JP3146335B2 - 製本装置 - Google Patents

製本装置

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JP3146335B2
JP3146335B2 JP24850694A JP24850694A JP3146335B2 JP 3146335 B2 JP3146335 B2 JP 3146335B2 JP 24850694 A JP24850694 A JP 24850694A JP 24850694 A JP24850694 A JP 24850694A JP 3146335 B2 JP3146335 B2 JP 3146335B2
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俊彦 楠元
裕 太田
祐二 山中
秀明 小笹
義益 山口
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写装置の製本装置に係
り、背表紙に印字された製本物を提供する製本装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、背表紙に印字された製本物をオン
ラインで提供する製本装置としては、米国特許第517
4566号で提案されたものが知られている。
【0003】図10は、上記米国特許で提案された従来
例のバインドテープ供給部及び印字部の構成を示すもの
である。テープリール77Aのバインドテープ77は、
テンションローラ101、ガイドローラ102、エンコ
ーダローラ103、ピンチローラ104及びカッタ10
5を介してテープ加熱装置106に至る。
【0004】印字ヘッド91(印字部)は、エンコーダ
ローラ103とピンチローラ104の間に位置し、のり
部と基紙部の二層で構成されるバインドテープ77の基
紙部側に印字を行う。テープリール77Aからピンチロ
ーラ104までのバインドテープ77は、テンションロ
ーラ101により張られている。テープリール77Aの
交換時には、ピンチローラ104の圧解除を行ってバイ
ンドテープ77の取りはずしを行う。
【0005】印字部における印字内容は、コンピュータ
のキーボードなどで入力される。印字されたバインドテ
ープ77は、ピンチローラ104によりテープ加熱装置
106まで搬送されるが、印字直後のバインドテープ7
7の印字面が汚れないようにピンチローラ104の下ロ
ーラの中央が凹状になっており、印字面をこすらずにピ
ンチローラ104により挟持される構成になっている。
【0006】また、従来のインクジェットプリンタ等の
印字装置は以下のようになっている。
【0007】図11は、印字装置における被印字物11
0の位置決めの構成を示す。従来、被印字物110は、
紙やOHPシート等の厚さのばらつきが少なく平面度が
高いものが主流になっているため、印字ヘッド91の対
向側の突き当てローラ111,112やエア等で吸引さ
れている突き当て部材113が被印字物110の位置決
めの基準になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような欠点があった。
【0009】まず、ピンチローラ104がバインドテー
プ77の搬送パス内に1対しかなく、しかもカッタ10
5の直前に配置されている。また、印字部(印字ヘッド
91)がカッタ105の上流側に配置されているため
に、ピンチローラ104からカッタ105までのわずか
な長さしかバインドテープ77を巻き戻せない。従っ
て、切断されたバインドテープ77の印字部からカッタ
105までの長さ分の領域が印字不可能な領域になって
しまうという問題を有していた。
【0010】又、テープリール77Aからピンチローラ
104及びカッタ105までの経路が長く複雑なため、
テープリール77Aの交換性が悪いという問題を有して
いた。
【0011】又、バインドテープ77の搬送速度を検知
するためにエンコーダローラ103が配設されている
が、このエンコーダローラ103は、バインドテープ7
7の基紙部側と接しているために摩擦係数が低く、ロー
ラ表面とテープ表面ですべりを生じ易い。すべりが生じ
ると、バインドテープ77の搬送速度が正しく検知され
ず、エンコーダローラ103から印字部へは間違った情
報が伝達されて、正しい印字がなされないという問題を
有していた。
