JP3148787B2 - 自動車用サイドプロテクターモール - Google Patents

自動車用サイドプロテクターモール

Info

Publication number
JP3148787B2
JP3148787B2 JP02303994A JP2303994A JP3148787B2 JP 3148787 B2 JP3148787 B2 JP 3148787B2 JP 02303994 A JP02303994 A JP 02303994A JP 2303994 A JP2303994 A JP 2303994A JP 3148787 B2 JP3148787 B2 JP 3148787B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
decorative
side wall
clip
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02303994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06278550A (ja
Inventor
錬司 真木
貴之 恩田
健二 濱邊
修 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP02303994A priority Critical patent/JP3148787B2/ja
Publication of JPH06278550A publication Critical patent/JPH06278550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3148787B2 publication Critical patent/JP3148787B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用サイドプロテ
クターモールに関するものである。より詳細には、本発
明は、クリップ、ボルト等の装着具を、モール本体に一
体に形成されたホルダに取付けられるようにした自動車
用サイドプロテクターモール、及び、クリップ、ボルト
等の装着具を、モール本体に一体に成形した構成の自動
車用サイドプロテクターモール(以下、「サイドモー
ル」という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】サイドモールは、自動車のドア等に、主
として装飾目的で固着される部品である。サイドモール
は、表面側の装飾部と、裏面側で一定間隔おきに設けら
れた固着部からなる。装飾部は、外観良好なることが要
求され、固着部は、サイドモールを自動車ボディに強固
に取付けるための機能が要求される。クリップ、ボルト
等の装着具は、固着部に取付けられ或いは固着部に一体
成形される。この種のサイドモールは、他の樹脂成形品
と同様、射出成形法により成形することが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サイドモールの取付強
度の向上のためには、固着部は大きくそして厚肉である
ことが好ましい。ところが、固着部を大きくそして厚肉
にすると、他の部分よりも冷却速度が遅くなり、厚肉部
分近辺の薄肉部分にヒケ、うねり、凹凸等の症状を発生
させる。すなわち、サイドモールにおいては、固着部の
周囲の装飾部にヒケ等の不具合が発生する。そのため、
射出成形法においては、装飾部の近辺に、固着部のよう
な厚肉部分を設けることはできる限り避けるべきであ
る。
【0004】従って、装飾部の外観を維持するには、固
着部を大きくそして厚肉にすることができない。そのた
め、従来のサイドモールでは、固着部の肉厚はサイドモ
ール全体の厚みの1/3程度にされている。
【0005】このように、従来のサイドモールでは、固
着部の取付強度の向上と、装飾部の外観維持という相反
する要求を同時に満足させることができない。
【0006】ところで、厚肉部を部分的に有する樹脂製
品を射出成形する際に、樹脂の射出に引き続いてガスを
注入し、これにより保圧することにより、成形品の厚肉
部に中空部を形成して、この部分の表面にヒケ、うね
り、凹凸等の発生を防止する中空射出成形法(ガスアシ
ストインジェクション)が、種々の樹脂製品の成形に実
施されている。この中空射出成形法によって本発明の対
象であるサイドモールを成形することも可能である。
【0007】本発明の目的は、中空射出成形法を利用す
ることによって、装飾部の外観に優れ、且つ、固着部の
取付強度の大きいサイドモールを提供することにある。
本発明の他の目的は、断面形状を工夫することによっ
て、曲げ剛性の大きなサイドモールを提供することであ
る。本発明のさらに他の目的は、固着部の形状を工夫す
ることによって、自動車ボディへの取付強度の大きなサ
イドモールを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、装飾部と固着
部を具えたモール本体と、前記固着部に取付けられる装
着具とを組合わせてなる自動車用サイドプロテクターモ
ールにおいて、前記装飾部の裏面に中空厚肉部を設け、
前記固着部を前記装飾部から離間させて前記中空厚肉部
に設けるとともに、前記装飾部をC字形とし、前記中空
厚肉部を前記装飾部の裏面から離れる方向に延びる横側
壁と前記横側壁の先端につながる裏面壁によって形成
し、前記固着部が前記裏面壁から離れる方向に延び且つ
前記中空厚肉部の前記横側壁と整列する横側壁を有し
てなる自動車用サイドプロテクターモールにより前記課
題を解決した。
【0009】中空厚肉部を形成するために利用される中
空射出成形法においては、中空厚肉部は注入ガスの流路
として利用される。溶融樹脂の流動は主として中空厚肉
部において生じる。中空厚肉部に充填された溶融樹脂
は、ガスの圧力によって装飾部と固着部に押し出され
る。そして、樹脂が冷却するまでガスが保圧される。装
飾部と固着部との間に中空厚肉部を介在させてこれらを
離間させているので、比較的厚肉の固着部の冷却速度が
遅れても、装飾部にヒケ、うねり、凹凸等の不具合は発
生することがない。
【0010】サイドモールは、中空射出成形法を利用し
て成形される。中空厚肉部は注入ガスの流路として利用
される。溶融樹脂の流動は主として中空厚肉部において
生じる。中空厚肉部に充填された溶融樹脂は、ガスの圧
力によって装飾部と固着部に押し出される。そして、樹
脂が冷却するまでガスが保圧される。装飾部と固着部と
は中空厚肉部によって離間しているので、比較的厚肉の
固着部の冷却速度が遅れても、装飾部にヒケ、うねり、
凹凸等の不具合は発生することがない。
【0011】
【実施例】図及び図は、本発明実施例のサイ
ドモールM3を示している。このサイドモールM3は、
中空射出成形法により成形されたモール本体310と、
