JP3153928B2 - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号再生装置に関し、
特に、例えば磁気テープ等の信号記録媒体と回転ヘッド
等の信号読み取り手段との相対速度の変動を許すような
信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】信号再生装置には、信号記録媒体として
磁気テープを用いるものや、磁気ディスクあるいは光デ
ィスクを用いるもの等、種々のものが知られているが、
磁気ヘッドや光学ピックアップヘッド等の信号読み取り
手段と記録媒体との速度は、予めフォーマット等で定め
られた所定速度となるようにサーボ制御されるものが多
く、信号読み取り手段から得られる信号のクロック成分
の周波数も一定となるようにサーボ制御等が施されるこ
とになる。
【0003】これに対して、記録媒体から読み出された
信号を、バッファ用メモリ等に一旦蓄えた後に一定レー
トで読み出して再生するような方式の場合等において
は、記録媒体と信号読み取り手段との相対速度がある程
度変動しても有効な再生が行えることになる。
【0004】例えば電子機器として小型回転ヘッド型デ
ィジタルテープレコーダ(DAT)を想定する場合、1
モータでキャプスタンや回転ヘッドを回転駆動すること
が考えられ、テープ走行速度を可変するような場合に、
回転ヘッドの回転速度も変化し、テープとの相対速度が
変化することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
テープ等の記録媒体と回転ヘッド等の信号読み取り手段
との間の相対速度が変化した場合には、信号読み取り手
段から得られる信号のクロック成分の周波数も変化する
ことになり、クロック再生回路(クロック信号抽出同調
回路)に用いられるいわゆるPLL(位相ロックルー
プ)回路のロックレンジを外れて、有効なクロック再生
が行えなくなる虞れがある。
【0006】すなわち、一般にPLL回路は、標準再生
時のクロック周波数を中心として、ロック状態に移る周
波数を境界とするキャプチャレンジと、このキャプチャ
レンジの外側で、ロック状態から外れる周波数を境界と
するロックレンジとが設定されるが、上記媒体との相対
速度が大きく変化してクロック周波数がロックレンジよ
りも外側の周波数になると、PLLのロックが外れて正
常な動作が行われなくなる。このように、PLL回路で
再生信号のクロック変動分を充分に吸収することができ
ないと、信号誤り率の増大等の悪影響を及ぼすことにな
る。
【0007】また、テープ走行とヘッド回転をそれぞれ
独立のモータで行わせるシステムにおいても、例えばテ
ープの早送りや巻戻しを行いながら信号を読み取り、所
望のテープ位置を検索するような動作を行わせる場合、
従来においては再生クロック周波数が変動する分を補正
するために回転ヘッドの回転速度を制御していたが、早
送りや巻戻しモードへの動作切換の際に、ヘッド回転速
度を補正するまでに所定の制定時間を必要とすることか
ら、迅速な動作状態の移行を阻害する要因となってい
た。
【0008】さらに、信号記録媒体と信号読み取りヘッ
ドとの相対速度を一定に保つようなサーボ制御を行わせ
る場合には、常時加速や減速の制御動作が行われること
になり、一般にサーボ機構系や回路系の負担が大きく、
その為の電力消費が増大する傾向がある。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、記録媒体と信号読み取り手段との相対速
度の変動を許すことにより、サーボ制御動作の負担を軽
減して消費電力の低減や動作の迅速化を図り、この相対
速度の変化により再生信号のクロック周波数が変動して
も、有効なクロック再生が行えるような信号再生装置の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号再生装
置は、クロック成分を含む信号が記録された記録媒体か
ら回転ドラムに設けられた信号読み取り手段によって記
録信号を読み取って再生する信号再生装置において、上
記回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、上
記速度検出手段によって検出される上記回転ドラムの回
転速度に基づいて発振周波数が制御される発振手段と、
