JP3144598B2 - 半導体装置、その製造方法、および使用方法 - Google Patents

半導体装置、その製造方法、および使用方法

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JP3144598B2 JP26137992A JP26137992A JP3144598B2 JP 3144598 B2 JP3144598 B2 JP 3144598B2 JP 26137992 A JP26137992 A JP 26137992A JP 26137992 A JP26137992 A JP 26137992A JP 3144598 B2 JP3144598 B2 JP 3144598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関する
ものであり、特にその集積度向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発性メモリとしては、強誘電体トラ
ンジスタを用いたもの、強誘電体コンデンサを用いたも
の、E2PROM等が知られている。
【0003】[強誘電体トランジスタを用いた不揮発性
メモリ41の構造]特開平2-64993公報に開示されている
強誘電体トランジスタを用いた不揮発性メモリ41を図
14に示す。不揮発性メモリ41は、P型の基板121
の表面の一部にN型のウェル領域122が形成されてい
る。ウェル領域122上の所定領域には、強誘電体材料
からなる強誘電体膜123を有している。強誘電体膜1
23上には、導電性の材料からなるゲート電極124が
形成されている。ウェル領域122中のゲート膜123
下の両側部分に高濃度のP型の不純物拡散層からなるソ
ース領域125およびドレイン領域126が形成されて
いる。なお、ウェル領域122の電極領域(高濃度のN
型の不純物拡散層)127とソース領域125とは接続
されている。
【0004】[不揮発性メモリ41の動作原理]次に、
強誘電体ゲート膜123を有する不揮発性メモリ41の
動作原理を図13の強誘電体物質のE−Pヒステリシス
ループを参照しつつ説明する。同図において、縦軸は分
極Pを示し、横軸は電界Eを示す。
【0005】図14に示す不揮発性メモリ41に書込む
場合、ゲート電極124に接地電位を与え、かつNウェ
ル122に抗電圧より十分大きなプログラム電圧を印加
する。抗電圧とは、強誘電体物質の残留分極を取り除く
のに必要な電界Ecを得る為の電圧をいう。この時、ゲ
ート電極124とNウェル122間に発生する電界によ
って、強誘電体膜123は発生した電界の方向とほぼ同
じ方向に分極する(図13のR1参照)。すなわち、強
誘電体膜123は、図14Cに示すように、ゲート電極
124側がプラスに、Nウェル122側がマイナスに分
極する。
【0006】このような分極状態により、ゲート電極1
24下部の半導体表面に反転層電荷および空乏層電荷か
らなる正電荷が誘起される。残留分極が十分に大きけれ
ば、反転層が形成され、ソース領域125とドレイン領
域126とは電気的に導通する(以下オン状態とい
う)。この状態を、以下書込状態という。なお、プログ
ラム電圧が遮断されても、分極状態はほぼそのままの状
態である(図13のS1)。一方、消去させる場合、書
込時とは反対に、Nウェル122に接地電位を与え、か
つゲート電極124に抗電圧より十分大きなプログラム
電圧を印加する。この時、ゲート電極124とNウェル
122間に書込時とは反対方向の電界が発生する。従っ
て、この電界によって強誘電体膜123の分極状態が反
転する(図13のP1)。すなわち、強誘電体膜123
は、図14Bに示すように、ゲート電極124側がマイ
ナスに、Nウェル122側がプラスに分極する(図13
のQ1)。
【0007】したがって、ゲート電極124下部の反転
層は消滅し、負電荷が蓄積層として形成され、ソース領
域125とドレイン領域126とは電気的に絶縁される
(以下オフ状態という)。この状態を、非書込状態とい
う。なお、プログラム電圧が遮断されても、反転した分
極状態はほぼそのままの状態である。
【0008】つぎに、不揮発性メモリ41の読み出し動
作を説明する。強誘電体膜123が書込状態であれば、
チャネル形成領域130はオン状態であり、ドレイン1
25の電位をソース126の電位より高くすることによ
り、ドレイン125とソース126間に電流が流れる。
【0009】これに対し、強誘電体膜123が非書込状
態であれば、チャネル形成領域130はオフ状態であ
る。したがって、ドレイン125の電位をソース126
の電位より高くしても、ドレイン125とソース126
間に電流が流れない。
【0010】このように、不揮発性メモリ41は、一旦
書き込み状態とすれば、たとえゲート電極124への電
圧供給を中止しても、書き込み状態は維持される。ま
た、書き込まれているか否かは、ソース126とドレイ
ン125の間に電流が流れるか否かによって判断するこ
とができる。
【0011】[SRAMとしての不揮発性メモリ41の
動作]不揮発性メモリ41は、SRAM(スタティック
RAM)として使用される。不揮発性メモリ41を複数
組合わせた回路の等価回路15を図15に示す。同図に
示すように、不揮発性メモリ41は、左右に一つずつの
選択トランジスタを設けて使用される。書き込み又は読
み出しを希望するメモリ(以下選択セルという)以外の
メモリに書き込み又は読み出しをしてしまうことを防止
する為である。書き込みは、次のようにして行なわれ
る。第1のワード線WL1をVcc電位にしてトランジ
スタT1をオンにし、第2のワード線WL2をVss電
位(接地電位)にしてトランジスタT2をオフにする。
また、不揮発性メモリ41のゲート電極をVcc/2電
位にする。さらに、ビット線BLからのデータを不揮発
性メモリ41のソース・基板に印加する。これにより、
不揮発性メモリ41はゲート・基板間にVcc/2電位
が印加されて強誘電体膜123(図14参照)が所定の
分極状態になり、データの書込みが可能になる。
【0012】一方、読出し動作に際しては、第2のワー
ド線WL2をVcc電位にしてトランジスタT2をオン
にしておき、第1のワード線WL1をVcc電位にして
トランジスタT1をオンにする。ここで、あらかじめプ
リチャージ回路PRによりビット線BL…をVcc/2
以上の電位にプリチャージしておく。これにより、不揮
発性メモリ41が書込み状態であれば電流が流れ、この
不揮発性メモリ41が接続されているビット線BLの電
位が下がる。これに対して、不揮発性メモリ41が非書
込み状態であれば電流が流れないので、この不揮発性メ
モリ41が接続されているビット線BLの電位は変わら
ない。このように、不揮発性メモリ41が書込み状態か
非書込み状態かで、ビット線BLの電位が変化する。こ
の電位変化を対応するセンスアンプSAにより検出・増
幅することでデータの読出しが可能になる。
【0013】このように、強誘電体膜を用いた不揮発性
メモリ41においては、複数組合わせて使用する場合、
誤読み出しおよび誤書込を防止するため2種類のトラン
ジスタT1,T2を設けている。
【0014】[強誘電体コンデンサを用いた不揮発性メ
モリ30の構造・動作]強誘電体コンデンサを用いた不
揮発性メモリ30を図16を用いて説明する。不揮発性
メモリ30は、スイッチングトランジスタ31と強誘電
体コンデンサ32を組合わせたものを1ユニットとして
構成されている。強誘電体コンデンサ32は、強誘電体
を電極の間に挟んだコンデンサである。
【0015】不揮発性メモリ30の書き込み、および読
み出し動作原理を図13の強誘電体のE−Pヒステリシ
スループを参照しつつ説明する。
【0016】不揮発性メモリ30に「1」を書込む場
合、強誘電体コンデンサ32の両電極間に、抗電圧以上
の負の電圧を印加する。負の電圧とは、この例において
は端子34側を正、端子35側を負とする。このような
負の電圧が印加されると、発生する電界によって強誘電
体は発生した電界の方向とほぼ同じ方向に分極する(図
13のP1)。この分極状態によって、不揮発性メモリ
30に「1」が書込状態となる。なお、プログラム電圧
が遮断されても、分極状態はほぼそのままの状態である
(図13のQ1)。
【0017】一方、不揮発性メモリ30に「0」を書込
む場合、強誘電体コンデンサ32の両電極間に、抗電圧
以上の正の電圧を印加する。正の電圧とは、この例にお
いては端子34側を負、端子35側を正とする。このよ
うな正のパルス電圧が印加されると、発生する電界によ
って、強誘電体は発生した電界の方向とほぼ同じ方向に
分極する(図13のR1)。このような分極状態によっ
て、不揮発性メモリ30に「0」が書込状態となる。な
お、プログラム電圧が遮断されても、分極状態はほぼそ
のままの状態である(図13のS1)。
【0018】読み出す場合には、強誘電体コンデンサ3
2の両端子間に正の電圧を印加し、蓄積電荷量の変化を
検出する。かりに、強誘電体コンデンサ32に「1」が
書込まれていると、強誘電体の分極状態は、S1からP
1を経由してQ1の位置まで変化する。すなわち、この
ような電圧の印加の前後で、強誘電体コンデンサ32の
電荷蓄積量の変化は、S1とQ1の差の分だけ生ずるこ
ととなる。
【0019】一方、強誘電体コンデンサ32に「0」が
書込まれていると、強誘電体の分極状態はQ1である。
したがって、上記のような電圧の印加の前後で、強誘電
体コンデンサ32の電荷蓄積量はほとんど変化しない。
