JP3148699B2 - 加熱調理装置 - Google Patents
加熱調理装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室に収容され
た食品等の被加熱物を加熱調理する加熱調理装置に関す
る。
た食品等の被加熱物を加熱調理する加熱調理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】加熱室に収容した食品を加熱調理するた
めの加熱調理装置としては、マグネトロン等による電磁
波を利用した誘電加熱によるもの、熱風等を利用した輻
射加熱によるもの、或いはこれらを組み合わせて用いた
もの等が開発されている。更には、加熱室内に水蒸気を
供給しつつ上述のような加熱を行なうものも知られてい
る(例えば、特公昭59−22132号公報、特開平8
−49854号公報、特開平9−4849号公報参
照)。
めの加熱調理装置としては、マグネトロン等による電磁
波を利用した誘電加熱によるもの、熱風等を利用した輻
射加熱によるもの、或いはこれらを組み合わせて用いた
もの等が開発されている。更には、加熱室内に水蒸気を
供給しつつ上述のような加熱を行なうものも知られてい
る(例えば、特公昭59−22132号公報、特開平8
−49854号公報、特開平9−4849号公報参
照)。
【0003】図9は、熱風を用いた従来の加熱調理装置
であるスチームオーブンの構成図である。加熱室41内
部には被加熱物を載置するためのトレー42が配設さ
れ、加熱室41内壁背面には加熱ユニットを収容する鉢
形状の凹部43が形成されている。凹部43の後方に設
置されたファンモータ44のモータ回転軸45は該凹部
43の後壁を貫通し、その先端にファン46が固定され
ている。ファン46の外周には該ファン46を周回して
シーズ線ヒータ47が設けられ、図示しない回路より電
力が供給されて加熱される。ファン46は内周側前方か
ら空気を吸い込んで外周側に送り出す構造となってお
り、送り出された空気はヒータ47に接触して加熱され
加熱室41内に戻る。
であるスチームオーブンの構成図である。加熱室41内
部には被加熱物を載置するためのトレー42が配設さ
れ、加熱室41内壁背面には加熱ユニットを収容する鉢
形状の凹部43が形成されている。凹部43の後方に設
置されたファンモータ44のモータ回転軸45は該凹部
43の後壁を貫通し、その先端にファン46が固定され
ている。ファン46の外周には該ファン46を周回して
シーズ線ヒータ47が設けられ、図示しない回路より電
力が供給されて加熱される。ファン46は内周側前方か
ら空気を吸い込んで外周側に送り出す構造となってお
り、送り出された空気はヒータ47に接触して加熱され
加熱室41内に戻る。
【0004】また、加熱室41には蒸気発生器48が付
設されており、ヒータ481に電力を供給し水槽482
内の水を加熱気化して得た水蒸気が加熱室41に供給さ
れる。水蒸気は、熱風による加熱時の食品表面の乾燥を
防止するのに有効であるのみならず、加熱効率を向上す
るためにも有用である。すなわち、水蒸気(特に過熱蒸
気)を加えつつ加熱を行なうと食品に接触した水蒸気か
らより多量の熱量を食品に与えることができるため、水
蒸気を加えない場合と比較して調理時間を短縮すること
ができる。
設されており、ヒータ481に電力を供給し水槽482
内の水を加熱気化して得た水蒸気が加熱室41に供給さ
れる。水蒸気は、熱風による加熱時の食品表面の乾燥を
防止するのに有効であるのみならず、加熱効率を向上す
るためにも有用である。すなわち、水蒸気(特に過熱蒸
気)を加えつつ加熱を行なうと食品に接触した水蒸気か
らより多量の熱量を食品に与えることができるため、水
蒸気を加えない場合と比較して調理時間を短縮すること
ができる。
【0005】上記構成の加熱調理装置では、シーズ線ヒ
ータ47は表面が耐熱性絶縁体で被覆されており且つ表
面積を構造上広くすることが困難であるため、空気との
熱交換効率が比較的低い。このため、過大な電力を該ヒ
ータに供給すると、その内部が一時的に過度の高温にな
り発熱線の断線等の破損の恐れがあり、迅速に昇温を実
行したい場合であっても供給する電力の最大値を制限せ
ざるをえなかった。
ータ47は表面が耐熱性絶縁体で被覆されており且つ表
面積を構造上広くすることが困難であるため、空気との