【0012】又、印字部からテープ加熱装置106まで
の間隔が短いので、印字された印字面を乾燥させる時間
を確保するために、バインドテープ77の搬送速度を下
げなければならず、その結果、製本装置全体のプロダク
ティビィが低下してしまうという問題を有していた。
【0013】更に、上記従来技術は、印字の際の被印字
物110の位置決め基準が印字ヘッド91に対して被印
字物110の反対側の面であるため、印字ヘッド91と
印字面の間のギャップが被印字面の厚みのばらつきによ
って大きく変動してしまうという問題をも有していた。
【0014】そこで、本発明は、このような従来技術の
問題点を一挙に解決することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】 、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて案出された
ものであり、バインド用テープリール(77A)から送
り出されるバインドテープを所定長さに切断する切断手
段(79)と、バインドテープ(77a,77b,77
c)に所望の印字を行う印字手段(91)と、切断手段
(79)により切断されたバインドテープ(77a,7
7b,77c)を所定の搬送路を経て受け取り、該バイ
ンドテープ(77a,77b,77c)によりシート束
の背面をバインドするバインド手段(56)と、を備え
た製本装置(203)であって、前記切断手段(79)
を前記印字手段(91)よりもバインドテープ用リール
(77A)側に配置したことを特徴としている。
【0016】このように構成された本発明によれば、例
えば図3に示すように、切断されたバインドテープ(7
7a)の先端が印字手段(91)の上流側(テープリー
ル77A側)にあるため、バインドテープ(77a)の
端部から印字が行われる。
【0017】、又、本発明は、例えば図3に示すよう
に、前記切断手段(79)と前記印字手段(91)との
間の搬送路長さ(L2 )を前記切断されたバインドテー
プ(77a,77b,77c)の長さ(L1 )よりも長
くし、かつ、搬送路長さ(L2 )と切断されたバインド
テープ(77a,77b,77c)の長さ(L1 )との
差(L2 −L1 )を切断されて連続して搬送されるバイ
ンドテープ(77a,77b,77c)間の間隔(Δ)
よりも小さくしたことを特徴としている。
【0018】このように構成された本発明によれば、バ
インドテープの切断が印字手段(91)による印字動作
の合間に行われる。即ち、バインドテープの切断時、印
字手段(91)による印字動作が中断されることなく行
われる。
【0019】、又、本発明は、例えば図8乃至図9に
示すように、前記印字手段(91)近傍の搬送路に、印
字済バインドテープ(77b)を印字手段の上流側に戻
す正逆回転可能な搬送手段(83)を配置してなること
を特徴としている。
【0020】このように構成された本発明によれば、印
字済バインドテープ(77b)が何度も繰り返して印字
手段(91)を通過させられ、一つのバインドテープ
(77b)に繰り返して(多重に)印字される。
【0021】、又、本発明は、例えば図4及び図7に
示すように、前記切断手段(79)と印字手段(91)
の間の搬送路に、バインドテープ(77b)の搬送速度
を検出する速度検知手段(88,89,210,21
1)を付設したことを特徴としている。
【0022】このように構成された本発明によれば、速
度検知手段(88,89,210,211)が検知した
バインドテープ(77b)の搬送速度に応じて、印字手
段(91)によりバインドテープ(77b)に印字が行
われる。
【0023】、そして、上記速度検知手段が、例えば
図4に示すように、バインドテープ(77b)の搬送方
向に所定間隔離して配置された一対の光センサ(88,
89)であることを特徴としている。
【0024】このように構成することにより、光センサ
(88,89)が正確にバインドテープ(77b)の先
端が通過する速度を検知する。
【0025】、又、上記速度検知手段を、例えば図7
に示すように、回転数を計測する機能を備えたエンコー
ダローラ(210)と、該エンコーダローラ(210)
と共働してバインドテープ(77b)を挟圧・搬送する
加圧ローラ(211)とで構成し、このうちエンコーダ
ローラ(210)をバインドテープ(77b)の摩擦係
