JP3151012B2 - マイクロ波オーブン及びこのオーブンに使用する回転こんがり焼きプレート - Google Patents

マイクロ波オーブン及びこのオーブンに使用する回転こんがり焼きプレート

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JP3151012B2
JP3151012B2 JP25160891A JP25160891A JP3151012B2 JP 3151012 B2 JP3151012 B2 JP 3151012B2 JP 25160891 A JP25160891 A JP 25160891A JP 25160891 A JP25160891 A JP 25160891A JP 3151012 B2 JP3151012 B2 JP 3151012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品を焦がすこんがり
焼き手段と、オーブンキャビティと、マイクロ波源と、
分極化したマイクロ波をキャビティに供給する入力装置
とを備えるマイクロ波オーブンに関するものである。更
に、本発明は、オーブンキャビティの装填物領域に配置
した回転底部プレートを有し、ほぼ垂直なEフィールド
を有するマイクロ波を供給するため側壁に設けた入力開
口をキャビティ底壁に隣接させたマイクロ波オーブンに
使用する回転こんがり焼きプレートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波オーブン内で調理するときの
一般的な問題は、食品はこんがり焼きたり、食品の表面
をきつね色にすることが困難な点である。この問題を解
決する提案としては、マイクロ波オーブンのアクセサリ
の形状、特にオーブンに使用する特別な形状の容器、並
びに予め形成した皿のための特別な形状のパッキングが
開発された。これらアクセサリ、容器及びパッキングの
特別な問題は、キャビティ内のマイクロ波の伝搬に対す
る影響及びこのような便宜がなく調理を行うときの状況
に比べて調理結果が低下する危険性がある。マイクロ波
伝搬の変化は、従って、特に端縁領域に過加熱を生ずる
迅速で均一な加熱を得るのに問題を生じ、オーブンにお
いてマイクロ波の効率を低下させる。
【0003】米国特許第2,138,162 号には、容器の下面
に配置したフェライト材料を使用してマイクロ波エネル
ギを熱エネルギに変換することが記載されている。しか
し、エネルギ吸収の効率をスピードアップし向上するた
めの方法はこの米国特許には記載されていない。スウェ
ーデン国特許第343,742 号は、容器の底部に配置したフ
リープレートを有するいわゆるアブソベータにフェライ
ト材料を使用することに基づいている。このスウェーデ
ン国特許に記載のマイクロ波オーブンにおいては、アブ
ソベータには、物体に特別に適合させたいわゆるマイク
ロ波アプリケータを介してマイクロ波エネルギを供給す
る。しかし、このアプリケータ並びにこのアプリケータ
を有するマイクロ波オーブンの開示された構造は、構成
が複雑でコストがかかる。ヨーロッパ特許公開第317,20
3 号には、部分的にマイクロ波エネルギを吸収し、部分
的にマイクロ波に結合を生ずる異なる「損失特性」を有
し、従ってプレート上に配置した食品/装填物に対する
振動伝搬のより高いモードを発生させるマイクロ波エネ
ルギ吸収材料のプレートについて記載している。しか
し、加熱の効率をスピードアップ及び向上させる方法に
ついての記載はない。更に他の従来技術としては、米国
特許第4,369,346 号があり、この米国特許には、ベーキ
ング例えばピッツァのベーキングのために特別な形状の
セラミックプレートについて記載している。プレートの
下面のセラミック材料において、マイクロ波吸収領域の
パターンは、セラミック材料に対するイオン注入によっ
て得ている。
【0004】マイクロ波オーブンに使用するよう特別に