熱交換効率が比較的低い。このため、過大な電力を該ヒ
ータに供給すると、その内部が一時的に過度の高温にな
り発熱線の断線等の破損の恐れがあり、迅速に昇温を実
行したい場合であっても供給する電力の最大値を制限せ
ざるをえなかった。
【0006】このような問題に鑑み、本願発明者らは特
願平9−82139号において新規な構成を有する加熱
調理装置を提案している。すなわち、この加熱調理装置
は、被加熱物を収容するための加熱室と、該加熱室の背
面に取り付けた絶縁体から成る略円筒鉢形状の凹部と、
該凹部内に設け中央前方より吸引した空気を外周側へ送
るファンと、前記凹部の内側にファンの外周を取り囲ん
で配設した円筒形状の発熱体と、前記凹部の外側に巻回
したコイルと、該コイルに高周波電力を供給して前記発
熱体を誘導加熱する電力供給手段とを備えている。
願平9−82139号において新規な構成を有する加熱
調理装置を提案している。すなわち、この加熱調理装置
は、被加熱物を収容するための加熱室と、該加熱室の背
面に取り付けた絶縁体から成る略円筒鉢形状の凹部と、
該凹部内に設け中央前方より吸引した空気を外周側へ送
るファンと、前記凹部の内側にファンの外周を取り囲ん
で配設した円筒形状の発熱体と、前記凹部の外側に巻回
したコイルと、該コイルに高周波電力を供給して前記発
熱体を誘導加熱する電力供給手段とを備えている。
【0007】この加熱調理装置では、凹部の周壁を隔て
て発熱体とコイルとを極めて近接して配置することがで
きるので、コイルにより誘起される磁束がより多く発熱
体の内部開口を通過する。また、発熱体には主として周
回方向に誘導電流が流れる。このため、加熱効率が良
く、食品を迅速に且つ食味を損なわずに調理することが
できる。
て発熱体とコイルとを極めて近接して配置することがで
きるので、コイルにより誘起される磁束がより多く発熱
体の内部開口を通過する。また、発熱体には主として周
回方向に誘導電流が流れる。このため、加熱効率が良
く、食品を迅速に且つ食味を損なわずに調理することが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
加熱調理装置において加熱性能を高めるには、コイルの
巻数を多くすることが望ましい。しかしながら、コイル
の巻数を増加するには略円筒形状の凹部を奥行き方向に
長くしなければならず、装置全体の奥行き寸法が大きく
なる。このため、レストラン等の調理室において設置場
所の広さを充分に確保できる場合には問題ないが、そう
でないと設置が困難になる恐れがある。
加熱調理装置において加熱性能を高めるには、コイルの
巻数を多くすることが望ましい。しかしながら、コイル
の巻数を増加するには略円筒形状の凹部を奥行き方向に
長くしなければならず、装置全体の奥行き寸法が大きく
なる。このため、レストラン等の調理室において設置場
所の広さを充分に確保できる場合には問題ないが、そう
でないと設置が困難になる恐れがある。
【0009】本発明はこのような点に鑑みて上記新規の
加熱調理装置を改良したものであり、その主たる目的
は、省スペース化を図りつつ効率的な加熱調理が行なえ
る加熱調理装置を提供することにある。また、他の目的
は、製造が容易であってコスト削減ができる加熱調理装
置を提供することにある。
加熱調理装置を改良したものであり、その主たる目的
は、省スペース化を図りつつ効率的な加熱調理が行なえ
る加熱調理装置を提供することにある。また、他の目的
は、製造が容易であってコスト削減ができる加熱調理装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態、及び
発明の効果】上記課題を解決するために成された本発明
の加熱調理装置は、 a)被加熱物を収容する加熱室と、 b)該加熱室に連通し、その後壁部を平坦な絶縁体として
形成した凹部と、 c)該凹部内に前記加熱室に向けて設けた、中央前方より
吸引した空気を外周側へ送るファンを含む送風手段と、 d)該ファンの外周を取り囲んで前記凹部内に配設した、
該ファンの回転軸方向に平板なリング形状の金属体と、
該金属体の背面側で且つ前記凹部の後壁部の背面に、該
後壁部の前方に位置する前記金属体に沿って前記回転軸
の周囲に平板渦巻状に巻回したコイルと、該コイルに高
周波電力を供給して前記金属体を誘導加熱する電力供給
手段とから成る加熱手段と、を備えることを特徴として
いる。