数の高い面側に配置してなることを特徴としている。
【0026】このように構成することにより、エンコー
ダローラ(210)がバインドテープ(77b)に滑り
を生じることなく、正確にバインドテープ(77b)の
速度を検知する。
【0027】、又、本発明は、例えば図5に示すよう
に、前記印字手段(91)の近傍に、該印字手段(9
1)に対してバインドテープ(77b)を位置決めする
位置決め手段(831 ,832 ,831 ’,832 ’)
を配設したことを特徴としている。
【0028】そして、上記位置決め手段(831 ,83
2 ,831 ’,832 ’)が、前記印字手段(91)近
傍の上流側搬送路と下流側搬送路とにそれぞれ配設した
ローラ対であることを特徴としている。
【0029】このように構成した本発明によれば、位置
決め手段(831 ,832 ,831’,832 ’)が印
字手段(91)とバインドテープ(77b)の印字面と
の間隔のばらつきを最小限に抑え、印字手段(91)に
よるバインドテープ(77b)への印字が正確に行われ
る。
【0030】、更に、本発明は、例えば図5及び図6
に示すように、前記印字手段(91)に、バインドテー
プ(77b)が接触するのを防止する印字保護体(9
7)を付設したことを特徴としている。
【0031】このように構成された本発明によれば、バ
インドテープ(77b)の先端がカール等していても、
そのバインドテープ(77b)の先端と印字手段(9
1)との接触が印字保護体(97)により阻止され、印
字手段(91)がバインドテープ(77b)の先端によ
り損傷を受けることがなく、長期に亘り正確な印字作業
が行われる。
【0032】尚、上記括弧内の符号は、図面と対照する
ためのものであり、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
【0033】
【実施例】
〈実施例1〉以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
述する。
【0034】図1は、本発明に係るオンライン装置の概
略構成図である。この図1において、オンライン装置1
は、読み取り給紙装置201,画像形成装置202,製
本装置203及び仕分け収納装置204を接続したもの
から構成されている。
【0035】読み取り給紙装置201は、不図示の原稿
が設定される原稿設定部2とこれを読み取り走査する光
学系3を上部に有し、下部には異なるサイズのシートS
を積載した複数の給紙デッキ6,7とシートSを給紙す
る給紙部9,10とが配設されている。
【0036】給紙されたシートSは、シート搬送路11
を介して画像形成装置202のシート搬送路12へ搬送
される。符号13は、上記光学系3により読み取られた
画像情報に基づいてレーザ光を走査するレーザスキャナ
を示す。又、15は、レーザスキャナ13により走査さ
れてトナー像が形成される画像形成部を示す。画像形成
部15によって画像形成されたシートSは、搬送ベルト
16及び搬送ローラ対17により、後続の製本装置20
3のシート搬送路19へ搬送される。
【0037】製本装置203は、シート搬送路19から
分岐して搬送されるシートSを収納して整合するシート
整合トレイ41と、シート先端が突き当てられる突き当
て部材59と、整合されたシート束及びバインドテープ
を加熱するテープ加熱装置(バインド手段)56と、製
本完成品を搬送する上下動自在のキャリッジ60と、製
本完成品を収納するスタッカ71,72などを備えてい
る。
【0038】仕分け収納装置204において、符号25
はシート搬送路23を搬送されるシート材Sを搬送パス
26に伝達するエレベータ、27は搬送パス26の複数
の分岐部にそれぞれは配設された搬送ローラ対、29は
各分岐部で分岐されたシート材Sを対応させて排出する
排出トレイ30に排出する排出ローラ対を示している。
また、製本装置203から排出される製本完成品は、エ
レベータ25及び搬送ローラ対31を介して排出口32
から機外に排出することができる。
【0039】なお、製本装置203は、仕分け収納装置
204が隣接配置されていない場合、第1の排出口19
bに、排出されたシートを積載する積載トレイ(図示
略)が接続され、前記第2の排出口139に、排出され
た製本完成品を積載する積載トレイ(図示略)が接続さ
れる。
【0040】次に、図2に示す製本装置203を詳述す