上記発振手段の出力信号に基づいて上記記録媒体から上
記信号読み取り手段が読み取った記録信号からクロック
成分を再生するクロック再生手段とを有することによ
り、上述の課題を解決する。
【0011】上記クロック再生手段としてはPLL(位
相ロックループ)回路が挙げられ、上記検出された相対
速度に応じて、このPLL回路内のVCO(電圧制御型
発振器)の発振中心周波数(同調周波数、自走周波数)
を可変制御して、この発振中心周波数を上記読み取り手
段から読み取られた信号中のクロック成分の周波数に一
致させるような制御を行わせればよい。
【0012】ここで、小型携帯用の1モータ駆動タイプ
の回転ヘッド型テープレコーダであって、テープから読
み取られた信号を一旦バッファ用メモリに蓄えて一定レ
ートで読み出すような信号再生装置の場合に、上記バッ
ファ用メモリの蓄積データ量(バッファ内データ残量)
に応じてテープ走行速度を可変制御することが考えられ
ており、これによってテープと回転ヘッドとの相対速度
が変化するが、この相対速度の変化に応じて、クロック
再生用PLL回路のVCOの発振中心周波数を可変制御
すればよい。
【0013】なお、2モータ以上で駆動するタイプの回
転ヘッド型テープレコーダの場合にも本発明を適用で
き、また、信号記録媒体は磁気テープ以外に光ディス
ク、磁気ディスク等を使用でき、信号読み取り手段も磁
気ヘッド以外に光学ピックアップヘッド等を使用でき
る。
【0014】
【作用】信号記録媒体と信号読み取りヘッドとの間の相
対速度に応じて、PLL回路等のクロック再生手段のV
CO等の発振中心周波数を制御し、この発振中心周波数
を信号読み取りヘッドから得られる信号のクロック周波
数の変動に合わせ込むような制御を行わせることによ
り、PLL等のクロック再生の動作特性が向上し、正常
なクロック再生が行える。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る信号
再生装置の一実施例として、本件出願人が先に特願平0
1−318353号の明細書及び図面や特願平03−5
0518号の明細書及び図面等において提案している小
型携帯用の回転ヘッド型のディジタルオーディオテープ
レコーダ(DAT)に本発明を適用した概略的なブロッ
ク回路構成を示している。
【0016】この図1において、上記DATの信号再生
系として、磁気テープ11が回転ヘッドドラム12の外
周に例えば90°の角度を持って巻き付けられて案内走
行されている。この回転ヘッドドラム12には、一対の
磁気ヘッド13A、13Bが互いに180°の角度割り
を持って設けられている。モータ15は、回転ヘッドド
ラム12を回転駆動すると共に、図示しないキャプスタ
ンを回転駆動することによって磁気テープ11を走行駆
動するようになされている。また、磁気テープ11と磁
気ヘッド13A、13Bとの間の相対速度を検出するた
めに、回転ヘッドドラム12の回転速度検出器16が設
けられている。これは、磁気ヘッド13A、13Bの回
転による磁気テープ11上での速度成分が、磁気テープ
11の走行速度成分よりも充分高いときに有効である
が、より正確に速度検出するためには、テープ走行速度
も考慮に入れる必要がある。
【0017】磁気テープ11に記録された信号を読み取
るための一対の磁気ヘッド13A、13Bからの出力信
号は、切換回路17で切り換えられて再生増幅器18で
増幅され、減衰器19を介してA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換器20に送られてディジタル信号に変換さ
れ、イコライザ(等化器)21で信号等化されて、復調
回路22に送られる。この復調回路22内では、入力信
号の一部がクロック再生回路であるPLL(位相ロック
ループ)回路23に送られてクロック信号が再生され、
この再生されたクロック信号に応じて信号復調処理やデ
ータ読み取り処理等が行われる。
【0018】上記回転ヘッドドラム12の回転速度を検
出する速度検出器16からの出力信号を、PLL回路2
3に供給することにより、具体的にはPLL回路内のV
CO(電圧制御発振器)の制御電圧のオフセット電圧の
変化分として所定の係数を乗算して供給することによ
り、このPLL回路23(内のVCO)の発振中心周波
数(同調周波数、自走周波数)を検出速度に応じて制御
するようにしている。