このような電荷蓄積量の変化の差を利用して、不揮発性
メモリ30に「1」が書込まれているか、「0」が書込
まれているかを区別することができる。
【0020】このように、不揮発性メモリ30は、一旦
書き込み状態とすれば、たとえ強誘電体コンデンサ32
に電圧の供給を中止しても、書き込み状態は維持され
る。また、書き込まれているデータ値は、強誘電体コン
デンサ32に正の電圧を印加し、蓄積電荷量の変化を検
出することによって判断することができる。
【0021】[E2PROMメモリセル50の構造・動
作]つぎに、他の従来例として、E2PROMメモリセ
ル50を、図17を用いて説明する。不揮発性メモリ50
は、基板内に設けられたp形シリコンウエル2内にn+
形ドレイン102及びn+形ソース101が設けられて
いる。また、p形シリコンウエル2上にシリコン酸化膜
108が設けられている。さらに、シリコン酸化膜10
8上に導電体で構成されたフローティングゲート11
2、シリコン酸化膜113、制御電極114が順に設け
られている。また、ドレイン102とフローティングゲ
ート112に挟まれたシリコン酸化膜108の一部10
8aは、薄膜に(厚さ10nm程度)に形成されてい
る。
【0022】上記の不揮発性メモリ50に対する情報の
書込および消去について説明する。情報”1”を書込む
場合、制御電極114に20V程度の高電圧を印加し、
かつドレイン102に接地電位を与える。制御電極11
4とドレイン102間に発生する電界によって、ドレイ
ン102のいくつかの電子は、シリコン酸化膜の薄膜部
108aをF−Nトンネリングしてフローティングゲー
ト112内に流入する。このように電子が相当数流入す
ることによって、制御電極114下部には反転層が形成
され、チャネル形成領域116にチャネルが形成される
(以下オン状態という)。この状態を、書込状態とい
う。
【0023】一方、不揮発性メモリ50に情報”0”を
記憶させる場合、フローティングゲート112に流入し
た電子をドレイン102に戻してやればよい。制御電極
114とドレイン102間に情報の書込時とは反対方向
の20V程度の電圧を印加する。これにより、書込時と
は反対方向の電界が発生し、F−N(Fowler-Nordheim)
トンネリングにより電子がドレイン102に注入され
る。このような電子の流入によって、制御電極114下
部の反転層が消滅し、チャネル形成領域116のチャネ
ルがカットされる(以下オフ状態という)。この状態
を、非書込状態という。
【0024】次に、不揮発性メモリ50における情報の
読み出し動作を説明する。もし、書込状態であれば、制
御電極114下部には反転層が形成され、チャネル形成
領域116にチャネルが形成されている。したがって、
ドレイン102の電位をソース101の電位より高くす
ることにより、ドレイン102とソース101間に電流
が流れる。
【0025】これに対し、非書込状態であれば、制御電
極114下部の反転層が消滅し、チャネル形成領域11
6のチャネルがカットされている。したがって、ドレイ
ン102の電位をソース101の電位より高くしても、
ドレイン102とソース101間に電流が流れない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような不揮発性メモリ30、41、50においては、次の
ような問題があった。
【0027】図16に示す不揮発性メモリ30において
は、強誘電体コンデンサ32に正の電圧を印加し、蓄積
電荷量の変化を検出することにより、読み出しを行な
う。すなわち、いわゆる破壊読み出しで読み出しを行な
う。したがって、強誘電体コンデンサ32に「1」が書
込まれていた場合、読み取り後、再度「0」を書込む必
要があり、動作が複雑となる。
【0028】また、図17に示す不揮発性メモリ50に
おいては、シリコン酸化膜の薄膜部108aから電子を
F−Nトンネリングさせることにより、書込を行う。し
かし、書込には相当数の電子を移動させる必要があり、
狭い領域である薄膜部108aを通路として、相当数の
電子を移動させるには、時間がかかる。したがって、書
込速度が低速である(消去時も同様である)。さらに、
F−Nトンネリングさせる際に、電界ストレスによる疲
労により、薄膜部108aが損傷し、書き換え可能な回
数を制限する。
【0029】また、図14に示す不揮発性メモリ41に
おいては、誤書込、誤読み出し防止のため、1セルにつ
き2つの選択トランジスタが必要であった。したがっ
て、セル面積の縮小化に限界があった。
【0030】この発明は、上記のような問題点を解決
し、非破壊読み出しが可能な為読み取り後再書込が不要
で、書込動作が高速かつ書き換え可能な回数も多く、さ
らにセル面積を縮小することができ、集積度を向上させ
た強誘電体不揮発性メモリを提供することを目的とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる半導体
装置は、第1領域、第1領域に隣接して順次形成された
第1,第2,第3の電路形成可能領域、 第3の電路形
成可能領域に隣接して形成された第2領域、少なくとも
第2の電路形成可能領域を覆う強誘電体膜、強誘電体膜
上に設けられた分極用制御電極、第3の電路形成可能領
域上に設けられた電路形成用制御電極であって、分極用
制御電極の一部を覆うとともに分極用制御電極と絶縁し
て設けられた電路形成用制御電極、第1の電路形成可能
領域上に、分極用制御電極の側壁に隣接して設けられ、
第1領域に読み出し電圧が印加された場合には、前記読
み出し電圧印加により生じた空乏層が前記第2の電路形
成可能領域に生じる空乏層とつながり、かつ、前記第2
領域に書き込み禁止電圧が印加された場合には、前記第
1領域に生じている空乏層が第2の電路形成可能領域に
生じる空乏層とつながらない程度の幅を有する誘電性側
壁、分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1
領域用の電極、を備えたことを特徴とする。
【0032】請求項2にかかる半導体装置は、第1領
域、第1領域に隣接して順次形成された第1,第2,第
3の電路形成可能領域、第3の電路形成可能領域に隣接
して形成された第2領域、第3の電路形成可能領域上に
設けられた電路形成用制御電極、少なくとも第2の電路
形成可能領域を覆うとともに、電路形成用制御電極と絶
縁状態で、電路形成用制御電極の一部を覆う強誘電体
膜、強誘電体膜上に設けられており、少なくとも第2の
電路形成可能領域を覆うとともに、電路形成用制御電極
の一部を覆う分極用制御電極、第1の電路形成可能領域
上に、分極用制御電極の側壁に隣接して設けられ、第1
領域に読み出し電圧が印加された場合には、前記読み出
し電圧印加により生じた空乏層が前記第2の電路形成可
能領域に生じる空乏層とつながり、かつ、前記第2領域
に書き込み禁止電圧が印加された場合には、前記第1領
域に生じている空乏層が第2の電路形成可能領域に生じ
る空乏層とつながらない程度の幅を有する誘電性側壁、
分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域
用の電極、を備えたことを特徴とする。
【0033】請求項3にかかる半導体装置は、誘電性側
壁は、基板表面を酸化処理することにより形成されるシ
リコン酸化膜よりも比誘電率の高い物質により構成され
ていることを特徴とする。
【0034】請求項4にかかる半導体装置は、電路形成
可能領域と強誘電体膜の間に絶縁膜を備えていることを
特徴とする。
【0035】請求項5にかかる半導体装置は、電路形成
可能領域と強誘電体膜の間に設けている絶縁膜が基板表
面を酸化処理することにより形成されるシリコン酸化膜
よりも比誘電率の高い物質により構成されていることを
特徴とする。
【0036】請求項6にかかる半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に強誘電体膜および分極用制御電極を
形成する工程、分極用制御電極の片側側壁に第1領域に
読み出し電圧が印加された場合には、前記読み出し電圧
印加により生じた空乏層が前記第2の電路形成可能領域
に生じる空乏層とつながり、かつ、前記第2領域に書き
込み禁止電圧が印加された場合には、前記第1領域に生
じている空乏層が第2の電路形成可能領域に生じる空乏
層とつながらない程度の幅を有する誘電性側壁を形成す
る工程、分極用制御電極をはさんで誘電性側壁と対抗す
る側の半導体基板上に、分極用制御電極の一部を覆うと
ともに分極用制御電極と絶縁して電路形成用制御電極を
形成する工程、前記半導体基板内に第1領域、および第
2領域を形成する工程、分極用制御電極と絶縁状態で誘
電性側壁を覆う第1領域用の電極を形成する工程、を備
えている。
【0037】請求項7にかかる半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に電路形成用制御電極を形成する工
程、半導体基板および電路形成用制御電極を覆う強誘電
体膜を形成する工程、前記強誘電体膜上に、電路形成用
制御電極と絶縁状態で、電路形成用制御電極の一部を覆
うように分極用制御電極を形成する工程、前記強誘電体
膜と分極用制御電極の側壁に第1領域に読み出し電圧が
印加された場合には、前記読み出し電圧印加により生じ
た空乏層が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層
とつながり、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が
