JP3152208U - 屋根上載置物固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置強度が高く、支柱ボルトを屋根の流れ方向の任意な位置に設置することができる屋根上載置物固定装置を提供する。【解決手段】スレート40上に配設され垂木45に固定されたベースプレート1と、頭部がベースプレート1に固定されねじ部がベースプレート1から突出した支柱ボルト2と、支柱ボルト2のねじ部にスレート40から浮いた状態で固定された太陽光発電パネル取付用の架台装置3とを有する。支柱ボルト2は、屋根の流れ方向Xの位置を調整可能にベースプレート1に立設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、太陽光発電パネルなどの屋根上載置物を屋根に固定する屋根上載置物固定装置に関する。
太陽光発電パネルは、一般家庭では、屋根の上に設置されることが多い。従来、屋根の上に太陽光発電パネルを設置するにあたっては、屋根の流れ方向に延びる縦桟と屋根の桁行方向に延びる横桟とを井桁状に組み合わせて架台装置を作製し、架台装置に太陽光発電パネルを固定していた。架台装置を屋根材に固定するにあたっては、流れ方向に複数の金具を配列させ、各金具を屋根材下の野地板にビスで固定する。野地板に固定された複数の金具に対して、架台装置を固定する。金具に架台装置を直接固定すると、屋根材は野地板に対して傾斜しているため、屋根材に金具を取り付ける位置によっては金具の野地板からの高さが不均一となり、野地板に平行に太陽光発電パネルを取り付けることができない。
そこで、考案者は、先に出願した特許文献1に開示されているように、屋根材下の野地板に基盤プレートを固定し、基盤プレートに支柱ボルトを立設させ、支柱ボルトに架台装置を固定することで、架台装置を屋根材から浮かせた状態で固定することを提案した。この施工方法によれば、屋根材から浮かせた状態で、縦桟と横桟とを設置しているため、屋根材の高さ方向の凹凸にかかわらず、太陽光発電パネルのパネル面を野地板の傾斜方向に沿って均一に設置することができる。
特許第3328561号公報
しかしながら、特許文献1では、基盤プレートは、屋根の流れ方向の所定位置に固定されていた。このため、基盤プレートに固定される支柱ボルトの設置位置も、屋根の流れ方向の所定位置に限定されてしまう。ゆえに、支柱ボルトを、屋根の流れ方向の所望の任意な位置に設置することができなかった。したがって、太陽光発電パネルの設置位置も、屋根の流れ方向の所定位置に限られてしまい、太陽光発電パネルを流れ方向の所望の任意な位置に設置することができなかった。
また、縦桟を野地板に固定すると、野地板の局所にビス締結による応力が集中して、太陽光発電パネル固定装置の設置強度が不十分であった。
また、架台装置は、縦桟と横桟とから構成されており、これらを屋根上で簡素に組み合わせたいという要望がある。また、架台装置の部品点数を減らしたいという要望がある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、支柱ボルトを屋根の流れ方向の任意な位置に設置することができ、設置強度が高い屋根上載置物固定装置を提供することを課題とする。
本考案は、屋根材上に配設され垂木に固定されたベースプレートと、頭部が前記ベースプレートに固定され、ねじ部が前記ベースプレートから突出した支柱ボルトと、該支柱ボルトの前記ねじ部に前記屋根材から浮いた状態で固定された屋根上載置物取付用の架台装置とを有し、前記支柱ボルトは、前記屋根の流れ方向の位置を調整可能に前記ベースプレートに立設されていることを特徴とする(請求項1)。
上記構成によれば、ベースプレートが屋根材の垂木に固定されている。このため、ベースプレートは、垂木に確実に固定されて、設置強度に優れる。
また、支柱ボルトは、屋根の流れ方向の位置を調整可能にベースプレートに立設されている。このため、支柱ボルトは、屋根の流れ方向の任意な位置に設置することができる。
また、架台装置は、支柱ボルトのねじ部に屋根材から浮いた状態で固定されている。このため、屋根材には荷重がかからず、剛性の高い垂木に架台装置が固定されることになる。従って,架台装置に取り付けられる屋根上載置物の設置強度が高くなる。
前記ベースプレートの上側には、前記屋根の流れ方向に延びる一対のレールが突設されており、該一対のレールの間には、前記屋根の流れ方向に延びるレール溝が形成されてなり、該レール溝に前記支柱ボルトの前記ねじ部が挿通されて前記頭部と前記ねじ部に螺着されたナットとで前記レールを挟持して前記頭部と前記ナットとを締め付けることで、前記支柱ボルトが前記レールに固定されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、支柱ボルトの頭部が、レール溝から抜け出ることなく、支柱ボルトをレール溝に確実に固定することができる。
前記ベースプレートにおける前記レールの延び方向の両端部に対向する部分には、前記レール溝の中にビス頭を突出させたビスが螺着されており、該ビス頭は、前記レール溝の中に前記支柱ボルトの前記頭部と干渉する位置まで突出しており、前記ビスの脚部は前記ベースプレートの上側から下側に突き出して前記垂木に螺着していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、ビスのビス頭が、レール溝の中に支柱ボルトの頭部と干渉する位置まで突出している。このため、支柱ボルトは、レール溝の中をスライドすることができても、レール溝に突出させたビス頭と干渉して、レール溝の両端から抜け落ちることを防止できる。