設計したパッキンクの例としては、米国特許第3,302,63
2 号、同第4,594,492号、同第4,676,857 号に記載され
ているものがある。これらパッキングにおいては、パッ
キングの一部に金属フォイル等を使用して加熱、こんが
り焼き、およびぱりぱりにする好ましい効果を得るよう
にしている。しかし、このようなパッキングは本発明に
は僅かしか関係しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のすべて
の解決方法は、スウェーデン国特許第343742号を除い
て、提案された便宜と、この便宜を使用しようとするオ
ーブンにおけるマイクロ波伝搬との間の適合性に欠けて
いる。
【0006】従って、本発明の目的は、従来の技術の欠
点なくオーブンキャビティにおいて好ましいマイクロ波
伝搬および良好うなマイクロ波効率を維持して食品のこ
んがり焼きおよびぱりぱり焼き効果を行うことができる
マイクロ波オーブンを得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によるマイクロ波オーブンは、前記こんがり
焼き手段をキャビティの装填物領域に水平に位置決め
し、食品を載置する熱伝導性の良好な金属プレートによ
り構成し、この金属プレートの一方の側面は食品に接触
するものとし、他方の側面には、例えばフェライト材料
により構成した磁気損失発生材料層を設け、また前記入
力装置は、前記材料層に沿って分極化したマイクロ波の
フィールド集中を生じ、このマイクロ波の磁界ベクトル
がほぼ前記材料層に沿って指向して前記材料層に磁気損
失を発生し、これにより金属プレートを加熱するよう配
置した少なくとも1個の入力開口を有するウェーブガイ
ド装置により構成したことを特徴とする。
【0008】更に本発明によるマイクロ波オーブンにお
いては、前記入力開口はキャビティの側壁のキャビティ
底壁に隣接して設け、装填物領域のこんがり焼きプレー
トをキャビティ底壁から或る距離離して担持するスペー
サ手段を設け、前記スペーサ手段によりこんがり焼きプ
レートの磁気損失発生材料層とキャビティ底壁との間に
生ずる空間に、前記キャビティの側壁のキャビティ底壁
に隣接する入口開口から前記マイクロ波を伝搬すること
を特徴とする。
【0009】本発明マイクロ波オーブンによれば、材料
層に沿って分極化したマイクロ波のフィールド集中によ
れば、熱の均一化の観点から利点がある金属プレートを
使用することができ、しかもEフィールドに直交するH
フィールドが損失発生材料層に平行となるためマイクロ
波の効率的な吸収および金属プレートの迅速加熱を可能
にする。
【0010】こんがり焼きプレートの下方のマイクロ波
伝搬によれば、こんがり焼きプレートの金属に安定した
フィールド集中および良好な熱均一化を生ずることがで
きる。キャビティの上方部分からプレートにマイクロ波
を入射させる従来のオーブンの金属こんがり焼きプレー
トによる加熱も可能である。即ち、金属プレートはマイ
クロ波を反射し、マイクロ波エネルギの優勢な部分がこ
んがり焼きプレート上の食品により吸収されるからであ
る。
【0011】更に、本発明によるマイクロ波オーブンの
他の好適な実施例においては、前記側壁のキャビティル
ーフに他の入力開口を設け、双方の入力開口を前記側壁
の垂直中心ラインに一致させ、前記ウェーブガイド装置
を前記マイクロ波源からのマイクロ波に対して共鳴さ
せ、各入力開口ではコヒーレントで位相が反転した状態
にロックされた前記分極化したマイクロ波を供給する形
状にし、これにより、前記入力開口を介して装填物のマ
イクロ波源に対する影響をほぼ排除し、前記こんがり焼
きプレートの下方の空間へのマイクロ波伝搬を保護する
構成とする。
【0012】更に、本発明によるマイクロ波オーブンの
他の好適な実施例においては、前記こんがり焼きプレー
トを円形とし、前記スペーサ手段を同様のほぼ円形形状
であり、マイクロ波を透過させる材料の回転底部プレー
トにより構成し、この回転底部プレート上にこんがり焼
