JP3148552B2 - バスケット - Google Patents

バスケット

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JP3148552B2
JP3148552B2 JP06442695A JP6442695A JP3148552B2 JP 3148552 B2 JP3148552 B2 JP 3148552B2 JP 06442695 A JP06442695 A JP 06442695A JP 6442695 A JP6442695 A JP 6442695A JP 3148552 B2 JP3148552 B2 JP 3148552B2
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Honda Access Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクータ用荷物かご
等に用いられるワイヤー式のバスケットであって、出荷
時などに複数を積み重ねて運搬するものに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなバスケットの一従来例を図5
に示す。このバスケットは全体が略箱状をなして上部が
開口する状態で組合された複数のワイヤーで構成され
る。
【0003】ワイヤーは上下方向並びに底部を水平方向
に延びる縦ロッド1と、この縦ロッドと交差してバスケ
ットの側面を閉ループ状に巻くリングからなる。リング
は開口部周縁を形成するトップリング2とその下方に位
置する複数の下部リングからなる。
【0004】この例の場合は、下部リングがセカンドリ
ング3とそのさらに下方に設けられるサードリング4と
を備えている。各リング2、3、4はいずれも縦ロッド
1の外側を巻いており、かつ縦ロッド1とその交差部で
それぞれ溶接されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なバスケットを大量に搬送する場合には、一つのバスケ
ットAの底部を他のバスケットBの開口部から内側へ入
れて積み重ねる場合がある。
【0006】すると、セカンドリング3及びサードリン
グ4が図中に仮想線で示す他のバスケットBの縦ロッド
1の内側に接触して下方移動を停止する。しかし、たく
さん重なれば自重でどんどん下側のバスケットBの内下
方へ食い込むので、両ロッドの接触部におけるコーティ
ング6の損傷を防止する必要があり、他のバスケットB
の底部に食い込み防止用の発泡スチロールブロック5な
どを必要とした。
【0007】したがって、このような発泡スチロールブ
ロック5などを不要にでき、かつ積み重ね時におけるコ
ーティング6の損傷を防止する構造が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るバスケットは、上部が開口されかつ側
面視が上方に向かって開くテーパー状をなし、積み重ね
可能な略箱状のワイヤー式バスケットであって、上下方
向に延びる複数の縦ロッドと、この縦ロッドと交差する
閉ループ状に設けられコーテイングされたワイヤーで構
成されるリングとを備えたものにおいて、リングは開口
部周囲を縁取るトップリングと、このトップリングより
下方に位置する2以上の下部リングとを備え、トップリ
ングを縦ロッドの内側へ配設し、下部リングの少なくと
も一つを縦ロッドの外側へ配設し、平面視でトップリン
グと重なるように設け、複数のバスケットを積み重ねた
とき、上側のバスケットにおける下部リングのうちの一
部で縦ロッドの外側へ配設されたものが下側のバスケッ
トのトップリングと上下方向で重なり、かつ上側のバス
ケットにおける下部リングのうち前記下側のバスケット
のトップリングと重なるものよりも下方のものが、下側
のバスケットの内側に入るとともに下側のバスケットの
縦ロッドと非接触になるように構成したことを特徴とす
る。
【0009】このときさらに、トップリングのコーナー
部を、下部リングのうち平面視で重なるもののコーナー
部よりも大アールにすることもできる。
【0010】
【発明の効果】 バスケットを積み重ねると、上側のバス
ケットの下部リングのうち少なくとも一つの下部リング
は縦ロッドの外側に設けられ、平面視でトップリングと
重なるように配設されているため、この下部リングが下
側のバスケットの開口部におけるトップリングとが重な
るので、上側のバスケットにおける下部リングのいずれ
かと下側のバスケットのトップリングとが上下方向で当
接し、上側のバスケットをそれ以上食い込まないように
位置決めする。このため、食い込み防止用の部材を不要
にできる。
【0011】そのうえ、上側のバスケットにおける下部
リングのうち、下側のバスケットのトップリングと重な
るものよりも下方のものは、下側のバスケットの内側に
入るとともに下側のバスケットの縦ロッドと非接触にな
る。このため、下部リングが縦ロッドと接触することに
よるコーティングの損傷もなくなる。
【0012】また、バスケットを積み重ねたときにおけ
る上側のバスケットの下部リングと下側のバスケットの
トップリングとの接触は線接触になるため、コーティン
グの損傷する可能性はさらに少なくなる。
【0013】さらに、上側のバスケットの下部リングと
下側のバスケットのトップリングが重なるとき、トップ
リングのコーナー部をこれと重なる下部リングのコーナ
ー部よりも大アールにすると、両リングの製造公差が大
きくても、上側のバスケットの下部リングと下側のバス
ケットのトップリングとがあまりずれずに重なるように
なる。
【0014】
【実施例】図面に基づいてスクータ用荷かごとして構成
された一実施例を説明する。図1は2つのバスケットを
積み重ねた状態における要部の拡大断面図であり、図2
は本実施例に係るバスケットの全体正面図、図3はバス
ケット平面図のうち一つのコーナー部を示す図、図4は
2つのバスケットを重ねた状態における略右半分側正面
図である。
【0015】これらの図において、バスケットは複数の
ロッドを組合せて上部が開口する略箱状に形成されたワ
イヤー式のものであり、ワイヤーは側面を上下方向へ延