前記ベースプレートは、前記屋根の流れ方向で隣り合う一対の上側屋根材と下側屋根材とに跨った位置で前記垂木に固定されており、前記ベースプレートにおける前記上側屋根材上に配置される上側部、及び前記ベースプレートにおける前記下側屋根材上に配置される下側部には、それぞれゴム材からなる上側スペーサと下側スペーサとが貼着されており、前記上側スペーサと前記下側スペーサとの間には、水抜け通路が形成されており、前記上側スペーサの上部と前記下側スペーサの上部には、それぞれ水の流れを下側に誘導する傾斜部が形成されていることが好ましい(請求項4)。
ベースプレートの下面の上側、下側には、それぞれゴム材からなる上側スペーサ及び下側スペーサが貼着されている。ベースプレートは、ゴム材の粘着力によって、屋根材に仮固定される。このため、ベースプレートを屋根材に仮固定した状態で、支柱ボルトの位置調整やビスによる垂木への螺着作業を行うことができ、屋根上での作業性が向上する。
また、上側スペーサと下側スペーサとの間には、水抜け通路が介在している。雨水は、この水抜け通路を通り抜けることができ、ベースプレートにより雨水の流れが滞留することを抑制することができる。さらに、上側スペーサの上部及び下側スペーサの上部には、それぞれ水の流れを下側に誘導する傾斜部が形成されている。このため、雨水は、ベースプレートに当たって屋根の上側に逆流することなく、傾斜部によって下方に流下させることができる。
前記下側スペーサの厚みは、前記上側スペーサの厚みよりも前記上側屋根材の厚み分だけ大きいことが好ましい(請求項5)。
上側屋根材は、下側屋根材よりも高い位置に設置されており、上側屋根材と下側屋根材との間には、上側屋根材の厚み分の段差が存在する。この段差は、下側スペーサの厚みを上側スペーサの厚みよりも厚くすることで吸収される。このため、ベースプレートを安定に固定することができる。
前記架台装置は、前記屋根の流れ方向に延びる縦桟と、前記屋根の桁行方向に延びる横桟とを井桁状に組み合わせてなり、該横桟は、前記縦桟に保持された横桟ストッパーで前記縦桟に固定されており、前記横桟ストッパーは、前記縦桟を挿通する挿通部、及び該挿通部から突出して前記横桟の一方の側壁を係止する突出片をもつ保持部材と、前記縦桟の下側に配設される押圧部材と、前記横桟の前記一方の側壁と対向する他方の側壁を係止する係止片及び前記挿通部上に保持される固定部をもつ第1止め部材とを有し、該第1止め部材の前記固定部は、前記突出片に離接する方向に延びる長穴をもち、該第1止め部材の前記係止片と前記保持部材の前記突出片とによって前記横桟を挟持して、ボルトを、前記長穴と前記挿通部及び前記押圧部材に形成されたボルト穴とに挿通し、前記押圧部材に固定されたナットに締め付けることによって前記第1止め部材の前記固定部と前記押圧部材との間で前記縦桟を挟持押圧することで、前記横桟ストッパーを前記縦桟に固定するとともに、前記横桟ストッパーに前記横桟を固定することが好ましい(請求項6)。
この場合には、横桟ストッパーの押圧部材と第1止め部材との間に縦桟を配置してボルトで締め付けることにより、押圧部材と第1止め部材とによって縦桟が挟持押圧されている。このため、横桟ストッパーが縦桟に確実に固定される。また、保持部材の突出片と第1止め部材の係止片とによって横桟を挟持しているため、横桟を横ストッパーに対して確実に固定することができる。したがって、横桟ストッパーによって縦桟と横桟とを確実に組付けることができる。
前記架台装置は、前記屋根の桁行方向に延び前記屋根上載置物を固定する横桟からなり、該横桟は、前記支柱ボルトの前記ねじ部に固定された取付金具により、前記屋根材から浮いた状態で固定されており、該取付金具は、前記支柱ボルトの前記ねじ部を挿通してナットを締め付けることにより前記支柱ボルトに固定されるボルト挿通部、及び該ボルト挿通部から突出して前記横桟の一方の側壁を係止する突出片をもつ金具本体と、前記横桟の前記一方の側壁と対向する他方の側壁を係止する係止片、及び前記金具本体に保持される固定部をもつ第2止め部材と、からなり、該第2止め部材の前記固定部は、前記金具本体の前記突出片に離接する方向に延びる長穴をもち、前記第2止め部材の前記係止片と前記金具本体の前記突出片とによって前記横桟を挟持して、前記長穴と前記金具本体に形成されたボルト穴とにボルトを挿通し、該ボルトを前記金具本体に固定されたナットに締め付けることによって、前記横桟を前記支柱ボルトに固定することが好ましい(請求項7)。
この場合には、取付金具によって横桟を支柱ボルトに固定する。横桟に、屋根上載置物を取り付けることにより、縦桟を用いることなく、屋根上載置物を屋根上に固定することができる。ゆえに、架台装置の製造コストが安価となり、また架台装置の組み付けが簡素化される。
また、支柱ボルトの屋根の流れ方向の位置を調整することにより、横桟の流れ方向の位置を自在に調整することができる。このため、様々な大きさをもつ屋根上載置物を取り付けるに最適な位置に横桟を配置することができる。
本考案の屋根上載置物固定装置は、ベースプレートを垂木に固定し、支柱ボルトは、屋根の流れ方向の位置を調整可能に前記ベースプレートに立設されている。このため、ベースプレートを垂木に確実に固定することができ、屋根上載置物固定装置の設置強度が高い。また、支柱ボルトを屋根の流れ方向の所望の位置に設置することができる。
