JP3145241U - 自走縫製装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カーテン布地のように長尺布の端部S字縫製を、迅速確実に均一幅で且つ均一縫い目で綺麗に縫製する自走縫製装置を提供する提供する。
【解決手段】架台本体の縫製始・終端部のスタンド101,102間に亘って、走行レール103と、布載置テーブルと、布載置ベルト107と、布押当パッド機構120を支持するパッド支持梁108とを延在設置し、布載置テーブルと布載置ベルト107とは隣接配置し、走行レール103に走行駆動枠体130を設け、走行駆動枠体130は、前記縫製ミシン150を搭載し、その縫製ミシン150の前記布載せエプロンの直下に布載置ベルト107の下降変更上ロールを配置しこの上ロールと平行して布載置ベルト107の水平戻し用下ロールを設けこの上下ロールに布載置ベルト107をS字に掛けて抱持してなる自走縫製装置。
【選択図】図1

Description

本考案は、自走縫製装置に関するものである。
縫製装置としては、従来公知のものとして大別して次の特許文献1〜特許文献3に記載のものがあり以下にその概要を紹介する。
1.特許文献1:特開平5−192462<固定式布置きステージに走行ミシンと、布の両端をクランプする走行クランパーとを設置した走行縫製装置>
(1)、目的
ワーク(布のことを指している)を作業面へ縫製可能な状態にセットするワークセット作業が容易な縫製装置の提供。
(2)、構成
図7と図8において、ワーク載置用ステージ5上を基準位置と動作位置とにそれぞれ自走移動し、前記基準位置においては前記ステージ5に載置されたワークWの縫綴じ用部S両端をそれぞれ把持し、動作位置に自走移動したとき前記縫綴じ用部Sに一定の張力を付与する第1及び第2の自走ワーク把持手段7,8を設けている。自走ワーク把持手段7,8が縫綴じ用部Sを把持して走行するので作業者の負担が軽減される。
ワーク載置用ステージをもつ基体と、該ワーク載置用ステージ上の基準位置と動作位置とにそれぞれ自走移動し、前記基準位置においては前記ワーク載置用ステージに載置された布体の縫綴じ用部両端をそれぞれ把持し、動作位置に自走移動したとき前記縫綴じ用部に一定の張力を付与する第1及び第2の自走ワーク把持手段と、前記ワーク載置用ステージ上の前記縫綴じ用部を縫製するミシン とを具備したことを特徴とする縫製装置。
この縫製装置1は図8と図9に示すように、長手方向の両側に凹部4,4aが形成された略長箱形をなしており、該凹部4,4aには、対のミシン 2,2aを搭載した走行体3,3aが移動するようになっている。また、凹部4,4aによって台状となった中央部は、ワーク載置用ステージ5を構成している。操作ボックス6が付設された側面を前方とすると、ワーク載置用ステージ5には、ミシン 2,2a側に寄った左右に分かれて、載置されたワークの左辺縁の縫綴じ用部両端を把持する第1の自走ワーククランプ手段7,7a(以下ワーククランプ手段という)と、右辺縁の縫綴じ用部両端を把持する第2のワーククランプ手段8,8aとが設けられている。これら第1及び第2のワーククランプ手段7,7a、8,8aは、ガイド溝9,10にガイドされて前後方向に自走可能とされている。なお、凹部4,4aの底壁にはミシン 2,2aの走行をガイドするガイド溝11,11aが形成され、ミシン 2,2aは、ワーク載置用ステージ5の左右の端部5a,5bに、針が作動する縫製部12,12aを臨ませている。
2.特許文献2:特開平8−299640<固定式ミシンと・直行する二台の可動式布置きステージを持つ縫製装置>
(1)、目的
被縫製物の縁部を簡単に、かつ、美麗に縫製できる外周縫い装置を得る。
(2)、構成
ミシンに対して縫製方向に走行する基台上に、基台の走行方向とは直角方向に走行する支持フレームと、この支持フレームに対し回転可能なマット受け台を設けると共に、マット受け台の四隅に支点軸を設け、基台の走行によって1つの縁部の縫製が終わったときに、架台側の係合部材の係合凹部を支点軸に側方から第3エアーシリンダを介して係合させ、かつ基台を走行させる駆動モータの駆動力をマット受け台の回転力に変換してマット受け台に回転をかけ、この回転を支点軸を中心とする回転に変換し、次の縫製すべき縁部が縁部送り込み方向にくるように構成する。
