JP3146582B2 - Soi構造の縦型バイポーラトランジスタとその製造方法 - Google Patents

Soi構造の縦型バイポーラトランジスタとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SOI構造の縦型バイ
ポーラトランジスタとその製造方法、特に占有面積を小
さくできる新規なSOI構造の縦型バイポーラトランジ
スタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、縦型バイポーラトランジスタは
コレクタ領域、ベース領域、エミッタ領域の各電極をす
べて素子の上部から取り出し、これ等の電極は略同じ層
(の配線層)として形成される場合が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の縦型バイポーラ
トランジスタはコレクタ領域、ベース領域、エミッタ領
域の電極が素子の上部に略同じ平面上に位置するように
形成されていたので、コレクタ領域、ベース領域、エミ
ッタ領域の電極取り出しのために無視できない広い面積
を割かなければならなかった。即ち、従来、電極取り出
しが行われるのは略同一平面上においてであった。その
ため、縦型バイポーラトランジスタの占有面積の縮小を
図ることが難しかった。
【0004】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、縦型バイポーラトランジスタの占有
面積の縮小を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コレクタ領域
となるSOI層の島状部分の反研磨面側の部分にベース
領域を形成し、該ベース領域の側面と接するベース電極
を島状部分間分離用絶縁膜の下層を成すように形成し、
上記ベース領域の底面の一部にエミッタ領域を形成し、
上記SOI層の下側にエミッタ電極を形成し、上記SO
I層の研磨面上にコレクタ電極を形成してなることを特
徴とする。
【0006】
【作用】従って、本発明によれば、コレクタ電極の取り
出しがコレクタ領域表面(SOI層研磨面)にて、ベー
ス電極の取り出しがベース領域側面(島状部分側面)に
て、エミッタ電極の取り出しがエミッタ領域の底面にて
行われ、3つの電極の取り出し部分の高さが異なり、同
一平面を占有しない。従って、電極の取り出しのために
広い面積が占有されることを回避でき、延いては縦型バ
イポーラトランジスタの微細化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1乃至図6は本発明縦型バイポーラトランジ
スタの製造方法の一つの実施例を工程順に示すものであ
り、この図1乃至図6に従って縦型バイポーラトランジ
スタの製造方法の説明をする。すると、自ずと製造され
た本発明縦型バイポーラトランジスタの一つの実施例の
構造も明らかにされる。
【0008】(1)先ず、形成するコレクタ領域2と同
じ導電型(この場合n型)で同じ不純物濃度の第1の
半導体基板、即ちコレクタ領域2を成す第1の半導体基
板1を用意し、その表面部にそれと逆導電型(この場合
p型)不純物をドープしてベース領域3を形成する。そ
の後、第1の半導体基板1の表面部を選択的にエッチン
グすることにより島状部分4を形成する。このエッチン
グ深さはコレクタ領域2・ベース領域間接合の深さより
充分に深くする。図1は島状部分4形成後の状態を示
す。
【0009】(2)次に、バイアスECRCVD法によ
りSOI層間を分離する分離用絶縁膜5を形成する。5
aはこのバイアスECRCVDで島状部分(SOI層)
4上に形成された絶縁膜である。上記分離用絶縁膜5の
厚さは、上記エッチング深さよりも薄くし、また、表面
がコレクタ領域・ベース領域間接合よりも高いところに
位置するようにする。これは、次に形成するベース電極
(6)がベース領域3の側面に接するようにすると共
に、コレクタ領域2には接しないようにするためであ
る。
【0010】その後、p+ 型の多結晶シリコン層をCV
Dにより形成し、しかる後、適宜パターニングし、これ
をもってベース電極6とする。このベース電極6はSO
I層の島状部分4のベース領域3の側面に接する。即
ち、ベース電極の取り出しはベース領域3の側面に行う
