JP3149099U - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠パネルを変更するだけで、意匠性の高い複数種類のレジスタを、低コストで製造することができ、優れた意匠性を長期間保持することがでるレジスタを提供する。【解決手段】円筒形のリテーナ1内に円筒形の回動ルーバー2が送風方向と平行な軸の回りで回動可能に装着され、その回動ルーバー2の円筒フレーム25内に可動フィン20aが回動ルーバー2の回動軸と直角な軸を支軸にして回動可能に軸支される。可動フィン20aが可動フィン基部21と意匠パネル6から構成され、意匠パネル6は可動フィン基部21の少なくとも前面を形成するように、可動フィン基部21に固着される。【選択図】図3

Description

本考案は、主に自動車などの空調装置の空気吹出調整用に使用されるレジスタに関し、特に送風方向を調整するための回動ルーバーを備え、回動ルーバーの正面に意匠パネルを固着したレジスタに関する。
従来、円筒形状の送風口を有する丸型のレジスタとして、送風口の送風方向に沿った中心軸の回りで回動可能な回動ルーバーを備えたレジスタが、下記特許文献1などにより知られている。
この種のレジスタは、円筒形に形成されたリテーナとベゼルを有し、ベゼルとリテーナの内側に、略円筒形の回動ルーバーをリテーナの中心軸と同軸上に且つ回動可能に配設して構成される。この回動ルーバーは円筒フレームと可動フィンを有して構成され、円筒フレームの内側に複数の可動フィンを、円筒フレームの前面と平行な軸を支軸として回動可能に軸支し、円筒フレームを、ベゼルとリテーナの内側に回動可能に嵌入している。
特開2001−280682号公報 実用新案登録第3129645号公報
ところで、上記レジスタは、その前面の送風口を閉鎖する際、可動フィンを回動させて、フィンをレジスタの前面に平行な状態とし、可動フィンの正面をレジスタの正面に大きく露出させて閉鎖状態とする。
丸型のレジスタは、通常、その前面送風口が1枚或いは2枚と比較的面積の大きい可動フィンにより閉鎖されるため、可動フィンの前面意匠(模様や色彩)が単純な色彩や無模様で形成されている場合、車内の他の装飾部分との比較において、装飾性が低くなりやすく、使用者の満足感や美的嗜好を満たしにくい。
そこで、従来、上記特許文献2において、丸型レジスタの可動フィンの正面に、装飾を施した合成樹脂板を貼着して装飾性を向上させたレジスタが提案されている。
しかし、この種のレジスタは、可動ルーバーの可動フィンの正面に、装飾を施した合成樹脂板を、両面粘着テープを用いて貼着する構造であるため、両面粘着テープの粘着性能が経年変化、温度変化、湿度変化などにより劣化した場合、剛性樹脂板が剥がれ易く、合成樹脂板の一部であっても剥れが生じると、レジスタの品質、装飾性を大きく低下させるという課題があった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、意匠パネルを変更するだけで、意匠性の高い複数種類のレジスタを、低コストで製造することができ、優れた意匠性を長期間保持することがでるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1のレジスタは、円筒形のリテーナ内に円筒形の回動ルーバーが送風方向と平行な軸の回りで回動可能に装着され、その回動ルーバーの円筒フレーム内に可動フィンが回動ルーバーの回動軸と直角な軸を支軸にして回動可能に軸支されてなるレジスタにおいて、該可動フィンが可動フィン基部と意匠パネルから構成され、該意匠パネルは該可動フィン基部の少なくとも前面を形成するように該可動フィン基部に固着されたことを特徴とする。
