JP3146177B2 - 屋根上構造物取付け金具 - Google Patents
屋根上構造物取付け金具Info
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Description
屋根の上に、例えばアンテナや太陽熱温水器、雪止め部
材等の屋根上構造物を取付けるための屋根上構造物取付
け金具に関する。
すようなものがあった。この屋根上構造物取付け金具1
01は、相対向する同一形状の2つの接離部材102,
102と、これらを締め付けるボルト103ナット10
4とからなり、各接離部材102,102の下部には、
屋根105の山部105aに対応し、これを包み込む形
の挟持部106を形成している。屋根105に対しての
固定は、各接離部材102,102を離して挟持部10
6が山部105aを覆うように嵌合してからボルト10
3ナット104で緊締する。図中107は、この屋根上
構造物取付け金具101を雪止め金具とする場合の雪止
め部材としての雪止めアングル107で、108は、こ
の雪止めアングル107を固定するための固定金具であ
る。
付け金具101では、挟持部106が山部105aに対
応する形状でなければならない上、固定したとき挟持部
106のみに大きな負荷が掛かる難点があった。山部1
05aに対応する形状でなればならないと、山部105
aの形の異なる屋根には固定できず、屋根の山部の形ご
とに別の金具が必要である。
ルト103ナット104でいくら緊締しても、接離部材
102,102同士が密着した後はそれ以上締めること
ができない。このため、屋根上構造物取付け金具101
として必要な挟持力(許容耐力)を得られないことがあ
るという難点もあった。
は、充分な強度を持つ固定が行なえるとともに、複数種
類の屋根にも対応して固定できるような屋根上構造物取
付け金具の提供を主たる課題とする。
を配設して、屋根板同士の接合部にキャップを嵌合して
なる屋根であって、上記屋根の上端から下に向けて延設
して形成した被係止部に上記キャップの両側面の括れ部
の内側に対応する位置の係止部を係合して形成した屋根
に取付ける屋根上構造物取付け金具であって、上記キャ
ップを嵌合した山部の両側を挟むべく相対向する2つの
側板と、これら側板の上端部を連結する連結板とからな
る略逆U字状の本体部を設け、該本体部の下端には、屋
根板の上面に接触する接地片を外方に向けて延設し、上
記側板の下部には、上記山部の両側面の括れ部に食い込
む挟持片を内方に向けて突出形成し、相対向する上記側
板の挟持片より上方位置にはそれぞれ挿通孔を形成し
て、上記挟持片を相互に接近させるボルトナットを保持
する屋根上構造物取付け金具であることを特徴とする。
るには、前記側板をハの字形に配設するとともに、前記
挿通孔を形成する部位に外方に膨出する膨出部を形成
し、該膨出部に形成する前記挿通孔を有する面同士が平
行に近い関係になるように設定するとよい。
るようにするには、前記挿通孔を上下方向に長く形成す
るとよい。
に対する固定はまず、屋根上構造物取付け金具の側板に
内方に向けて突出形成した挟持片が屋根の山部の両側面
の括れ部に対応するように上から嵌合する。そして次
に、ボルトナットを緊締して、本体部の側板同士を接近
させ、挟持片を山部の括れ部に食い込ませる。これによ
り横方向の位置ずれと上方への抜止めがなされ固定され
る。このとき、括れ部に食い込む挟持片の力が両側から
持ち上げるように内方斜め上方へ作用し、その反力によ
り接地片が屋根板上面を押下して、上から掛かる荷重を
安定して支持する。
成した挟持片が屋根の山部を挟持して固定するようにし
たので、本体部の内側には比較的大きな空間ができ、山
部の形状の違いに対応できる。つまり、所定の山部形状
の屋根だけにしか固定できないのではなく、複数種類の
屋根に固定できる。
触して荷重を支持するので、挟持片のみに大きな負荷が
掛かることはなく、金属疲労の起きにくい耐久性のある
固定ができる。
では、従来のように相互に接離する部材により挟持する
のではないので、ボルトナットによる緊締を規制するも
のはなく、屋根上構造物取付け金具として必要な挟持力
(許容耐力)を得られるまで充分に緊締することがで
き、強度の高い固定ができる。
形に配設して、挿通孔を有する面が平行に近い関係にな
るように設定すると、ボルトナットにより緊締したとき
に側板同士は互いに平行となるような関係に近付き、挿
通孔を有する面は逆ハの字状になる。このため、ボルト
ナットは上へは上がらず、屋根の山部に、また挟持作用