ことができるのである。図2はp+ 型多結晶シリコン層
からなるベース電極6形成後の状態を示す。
【0011】(3)次に、後でSOI層4を支持する支
持絶縁膜(SOI構造のIに該当する絶縁膜)となる絶
縁膜7をCVDにより形成し、該絶縁膜7に対しての選
択的エッチングにより上記ベース領域3の表面を露出さ
せるエミッタ用コンタクトホール8を形成する。その
後、該コンタクトホール8内周面に絶縁物(例えばシリ
コン酸化物SiO)からなるサイドウォール9を形成
する。サイドウォール9は、次に形成されるエミッタ電
極(10)ベース電極6との間に充分な余裕を設けるた
めに形成するのが好ましい。
【0012】(4)次に、サイドウォール9によってシ
ュリンクされたエミッタコンタクトホール8にn+ 型多
結晶シリコン層を埋め込み、これをもってエミッタ電極
10とする。次に、高融点金属からなり、エミッタ電極
10と接続される配線膜11及びそれと同層の配線膜
(図示しない)を形成し、しかる後、表面に絶縁膜12
を形成する。図4は該絶縁膜12形成後の状態を示す。
【0013】(5)次に、図5に示すように、第1の半
導体基板1を、その絶縁膜12の表面にて第2の半導体
基板13の表面に貼り合わせる。貼り合せ温度は例えば
800℃以下である。 (6)その後、第1の半導体基板1を裏面側から前記分
離用絶縁膜5の表面が露出し島状部分4がSOI層とし
て他から名実共に分離した状態になるまで研磨する。
【0014】その後、研磨面14に露出するn- 型コレ
クタ領域2の表面部に電極取り出しのためにn+ 型不純
物をイオン打込みしてn+ 型領域とする。その後、アニ
ールする。すると、イオン打込みした不純物は活性化さ
れると共に、p+ 型多結晶シリコンからなるベース電極
6中の不純物がベース領域6内に拡散してベース電極取
り出し用の高濃度領域16が形成され、同時に、n+
多結晶シリコンからなるエミッタ電極10中の不純物が
ベース領域3内に拡散してエミッタ電極15が形成され
る。
【0015】しかる後、分離用絶縁膜5に図示しない上
下配線間接続用スルーホールを形成し、その後選択タン
グステンでそのスルーホールを埋め込む等し、コレクタ
配線膜17及びそれと同層の配線膜を形成する。すると
図6に示す構造の本発明縦型バイポーラトランジスタの
一つの実施例が出来上る。
【0016】図6に示す本発明縦型バイポーラトランジ
スタの一つの実施例の構造を示すと下記のとおりであ
る。即ち、SOI層の分離用絶縁膜5によって他から分
離された島状部分4の研磨面側の部分にコレクタ領域2
が形成され、上記SOI層の島状部分4の下側の部分に
ベース領域3が形成され、該ベース領域3と接するベー
ス電極6が上記分離用絶縁膜5の下層を成すように形成
され、上記ベース領域3の底面の一部にエミッタ領域1
5が形成され、上記SOI層の下側にエミッタ電極10
が形成され、上記SOI層の研磨面14上に上記コレク
タ領域15と接続されたコレクタ電極が形成されてな
る。
【0017】つまり、コレクタ領域2となるSOI層の
島状部分4の反研磨面側の部分にベース領域3を形成
し、該ベース領域3の側面と接するベース電極6を島状
部分4間分離用絶縁膜5の下層を成すように形成し、上
記ベース領域3の底面の一部にエミッタ領域15を形成
し、上記SOI層の下側にエミッタ電極10を形成し、
上記SOI層の研磨面上にコレクタ電極17を形成して
なる。従って、コレクタ電極17の取り出しがコレクタ
領域2表面(SOI層研磨面14)にて、ベース電極6
の取り出しがベース領域3側面(島状部分側面)にて、
エミッタ電極10の取り出しがエミッタ領域10の底面
にて行われ、3つの電極10、6、17の取り出し部分
の高さが異なり、同一平面を占有しない。従って、電極
の取り出しのために広い面積が占有されることを回避で
き、延いては縦型バイポーラトランジスタの微細化を図
ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、SOI層の分離用絶縁膜によ
って他から分離された島状部分の研磨面側の部分にコレ
クタ領域が形成され、上記SOI層の島状部分の下側の
部分にベース領域が形成され、該ベース領域と接するベ
ース電極が上記分離用絶縁膜の下層を成すように形成さ
れ、上記ベース領域の底面の一部にエミッタ領域が形成
され、上記SOI層の下側にエミッタ電極が形成され、