3.特許文献3:特開平5−184758ミシン<旋回式ミシン設置台を有する縫製装置>
(1)、目的
糸交換作業、メンテナンス作業等を容易化するのに有利で、しかも作業中におけるミシンの誤走行を防止し得るミシン縫製装置を提供すること。
(2)、構成
ミシンが固定されたミシン設置台と可動部との間には、クロスローラベアリングが介在しているので、ロックピンをアンカーのロック孔から外せば、ミシン設置台は軸芯の回りを円滑にかつ容易に旋回できる。ミシン設置台が旋回すると、ドッグからリミットスイッチが離れ、旋回信号が出力される。旋回した状態のミシン設置台が逆旋回して元の位置に復帰すると、ドッグにリミットスイッチが当たり、リミットスイッチから復帰信号が出力される。
而して、本考案は、特許文献1の「固定式布置きステージに走行ミシン配置の縫製装置」のような、ミシン走行縫製装置の改善を図ったものである。
特許文献1のシン走行縫製装置は布の直線縫いの際、その両端部をクランプで挟み引っ張るのみで他の支持が無いため、クランプ間の布は中央部に亘り、若干湾曲し細幅に変化するため、等幅の走行縫製は甚だ困難である。また縫製対象の布本体は走行ミシンの走行方向の片側にある布置きステージにて載置支持するが、その反対側にでる縫製部を含む布部分は無支持状態であるので斜めに下がり縫製幅を不均一にする原因になっている。
これ等の問題は、カーテン布地のように長尺布の端部S字縫製の際は、より顕著に現れる。
特開平5−192462号公報 特開平8−299640号公報 特開平5−184758号公報
本発明は、例えば、カーテン布地のように長尺布の端部S字縫製を、迅速確実に均一幅で且つ均一縫い目で綺麗に縫製する自走縫製装置を提供するものである。
上記課題を満足させる本考案の基本的な技術構成は、「架台本体の縫製始・終端側のスタンド101,102間に亘って、走行レール103と、布載置テーブル105と、両端部を固定連結した布載置ベルト107とその下面を支持し縫製ミシン150が通過する際退避可能にしたベルト水平支持アーム140と、複数の布押当パッド機構120を支持するパッド支持梁108とを延在設置し、布載置テーブル105と布載置ベルト107とは隣接平行配置し、走行レール103に走行駆動枠体130を設け、走行駆動枠体130に、縫製ミシン150を搭載し、その縫製ミシン150前部の布載せエプロン153の直下に布載置ベルト107の下降変更用の上ロールを配置しこの上ロールと平行して布載置ベルト107の水平戻し用の下ロールを設けこの上下ロールに布載置ベルト107をS字に掛けて抱持してなる自走縫製装置」であり、その具体的構成の特徴は次の(1)〜(7)の通りである。
(1)、布縫製機構と布送機構とを布を挿通して縫う布挿通部151に設けその布挿通部151のの布進入側に布載せエプロン153を有する縫製ミシン150と、
縫製始端側と縫製終端側のスタンド101,102間に亘って走行レール103とこれに平行して布載置テーブル105と布載置ベルト107を延在設置し布載置テーブル105と布載置ベルト107とは隣接配置した架台本体100と、
布載置テーブル105又は布載置ベルト107に沿ってその上方に適宜な間隔で昇降可能に配列した布押当パッド機構120と、
布載置ベルト107に沿って適宜な間隔で設けられ同ベルトの下面を支持し縫製ミシン150が通過する際、退避可能にしたベルト水平支持アーム140と、
布載置テーブル105の長手方向の始端側の任意の位置に設けられ縫製対象の布の縫製始端部を押さえ且つ解除する縫製始端部クランプ機構と、
布載置テーブル105の長手方向の任意の位置に走行移動可能に設けられ布載置テーブル105上と布載置ベルト107上にある布の縫製終端部を押さえ且つ解除する縫製終端部クランプ機構と、
前記走行レール103に走行可能に装着し前記縫製ミシン150を搭載しその縫製ミシン150の布載せエプロン153の直下にベルト変更上ロール131を配置しこの上ロールと平行してベルト変更下ロール132を設けこの上下ロールに布載置ベルト107をS字に掛けて抱持した走行駆動枠体130とから構成してなる自走縫製装置。
(2)、前記布載置ベルト107の下面中央部の長さ方向に単数または複数の突条107を設け、前記上下ロールの幅方向中央部に前記突条をガイドする単数または複数のガイド溝131g,132gを形成したことを特徴とする前記(1)に記載の自走縫製装置。
