JP3201560B2 - 光信号処理回路 - Google Patents
光信号処理回路Info
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Description
って光信号に生じた歪みを波形整形する光等化器、ある
いは波長分波機能を有するアレイ導波路回折格子とし
て、所定の光周波数フィルタ特性を有する光信号処理回
路に関する。
で零分散となり、波長1.55μmで損失が最低になる特性
を有している。この光ファイバに波長1.55μmの光信号
を入射すると、光ファイバの分散によって光信号周波数
(変調周波数)fが高くなるにつれて伝搬遅延時間τが
小さくなる(伝搬速度が速くなる)。したがって、この
光ファイバを伝搬する光信号は、その波長スペクトルの
広がりに応じて波形が歪む。この歪みが大きくなると、
光ファイバの伝送容量あるいは伝送距離が制限されるこ
とになる。
補償して光信号を波形整形するものである。従来の等化
器としては、光信号を電気信号に変換して使用するマイ
クロストリップ線路が知られている。その構造は図9に
示すように、誘電体1とその両面に接合される金属導体
2,3である。伝搬遅延時間τは、図10に示すように
信号周波数fが高くなるにつれて大きくなる(伝搬速度
が遅くなる)。また、マイクロストリップ線路の長さL
に応じてその割合が大きくなる。このように、伝搬遅延
特性はマイクロストリップ線路と光ファイバとでは逆に
なる。したがって、分散を有する光ファイバを伝搬した
光信号は、電気信号に変換した後に、所定の長さLのマ
イクロストリップ線路を通すことにより、光ファイバに
おける分散の影響を相殺することができる。
導波路回折格子について、図11〜図13を参照して説
明する。図11は、従来のアレイ導波路回折格子の構成
を示す平面図である。
(または1本)の入力用チャネル導波路11、第1の扇
形スラブ導波路12、導波路長差ΔLで順次長くなる複
数N本の導波路からなるチャネル導波路アレイ13、第
2の扇形スラブ導波路14、複数本の出力用チャネル導
波路15を順次接続した構成である。
近傍の構造を示す拡大図である。なお、第2の扇形スラ
ブ導波路14においても同様である。図において、Rは
第1の扇形スラブ導波路12の曲率半径、2aは入力用
チャネル導波路11およびチャネル導波路アレイ13の
各導波路のコア幅、Uは入力用チャネル導波路11の各
導波路のコア開口幅、s1 は入力用チャネル導波路11
のスラブ導波路境界での導波路間隔、Dはチャネル導波
路アレイ13の各導波路のコア開口幅、s2 はチャネル
導波路アレイ13のスラブ導波路境界での導波路間隔、
d1 ,d2 は各テーパ導波路部分の長さを示す。ここ
で、UおよびDはそれぞれ一定である。
ャネル導波路11から入射した光は、第1の扇形スラブ
導波路12において回折により広がり、その回折面と垂
直に配置されたチャネル導波路アレイ13に導かれる。
チャネル導波路アレイ13は、各導波路が導波路長差Δ
Lで順次長くなっているので、各導波路を伝搬して第2
の扇形スラブ導波路14に到達した光には導波路長差Δ
Lに対応する位相差が生じている。この位相差は光周波
数により異なるので、第2の扇形スラブ導波路14のレ
ンズ効果で出力用チャネル導波路15の入力端に集光す
る際に、光周波数ごとに異なる位置に集光する。
用チャネル導波路11から入射された光の周波数に対応
して、出力用チャネル導波路15の導波路が選択される
光分波器として動作する。従来のアレイ導波路回折格子
では、図13に示すように、出力用チャネル導波路15
の各導波路対応にその中心周波数(ここでは 100GHz間
隔)の近傍で放物線状の光周波数特性となる。
ップ線路による等化器では、波形整形するために光信号
を一旦電気信号に変換する必要があり、全光中継システ
ムに用いることができなかった。さらに、信号周波数f
が高くなるとマイクロストリップ線路の導体損失が増加
するので、光信号の波形整形を行っても光ファイバの伝
送容量と伝送距離を共に高めることは困難であった。