きプレートを位置決めし、食品の調理中に底部プレート
の回転にともなって回転させる構成とし、前記こんがり
焼きプレートの下面は、底部プレートの上面に適合して
この底部プレートの上面との間に安定した接触を生ずる
設計とする。こんがり焼きプレートを回転させることに
より、こんがり焼きプレートの熱均一化が改善され、食
品のこんがり焼きプレートに隣接する側をより均一にこ
んがり焼くことができるようになる。
【0013】更に、本発明によるマイクロ波オーブンに
おいては、こんがり焼き手段は、キャビティのルーフに
設けた電気加熱素子を有するものとして構成し、前記こ
んがり焼きプレートと連係して食品の上面及び下面を同
時に焦がす構成とする。この構成によれば、効果的なマ
イクロ波吸収およびこのことによるこんがり焼きプレー
トの迅速加熱のため、こんがり焼きプレートおよびこん
がり焼き素子のこんがり焼き効果の相互適合を簡素化す
ることができ、食品を回転する必要なく食品の両側をこ
のましいこんがり焼き具合で仕上げることができる。
【0014】本発明の目的は、冒頭に述べたタイプのこ
んがり焼きプレートにおいて、こんがり焼きプレート
を、熱伝導性の良好なほぼ円形の金属プレートにより構
成し、この金属プレートの下面にはフェライト材料で構
成し、このプレートの下面のほぼ全体をカバーする層を
設け、前記フェライト材料は、調理中の金属プレートの
最大温度よりも低く選択したキューリー点を有するもの
とし、前記金属プレートは前記回転プレートまたは底部
プレートの回転機構に着脱自在に安定して支持し、これ
によりキャビティ底壁とこんがり焼きプレートとの間の
空間に伝搬するマイクロ波のHフィールドエネルギを前
記フェライト層に吸収することによってこんがり焼きプ
レートを大部分加熱する構成としたことを特徴とする。
【0015】本発明によるこんがり焼きプレートは、回
転底部プレート又はこの底部プレートの回転機構に適合
する設計を有するということと熱伝導の良好な金属との
組み合わせにより、プレートに好ましい良好な熱均一性
が得られる。こんがり焼きプレートを回転底部プレート
又はこの底部プレートの回転機構に担持させることによ
り、こんがり焼きプレートの下方のマイクロ波伝搬空間
およびマイクロ波エネルギのフェライト層での吸収によ
る迅速な加熱が簡単に得られる。これらの方法により、
食品をこんがり焼きプレートに載置する前にこんがり焼
きプレートを別個に予め加熱する必要がなくなる。フェ
ライト材料のキューリー点を選択することによって、キ
ューリー点に達するフェライト層の領域でエネルギ吸収
がほぼ停止するシーケンスが得られ、これにより金属プ
レートの対応部分への熱伝導もほぼ停止し、このこと
は、金属プレートでの熱均一性に寄与し、なにもない負
分例えば、端縁領域の過加熱の危険性を排除することが
できる。
【0016】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
【0017】図1は、本発明によるマイクロ波オーブン
のオーブンキャビティを線図的に示し、この図ではキャ
ビティを閉鎖するドアを省略してある。キャビティは、
側壁1、2、ルーフ3及び底壁4、及び後壁5よりなる
矩形の平行六面体又は立方体の形状を有する。側壁1に
おいては、マイクロ波源(図示せず)からキャビティに
マイクロ波を供給する2個の入口開口6、7を設ける。
入口開口及びウェーブガイド装置は、コヒーレントで、
位相反転状態にロックし、またキャビティにおいてほぼ
垂直なEフィールドを有するマイクロ波を供給するよう
構成する。マイクロ波入力装置についての詳細な説明は
スウェーデン得特許出願第9003012-1 に記載されてい
る。図1には、食品の上面をこんがり焦がすためキャビ
ティルーフ3に設けた電気的こんがり焼き素子15を示
す。
【0018】図1から明らかなように、入口開口6はキ
ャビティ底壁4の上方の若干の距離に位置決めし、入口
