JP2004069088A - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Yuichi Hasegawa
長谷川 雄一
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Hitachi Appliances Inc
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Abstract

【課題】ヒータなどの加熱手段を使用せず、食品に適切な焦げ目をつける高周波加熱装置を提供する。
【解決手段】食品1を収納する加熱室2と、マグネトロン4から発生する高周波により自己発熱するとともに食品1を戴置する着脱自在な焼き角皿10と、マグネトロン4から発生する高周波の出力を制御する制御部13を備えた高周波加熱装置において、焼き角皿10の裏面10bの温度情報を検出する下赤外線センサ12bを設け、この下赤外線センサ12bからの温度情報を基に制御部13によりマグネトロン4の出力を調整する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒータなどの加熱手段を使用せず食品に焦げ目をつけ、調理する高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハンバーグなど食品によっては焦げ目をつけることにより旨みを引き出す食品がある。しかし焦げ目をつけるためには180℃とか200℃という高温にする必要がある。そのため高周波加熱装置によるマグネトロンの高周波出力だけでは食品に焦げ目をつけることができず、食品に焦げ目をつけるため高周波加熱装置に熱源となるヒータをつける方法がとられている。
【0003】
しかし、高周波加熱装置にヒータをつけると形状が複雑になりコストアップや外形寸法が大きくなるなどの問題が生じる。そのためマグネトロンから発生する高周波により食品を戴置する加熱板を高温にし、食品に焦げ目をつける高周波加熱装置として、図2に示すように食品21を収納する加熱室22と、食品21を加熱する高周波加熱手段23と、加熱室22の内部に設けられ高周波により自己発熱する物質を含み、かつ貫通孔をもつステックまたはセラミックまたはガラスの平板状の加熱板24と、金属または誘電損失の少ない物質で形成され前記加熱板24を保持する汁受け皿25を備えたものがあった。(例えば、特開平4−6792号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記、特開平4−6792号公報の技術にあっては、食品21に焦げ目をつける加熱板24の温度を制御していない。従って、食品21の形状により、例えば図3(a)のように小さな食品21を加熱板24に戴置して加熱した場合、高周波による加熱板24の発熱量が大きくなり、食品21に焦げ目がつきやすくなり加熱時間の設定によっては焦げがつき過ぎて食品21が炭化してしまうという問題がある。
【0005】
一方、図3(b)のように大きい食品21を加熱板24に戴置した場合、高周波による加熱板24の発熱量が少なくなり、食品21に焦げ目がつきにくくなり、加熱時間の設定によっては焦げがつかないという問題がある。
【0006】
このように食品21の大きさにより焦げの程度が変わり加熱時間の設定が難しいという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、食品を収納する加熱室と、高周波を発生するマグネトロンと、このマグネトロンから発生した高周波により自己発熱するとともに食品を戴置する着脱自在な焼き角皿と、加熱室の側壁に設けられた焼き角皿の支持部と、加熱室の底部に設けられ、食品等を載置する誘電体からなる底面板と、前記マグネトロンから発生する高周波を加熱室に拡散させる回転アンテナと、上面が前記底面板を共有し、底面が金属板で覆われた空隙と、この空隙にマグネトロンからの高周波を導く導波管と、食品の温度や食品を戴置する前記焼き角皿の表面の温度を検知する上赤外線センサと、この上赤外線センサからの温度情報を基にマグネトロンから発生する高周波の出力を制御する制御部を備えた高周波加熱装置において、焼き角皿の裏面の温度情報を検出する下赤外線センサを設け、この下赤外線センサからの温度情報を基に制御部によりマグネトロンから発生する高周波の出力を制御するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施例における高周波加熱装置の側面断面図で、1は食品である。2は食品1を収納する加熱室である。
【0010】
3は底面板で、誘電体からなり加熱室2の底部に固着している。4は高周波を発生するマグネトロンである。5は加熱室2の高周波が均一になるよう高周波を拡散させる回転アンテナである。6は回転アンテナ5を回転させるモータである。