この考案によれば、基本的な部分を構成するリテーナ、回動ルーバー、可動フィン基部などの部材を通常の安価な合成樹脂により成形し、レジスタの正面に露出する意匠パネルを見栄えの良い合成樹脂により成形し、或いは意匠パネルにメッキや塗装を施して見栄え良く形成することにより、複数種類の意匠性の高いレジスタを、低コストで製造することができる。また、可動フィン基部に対し意匠パネルを固着して取り付けるため、従来の可動フィンの前面に両面粘着テープを用いて合成樹脂板を貼着した場合のように、意匠パネルは容易に剥がれる虞がなく、長期にわたり高い意匠性を保持することができる。
請求項2の考案は、上記請求項1のレジスタにおいて、上記意匠パネルは、前記可動フィン基部を嵌入させる嵌入凹部を内側に設けた板状に形成され、該嵌入凹部には溝部が形成される一方、該可動フィン基部に突条が形成され、該突条を該溝部に嵌入して該意匠パネルを該可動フィン基部に嵌着することを特徴とする。
この考案によれば、組み付け時に、可動フィン基部を、意匠パネルの内側の嵌入凹部に嵌入して、意匠パネルを可動フィン基部に対し簡単な組付け作業で強固に嵌着することができる。
また、請求項3の考案は、上記請求項2のレジスタにおいて、上記突条は、上記可動フィン基部の両側縁部に長手方向に沿って突設され、意匠パネル内側の両側縁部に長手方向に沿って形成された溝部内に対し、該突条を該溝部内に滑らせながら嵌入させるように構成したことを特徴とする。
この考案によれば、可動フィン基部を意匠パネルの内側の嵌入凹部内に、その板状平面に沿って滑らせるように差し込むだけで、意匠パネルを可動フィン基部に対し極めて簡単に嵌着することができる。
また、請求項4の考案は、上記請求項3のレジスタにおいて、上記意匠パネルの嵌入凹部内に係止爪が設けられ、可動フィン基部を該嵌入凹部の定位置まで嵌め込んだとき、該可動フィン基部の縁部が該係止爪に係止されるように構成したことを特徴とする。
この考案によれば、係止爪が可動フィン基部の縁部に係止されるので、意匠パネルは容易に外れることがなく、可動フィン基部に対し意匠パネルを更に強固に嵌着することができる。
本考案のレジスタによれば、意匠パネルを変更するだけで、意匠性の高い複数種類のレジスタを、低コストで製造することができ、優れた意匠性を長期間保持することがでる。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1はレジスタの正面図を示し、図2はそのII-II断面図を示している。また、図3はレジスタの斜め前方からの分解斜視図を示し、図9は可動フィンユニット20の斜め後方からの斜視図を示している。図3,9におけるFRは前方を、REは後方を示し、可動フィンユニット20を除くレジスタの各部材の前面、前部は図3の前方、後方に基づき、可動フィンユニット20の前面、前部は図9の前方、後方に基づく。
本レジスタは、概略的には、円筒形のリテーナ1内に、円筒形の回動ルーバー2がリテーナ1の内周面を摺接しながら、送風方向と平行な軸の回りで回動可能に装着され、回動ルーバー2の円筒フレーム25の吹出口5内に、可動フィン20aと補助可動フィン22を有した可動フィンユニット20が回動ルーバー2の回動軸(送風方向と平行な軸であって、図2に示す縦の中心軸O)と直角な軸を支軸にして回動可能に枢支され、全閉操作時、可動フィン基部21に嵌着した意匠パネル6の前面がレジスタ正面の吹出口5を覆って閉鎖し、補助可動フィン22は可動フィン20aの後方で円筒フレーム25内の奥に位置するように構成される。
円筒形のリテーナ1の前部は、図3のように全体が開放され、その後部の後円筒部12には、小物の落下防止用に、ハニカム形状の網目部4(図2)が開口部を覆うように設けられている。リテーナ1の前円筒部は、後円筒部12に比して大径に形成され、その内側に回動ルーバー2の円筒フレーム25が回動可能に挿入される。