13に示すように放物線状の光周波数特性を有し3dB帯
域幅は27GHzと狭い。したがって、入力用チャネル導波
路11に入射された光の波長がその中心波長から変動し
た場合には、出力用チャネル導波路15の所定のチャネ
ルへ出射される光の損失が大幅に増加し、またクロスト
ークを劣化させる問題があった。
等化器、また各チャネルごとにフラットな光周波数特性
を有するアレイ導波路回折格子を実現し、大容量・長距
離光通信および波長分割ルーティングに適した光信号処
理回路を提供することを目的とする。
は、第1の扇形スラブ導波路とチャネル導波路アレイと
の境界におけるチャネル導波路アレイの各導波路のコア
開口部がそれぞれ所定の幅を有する。さらに、所定の導
波路長差で順次長くなるチャネル導波路アレイの各導波
路が、それぞれ信号光の波長程度以下の所定の導波路長
を加減した長さを有する。
路アレイの各導波路の光電界分布と位相は、各導波路の
コア開口幅と、信号光の波長程度以下の所定の導波路長
を加減した各導波路の長さに応じて設定することができ
る。
基づいて、チャネル導波路アレイの各導波路のコア開口
幅と長さを調整する。これにより、チャネル導波路アレ
イの光電界分布と位相を制御し、出力用チャネル導波路
の各チャネルにおける光周波数特性を制御することがで
きる。たとえば、光ファイバの分散特性と逆符号の光周
波数特性を実現することができる。また、各チャネルご
とにフラットな光周波数特性を有するアレイ導波路回折
格子を実現することができる。
す平面図である。図において、基板10上に形成した複
数本(または1本)の入力用チャネル導波路11、第1
の扇形スラブ導波路22、所定の導波路長差で順次長く
なる複数N本の導波路からなるチャネル導波路アレイ2
3、第2の扇形スラブ導波路14、複数本の出力用チャ
ネル導波路15を順次接続した構成である。なお、この
基本構成は図12に示す従来のアレイ導波路回折格子と
同じである。本発明では、第1の扇形スラブ導波路22
およびチャネル導波路23が従来のものと異なる。
傍の構造を示す拡大図である。なお、第2の扇形スラブ
導波路14の近傍の構造は、図12に示す従来の第1の
扇形スラブ導波路12と同じ構造である。
22の曲率半径、2aは入力用チャネル導波路11およ
びチャネル導波路アレイ23の各導波路のコア幅、Uは
入力用チャネル導波路11のコア開口幅、s1 は入力用
チャネル導波路11のスラブ導波路境界での導波路間
隔、Di はチャネル導波路アレイ23の一端からi番目
(iは1〜N)の導波路のコア開口幅、s2 はチャネル
導波路アレイ23のスラブ導波路境界での導波路間隔、
d1 ,d2 は各テーパ導波路部分の長さを示す。ここ
で、Uは一定であるが、Di は各導波路ごとに異なる。
の中心ポートに周波数f(波長λ=c/f)の信号光が
入射されたとする。入射された信号光は、第1の扇形ス
ラブ導波路22において回折により広がり、その回折面
と垂直に配置されたチャネル導波路アレイ23に導かれ
る。このとき、チャネル導波路アレイ23の各導波路に
取り込まれる光パワーの量は、各導波路のコア開口幅D
i に依存する。いま、i番目(iは1〜N)の導波路の
光電界振幅をBit(i) (実数)とする。チャネル導波路
アレイ23は、図1では内側から、図2では右側から各
導波路が導波路長差ΔLで順次長くなるように構成す
る。これに加えて、i番目の導波路の長さには波長λ程
度以下の所定の導波路長Q(i) が加減される。
さをLC とおくと、i番目の導波路を通って第2の扇形
スラブ導波路14に出るときの光の位相φi は、 φi =βC{LC+(i-1)ΔL+Q(i)} …(1) と表される。ただし、βC は導波路の伝搬定数である。
i番目の導波路から第2のスラブ導波路14に入射され
た光は多重干渉し、光の周波数fに応じたポート(本実
施例では出力用チャネル導波路15の中心ポート)に出
射される。出射光の電界振幅G(f) は、