発明の効果】上記課題を解決するために成された本発明
の加熱調理装置は、 a)被加熱物を収容する加熱室と、 b)該加熱室に連通し、その後壁部を平坦な絶縁体として
形成した凹部と、 c)該凹部内に前記加熱室に向けて設けた、中央前方より
吸引した空気を外周側へ送るファンを含む送風手段と、 d)該ファンの外周を取り囲んで前記凹部内に配設した、
該ファンの回転軸方向に平板なリング形状の金属体と、
該金属体の背面側で且つ前記凹部の後壁部の背面に、該
後壁部の前方に位置する前記金属体に沿って前記回転軸
の周囲に平板渦巻状に巻回したコイルと、該コイルに高
周波電力を供給して前記金属体を誘導加熱する電力供給
手段とから成る加熱手段と、を備えることを特徴として
いる。
【0011】
【0012】本発明に係る加熱調理装置では、電力供給
手段がコイルに高周波電力を供給すると、コイルにリン
グ形状の金属体の内側開口を通過する交番磁束が発生す
る。この磁束により金属体には周回方向に交流電流が誘
起され、金属体自体が誘導加熱される。送風手段は、加
熱室内の空気を吸い込んで発熱した金属体へ向けて送り
出す。該空気は金属体と接触して熱交換を行なうことに
より加熱されて、加熱室内に戻る。これにより、加熱室
内部の温度は上昇し、収容されている被加熱物は加熱調
理される。この発明の構成では、金属体は凹部の奥行き
方向(つまりファンの回転軸方向)に平板状であり、コ
イルはその奥行き方向に直交する平面内で巻回される。
このため、凹部を薄型化することができる。また、凹部
の奥行き方向の厚さはコイルの巻数とは無関係なので、
凹部の薄さを維持したままコイルの巻数を増やすことが
できる。
手段がコイルに高周波電力を供給すると、コイルにリン
グ形状の金属体の内側開口を通過する交番磁束が発生す
る。この磁束により金属体には周回方向に交流電流が誘
起され、金属体自体が誘導加熱される。送風手段は、加
熱室内の空気を吸い込んで発熱した金属体へ向けて送り
出す。該空気は金属体と接触して熱交換を行なうことに
より加熱されて、加熱室内に戻る。これにより、加熱室
内部の温度は上昇し、収容されている被加熱物は加熱調
理される。この発明の構成では、金属体は凹部の奥行き
方向(つまりファンの回転軸方向)に平板状であり、コ
イルはその奥行き方向に直交する平面内で巻回される。
このため、凹部を薄型化することができる。また、凹部
の奥行き方向の厚さはコイルの巻数とは無関係なので、
凹部の薄さを維持したままコイルの巻数を増やすことが
できる。
【0013】このように本発明の加熱調理装置によれ
ば、電磁誘導の加熱効率を損なうことなく、加熱ユニッ
トを薄型化することができる。このため、省スペース化
を図ることができ、例えば狭いスペースに加熱調理装置
を設置することができる。また、コイルが平板渦巻形状
であるので、製造が容易であって低コスト化が図れる。
ば、電磁誘導の加熱効率を損なうことなく、加熱ユニッ
トを薄型化することができる。このため、省スペース化
を図ることができ、例えば狭いスペースに加熱調理装置
を設置することができる。また、コイルが平板渦巻形状
であるので、製造が容易であって低コスト化が図れる。
【0014】
【0015】また、この構成によれば、凹部の後壁部に
よってコイルを安定的に支持することができるので、構
造が簡単であってコストも安価になる。
よってコイルを安定的に支持することができるので、構
造が簡単であってコストも安価になる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る加熱調理装置の一実施例
を図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施例の加
熱調理装置の要部の側面略断面を示す構成図、図2は本
実施例における加熱ユニットの正面図、図3は発熱体の
外観斜視図である。
を図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施例の加
熱調理装置の要部の側面略断面を示す構成図、図2は本
実施例における加熱ユニットの正面図、図3は発熱体の
外観斜視図である。
【0024】箱形の加熱室1の前面開口はドア2により
略密閉可能となっており、加熱室1の後方には加熱ユニ
ット10が設けられている。加熱ユニット10は、送風
手段と、電磁誘導加熱による加熱手段と、必要に応じて