本考案の第1の実施形態に係る、太陽光発電パネルが固定された屋根の斜視図である。 第1の実施形態に係る太陽光発電パネル固定装置の分解斜視図である。 第1の実施形態に係る、屋根に設置されたベースプレートの斜視図である。 第1の実施形態に係る、ベースプレートの裏面図である。 第1の実施形態に係る、屋根に固定されたベースプレート及び支柱ボルトの断面図である。 第1の実施形態に係る、縦桟を固定しているブラケットの断面図である。 第1の実施形態に係る太陽光発電パネルが固定された屋根の断面図である。 図7のB部分拡大断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 第1の実施形態に係る、横桟の端面に固定された水よけカバーの平面図である。 第2の実施形態に係る、、太陽光発電パネルが固定された屋根の斜視図である。 第2の実施形態に係る太陽光発電パネルが固定された屋根の断面図である。 図12のC−C矢視断面図である。
(第1の実施形態)
本考案の第1の実施形態について図面を用いて説明する。図1に示すように、第1の実施形態に係る屋根上載置物固定装置は、スレート屋根に太陽光発電パネルを固定する太陽光発電パネル固定装置である。スレート屋根は、屋根の流れ方向に傾斜する垂木45と、垂木45の上に敷設された野地板44と、野地板44の上に固定された屋根材としてのスレート40とを有する。
太陽光発電パネル固定装置は、ベースプレート1と、支柱ボルト2と、架台装置3とを備えている。
図2に示すように、ベースプレート1は、ステンレス、アルミニウムなどの金属製である。ベースプレート1は、平板部10と、平板部10から上側に突設された一対のレール11,12とを有する。平板部10は、屋根の流れ方向Xで隣接した上側スレート41と下側スレート42とに跨って設置される。平板部10は、厚み3mmの長細い矩形をなしており、頭側端部には傾斜部10aを形成している。傾斜部10aは、平板部10の幅方向中央部から幅方向外側に向かってテーパ状に切り欠いた部分である。
一対のレール11,12は、平板部10の上面の幅方向中央部に固定されている。一対のレール11,12は、平板部10と一体に成形されている。一対のレール11,12は、平板部10の長尺方向に延びている。一対のレール11,12は、平板部10から上方に向けて立設された立壁部11a、12aと、立壁部11a、12aから互いに向かい合うように屈折された先端部11b、12bとを有する。先端部11b、12bの間には、支柱ボルト2のねじ部2aの直径と同じか若干広い幅をもつレール溝13が形成されている。レール溝13は、平板部10の長手方向と平行に、レール11,12の全長にわたって形成されている。
平板部10の下面の頭側の半分部分及び尻側の半分部分には、上側スペーサ15a及び下側スペーサ15bが貼着されている。上側スペーサ15aは上側スレート41の上に配置され、下側スペーサ15bは下側スレート42の上に配置される。上側及び下側スペーサ15a、l5bは、ブチルゴムからなり、表面が粘着性を帯びている。上側及び下側スペーサ15a、15bは、スレート40上に設置する前に、保護シートで被覆されて、上側及び下側スペーサ15a、15bの表面に塵埃などが付着することを防止している。
図3、図4に示すように、上側スペーサ15aの頭側端部は、平板部10の頭側端部と同じ形状をもつ。即ち、上側スペーサ15aの頭側端部には、幅方向中央部から幅方向外側に向かってテーパ状に切欠いた傾斜部15cが形成されている。上側スペーサ15aの尻側端部は、桁行方向Yと平行である。下側スペーサ15bの頭側端部にも、幅方向中央部から幅方向外側に向かってテーパ状に切欠いた傾斜部15dが形成されている。下側スペーサ15bの尻側端部は、桁行方向Yと平行である。そして、上側スペーサ15aと下側スペーサ15bとの間には、桁行方向Yに貫通する水抜き通路16が介在している。上側スペーサ15aは、スレート40のうち上側スレート41の上に位置し、水抜け通路16及び下側スペーサ15bは、スレート40のうち下側スレート42の上に位置している。上側スペーサ15aの厚みは、4mmであり、下側スペーサ15bの厚みは8mmである。上側スペーサ15aの厚みと下側スペーサ15bの厚みとの間には、上側スレート41の厚みに相当する4mmの段差がある。この段差によって、平板部10は、上側及び下側スレート41,42に対してがたつくことなく、安定に固定されている。
平板部10におけるレール溝13の直下部分の3箇所には、ビス穴10b、10c、10dが形成されている。3つのビス穴10b、10c、10dは、順に、平板部10の長手方向の頭部、中央部、尻部に位置しており、ビス穴10bは上側スレート41上に位置し、ビス穴10c、10dは下側スレート42上に位置している。平板部10の頭部及び尻部に位置するビス穴10b、10dには、頭部が膨らんだナベ型のビス14b、14dが螺着されている。平板部10の中央部に位置するビス穴10cには、頭部が平坦な皿型のビス14cが螺着されている。図5に示すように、ビス14b、14c、14dの脚部は、ベースプレート1の平板部10、上側及び下側スペーサ15a、15b、上側及び下側スレート41、42及び野地板44を突き抜けて、野地板44下の垂木45に螺着されている。