印加された場合には、前記第1領域に生じている空乏層
が第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらな
程度の幅を有する誘電性側壁を形成する工程、前記半
導体基板内に第1領域、および第2領域を形成する工
程、分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1
領域用の電極を形成する工程、を備えている。
【0038】請求項8にかかる半導体装置の製造方法
は、前記誘電性側壁は基板表面を酸化処理することによ
り形成されるシリコン酸化膜よりも比誘電率の高い物質
により構成されていることを特徴とする。
【0039】請求項9にかかる半導体装置の製造方法
は、電路形成可能領域と強誘電体膜の間に絶縁膜を形成
する工程を備えたことを特徴とする。
【0040】請求項10にかかる半導体装置の製造方法
においては、電路形成可能領域と強誘電体膜の間に設け
ている絶縁膜が基板表面を酸化処理することにより形成
されるシリコン酸化膜よりも比誘電率の高い物質により
構成されていることを特徴とする。
【0041】請求項11にかかる半導体装置の使用方法
は、ソース、ソースに隣接して順次形成された第1,第
2,第3の電路形成可能領域、第3の電路形成可能領域
に隣接して形成されたドレイン、少なくとも第2の電路
形成可能領域を覆う強誘電体膜、強誘電体膜上に設けら
れた分極用制御電極、第3の電路形成可能領域上に設け
られた電路形成用制御電極であって、分極用制御電極の
一部を覆うとともに分極用制御電極と絶縁して設けられ
た電路形成用制御電極、第1の電路形成可能領域上に、
分極用制御電極の側壁に隣接して設けられ、第1領域に
読み出し電圧が印加された場合には、前記読み出し電圧
印加により生じた空乏層が前記第2の電路形成可能領域
に生じる空乏層とつながり、かつ、前記第2領域に書き
込み禁止電圧が印加された場合には、前記第1領域に生
じている空乏層が第2の電路形成可能領域に生じる空乏
層とつながらない程度の幅を有する誘電性側壁、分極用
制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域用の電
極、を備えた不揮発性メモリをマトリックス状に配置
し、同一行に配置された不揮発性メモリのドレインを接
続するドレインラインを各行ごとに設け、同一列に配置
された不揮発性メモリの分極用制御電極を接続するメモ
リゲートラインを各列ごとに設け、同一列に配置された
不揮発性メモリの電路形成用制御電極を接続する選択ゲ
ートラインを各列ごとに設け、全ての不揮発性メモリの
ソースを接続するソースラインを設け、書き込む場合に
は、書き込み予定のメモリのメモリゲートラインに分極
電圧を印加し、書き込み予定のメモリの選択ゲートライ
ンに電路形成電圧を印加するとともに、書き込みを防止
したいメモリのドレインラインに電圧を印加することに
より、書き込みを防止したいメモリの強誘電体膜に分極
電圧を印加しないようにし、読み出す場合には、読み出
し予定のメモリのメモリゲートラインにセンス電圧を印
加し、読み出し予定の選択ゲートラインに電路形成電圧
を印加するとともに、ソースラインに反転電圧を印加
し、読み出し予定のドレインラインに電流が流れるか否
かを読み取ることを特徴とする。
【0042】請求項12にかかる半導体装置の使用方法
は、ソース、ソースに隣接して順次形成された第1,第
2,第3の電路形成可能領域、第3の電路形成可能領域
に隣接して形成されたドレイン、第3の電路形成可能領
域上に設けられた電路形成用制御電極、少なくとも第2
の電路形成可能領域を覆うとともに、電路形成用制御電
極の一部を覆う強誘電体膜、強誘電体膜上に設けられた
分極用制御電極、第3の電路形成可能領域上に設けられ
た電路形成用制御電極であって、分極用制御電極と絶縁
して設けられた電路形成用制御電極、強誘電体膜上に設
けられており、少なくとも第2の電路形成可能領域を覆
うとともに、電路形成用制御電極の一部を覆う分極用制
御電極、第1の電路形成可能領域上に、分極用制御電極
の側壁に隣接して設けられ、第1領域に読み出し電圧が
印加された場合には、前記読み出し電圧印加により生じ
た空乏層が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層
とつながり、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が
印加された場合には、前記第1領域に生じている空乏層
が第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらな
程度の幅を有する誘電性側壁、分極用制御電極と絶縁
状態で誘電性側壁を覆うソース電極、を備えた不揮発性
メモリをマトリックス状に配置し、同一行に配置された
不揮発性メモリのドレインを接続するドレインラインを
各行ごとに設け、同一列に配置された不揮発性メモリの
分極用制御電極を接続するメモリゲートラインを各列ご
とに設け、同一列に配置された不揮発性メモリの電路形
成用制御電極を接続する選択ゲートラインを各列ごとに
設け、全ての不揮発性メモリのソースを接続するソース
ラインを設け、書き込む場合には、書き込み予定のメモ
リのメモリゲートラインに分極電圧を印加し、書き込み
予定のメモリの選択ゲートラインに電路形成電圧を印加
するとともに、書き込みを防止したいメモリのドレイン
ラインに電圧を印加することにより、書き込みを防止し
たいメモリの強誘電体膜に分極電圧を印加しないように
し、読み出す場合には、読み出し予定のメモリのメモリ
ゲートラインにセンス電圧を印加し、読み出し予定の選
択ゲートラインに電路形成電圧を印加するとともに、ソ
ースラインに反転電圧を印加し、読み出し予定のドレイ
ンラインに電流が流れるか否かを読み取ることを特徴と
する。
【0043】請求項13にかかる半導体装置の使用方法
は、第2の電路形成可能領域に電路を形成するためのし
きい値電圧を強誘電体薄膜の抗電圧より低く設定すると
ともに、前記メモリーゲートラインに印加する分極電圧
は、時間の経過に伴って値が高くなるようになっている
ことを特徴とする。
【0044】
【作用】請求項1、請求項2、請求項6、請求項7にか
かる半導体装置またはその製造方法においては、電路形
成用制御電極または分極用制御電極は、たがいに絶縁状
態で、一方が他方の一部を覆っている。したがって、分
極用制御電極が形成される領域と電路形成用制御電極が
形成される領域の合計寸法をアライメント許容度および
加工精度により決定される最小寸法より、小さくするこ
とができる。
【0045】また、第1領域に読み出し電圧が印加され
た場合には、前記読み出し電圧印加により生じた空乏層
が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつなが
り、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が印加され
た場合には、前記第1領域に生じている空乏層が第2の
電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらない程度の
幅を有する誘電性側壁が、第1の電路形成可能領域上
に、分極用制御電極の側壁の側壁に隣接して設けられて
おり、さらに第1領域用の電極が分極用制御電極と絶縁
状態で誘電性側壁を覆っている。したがって、第1の電
路形成可能領域の領域長の制御が容易である。また、第
1領域に読み出し電圧が印可された場合には、第1の電
路形成可能領域に電路が形成されるが、第1領域に読み
出し電圧が印加されない場合には、読み出し電圧による
空乏層が生じないため、第1の電路形成可能領域に電路
が形成されない。したがって、誘電性側壁下部を、一種
のオフセット領域として利用することができ、1セルに
つき1つの選択トランジスタを設けた半導体装置を構成
することができる。
【0046】請求項3、請求項8にかかる半導体装置ま
たはその製造方法においては、誘電性側壁は基板表面を
酸化処理することにより形成されるシリコン酸化膜より
比誘電率の高い物質により構成されている。したがっ
て、第1領域用の電極に反転電圧を印加することによ
り、発生する電界強度を高くすることができる。
【0047】請求項4、請求項9にかかる半導体装置ま
たはその製造方法においては、電路形成可能領域と強誘
電体膜の間に絶縁膜を設けている。したがって、絶縁膜
の上に強誘電体膜を形成する際の発生する障害から、電
路形成可能領域を保護することができる。
【0048】請求項5、請求項10にかかる半導体装置
またはその製造方法においては、電路形成可能領域と強
誘電体膜の間に設けている絶縁膜は基板表面を酸化処理
することにより形成されるシリコン酸化膜よりも比誘電
率の高い物質により構成されている。したがって、分極
用制御電極に電圧を印加した場合に、強誘電体膜の分圧
比を上げることができる。
【0049】請求項11、請求項12の半導体装置の使
用方法においては、書き込む場合には、書き込み予定の
メモリのメモリゲートラインに分極電圧を印加し、書き
込み予定のメモリの選択ゲートラインに電路形成電圧を
印加するとともに、書き込みを防止したいメモリのドレ
インラインに電圧を印加することにより、書き込みを防
止したいメモリの強誘電体膜に分極電圧を印加しないよ
うにし、読み出す場合には、読み出し予定のメモリのメ
モリゲートラインにセンス電圧を印加し、読み出し予定