送風手段近傍に水を送出する送水手段とから成る。
略密閉可能となっており、加熱室1の後方には加熱ユニ
ット10が設けられている。加熱ユニット10は、送風
手段と、電磁誘導加熱による加熱手段と、必要に応じて
送風手段近傍に水を送出する送水手段とから成る。
【0025】加熱手段は、加熱室1の後壁1aに固定さ
れた偏平椀形状の絶縁体から成るケース11と、ケース
11内部の外周側に配設された図3に示すような平板リ
ング形状の発熱体12と、ケース11後壁外側において
発熱体12に対応して平板渦巻状に巻回されたコイル1
3と、コイル13に高周波電力を供給するインバータ制
御回路を含む高周波電源部14とから構成される。
れた偏平椀形状の絶縁体から成るケース11と、ケース
11内部の外周側に配設された図3に示すような平板リ
ング形状の発熱体12と、ケース11後壁外側において
発熱体12に対応して平板渦巻状に巻回されたコイル1
3と、コイル13に高周波電力を供給するインバータ制
御回路を含む高周波電源部14とから構成される。
【0026】送風手段は、ケース11の後方に配置され
たファンモータ15と、ケース11後壁中央を貫通した
回転軸16の先端に取り付けられたファン17とから構
成される。このファン17は、中央前方から吸い込んだ
空気を翼体の外周側へ送り出す構造を有しており、これ
に対応して加熱室1の後壁1aには、図2に示すよう
に、ファン17内周側に吸気孔3が、発熱体12の外周
側に吹出孔4が設けられている。
たファンモータ15と、ケース11後壁中央を貫通した
回転軸16の先端に取り付けられたファン17とから構
成される。このファン17は、中央前方から吸い込んだ
空気を翼体の外周側へ送り出す構造を有しており、これ
に対応して加熱室1の後壁1aには、図2に示すよう
に、ファン17内周側に吸気孔3が、発熱体12の外周
側に吹出孔4が設けられている。
【0027】また、送水手段は、ファン17の中央付近
に放水口19を有する送水管18と、該送水管18に貯
水槽21から吸引した水を送出する送水ポンプ20とか
ら構成される。なお、図示していないが、加熱室1の底
面には結露して滴下した水を排出するためのドレインが
設けられ、加熱室1の側面又は上面には内部圧力が異常
に上昇することを防止するための排気口が設けられてい
る。
に放水口19を有する送水管18と、該送水管18に貯
水槽21から吸引した水を送出する送水ポンプ20とか
ら構成される。なお、図示していないが、加熱室1の底
面には結露して滴下した水を排出するためのドレインが
設けられ、加熱室1の側面又は上面には内部圧力が異常
に上昇することを防止するための排気口が設けられてい
る。
【0028】上記構成において、高周波電源部14から
コイル13に高周波電流が供給されると、発熱体12中
央の円形開口を通過する磁束が生じ、該磁束によって発
熱体12の周回方向に誘導電流が流れる。この誘導電流
が発熱体12中を流れる際にジュール熱が発生し、発熱
体12自体が加熱される。勿論、磁束の一部は発熱体1
2を垂直又は斜めに貫通しこれにより局所的に渦電流も
発生するが、発熱量全体としては発熱体12を周回する
電流によるものが支配的である。
コイル13に高周波電流が供給されると、発熱体12中
央の円形開口を通過する磁束が生じ、該磁束によって発
熱体12の周回方向に誘導電流が流れる。この誘導電流
が発熱体12中を流れる際にジュール熱が発生し、発熱
体12自体が加熱される。勿論、磁束の一部は発熱体1
2を垂直又は斜めに貫通しこれにより局所的に渦電流も
発生するが、発熱量全体としては発熱体12を周回する
電流によるものが支配的である。
【0029】ファンモータ15によりファン17が回転
駆動されると(回転速度は例えば2700rpm程
度)、吸気孔3を介して加熱室1よりケース11内に吸
い込まれた空気はファン17の外周側へ送られ、発熱体
12に接触して加熱される。この熱風は吹出孔4から加
熱室1内へと送り出され、図1中に矢印で示すように、
加熱室1内を巡って再び吸気孔3からケース11内へ吸
い込まれる。このように加熱室1内とケース11内とを
空気が循環することにより、加熱室1内部の温度は上昇
し、加熱室1内に収容された図示していない食品は加熱
調理される。
駆動されると(回転速度は例えば2700rpm程
度)、吸気孔3を介して加熱室1よりケース11内に吸
い込まれた空気はファン17の外周側へ送られ、発熱体