図2、図5に示すように、平板部10を垂木45に固定するには、上記の3つのビス14b、14c、14dを用いれば太陽光発電パネルの取付には十分な強度が得られるが、さらに補強のために、平板部10の長手方向の中央部分の2箇所に、ビス穴10e、10fを形成し、このビス穴10e、10fに対してビス14e、14fを螺着してもよい。このビス14e、14fは、皿型ビス、ナベ型ビスのいずれでもよい。ビス14e、14fの脚部の先端は、野地板44を突き抜けて垂木45に螺着されている。
支柱ボルト2は、全長に渡ってねじ部2aが形成されており、その下端はレール溝13に挿通されて、レール11,12の間の空間17に配置された第1ナット21が螺着している。第1ナット21は、支柱ボルト2の頭部を構成している。第1ナット21と、支柱ボルト2に螺着しているもう1つの第2ナット22との間で、レール11,12の先端部11b、12bを挟むことにより、支柱ボルト2をレール11,12に固定している。
図6に示すように、支柱ボルト2の長手方向の中間部分には、レベルナット23、ブラケット24、押さえ板25、ワッシャー26、及びトップナット27が配置されている。ブラケット24はステンレスからなり、押さえ板25はスチール製である。レベルナット23が支柱ボルト2のねじ部2aを上下移動することで、ブラケット24の上下位置が調整される。ブラケット24の断面はハット形状をなす。ブラケット24の上壁24dには、支柱ボルト2を嵌挿する穴部24aが形成されている。上壁24dの上には、押えプレート25が配設されている。また、ブラケット24は、上壁24dから下側に垂下し途中で幅方向外側に屈曲された腕部24bを有する。腕部24bの先端は、上方に屈曲されて囲み部24cを形成している。この腕部24bと囲み部24cとによって形成される空間部には、架台装置3の縦桟31が搭載される。トップナット27とレベルナット23の締め付け力によって、押え板25は、縦桟31の上辺と下辺とを押圧挟持して、縦桟31を腕部24bに保持している。
図1、図7に示すように、架台装置3は、屋根の流れ方向Xに設置される縦桟31と、屋根の桁行方向Yに設置される横桟32と、縦桟31に横桟32を固定する横桟ストッパー33とから構成されている。
縦桟31及び横桟32は、長尺材である。縦桟31はアルミニウム材からなり、横桟32はステンレス鋼又はアルミニウム材からなる。縦桟31は、X方向に延びて、桁行方向Yに複数本が配列している。横桟32は、桁行方向Yに延びて、縦桟31の長手方向の複数箇所に横桟ストッパー33によって固定されている。縦桟31及び横桟32は、横桟ストッパー33により井桁状に組付けられている。横桟32は、底部に幅方向両外側に突設するフランジ部32cと、上方に立設する保持壁32dとを有する。
図7に示すように、縦桟31に固定された複数の横桟32のうち縦桟31の長手方向の両端部に固定される端側横桟32aは、保持壁32dを1つ有し、端側横桟32aの間に固定される中間横桟32bは、保持壁32dを2つ有する。図8に示すように、中間横桟32bの保持壁32dの上には、カバー34が配設される。カバー34の下面からは、垂下壁34aが突設されている。垂下壁34aの下端34bは幅方向に広がっている。この下端34bは、保持壁32dの上方に形成された断面逆L字状の係止部32hに係止されている。
流れ方向Xで隣接する一対の横桟32の間には、太陽光発電パネル7が配置されて、保持壁32dとフランジ部32cとカバー34とによって太陽光発電パネル7の上辺及び下辺が保持される。
図2、図8に示すように、横桟ストッパー33は、縦桟31を保持する保持部材35と、縦桟31を押圧する押圧部材36と、横桟32を係止する第1止め部材としての止め部材37と、止め部材37と保持部材35と押圧部材36とに挿通されるボルト38とを有する。保持部材35は、ステンレスからなり、押圧部材36と止め部材37はスチール製である。保持部材35は、上壁35a及び囲み壁35bにより囲まれた挿通部35cと、挿通部35cから突出した突出片35dとを有する。囲み壁35bは、上壁35aの幅方向外側端部から垂下し幅方向内側に屈曲して先端が上側に屈曲されている。囲み壁35bは、一対の縦桟31に保持されている。突出片35dは、横桟ストッパー33の端面を上側に屈曲させて逆L字状に形成されている。
図8、図9に示すように、押圧部材36は、中央壁36bと、中央壁36bから垂下して縦桟31の下面を保持するように屈曲した保持部36cとを有する。中央壁36bの下面には、固定ナット36aが溶接固定されている。
止め部材37は、突出片35dと向かい合い、突出片35dから横桟32の幅分だけ離間した位置に配置されている。止め部材37は、上壁35aにボルト38で固定される固定部37aと、固定部37aから上方に立設されて突出片35bと同じ逆L字形状を有する係止片37bとを有する。突出片35dと係止片37bとは、横桟32のフランジ部32cに形成された溝32eに係合されることで、横桟32を縦桟31に固定している。
太陽光発電パネルを屋根上に固定するにあたっては、まず、図2に示すように、地面上で予め、縦桟31を横桟ストッパー33の保持部材35の挿通部35cの中に挿通して、横桟ストッパー33を縦桟31の所定箇所に固定する。ベースプレート1のレール11,12の間の空間17に、第1ナット21を入れる。支柱ボルト2に第2ナット22及びレベルナット23を螺合する。レール溝13に支柱ボルト2を挿入する。第1ナット21と第2ナット22との締付力によって、レール11,12を第1ナット21と第2ナット22とで挟持することによって、支柱ボルト2をレール11,12に仮固定する。