装着具、すなわち、クリップ350とで構成されてい
る。モール本体310とクリップ350はいずれも樹脂
で成形されている。モール本体310は、その横断面が
略々C字形である。モール本体310は、装飾部320
と、一対の中空厚肉部330と、固着部、すなわち、ク
リップホルダ340を有してなる。
【0012】中空厚肉部330は、装飾部320の裏面
側において幅方向両端に位置し、装飾部320の一部と
重複している。中空厚肉部330は、略々三角筒状であ
って、装飾部320の裏面から離れる方向に略々直角に
延びる一対の横側壁332と、横側壁332の先端と装
飾部320の縁部をつなぐ裏面壁334によって形成さ
れている。
【0013】クリップホルダ340は、中空厚肉部33
0のそれぞれの角部、すなわち、横側壁332と裏面壁
334の接合部分において、中空厚肉部330に一体形
成されている。クリップホルダ340は、中空厚肉部3
30の横側壁332と整列する横側壁342と相対向
する上下突出片346,347とを有する断面コ字形の
ガイド体341と、この一対のガイド体341の一端部
においてモール本体310の幅方向に架設された係止体
344からなる。係止体344の中央部の切り欠きの部
分は係止部345である。このクリップホルダ340を
構成している挿入ガイド体341の肉厚は、モール本体
310の肉厚と略々同等になっていて、その強度が高め
られている。
【0014】クリップ350の座板352は、本体板部
352aの幅方向の両端部が上方に僅かに起立して、こ
の部分に外側に向かって挿入板部352bが設けられ、
本体板部352aの中央部に連結板354を介して係止
体356が一体に設けられ、更に本体板部352aの挿
入方向に沿った一端部に係止爪357が設けられた構成
である。そして、クリップ350の各挿入板部352b
をそれぞれクリップホルダ340の挿入ガイド体341
の溝部341aに挿入して、クリップ350の係止爪3
57をクリップホルダ340の係止部345に係止させ
ると、クリップ350の挿入方向、及びこれと直交する
方向の両方向に沿って該クリップ350が抜け止され
、クリップホルダ340にクリップ350が取付けら
れる。
【0015】このように、モール本体310の肉厚と略
々同等の肉厚を有するクリップホルダ340を該モール
本体310に一体成形しても、その成形位置がモール本
体310の装飾部320から離れた位置にあること、及
びモール本体310の幅方向の両端部の内側に一体成形
された中空厚肉部330が存在していることによって、
モール本体310の表面(装飾面)311におけるクリ
ップホルダ340が設けられている部分にヒケ、うね
り、凹凸等が生ずることはない。また、クリップホルダ
340の横側壁342は中空厚肉部330の横側壁3
32と略々整列しているので、クリップ350に厚み方
向の引張力若しくは圧縮力又はモーメントが作用して
も、中空厚肉部330の横側壁332とクリップホルダ
340の横側壁342がこれらの力に抗し、モール本
体310の変形を防止する。
【0016】図及び図は、本発明実施例のサ
イドモールM4を示している。本実施例のサイドモール
M4は、第実施例のサイドモールM3と、クリップホ
ルダ440の係止体444の形状と、クリップ450の
座体452の形状が異なるのみである。クリップホルダ
440及びクリップ450の他の部分は、第実施例の
サイドモールM3と同一構成である。
【0017】クリップホルダ440の係止体444は突
出片447と面一である。その上面に係止部445が設
けられている。クリップ450の座体452は、厚さ方
向に沿って広幅部、すなわち、固定部458と、狭幅
部、すなわち、挿入部459とが一体に設けられたもの
であって、この固定部458の両端部が、クリップホル
ダ440の各ガイド体441の溝部441aにそれぞれ
挿入されると共に、挿入部459は、各ガイド体441
の内端面の間に収容される。
【0018】
【発明の効果】発明によれば、中空厚肉部の横側壁と
固着部の横側壁が整列するので、中空厚肉部の横側壁
が装飾部の曲げ力に抗するとともに、固着部の横側壁
が中空厚肉部の横側壁と相俟って装着具に作用する曲げ
力に抗する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサイドモールの第実施例の一部
分を示す斜視図。
【図2】クリップホルダを含む断面で図のサイドモー
ルを切断した断面図。
【図3】本発明によるサイドモールの第実施例の一部
分を示す斜視図。
【図4】クリップホルダを含む断面で図のサイドモー
ルを切断した断面図
【符号の説明】
M3,M4 サイドモール 310 モール本体 320 装飾部 330 中空厚肉部 332 横側壁 334 裏面壁 340,440 クリップホルダ(固着部) 342 横側壁 344,444 係止体 350,450 クリップ(装着具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱邊 健二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 青木 修 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平3−220039(JP,A) 特開 平3−166915(JP,A) 実開 昭59−172046(JP,U) 実公 昭56−52118(JP,Y2) 実公 昭51−22418(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04 B29C 45/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾部と固着部を具えたモール本体と、
    前記固着部に取付けられる装着具とを組合わせてなる自
    動車用サイドプロテクターモールにおいて、 前記装飾部の裏面に中空厚肉部を設け、前記固着部を前
    記装飾部から離間させて前記中空厚肉部に設けるととも
    に、 前記装飾部がC字形であり、前記中空厚肉部が前記装飾
    部の裏面から離れる方向に延びる横側壁と前記横側壁の
    先端につながる裏面壁によって形成されており、前記固
    着部が前記裏面壁から離れる方向に延び且つ前記中空厚
    肉部の前記横側壁と整列する横側壁を有してなる、 自動車用サイドプロテクターモール。
JP02303994A 1993-01-25 1994-01-25 自動車用サイドプロテクターモール Expired - Fee Related JP3148787B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02303994A JP3148787B2 (ja) 1993-01-25 1994-01-25 自動車用サイドプロテクターモール