上記SOI層の研磨面上に上記コレクタ領域と接続され
たコレクタ電極が形成されるようにしてなることを特徴
とするものである。従って、本発明によれば、コレクタ
電極の取り出しがコレクタ領域表面(SOI層研磨面)
にて、ベース電極の取り出しがベース領域側面(島状部
分側面)にて、エミッタ電極の取り出しがエミッタ領域
の底面にて行われ、3つの電極の取り出し部分の高さが
異なり、同一平面を占有しない。従って、電極の取り出
しのために広い面積が占有されることを回避でき、延い
ては縦型バイポーラトランジスタの微細化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明縦型バイポーラトランジスタの製造方法
の一つの実施例の第1の工程を示す断面図である。
【図2】上記実施例の第2の工程を示す断面図である。
【図3】上記実施例の第3の工程を示す断面図である。
【図4】上記実施例の第4の工程を示す断面図である。
【図5】上記実施例の第5の工程を示す断面図である。
【図6】上記実施例の第6の工程を示し且つ本実施例に
より製造された本発明縦型バイポーラトランジスタの構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1の半導体基板 2 コレクタ領域 3 ベース領域 4 SOI層の島状部分 5 分離用絶縁膜 6 ベース電極 7 支持絶縁膜 8 エミッタコンタクトホール 10 エミッタ電極 13 第2の半導体基板 14 研磨面 15 エミッタ領域 17 コレクタ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−44065(JP,A) 特開 平1−186674(JP,A) 特開 平1−179454(JP,A) 特開 平2−246219(JP,A) 特開 平1−232755(JP,A) 特開 平3−246956(JP,A) 特開 昭61−114571(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/331 H01L 27/12 H01L 29/73

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SOI層の分離用絶縁膜によって他から
    分離された島状部分の研磨面側の部分にコレクタ領域が
    形成され、 上記SOI層の島状部分の下部にベース領域が形成さ
    れ、 上記ベース領域と接するベース電極が上記分離用絶縁膜
    の下層を成すように形成され、 上記ベース領域の底面の一部にエミッタ領域が形成さ
    れ、 上記SOI層の下側にエミッタ電極が形成され、 上記SOI層の研磨面上に上記コレクタ領域と接続され
    たコレクタ電極が形成されてなることを特徴とするSO
    I構造の縦型バイポーラトランジスタ
  2. 【請求項2】 コレクタ領域を成す第1の半導体基板の
    表面部にベース領域を形成し、 上記第1の半導体基板の表面部を上記コレクタ領域・ベ
    ース領域間接合よりも深く選択エッチングすることによ
    りSOI層となる島状部分を形成し、 上記島状部分を他から分離する分離絶縁膜を形成し、 上記分離用絶縁膜上に、島状部分のベース領域の側面と
    接するベース電極を形成し、 上記第1の半導体基板の表面上にSOI層を支持する支
    持絶縁膜を形成し、 上記支持絶縁膜に上記ベース領域を露出させるコンタク
    トホールを形成し、 上記コンタクトホール内にエミッタ形成用不純物を含ん
    だ半導体からなるエミッタ電極を形成し、 上記エミッタ電極中の不純物を上記ベース領域中に拡散
    させることによりエミッタ領域を形成し、 上記第1の半導体基板の表面に上記エミッタ電極を介し
    て上記エミッタ領域に接続される配線膜を形成し、 上記第1の半導体基板の表面に第2の半導体基板を貼り
    合せ、 上記第1の半導体基板の裏面を上記分離用絶縁膜が露出
    するまで研磨し、 上記島状部分の研磨面に露出したコレクタ領域と接続さ
    れたコレクタ電極を形成することを特徴とする縦型バイ
    ポーラトランジスタの製造方法
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