JP3144876U - 芋の皮剥き機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芋通過空間を有し、芋通過空間を囲んで複数のピーラー14が周方向に所定間隔をおいて配された皮剥き部16が、上下方向に所要間隔をおいて複数段、かつ各皮剥き部16のピーラー14が周方向にずれた位置となるように配設されて、通過する芋の外周部全体の皮剥きが可能に設けられ、芋を鉛直方向に支持して、芋を最上層の皮剥き部16に案内するガイド部32が設けられ、押し棒42を有し、押し棒42によりガイド部32に支持されている芋を押圧して、複数段の皮剥き部16を通過させ、ピーラー14により皮を剥くための押圧手段34を設ける。
【選択図】図1
Description
ところで、通常、芋の皮を剥く場合には、ピーラーを用いて、手作業で行うようにしている。このため、非能率的であるばかりか、作業者には酷な作業であった。
なお、大根等の皮剥き機として、次のような装置が知られている。すなわち、起立して設けた皮剥き部を水平方向に所要間隔をおいて複数段配設し、各皮剥き部手前側に送り込み用のローラーを配設して、このローラーにより順次大根を皮剥き部に連続して送り込み、皮剥き部におけるピーラーによって大根の皮を自動的に剥く皮剥き機がある(特許文献1)。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装置の小型化、簡易化が図れるとともに、固いさつま芋の場合であっても、切削抵抗に抗して容易に送り込め、良好に皮剥きが行える芋の皮剥き機を提供するにある。
前記押圧手段がエアシリンダであり、前記押し棒が該エアシリンダのロッドによって下動され、エアシリンダの1ストロークにより芋を前記皮剥き部を通過させることを特徴とする。
前記エアシリンダが前記複数段の皮剥き部の側方に隣接して配置され、前記押し棒が連結部を介してエアシリンダのロッドに連結されていることを特徴とする。
エアシリンダを皮剥き部の側方に配置することによって、装置の全高を低くすることができる。
前記弾性アームは一端が前記リング状取り付け部の下面側に固定され、他端に前記ピーラーが固定されていることを特徴とする。
前記ピーラーは、前記弾性アームに交換可能に取り付けられていることを特徴とする。
また、前記皮剥き部は、前記リング状取り付け部において複数本の支柱に固定されて上下方向に複数段配設されていることを特徴とする。
さらに、前記ガイド部が、複数枚の弾性を有する舌片が周方向に配設されて下すぼまり状に形成されていることを特徴とする。
図1は本実施の形態に係る芋の皮剥き機10の側面図、図2はその正面図である。
芋の皮剥き機10は、芋通過空間12を有し(図3)、該芋通過空間12を囲んで複数のピーラー14が周方向に所定間隔をおいて配された皮剥き部16が、上下方向に所要間隔をおいて複数段(図1では4段)、かつ各皮剥き部16のピーラー14が周方向にずれた位置となるように配設されて、通過する芋18の外周部全体の皮剥きが可能に設けられている。
弾性アーム22は板ばねが用いられ、一端がリング状取り付け部20の下面側にねじ24によって固定され(図5)、他端にピーラー14がねじ26によって固定されている(図4)。
ピーラー14は、公知の皮剥き器の構造をなすものであり、欠けたり、切れが悪くなった場合等に交換できるように、弾性アーム22にねじ26によって着脱可能に取り付けられている。
32はガイド部(図1、図2)であり、芋18を鉛直方向に支持して、芋18を最上層の皮剥き部16に案内可能になっている。
ガイド部32は、複数枚の弾性を有する舌片32aが周方向に配設されて下すぼまり状に形成されている。芋18は、このガイド部30に人手により押し込まれることで、若干外方に広がった舌片の弾性力によって、押し込まれた位置でほぼ鉛直状態を保ったまま保持されることになる。
押圧手段34は、4段の皮剥き部16の側方に隣接して支持柱36に固定されたエアシリンダ38と、このエアシリンダ38のロッド38aに連結棹(連結部)40を介して連結された押し棒42を有する。押し棒42はエアシリンダ38と平行に設けられ、ロッド38aの上下動とともに上下動する。なお、44は押し棒42のガイドである。また、46はリミットスイッチであり、連結棹40が下動した位置でオンされ、これによりエアシリンダ38が停止される。エアシリンダ38は、図示しない上昇スイッチがオンされることによってロッド38が上昇され、下降スイッチがオンされることによってロッド38aが下降される。エアシリンダ38には図示しないコンプレッサから電磁弁(図示せず)を介して圧縮エアが供給される。なお、52はメインスイッチである(図2)。
この押し棒42は、ガイド部32に支持されている芋18(図5)を強制的に押圧して、4段の皮剥き部16を通過させ、これにより、ピーラー14により皮を剥くことができるようになっている。
押し棒42の下端には、図5に示すように、芋の上端に突き刺さる突起48を有する保持手段(保持板)50を設けると好適である。
なお、この保持手段50は必ずしも設けなくとも良い。