12に接触して加熱される。この熱風は吹出孔4から加
熱室1内へと送り出され、図1中に矢印で示すように、
加熱室1内を巡って再び吸気孔3からケース11内へ吸
い込まれる。このように加熱室1内とケース11内とを
空気が循環することにより、加熱室1内部の温度は上昇
し、加熱室1内に収容された図示していない食品は加熱
調理される。
【0030】加熱室1内に水蒸気を供給する場合には、
送水ポンプ20により送水管18へ水を送出し、放水口
19から水を滴下する。滴下した水は高速回転している
ファン17の翼体に当たって微細な水滴となって飛散
し、上述の空気流に乗ってファン17の外周側へ送られ
る。該空気中の微細水滴は発熱体12自体又はその近傍
の熱い空気に接触して気化し、水蒸気となって加熱室1
内へ送り込まれる。これにより、食品の乾燥を防止でき
るとともに、既述のように食品表面に付着する水蒸気の
潜熱によって、より効率的に食品に熱を与えることがで
きる。
送水ポンプ20により送水管18へ水を送出し、放水口
19から水を滴下する。滴下した水は高速回転している
ファン17の翼体に当たって微細な水滴となって飛散
し、上述の空気流に乗ってファン17の外周側へ送られ
る。該空気中の微細水滴は発熱体12自体又はその近傍
の熱い空気に接触して気化し、水蒸気となって加熱室1
内へ送り込まれる。これにより、食品の乾燥を防止でき
るとともに、既述のように食品表面に付着する水蒸気の
潜熱によって、より効率的に食品に熱を与えることがで
きる。
【0031】この実施例の加熱調理装置の構成によれ
ば、略垂直平面内に渦巻状のコイル13を配設し、その
コイル13と平板状の発熱体12とを奥行き方向に並べ
て配置したので、ケース11の奥行き方向の厚さを増や
すことなしにコイル13の巻数を増加させることができ
る。このため、例えば円筒形状の発熱体を用い、その外
周側に筒状にコイルを巻回した構成と比較して、ケース
11を格段に薄型化することができる。また、平板渦巻
状のコイル13は電磁調理器等にも利用されており、製
造が容易であるので、加熱ユニット10を安価なコスト
で製造することができる。
ば、略垂直平面内に渦巻状のコイル13を配設し、その
コイル13と平板状の発熱体12とを奥行き方向に並べ
て配置したので、ケース11の奥行き方向の厚さを増や
すことなしにコイル13の巻数を増加させることができ
る。このため、例えば円筒形状の発熱体を用い、その外
周側に筒状にコイルを巻回した構成と比較して、ケース
11を格段に薄型化することができる。また、平板渦巻
状のコイル13は電磁調理器等にも利用されており、製
造が容易であるので、加熱ユニット10を安価なコスト
で製造することができる。
【0032】上記実施例の加熱調理装置では、発熱体1
2の抵抗率が低いと同じ加熱電力を発生するためにより
大きな高周波電流を供給しなければならず、高周波電源
部14が大規模なものとなる。このため、発熱体12を
構成する金属材料の抵抗率は適度に高いことが好まし
い。また、耐熱性は勿論のこと、水蒸気が接触するので
耐腐食性も必要である。このようなことを勘案すると、
発熱体12としてはステンレススチール、ニッケルを多
く含有する鉄系金属(例えば大同インクアロイ社販売の
インコネル等)等が適当である。
2の抵抗率が低いと同じ加熱電力を発生するためにより
大きな高周波電流を供給しなければならず、高周波電源
部14が大規模なものとなる。このため、発熱体12を
構成する金属材料の抵抗率は適度に高いことが好まし
い。また、耐熱性は勿論のこと、水蒸気が接触するので
耐腐食性も必要である。このようなことを勘案すると、
発熱体12としてはステンレススチール、ニッケルを多
く含有する鉄系金属(例えば大同インクアロイ社販売の
インコネル等)等が適当である。
【0033】また、発熱体12の抵抗を増加させるとと
もに周囲の空気との接触面積を大きくして熱交換効率を
向上させるには、発熱体12の形状を適当に変えること
が有効である。
もに周囲の空気との接触面積を大きくして熱交換効率を
向上させるには、発熱体12の形状を適当に変えること
が有効である。
【0034】図4は上記実施例とは形状の異なる発熱体
の一実施例を用いた加熱調理装置の加熱ユニット10の
正面図、図5は図4中のA1−A2線断面図である。この
実施例では、図5に示すように、発熱体12として断面