(3)、前記布押当パッド機構120と前記ベルト水平支持アーム140を縫製ミシン150が通過する際に布押当の解除とベルト支持の解除をさせる光電式、電気式、磁石式等公知のリミッター機構を設けたことを特徴とする前記(1)に記載の自走縫製装置。
(4)、前記架台の終端部のスタンド101,102の上部に、縫製ミシン150の布縫製機構が布を縫う方向線109を照射表示するレーザー光線器110を設置したことを特徴とする前記(1)に記載の自走縫製装置。
(5)、布載置テーブル105の手前に上方開放型の布収容ボックス119を連設したことを特徴とする前記(1)に記載の自走縫製装置。
(6)、ベルト変更用の上ロール131及び又は下ロール132の支持部にベルトの緩みを吸収する伸縮弾性体を利用したコイル式、板バネ式、棒体式等のスプリング機構を設けたことを特徴とする前記(1)に記載の自走縫製装置。
本考案の自走縫製装置は、布の直線縫いの際、縫製布の縫製対象部分とその近傍部分を布載置テーブル105と布載置ベルト107の上に載置し、その他の部分は布収容ボックス119内に収容して縫製対象部分をS字などに巻き込み処理し、縫製対象部分を縫製していく所謂縫製線109を、縫製レーザー光線に一致させた直線状に正確に設定し、この直線状にしながら両端部を第一と第二の縫製始端部クランプ機構160、170と縫製終端部クランプ機構180で挟んで適宜なテンションを与え、且つその中間を複数の布押当パッド機構120で押さえて置くなど縫製準備作業の迅速円滑化を図る。これで縫製ミシン150による縫製は、該縫製対象部分の水平な直線セット状態を崩すことなく保持して実施すると共に、縫製ミシン150が逐次縫製していく過程で、縫製する直前にこの布載置ベルト107の布支持と布押当パッド機構120の布押さえを順次解除するので布の縫製始端部から縫製終端部までを縫製線109に沿って円滑に連続走行縫製することができ、しかも縫製結果は、均一な幅で、糸の縫製テンションを均一にして外観が極めて綺麗な縫い目姿の直線縫い、直線纏り縫い、掬い縫い等を世界で初めて実現したものである。
本考案の自走縫製装置を実施するための最良の形態は、次に紹介する実施例1により詳細に説明する。
自走縫製装置の実施例1を図1〜図6に示す。
図1は作業側(ワークサイド)から見た全体を示す正面説明図であり、一部切欠いて裏面側(反作業側:ドライブサイド)を示す。図2は図1の裏面説明図、図3は平面説明図、図4は図3の矢視A-Aからの横断面説明図、図5は図3の矢視B-Bからの横断面説明図である。
図6は図1の要部「走行駆動枠体130」の拡大説明図であり、図3の矢視C-Cからの側面説明図である。図7は図1の要部「縫製終端部クランプ機構180」の拡大説明図である。
図1〜図7において、本例の自走縫製装置は、走行・停止自在の架台本体100にその殆ど全てを配置した例である。
本例の自走縫製装置の基本構成は、前記架台本体100の両側スタンド101,102間に、走行レール103、走行レール103支持用のレール支持梁104、布載置テーブル105、布載置テーブル105支持用のテーブル支持梁106、布載置ベルト107、テーブル支持梁106に適宜な間隔で設けたベルト水平支持アーム140、布押当パッド機構120の支持用のパッド支持梁108を互いに平行に配置し、前記走行レール103に走行駆動枠体130を走行駆動可能に装着し、前記走行駆動枠体130に縫製ミシン150を搭載し且つ前記布載置ベルト107をS字に掛けて抱持するベルト変更用の上下ロール131,132を設け、架台本体100の縫製終端側の上部に布縫い基準方向線(2点鎖線109で示す)を照射表示するレーザー光線器110を設けたものである。
以下にそれらの詳細に説明する。
1.架台本体100
架台本体100は、両側にある縫製始端側と縫製終端側のスタンド101,102間に亘って走行レール103とこれに平行して布載置テーブル105と布載置ベルト107を延在設置し布載置テーブル105と布載置ベルト107とは隣接水平配置してある。この他に布載置テーブル105の作業側に上方開放型の布収容ボックス119を連設し、スタンド101,102の上を支持し、布押当パッド機構120を支持するパッド支持梁108と、スタンド101,102の中央部を仕切る中央仕切り板112と、布載置テーブル105を支持するテーブル支持梁106とを設置し、各スタンド101,102下端部には走行・停止自在なキャリアー113を設置してある。