の選択ゲートラインに電路形成電圧を印加するととも
に、ソースラインに反転電圧を印加し、読み出し予定の
ドレインラインに電流が流れるか否かを読み取る。
【0050】したがって、前記不揮発性メモリをマトリ
ックス状に接続しても、誤書き込み、誤読み出しを防止
できる。
【0051】請求項13の半導体装置の使用方法におい
ては、第2の電路形成可能領域に電路を形成するための
しきい値電圧を強誘電体薄膜の抗電圧より低く設定する
とともに、前記メモリーゲートラインに印加する分極電
圧は、時間の経過に伴って値が高くなるようになってい
。したがって、非選択セルについて、抗電界に相当す
る電圧が強誘電体膜にかかる前に、分極用制御電極下部
の電路形成可能領域に電路を形成することができる。
【0052】
【実施例】[強誘電体不揮発性メモリ1の構造]本発明
の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、図1に、
本発明の一実施例による強誘電体不揮発性メモリ1を示
す。強誘電体不揮発性メモリ1は、同図に示すように、
Pウェル2内に、第1領域であるソース4、および第2
領域であるドレイン3が形成されている。ドレイン3、
ソース4ともn+層である。ドレイン3、ソース4の間
には、第1の電路形成可能領域であるオフセット領域2
0a、第2の電路形成可能領域であるチャネル形成領域
10b、および第3の電路形成可能領域であるチャネル
形成領域10cが形成されている。
【0053】チャネル形成領域10bは、比誘電率の高
い物質で構成された絶縁体膜26で覆われている。本実
施例においては、絶縁体膜26はSrTiO3で構成し
た。さらに、絶縁体膜26は、強誘電体材料であるPZ
Tからなる強誘電体膜6で覆われている。強誘電体膜6
の上部には、分極用制御電極であるコントロールゲート
電極5が設けられている。
【0054】チャネル形成領域10cは、絶縁膜8で覆
われている。絶縁膜8の上には電路形成用制御電極であ
る選択ゲート電極9が設けられている。絶縁膜8および
選択ゲート電極9はコントロールゲート電極5の一部も
覆うように形成されている。なお、選択ゲート電極9と
コントロールゲート電極5とは、絶縁膜8によって絶縁
されている。
【0055】オフセット領域20aの上部には、絶縁性
側壁である絶縁性サイドウォール23が設けられてい
る。絶縁性サイドウォール23は比誘電率の高い物質で
構成されている。本実施例においては、絶縁性サイドウ
ォール23をTa25(五酸化タンタル)で構成した。
なお、絶縁性サイドウォール23は、比誘電率の高い物
質であればどのようなものであってもよく、例えば、P
ZTやSrTiO3を用いてもよい。なお、コントロー
ルゲート電極5と絶縁性サイドウォール23は、同図に
示すように隣接している。コントロールゲート電極5、
絶縁性サイドウォール23、および選択ゲート電極9
は、シリコン酸化膜7で覆われている。
【0056】ソース電極25は、絶縁性サイドウォール
23を覆っている。なお、シリコン酸化膜7によってコ
ントロールゲート電極5とソース電極25は絶縁状態で
ある。ソース電極25、コントロールゲート電極5、お
よび選択ゲート電極9は、保護膜である層間膜24で覆
われている。層間膜24上には、アルミニウム膜である
ビットライン29が設けられており、マトリックス接続
に必要な各ドレイン3を接続する。
【0057】[強誘電体不揮発性メモリ1の動作原理]
強誘電体不揮発性メモリ1の書き込み、および消去動作
原理を説明する。強誘電体不揮発性メモリ1に書込む場
合、Pウェル2に接地電位を与え、かつコントロールゲ
ート電極5に抗電圧より十分大きなプログラム電圧を印
加する。この時、コントロールゲート電極5とPウェル
2間に発生する電界によって、強誘電体膜6は図2Bに
示すように分極する(以下マイナス方向の分極とい
う)。これにより、コントロールゲート電極5下部は空
乏化する。この状態を以下書込み状態という。なお、プ
ログラム電圧が遮断されても、分極状態は、ほぼそのま
まの状態である。
【0058】一方、消去させる場合には、書込時とは反
対に、コントロールゲート電極5に接地電位を与え、か
つPウェル2に抗電圧より十分大きなプログラム電圧を
印加する。この時、コントロールゲート電極5とPウェ
ル2間に、書込時とは反対方向の電界が発生する。従っ
て、この電界によって強誘電体膜6が図2Dに示すよう
に分極する(以下プラス方向の分極という)。なお、プ
ログラム電圧が遮断されても、反転した分極状態は維持
される。
【0059】つぎに、強誘電体不揮発性メモリ1の読み
出し動作を説明する。選択ゲート電極9に、しきい値を
越える電圧を印加する。これにより、選択ゲート電極9
の下部は反転層が形成される。なお、本明細書において
は、電路形成用制御電極下部の電路形成領域に電路を形
成できる電圧を電路形成電圧という。さらに、ソース電
極25にPウェル2より高い読み出し電圧を印加する。
なおPウェル2およびドレイン3には、接地電圧を印加
する。
【0060】ここで、強誘電体膜6がマイナス方向に分
極していれば(図2B参照)、コントロールゲート電極
5下部は空乏化する。したがって、ソース4とPウェル
2間の空乏層、コントロールゲート電極5下部の空乏
層、および選択ゲート電極9下部の空乏層がつながり、
オフセット領域20a,チャネル形成領域10b,10c
すべてがオン状態となる。ここで、ソース4の電位はド
レイン3の電位より高いので、ソース4とドレイン3間
に電流が流れる。
【0061】このように、読み出す際に、ソース4に読
み出し電圧を印加することにより、オフセット領域20
aの空乏層が拡大するとともに、この電圧を書き込み状
態の有無を調べる検出電圧として利用することができ
る。
【0062】これに対し、強誘電体膜6が、プラス方向
に分極していると(図2D参照)、コントロールゲート
電極5下部は、空乏化しない。したがって、ソース4と
Pウェル2間の空乏層と選択ゲート電極9下部の空乏層
がつながらず、ソース4の電位をドレイン3の電位より
高くしても、ソース4とドレイン3間には電流が流れな
い。
【0063】なお、ソース4とPウェル2間の空乏層と
コントロールゲート電極5下部の空乏層をつなげること
ができる電圧を読み出し電圧という。
【0064】読み出し電圧を印加することにより、オフ
セット領域20aがオン状態となるのは、以下のとおり
である。強誘電体不揮発性メモリ1においては、ソース
電極25が絶縁性サイドウォール23を介して、オフセ
ット領域20aを覆っている。ここで、ソース電極25
に一定の電圧を印加すると、ソース電極25とPウェル
2間に電界が発生する。発生した電界により、オフセッ
ト領域20aはオン状態となる。
【0065】このように、強誘電体不揮発性メモリ1
は、一旦書き込み状態とすれば、たとえコントロールゲ
ート電極5に電圧の供給を中止しても、書き込み状態は
維持される。また、書き込まれているか否かは、チャネ
ル形成領域10cをオン状態とするとともに、ソース電
極25に読み出し電圧を印加することにより、オフセッ
ト領域20aをオン状態とし、ソース4とドレイン3の
間に電流が流れるか否かによって判断することができ
る。
【0066】なお、ソース電極25に読み出し電圧を印
加することにより、発生する電界の強度は、印加する電
圧値、および絶縁性サイドウォール23の誘電率に比例
し、ソース電極25とPウェル2間の距離に反比例す
る。したがって、絶縁性サイドウォール23に誘電率の
高いTa25等を用いることにより、発生する電界を強
くすることができる。これにより、比較的低い電圧であ
っても、オフセット領域20aをオン状態とすることが
できるとともに、オフセット領域20aのgm(相互コン
ダクタンス)を高くすることができ、そのためさらに高
速に読み出しが可能になるとともに、安定な読み出し動
作を得ることもできる。
【0067】消去の場合は、Pウェル2にコントロール
ゲート電極5より高い電位を印加する。これにより、強
誘電体膜6の分極状態が反転し、書き込み状態を解除で
きる。
【0068】[マトリックス状に接続された強誘電体不
揮発性メモリ1の動作]上記、強誘電体不揮発性メモリ
1は、マトリックス状に接続されて使用される。強誘電
体不揮発性メモリ1を複数組合わせたマトリックス回路
の等価回路21を図4Aに示す。ここで、同図に示すよ
うにマトリックス状に組合わせた場合、行方向、列方向
に各コントロールゲート電極5、選択ゲート電極9、ド
レイン3が各々接続されており、さらに、全てのソース
4が接続されている。したがって、非選択セルに書き込
み、または、読み出しをしてしまうおそれがある。そこ
で、等価回路21においては、次に述べるようにして、
確実に選択セルと非選択セルを区別できるようにしてい
る。
【0069】同図Bに、セルC11を選択セルとする場
合に、書き込み時および読み出し時に印加する電圧の一
例を示す。まず書き込む場合には、一括消去を行い分極
の向きを非書込状態としておく。つぎに、ワードライン
WL1n,WL2n、ビットラインBLn+1にVc
c、その他には、0Vを印加する。これにより、図2A
に示すように、選択セルC11については、コントロー
ルゲート電極5および選択ゲート電極9に、ソース4お
よびドレイン3の電位よりVccだけ高い電位が与えら
れる。したがって、コントロールゲート電極5とPウェ
ル2間に電界が発生し、強誘電体膜6は、マイナス方向
(図2B参照)に分極する。