【0019】復調回路22からの復調出力信号は、エラ
ー検出、データ分離回路24に送られて、復調データ出
力内のエラー検出符号によりエラー検出訂正処理を行
い、またトラックアドレス等のアドレス情報を分離す
る。エラー訂正されたデータ信号はバッファ用メモリ2
5に送られ、アドレス情報等はメモリ制御回路26や後
述するシステムコントローラ40に送られる。バッファ
用メモリ25から出力端子28を介して読み出された信
号は、必要に応じてデコード等の信号処理が施された
後、D/A変換されてアナログオーディオ信号として再
生される。なお、メモリ制御回路26には、一定周波数
の読出クロック等が端子29を介して供給されている。
【0020】システムコントローラ40には、上記回転
ヘッドドラム12の回転速度を検出する速度検出器16
からの出力信号や、メモリ制御回路26からの蓄積デー
タ量情報信号等が供給されている。また、システムコン
トローラ40からは各部の動作を制御するための信号が
出力されており、例えば、上記メモリの蓄積データ量情
報信号に応じたモータサーボ制御信号がモータ15に送
られている。
【0021】次に、上記PLL回路23の具体例として
は、図2に示すような構成が挙げられる。この図2の入
力端子31には、図1のイコライザ21からの再生RF
信号が供給されている。この入力信号は、位相比較器3
2に送られて、VCO(電圧制御発振器)35からの発
振出力信号と位相比較され、その出力がLPF(ローパ
スフィルタ)33に送られている。このLPF33は、
回路要素として例えば積分要素Ks /sや比例要素Kp
を含んでいる。LPF33からの出力は、加算器34を
介して上記VCO35の制御入力端子に送られている。
加算器34には一定のオフセット周波数に対応する制御
信号を出力する回路37からのオフセット周波数制御信
号が加算器38を介して送られている。加算器38にお
いては、端子39からの速度情報に応じた周波数制御信
号と上記オフセット周波数制御信号とが加算される。
【0022】ここで、磁気テープ11と磁気ヘッド13
A、13Bとの相対速度(本実施例では回転ヘッドドラ
ム12の回転速度)の標準速度をv0 とする。この標準
速度v0 時の再生クロック周波数をf0 とし、これらの
標準速度v0 と標準再生クロック周波数f0 との間に、 f0 =K×v0 (Kは定数) のような関係が存在するものとする。モータ15は、例
えばバッファ用メモリ25内の蓄積データ量(バッファ
内データ残量)を一定とするような速度制御サーボが行
わる。この速度制御サーボ動作に応じて回転ヘッドドラ
ム12の回転速度が変化し、上記相対速度(回転ヘッド
ドラム12の回転検出速度)がvx となるとき、磁気ヘ
ッド13A、13Bにより読み取られたRF信号中のク
ロック成分の周波数は、K×vx になると考えられる。
このような速度変化に伴うRF信号中のクロック周波数
の変化に応じて、PLL回路23の発振中心周波数(同
調周波数、自走周波数)fcentをこのK×vx に合わせ
込むように制御を行う。ここで、上記検出された相対速
度vx は、 vx =v0 +Δv のように標準速度v0 に速度変動分Δvが加わったもの
と考えられることから、PLL回路23の発振中心周波
数fcentを、 fcent=K×vx =K×(v0 +Δv) =f0 +K×Δv のように変化させればよい。すなわち、上記図2に示す
PLL回路のオフセット周波数をf0 とし、この周波数
0 に対応する周波数制御電圧を回路37から加算器3
8に送ると共に、端子39を介して供給される速度情報
に応じた速度変化分Δv(×K)に対応する周波数制御
電圧を加算器38で加算し、これを加算器34を介して
VCO35に送ることにより、検出速度vx に応じた発
振中心周波数fcentとなるように制御を行うものであ
る。
【0023】このように、VCO35の発振中心周波数
が、上記検出された相対速度(回転ヘッドドラム12の
回転速度)vx に応じてリアルタイムで制御されること
によって、磁気ヘッド13A、13Bにより読み取られ
たRF信号中のクロック成分の周波数がVCO35のキ
ャプチャレンジ、ロックレンジ内に確実に収まるように
なり、正常なクロック再生動作が行われ、再生されたク
ロックに基づく信号処理の信頼性が高まり、信号誤り率
の増大等の悪影響を未然に防止できる。
【0024】次に、バッファ用メモリ25に蓄積された