2.走行駆動枠体130
走行駆動枠体130は、前記走行レール103に上下左右の走行ロール137により走行駆動可能に装着し前記縫製ミシン150とその駆動モーター152を搭載し、その縫製ミシン150の前記布載せエプロン153の直下にベルト変更上ロール131を配置し、この上ロールと平行してベルト変更下ロール132を設け、この上下ロールに布載置ベルト107を図示の如くS字に掛けて抱持して走行駆動し、つまり布載置ベルト107を常に抱えながら走行駆動し、縫製対象布を縫う直前まで布載置ベルト107上に支持するものである。又、走行駆動枠体130の駆動装置は縫製始端部のスタンド101,102に設けた棚板115にタイミングベルト式駆動モーター133を固定しそのタイミングベルト134を枠体130の下部側部材135に連結固定したものである。
3.縫製ミシン150
縫製ミシン150は、一般公知のものであり、布を挿通して縫う布挿通部151には、モーター152により縫製作動する布縫製機構と布送機構の合体部151Gを設け、その布挿通部151の左右と直前の布進入部と直後に布載せエプロン153を有し、直前の布載せエプロン1531は、布の縫製始端部の縫い始めにそれを布縫製機構と布送機構の間の布挿通部151に挿通してセットする際に下降退避させるため開閉回動する。
4.布載置ベルト107と上下ロール131,132
布載置ベルト107は、両端部を固定し、その下面中央部の長さ方向に図3に示すように、突条107rを設け、前記上下ロール131,132にはその幅方向中央部に前記突条107rをガイドするガイド溝131g,132gを形成してある。これにより布載置ベルト107を蛇行させること無く好ましい抱持状態を常に確実に維持して布載置ベルト107上の布の変位を防止して正確な直線縫製作用を確立する。また前記上下ロール131,132の両方又は一方の支持部には、当該ロールをそのベルトの巻き付き方向に常に引っ張り力を付与してベルトの緩みを吸収する前述のスプリング機構(図示せず)を設けてある。つまりベルト変更上ロール131は走行駆動枠体130側に、ベルト変更下ロール132は反走行駆動枠体130側に引っ張りベルトの緩みを吸収する。このスプリング機構は布載置ベルト107の両端部の固定箇所のいずれか一方に設けても良い。スプリング機構を設けない場合は定期的に布載置ベルト107自体のテンションをベルト端部クランプ式の調整部107Sで調整すれば良い。
5.布押当パッド機構120
布押当パッド機構120は、エアーシリンダー昇降式機構で布載置ベルト107の上方のパッド支持梁108に沿って適宜な間隔で昇降可能に配列し、布載置ベルト107の表面上の布を押当て保持するものである。布押当パッド機構120は、パッド支持梁103に固定したシリンダー支持アーム121と、シリンダー支持アーム121に固定支持したエアーシリンダー122と、エアーシリンダー122に装着したピストンロッド123と、ピストンロッド123の先端に装着した短い円筒パック状の布押当パッド124とからなる。布押当パッド124は摩擦係数の大きいしかも布に傷を付けないクッション性のある材質を採用してある。
6.ベルト水平支持アーム140
ベルト水平支持アーム140は、テーブル支持梁106に回転モータ式の下降回動退避機構141を介して水平に支持され、配置位置は布押当パッド機構120の対向下方位置でしかも布載置ベルト107に沿って設けてあり同ベルトの下面を接触ガイド支持する。したがって同ベルトの下面の突条107rを収容する凹部142を中央部に形成してある。そして縫製ミシン150が通過する際には図5に矢印で示すようにリミター機構の指令で下降回動退避機構141により所定角度を下降回動し退避する。
7.縫製始端部クランプ機構