の回折次数をmFDM とすると、 mFDM =nCΔL/λ0=nC ΔLf0/c …(3) の関係が成り立つ。ただし、 nC =βC/k …(4) であり、λ0 およびf0 はそれぞれ信号光の中心波長お
よび中心周波数である。
(Free Spectral Range :FSR)Wと回折次数mFDM との
間には、 W=f0/mFDM …(5) の関係が成り立つ。ここで、光周波数をアレイ導波路回
折格子の周波数帯域内で離散化して f=fS=f0+sW/N (s=−N/2 〜 N/2-1) …(6) と表す。このとき、式(3),(4),(5),(6) より、βC ΔL
のs番目の成分は、 βC(s)ΔL=2π(mFDM+s/N) …(7) となる。これを用いて式(1) を書き直すと φi(s)=βC(s)LC+(i-1)2π(mFDM+s/N)+βC(s)Q(i) …(8) となる。式(8) および式(2) を用いて出射光の電界振幅
G(f) のs番目の成分を求めると、
る。ここで、n=i-1 (n=0〜N-1) と置き換えると、
式(9) は、
で、βC(s)Q(n+1) をβC(0)Q(n+1)とおいた。ここ
で、 g(n) =Bit(n+1) exp{-jβC(O)Q(n+1)} …(11) とおくと、式(10)は、
間の離散フーリエ変換の関係を表している。すなわち、
第1の扇形スラブ導波路22とチャネル導波路アレイ2
3との境界において、チャネル導波路アレイ23の各導
波路のコア開口幅を所定値に設定して (n+1)番目(n=
0〜N-1)の光電界振幅Bit(n+1) を指定し、かつ光の波
長λ程度以下の所定の導波路長Q(n+1) を加減すること
により、 (n+1)番目の導波路の位相を調節する。これに
より、所定の複素振幅係数g(n) を実現することがで
き、式(12)によって所望の光周波数特性G(sΔf) を得
ることができる。
f) が既に与えられている場合には、
数g(n) が与えられる。そして (n+1)番目(n=0〜N-
1)の光電界振幅Bit(n+1) は、式(11)より複素振幅係数
g(n)の絶対値として与えられ、その導波路に加減する
導波路長Q(n+1) は、複素振幅係数g(n) の位相項から
求められる。このようにして、第1の扇形スラブ導波路
22とチャネル導波路アレイ23との境界におけるチャ
ネル導波路アレイ23の各導波路のコア開口幅D
n+1 と、加減する導波路長Q(n+1) が決定される。以上
は、本発明の光信号処理回路の光周波数フィルタとして
の一般的な説明である。
回路の第1実施例として、光等化器に用いる場合の具体
例について説明する。
の中心角周波数、Lはファイバ長、H0 は定数である。
光ファイバの分散σとβ″との間には、 β″=(λ0 2/2πc)σ …(15) の関係が成り立つ。ただし、cは真空中の光速度、λ0
=2πc/ω0 である。
の分散σの単位をps/km・nm、ファイバ長Lの単
位をkmとしたとき、 p=π・10-5・λ0 2σL/3 …(16) とおくと、光ファイバの周波数応答H(ω)は、 H(ω)=H0 exp{-jp(f−f0)2} …(17) と表される。ただし、光周波数fおよびf0の単位はGHz
である。これより、光ファイバの信号遅延時間tf は、
号処理回路の光周波数特性G(sΔf)がG0 を定数と
して、 G(sΔf)=G0exp{jp(fs−f0)2}=G0exp{jp(sΔf)2} …(19) であるとき、光ファイバの分散特性(式(14)または式(1
7))を補償する光等化器が実現できる。
に代入することにより、
数g(n) を求める。上述したように、 (n+1)番目(n=
0〜N-1)の光電界振幅Bit(n+1) は式(11)より複素振幅
係数g(n) の絶対値として与えられ、その導波路に加減
する導波路長Q(n+1) は複素振幅係数g(n) の位相項か
ら求められる。このようにして、第1の扇形スラブ導波
路22とチャネル導波路アレイ23との境界におけるチ
ャネル導波路アレイ23の各導波路のコア開口幅Dn+1
と加減する導波路長Q(n+1)が決定される。