データ量(バッファ内データ残量)に応じたモータ15
のサーボ制御動作の具体例について、図3を参照しなが
ら説明する。ここで、バッファ用メモリ25の記憶容量
を、例えば32トラック分としている。図3において、
上記図1の回転ヘッドドラム12の回転に応じて各磁気
ヘッド13A、13Bにより磁気テープ1から間歇的に
読み取られた信号が、エラー検出、データ分離回路24
に送られ、トラックアドレス値等のアドレス情報が分離
され、除算回路41に送られる。除算回路41では、供
給されるトラックアドレスを、上記メモリ記憶容量のト
ラック数の32で割り、このときの剰余値をメモリの書
込アドレスとする。この書込アドレス(剰余値)を減算
器42に送り、上記メモリ制御回路26内等に設けられ
ているバッファ読出アドレス発生回路43からの読出ア
ドレスを上記読出アドレスから減算する。このときの減
算値が、バッファ用メモリ25に蓄えられているデータ
量(バッファ内データ残量)に相当するものになる。但
し、トラッキングをとらないいわゆるノントラッキング
再生の場合には、1本の記録トラックの全データが再生
されないこともあり、書込状態が不完全なトラックも存
在する。
【0025】減算器42からの減算出力を、次の減算器
44に供給すると共に、バッファ用メモリ25の蓄積デ
ータ量(バッファ内データ残量)の標準値あるいは目標
値をバッファ残量目標値発生回路45からこの減算器4
4に送って減算する。上記目標値としては、バッファ用
メモリ25の記憶容量(32トラック分)の1/2(1
6トラック分)程度に設定しておけばよい。減算器44
からの出力は、上記目標値と実際のバッファ残量との差
の概略値となる。この減算出力値を、非線形増幅器46
を介してLPF(ローパスフィルタ)47に送る。非線
形増幅器46は、実際のバッファ残量が上記目標値に近
いときの増幅率よりも、目標値から離れたときの増幅率
の方が大きくなるような特性を有している。
【0026】LPF47からの出力を、速度帰還利得増
幅器48に供給し、磁気テープ11の走行速度制御のた
めの増幅を行う。また、LPF47からの出力を、累積
計算回路49を介して位相帰還利得増幅器50に供給
し、磁気テープ11の位相制御のための増幅を行う。こ
れらの増幅器48、50からの出力を加算器51で加算
し、バッファ内部データの残量制御帰還データとして端
子52より取り出し、このこの残量帰還制御データに基
づいて上記モータ15の回転速度及び回転位相をサーボ
制御する。
【0027】この場合、バッファ残量を上記目標値に制
御するためには、磁気テープ11の走行駆動用のキャプ
スタンをサーボ制御する必要があるが、上述したよう
に、1個のモータ15でキャプスタン及び回転ヘッドド
ラム12を回転駆動しているため、キャプスタンをサー
ボ制御すると回転ヘッドドラム12も同時に制御され、
磁気テープ11と磁気ヘッド13A、13Bとの間の相
対速度が変化するわけである。具体的には、テープ送り
速度を標準速度±10%の範囲で制御しており、これに
応じて再生RF信号のクロック成分の周波数も、標準周
波数±10%の範囲で変化することになる。
【0028】本実施例では、この相対速度の変化に応じ
てPLL回路23の発振中心周波数を変化させることに
よって、再生RF信号のクロック成分の周波数にPLL
発振中心周波数を合わせ、PLL動作が良好に行われる
ようにしている。従って、信号誤り率の増大等の悪影響
を未然に防ぐことができる。
【0029】なお、1モータ駆動の場合に限らず、回転
ヘッド駆動用モータへの負荷変動や外乱等によって、磁
気テープと回転ヘッドとの相対速度が変動するような再
生装置や、一般的に、記録媒体と信号読み取りヘッドと
の間の相対速度に変化、変動が生ずるような再生装置に
対しても、本発明を適用することによって、PLLへの
悪影響を防止することができる。これは、例えば小型携
帯用(ポータブル)機器等において、携帯する人間の歩
行や、乗り物等の振動が、数ヘルツの加速度となって機
器に外乱を与えるような場合でも、この外乱分を媒体の
相対速度情報の形態でPLLの発振中心周波数の制御に
用いることで、PLL動作の再生クロックを正しく得る
ことが可能となる。
【0030】また、前述したようなテープの早送りや巻
戻しを行いながら信号の再生を行う場合でも、PLL動
作が正常に行われるため、回転ヘッド等の速度を切り換