開口7はルーフ3に近接して位置決めする。キャビティ
にはマイクロ波透過性材料例えばガラス又はセラミック
の円形底部プレート8を設ける。底部プレートは、図2
により詳細に示した回転機構9により支持する。
【0019】図2には、底部プレート8に配置したこん
がり焼きプレート10を有する図1の一部を拡大して示
す。図2によれば、こんがり焼きプレート10は底部プレ
ート8の上側に適合する形状の下面を有し、底部プレー
ト8とプレート10との間に安定した接触が得られるよう
にする。代案として、底部プレート8は取り外し、こん
がり焼きプレート10を直接回転機構に配置することもで
きる。
【0020】こんがり焼きプレート10の下面には、フェ
ライト材料よりなる層11を設け、この層によりこんがり
焼きプレートの下面のほぼ全体をカバーする。こんがり
焼きプレート自体は、アルミニュウム又は同様の良熱伝
導性を有し、食品例えばパイを直接載置するのに適した
金属により形成する。異なる実施例においては、こんが
り焼きプレートの接触面は、ステンレス鋼の薄い層によ
り構成し、このステンレス鋼の薄層の下面を厚目のアル
ミニュム層でカバーし、このアルミニュム層にフェライ
ト層を担持することもできる。
【0021】こんがり焼きプレート10の下面の外端縁
は、底部プレート8の周端縁12に休止させる。こんがり
焼きプレートはこのように底部プレートに対してフリー
に休止させるため、食品調理がこんがり焼きを入れる場
合にマイクロ波オーブンに容易に底部プレートに適合さ
せ、またそうでない場合にはオーブンから簡単に取り外
すことができる。
【0022】図2には、底部プレートの回転機構の脚9
の一部を示し、この脚9の外端にホイール13を設ける。
共通に使用する回転機構は、中心部分に互いに120 °の
角度をなして配列した3個の脚を有する。中心部分は、
キャビティ底壁の下側に設け、中心部分に連結した貫通
軸を有する電動モータにより回転させる。ホイール13の
回転によりキャビティ底壁を転動し、これによりホイー
ル上に休止する底部プレート8の回転を生ずる。こんが
り焼きプレート10は底部プレート上に休止するため、こ
の底部プレート8の回転により回転する。
【0023】回転機構及び底部プレートは、こんがり焼
きプレート10をキャビティ底壁から或る距離離れた位置
に担持するスペーサ手段をなす。これによりこんがり焼
きプレートのフェライト層と底部プレートとの間にマイ
クロ波伝搬スペースを生ずる。入口開口6はこの空間の
レベルに設け、このことは入口開口からのマイクロ波の
規定された部分がこの空間に伝搬することを意味する。
【0024】こんがり焼きプレートとキャビティ底壁と
の間の空間のマイクロ波伝搬は、図2に点線円弧14によ
り示す。入口開口6は、ほぼ垂直のEフィールドとほぼ
水平のHフィールドを有するマイクロ波を生ずる。マイ
クロ波がこんがり焼きプレートの下側の空間に直接進入
し、Hフィールドがフェライト材料の平面にほぼ一致す
る構成により、フェライト材料に極めて良好なエネルギ
吸収を生じ、アルミニュウムプレートへの良好な熱伝導
及びこのアルミニュウムプレートの迅速な加熱を得るこ
とができる。こんがり焼きプレートの使用目的に基づい
て、こんがり焼きプレートの最大温度は、好ましいこん
がり焼き温度に応じて決定する。この後、この最大温度
よりも低いキューリー点(Curie-point) を有するヘェラ
イト材料を選択する。この選択により、フェライト層に
おけるマイクロ波吸収は、キューリー点に達する領域で
中断される。このキューリー点に達する領域は、先ず金
属プレートから食品への熱伝導が小さい領域で生ずる。
ヘェライト層全体がキューリー点に達するとき、フェラ
イト層におけるエネルギ吸収はほぼ停止し、従ってこん
がり焼きプレートの下方の空間のマイクロ波はこんがり
焼きプレートの金属プレートで反射し、この後こんがり
焼きプレートの端縁を通過して伝搬が続いてキャビティ
に出入りする。この条件において、こんがり焼きプレー