屋根上において、スレート40の下におけるベースプレート1が配置される部分に防水シート47を敷設する。ベースプレート1の上側及び下側スペーサ15a、15bを被覆している保護シートを剥離する。上側及び下側スペーサ15a、15bのゴムによる表面粘着力によって、ベースプレート1をスレート40の所定の箇所に仮固定する。ベースプレート1は、流れ方向Xで隣接する上側及び下側スレート41,42に跨って配置される。ベースプレート1の尻部端面は、下側スレート42の尻側端面から2cm上側に位置させる。ベースプレート1のビス穴10b、10c、10d、10e、10fからドリルを挿入して、上側及び下側スレート41,42、野地板44、垂木45に孔46をあける。ビス穴10b、10c、10d、10e、10fから孔46にコーキング材48を注入する。コーキング材48は、孔46及びその周囲や野地板44上のルーフィング上に十分に行き渡らせる。
ベースプレート1のビス穴10b、10c、10d、10e、10f及び孔46にビス14b、14c、14d、14e、14fを螺着する。支柱ボルト2をレール11,12に対してスライドさせて支柱ボルト2を設置予定位置に配置する。支柱ボルト2の設置位置は、任意であるが、架台装置3が太陽光発電パネル7を固定し得るように架台装置3を配置できる位置であるとよい。太陽光発電パネル7の大きさは種々あるため、支柱ボルト2の設置位置も太陽光発電パネル7の大きさに影響を受ける。
次に、支柱ボルト2に螺着している第1ナット21と第2ナット22とを締め付けて、レール11,12の先端部11b、12bを挟持圧接することで、支柱ボルト2をベースプレート1に固定する。
次に、支柱ボルト2に螺着しているレベルナット23の上下位置を調整する。図5に示すように、ベースプレート1が載置されているスレート40は、流れ方向Xで野地板44からの高さが変わる。このため,レベルナット23の野地板44からの高さを均一にして、架台装置3が野地板44から均一な高さに保持されるようにする。支柱ボルト2をブラケット24に形成された穴部24aに挿通させて、レベルナット23の上にブラケット24を配置する。
ブラケット24の腕部24bに架台装置3の縦桟31を載せる。支柱ボルト2に、押えプレート25、ワッシャー26及びトップナット27を挿通させる。トップナット27とレベルナット23との締付力によって、押えプレート25を、ブラケット24の腕部24bに載せられた縦桟31に押し付ける。これによって、縦桟31がブラケット24に固定される。図2に示すように、ブラケット24と縦桟31との側壁に形成された小孔24eにビス24fを螺着して、ブラケット24に対して縦桟31の位置ずれを補完的に防止する。これにより、縦桟31は、スレート40から浮いた状態で支柱ボルト2に固定される。
図2、図8に示すように、縦桟31に予め固定された横桟ストッパー33の保持部材35の突出片35dを、横桟32のフランジ部32cに形成された溝32eに係合させる。止め部材37の固定部37aには、突出片35dから離間する方向に延びる長穴37dが形成されて、この長穴37dにボルト38が挿入されている。ボルト38を一旦緩めて、止め部材37を突出片35dから離間する方向にずらす。止め部材37の係止片37bと突出片35dとの間の空間に、横桟32を収容する。止め部材37の係止片37bを、横桟32のもう一方のフランジ部32cに形成された溝32eに係合させる。その後、止め部材37を突出片35d側に近づけて、係止片37bを、溝32eの奥部に係合させる。この状態で、ボルト38を、押圧部材36に溶接固定された固定ナット36aに対して締め付けて、止め部材37を保持部材35に対して固定して、横桟32を係止片37bと突出片35dとで挟持するとともに、押圧部材36と保持部材35の上壁35aとによって、横桟ストッパー33を縦桟31に固定する。横桟ストッパー33の保持部材35の囲み壁35bと縦桟31の側壁に形成された小孔35eにビス35fを螺着して、予備的に縦桟31に横ストッパー33が位置ずれすることを防止する。
図10に示すように、横桟32の両端部を水よけカバー32jで被覆して、横桟32の保持壁32dの内面に形成されたビスホルダー32fにビス32gを螺着して、水よけカバー32jを横桟32に固定する。なお、水よけカバー32jには、水抜き孔32hが形成されている。このようにして、横桟ストッパー33を介して縦桟31に横桟32を井桁状に組付ける。
その後、図7、図8に示すように、流れ方向Xで隣り合う一対の横桟32の保持壁32dに太陽光発電パネル7の上辺及び下辺を保持させる。横桟32の中の中間横桟32bの一対の保持壁32dに、カバー34の垂下壁34aを嵌めて、カバー34を横桟32に固定する。これにより、太陽光発電パネル7の上側端部と下側端部とが、横桟32の保持壁32dとフランジ部32cとカバー34とで挟持され固定される。
第1の実施形態においては、ベースプレート1がスレート40下の垂木45に固定されている。このため、ベースプレート1は、垂木45に確実に固定されて、設置強度に優れる。
また、支柱ボルト2は、屋根の流れ方向の位置を調整可能にベースプレート1に立設されている。このため、支柱ボルト2は、屋根の流れ方向Xの任意な位置に設置することができる。
また、架台装置3は、支柱ボルト2のねじ部2aに屋根から浮いた状態で固定されている。このため、スレート40には荷重がかからず、剛性の高い垂木45に架台装置3が固定されることになる。従って,架台装置に取り付けられる太陽光発電パネル7の設置強度が高くなる。