芋18の皮剥き作業を行うには、図5に示すように、人手によって、芋18をガイド部32の舌片32aに押し込み、その弾性力によってガイド部32に保持させる。
次いで、次いで図示しない下降スイッチを投入する。するとエアシリンダ38の駆動源が作動し、エアシリンダ38のロッド38aが下動され、これにより押し棒42も下動される。
図示しない上昇スイッチを投入することによって、押し棒42は待機位置まで上昇して停止する。
12 芋通過空間
14 ピーラー
16 皮剥き部
18 芋
20 リング状取り付け部
22 弾性アーム
24、26 ねじ
28 基台
30 支柱
32 ガイド部
34 押圧手段
38 エアシリンダ
40 連結部
42 押し棒
46 リミットスイッチ
48 突起
50 保持手段
Claims (9)
- 芋通過空間を有し、該芋通過空間を囲んで複数のピーラーが周方向に所定間隔をおいて配された皮剥き部が、上下方向に所要間隔をおいて複数段、かつ各皮剥き部のピーラーが周方向にずれた位置となるように配設されて、通過する芋の外周部全体の皮剥きが可能に設けられ、
芋を鉛直方向に支持して、芋を最上層の皮剥き部に案内するガイド部が設けられ、
押し棒を有し、該押し棒により前記ガイド部に支持されている芋を押圧して、前記複数段の皮剥き部を通過させ、前記ピーラーにより皮を剥くための押圧手段が設けられていることを特徴とする芋の皮剥き機。 - 前記押し棒下端に、芋の上端に突き刺さる突起を有する保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の芋の皮剥き機。
- 前記押圧手段がエアシリンダであり、前記押し棒が該エアシリンダのロッドによって下動され、エアシリンダの1ストロークにより芋を前記皮剥き部を通過させることを特徴とする請求項1または2記載の芋の皮剥き機。
- 前記エアシリンダが前記複数段の皮剥き部の側方に隣接して配置され、前記押し棒が連結部を介してエアシリンダのロッドに連結されていることを特徴とする請求項3記載の芋の皮剥き機。
- 前記皮剥き部は、リング状取り付け部に、弾性アームを介して前記ピーラーが取り付けられて形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の芋の皮剥き機。
- 前記弾性アームは一端が前記リング状取り付け部の下面側に固定され、他端に前記ピーラーが固定されていることを特徴とする請求項5記載の芋の皮剥き機。
- 前記ピーラーは、前記弾性アームに交換可能に取り付けられていることを特徴とする請求項5または6記載の芋の皮剥き機。
- 前記皮剥き部は、前記リング状取り付け部において複数本の支柱に固定されて上下方向に複数段配設されていることを特徴とする請求項5〜7いずれか1項記載の芋の皮剥き機。
- 前記ガイド部が、複数枚の弾性を有する舌片が周方向に配設されて下すぼまり状に形成されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載の芋の皮剥き機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004574U JP3144876U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 芋の皮剥き機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008004574U JP3144876U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 芋の皮剥き機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3144876U true JP3144876U (ja) | 2008-09-18 |
Family
ID=43294702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008004574U Expired - Lifetime JP3144876U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 芋の皮剥き機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3144876U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7450897B1 (ja) | 2022-09-29 | 2024-03-18 | 司 川崎 | さつま芋の加工器 |
-
2008
- 2008-07-04 JP JP2008004574U patent/JP3144876U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP7450897B1 (ja) | 2022-09-29 | 2024-03-18 | 司 川崎 | さつま芋の加工器 |
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