JP3144614B2 - フラット帯域特性アレイ格子 - Google Patents
フラット帯域特性アレイ格子Info
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Description
ットなフラット帯域特性アレイ格子に関するものであ
る。
れた入力用チャネル導波路02と、チャネル導波路アレ
イ03と出力用チャネル導波路04、および前記入力用
チャネル導波路02とチャネル導波路アレイ03とを接
続する第1の扇型スラブ導波路05と、前記チャネル導
波路アレイ03と出力用チャネル導波路04とを接続す
る第2の扇型スラブ導波路06を具え、前記チャネル導
波路アレイ03の長さが所定の導波路長差△Lで順次長
くなるように、従来のアレイ導波路が構成されている。
その周波数帯域特性は図5に示すように、各中心周波数
(図5の場合は200GHz間隔)の近傍で放物線状の
損失特性となる。尚、同図の特性図は8ch_200G
Hzアレイ格子の分波特性を示し、その内のno.4〜n
o.6の導波路についてのものを示している。また、条件
は以下に示す通りである。 λ0 =1.55(μm) f0 =193.55(THz) m =59 △L=63.04(μm) N =54(本) Dslp =20(μm) B1dB =62(GHz) B3dB =108(GHz)
来の構造のアレイ格子では、放物線状の損失特性である
ためにレーザ光源の波長が温度等で各中心波長から変動
した場合には通過損失が大幅に増加するという問題があ
る。
ものであり、フラットな帯域特性を有するアレイ格子を
実現可能とし、これによって、波長分割ルーティング等
に適したフラット帯域特性アレイ格子を提供することを
目的とする。
めに本発明のフラット帯域特性アレイ格子の構成は、 基板上に配置された入力用チャネル導波路と、チャネル
導波路アレイと出力用チャネル導波路、および前記入力
用チャネル導波路とチャネル導波路アレイとを接続する
第1の扇型スラブ導波路と、 前記チャネル導波路アレイと前記出力用チャネル導波路
とを接続する第2の扇型スラブ導波路を具え、 且つ前記チャネル導波路アレイの長さが所定の導波路長
差で順次長くなるように構成されたアレイ導波路格子で
あって、 前記アレイ格子の各出力用チャネル導波路と各々接続す
る二つの導波路を有する光干渉計を有し、該二つの導波
路のうちの片側の導波路長を他の導波路長に比べて長く
すると共に前記二つの導波路のクラッド部の上面には各
々ヒータを配してなり、 前記光干渉計は各中心周波数で、入力光に対する出力光
の強度が最小である ことを特徴とする。
光干渉計の入力ポートに接続し、該光干渉計を構成する
二つの導波路のうちの片側の導波路長を他の導波路長に
比べて長くし、且つ二つの導波路のクラッドガラスの上
面には各々ヒータを設けているので、該ヒータを調節す
ることにより、隣接する信号チャンネルへのクロストー
クを劣化させることなく所定の帯域幅(1dB)を大幅
に増大できる。
照して詳細に説明する。
格子の実施例を示し、入力用チャネル導波路11、所定
の導波路長差△Lで順次長くなるように構成されたチャ
ネル導波路アレイ12、出力用チャネル光導波路13お
よび前記入力用チャネル導波路11とチャネル導波路ア
レイ12とを接続する第1の扇型スラブ導波路14と、
前記チャネル導波路アレイ12と出力用チャネル導波路
13とを接続する第2の扇型スラブ導波路15が基板1
6上に形成されており、さらに出力用チャネル導波路1
3はそれぞれ、光干渉計17の入力ポートに接続されて
おり、該光干渉計17を構成する二つの導波路のうちの
片側の導波路長は他の導波路長に比べてδだけ長くなっ
ている。
内の一つの干渉計の拡大図であり、同図中、符号18,
19は方向性結合器、20a,20bは二つの導波路2
1a,21bのクラッドガラス上面に設けられたヒータ
を各々図示する。図2に示すように、光干渉計17を構
成する二つの導波路21a,21bのうちの片側の導波
路の長さ21aは、他の導波路21bの長さに比べてδ
だけ長くなっている。
ダー干渉計における入力光E0 と出力光Eとの関係は次
の[数1]のように表される。
コア厚2t=6μm、比屈折率差△=0.75%のとき、
波長λ=1.55μmでのヒータの無い部分の光導波路の
等価屈折率はnc =1.450838である。いま、アレ
イ格子の通過中心波長がλ0 =1.55μmであるとする
と、アレイ格子の特性を相殺するためには上記式(1)
のTを最小にすることは必要で、そのために上記式
(2)のφはλ0 =1.55μmでπの整数倍とならなけ
ればならない。
と、方向性結合器の強度結合率ηは通常のアレイ格子の
周波数帯域特性(図5に示す)との兼ね合いから決めら
れ、チャネル間隔が200GHzのアレイ格子の場合に
はδ=1.035mm、η=0.18となる。このとき、式
(3)より、
またn1c * ,n2c * は
る。
格子の作製は、石英系光導波路を用いて行った。
iO2 下部クラッド層を堆積し、次にGeO2 をドーパ
ントとして添加したSiO2 ガラスのコア層を堆積した
後に、電気炉で透明ガラス化した。次に、前記設計に基
づく図1に示すようなマスクパターンを用いてコア層を
エッチングしてコア部分を作製した。最後に、再びSi
O2 上部クラッド層を堆積し、さらに所定の光導波路上
に薄膜ヒータおよび電気配線を蒸着した。
実施例のフラット帯域特性アレイ格子の周波数帯域特性
を示したものである。図5の従来のアレイ格子に比べる
と1dB帯域がほぼ1.9倍にできることがわかる。
たように、本発明のフラット帯域特性アレイ格子によれ
ば、隣接する信号チャネルへのクロストークを劣化させ
ることなく1dB帯域幅を大幅に増大できる。したがっ
て、レーザ光源の波長が温度等で各信号チャネルの中心
波長から変動した場合でも通過損失が増加しないので波
長分割ルーティングシステム等の設計の許容度が増すと
いう利点を有する。
イ格子を示す図である。
大図である。
レイ格子の周波数帯域特性を示す図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に配置された入力用チャネル導波
路と、チャネル導波路アレイと出力用チャネル導波路、
および前記入力用チャネル導波路とチャネル導波路アレ
イとを接続する第1の扇型スラブ導波路と、 前記チャネル導波路アレイと前記出力用チャネル導波路
とを接続する第2の扇型スラブ導波路を具え、 且つ前記チャネル導波路アレイの長さが所定の導波路長
差で順次長くなるように構成されたアレイ導波路格子で
あって、 前記アレイ格子の各出力用チャネル導波路と各々接続す
る二つの導波路を有する光干渉計を有し、該二つの導波
路のうちの片側の導波路長を他の導波路長に比べて長く
すると共に前記二つの導波路のクラッド部の上面には各
々ヒータを配してなり、 前記光干渉計は各中心周波数で、入力光に対する出力光
の強度が最小である ことを特徴とするフラット帯域特性
アレイ格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23266594A JP3144614B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | フラット帯域特性アレイ格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23266594A JP3144614B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | フラット帯域特性アレイ格子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894868A JPH0894868A (ja) | 1996-04-12 |
JP3144614B2 true JP3144614B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=16942879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23266594A Expired - Fee Related JP3144614B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | フラット帯域特性アレイ格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144614B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP23266594A patent/JP3144614B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0894868A (ja) | 1996-04-12 |
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