る。
【0041】同図において、製本装置203は、画像形
成装置202から搬送されるシート材Sのシート搬送路
19を有していて、両端部に第1の搬入口19a、第1
の排出口19bがそれぞれ形成されている。シート搬送
路19に沿って、上流側から搬入ローラ20、複数の搬
送ローラ対21、排出ローラ22などがそれぞれ配設さ
れている。搬入ローラ20の下流側近傍には、フラッパ
36(分岐手段)が配設されていて、シート搬送路19
をガイド部33に分岐している。上記分岐手段36が作
動されて、シート材Sをガイド部33へ導くか、作動し
ない場合は、シート材Sはそのまま搬送路19内に搬送
される。
【0042】ガイド部33の下流側には、上ガイド板4
3を有するシート整合トレイ41が配設されていて、そ
の先端部側にはシート材Sが突き当たる突き当て部材5
9が配設されている。搬送ローラ対39によりシート整
合トレイ41に搬入されるシート材Sは、一端部(図中
左上端部)を揺動中心として回動できるように取り付け
られたベルトからなる掃き寄せ部材(掃き寄せ手段)4
9により、突き当て部材59側へ寄せられて突き当て整
合される。
【0043】また、シートの幅方向の整合は、幅寄せ手
段50によって、不図示の基準側に寄せられて行われ
る。上ガイド板43の上部に配設したファン(送風装
置)46は、整合トレイ41に搬入されるシート材Sを
エアーで押さえ付けて、折り畳まれたシート材Sの膨ら
みを防止するものである。符号53はクランプ部材であ
り、このクランプ部材53は指定枚数のシート材束を挟
持する。
【0044】また、符号42は、シート束の補助ガイド
ブレードである。55はストップフィンガであり、この
ストップフィンガは、一冊分のシート束が収納されると
作動して、次のシート束の先頭の数枚を一時的に貯留す
る。
【0045】整合トレイ41に一冊分の製本用シート束
が搬入され整合されると、クランプ部材53作動してシ
ート束がクランプされる。複数部の製本を行う際、この
時同時にストップフィンガー55が作動して、整合が完
了し、クランプ部材53でクランプされたシート束が整
合トレイ41から搬出されるまで、ストップフィンガー
55が次の冊束の先頭から数枚を一時的に貯留しはじめ
る。
【0046】続いて、クランプ部材53はシート束をク
ランプして背面当接位置Hに向かって直線移動する(シ
ート束に無理なストレスをかけないように)。この時ク
ランプ部材53の移動に略連動し、整合トレイ41の下
部より補助ガイドブレード42がシート束と平行に略等
速に背面当接位置H近傍まで移動して、シート束の下面
をガイドしている。
【0047】クランプ部材53によってシート束が整合
トレイ41から搬出されると、突き当て部材59が突き
当て位置に復帰し、ストップフィンガ−55が貯留位置
から退避位置に退避して、貯留していた数枚のシートを
整合トレイ41内に位置させると共に、継続して整合ト
レイ41内に搬送されてくるシートを整合する。
【0048】シート束は、クランプ部材53にクランプ
され、下面を補助ガイドブレード42によてガイドされ
つつ直線的に(無理なストレスをかけられることなく)
移動させられ、背面当接位置Hに設定(保持)される。
【0049】なお、突き当て部材59は、ヒータ(テー
プ加熱装置)56との距離は製本する束の大きさより長
くなっている。
【0050】続いてテープ供給手段である。テープ供給
手段はテープリール77A、カッタ79及び後述される
印字部、テープ搬送キャリッジにより構成される。
【0051】バインド用テープリール77Aから繰り出
されるバインドテープ77はカッタ79により切断され
る。続いて、後述する印字において背面印字され、後述
するテープ搬送キャリッジによりテープリール77Aの
高さからテープ加熱装置(バインド手段)56の高さに
搬送される。さらに、キャリッジ内からテープ加熱装置
56に搬送されてテープ供給が完了する。
【0052】続いて、テープ加熱装置56がテープ側に
移動してバインドテープ77の予熱を開始する。前記シ
ート束は、このタイミングで背面当接位置Hに設定さ
れ、背面のバインドが行われる。シート束の背面のバイ
ンドが完了すると、サイドヒータ51,52は、不図示
のテープガイドを退避させながら、バインドテープ77
の端部を持ち上げつつ側面のバインドを開始する。バイ
ンドテープ77の折り曲げ部の仕上げを行うために、サ