【0011】
7は空隙で、前記回転アンテナ5を備え、上面は加熱室2の底面となる底面板3を共用し、下面は高周波を遮断する金属板3aで覆われている。8は導波管で、金属板3aの下部に設けられ、マグネトロン4が固定されている。9は中心導体で、導波管8に固定されているマグネトロン4から発生した高周波を空隙7に導くものである。
【0012】
底面板3は、加熱室2と高周波を撹拌する回転アンテナ5が設けられている空隙7を仕切るもので、調理によっては直接この底面板3に食品1を戴置して加熱するなど重要な役割を演じている。従って材質的には衛生的で、耐熱性があり、誘電損失が少なく、機械的強度にも優れていることが必要である。
【0013】
10は高周波により発熱する物質を含むセラミックスからなる焼き角皿である。尚、この焼き角皿10の表面10aは食品1を戴置する面であり、裏面10bはこの反対側である他の面である。11は支持部で、加熱室2の左右側壁部に底面と概略並行に内側に突き出しており、加熱室2の幅サイズの焼き角皿10を保持するものである。
【0014】
12aは上赤外線センサで、焼き角皿10や焼き角皿10及び底面板3に戴置した食品1などの温度情報を検出するものである。12bは下赤外線センサで焼き角皿10の裏面10bの温度情報を検出するものである。
【0015】
13は制御部で、上赤外線センサ12aや下赤外線センサ12bからの食品1などの温度情報を基にマグネトロン4などの動作を制御するものである。
【0016】
14は焼き角皿10や食品1を加熱室2に出し入れするとき使用する開閉自在となっているドアである。
【0017】
次に、上記構成からなる本実施例の作用について説明する。
【0018】
ハンバーグやポークソテーなどの食品1を調理する場合、高周波加熱だけで調理すると加熱時間が短時間で済むが焦げ目がつかず、おいしく仕上がらない。
【0019】
高周波加熱だけでおいしく仕上げるためにはまず、高周波により自己発熱する焼き角皿10を使用する。この焼き角皿10は高周波により500℃くらいまで上昇させることが可能である。この発熱原理については本発明と直接関係ないため詳細説明は省略する。
【0020】
まず、ドア14を開け、焼き角皿10を加熱室2に設けられた支持部11にセットする。そして、操作パネル(図示せず)から焼き角皿10の予熱の温度設定を行い、加熱を開始する。
【0021】
尚、焼き角皿10を予熱しておくと、焼き角皿10が適切な温度になるまでの時間、食品1に余分な高周波を照射させないため、脱水が少なく食品1をおいしく仕上げることができるからである。この焼き角皿10の予熱温度は食品1によって変わるが約160℃〜250℃くらいである。ハンバーグの場合は約200℃くらいである。
【0022】
予熱開始と同時にマグネトロン4から高周波が発振し導波管8から中心導体9を経て空隙7に達する。また、加熱開始と同時にモータ6も回転することにより回転アンテナ5も回転する。空隙7に達した高周波はこの回転アンテナ5により拡散され、底面板3をとおして焼き角皿10に達し、この焼き角皿10を加熱する。また、予熱開始と同時に上赤外線センサ12aが焼き角皿10の温度情報を検出し、定められた温度に達すると予熱は終了する。
【0023】
次に、ドア14を開け、焼き角皿10を加熱室2から取り出し、予め準備しておいた食品1を焼き角皿10に戴置してから再び加熱室2の支持部11に焼き角皿10をセットする。操作部(図示せず)から食品1の加熱時間と加熱温度を設定し、加熱を開始する。
【0024】
マグネトロン4で発生した高周波は、焼き角皿10の予熱のときと同じ経路で焼き角皿10を加熱し、焼き角皿10の温度を上昇させるとともに食品1も加熱する。焼き角皿10の温度は食品1を戴置したりして設定温度より下がっているが、予熱してあるため設定温度まであまり時間をかけず到達することができる。
【0025】
上赤外線センサ12aは、食品1や焼き角皿10の上部からこれらの温度を検出する。従って、上赤外線センサ12aは図1で示すように食品1の温度は検出ができるが、食品1の量によっては焼き角皿10は食品1に隠れてしまい正確な温度が検出できない。特に、図1に示すような下部からマイクロ波が照射される場合は、焼き角皿10の温度上昇が食品1より早くなることがあるため、食品1に面した焼き角皿10の裏面10b部の正確な温度検出が必要となる。
【0026】
このため焼き角皿10の裏面10bの温度は下赤外線センサ12bで検出する。従って、焼き角皿10の温度が設定温度より高くなっても下赤外線センサ12bで検出できるため、検出した情報を制御部13に送信し、マグネトロン4の出力を調整することにより焼き角皿10の適切な温度を保持することができる。そして設定された時間に達すると加熱は終了する。