また、支柱ボルト2に螺着されたレベルナット23を上下方向に移動させることにより、各支柱ボルト2への荷重が均等にかかるように架台装置3の高さを調整することができる。例えば、支柱ボルト2のねじ部2aの長さが80mmである場合、レベルナット23の支柱ボルト2との相対位置の調整により、架台装置3の高さを支柱ボルト2のねじ部2aの高さ分程度だけ(例えば、40〜60mmの範囲で)調整することができる。したがって、架台装置3の剛性を確保しつつ、スレ−ト40の平面不均一性を吸収して、太陽光発電パネルを野地板44の傾斜方向に沿って均一な高さを確保することができる。
図5に示すように、ベースプレート1のレール溝13に支柱ボルト2が挿通されて、第1ナット21と第2ナット22とでレール11,12を挟持することで、支柱ボルト2がレール11,12に固定されている。このため、支柱ボルト2の第1ナット21が、レール溝13から抜け出ることなく、支柱ボルト2をレール11,12に確実に固定することができる。
レール溝13の延び方向の両端部には、ビス14b、14dの頭部が、レール溝13の中に支柱ボルト2に螺着している第1ナット21と干渉する位置まで突出している。このため、支柱ボルト2は、レール溝13の中をスライドすることができても、レール溝13の両端部ではビス1b、14dの頭部と干渉する。ゆえに、支柱ボルト2及びこれに螺着している第1ナット21がレール溝13の両端から抜け落ちることを防止できる。
図5、図7に示すように、ベースプレート1の下面の上側、下側には、それぞれゴム材からなる上側スペーサ15a及び下側スペーサ15bが貼着されている。ベースプレート1は、ゴム材の粘着力によって、上側及び下側スレート41、42に仮固定される。このため、ベースプレート1をスレート40に仮固定した状態で、支柱ボルト2の位置調整やビス14b、14c、14d、14e、14fによる垂木45への螺着作業を行うことができる。したがって、屋根上での作業性が向上する。
また、図3に示すように、上側スペーサ15aと下側スペーサ15bとの間には、水抜け通路16が介在している。雨水は、スレート40上を桁行方向Yに流れながら、水抜け通路16を通り抜けることができる。したがって、ベースプレート1により雨水の流れが滞留することを抑制することができる。
さらに、上側スペーサ15aの上部及び下側スペーサ15bの上部には、それぞれ水の流れを下側に誘導する傾斜部15c、15dが形成されている。このため、雨水は、ベースプレート1に当たって屋根の上側に逆流することなく、傾斜部15c、15dによって下方に流下させることができる。
図5に示すように、上側スレート41は、下側スレート42よりも高い位置に設置されており、上側スレート41と下側スレート42との間には、上側スレート41の厚み分の段差が存在する。この段差は、下側スペーサ15bの厚みを上側スペーサ15aの厚みよりも厚くすることで吸収する。このため、ベースプレート1を安定に固定することができる。
図8に示すように、横桟ストッパー33の押圧部材36と止め部材37との間に縦桟31を配置してボルト38で締め付けることにより、押圧部材36と止め部材37とによって縦桟31が挟持押圧されている。このため、横桟ストッパー33が縦桟31に確実に固定される。また、保持部材35の突出片35dと止め部材37の係止片37bとによって横桟32を挟持しているため、横桟32を横桟ストッパー33に対して確実に固定することができる。したがって、横桟ストッパー33によって縦桟31と横桟32とを確実に組付けることができる。
また、縦桟31は、アルミニウム材からなり、中央に空洞部が形成されて、断面方向の剛性を若干弱くしている。このため、断面方向に大荷重を加えると、縦桟31はアーチ状に湾曲する。ゆえに、屋根の形状がアーチ状に湾曲していても、その形状に沿って縦桟31を固定することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態においては、図11、図12に示すように、架台装置3には縦桟がなく、架台装置3は横桟32のみから構成されている。横桟32、支柱ボルト2及びベースプレート1は、第1の実施形態と同様の構成である。
図12、図13に示すように、横桟32は、取付金具5により、スレート40から浮いた状態で支柱ボルト2のねじ部2aに固定されている。取付金具5は、金具本体51と、第2止め部材としての止め部材52と、座板53と、金具本体51に固定された一対の角パイプ55とからなる。
金具本体51及び止め部材52は、スチール製である。金具本体51は、平坦な平板部51aと、支柱ボルト2を挿通するボルト挿通部51cと、ボルト挿通部51cから上側に突出した突出片51dとを有する。平板部51aの下面には、固定ナット51bが溶接により固定されている。平板部51a及び固定ナット51bには、貫通穴51eが形成されている。ボルト挿通部51cには、一対の角パイプ55が平行に所定間隔を隔てて固定されている。角パイプ55の断面は、正方形状を呈しており、角パイプ55の高さは、支柱ボルト2のねじ部2aに保持されているトップナット27の高さよりも若干高くしてある。角パイプ55の上面は、平板部51aの上面と同一面となる高さに位置している。角パイプ55の上面には、横桟32の底部が配置される。