トが最大温度に達し、こんがり焼きプレート上の食品に
好ましい高いアンダーヒートを生じたとき、マイクロ波
エネルギは食品自体によってのみ吸収される。この後、
こんがり焼きプレートから食品に熱伝達することによっ
てこんがり焼きプレートの温度が部分的に減少すると
き、温度減少はフェライト層の対応部分にも生じ、再び
マイクロ波エネルギ吸収及びこんがり焼きプレートへの
熱伝達を開始する。これによりこんがり焼きプレートの
表面全体が所望のこんがり焼き温度に等しい温度にほぼ
均一に維持され、同時に良好なマイクロ波効率が維持さ
れる。これは、こんがり焼きプレートによって吸収され
ないエネルギは主に載置物により吸収されるためであ
る。こんがり焼きプレートのほぼ一定の温度がよく規定
されたこんがり焼きプロセスにわたり得られ、このこと
は熱効果の適用及びキャビティルーフ3のこんがり焼き
素子15の設計を簡素化し、これにより食品の上面のこん
がり焼きは同じ時間経過内で得られる。
【0025】主に以下の特徴は、本発明によるこんがり
焼きプレートを使用する良好なこんがり焼き結果に寄与
する。即ち、プレートの効率的なまた迅速な加熱を与え
るこんがり焼きプレートの下方のウェーブガイド空間に
マイクロ波直接進入、プレートの熱い領域と冷たい領域
との間の熱の均等化を行うアルミニュウム又は熱伝導性
のよい他の金属のプレート、プレートの改善した熱均等
化に寄与する回転こんがり焼きプレート、食品との接触
領域における所望のこんがり焼き温度が得られるよう選
択したこんがり焼きプレートのフェライト材料層のキュ
ーリー点。
【0026】本明細書中用語「フェライト材料」は、マ
イクロ波エネルギ吸収層11に使用したものである。この
ことは、マイクロ波フィールドにおける磁気的エネルギ
損失を生ずる能力を有する材料を意味し、このことは米
国特許第2,830,162 号に詳細に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロ波オーブンにおけるオーブン
キャビティのこんがり焼きプレートを省いた状態の線図
的正面斜視図である。
【図2】本発明によるこんがり焼きプレートを使用位置
に配置した状態の図1の一部断面とする拡大説明図であ
る。
【符号の説明】
1, 2 側壁 3 ルーフ 4 底壁 5 後壁 6, 7 入口開口 8 底部プレート 9 回転機構 10 こんがり焼きプレート 11 フェライト材料層 12 周端縁 13 ホイール 14 マイクロ波伝搬 15 電気的こんがり焼き素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−204386(JP,A) 特開 昭55−83195(JP,A) 特開 昭61−294789(JP,A) 実開 昭55−178989(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/74 F24C 7/02 551 F24C 7/02 561

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を焦がすこんがり焼き手段と、オー
    ブンキャビティと、マイクロ波源と、分極化したマイク
    ロ波をキャビティに供給する入力装置とを備えるマイク
    ロ波オーブンにおいて、前記こんがり焼き手段をキャビ
    ティの装填物領域に水平に位置決めし、食品を載置する
    熱伝導性の良好な金属プレートにより構成し、この金属
    プレートの一方の側面は食品に接触するものとし、他方
    の側面には、例えばフェライト材料により構成した磁気
    損失発生材料層を設け、また前記入力装置は、前記材料
    層に沿って分極化したマイクロ波のフィールド集中を生
    じ、このマイクロ波の磁界ベクトルがほぼ前記材料層に
    沿って指向して前記材料層に磁気損失を発生し、これに
    より金属プレートを加熱するよう配置した少なくとも1