イドヒータ51,52は、シート束のサイドの加圧を行
い、バインドが完了するとその加圧を解除する。
【0053】続いて、シート束搬送手段であるクランプ
部材53が、製本完成品を背面当接位置Hより退避さ
せ、キャリッジ60への受け渡し位置へと移送する。
【0054】キャリッジ60は、背面当接位置Hでシー
ト束が製本されている間に、キャリッジ内のシート束支
持棒605とシート束後端支持板604とが回転軸を中
心に回動し、シート束支持棒605はシート束の下面を
補助ガイドブレード42と共に支持する(シート束支持
棒が図2に示すD方向に動く)。
【0055】製本完成後、製本されたシート束は、クラ
ンプ部材53によってC方向(図2)に移動しヒータよ
り離間する。その後、引き上げられたシート束端部と、
ヒータ51,53の間に、シート束後端支持板604が
移動する。
【0056】シート束支持棒605が、D方向(図2)
に更に動き、シート束の下面をシート束支持棒605の
みで支持する。その後、クランプ部材53と補助ガイド
ブレード42が整合トレイ41の方に戻る。
【0057】シート束がシート束支持棒605によって
補助ガイドブレード42の移動する軌跡上よりもより上
方に上げれられているため、クランプ部材53、及び補
助ガイドブレード42はシート束下面に擦ることなく、
整合トレイ41まで戻ることが可能である。
【0058】クランプ部材53及び補助ガイドブレード
42が整合トレイ41まで戻ったあと、シート束支持棒
605と、シート束後端支持板604がE方向(図2)
に回動し、シート束を水平な位置にする。水平な位置に
おいて、シート束は、搬送ベルト61に接地する。
【0059】キャリッジ60上の製本完成品は搬送ベル
ト61と後押し部材602によってスタッカ71、72
へ収納される。また、スタッカ71、72へ収納されな
い場合には、製本完成品は、第2の排出口139から機
外に排出される。
【0060】スタッカを上記のように2基設けて、一方
に製本完成品が搬送されている時に他方のスタッカを手
動で引き出せるようにしたので、サンプルの点検や満杯
になった方のスタッカ内の製本完成品の取り出しを、製
本装置の製本作業を停止させることなく行うことができ
る。
【0061】図3は図2におけるテープ供給部のA矢視
図である。この図3において、テープ供給部は、フラン
ジ付テンショナ80及び第1ピンチローラ81を有する
テープ供給カセット82、カッタ(切断手段)79、複
数の搬送ローラ対83、印字ヘッド(印字手段)91を
有する印字部90、テープ搬送キャリッジ200及びテ
ープ加熱装置(バインド手段)56で構成される。
【0062】テープリール77Aは、製本装置本体内の
テープ供給カセット82にセットされる。そして、バイ
ンドテープ77の先端は、フランジ付テンショナ80を
介して第1ピンチローラ81に挟持される。続いて、第
1ピンチローラ81及び複数の搬送ローラ対83が不図
示の駆動手段により同期して駆動され、バインドテープ
77が送り出される。バインドテープ77は、所定の長
さだけ送り出されると停止させられ、カッタ79で切断
される。切断されたシート状バインドテープ77a,7
7b,77cは、紙間Δを開けて複数の搬送ローラ対8
3に搬送される。
【0063】前記シート状バインドテープ77b,77
cは、印字部90の印字ヘッド91の対向位置におい
て、基紙85側に印字される。その際の印字部90付近
の詳細図を図4に示す。
【0064】印字部90の上流側には、2組の光センサ
(速度検知手段)88,89が配設される。光センサ8
8,89ではバインドテープ77bの先端の通過時間が
検出され、コントローラ手段Cによりバインドテープ7
7bの平均搬送速度が算出される。コントローラ手段C
から印字ヘッド91へは、バインドテープ77bの搬送
速度に同期してインクを吐出させる信号が送られる。
【0065】また、印字が行われる際の印字部90の詳
細を図5及び図6に示す。
【0066】図5において、印字部90は、2組の搬送
ローラ対(位置決め手段)831 ,832 と831 ’,
832 ’、印字ヘッド91、枠体96で構成される。
尚、枠体96には、印字ヘッド91を保護する保護部
(印字保護体)97を形成してある。
【0067】搬送ローラ対のうち印字ヘッド91側のロ
ーラは突き当てローラ831 ,831 ’となっており、