角パイプ55は、ボルト挿通部51cに角パイプ55の両端面の外側角部を点溶接することによりボルト挿通部51cに固定されている。一対の角パイプ55の間には空間50が形成されている。ボルト挿通部51cの底部の下面には、座板53が配置されている。ボルト挿通部51cの底部と座板53には、支柱ボルト2のネジ部2aを挿入する穴部51f、53aが形成されている。支柱ボルト2は、穴部51fより上側の空間50に突出している。穴部51fの上側には、ワッシャー26とトップナット27が配置され、穴部53aの下側にはレベルナット23が配置されている。トップナット27を締め付けて、トップナット27とレベルナット23との間で座板53及び金具本体51のボルト挿通部51cの底部とを挟持することにより、支柱ボルト2に金具本体51と座板53とを固定する。
突出片51dは、ボルト挿通部51cの端部から上方に逆L字状に突出している。
止め部材52は、突出片51dと向かい合い、突出片51dから横桟32の幅分だけ離れた位置に配置されている。止め部材52は、金具本体51の平板部51aにボルト58で固定される固定部52aと、固定部52aから上方に屈曲されて突出片51dと対称な逆L字形状を有する係止片52bとを有する。突出片51dと係止片52bとは、横桟32のフランジ部32cに形成された溝32eに係合されることで、横桟32を角パイプ55上に保持している。
太陽光発電パネルを屋根上に固定するにあたっては、第1の実施形態と同様に、ベースプレート1をスレート40上に配置して、屋根の野地板44及び垂木45に固定する。ベースプレート1の流れ方向Xの位置は、太陽光発電パネル7の流れ方向Xの設置予定位置とほぼ同じとする。
次に、ベースプレート1のレール11,12の中の空間17に、第1ナット21を配置し、レール溝13を通じて第1ナット21に支柱ボルト2を立設する。支柱ボルト2をベースプレート1のレール11,12に沿ってスライドさせて、支柱ボルト2の流れ方向Xの位置を決める。支柱ボルト2を平ワッシャー20a及びバネワッシャー20b及び第2ナット22に挿通し、第2ナット22の締め付けにより、支柱ボルト2をレール11、12に固定する。
次に、支柱ボルト2のねじ部2aにレベルナット23を螺着させ、レベルナット23の上下位置を調整して、レベルナット23の野地板44からの高さを均一にして架台装置3が野地板44から均一な高さに保持されるようにする。支柱ボルト2に座板53の穴部53aと金具本体51の穴部51fとワッシャー26の穴部及びトップナット27の穴部を挿通させて、レベルナット23の上に座板53、金具本体51、ワッシャー26及びトップナット27を配置する。レベルナット23を支柱ボルト2に締め付けることにより、支柱ボルト2に座板53及び金具本体51を固定する。支柱ボルト2のねじ部2aにおけるトップナット27から突出した部分は、切断除去する。このとき、支柱ボルト2のねじ部2aは、その先端が、角パイプ55の高さと同じか又はそれよりも低くなるように切断する。
次に、金具本体51に溶接固定された角パイプ55の上面に横桟32を載せる。横桟32の一方のフランジ部32cに形成された溝32eに、金具本体51の突出片51dを係合させる。止め部材52の固定部52aには、突出片51dから離接する方向に延びる長穴52dが形成されている。この長穴52dにはボルト58が挿入されている。ボルト58を一旦緩めて、止め部材52を突出片51dから離間する方向にずらす。止め部材52の係止片52bと突出片51dとの間の空間に、横桟32を収容する。止め部材52の係止片52bを、横桟32のもう一つのフランジ部32cに形成された溝32eに係合させる。
次に、止め部材52を突出片51dに近づけて、係止片52dを、横桟32の溝32eの奥部に係合させる。この状態で、ボルト58を、金具本体51に溶接固定された固定ナット51bに対して締め付けて、止め部材52を金具本体51に固定する。これにより、横桟32が、係止片52bと突出片51dとで挟持されて、取付金具5に固定される。
横桟32の長手方向の両端部には、水よけカバー32jを固定する(図10参照)。
その後、第1の実施形態と同様に、流れ方向Xで隣り合う一対の横桟32の保持壁32dに太陽光発電パネル7の上辺及び下辺を保持させる。横桟32の保持壁32dに、カバー34の垂下壁34aを嵌めて、カバー34を横桟32に固定する。これにより、太陽光発電パネル7が、横桟32の保持壁32dとフランジ部32cとカバー34とで挟持固定される。
第2の実施形態においては、取付金具5によって横桟32を支柱ボルト2に固定している。横桟32からなる架台装置3に、太陽光発電パネル7を取り付けることにより、縦桟を用いることなく、太陽光発電パネル7を屋根上に固定することができる。ゆえに、架台装置3の製造コストを、縦桟と横桟とからなる架台装置に比べて、大幅に削減でき、また架台装置3の組み付けが簡素化される。
また、支柱ボルト2の屋根の流れ方向Xの位置を調整することにより、横桟32の流れ方向Xの位置を自在に調整することができる。屋根の流れ方向Xのどこにでも、横桟32を配置させることができる。このため、様々な大きさをもつ太陽光発電パネル7を取り付けるに最適な位置に横桟32を配置することができる。
更に、第1の実施形態と同様に、支柱ボルト2に螺着しているレベルナット23の高さを調整することにより、架台装置3の上下方向の高さを支柱ボルト2の高さ分だけ調整できる。
前記第1、第2の実施形態においては、太陽光発電パネル7を架台装置3を用いてスレート上に設置したが、本考案は、他の屋根上載置物を屋根上に設置する場合にも適用できる。