を波形形状に加工した金属板を用い、しかもその波の谷
部及び山部がファン17による空気流の方向に沿うよう
に発熱体12が成型されている。このため、発熱体12
の周回方向の距離が長くなるので電気抵抗が増加し、発
熱効率が良くなる。また、表面積も平板状の発熱体と比
較して格段に広くなるので、熱交換効率も良くなる。更
に、発熱体が空気の整流作用を有するので、ファン17
により発生する空気の流れがスムーズになり、送風効率
が良くなる。このため、発熱体12で発生した熱がケー
ス11内にこもらず、加熱室1内部が効率的に加熱され
る。
の一実施例を用いた加熱調理装置の加熱ユニット10の
正面図、図5は図4中のA1−A2線断面図である。この
実施例では、図5に示すように、発熱体12として断面
を波形形状に加工した金属板を用い、しかもその波の谷
部及び山部がファン17による空気流の方向に沿うよう
に発熱体12が成型されている。このため、発熱体12
の周回方向の距離が長くなるので電気抵抗が増加し、発
熱効率が良くなる。また、表面積も平板状の発熱体と比
較して格段に広くなるので、熱交換効率も良くなる。更
に、発熱体が空気の整流作用を有するので、ファン17
により発生する空気の流れがスムーズになり、送風効率
が良くなる。このため、発熱体12で発生した熱がケー
ス11内にこもらず、加熱室1内部が効率的に加熱され
る。
【0035】また、図6〜図8は発熱体12の他の実施
例を示す断面図である。図6の実施例は、金属板を鋭角
状の襞に形成したものである。また、図7の実施例は、
電磁誘導による発熱に寄与する金属板12aと、主とし
て空気との熱交換に寄与する放熱フィン12bとを接合
したものである。また、図8の実施例は、電磁誘導によ
る発熱に寄与する金属板12aを、放熱フィン12bと
その放熱フィン12bと同一又は別の金属支持板12c
とで挟み込んで接合したものである。
例を示す断面図である。図6の実施例は、金属板を鋭角
状の襞に形成したものである。また、図7の実施例は、
電磁誘導による発熱に寄与する金属板12aと、主とし
て空気との熱交換に寄与する放熱フィン12bとを接合
したものである。また、図8の実施例は、電磁誘導によ
る発熱に寄与する金属板12aを、放熱フィン12bと
その放熱フィン12bと同一又は別の金属支持板12c
とで挟み込んで接合したものである。
【0036】図7及び図8の実施例では、金属板12a
としては上述のようにステンレススチール等を使用する
ことができる。一方、放熱フィン12bとしては、電磁
誘導による発熱は生じにくくてもよいが熱を良好に伝導
するものが好ましく、例えばアルミニウム等を利用する
ことができる。アルミニウムは加工性も良好であるの
で、フィンの形成も容易である。
としては上述のようにステンレススチール等を使用する
ことができる。一方、放熱フィン12bとしては、電磁
誘導による発熱は生じにくくてもよいが熱を良好に伝導
するものが好ましく、例えばアルミニウム等を利用する
ことができる。アルミニウムは加工性も良好であるの
で、フィンの形成も容易である。
【0037】なお、上記実施例では加熱ユニット10を
加熱室1の後方に設けているが、本発明はこれに限定さ
れず、加熱室1の側面や上面に設けてもよい。また、上
記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変
更や修正を行なえることは明らかである。
加熱室1の後方に設けているが、本発明はこれに限定さ
れず、加熱室1の側面や上面に設けてもよい。また、上
記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変
更や修正を行なえることは明らかである。
【図1】 本発明の実施例による加熱調理装置の構成
図。
図。
【図2】 本実施例の加熱調理装置の加熱ユニットの正
面図。
面図。
【図3】 本実施例の発熱体の外観斜視図。
【図4】 他の実施例による発熱体を用いた加熱ユニッ
トの正面図。
トの正面図。
【図5】 図4中のA1−A2線断面図。
【図6】 他の実施例による発熱体の断面図。
【図7】 他の実施例による発熱体の断面図。
【図8】 他の実施例による発熱体の断面図。
【図9】 従来の加熱調理装置の構成図。
1…加熱室 1a…後壁 3…吸気孔 4…吹出孔 10…加熱ユニット 11…ケース 12…発熱体 12a…金属板 12b…放熱フィ