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-29734 1993-01-25
JP2973493 1993-01-25
JP5-29733 1993-01-25
JP2973393 1993-01-25
JP02303994A JP3148787B2 (ja) 1993-01-25 1994-01-25 自動車用サイドプロテクターモール

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000246281A Division JP3474154B2 (ja) 1993-01-25 2000-08-15 自動車用サイドプロテクターモール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06278550A JPH06278550A (ja) 1994-10-04
JP3148787B2 true JP3148787B2 (ja) 2001-03-26

Family

ID=27284077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02303994A Expired - Fee Related JP3148787B2 (ja) 1993-01-25 1994-01-25 自動車用サイドプロテクターモール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3148787B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD991631S1 (en) * 2020-04-30 2023-07-11 Victoria Anne French Garment with pouch
USD992237S1 (en) * 2020-04-30 2023-07-18 Victoria Anne French Garment with pouch

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6681543B2 (en) 2001-03-28 2004-01-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Vehicle molding and method for attaching the vehicle molding
JP4006966B2 (ja) * 2001-08-24 2007-11-14 豊田合成株式会社 車両用モールの取付方法及び取付構造
JP2005098437A (ja) 2003-09-26 2005-04-14 Tokai Kogyo Co Ltd 成形品組立体及び装着具
JP4615306B2 (ja) * 2004-12-21 2011-01-19 株式会社ファルテック 車両用成形品
CN103003047B (zh) * 2010-07-08 2015-01-14 东海兴业株式会社 复合模制制品及其制造方法
DE102017121449A1 (de) * 2017-09-15 2019-03-21 Böllhoff Verbindungstechnik GmbH Befestigungselement zum lösbaren Verbinden von zwei Bauelementen
CN114834546A (zh) * 2022-04-21 2022-08-02 芜湖毅昌科技有限公司 一种汽车侧裙附件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD991631S1 (en) * 2020-04-30 2023-07-11 Victoria Anne French Garment with pouch
USD992237S1 (en) * 2020-04-30 2023-07-18 Victoria Anne French Garment with pouch

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06278550A (ja) 1994-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3148787B2 (ja) 自動車用サイドプロテクターモール
US6598347B2 (en) Weather strip
EP1375255A2 (en) Structure of coupling vehicle body exterior parts to each other
JP3575742B2 (ja) 自動車用内装部品
JPS604443A (ja) バンパ−サイドの取付構造
JP3474154B2 (ja) 自動車用サイドプロテクターモール
JP2008032040A (ja) クリップ及びクリップを用いた取付構造
JP2897972B2 (ja) 自動車用内装部品における装飾体の取付構造
JP3481874B2 (ja) パネル溝部へのモール取付構造
JP3817407B2 (ja) 自動車用モールとその製造方法
JP4208064B2 (ja) 内装部品の合わせ構造
JPH07304401A (ja) センターピラートリム
US6089523A (en) Integral mirror bracket using gas assist
JP3201857B2 (ja) サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造
KR200419956Y1 (ko) 판재 고정용 클립홀더
JPH11247810A (ja) クリップの取付構造
JPH0541084Y2 (ja)
JP2598450Y2 (ja) 自動車用内装部品
JP3465290B2 (ja) フェンダパネルの取付構造
JP3036625B2 (ja) ルーフサイド一体型ピラートリムの取付構造
KR200262983Y1 (ko) 자동차 도어 하부의 가니쉬 취부구조
JPS5918047A (ja) バンパ−と車体との結合構造
JPH05238337A (ja) 車両用バンパー端部の車体取付方法
JP2578383Y2 (ja) モール保持具
JPH06171397A (ja) 自動車用インストルメントパネルとコンソールとの連結部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees