JPH0523508Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0523508Y2
JPH0523508Y2 JP1984129588U JP12958884U JPH0523508Y2 JP H0523508 Y2 JPH0523508 Y2 JP H0523508Y2 JP 1984129588 U JP1984129588 U JP 1984129588U JP 12958884 U JP12958884 U JP 12958884U JP H0523508 Y2 JPH0523508 Y2 JP H0523508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg storage
egg
main body
storage chamber
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1984129588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6145375U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12958884U priority Critical patent/JPS6145375U/ja
Publication of JPS6145375U publication Critical patent/JPS6145375U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0523508Y2 publication Critical patent/JPH0523508Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鶏卵等の卵を複数個収納するように
した卵の包装用容器に関するものである。
〔従来の技術〕
鶏卵を10〜12個程度包装するようにした小売用
の容器は、一般に、合成樹脂シート製の本体と蓋
体とを折曲自在な蝶番部を介して一体的に連接し
て、本体には卵の略下半部が嵌まる卵収容室を、
蓋体には卵の略上半部が嵌まる卵収容室を各々複
数個膨出成形した構造になつており、本体の卵収
容室に卵を収納してから蓋体をかぶせ、本体と蓋
体とのフランジ部をホツチキス止め又は熱融着等
して固着することによつて封止するようにしてい
るのは周知の通りである。
しかし、この従来のものでは、一旦フランジ同
士を固着して封止すると容器は殆ど密封状態にな
つてしまうため、容器内外の通気が悪くなつて卵
の鮮度が急速に落ちると言う問題があつた。
この問題に対して、先行技術として実開昭55−
33272号公報には、蓋体における卵収容室の頂面
部をくり抜き開口することにより、包装後におけ
る容器内部の通気性を向上することが記載されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記先行技術のように、蓋体における
卵収容室の頂面のみを開口したに過ぎない構成で
は、本体における卵収容室内部に空気がこもつた
状態になることは改善できないため、通気性の向
上が不十分であつた。
また、卵を生産地や集荷場から小売店に運送す
る場合、一般にダンボール箱に詰めて運送するよ
うにしており、小売用の容器に包装した状態で段
ボール箱に収納できるようにすると、小売店での
手間を省略できるが、前記先行技術を初めとして
従来の卵包装用容器は、卵を破損することなく安
全に保護した状態で段ボール箱にて運送すること
が困難であると言う問題があつた。
つまり、前記先行技術では、複数個の容器を平
面視で完全に重なつた状態で重ねると、上段に位
置した容器の卵収容室が下段に位置した容器に収
納した卵に接当するため、第9図に示すように、
容器30を縦方向と横方向とに交互にずらした状
態で段ボール箱31に収納することになり、この
ようにすると、下から2段目以上の各段の容器3
0の端部が、段ボール31の2つの内面の箇所に
おいてオーバーハングの状態になるため、運送中
の振動等によつて卵が触れ動き、卵32を破損し
やすくなるのである。
本考案は、包装後における容器内部の通気性を
より向上できるようにすると共に、包装した状態
で卵を破損することなくダンボール箱等で運送で
きるようにした卵包装用容器を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案では、紙製又は合成樹脂薄板製
の本体に、卵の略下半部が嵌まる截頭錐形状の卵
収容室を適宜間隔にて複数個形成し、前記本体に
対する紙製又は合成樹脂薄膜板製の蓋体には、卵
の略上半部に被嵌する卵収容室を前記本体の卵収
容室と同じ間隔で複数個形成して成る卵の包装用
容器において、前記本体における各卵収容室の底
面と蓋体における各卵収容室の頂面とを当該底面
及び頂面の全面にわたつてくり抜き開口し、これ
ら本体の卵収容室におけるくり抜き開口孔の直径
と蓋体の卵収容室におけるくり抜き開口孔の直径
とを、二つの容器を平面視で完全に重複するよう
にして上下に重ね合わせたとき上段に位置した容
器における本体の卵収容室の下端と下段に位置し
た容器における蓋体の卵収容室の上端とが卵に接
当することなく互いに嵌合するよう大小異なる寸
法に設定する構成にしたものである。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、本体における卵収容室
は上下に連通し、包装後における容器内部には上
下方向に空気が流通し得るから、包装後における
容器の通気性が格段に向上し、卵の鮮度低下を従
来よりも格段に低減できる。
また、複数個の容器を積み重ねるにおいては、
各容器を平面視で完全に重複した状態にすると、
上段に位置した容器における本体の卵収容室と、
下段に位置した容器における蓋体の卵収容室と
が、卵に接当することなく嵌まり合うため、複数
個の容器を、平面視で完全に重複した状態で横ず
れ不能の安定した状態に積み重ねることができ、
従つて、卵を包装した多数個の容器を、平面視で
完全に重複した状態で段ボール箱等に収納した場
合、各容器は水平方向及び上下方向に移動不能の
安定した状態に保持され、よつて、容器に包装し
た卵が運送中の振動等によつて破損することを防
止できることになる。
更に、本体における卵収容室の底面と蓋体にお
ける卵収容室の頂面とが開口していて、それら本
体における卵収容室の底面と蓋体における卵収容
室の頂面とが卵に接当することはないから、容器
同士の上下の積み重ね間隔も小さくできることに
なる。
このように本考案によると、卵を包装した容器
を、運送中の振動等による破損を招来することな
く、且つ、デツドスペースを低減した状態でダン
ボール等に収納することができるのであり、この
ことと、容器内の通気性が格段に向上して鮮度を
維持できることにより、小売店で一々詰め替えし
なくとも生産地や集荷場等において包装したもの
を直接店頭に並べることが可能となるから、卵の
包装に要する手間を大幅に軽減できる効果を有す
る。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第6図で示すのは、容器1を紙にて形
成した場合を示す第1の実施例であり、この容器
1は、平面視矩形状の本体2と蓋体3とを備えて
おり、本体2と蓋体3とは、その一側の折曲自在
な蝶番部4にて一体的に連接されている。
前記本体2には卵13の略下半部が嵌まる截頭
円錐形に被嵌する截頭円錐形の卵収容室6が、そ
れぞれ縦方向にピツチaで5列、横列方向にピツ
チbで2列ずつ膨出されており、本体2における
各卵収容室5の底面と蓋体3における各卵収容室
6の頂面とを、それぞれ全面にわたつてくり抜き
開口する(これら卵収容室5,6における底面及
び頂面のくり抜き開口孔をそれぞれ符号12,1
1で示す)。
前記本体2における各卵収容室5の上端にはフ
ランジ8が連接されており、各卵収容室5のフラ
ンジ8を基板14aに接着材にて接着することに
よつて本体2を形成しており、他方、蓋体3にお
ける各卵収容室6の下端にもフランジ10が連接
されており、このフランジ10を基板14bに接
着材にて接着することにより、蓋体3を構成す
る。
前記本体2における卵収容室5の高さh1を蓋
体3における卵収容室6の高さh2よりも高く
し、本体2における卵収容室5の上端の直径と、
蓋体3における卵収容室6の下端の直径とを同じ
寸法Dに設定し、更に、本体2における卵収容室
5の下端の直径d1よりも蓋体3における頂面の
寸法d2を小径に設定して、本体2における各卵
収容室5の円錐角θ1を、蓋体3における卵収容
室6の円錐角θ2より小さくして、卵13を、本
体2における卵収容室5の上部内面で支持するよ
うにしている。
そして、本体2における卵収容室5の下端の直
径d1と蓋体3における卵収容室6のくり抜き開
口孔12の直径d3とを、2つの容器1を平面視
で完全に重複するようにして積み重ねたとき、上
段に位置した容器1における本体2の卵収容室5
の下端が、卵13に接当することなく、下段に位
置した容器1における蓋体2の卵収容室6内に、
深さh3だけ入り込んだ状態になるように設定す
る。
なお、本体2及び蓋体3の基板14a,14b
には、その外周縁と適宜寸法l1隔てて略平行に
ミシン目状切線15を刻設すると共に、前記卵収
容室5,6を1個又は2個ずつ切り離しできるよ
うにするミシン目状切線16を、卵収容室5,6
の回りに刻設している。
この構成において、卵13を本体2における卵
収容室5に収納した後、蝶番部の4箇所で折曲げ
て蓋体3を本体2にかぶせて、フランジ部14同
士をホツチキス等の適宜手段で互いに固定するこ
とによつて、容器1は封止される。また、ミシン
目状切線15に沿つてフランジ部14を切り取れ
ば全体が開蓋され、また他のミシン目状切線16
箇所を切り離すことにより、卵収容室5,6を小
分割できる。
そして、第2図及び第6図に示すように、下段
の容器1の各卵収容室6の上に、上段の容器1本
体2の卵収容室5をきつちりと合わせると、下段
に位置した容器1における蓋体3の各卵収容室6
のくり抜き開口孔11に、上段に位置した容器1
における本体2の各卵収容室5の下端が嵌まり込
み、その状態で上段の容器1が下段の容器1の支
持されるため、卵13に荷重をかけることなく、
複数の容器1を平面視で完全に重複した状態で積
み重ねることができる。
この場合、本体2における卵収容室5の底面に
底板があると、その底板が下段の容器1に収納し
た卵13に接当しないようにせねばならないの
で、両卵収容室5,6同士の嵌合深さh3を深く
することができず、容器1同士の上下間隔が大き
くなつてしまうが、本考案では両卵収容室5,6
の頂面が開口しているので、本体2における卵収
容室5の周側板7が卵13に被嵌するような状態
にして蓋体3の卵収容室6の嵌挿することがで
き、両卵収容室5,6同士の上下間隔を小さくし
て積み重ねスペースを小さくできるのである。
従つて、卵13を包装した多数個の容器1の段
ボール箱内に上下多段状に重ねてし収納した場
合、運搬中の振動等によつて卵13が破損するこ
とを防止できると共に、デツドスペースを低減で
きるものである。
なお、前記実施例と反対に、本体2における卵
収容室5の頂面の直径d1を、蓋体3における卵
収容室6の頂面の直径d2よりも大きくして、蓋
体3の卵収容室6を本体2の卵収容室5に嵌挿載
置するようにしても良い。
第7図で示すのは、容器1を合成樹脂製薄膜板
にて一体成形した場合の例で、本体2及び蓋体3
は蝶番部4を介して折曲自在であり、各卵収容室
5,6は真空成形にて膨出されている。
そして、上下両卵収容室5,6の頂面は、前記
実施例と同様にくり抜き開口している。
第8図の実施例は、前記第7図の合成樹脂製の
容器において、本体2における卵収容室5の下端
縁に、鋸歯状等の舌片22を形成したもので、こ
のようにすると、舌片22が卵13の外面に接当
しても外向きに逃げ曲がるから、容器1を多段に
積み重ねた場合に、万一上下両卵収容室5,6の
嵌合深さが大きくなり過ぎても、卵に過大な荷重
が掛かつて卵13が割れることを防止できる。な
お、これは第1図で示した紙製の容器1について
も適用できることは言うまでもない。
本考案においては、卵収容室の截頭錘形の断面
形状は円形ばかりでなく、四角形、六角形、或い
は八角形等であつても良いことは云うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は紙製の
包装容器の斜視図、第2図はその積み重ね状態を
示す側面図、第3図は容器を開いた状態の平面
図、第4図は正面図、第5図は左側面図、第6図
は第2図の−線視拡大断面図、第7図は合成
樹脂製の容器の平面図、第8図は他の実施例の要
部断面図、第9図は従来の容器を段ボール箱内に
収納した状態を示す平面図、第10図は第9図の
−視断面図である。 1……容器、2……本体、3……蓋体、4……
蝶番部、5,6……卵収容室、11,12……く
り抜き開口孔、13……卵。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙製又は合成樹脂薄板製の本体に、卵の略下半
    部が嵌まる截頭錐形状の卵収容室を適宜間隔にて
    複数個形成し、前記本体に対する紙製又は合成樹
    脂薄板製の蓋体には、卵の略上半部に被嵌する卵
    収容室を前記本体の卵収容室と同じ間隔で複数個
    形成して成る卵の包装用容器において、前記本体
    における各卵収容室の底面と蓋体における各卵収
    容室の頂面とを当該底面及び頂面の全面にわたつ
    てくり抜き開口し、これら本体の卵収容室におけ
    るくり抜き開口孔の直径と蓋体の卵収容室におけ
    るくり抜き開口孔の直径とを、二つの容器を平面
    視で完全に重複するようにして上下に重ね合わせ
    たとき上段に位置した容器における本体の卵収容
    室の下端と下段に位置した容器における蓋体の卵
    収容室の上端とが卵に接当することなく互いに嵌
    合するよう大小異なる寸法に設定したことを特徴
    とする卵の包装用容器。
JP12958884U 1984-08-27 1984-08-27 卵の包装用容器 Granted JPS6145375U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12958884U JPS6145375U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 卵の包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12958884U JPS6145375U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 卵の包装用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6145375U JPS6145375U (ja) 1986-03-26
JPH0523508Y2 true JPH0523508Y2 (ja) 1993-06-16

Family

ID=30688206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12958884U Granted JPS6145375U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 卵の包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6145375U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH712696A1 (de) * 2016-07-07 2018-01-15 Fostag Formenbau Ag Kunststoffspritzgusstechnisch hergestellte Eierverpackung.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533272B2 (ja) * 1975-10-29 1980-08-29

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533272U (ja) * 1978-08-25 1980-03-04
JPS57149275U (ja) * 1981-03-11 1982-09-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533272B2 (ja) * 1975-10-29 1980-08-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6145375U (ja) 1986-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2843307A (en) Box construction
US7410062B2 (en) Box
JPH111220A (ja) 包装用箱及び該箱と板状内容物とからなる包装体
US6311842B1 (en) Packaging methods and products
JPH0523508Y2 (ja)
JPH08282757A (ja) 苺の包装容器
JPS5917838Y2 (ja) 「莓」等果物の包装容器
JPS5834064Y2 (ja) 「いちご」等果物の包装容器
JPH0433258Y2 (ja)
JP3048955U (ja) 包装箱
JPH08282647A (ja) 変形型テーパボツクス
JP3998310B2 (ja) 紙箱
JP3472129B2 (ja) 包装箱
RU211927U1 (ru) Коробка из гофрокартона для упаковки свежей зелени
JPS5938336Y2 (ja) 収壜仕切枠
JPH0352654Y2 (ja)
JPS6040440Y2 (ja) 集合包装体
JPH0433257Y2 (ja)
JP3092115U (ja) 冷凍食品用パッケージ
JPH079810Y2 (ja) 包装具
JPH0348037Y2 (ja)
US20180305068A1 (en) Packaging
JPS5911885Y2 (ja) 食品容器
JP3054929U (ja) ポット苗収納用仕切と該仕切を組み合わせた内トレー
JPH0516139Y2 (ja)