びる縦ロッド10と、これらと交差してバスケットの周
囲を閉ループ状に巻き、縦ロッド10との交点で溶接さ
れる複数のリングとからなり、リングは上方からトップ
リング20、セカンドリング30、サードリング40の
3本で構成される。
【0016】縦ロッド10はリングよりも若干細いワイ
ヤーを用いて形成され、中央部を底部50(図3参
照)、両側を上方に向かって斜めに外方へ開くようなテ
ーパー状に折り曲げられ、バスケットの側面壁と底部壁
を構成している。
【0017】トップリング20は縦ロッド10上端11
の内側に溶接されてバスケットの開口部における内のり
を形成してる。セカンドリング30はトップリング20
の下方へ縦ロッド10の外側を通って平行に配設され、
図1及び図3に明らかなように平面視でトップリング2
0とほぼ重なるようになっている。
【0018】すなわち、トップリング20及びセカンド
リング30の線径をD、縦ロッド10の線径をdとすれ
ば、トップリング20からhだけ離れているセカンドリ
ング30の位置で約D+dだけ縦ロッド10が内方へ寄
っていると、トップリング20とセカンドリング30が
平面視で重なることになる。
【0019】この場合、セカンドリング30の位置をよ
り上方、すなわちトップリング20とセカンドリング3
0の間隔をhより小さくすれば、セカンドリング30が
トップリング20と縦ロッド10の端面11もしくは縦
ロッド10の端面11のみへ重なるようにすることもで
きる。
【0020】しかも、上側のバスケットAのセカンドリ
ング30が下側のバスケットBのトップリング20と重
なるので、下側のバスケットBから上方へ突出する上側
のバスケットAの高さはトップリング20とセカンドリ
ング30間の距離hだけとなり、同じ積み重ね高さの場
合にはより多くのバスケットを積み重ね可能になる。
【0021】なお、図3に明らかなように、トップリン
グ20のコーナー部21はセカンドリング30のコーナ
ー部31に対してより大アールに形成されている。な
お、セカンドリング30及びサードリング40は下部リ
ングを構成する。
【0022】次に、本実施例の作用を説明する。図1及
び図4に示すように、運搬時などにおいて複数のバスケ
ットを積み上げる場合、上側のバスケットAの底部50
を下側のバスケットBの開口部内へ入れて重ねる。
【0023】このとき、上側のバスケットAのセカンド
リング30が下側のバスケットBのトップリング20と
重なるので、セカンドリング30及びトップリング20
がストッパーとなって上側のバスケットAが下側のバス
ケットB内へ必要以上に食い込まないように位置決めで
き、従来の食い込み防止用ブロックを不要にできる。
【0024】また、トップリング20とセカンドリング
30は線接触状態になるとともに、上側のバスケットA
のサードリング40もトップリング20が内側になって
いる分だけ下側のバスケットBの縦ロッド10に対して
S(図1)なるクリアランスを有し、縦ロッド10と非
接触になるので、コーティング60の損傷を極力防止で
きる。
【0025】そのうえ、コーナー部21をコーナー部3
1よりも大アールとしたので、トップリング20及びセ
カンドリング30の製造公差があっても、上側のバスケ
ットAのセカンドリング30と下側のバスケットBのト
ップリング20とがあまりずれずに当接することができ
る。
【0026】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々に変形可能である。なお、下部リングの数は2以上
の任意数にできる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】積み重ね時における実施例要部の拡大部分断面
【図2】実施例のバスケット正面図
【図3】同上平面図における一つのコーナー部を示す図
【図4】積み重ね状態における実施例の略右半分正面図
【図5】従来例の図4に相当する図
【符号の説明】
10:縦ロッド、11:上端、20:トップリング、2
1:コーナー部、30:セカンドリング、31:コーナ
ー部、60:コーテイグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 9/00 B65D 21/00 - 21/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が開口されかつ側面視が上方に向かっ
    て開くテーパー状をなし、積み重ね可能な略箱状のワイ
    ヤー式バスケットであって、上下方向に延びる複数の縦
    ロッドと、この縦ロッドと交差する閉ループ状に設けら
    コーテイングされたワイヤーで構成されるリングとを
    備えたものにおいて、 リングは開口部周囲を縁取るトップリングと、このトッ
    プリングより下方に位置する2以上の下部リングとを備
    え、トップリングを縦ロッドの内側へ配設し、下部リン
    グの少なくとも一つを縦ロッドの外側へ配設し、平面視
    でトップリングと重なるように設け、 複数のバスケットを積み重ねたとき、上側のバスケット
    における下部リングのうちの一部で縦ロッドの外側へ配
    設されたものが下側のバスケットのトップリングと上下
    方向で重なり、かつ上側のバスケットにおける下部リン
    グのうち前記下側のバスケットのトップリングと重なる
    ものよりも下方のものが、下側のバスケットの内側に入
    るとともに下側のバスケットの縦ロッドと非接触になる
    ように構成 したことを特徴とするバスケット。
  2. 【請求項2】トップリングのコーナー部を、下部リング
    のうち平面視で重なるもののコーナー部よりも大アール
    にしたことを特徴とする請求項1記載のバスケット。
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DE9106443U1 (ja) * 1991-05-25 1992-07-02 Mauser-Werke Gmbh, 5040 Bruehl, De

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