さらに、図3のように、リテーナ1の前円筒部と後円筒部12の境界の段差部に歯形状の操作荷重付与部9が形成される。この操作荷重付与部9は、多数の歯形を円周上に連続して配置して形成され、円筒フレーム25に取着される弾性脚部材19をその操作荷重付与部9に、弾性を持って噛合させることにより、回動ルーバー2を操作する際、適度な操作荷重を付与すると共に、良好な節度感を持って回動ルーバー2を回動し停止させることができるようになっている。
図1〜3に示すように、リテーナ1の前部外周面の3箇所に、約120度の間隔をおいて、係止爪11が後述のベゼル3の係止片31を係止するために設けられる。このような構造のリテーナ1は、合成樹脂の一体成形により形成される。
リテーナ1内に回動可能に挿入される回動ルーバー2は、円筒形の支持フレームを構成する円筒フレーム25と、その円筒フレーム25内の送風方向と平行な軸と直角な軸の回りで回動可能に軸支された可動フィンユニット20と、及び可動フィン20aの可動フィン基部21に対し2本の連結部23を介して一体に取り付けられた補助可動フィン22と、可動フィン基部21の前面を覆って嵌着される意匠パネル6と備えて構成される。可動フィンユニット20は、可動フィン基部21、連結部23、補助可動フィン22、及び意匠パネル6からなり、可動フィン20aは可動フィン基部21と可動フィン基部21の前面を覆って嵌着される意匠パネル6とから構成される。
回動ルーバー2の円筒フレーム25の内側には空気の吹出口5が形成され、可動フィンユニット20を、その回動軸24を軸に回動させて、可動フィン20aと補助可動フィン22の傾斜角度を変える一方、回動ルーバー2をその中心軸O(図2)の回りで回動させて可動フィンの傾斜方向を変えて、風の吹き出し方向を上下左右或いは斜めに調整する構造となっている。
図3に示すように、回動ルーバー2の円筒フレーム25における内周部の左右両側に、内壁を肉厚にした平坦部27が設けられ、一方の平坦部27には、可動フィンユニット20の連結部23に設けた回動軸24を支持する軸受部の軸受孔27aが設けられる。他方の平坦部27には、軸受凹部27bが形成され、その軸受凹部27bにブッシュ8と共に下側の回動軸24が嵌め込まれる。後述のように、可動フィンユニット20を円筒フレーム25内に装着する際には、図3の上部の回動軸24を、軸受孔27aに嵌め込んだ状態で、下部のブッシュ8と回動軸24を軸受凹部27bに嵌め込むように組み付けられる。
図3に示すように、回動ルーバー2の円筒フレーム25は、リテーナ1の前円筒部内に回動可能に挿入され、円筒フレーム25の外周面がリテーナ1の内周面にガイドされて、リテーナ1内の中心回動軸の回りで回動する構造である。
可動フィンユニット20の可動フィン基部21は、図9に示すように、一側部を半円形部21cとし、他側部を矩形とした板状に形成され、半円形部21cは先端ほど薄くなるよう形成される。また、可動フィン基部21は、可動フィン20aの基部を構成するように小形に形成され、可動フィン基部21の全体を覆って意匠パネル6を嵌着した可動フィン20aは、吹出口5を閉じ得る大きさとなるように形成されている。図3,9に示すように、可動フィン基部21の上下両側に平坦部21aが形成され、この平坦部21a上には、半円形部21cにかけて且つその長手方向に沿って、突条21bが形成される。
図9に示すように、可動フィン基部21には後方に向けて2本の連結部23が両側の平坦部21aの近傍から突設され、その連結部23を介して補助可動フィン22が、可動フィン基部21と平行に且つ所定の間隔を開けて設けられている。この補助可動フィン22は、図2に示すように、可動フィンの全閉時には内側に隠れるように位置し、可動フィン20aの開放時には、可動フィン20aと平行に回動し風向調整をする構造である。また、上述のように、上部の連結部23の上面と下部の連結部23の下面には、回動軸24が突設され、この回動軸24は、可動フィンユニット20を円筒フレーム25に組み付ける際、円筒フレーム25の内周面の軸受孔27aと軸受凹部27bに嵌入され、所定の角度範囲で回動可能に支持される。操作荷重付与のために下部の回動軸24には、ゴム状弾性体からなるブッシュ8が嵌入され、回動軸24を嵌めたブッシュ8が、円筒フレーム25の軸受凹部に嵌入される。