【0070】一方、ワードラインWL1nにVccを印
加することにより、図2Cに示すように、非選択セルで
あるセルC12の選択ゲート電極9にもVccが印加され
る。したがって、チャネル形成領域10cはオン状態と
なる。さらにドレイン3にはVccが印加されているこ
とから、チャネル形成領域10bにVccが転送され
る。このため、コントロールゲート電極5にVccが印
加されていても、コントロールゲート電極5とPウェル
2間に電位差が生じない。したがって、強誘電体膜6は
分極せず、書き込み状態となることはない。
【0071】なお、書き込みを防止する為、ビットライ
ンBLn+1に印加されている書き込み禁止電圧Vcc
(図4参照)については、セルC11〜C14のオフセ
ット領域20aがオフ状態であるので、コントロールゲ
ート電極5下のチャネル形成領域10bにおいても保持
される。
【0072】読み出しについては、次のようにして行
う。図4Bに示すように、ワードラインWL1nにVcc
(電路形成電圧)、ソースラインSLにVcc(読み出し
電圧)、その他は0Vを印加し、ビットラインBLnに
センスアンプを接続する。
【0073】選択セルC11については、ソースライン
SLに読み出し電圧としてVccを印加することによ
り、図3Aに示すように空乏層が拡大し、オフセット領
域20aがオン状態となる。また、ワードラインWL1
nにVccを印加することにより、選択ゲート電極9に
Vccが印加され、チャネル形成領域10cはオン状態
となる。ここで、強誘電体膜6がマイナス方向に分極し
ていると(図2B参照)、チャネル形成領域10bはオ
ン状態となる。すなわち、オフセット領域20a、およ
びチャネル形成領域10b、10cともオン状態とな
る。したがって、ソースラインSLとビットラインBL
nに電流が流れ、この電流をセンスアンプで検出するこ
とができる。
【0074】これに対して、強誘電体膜6がプラス方向
に分極していると(図2D参照)、図3Bに示すように
チャネル形成領域10bがオン状態とならない。したが
って、オフセット領域20a、およびチャネル形成領域
10cがオン状態であっても、ソースラインSLとビッ
トラインBLn間に電流が流れない。
【0075】非選択セルC12については、オフセット
領域20a、およびチャネル形成領域10b、10cと
もオン状態であったとしても、センスアンプを接続して
いるのは、ビットラインBLnであるから、誤って読み
出されることはない。なおビットラインBLn+1をオ
ープンとしても、同様である。
【0076】その他の非選択セルC13、C14につい
て見てみると、ワードラインWL2nに0Vが印加され
ていることから、チャネル形成領域10cは、ともにオ
フ状態である。したがって、ソースラインSLとビット
ラインBLn間、ソースラインSLとビットラインBL
n+1間に電流が流れない。
【0077】このように、強誘電体不揮発性メモリ1を
マトリックス状に接続した場合でも、図4Bに示すよう
な電圧を印加することにより、選択セルのみに書き込む
こと、および読み出すことが可能となる。
【0078】なお、消去の際は、ワードラインWL2
n,WL2n+1に−Vccを、その他には0Vを印加
する。これにより、強誘電体膜6の分極状態が反転し、
一括消去可能となる。
【0079】以上述べたように、強誘電体不揮発性メモ
リ1は、絶縁性サイドウォール23を設けたことにより
オフセット領域20aを形成する。そして、読み出す際
には、ソース電極25に読み出し電圧印加することによ
り、空乏層を拡大し、オフセット領域20aにチャネル
を形成するとともに、この電圧を書き込み状態の有無を
調べる検出電圧として利用することができる。
【0080】[強誘電体不揮発性メモリ1の製造方法]
つぎに、強誘電体不揮発性メモリ1の製造方法を説明す
る。まず、素子分離を行うため、LOCOS法によりフ
ィールド酸化層を図5Aに示すように形成する。なお、
同図Bは、同図AのI−Iにおける断面を示すものであ
る。また、この実施例においては、フィールド酸化層を
600nmの厚さに形成した。
【0081】次に、全面にSrTiO3(チタン酸スト
ロンチウム)からなる絶縁体層56をスパッタリング法
により形成する。さらに、その上に、PZTから成る強
誘電体層66をスパッタリング法により形成した後、熱
処理を行う。なお強誘電体層66の形成はMOCVD
法,Sol−Gel(ゾルゲル)法等を用いてもよい。
絶縁体層56の上に強誘電体層66を形成した状態を同
図Cに示す。
【0082】その後、ポリサイドを堆積し、フォトレジ
ストによるパターンを形成した後、エッチングにより、
不要部分を取り除き、絶縁体膜26、強誘電体膜6およ
びコントロールゲート電極5を形成する(図5E)。な
お、同図Eは、同図Dの線X−Xにおける断面図であ
る。
【0083】その上に、図6Aに示すように全面に絶縁
層33を形成する。本実施例においては、スパッタリン
グ法を用いて、Ta25で絶縁層33を構成した。この
状態から、リアクティブイオンエッチング(RIE)を
用いた異方性エッチングにより、同図Bに示すように絶
縁性サイドウォール22、23が残るようにエッチバッ
クを行う。
【0084】さらに、同図Cに示すように、ソース4と
隣接する部分の絶縁性サイドウォール23をレジスト2
7によって覆い、エッチングを行ってドレイン3および
選択ゲート電極9と隣接する部分の絶縁性サイドウォー
ル22を取り除く。レジストを取り除いた後、15nm
のシリコン酸化膜を酸化形成する。その上にポリサイド
を堆積し、フォトレジストによるパターンを形成した
後、エッチングにより、不要部分を取り除く。これによ
り、絶縁膜8および選択ゲート電極9が形成される(同
図7A)。その後、イオン注入を行って、熱処理し、n
+層を形成する(同図B)。
【0085】その後、熱酸化により、20〜30nmの
シリコン酸化膜7を形成する。ソース4領域を露出する
ための開口を形成し、その上に、全面にポリサイドをデ
ポジションした後、パターニングしてソース電極25
形成する(図1参照)。
【0086】[強誘電体不揮発性メモリ81の説明]図
8に、他の実施例である強誘電体不揮発性メモリ81を
示す。強誘電体不揮発性メモリ81においては、Pウェ
ル2内に、ともにn+層であるソース4およびドレイン
3が形成されている。ドレイン3、ソース4の間には、
オフセット領域20a、チャネル形成領域10bおよび
チャネル形成領域10cが形成されている。
【0087】チャネル形成領域10cは、絶縁膜8で覆
われており、絶縁膜8の上には、選択ゲート電極9が設
けられている。チャネル形成領域10bは、比誘電率の
高い物質で構成された絶縁体膜26で覆われている。絶
縁体膜26はさらに、選択ゲート電極9の一部も覆って
いる。さらに、絶縁体膜26は、強誘電体材料であるP
ZTからなる強誘電体膜6で覆われている。強誘電体膜
6の上部で、かつチャネル形成領域10bおよび選択ゲ
ート電極9の上部には、コントロールゲート電極5が設
けられている。
【0088】オフセット領域20aの上部には、比誘電
率の高い物質で構成された絶縁性サイドウォール23が
設けられている。本実施例においては、絶縁性サイドウ
ォール23をTa25で構成した。なお、絶縁性サイド
ウォール23は、比誘電率の高い物質であればどのよう
なものであってもよく、例えば、PZTやSrTiO3
を用いてもよい。なお、コントロールゲート電極5と絶
縁性サイドウォール23は、同図に示すように隣接して
いる。コントロールゲート電極5、絶縁性サイドウォー
ル23、および選択ゲート電極9は、シリコン酸化膜7
で覆われている。 ソース電極25は、絶縁性サイドウ
ォール23を覆っている。なお、シリコン酸化膜7によ
ってコントロールゲート電極5とソース電極25は絶縁
状態である。絶縁性サイドウォール23、コントロール
ゲート電極5、および選択ゲート電極9は、保護膜であ
る層間膜24で覆われている。層間膜24上には、アル
ミニウム膜であるビットライン29が設けられており、
マトリックス接続に必要な各ドレイン3を接続する。
【0089】強誘電体不揮発性メモリ81の書き込み、
読み出しおよび消去動作原理は、強誘電体不揮発性メモ
リ1と同様なので説明は省略する。
【0090】[強誘電体不揮発性メモリ81の製造方
法]つぎに、強誘電体不揮発性メモリ81の製造方法を
説明する。強誘電体不揮発性メモリ1の場合と同様、図
9A〜Bに示すように、LOCOS法により素子分離を
行う。
【0091】次に、同図Cに示すように、15nmのシ
リコン酸化膜81を酸化形成する。その上にポリサイド
を成膜し、フォトレジストによるパターンを形成した
後、エッチングにより、不要部分を取り除く。これによ
り、絶縁膜8および選択ゲート電極9が形成される(同
図D、E)。なお、同図Eは、同図Dの線X−Xにおけ
る断面図である。
【0092】つぎに、全面にSrTiO3(チタン酸ス
トロンチウム)からなる絶縁体層56をスパッタリング法
により形成する。さらに、その上に、PZTから成る強
誘電体層66をスパッタリング法により形成した後、熱
処理を数時間行う。なお強誘電体層66の形成はMOC
VD法,Sol−Gel(ゾルゲル)法等を用いてもよ
い。絶縁体層56の上に強誘電体層66を形成した状態
を同図Fに示す。
【0093】その後、ポリサイド57を堆積し(図10
A)、選択ゲート電極9の一部を覆うように、フォトレ
ジストによるパターンを形成した後、エッチングによ
り、不要部分を取り除き、絶縁体膜26、強誘電体膜6