縫製始端部クランプ機構は、縫製対象の布の縫製始端部を同時に押さえ且つ解除するエアーシリンダー式クランプ機構であり、第一縫製始端クランプ機構160と第二縫製始端クランプ機構170を有する。第一縫製始端クランプ機構160は、縫製ミシン150の走行始端部にある布載置テーブル105の長手方向の始端部に設置し、布載置テーブル105自体をクランプテーブルとし、その上対面にピストン161下端の昇降クランプバー162を配置し、ピストン161をエアーシリンダー163に装着し、エアーシリンダー163を布載置テーブル105に竪設置した支持柱164に装着したものである。第二縫製始端クランプ機構170は、第一縫製始端クランプ機構160の縫製ミシン150側に並列して設けられ、布載置テーブル105と同一レベルに固定したクランプテーブル171と、その下対面にピストン上端に昇降クランプバー173を配置し、ピストンをエアーシリンダーに装着し、エアーシリンダー174をテーブル支持梁に装着したものである。昇降クランプバー162と昇降クランプバー173の押当面には摩擦係数の大きいしかも布に傷を付けないクッション性のある材質のフェルトなどを貼ってある。図中170Gは縫製布のエッジガイドである。
8.縫製終端部クランプ機構180
縫製終端部クランプ機構180は、布載置テーブル105上を走行して縫製対象布の縫製サイズに応じた位置にセットして、布の縫製終端部を押さえ且つ解除するものである。縫製終端部クランプ機構180は、布載置テーブル105の長手方向の任意の位置に走行移動と停止固定可能に装着した走行テーブル181を有し、走行テーブル181は布載置テーブル105と布載置ベルト107上に水平に亘らせてある。走行テーブル181の布載置ベルト107側の張り出し部には、布載置テーブル105のエッジに摺動可能に係合させた浮き上がり防止用の断面コ字型のフック185を設け、エアーシリンダー式のクランプ機構191を設け、走行テーブル181側には、布載置テーブル105の上面の前後左右と布収容ボックス119側の側面に当接するキャリアロール182と、布載置テーブル105の布収容ボックス119側の側面に押当シリンダー機構184で押圧させるブレーキパッド183を設ける。シリンダー機構184はブレーキパッド183を該側面に押圧・離間させて走行テーブル181の停止維持と走行移動を可能にしてある。エアーシリンダー式のクランプ機構191は、シリンダー195に装着したピストン193の下端に昇降クランプバー194を連結配置し、昇降クランプバー194の下方対面にクランプテーブル192を配置し、クランプテーブル192は布載置ベルト107の直上に水平に張り出し位置固定したものである。布の製終端部はクランプテーブル192と昇降クランプバー194との間に挟んで固定される。
9.リミッター機構
リミッター機構は、走行駆動枠体130の側部に、金属近接スイッチ200を設け、走行レール103のレール支持梁104の側面下方にベルト水平支持アーム140の設置間隔と同じ間隔で金属体201を垂下設置し、金属体201の被検知面を前記金属近接スイッチ200の金属検知面に所定の微小間隔を置いて通過可能に設ける。往路する金属近接スイッチ200からの金属体の検知信号でその都度、当該ベルト水平支持アーム140の下降回動退避機構141に下降回動退避作動を指令制御すると共に、布押当パッド機構120に布押当解除作動を指令制御することを順次行い縫製作業と支持作用の干渉を回避してミシン150との衝突を防止するものである。
また復路する金属近接スイッチ200からの金属体の検知信号でその都度、当該ベルト水平支持アーム140の下降回動退避機構141に下降回動退避作動解除を指令制御し元の状態にする。布押当パッド機構120には手動で布押当と解除作動を指令制御するようにもしてある。
10.レーザー光線器
レーザー光線器110は、前記架台本体100の縫製終端部のスタンド102の上部に設置し、縫製ミシン150の布縫製機構が布を縫う方向の縫製線109にレーザー光線を一致させて照射表示する。
以上の構成により、本例の自走縫製装置は、布の直線縫いの際、縫製布の縫製対象部分とその近傍部分を布載置テーブル105と布載置ベルト107の上に載置し、余分な部分は布収容ボックス119内に収容して縫製準備作業の円滑化を図り、その縫製対象部分をS字などに巻き込み処理し、その縫製していく所謂縫製線109を縫製レーザー光線に一致させた直線状に正確に設定する。しかもこの直線状にしながら両端部を第一と第二の縫製始端部クランプ機構160、170と縫製終端部クランプ機構180で挟んで適宜なテンションを与え、且つその中間を複数の布押当パッド機構120で押さえて置くから該縫製対象部分の直線セット状態を崩すことなく保持すると共に、縫製ミシン150が逐次縫製していく過程で、縫製する直前にこの布載置ベルト107との布支持と布押当パッド機構120の布押さえを順次解除するので縫製始端部から縫製終端部まで円滑に連続走行縫製を可能にし、しかも均一な幅で、糸の縫製テンションを均一にして外観が極めて綺麗な縫い目姿の直線縫い、直線纏り縫い、掬い縫い等を実現したものである。