図9に示すように、可動フィン基部21の前面には、意匠パネル6が嵌着される。意匠パネル6は、図4〜8に示すように、略円形(小判型)の板状に合成樹脂により成形され、その内側面には、上記のように、可動フィン基部21を嵌入するための嵌入凹部61が板状空間として形成される。意匠パネル6の上部と下部には、円筒フレーム25の上部と下部に設けた平坦部27に対応して、平坦形状の平坦部62が形成されている。さらに、嵌入凹部61の周縁部は立上り縁部66として形成され、嵌入凹部61内の上部と下部には、上記可動フィン基部21の突条21bを嵌め込むための溝部63が、平坦部62の内側で図4、8の左右方向に沿って形成されている。意匠フィン6の内側の矩形側には補強用のリブ65が複数本突設され、それらのリブ65の近傍に、2個の係止爪64が突設されている。
ここで、上記意匠パネル6は可動フィン20aの閉鎖時、レジスタの正面に現れるため、見栄えの良い合成樹脂により成形される一方、可動フィン基部21、補助可動フィン22、及び連結部23は、リテーナ1及びベゼル3の内側に殆ど隠れるため、通常の合成樹脂(通常の見栄えの安価な合成樹脂)を用いて成形され、これにより、レジスタの製造コストを低減するようにしている。また、意匠パネル6の前面には、メッキ、塗装などにより各種の装飾を施すなど、各種の装飾を前面に施すことができ、これにより、前面意匠の異なる複数種類のレジスタを製造することができる。
一方、リテーナ1は円筒形に形成され、円筒の前部を開放し、円筒内の後部には六角形の網目を持つ網目部4(図2)が、レジスタ内への異物の挿入などを防止するために設けられる。さらに、このリテーナ1の内側には、上述のように、その内周壁に多数の突状部を並べた形状の操作荷重付与部9が円環状に形成され、この操作荷重付与部9には操作荷重付与と節度感付与用の弾性脚部材19がその二股脚部の先端の突状曲面部を接触させ、適度な荷重で押し当てられる。この操作荷重付与部9は、リテーナ1の側壁の厚さ方向に形成された段差部に多数の突状部を円周上に並べて形成されるが、この操作荷重付与部9が弾性脚部材19のばね弾性荷重を受けることにより、回動ルーバー2の回動操作時に適度な荷重と節度感を生じさせるようになっている。
図2に示すように、円筒フレーム25の内周面に、ストッパ部25aが内側に膨出して設けられ、可動フィン20aを閉鎖位置まで回動させたとき、可動フィン20aの意匠パネル6の縁部がストッパ部25aの上部に当接し、可動フィン20aを閉鎖位置で停止させるようになっている。さらに、図2に示すように、円筒フレーム25内の後方(奥側)に固定フィン20bが設けられ、可動フィン20aの開放状態での風向調整を効果的に行ない得るようになっている。
上記構成のレジスタをその製造時に組み立てる場合、先ず、意匠パネル6を可動フィン基部21の前面に嵌着する。このとき、図9に示すように、可動フィン20aを、その半円形部21cから意匠パネル6の内側の嵌入凹部61内に、その平面に沿って滑らせながら進入させ、さらに意匠パネル6の嵌入凹部61内の上下両側に設けた溝部63内に、可動フィン基部21の上部と下部の突条21bを嵌め込むようにして、意匠パネル6を可動フィン20aの前面に嵌着する。このとき、意匠パネル6と可動フィン基部21の嵌着の最終段階で、可動フィン20aの矩形側の縁部が、意匠パネル6の嵌入凹部61内の係止爪64に係止され、嵌着が完了する。