およびコントロールゲート電極5を形成する(同図
C)。なお、同図Cは、同図Bの線X−Xにおける断面
図である。
【0094】その上に、同図D、Eに示すように全面に
絶縁層33を形成する。本実施例においては、スパッタ
リング法を用いて、Ta25で絶縁層33を構成した。
同図Eは、同図Dの線X−Xにおける断面図である。こ
の状態から、リアクティブイオンエッチング(RIE)
を用いた異方性エッチングにより、図11Aに示すよう
に絶縁性サイドウォール22、23が残るようにエッチ
バックを行う。
【0095】さらに、同図Bに示すように、ソース4と
隣接する部分の絶縁性サイドウォール23をレジスト2
7によって覆い、エッチングを行ってドレイン3および
選択ゲート電極9と隣接する部分の絶縁性サイドウォー
ル22を取り除く。レジストを取り除いた後、イオン注入
を行って、熱処理し、n+層を形成する。熱酸化により
20〜30nmのシリコン酸化膜7を形成する(同図
C)。
【0096】その後、ソース4領域を露出するための開
口を形成し、その上に、全面にポリサイドを堆積した
後、パターニングしてソース電極24を形成する(図8参
照)。なお、上記各実施例において、絶縁性サイドウォ
ール23下部のオフセット領域20a(図1、図8参
照)は、一種のスイッチとしての役割を有するため、安
定に作動させる必要がある。ここで、スイッチとしての
特性は、Pウェル2、およびソース4の不純物濃度、絶
縁性サイドウォール23下部のチャネル形成領域10b
の幅D、および絶縁性サイドウォール23の比誘電率等
によって決定される。したがって、基板の不純物濃度お
よび、ソース4に不純物を打込む濃度およびその加速エ
ネルギー、絶縁性サイドウォール23の比誘電率等を考
慮し、上記幅Dを決定すればよい。
【0097】また、上記エッチバックは、従来の半導体
プロセスでLDDゲート構造を形成する際に用いられる
技術を用いればよい。これにより、絶縁性サイドウォー
ルの幅、すなわちオフセット領域20aの幅D(図7B
参照)を正確に制御することができる。これにより、絶
縁性サイドウォール23下部を、一種のオフセット領域
として利用する際、安定的に作動させることができ、信
頼性の高い強誘電体不揮発性メモリを提供することがで
きる。
【0098】なお、選択ゲート電極9およびコントロー
ルゲート電極5の形成工程において、アライメント許容
度および加工精度により、選択ゲート電極9およびコン
トロールゲート電極5の幅を小さくすることには限界が
ある。しかし、上記各実施例においては、コントロール
ゲート電極5と選択ゲート電極9は、たがいに絶縁状態
で、一方が他方の一部を覆っている。したがって、選択
ゲート電極9およびコントロールゲート電極5が形成さ
れる領域の合計寸法を、小さくすることができる。これ
により、よりセル面積の小さな強誘電体不揮発性メモリ
を提供することができる。
【0099】また、上記各実施例においては、オフセッ
ト領域20a上に直接、絶縁性サイドウォール23を形
成しているが、オフセット領域20aを絶縁体膜26、
および強誘電体膜6で覆い、その上に絶縁性サイドウォ
ール23を形成してもよい。この場合は、絶縁体膜2
6、および強誘電体膜6にコントロールゲート電極5を
形成する際、絶縁性サイドウォール23形成の分だけ残
してコントロールゲート電極5を形成することとなる。
【0100】なお、上記各実施例においては、絶縁層3
3をTa25(五酸化タンタル)で構成した。しかし、
他の比誘電率の高い物質で、かつ異方性エッチングが可
能な物質であればどのようなものであってもよい。ま
た、比誘電率が高くなくとも、異方性エッチングが可能
な絶縁物質であればどのようなものであってもよい。
【0101】なお、上記各実施例では、絶縁体層56をス
パッタリング法により形成したが、メタルオルガニック
CVD(MOCVD)法等で行ってもよい。
【0102】また、上記各実施例においては、絶縁体層
56の材質としてSrTiO3を用いている。しかし、
比誘電率の高い物質であればどのようなものでもよく、
たとえば、MgAl24,SrF2,TiO2等を採用し
てもよい。とくに、これらは、後工程において、絶縁体
層56の上に形成される強誘電体層66との整合性もよ
いので、より容易に強誘電体層66を形成することがで
きる。
【0103】ところで、強誘電体層66を形成する際、
熱処理がなされる。もし絶縁体層56がなければ、この
ような熱処理より、PZTに含まれるPb等が半導体基
板中へ拡散する等して、界面に表面準位等が生成され
る。これにより、デバイスの動作を妨げるという問題が
発生する。
【0104】そこで、上記各実施例においては、強誘電
体層66と基板表面との間に、絶縁体層56を形成する
ようにしている。これにより、強誘電体層66形成の際
に行なう熱処理によりPZTに含まれるPb等が半導体
基板中へ拡散することを防止でき、基板表面を保護する
ことができる。また、絶縁体層56の方が、基板表面が
酸化処理することにより形成されるシリコン酸化膜より
も、誘電率が高いため、強誘電体膜6の分圧比を上げる
こともできる。
【0105】なお、上記各実施例においては、強誘電体
膜6と基板表面との間に、比誘電率の高い絶縁体膜26
を設けているが、強誘電体層66形成の際で生ずる障害
から基板表面を保護できる絶縁物質であれば、どのよう
なものであってもよい。さらに、場合によっては基板表
面に強誘電体膜6を直接形成してもよい。
【0106】また、上記各実施例においては、強誘電性
物質としてPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、を使用し
たが、PbTiO3、チタン酸バリウム、チタン酸ビス
マス、PLZT等の強誘電性を示す物質であれば、他の
物質を用いてもよい。さらに、ソフトライトの問題を避
けるため活性化電界の大きい物質を用いるとともに、活
性化電界が大きくなるように形成することが望ましい。
【0107】ここで、ソフトライトとは、書込時に、非
選択セルのコントロールゲート電極5にプログラム電圧
を印加するたびに、チャネル形成領域10b上の強誘電
体膜6の分極状態が少しずつ反転することをいう。ソフ
トライトが繰り返されると、分極状態がついには完全に
反転し、そのセルのデータが誤ったデータとなってしま
すおそれがある。
【0108】なお、チャネル形成領域10bにチャネル
(反転層)を形成するためのしきい値電圧(Vth)を
強誘電体薄膜の抗電圧より低く設定するとともに、非選
択セルのコントロールゲート電極5に、図8Bに示すよ
うな立上がり波形をなだらかにした電圧を与えるように
してもよい。これにより、非選択セルの強誘電体膜6が
誤って書き込み状態となることおよびソフトライトをよ
り完全に防止することができる。
【0109】なぜなら、一般的に、強誘電体膜6は抗電
界に相当する電圧以上の電圧を印加した場合に急激に分
極が生じ、抗電界に相当する電圧でなければ、短時間の
間にはほとんど分極は起こらないという性質を有する
(図13の強誘電体膜のE−Pヒステリシスループ参
照)。一方、コントロールゲート電極5に前記しきい値
電圧(Vth)以上の電圧を印加すると、すぐにチャネ
ルが形成される。したがって、隣接するチャネル形成領
域10cの反転層を通じて、ドレイン3から速やかに電
子が供給される。これにより、チャネル形成領域10b
に反転層が形成される。この部分の電位はドレイン電位
に等しい。したがって、実質的に強誘電体膜6に抗電界
に相当する電圧が印加されないこととなるからである。
【0110】このように、しきい値電圧を調整し立上が
り波形をなだらかにした電圧を印加することにより、非
選択セルにおいて、強誘電体膜6の分極状態が反転する
際に、チャネル形成領域10bに反転層を形成し、誤書
込およびソフトライトをより確実に防止することができ
る。
【0111】なお、上記各実施例においては、Nチャネ
ルトランジスタにて説明したが、Pチャネルトランジス
タに採用してもよい。
【0112】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項6、請求項
7にかかる半導体装置またはその製造方法においては、
電路形成用制御電極または分極用制御電極は、たがいに
絶縁状態で、一方が他方の一部を覆っている。したがっ
て、分極用制御電極が形成される領域と電路形成用制御
電極が形成される領域の合計寸法をアライメント許容度
および加工精度により決定される最小寸法より、小さく
することができる。
【0113】また、第1領域に読み出し電圧が印加され
た場合には、前記読み出し電圧印加により生じた空乏層
が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつなが
り、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が印加され
た場合には、前記第1領域に生じている空乏層が第2の
電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらない程度の
幅を有する誘電性側壁が、第1の電路形成可能領域上
に、分極用制御電極の側壁の側壁に隣接して設けられて
おり、さらに第1領域用の電極が分極用制御電極と絶縁
状態で誘電性側壁を覆っている。したがって、第1の電
路形成可能領域の領域長の制御が容易である。また、第
1領域に読み出し電圧が印可された場合には、第1の電
路形成可能領域に電路が形成されるが、第1領域に読み