本考案は、上述の効果のように、縫製対象布を円滑迅速に連続走行縫製することを可能にし、しかも均一な幅で且つ糸の縫製テンションを均一にした綺麗な縫い目姿と纏り縫い等を実現した自走縫製装置であり、縫製産業に広く活用され多大な貢献をする考案である。
実施例1であり、作業側(ワークサイド)から見た全体を示す正面説明図であり、一部切欠いて裏面側(反作業側:ドライブサイド)を示す。 図1の裏面説明図である。 図1の平面説明図である。 図3の矢視A-Aからの平面説明図である。 図3の矢視B-Bからの平面説明図である。 図1の要部「走行駆動枠体130」の拡大説明図である。 図1の要部「縫製終端部クランプ機構180」の拡大説明図であり、図3の矢視C-Cからの側面説明図である。 前記特許文献1に記載の走行縫製ミシン装置の平面図である。 図8の走行縫製ミシン装置の斜視説明図である。
符号の説明
100 架台本体
107 布載置ベルト
110 レーザー光線器
120 布押当パッド機構
130 走行駆動枠体
131,132 上下ロール
140 ベルト水平支持アーム
150 縫製ミシン
160 第一縫製始端クランプ機構
170 第二縫製始端クランプ機構
180 縫製終端部クランプ機構
201 金属体
200 金属近接スイッチ

Claims (6)

  1. 布を挿通して縫う布挿通部151に布縫製機構と布送機構と設けその布挿通部151の布進入側に布載せエプロン153を有する縫製ミシン150と、
    縫製始端側と縫製終端側のスタンド101,102間に亘って走行レール103とこれに平行して布載置テーブル105と布載置ベルト107を延在設置し布載置テーブル105と布載置ベルト107とは隣接配置した架台本体と、
    布載置テーブル105又は布載置ベルト107に沿ってその上方に適宜な間隔で昇降可能に配列した布押当パッド機構120と、
    布載置ベルト107に沿って適宜な間隔で設けられ同ベルトの下面を支持し縫製ミシン150が通過する際、退避可能にしたベルト水平支持アーム140と、
    布載置テーブル105の長手方向の始端側の任意の位置に設けられ縫製対象の布の縫製始端部を押さえ且つ解除する縫製始端部クランプ機構と、
    布載置テーブル105の長手方向の任意の位置に走行移動可能に設けられ布載置テーブル105上と布載置ベルト107上にある布の縫製終端部を押さえ且つ解除する縫製終端部クランプ機構と、
    前記走行レール103に走行可能に装着し前記縫製ミシン150を搭載しその縫製ミシン150の布載せエプロン153の直下にベルト変更上ロール131を配置しこの上ロールと平行してベルト変更下ロール132を設けこの上下ロールに布載置ベルト107をS字に掛けて抱持した走行駆動枠体130とから構成してなる自走縫製装置。
  2. 前記布載置ベルト107の下面中央部の長さ方向に突条を設け、前記上下ロールの幅方向中央部に前記突条をガイドするガイド溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自走縫製装置。
  3. 前記布押当パッド機構120と前記ベルト水平支持アーム140を縫製ミシン150が通過する際に布押当の解除とベルト支持の解除をさせるリミッター機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自走縫製装置。
  4. 前記架台の終端部のスタンド102の上部に、縫製ミシン150の布縫製機構が布を縫う方向線109を照射表示するレーザー光線器110を設置したことを特徴とする請求項1に記載の自走縫製装置。
  5. 布載置テーブル105の手前に上方開放型の布収容ボックス119を連設したことを特徴とする請求項1に記載の自走縫製装置。
  6. ベルト変更下ロール132の支持部にベルトの緩みを吸収するスプリング機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自走縫製装置。
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