印字ヘッド91と突き当てローラ831 ,831 ’は所
定の位置関係で枠体96により固定される。搬送ローラ
対のうち印字ヘッド91の対向側のローラは、バックア
ップローラ832 ,832 ’となっており、弾性材によ
り突き当てローラ831 ,831 ’に押しつけられてい
る。更に、体96は、印字ヘッド91がバインドテープ
77bにより損傷されるのを防ぐ保護部97を有する。
【0068】印字部90内に搬送されるバインドテープ
77bは、突き当てローラ831 ,831 ’とバックア
ップローラ832 ,832 ’のローラ対により、印字ヘ
ッド91とのギャップを一定に保たれる。印字ヘッド9
1からは所定のタイミングでインクの突出が行われ、バ
インドテープ77bの表面に印字がなされる。
【0069】また、印字ヘッド91の対向位置をバイン
ドテープ77bの先端または後端が通過する際の印字部
90の断面図を図6に示す。
【0070】バインドテープ77bが印字部90に搬送
されてテープ先端が突き当てローラ831 ’及びバック
アップローラ832 ’に達していない場合、又はテープ
後端が突き当てローラ831 及びバックアップローラ8
2 を通過し終えた際、図6において、テープ先端また
は後端はバインドテープ77bのカールなどにより、図
中破線のようにローラ対831 ,832 (または83
1 ’,832 ’)に保持されている部分77bより印字
ヘッド91側に近付く。その際、印字ヘッド91は、バ
インドテープ先端または後端(図中破線)に損傷されな
いように、保護部97により保護される。
【0071】図3のように、印字されたバインドテープ
77cは、テープ搬送キャリッジ200まで搬送され、
続いて図2におけるテープリール77Aの高さからテー
プ加熱装置56の高さまでテープ搬送キャリッジ200
により搬送され、更に複数の搬送ローラ対83によりテ
ープ加熱装置56へ搬送されてテープ供給が完了する。
【0072】ここで、切断されるバインドテープ77
a,77b,77cの長さをL1 、紙間をΔ、カッタ7
9から印字ヘッド91の対向位置までの搬送パスの長さ
をL2とすると、印字ヘッド91は、 L2 <L1 +Δ かつ L2 >L1 の条件を満たされて配設される。
【0073】上記構成により、複数の搬送ローラ対83
が停止し、バインドテープ77がカッタ79で切断され
る際、バインドテープ77bの後端が印字ヘッド91の
対向位置を既に通過しており、バインドテープ77aの
先端が未だ印字ヘッド91に達成していないために、印
字はテープ搬送の停止による影響を受けない(図3参
照)。つまり、印字ヘッド91の対向位置をバインドテ
ープ77b,77cの先端から後端までが通過している
間、バインドテープ77b,77cは停止することなく
一定搬送速度で搬送されるため、バインドテープ77
b,77cへの印字はテープの先端から後端まで全域に
わたって行うことが可能になる。
【0074】また、印字部90からテープ加熱装置56
までは十分な長さの搬送パスが確保されており、印字さ
れたバインドテープ77b,77cは、テープ加熱装置
56に搬送されるまでに定着されるため、印字されたイ
ンクはヒータ面にオフセットしない。
【0075】尚、バインドテープの基紙部及びのり部の
厚みでのばらつきによらず、テープ表面と印字ヘッドの
ギャップを一定に保つことができる。 〈実施例2〉図7は、本発明の第2の実施例を示す印字
部付近の詳細図である。
【0076】印字部90の上流側には、エンコーダロー
ラ(速度検知手段)210及び押えローラ(速度検知手
段)211が配設される。押えローラ211は、エンコ
ーダローラ210の方向に弾性部材(例えばコイルバ
ネ)で付勢されている。エンコーダローラ210はその
表面が高摩擦部材により形成されている。
【0077】複数の搬送ローラ対83により搬送される
バインドテープ77bがエンコーダローラ210に達す
ると、エンコーダローラ210はバインドテープ77b
の移動に伴ってつれ回りする。その際、バインドテープ
77bは押えローラ211によりエンコーダローラ21
0に押しつけられ、また、エンコーダローラ210はバ
インドテープ77bののり面84側に接しているため、
エンコーダローラ210はバインドテープ77bに対し
てすべりなく回転する。印字ヘッド91は、エンコーダ
ローラ210によって得られたバインドテープ77bの