を行なう挟持片に近い位置に保持される。この結果、挟
持片には高い強度の締め付け力がおよび、より一層強力
な固定が行なえる。
形成すると、山部の左右方向の形状の違いばかりではな
く山部の高さの違いにも対応でき、固定可能な屋根の範
囲が広がる。
述する。図1は、屋根上構造物取付け金具1(以下、金
具という)の斜視図であり、この金具1は例えば図2に
示したような屋根51の山部51aに固定する。
れるもので、屋根板52と通し吊子53と、キャップ5
4とからなる。施工はまず、両側縁に立ち上がり部52
aを有した屋根板52を下地材55上に配設した後、隣
り合う屋根板52同士の間に、長尺の通し吊子53を固
定して、通し吊子53の両側の係止縁53aを屋根板5
2の立ち上がり部52aに係止する。その後、通し吊子
53と同様に長尺のキャップ54をその上から嵌合し
て、キャップ54両側面の括れ部54aの内側に対応す
る位置の係止部54bを、屋根板52の立ち上がり部5
2aの上端から外方斜め下に向けて延設して形成した被
係止部52bに係止して完成させる。
根51の山部51aに固定するものであって、キャップ
54の両側面の括れ部54a,54aを2つの挟持片
2,2で左右に挟持するとともに、2つの接地片3,3
が屋根板52の上面52cに接触して荷重を支持して固
定状態を保持するものである。その構成は、図3、図4
に示したように、山部51aの両側を挟むべく相対向す
る2つの側板4,4と、これら側板4,4の上端部を連
結する連結板5とからなる略逆U字状の本体部6を設
け、該本体部6の下側に、上記挟持片2,2と接地片
3,3を形成したもので、相対向する側板4,4には挿
通孔7を形成して、ボルト8ナット9を左右方向に保持
する。
向の中間部を上記連結板5として、その両側を下方に折
曲して上記側板4,4を形成する。このとき側板4,4
は互いに平行ではなく、ハの字形になるように折曲す
る。そして、側板4,4の下端部は、外方に向けて折曲
して前記接地片3,3を形成するとともに、この接地片
3,3の側板4,4側における前後方向の中間部と、側
板4,4の下端部の前後両側部とをコ字状に打ち抜い
て、側板4,4の下部を内方に向けて折曲し、内方に向
けてL字状に突出する前記挟持片2,2を形成してい
る。
は、外方に突出する2つの膨出部10,10を形成し、
この膨出部10,10の外側面10aを、相対向する側
板4,4同士がハの字形であるのに対して、平行、また
はそれに近い関係になるようにしている。そしてその外
側面10aに、上述の挿通孔7を形成して、前記ボルト
8を挿通保持するようにしている。
可能な、かどの丸いL字形に形成し、上下の2位置でボ
ルト8の位置が安定するようにしている。これは、屋根
51の前記キャップ54の高さの違いにも対応できるよ
うにするためである。挿通孔7はかどの丸いL字状であ
るので、下から上へ、また上から下へのボルト8の移行
操作が容易である。なお、挿通孔7は、上述のように必
ずしも2位置で安定するようにせず、単なる直線状であ
るも、また緩いカーブを描く形状であるもよい。この場
合には、2段階ではなく連続的に高さの違いに対応でき
る。
は、上から真っ直ぐに、適宜長さの割り溝11を形成す
るとともに、割り溝11で分割される前後の2位置に角
孔12,12形成して、屋根上構造物の固定に備えてい
る。
リブである。
に固定するには、まず、金具1の挟持片2,2が屋根5
1のキャップ54の両側面の括れ部54a,54aに対
応するように上から嵌合する(図5参照)。そして次
に、ボルト8ナット9を緊締して、本体部6の側板4,
4同士を接近させ、挟持片2,2をキャップ54(山部
51a)の括れ部54aに食い込ませる(図6参照)。
締め付けは、締め付けによって相互に接触する部位がな
いので、必要な挟持力(許容耐力)を得られるまで充分
に緊締すればよい。これにより、屋根板52,52の被
係止部52bに係合したキャップ54の係止部54bの
下側に挟持片2,2の先端縁が食い込んで、横方向の位
置ずれと上方への抜止めがなされ固定される。このと
き、括れ部54aに食い込む挟持片2,2の力が両側か
ら持ち上げるように内方斜め上方へ作用し、その反力に
より接地片3,3が屋根板52の上面52cを押下し
て、上から掛かる荷重を安定して支持する。
は、その締め付けを阻害するものがないので、強度の高
い固定状態を得られる。また、固定状態では側板4,4
同士は互いに平行となるような関係に近付き、膨出部1