このように、可動フィン基部21に対する意匠パネル6の組み付けは、簡単な嵌め込み操作で行なうことができると共に、嵌着の完了時には係止爪64が可動フィン基部21の縁部に係止されるため、意匠パネル6は可動フィン20aに対し強固に固着され、容易に外れることはない。
次に、上記のように意匠パネル6を組み付けた可動フィン20aと補助可動フィン23を有する可動フィンユニット20を、円筒フレーム25内に組み付ける。このとき、可動フィンユニット20の上部の回動軸24を、先ず円筒フレーム25の上部の平坦部27内側に設けた軸受孔27aに挿入し、その状態で、下部のブッシュ8付きの回動軸24を、円筒フレーム25の下部の平坦部27内側に設けた軸受凹部27bに嵌め込む。これにより、可動フィンユニット20は、所定の角度範囲で回動可能に、円筒フレーム25内に組み付けられる。
次に、可動フィンユニット20を組み付けた円筒フレーム25つまり回動ルーバー2をリテーナ1内に挿入し、その状態でリテーナ1の前部に、ベゼル3を嵌着する。このとき、図3に示すように、円筒フレーム25とリテーナ1の操作荷重付与部9との間に弾性脚部材19を介在させるように組み付ける。すなわち、二股状の脚部を有した弾性脚部材19の中央の取付支持部を、円筒フレーム25内の後部(奥部)の一側に設けた嵌入穴27cに嵌入し、弾性脚部材19の脚部を円筒フレーム25の後方に突出した状態で、円筒フレーム25をリテーナ1内に挿入する。これにより、弾性脚部材19の二股脚部の先端が、リテーナ1の内周部に設けた操作荷重付与部9にばね弾性をもって接触した状態となる。
そして、回動ルーバー2を覆うように前方からベゼル3をリテーナ1の前部に嵌め込み、その係止片31をリテーナ1側の係止爪11に係止させる。これにより、回動ルーバー2がリテーナ1内でその中心軸Oの回りで回動可能に装着され、可動フィンユニット20が中心軸Oと直角の軸の回りで回動して吹出口5を開放・閉鎖可能に装着され、レジスタの組み立てが完了する。
このような構成のレジスタは、例えば自動車のインストルメントパネルの一部に設けられた空調装置の空気吹出し口に、装着して使用される。レジスタの吹出口5に位置する可動フィン20aは、閉鎖した状態で、その前面を覆うように嵌着された意匠パネル6がベゼル3の内側に現れる状態となる。
このため、意匠パネル6を見栄えの良い合成樹脂により成形し、或いはその正面に装飾やメッキを施すなどして、見栄えを良くした意匠パネル6の意匠面がその前面に現れるため、レジスタの意匠性は優れたものとなり、レジスタの商品力を高めることができる。また、意匠パネル6は可動フィン基部21に対し嵌着され係止爪64で係止されるため、容易に外すことはできず、耐久性を保持することができる。また、メッキや塗装などの装飾を変えた複数種の意匠パネル6を製造し、レジスタの基本的な構造部分を共通して使用し、複数種の意匠パネル6を共通部分の可動フィン基部21に嵌着して使用するようにすれば、前面の意匠パネル6の異なる複数種のレジスタを、低コストで製造することができる。しかも、前面に現れる意匠パネル6やベゼル3以外の部材は、安価な通常の合成樹脂を使用して成形することができるので、製造コストを下げることができる。
レジスタの使用時に、空調装置から送られる風の向きを調整する場合、図10に示すように、回動ルーバー2の可動フィン20aの上部を指などで押して、空気の吹出し方向と平行な状態まで回動させる。これにより、可動フィンユニット20は図10のように開放され、この状態から可動フィンユニット20の向きを下向き或いは上向きとすることにより、空気の吹出し方向を上側に或いは下側にと調整することができる。一方、吹出し方向を左右に変える場合、可動フィン20aの縁部を指などで把持して、回動ルーバー2の円筒フレーム25を、可動フィンユニット20と共にその円筒フレーム25の中心軸Oを軸に、吹出口5の円周方向に回動させる。これにより、可動フィンユニット20が傾斜状態にあるとき、空気の吹出し方向を左右や斜め方向に変えることができる。