【0027】
以上、今までの説明は焦げ目をつけて、おいしく仕上げる調理の場合であったが、牛乳の温めやほうれん草、ジャガイモなどを茹でたりする高周波加熱の場合は、焦げ目をつける必要が無く、温度は100℃以下でよいため底面板3に直接置き加熱する。このとき焼き角皿10は使用せず加熱室2内から取り外す。
【0028】
このようにハンバーグなど焦げ目をつけるとおいしく仕上がる食品1を加熱するときは自己発熱する焼き角皿10を使用すると共に、この焼き角皿10の裏面10bを下赤外線センサ12bで温度を検出し、この情報を基に制御部13によりマグネトロン4の出力を調整し食品1に適した温度を保持することにより、食品1をおいしく仕上げることが可能となる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、食品を収納する加熱室と、高周波を発生するマグネトロンと、このマグネトロンから発生した高周波により自己発熱するとともに食品を戴置する着脱自在な焼き角皿と、加熱室の側壁に設けられた焼き角皿の支持部と、加熱室の底部に設けられ、食品等を載置する誘電体からなる底面板と、前記マグネトロンから発生する高周波を加熱室に拡散させる回転アンテナと、上面が前記底面板を共有し、底面が金属板で覆われた空隙と、この空隙にマグネトロンからの高周波を導く導波管と、食品の温度や食品を戴置する前記焼き角皿の表面の温度を検知する上赤外線センサと、この上赤外線センサからの温度情報を基にマグネトロンから発生する高周波の出力を制御する制御部を備えた高周波加熱装置において、焼き角皿の裏面の温度情報を検出する下赤外線センサを設け、この下赤外線センサからの温度情報を基に制御部によりマグネトロンから発生する高周波の出力を制御することにより、焼き角皿を食品に適した温度に保持することにより食品をおいしく仕上げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の側面断面図である。
【図2】従来における高周波加熱装置の正面断面図である。
【図3】従来における食品が小さい場合と大きい場合の加熱状態を示す図である。
【符号の説明】
1・・・食品
2・・・加熱室
3・・・底面板
4・・・マグネトロン
5・・・回転アンテナ
7・・・空隙
8・・・導波管
10・・・焼き角皿
10a・・表面
10b・・裏面
11・・・支持部
12a・・上赤外線センサ
12b・・下赤外線センサ
13・・・制御部

Claims (1)

  1. 食品(1)を収納する加熱室(2)と、高周波を発生するマグネトロン(4)と、このマグネトロン(4)から発生した高周波により自己発熱するとともに食品(1)を戴置する着脱自在な焼き角皿(10)と、加熱室(2)の側壁に設けられた焼き角皿(10)の支持部(11)と、加熱室(2)の底部に設けられ、食品(1)等を載置する誘電体からなる底面板(3)と、前記マグネトロン(4)から発生する高周波を加熱室(2)に拡散させる回転アンテナ(5)と、上面が前記底面板(3)を共有し、底面が金属板(3a)で覆われた空隙(7)と、この空隙(7)にマグネトロン(4)からの高周波を導く導波管(8)と、食品(1)の温度や食品(1)を戴置する前記焼き角皿(10)の表面(10a)の温度を検知する上赤外線センサ(12a)と、この上赤外線センサ(12a)からの温度情報を基にマグネトロン(4)から発生する高周波の出力を制御する制御部(13)を備えた高周波加熱装置において、焼き角皿(10)の裏面(10b)の温度情報を検出する下赤外線センサ(12b)を設け、この下赤外線センサ(12b)からの温度情報を基に制御部(13)によりマグネトロン(4)から発生する高周波の出力を制御することを特徴とする高周波加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012042104A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
US20150179533A1 (en) * 2013-12-24 2015-06-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor Manufacturing Apparatus and Method of Manufacturing Semiconductor Device
CN111035271A (zh) * 2019-12-11 2020-04-21 广东美的厨房电器制造有限公司 烤盘组件、烹饪设备、烹饪控制方法及存储介质

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