1:ベースプレート、2:支柱ボルト、3:架台装置、5:取付金具、7:太陽光発電パネル、10:平板部、11、12:レール、13:レール溝、15a:上側スペーサ、15b:下側スペーサ、16:水抜け通路、21:第1ナット、22:第2ナット、23:レベルナット、24:ブラケット、25:押さえ板、27:トップナット、31:縦桟、32:横桟、32c:フランジ部、32d:保持壁、33:横桟ストッパー、34:カバー、35:保持部材、36:押圧部材、37:止め部材(第1止め部材)、38:ボルト、40:スレート、41:上側スレート、42:下側スレート、44:野地板、45:垂木、51:金具本体、52:止め部材(第2止め部材)、53:座板、55:角パイプ、58:ボルト。

Claims (7)

  1. 屋根材上に配設され垂木に固定されたベースプレートと、頭部が前記ベースプレートに固定され、ねじ部が前記ベースプレートから突出した支柱ボルトと、該支柱ボルトの前記ねじ部に前記屋根材から浮いた状態で固定された屋根上載置物取付用の架台装置とを有し、
    前記支柱ボルトは、前記屋根の流れ方向の位置を調整可能に前記ベースプレートに立設されていることを特徴とする屋根上載置物固定装置。
  2. 前記ベースプレートの上側には、前記屋根の流れ方向に延びる一対のレールが突設されており、該一対のレールの間には、前記屋根の流れ方向に延びるレール溝が形成されてなり、
    該レール溝に前記支柱ボルトの前記ねじ部が挿通されて前記頭部と前記ねじ部に螺着されたナットとで前記レールを挟持して前記頭部と前記ナットとを締め付けることで、前記支柱ボルトが前記レールに固定されている請求項1記載の屋根上載置物固定装置。
  3. 前記ベースプレートにおける前記レールの延び方向の両端部に対向する部分には、前記レール溝の中にビス頭を突出させたビスが螺着されており、該ビス頭は、前記レール溝の中に前記支柱ボルトの前記頭部と干渉する位置まで突出しており、前記ビスの脚部は前記ベースプレートの上側から下側に突き出して前記垂木に螺着している請求項2記載の屋根上載置物固定装置。
  4. 前記ベースプレートは、前記屋根の流れ方向で隣り合う一対の上側屋根材と下側屋根材とに跨った位置で前記垂木に固定されており、
    前記ベースプレートにおける前記上側屋根材上に配置される上側部、及び前記ベースプレートにおける前記下側屋根材上に配置される下側部には、それぞれゴム材からなる上側スペーサと下側スペーサとが貼着されており、
    前記上側スペーサと前記下側スペーサとの間には、水抜け通路が形成されており、前記上側スペーサの上部と前記下側スペーサの上部には、それぞれ水の流れを下側に誘導する傾斜部が形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の屋根上載置物固定装置。
  5. 前記下側スペーサの厚みは、前記上側スペーサの厚みよりも前記上側屋根材の厚み分だけ大きい請求項4記載の屋根上載置物固定装置。
  6. 前記架台装置は、前記屋根の流れ方向に延びる縦桟と、前記屋根の桁行方向に延びる横桟とを井桁状に組み合わせてなり、
    該横桟は、前記縦桟に保持された横桟ストッパーで前記縦桟に固定されており、
    前記横桟ストッパーは、前記縦桟を挿通する挿通部、及び該挿通部から突出して前記横桟の一方の側壁を係止する突出片をもつ保持部材と、前記縦桟の下側に配設される押圧部材と、前記横桟の前記一方の側壁と対向する他方の側壁を係止する係止片及び前記挿通部上に保持される固定部をもつ第1止め部材とを有し、
    該第1止め部材の前記固定部は、前記突出片に離接する方向に延びる長穴をもち、
    該第1止め部材の前記係止片と前記保持部材の前記突出片とによって前記横桟を挟持して、ボルトを、前記長穴と前記挿通部及び前記押圧部材に形成されたボルト穴とに挿通し、前記押圧部材に固定されたナットに締め付けることによって前記第1止め部材の前記固定部と前記押圧部材との間で前記縦桟を挟持押圧することで、前記横桟ストッパーを前記縦桟に固定するとともに、前記横桟ストッパーに前記横桟を固定する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の屋根上載置物固定装置。
  7. 前記架台装置は、前記屋根の桁行方向に延び前記屋根上載置物を固定する横桟からなり、
    該横桟は、前記支柱ボルトの前記ねじ部に固定された取付金具により、前記屋根材から浮いた状態で固定されており、
    該取付金具は、前記支柱ボルトの前記ねじ部を挿通してナットを締め付けることにより前記支柱ボルトに固定されるボルト挿通部、及び該ボルト挿通部から突出して前記横桟の一方の側壁を係止する突出片をもつ金具本体と、
    前記横桟の前記一方の側壁と対向する他方の側壁を係止する係止片、及び前記金具本体に保持される固定部をもつ第2止め部材と、からなり、
    該第2止め部材の前記固定部は、前記金具本体の前記突出片に離接する方向に延びる長穴をもち、
    前記第2止め部材の前記係止片と前記金具本体の前記突出片とによって前記横桟を挟持して、前記長穴と前記金具本体に形成されたボルト穴とにボルトを挿通し、該ボルトを前記金具本体に固定されたナットに締め付けることによって、前記横桟を前記支柱ボルトに固定する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の屋根上載置物固定装置。
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