搬送速度がコントローラ手段Cを介してインク吐出信号
に変換され、バインドテープ77bの搬送速度にリアル
タイムで対応した速度でインクの吐出を行う。
【0078】上記の構成により得られる効果は以下のよ
うになる。
【0079】前記のようなテープ搬送速度検知装置を設
けることにより、印字ヘッド91の対向位置を搬送され
るバインドテープ77bの搬送速度がリアルタイムで得
られる。 〈実施例3〉図8は、本発明の第3の実施例に係るテー
プ供給部の詳細図(図2のA矢視図)である。
【0080】テープ供給部はフランジ付テンション8
0、第1ピンチローラ81、カッタ79、複数の搬送ロ
ーラ対(搬送手段)83、印字ヘッド91及び印字ヘッ
ド支持軸220を有する印字部、テープ加熱装置56で
構成される。
【0081】バインドテープ77bが、カッタ79によ
り所定長さに切断され、印字ヘッド91の対向位置で印
字されながら複数の搬送ローラ対83に搬送されて、図
中位置まで達すると、搬送及び印字は停止する。
【0082】続いて複数の搬送ローラ対83は逆転され
て、バインドテープ77bは77b’の位置まで印字さ
れながら搬送される。搬送及び印字が停止中に印字ヘッ
ド91は、印字部の断面図を示す図9のように、印字ヘ
ッド支軸220に沿って、不図示の駆動手段により、図
中91’の位置まで移動する。
【0083】上記の構成により、印字ヘッド91の幅よ
り広い領域に印字することが可能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、切断手
段を印字手段よりもバインド用テープリール側(バイン
ドテープの搬送方向上流側)に配置したため、切断後の
バインドテープが順方向にしか搬送できない場合でも、
シートの先端から後端にわたって全面に印字が可能にな
る。又、上記のように本発明は、切断手段がバインド用
テープリールの近くに配置されるため、切断されないバ
インドテープの長さが短く、バインド用テープリールの
交換性が向上する。
【0085】又、本発明は、切断手段と印字手段との間
の搬送路長さを切断後のバインドテープの長さよりも長
くし、かつ、搬送路長さと切断されたバインドテープの
長さとの差を切断されて連続して搬送されるバインドテ
ープ間の間隔よりも小さくしてあるため、バインドテー
プの切断が印字手段による印字動作の合間に行われる。
従って、本発明によれば、バインドテープの切断時、印
字手段による印字動作が中断されることなく行われ、印
字作業の迅速化、ひいては製本作業の迅速化を図ること
ができる。
【0086】又、本発明は、印字手段近傍の搬送路に、
印字済バインドテープを印字手段の上流側に戻す正逆回
転可能な搬送手段を配置することにより、印字済バイン
ドテープを何度も繰り返して印字手段を通過させること
ができるため、一度の印字行程では印字しきれない量の
情報を一つのバインドテープに印字することが可能とな
る。
【0087】又、本発明は、切断手段と印字手段の間の
搬送路に、バインドテープの搬送速度を検出する速度検
知手段を付設することにより、該速度検知手段が検知し
たバインドテープの搬送速度に応じて印字手段を作動さ
せることができるため、正確な印字を行うことができ
る。
【0088】又、本発明は、印字手段の近傍に、該印字
手段に対してバインドテープを位置決めする位置決め手
段を配設し、印字手段とバインドテープの印字面との間
隔のばらつきを最小限に抑えるようにしてあるため、印
字手段によるバインドテープへの印字が正確に行われ
る。
【0089】更に、本発明は、印字手段に、バインドテ
ープが接触するのを防止する印字保護体を付設すること
により、バインドテープの先端がカール等していても、
そのバインドテープの先端と印字手段との接触を阻止す
ることができるため、印字手段がバインドテープの先端
により損傷を受けることがなく、長期に亘り正確な印字
作業を行うことができ、製本装置に対する信頼性を格段
に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るオンライン装置の
正面図。
【図2】同オンライン装置を構成する製本装置の正面
図。
【図3】同製本装置のテープ供給部の詳細図(図2のA
矢視図)。
【図4】同製本装置の印字部付近(印字部のバインド用
テープリール側近傍)の詳細図。
【図5】同製本装置の印字部の詳細図。