て、λ0 =1.55μm、N=128 、R=5.63mm、ΔL=
1.03749 mm、2a=7μm(コア厚2t=6μm,比
屈折率差Δ=0.75%)、U=7μm、d1 =450 μm、
s1 =50μm、D0 =12μm、d2 =750 μm、s2 =
15μmとしたとき、nC =1.4507、mFDM =971 、W=
200 GHz、Δf=1.56GHzとなる。
1.55μm、分散σ=−10ps/km・nm、長さL=10
0 kmの光ファイバの分散を補償(等化)するには、式
(20)に従ってg(n) を求め、i(=n+1)番目(i=
1〜N、n=0〜N-1)の光電界振幅Bit(i) および加減
する導波路長Q(i) を求める。
図4は加減する導波路長Q(i) を波長で規格化した過剰
光路長Q(i)/λ0の分布を示す。第1の扇形スラブ導波
路22とチャネル導波路アレイ23との境界におけるi
番目の導波路のコア開口幅Di は次のようにして決め
る。Bit(i) の最大値(図3の場合にはi=38番目)を
Bmax とし、これに対応するコア開口幅をDmax とす
る。すなわち、図3の場合にはDmax =D38である。コ
ア開口幅とチャネル導波路アレイ中を伝搬する光強度
(光電界強度の自乗)とは比例するので、
導波路のコア開口幅Di は、
0 =12μmとし、i番目の導波路のコア開口幅Di を決
定し、かつ上述のアレイ導波路回折格子のパラメータを
用いてマスクを作製し、石英系光導波路を用いて本実施
例の光信号処理回路を作製した。
上に火炎堆積法によってSiO2下部クラッド層を堆積
し、次にGeO2をドーパントとして添加したSiO2ガラ
スのコア層を堆積し、電気炉で透明ガラス化した。次
に、前記設計に基づくパターンを用いてコア層をエッチ
ングし、光導波路部分を作製した。最後に、再びSiO2
上部クラッド層を堆積した。このようにして作製した光
等化器の位相特性の測定結果を図5に示す。
位相特性を示す。破線は、分散σ=−10(ps/km・nm)で長
さL=100(km) の光ファイバの位相特性(式(17)におい
てp=−0.0252 (GHz)-2)の逆符号の特性を示す。すな
わち、等化器に要求される位相特性である。本測定結果
は、f=f0−25〜f0+25(GHz) の50GHzの範囲で光ファ
イバの分散を精度よく等化できることを示している。
回路の第2実施例として、光周波数特性がフラットなア
レイ導波路回折格子として用いる場合の構成について説
明する。
合と同様である。ただし、第1の扇形スラブ導波路22
との境界におけるチャネル導波路アレイ23の各導波路
のコア開口幅Di と、その導波路に加減する導波路長Q
(i) の値が異なる。
て、λ0 =1.55μm、N=128 、R=5.63mm、ΔL=
254.3 μm、2a=7μm(コア厚2t=6μm,比屈
折率差Δ=0.75%)、U=7μm、d1 =450 μm、s
1 =50μm、D0=12μm、d2=750 μm、s2 =15μ
mとしたとき、nC =1.4507、mFDM=238 、W=813.2
GHz、Δf=6.35GHzとなる。
1.55μmでフラットな光周波数特性を実現するには、式
(13)において、
目(i=1〜N、n=0〜N-1)の光電界振幅Bit(i) お
よび加減する導波路長Q(i) を求める。図6は光電界振
幅Bit(i) の分布を示し、図7は加減する導波路長Q
(i) を導波路内波長λg(=λ0/nC)で規格化した過剰
光路長Q(i)/λgの分布を示す。なお、第1の扇形スラ
ブ導波路22とチャネル導波路アレイ23との境界にお
けるi番目の導波路のコア開口幅Di は、式(22)におい
てDmax =12μmとして決定した。このようなアレイ導
波路回折格子は、光等化器の場合と同様にして作製する
ことができる。その光周波数特性の測定結果を図8に示
す。
では、各導波路対応の中心周波数(ここでは 100GHz間
隔)の近傍でフラットな光周波数特性を実現でき、3dB
帯域幅は従来の27GHzから60GHzにまで拡大された。す
なわち、隣接するチャネルへのクロストークを劣化させ