出し電圧が印加されない場合には、読み出し電圧による
空乏層が生じないため、第1の電路形成可能領域に電路
が形成されない。したがって、誘電性側壁下部を、一種
のオフセット領域として利用することができ、1セルに
つき1つの選択トランジスタを設けた半導体装置を構成
することができる。
【0114】そのため、読み取り後再書込が不要で、書
込動作が高速かつ書き換え可能な回数も多く、さらにセ
ル面積を縮小することができ、集積度を向上させた半導
体装置を提供することができる。
【0115】請求項3、請求項8にかかる半導体装置ま
たはその製造方法においては、誘電性側壁は基板表面を
酸化処理することにより形成されるシリコン酸化膜より
比誘電率の高い物質により構成されている。したがっ
て、第1領域用の電極に反転電圧を印加することによ
り、発生する電界強度を高くすることができる。これに
より、低い反転電圧で読み出し可能な半導体装置を提供
することができる。
【0116】請求項4、請求項9にかかる半導体装置ま
たはその製造方法においては、電路形成可能領域と強誘
電体膜の間に絶縁膜を設けている。したがって、絶縁膜
の上に強誘電体膜を形成する際の発生する障害から、電
路形成可能領域を保護することができる。このため、よ
り信頼度の高い強誘電体不揮発性メモリを提供すること
ができる。
【0117】請求項5、請求項10にかかる半導体装置
またはその製造方法においては、電路形成可能領域と強
誘電体膜の間に設けている絶縁膜は基板表面を酸化処理
することにより形成されるシリコン酸化膜よりも比誘電
率の高い物質により構成されている。したがって、分極
用制御電極に電圧を印加した場合に、強誘電体膜の分圧
比を上げることができる。これにより、比較的低いプロ
グラム電圧であっても、第2の電路形成可能領域に確実
に電路を形成することができる。
【0118】請求項11、請求項12の半導体装置の使
用方法においては、書き込む場合には、書き込み予定の
メモリのメモリゲートラインに分極電圧を印加し、書き
込み予定のメモリの選択ゲートラインに電路形成電圧を
印加するとともに、書き込みを防止したいメモリのドレ
インラインに電圧を印加することにより、書き込みを防
止したいメモリの強誘電体膜に分極電圧を印加しないよ
うにし、読み出す場合には、読み出し予定のメモリのメ
モリゲートラインにセンス電圧を印加し、読み出し予定
の選択ゲートラインに電路形成電圧を印加するととも
に、ソースラインに反転電圧を印加し、読み出し予定の
ドレインラインに電流が流れるか否かを読み取る。
【0119】したがって、前記不揮発性メモリをマトリ
ックス状に接続しても、誤書き込み、誤読み出しを防止
できる。これにより、セル面積を小さくでき、製造が容
易で、製造コストを低くすることができる半導体装置を
提供することができる。
【0120】請求項13の半導体装置の使用方法におい
ては、第2の電路形成可能領域に電路を形成するための
しきい値電圧を強誘電体薄膜の抗電圧より低く設定する
とともに、前記メモリーゲートラインに印加する分極電
圧は、時間の経過に伴って値が高くなるようになってい
。したがって、非選択セルについて、抗電界に相当す
る電圧が強誘電体膜にかかる前に、分極用制御電極下部
の電路形成可能領域に電路を形成することができる。こ
れにより、非選択セルへの誤書込をより確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】強誘電体不揮発性メモリ1を示す構造図であ
る。
【図2】書込時における強誘電体不揮発性メモリ1を示
す図である。A,Cは書込状態の空乏層の状態を示す図
である。Aは選択セル、Cは非選択セルを示す。また、
B,Dは強誘電体膜6の分極状態を示す図であり、Bが
マイナス方向、Dがプラス方向に分極している状態を示
す。
【図3】読み出し時における強誘電体不揮発性メモリ1
の空乏層の状態を示す図である。Aは書込状態である場
合、Bは非書込状態である。
【図4】強誘電体不揮発性メモリ1の使用状態図であ
る。Aは、マトリックス状に組合わせた等価回路図であ
り、Bは、各動作における電圧を表わした一例である。
【図5】強誘電体不揮発性メモリ1の製造工程を示す図
である。
【図6】強誘電体不揮発性メモリ1の製造工程を示す図
である。
【図7】強誘電体不揮発性メモリ1の製造工程を示す図
である。
【図8】強誘電体不揮発性メモリ81を示す構造図であ
る。
【図9】強誘電体不揮発性メモリ81の製造工程を示す
図である。
【図10】強誘電体不揮発性メモリ81の製造工程を示
す図である。
【図11】強誘電体不揮発性メモリ81の製造工程を示
す図である。
【図12】書込時にコントロールゲート電極5に与える
パルス波形を示す図である。Aは、方形パルス、Bはラ
ンプ形状パルスを示す図である。
【図13】強誘電体のヒステリシスループを示す図であ
る。
【図14】従来の不揮発性メモリ41の図である。
【図15】従来の不揮発性メモリ41を複数組合わせた
等価回路を示す図である。
【図16】従来の不揮発性メモリ30の等価回路を示す
図である。
【図17】従来の不揮発性メモリ50の図である。
【符号の説明】
3・・・ドレイン 4・・・ソース 5・・・コントロールゲート電極 6・・・強誘電体膜 9・・・選択ゲート電極 10b,10c・・・チャネル形成領域 20a・・・オフセット領域 23・・・絶縁性サイドウォール 25・・・ソース電極 26・・・絶縁体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/105 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1領域、 第1領域に隣接して順次形成された第1,第2,第3の
    電路形成可能領域、 第3の電路形成可能領域に隣接して形成された第2領
    域、 少なくとも第2の電路形成可能領域を覆う強誘電体膜、 強誘電体膜上に設けられた分極用制御電極、 第3の電路形成可能領域上に設けられた電路形成用制御
    電極であって、分極用制御電極の一部を覆うとともに分
    極用制御電極と絶縁して設けられた電路形成用制御電
    極、 第1の電路形成可能領域上に、分極用制御電極の側壁に
    隣接して設けられ、第1領域に読み出し電圧が印加され
    た場合には、前記読み出し電圧印加により生じた空乏層
    が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつなが
    り、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が印加され
    た場合には、前記第1領域に生じている空乏層が第2の
    電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらない程度の
    幅を有する誘電性側壁、 分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域
    用の電極、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】第1領域、 第1領域に隣接して順次形成された第1,第2,第3の
    電路形成可能領域、 第3の電路形成可能領域に隣接して形成された第2領
    域、 第3の電路形成可能領域上に設けられた電路形成用制御
    電極、 少なくとも第2の電路形成可能領域を覆うとともに、電
    路形成用制御電極の一部を覆う強誘電体膜、 強誘電体膜上に設けられており、少なくとも第2の電路
    形成可能領域を覆うとともに、電路形成用制御電極と絶
    縁状態で、電路形成用制御電極の一部を覆う分極用制御
    電極、 第1の電路形成可能領域上に、分極用制御電極の側壁に
    隣接して設けられ、第1領域に読み出し電圧が印加され
    た場合には、前記読み出し電圧印加により生じた空乏層
    が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつなが
    り、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が印加され
    た場合には、前記第1領域に生じている空乏層が第2の
    電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらない程度の
    幅を有する誘電性側壁、 分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域
    用の電極、を備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の半導体装置にお
    いて、 誘電性側壁は基板表面を酸化処理することにより形成さ
    れるシリコン酸化膜よりも比誘電率の高い物質により構
    成されていること、 を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2の半導体装置にお
    いて、 電路形成可能領域と強誘電体膜の間に絶縁膜を備えてい
    ること、 を特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項4の半導体装置において、 電路形成可能領域と強誘電体膜の間に設けている絶縁膜
    が基板表面を酸化処理することにより形成されるシリコ