えなくとも(媒体との相対速度を一定に保たなくとも)
良くなり、迅速な動作モード切り換えが行える。これ
は、従来の相対速度を保つためのサーボ負担により生じ
ていた消費電力の増大を防止する点でも効果がある。
【0031】さらに、CLV(一定線速度)駆動される
ディスクの再生装置に場合でも、該CLVサーボのため
の制御の精度を低くすることができ、いわゆるラフなサ
ーボで有効な再生が行えるため、回路負担を軽減し、構
成の簡略化や消費電力の低減等に貢献し得ることにな
る。
【0032】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、適用装置は小型回転ヘッド型
DATに限定されず、種々の電子機器装置に適用でき、
特に小型ディスク再生装置や小型テープレコーダ等のよ
うな電池駆動タイプの小型電子機器装置に適用して好ま
しいものである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る信号再生装置によれば、クロック成分を含む信
号が記録された記録媒体から回転ドラムに設けられた信
号読み取り手段によって記録信号を読み取って再生する
信号再生装置において、上記回転ドラムの回転速度を検
出する速度検出手段と、上記速度検出手段によって検出
される上記回転ドラムの回転速度に基づいて発振周波数
が制御される発振手段と、上記発振手段の出力信号に基
づいて上記記録媒体から上記信号読み取り手段が読み取
った記録信号からクロック成分を再生するクロック再生
手段とを有することにより、再生クロック周波数が変動
しても、正常なクロック再生が行え、信号誤り率の増大
等の悪影響を防止できる。また、記録媒体と信号読み取
り手段との相対速度、具体的には回転ドラムの回転速度
の変動を許すことにより、サーボ制御動作の負担を軽減
して消費電力の低減や動作の迅速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号再生装置の一実施例となる小
型回転ヘッド型ディジタルオーディオテープレコーダ
(DAT)の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例に用いられるPLL回路の具体例を
示すブロック回路図である。
【図3】上記実施例の速度サーボ制御動作を説明するた
めの制御部の具体例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
11・・・・・磁気テープ 12・・・・・回転ヘッドドラム 13A、13B・・・・・磁気ヘッド 15・・・・・モータ 16・・・・・速度検出回路 22・・・・・復調回路 23・・・・・PLL回路 25・・・・・バッファ用メモリ 26・・・・・メモリ制御回路 40・・・・・システムコントローラ 31・・・・・位相比較回路 33・・・・・LPF(ローパスフィルタ) 35・・・・・VCO(電圧制御発振器) 37・・・・・オフセット周波数対応制御信号発生回路 39・・・・・速度情報対応周波数制御信号入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/473 G11B 20/14 351

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック成分を含む信号が記録された記
    録媒体から回転ドラムに設けられた信号読み取り手段に
    よって記録信号を読み取って再生する信号再生装置にお
    いて、 上記回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、 上記速度検出手段によって検出される上記回転ドラムの
    回転速度に基づいて発振周波数が制御される発振手段
    と、 上記発振手段の出力信号に基づいて上記記録媒体から上
    記信号読み取り手段が読み取った記録信号からクロック
    成分を再生するクロック再生手段とを有することを特徴
    とする信号再生装置。
JP06929892A 1992-02-20 1992-02-20 信号再生装置 Expired - Fee Related JP3153928B2 (ja)

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