ることなく、3dB帯域幅を大幅に増大させることができ
る。
回路は、アレイ導波路回折格子のパラメータを適当に選
ぶことにより、任意の伝搬遅延特性を実現することがで
きる。これにより、光信号を電気信号に変換することな
く、光ファイバの分散を補償する波形整形が可能とな
り、大容量・長距離光通信を容易に実現するこができ
る。
を適当に選ぶことにより、隣接する信号チャネルへのク
ロストークを劣化させることなく、3dB帯域幅を大幅に
増大させることができる。したがって、例えばレーザ光
源の波長が温度変化によって各信号チャネルの中心波長
から変動した場合でも、通過損失を増加させることなく
所定の分波特性を維持することができる。これにより、
波長分割ルーティングシステム等の設計の許容度が増す
ことができる。
す拡大図。
(i) の分布を示す図。
/λ0 の分布を示す図。
界振幅Bit(i) の分布を示す図。
光路長Q(i) /λg の分布を示す図。
果を示す図。
面図。
ラブ導波路14)の近傍の構造を示す拡大図。
を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 分散σ(ps/km・nm)および長さ
L(km)の光ファイバを介して伝送された波長λ
0 (=c/f 0 )(μm)の光信号を入力し、その分散
によって生じた光信号の歪みを整形する光信号処理回路
であって、 入力用チャネル導波路および出力用チャネル導波路と、
所定の導波路長差で順次長くなる複数本の導波路からな
るチャネル導波路アレイと、前記入力用チャネル導波路
と前記チャネル導波路アレイとを接続する第1の扇形ス
ラブ導波路と、前記チャネル導波路アレイと前記出力用
チャネル導波路とを接続する第2の扇形スラブ導波路と
によりアレイ導波路回折格子(AWG)を形成した光信
号処理回路において、前記チャネル導波路アレイの短い方から(n+1)番目
(n=0〜N−1、Nはチャネル導波路アレイの本数で
偶数)の導波路(n+1)について、この導波路の光電
界振幅Bit(n+1) と、前記導波路長差を加減する長さQ
(n+1) が、 【数11】 ただし p=π・10 -5 ・(c/f 0 ) 2 σL/3 β C (s)はチャネル導波路の伝搬定数でn c (2π/c)(f
0 +sΔf) L C はチャネル導波路アレイの最短の導波路長 Δf=W/N、WはAWGのFSR(フリースペクトル
レンジ) G 0 は0でない任意の定数 の関係を満たし、 前記第1の扇形スラブ導波路と前記チャネル導波路アレ
イとの境界における前記導波路(n+1)のコア開口幅
を、Bit(n+1) の二乗に比例するように設定する ことを
特徴とする光信号処理回路。 - 【請求項2】 入力用チャネル導波路および出力用チャ
ネル導波路と、所定 の導波路長差で順次長くなる複数本
の導波路からなるチャネル導波路アレイと、前記入力用
チャネル導波路と前記チャネル導波路アレイとを接続す
る第1の扇形スラブ導波路と、前記チャネル導波路アレ
イと前記出力用チャネル導波路とを接続する第2の扇形
スラブ導波路とによりアレイ導波路回折格子(AWG)
を形成した光信号処理回路において、 前記チャネル導波路アレイの短い方から(n+1)番目
(n=0〜N−1、Nはチャネル導波路アレイの本数で
偶数)の導波路(n+1)について、この導波路の光電
界振幅Bit(n+1) と、前記導波路長差を加減する長さQ
(n+1) が、 【数12】 ただし β C (s)はチャネル導波路の伝搬定数でn c (2π/c)(f
0 +sΔf) L C はチャネル導波路アレイの最短の導波路長 Δf=W/N、WはAWGのFSR(フリースペクトル
レンジ) の関係を満たし、 前記第1の扇形スラブ導波路と前記チャネル導波路アレ
イとの境界における前記導波路(n+1)のコア開口幅
を、Bit(n+1) の二乗に比例するように設定することを
特徴とする光信号処理回路。
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