    個の入力開口を有するウェーブガイド装置により構成
    し、前記入力開口はキャビティの側壁のキャビティ底壁
    に隣接して設け、装填物領域のこんがり焼きプレートを
    キャビティ底壁から或る距離離して担持するスペーサ手
    段を設け、前記スペーサ手段によりこんがり焼きプレー
    トの磁気損失発生材料層とキャビティ底壁との間に生ず
    る空間に、前記キャビティの側壁のキャビティ底壁に隣
    接する入口開口から前記底壁から或る距離の位置にほぼ
    垂直なEフィールドを有する前記マイクロ波を伝搬する
    ことを特徴とするマイクロ波オーブン。
  2. 【請求項2】 前記側壁のキャビティルーフに他の入力
    開口を設け、双方の入力開口を前記側壁の垂直中心ライ
    ンに一致させた請求項1に記載のマイクロ波オーブンに
    おいて、前記ウェーブガイド装置を前記マイクロ波源か
    らのマイクロ波に対して共鳴させ、各入力開口ではコヒ
    ーレントで位相が反転した状態にロックされた前記分極
    化したマイクロ波を供給する形状にし、これにより、前
    記入力開口を介して装填物のマイクロ波源に対する影響
    をほぼ排除し、前記こんがり焼きプレートの下方の空間
    へのマイクロ波伝搬を保護する構成としたマイクロ波オ
    ーブン。
  3. 【請求項3】 前記こんがり焼きプレートを円形とし、
    前記スペーサ手段を同様のほぼ円形形状であり、マイク
    ロ波を透過させる材料の回転底部プレートにより構成
    し、この回転底部プレート上にこんがり焼きプレートを
    位置決めし、食品の調理中に底部プレートの回転にとも
    なって回転させる構成とし、前記こんがり焼きプレート
    の下面は、底部プレートの上面に適合してこの底部プレ
    ートの上面との間に安定した接触を生ずる設計とした請
    求項1又は2に記載のマイクロ波オーブン。
  4. 【請求項4】 前記こんがり焼き手段は、キャビティの
    ルーフに設けた電気加熱素子を有するものとして構成
    し、前記こんがり焼きプレートと連係して食品の上面及
    び下面を同時に焦がす構成とした請求項1乃至3のうち
    のいずれか一項記載のマイクロ波オーブン。
  5. 【請求項5】 オーブンキャビティの装填物領域に配置
    した回転底部プレートを有し、ほぼ垂直なEフィールド
    を有するマイクロ波を供給するため側壁に設けた入力開
    口をキャビティ底壁に隣接させたマイクロ波オーブンに
    使用する回転こんがり焼きプレートにおいて、前記こん
    がり焼きプレートを、熱伝導性の良好なほぼ円形の金属
    プレートにより構成し、この金属プレートの下面にはフ
    ェライト材料で構成し、このプレートの下面のほぼ全体
    をカバーする層を設け、前記フェライト材料は、調理中
    の金属プレートの最大温度よりも低く選択したキューリ
    ー点を有するものとし、前記金属プレートは前記回転プ
    レートまたは底部プレートの回転機構に着脱自在に安定
    して支持し、これによりキャビティ底壁とこんがり焼き
    プレートとの間の空間に伝搬するマイクロ波のHフィー
    ルドエネルギを前記フェライト層に吸収することによっ
    てこんがり焼きプレートを大部分加熱する構成としたこ
    とを特徴とする回転こんがり焼きプレート。
  6. 【請求項6】 前記フェライト材料を耐熱性シリコンゴ
    ムにより縁取りした請求項5に記載の回転こんがり焼き
    プレート。
JP25160891A 1990-09-28 1991-09-30 マイクロ波オーブン及びこのオーブンに使用する回転こんがり焼きプレート Expired - Fee Related JP3151012B2 (ja)

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