0の外側面10aは逆ハの字状になる。このため、ボル
ト8ナット9は上へは上がらず、屋根51の山部51a
に、また挟持作用を行なう挟持片2,2に近い位置に保
持される。この結果、挟持片2,2には高い強度の締め
付け力が及び、より一層強力な固定が行なえる。また固
定時には、接地片3,3が屋根板52の上面52cに接
触して荷重を支持するので、挟持片2,2のみに大きな
負荷が掛かることはなく、金属疲労の起きにくい耐久性
のある固定ができる。
金具とする場合には、図7に示したように、アングル状
の雪止め部材15を、その一方の片15aを本体部6に
形成した割り溝11に差込むとともに、他方の片15b
を、本体部6の連結板5にボルト16ナット17により
固定する固定金具18で押さえ付ける事によって固定す
る。アンテンナ等を固定する場合には、連結板5に形成
した角孔12にボルトを挿通して行なえばよい。
るほか、側板4,4から内方に向けて突出させて形成し
た挟持片2,2がキャップ54の括れ部54aを挟持し
て固定するようにしたので、本体部6の内側には比較的
大きな空間ができ、山部51aの形状の違いに対応でき
る。つまり、所定の山部形状の屋根だけにしか固定でき
ないのではなく、複数種類の屋根に固定できる。しか
も、挿通孔7を上下方向に長くなるようにL字状に形成
したので、山部51aの左右方向の形状の違いばかりで
はなく山部51aの高さの違いにも対応でき、固定可能
な屋根51の範囲が広がる。図8は、キャップ54の上
面が上に丸く膨出した形の屋根51に固定した状態を示
している。
aは、特許請求の範囲における「挿通孔を有する面」に
対応する。
Claims (3)
- 【請求項1】金属板からなる屋根板を配設して、屋根板
同士の接合部にキャップを嵌合してなる屋根であって、
上記屋根の上端から下に向けて延設して形成した被係止
部に上記キャップの両側面の括れ部の内側に対応する位
置の係止部を係合して形成した屋根に取付ける屋根上構
造物取付け金具であって、上記キャップを嵌合した山部
の両側を挟むべく相対向する2つの側板と、これら側板
の上端部を連結する連結板とからなる略逆U字状の本体
部を設け、該本体部の下端には、屋根板の上面に接触す
る接地片を外方に向けて延設し、上記側板の下部には、
上記山部の両側面の括れ部に食い込む挟持片を内方に向
けて突出形成し、相対向する上記側板の挟持片より上方
位置にはそれぞれ挿通孔を形成して、上記挟持片を相互
に接近させるボルトナットを保持する屋根上構造物取付
け金具。 - 【請求項2】前記側板をハの字形に配設するとともに、
前記挿通孔を形成する部位に外方に膨出する膨出部を形
成し、該膨出部に形成する前記挿通孔を有する面同士が
平行に近い関係になるように設定した請求項1記載の屋
根上構造物取付け金具。 - 【請求項3】前記挿通孔を、上下方向に長く形成した請
求項1または請求項2記載の屋根上構造物取付け金具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP23886897A JP3146177B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 屋根上構造物取付け金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH1162128A JPH1162128A (ja) | 1999-03-05 |
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Families Citing this family (2)
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JP4597594B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2010-12-15 | 三晃金属工業株式会社 | 緑化屋根 |
JP2021092085A (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 株式会社ノミズヤ産業 | 雪止め金具 |
-
1997
- 1997-08-19 JP JP23886897A patent/JP3146177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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