    ン酸化膜よりも比誘電率の高い物質により構成されてい
    ること、 を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】半導体基板上に強誘電体膜および分極用制
    御電極を形成する工程、 分極用制御電極の片側側壁に第1領域に読み出し電圧が
    印加された場合には、前記読み出し電圧印加により生じ
    た空乏層が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層
    とつながり、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が
    印加された場合には、前記第1領域に生じている空乏層
    が第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらな
    程度の幅を有する誘電性側壁を形成する工程、 分極用制御電極をはさんで誘電性側壁と対抗する側の半
    導体基板上に、分極用制御電極の一部を覆うとともに分
    極用制御電極と絶縁して電路形成用制御電極を形成する
    工程、 前記半導体基板内に第1領域、および第2領域を形成す
    る工程、 分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域
    用の電極を形成する工程、 を備えた半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板上に電路形成用制御電極を形成
    する工程、 半導体基板および電路形成用制御電極を覆う強誘電体膜
    を形成する工程、 前記強誘電体膜上に、電路形成用制御電極と絶縁状態
    で、電路形成用制御電極の一部を覆うように分極用制御
    電極を形成する工程、 前記強誘電体膜と分極用制御電極の側壁に、第1領域に
    読み出し電圧が印加された場合には、前記読み出し電圧
    印加により生じた空乏層が前記第2の電路形成可能領域
    に生じる空乏層とつながり、かつ、前記第2領域に書き
    込み禁止電圧が印加された場合には、前記第1領域に生
    じている空乏層が第2の電路形成可能領域に生じる空乏
    層とつながらない程度の幅を有する誘電性側壁を形成す
    る工程、 前記半導体基板内に第1領域、および第2領域を形成す
    る工程、 分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域
    用の電極を形成する工程、 を備えた半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7の半導体装置の製
    造方法において、 前記誘電性側壁は基板表面を酸化処理することにより形
    成されるシリコン酸化膜よりも比誘電率の高い物質によ
    り構成されていること、 を特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項6または請求項7の半導体装置の製
    造方法において、 電路形成可能領域と強誘電体膜の間に絶縁膜を形成する
    工程、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項9の半導体装置の製造方法におい
    て、 電路形成可能領域と強誘電体膜の間に設けている絶縁膜
    は基板表面を酸化処理することにより形成されるシリコ
    ン酸化膜よりも比誘電率の高い物質により構成されてい
    ること、 を特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】ソース、 ソースに隣接して順次形成された第1,第2,第3の電
    路形成可能領域、 第3の電路形成可能領域に隣接して形成されたドレイ
    ン、 少なくとも第2の電路形成可能領域を覆う強誘電体膜、 強誘電体膜上に設けられた分極用制御電極、 第3の電路形成可能領域上に設けられた電路形成用制御
    電極であって、分極用制御電極の一部を覆うとともに分
    極用制御電極と絶縁して設けられた電路形成用制御電
    極、 第1の電路形成可能領域上に、分極用制御電極の側壁に
    隣接して設けられ、第1領域に読み出し電圧が印加され
    た場合には、前記読み出し電圧印加により生じた空乏層
    が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつなが
    り、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が印加され
    た場合には、前記第1領域に生じている空乏層が第2の
    電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらない程度の
    幅を有する誘電性側壁、 分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆う第1領域
    用の電極、 を備えた不揮発性メモリをマトリックス状に配置し、 同一行に配置された不揮発性メモリのドレインを接続す
    るドレインラインを各行ごとに設け、 同一列に配置された不揮発性メモリの分極用制御電極を
    接続するメモリゲートラインを各列ごとに設け、 同一列に配置された不揮発性メモリの電路形成用制御電
    極を接続する選択ゲートラインを各列ごとに設け、 全ての不揮発性メモリのソースを接続するソースライン
    を設け、 書き込む場合には、書き込み予定のメモリのメモリゲー
    トラインに分極電圧を印加し、書き込み予定のメモリの
    選択ゲートラインに電路形成電圧を印加するとともに、
    書き込みを防止したいメモリのドレインラインに電圧を
    印加することにより、書き込みを防止したいメモリの強
    誘電体膜に分極電圧を印加しないようにし、 読み出す場合には、読み出し予定のメモリのメモリゲー
    トラインにセンス電圧を印加し、読み出し予定の選択ゲ
    ートラインに電路形成電圧を印加するとともに、ソース
    ラインに反転電圧を印加し、読み出し予定のドレインラ
    インに電流が流れるか否かを読み取ることを特徴とする
    半導体装置の使用方法。
  12. 【請求項12】ソース、 ソースに隣接して順次形成された第1,第2,第3の電
    路形成可能領域、 第3の電路形成可能領域に隣接して形成されたドレイ
    ン、 第3の電路形成可能領域上に設けられた電路形成用制御
    電極、 少なくとも第2の電路形成可能領域を覆うとともに、電
    路形成用制御電極の一部を覆う強誘電体膜、 強誘電体膜上に設けられた分極用制御電極、 第3の電路形成可能領域上に設けられた電路形成用制御
    電極であって、分極用制御電極と絶縁して設けられた電
    路形成用制御電極、 強誘電体膜上に設けられており、少なくとも第2の電路
    形成可能領域を覆うとともに、電路形成用制御電極の一
    部を覆う分極用制御電極、 第1の電路形成可能領域上に、分極用制御電極の側壁に
    隣接して設けられ、第1領域に読み出し電圧が印加され
    た場合には、前記読み出し電圧印加により生じた空乏層
    が前記第2の電路形成可能領域に生じる空乏層とつなが
    り、かつ、前記第2領域に書き込み禁止電圧が印加され
    た場合には、前記第1領域に生じている空乏層が第2の
    電路形成可能領域に生じる空乏層とつながらない程度の
    幅を有する誘電性側壁、 分極用制御電極と絶縁状態で誘電性側壁を覆うソース電
    極、 を備えた不揮発性メモリをマトリックス状に配置し、 同一行に配置された不揮発性メモリのドレインを接続す
    るドレインラインを各行ごとに設け、 同一列に配置された不揮発性メモリの分極用制御電極を
    接続するメモリゲートラインを各列ごとに設け、 同一列に配置された不揮発性メモリの電路形成用制御電
    極を接続する選択ゲートラインを各列ごとに設け、 全ての不揮発性メモリのソースを接続するソースライン
    を設け、 書き込む場合には、書き込み予定のメモリのメモリゲー
    トラインに分極電圧を印加し、書き込み予定のメモリの
    選択ゲートラインに電路形成電圧を印加するとともに、
    書き込みを防止したいメモリのドレインラインに電圧を
    印加することにより、書き込みを防止したいメモリの強
    誘電体膜に分極電圧を印加しないようにし、 読み出す場合には、読み出し予定のメモリのメモリゲー
    トラインにセンス電圧を印加し、読み出し予定の選択ゲ
    ートラインに電路形成電圧を印加するとともに、ソース
    ラインに反転電圧を印加し、読み出し予定のドレインラ
    インに電流が流れるか否かを読み取ることを特徴とする
    半導体装置の使用方法。
  13. 【請求項13】請求項11または請求項12の半導体装
    置の使用方法において、 第2の電路形成可能領域に電路を形成するためのしきい
    値電圧を強誘電体薄膜の抗電圧より低く設定するととも
    に、 前記メモリーゲートラインに印加する分極電圧は、時間
    の経過に伴って値が高くなるようになっていること、 を特徴とする半導体装置の使用方法。
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