JP3148999U - 振出竿 - Google Patents
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Abstract
Description
振出竿1’は、内管3’を先方に振り出したとき、Oリング13’が外管2’の内面に接触し、摩擦抵抗によって振り出す勢いを抑制する。振り出す勢いが強すぎた場合には、段部6’と係止部7’とが接触することにより、解除が困難になるほど双方のテーパ面4’・5’が強く嵌まり合うのを防止している。
上記外管の上記テーパ面の付近と、上記内管の上記テーパ面の付近とに、それぞれ金属やセラミックス等でできた硬質材料製のリングを取り付け、双方のリングが接触することによって、外管の内側で内管が先方へスライドすることを制限するようにしたことを特徴とする。硬質材料製の上記リングは、金属やセラミックスのほか、エンプラ系(樹脂。たとえばABS、ジュラコン、MCナイロン、テフロン(登録商標)等)またはスーパーエンプラ系(樹脂。たとえばRENY、PEEK等)の硬質材料(外管・内管を形成する樹脂よりも硬い材料)にてなるものを使用する。
このような振出竿であれば、内管を振り出す勢いが強すぎた場合でも、外管と内管とに取り付けた硬質材料製リングが接触することで、それより先方へ内管がスライドすることを制止でき、解除できないほどの強さで双方のテーパ面が嵌まり合うことを防止できる。その結果、外管と内管のテーパ面間での固着を防止することができる。リングの双方が上記のような硬質材料製であるため、長期の使用で接触を繰り返しても、摩耗や変形のおそれがない。したがって、内管が先方にスライドするのを制限する効果が安定的に得られ、外管と内管のテーパ面間での固着をより確実に、長期間にわたって防止できる。
このようにすれば、各硬質材料製リングを、接着等の方法で外管・内管にそれぞれ容易に取り付けることができる。すなわち、外管に対しては外管の先端面にかぶせるようにリングを取り付け、内管に対しては、先方の端部から内管の外側に嵌めてテーパ面の先方部分にまで送り入れることによりリングを取り付けることができる。取り付けが容易であれば、製造工程の複雑化や製造コストの上昇を抑制することができる。
このような振出竿では、外管のテーパ面と内管のテーパ面との接触範囲が広域に連続するものではないため、テーパ面間での固着がさらに防止されやすいという利点がある。また、テーパ面は水に濡れると固着しやすいが、この振出竿は凹溝に水を逃がすことができるので、水濡れによる固着も生じにくい。
そのようにすると、内管が先方に振り出されるとき、上記弾性体が外管の内面に接して内管の動きに対するブレーキの作用をする。したがって、内管が勢いよく振り出された場合でも、双方の硬質材料製リングが激しく接触することがない。そのために硬質材料製リングの脱落等が生じにくく、固着防止の効果がさらに確実に長期にわたって得られる。そのほか、振り出した状態の内管が外管に対して回転したりガタついたりするのを、外管に接した弾性体の摩擦抵抗により防止することができ、それによって良好な使用感が得られる。
硬質材料製リングは、請求項2に記載したように構成することで、容易に外管・内管に取り付けることができるので、製造工程の複雑化や製造コストの上昇を抑制できる。
環状の弾性体を内管の後端部付近に装着することで、内管の回転やガタつきが止められるうえ、さらに確実に、長期間にわたって固着防止効果が得られる。
図2は玉網19に取り付けた振出竿1を示す全体図であり、図1は、図2におけるI部の拡大断面図で、振出竿1の外管2と内管3とが嵌まり合った状態を示している。なお、図1では、外管2・内管3の各部の厚さやテーパ面の傾きを誇張して示してある。
外管2の先端部分には、さらに、ステンレス鋼で形成したリング6を接着剤により取り付けている。リング6は、外管2の外周面に嵌まる筒状部6aと、外管2の先端面に接触する平面部6bとを一体に形成してなる。平面部6bの内縁部分6cは、外管2の内周面よりも中心方向に突出している。平面部6bの内径は、内管3の振り出しに支障のない大きさで、かつ、後述する内管3のリング7の外径よりも小さい。
内管3の先方(図の左方向。以下同様)のテーパ面5のすぐ先方に、内管3の外周面に嵌まるリング7を接着により取り付けている。リング7もステンレス鋼で形成しており、先方の端部から内管3の外側に嵌めてテーパ面5の先方部分まで送り込み、そこで接着剤にて固定する。リング7の外径は、テーパ面4・5の嵌め合わせに支障がないようテーパ面5の外径より小さく、かつ、外管2のリング6の平面部6bの内径より大きい。
振出竿1において、双方のリング6.7はステンレス鋼で形成しているので、接触による摩耗や変形、水濡れによる腐食が生じにくく、固着防止効果が従来のものより確実で、長期間持続する。また、振出竿1では、凹溝5aに水を逃がすことができるので、水濡れによる固着も防ぐことができる。
また、Oリング13が外管2と接することで、使用中に内管3が回転することを止めることができ、さらに、テーパ面4・5に摩耗が生じた場合等のガタツキを解消することもできる。
2 外管
3 内管
4 (外管2の)テーパ面
5 (内管3の)テーパ面
5a 凹溝
6 (外管2の)リング
7 (内管3の)リング
13 Oリング(環状の弾性体)
15 保持部
19 玉網
Claims (4)
- 先方が縮径するテーパ面を先端部内面に有する樹脂製の外管と、上記外管の内側にスライドし得るように収容され、上記外管のテーパ面と嵌合するテーパ面を後端部外面に有する樹脂製の内管とが組み合わされた振出竿において、
上記外管の上記テーパ面の付近と、上記内管の上記テーパ面の付近とに、金属やセラミックス等の硬質材料製のリングをそれぞれ取り付け、双方のリングが接触することによって、外管の内側で内管が先方へスライドすることを制限するようにしたことを特徴とする振出竿。 - 上記外管に取り付ける硬質材料製のリングは、外管の外周面に嵌まる筒状部と外管の先端面に接する平面部とを一体に有するものとし、上記内管に取り付ける硬質材料製のリングは、内管の上記テーパ面の先方部分で外周面に嵌まる筒状のものとしたことを特徴とする請求項1に記載の振出竿。
- 内管のテーパ面に、一以上の凹溝を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の振出竿。
- 上記した外管および内管のテーパ面同士が嵌合するとき外管の内面に接するように、内管の後端部付近に環状の弾性体を取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の振出竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008009054U JP3148999U (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 振出竿 |
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JP2008009054U JP3148999U (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 振出竿 |
Publications (1)
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JP3148999U true JP3148999U (ja) | 2009-03-05 |
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Family Applications (1)
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JP2008009054U Expired - Fee Related JP3148999U (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 振出竿 |
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2008
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