このように、本発明のレジスタによれば、基本的な部分を構成するリテーナ1、回動ルーバー2、可動フィン基部21などの部材を通常の安価な合成樹脂により成形し、レジスタの正面に露出する意匠パネル6を見栄えの良い合成樹脂により成形し、或いは意匠パネル6にメッキや塗装を施して見栄え良く形成することにより、各種の意匠性の高いレジスタを、低コストで製造することができる。また、可動フィン基部21に対し意匠パネル6を固着するため、従来の可動フィンの前面に両面粘着テープを用いて合成樹脂板を貼着した場合のように、意匠パネル6は容易に剥がれる虞がなく、長期にわたり高い意匠性を保持することができる。
なお、上記実施形態では、可動フィン20aの他に1枚の補助可動フィン23を設けたレジスタについて説明したが、補助可動フィンは2枚以上相互に間隔をあけて配設することができる。また、上記実施形態では、可動フィン基部21に対し意匠パネル6を嵌め込むように嵌着したが、意匠パネル6を可動フィン基部21に対し溶着し、或いは接着剤を用いて接着することもできる。
本考案の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 図1のII-II断面図である。 レジスタの分解斜視図である。 意匠パネルの正面図である。 意匠パネルのV-V断面図である。 意匠パネルのVI-VI断面図である。 意匠パネルの平面図である。 意匠パネルの背面図である。 可動フィンユニットの組み付け時の斜視図である。 可動フィンユニットを開放した状態の断面図である。
符号の説明
1 リテーナ
2 回動ルーバー
3 ベゼル
5 吹出口
6 意匠パネル
20 可動フィンユニット
20a 可動フィン
21 可動フィン基部
21a 平坦部
21b 突条
21c 半円形部
23 連結部
24 回動軸
25 円筒フレーム
27 平坦部
61 嵌入凹部
63 溝部
64 係止爪

Claims (4)

  1. 円筒形のリテーナ内に円筒形の回動ルーバーが送風方向と平行な軸の回りで回動可能に装着され、該回動ルーバーの円筒フレーム内に可動フィンが回動ルーバーの回動軸と直角な軸を支軸にして回動可能に軸支されてなるレジスタにおいて、
    該可動フィンが可動フィン基部と意匠パネルから構成され、該意匠パネルは該可動フィンの少なくとも前面を形成するように該可動フィン基部に固着されたことを特徴とするレジスタ。
  2. 前記意匠パネルは、前記可動フィン基部を嵌入させる嵌入凹部を内側に設けた板状に形成され、該嵌入凹部には溝部が形成される一方、該可動フィン基部に突条が形成され、該突条を該溝部に嵌入して該意匠パネルを該可動フィン基部に嵌着することを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記突条は、前記可動フィン基部の両側縁部に長手方向に沿って突設され、前記意匠パネルの嵌入凹部の両側縁部には長手方向に沿って前記溝部が形成され、該突条を該溝部内に滑らせながら嵌入させるように構成したことを特徴とする請求項2記載のレジスタ。
  4. 前記意匠パネルの嵌入凹部内に係止爪が設けられ、前記可動フィン基部を該嵌入凹部の定位置まで嵌め込んだとき、該可動フィン基部の縁部が該係止爪に係止されるように構成したことを特徴とする請求項3記載のレジスタ。
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JP2014234030A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 トヨタ車体株式会社 自動車用樹脂部品

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