ン 13…コイル 14…高周波電源
部 15…ファンモータ 16…回転軸 17…ファン 18…送水管 19…放水口 20…送水ポンプ 21…貯水槽
ン 13…コイル 14…高周波電源
部 15…ファンモータ 16…回転軸 17…ファン 18…送水管 19…放水口 20…送水ポンプ 21…貯水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 1/00 360 F24C 1/00 310 F24C 1/00 370 F24C 7/00 H05B 6/12 302
Claims (1)
- 【請求項1】 a)被加熱物を収容する加熱室と、 b)該加熱室に連通し、その後壁部を平坦な絶縁体として
形成した凹部と、 c)該凹部内に前記加熱室に向けて設けた、中央前方より
吸引した空気を外周側へ送るファンを含む送風手段と、 d)該ファンの外周を取り囲んで前記凹部内に配設した、
該ファンの回転軸方向に平板なリング形状の金属体と、
該金属体の背面側で且つ前記凹部の後壁部の背面に、該
後壁部の前方に位置する前記金属体に沿って前記回転軸
の周囲に平板渦巻状に巻回したコイルと、該コイルに高
周波電力を供給して前記金属体を誘導加熱する電力供給
手段とから成る加熱手段と、 を備えることを特徴とする加熱調理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28599697A JP3148699B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 加熱調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28599697A JP3148699B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 加熱調理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108359A JPH11108359A (ja) | 1999-04-23 |
| JP3148699B2 true JP3148699B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=17698668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28599697A Expired - Fee Related JP3148699B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 加熱調理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3148699B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2362306A (en) * | 2000-02-19 | 2001-11-14 | Malcolm Robert Snowball | Eddy current heating of fluid flow impeller |
| JP5855478B2 (ja) * | 2012-01-27 | 2016-02-09 | 株式会社ネオシス | スチームオーブン |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2896357B2 (ja) | 1997-03-13 | 1999-05-31 | 食品産業電子利用技術研究組合 | 加熱調理装置 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28599697A patent/JP3148699B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2896357B2 (ja) | 1997-03-13 | 1999-05-31 | 食品産業電子利用技術研究組合 | 加熱調理装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11108359A (ja) | 1999-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |