31)と、他端をなす係合部(32)とを
有してなり、固着部(31)は、この係合部(32)よりも、デ
ィスプレイ1の端縁部(1a)側へ位置するように上記結合
具固定部位(10)へ固着されたものであり、 支柱(2) は、内部(200) が中空で横断面が略矩形形状を
呈し、この内部(200)に補強部(23)を備えたものであ
り、支柱(2) の上端部は、支柱(2) 内部(200) 上方を開
放する開口部(27)が形成されており、支柱(2) の4つの側面(25)(25)(25)(25)のうち、少なく
ともその1つへ、内部(200) へ通じ且つ上記開口部(27)
に繋がる貫通孔(21)が形成され、 支柱(2) の上記補強部(23)は、断面略X字状に形成され
た仕切りであり、支柱(2) 横断面が呈する矩形の、対角
線とほぼ一致するように配設されることによって、支柱
(2) 内部(200) を4つの収容室(20)(20)(20)(20)に、区
画するものであり、 各収容室(20)内の側面(25)内面には、結合具(3) の係合
部(32)を受容することが可能な受容部(22)が、形成され
たものであり、 支柱(2) の所望の側面(25)…へ上記貫通孔(21)を形成
し、ディスプレイ(1) の結合具固定部位(10)を、支柱
(2) の開口部(27)から収容室(20)内へ挿入することによ
り、この結合具固定部位(10)は、貫通孔(21)へ嵌まり、
貫通孔(21)から収容室(20)内へ収容された状態となるも
のであり、 この際、ディスプレイ(1) に設けられた結合具(3) は、
全体が収容室(20)内へ収められ上記係合部(32)が受容部
(22)へ受容された状態に保持され、ディスプレイ(1) の
支柱(2) への固定がなされるものであることを特徴とす
るディスプレイの支柱への固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04231295A JP3154251B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | ディスプレイの支柱への固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04231295A JP3154251B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | ディスプレイの支柱への固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08211830A JPH08211830A (ja) | 1996-08-20 |
JP3154251B2 true JP3154251B2 (ja) | 2001-04-09 |
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ID=12632513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04231295A Expired - Fee Related JP3154251B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | ディスプレイの支柱への固定構造 |
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US7649534B2 (en) | 2006-02-01 | 2010-01-19 | Microsoft Corporation | Design of arbitrary linear and non-linear maps |
CN110107008B (zh) * | 2019-05-17 | 2020-07-28 | 坤茂建设集团有限公司 | 一种仿古建筑木斗拱屋面与混凝土主体连接结构 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP04231295A patent/JP3154251B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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