【図6】同印字部の拡大断面図。
【図7】本発明の第2の実施例に係る製本装置の印字部
付近(印字部のバインド用テープリール側近傍)の詳細
図。
【図8】本発明の第3の実施例に係る製本装置のテープ
供給部の詳細図(図2のA矢視図)。
【図9】同製本装置の印字部の拡大断面図。
【図10】従来のテープ供給部及び印字部の断面図。
【図11】従来の印字装置の拡大断面図。
【符号の説明】
77A バインド用テープ
リール 77a,77b,77c バインドテープ 79 切断手段(カッ
タ) 83 搬送手段(搬送ロ
ーラ対) 831 ,832 ,831 ’,832 ’位置決め手段(搬
送ローラ対) 88,89 速度検知手段(光
センサ) 91 印字手段(印字ヘ
ッド) 97 印字保護体(保護
部) 203 製本装置 210 速度検知手段(エ
ンコーダローラ) 211 速度検知手段(加
圧ローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 祐二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小笹 秀明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 山口 義益 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−18394(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42C 9/00 - 9/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインド用テープリールから送り出され
    るバインドテープを所定長さに切断する切断手段と、 バインドテープに所望の印字を行う印字手段と、 切断手段により切断されたバインドテープを所定の搬送
    路を経て受け取り、該バインドテープによりシート束の
    背面をバインドするバインド手段と、 を備えた製本装置において、 前記切断手段を前記印字手段よりもバインドテープリー
    ル側に配置したことを特徴とする製本装置。
  2. 【請求項2】 前記切断手段と前記印字手段との間の搬
    送路長さを前記切断されたバインドテープの長さよりも
    長くし、かつ、搬送路長さと切断されたバインドテープ
    の長さとの差を切断されて連続して搬送されるバインド
    テープ間の間隔よりも小さくしたことを特徴とする請求
    項1記載の製本装置。
  3. 【請求項3】 前記印字手段近傍の搬送路に、印字済バ
    インドテープを印字手段の上流側に戻す正逆回転可能な
    搬送手段を配置してなることを特徴とする請求項1記載
    の製本装置。
  4. 【請求項4】 前記切断手段と印字手段の間の搬送路
    に、バインドテープの搬送速度を検出する速度検知手段
    を付設したことを特徴とする請求項1記載の製本装置。
  5. 【請求項5】 前記速度検知手段が、バインドテープの
    搬送方向に所定間隔離して配置された一対の光センサで
    あることを特徴とする請求項4記載の製本装置。
  6. 【請求項6】 前記速度検知手段を、回転数を計測する
    機能を備えたエンコーダローラと、該エンコーダローラ
    と共働してバインドテープを挟圧・搬送する加圧ローラ
    とで構成し、このうちエンコーダローラをバインドテー
    プの摩擦係数の高い面側に配置してなることを特徴とす
    る請求項4記載の製本装置。
  7. 【請求項7】 前記印字手段の近傍に、該印字手段に対
    してバインドテープを位置決めする位置決め手段を配設
    したことを特徴とする請求項1記載の製本装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め手段が、前記印字手段近傍
    の上流側搬送路と下流側搬送路にそれぞれ配設したロー
    ラ対であることを特徴とする請求項7記載の製本装置。
  9. 【請求項9】 前記印字手段に、バインドテープが接触
    するのを防止する印字保護体を付設したことを特徴とす
    る請求項1記載の製本装置。
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