JP3144399B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents
電気貯湯容器Info
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- JP3144399B2 JP3144399B2 JP31322298A JP31322298A JP3144399B2 JP 3144399 B2 JP3144399 B2 JP 3144399B2 JP 31322298 A JP31322298 A JP 31322298A JP 31322298 A JP31322298 A JP 31322298A JP 3144399 B2 JP3144399 B2 JP 3144399B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気貯湯容器に
関し、さらに詳しくは保温および保冷機能を有する電気
貯湯容器に関するものである。
関し、さらに詳しくは保温および保冷機能を有する電気
貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からよく知られている電気貯湯容器
としては、貯湯用の内容器を備えた容器本体と、該容器
本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱する加熱手段
として作用する電気ヒータと、前記内容器内の湯を外部
へ注出するための注出通路と、該注出通路を介して湯を
送り出すポンプ装置とを備えたものがあるが、この電気
貯湯容器の場合、貯湯用の内容器は、有底筒状の金属容
器(例えば、ステンレス容器)とされており、保温時に
は、電気ヒータへの通電制御により内容器内の湯を所定
温度に保持するようにしていた。
としては、貯湯用の内容器を備えた容器本体と、該容器
本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱する加熱手段
として作用する電気ヒータと、前記内容器内の湯を外部
へ注出するための注出通路と、該注出通路を介して湯を
送り出すポンプ装置とを備えたものがあるが、この電気
貯湯容器の場合、貯湯用の内容器は、有底筒状の金属容
器(例えば、ステンレス容器)とされており、保温時に
は、電気ヒータへの通電制御により内容器内の湯を所定
温度に保持するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の電
気貯湯容器の場合、内容器に保温機能がないため、上述
したように電気ヒータによる保温しか行えず、保冷容器
として用いることができなかった。
気貯湯容器の場合、内容器に保温機能がないため、上述
したように電気ヒータによる保温しか行えず、保冷容器
として用いることができなかった。
【0004】ところで、この種電気貯湯容器を、保冷容
器として用いた場合、内容器表面に生ずる結露水が問題
となる。即ち、この結露水が、加熱手段である電熱ヒー
タ等に付着したままにしておくと、絶縁不良等の故障を
起こすおそれがある。上記のような問題から、従来の電
気貯湯容器は、氷を入れて保冷容器として使用すること
も禁じられていた。
器として用いた場合、内容器表面に生ずる結露水が問題
となる。即ち、この結露水が、加熱手段である電熱ヒー
タ等に付着したままにしておくと、絶縁不良等の故障を
起こすおそれがある。上記のような問題から、従来の電
気貯湯容器は、氷を入れて保冷容器として使用すること
も禁じられていた。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、保温性能に優れているとともに、保冷容器として
も使用できる電気貯湯容器を提供することを目的とする
ものである。
ので、保温性能に優れているとともに、保冷容器として
も使用できる電気貯湯容器を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、真空二重構造の内
容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備え、前記内容器の底
部に非真空部を形成し且つ該非真空部の下面に前記加熱
手段を設けた電気貯湯容器において、保冷 時に前記加熱
手段を結露防止できる程度の温度に保持するように該加
熱手段への通電を制御する制御手段を付設している。
記課題を解決するための手段として、真空二重構造の内
容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備え、前記内容器の底
部に非真空部を形成し且つ該非真空部の下面に前記加熱
手段を設けた電気貯湯容器において、保冷 時に前記加熱
手段を結露防止できる程度の温度に保持するように該加
熱手段への通電を制御する制御手段を付設している。
【0007】上記のように構成したことにより、保冷時
においても、内容器の底部に形成された非真空部の下面
に設けられた加熱手段が制御手段による通電制御により
結露防止できる程度の温度に保持されることとなる。従
って、保冷時における加熱手段への結露発生が未然に防
止されることとなり、加熱手段に絶縁不良等が発生する
おそれがなくなる。つまり、保冷容器として使用しても
なんら差し支えないものとなるのである。なお、加熱手
段は、該加熱手段からの熱伝導により内容器の温度が上
昇しないような温度に制御されるのが望ましい。
においても、内容器の底部に形成された非真空部の下面
に設けられた加熱手段が制御手段による通電制御により
結露防止できる程度の温度に保持されることとなる。従
って、保冷時における加熱手段への結露発生が未然に防
止されることとなり、加熱手段に絶縁不良等が発生する
おそれがなくなる。つまり、保冷容器として使用しても
なんら差し支えないものとなるのである。なお、加熱手
段は、該加熱手段からの熱伝導により内容器の温度が上
昇しないような温度に制御されるのが望ましい。
【0008】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備え、前記内容器の底部に非真空部を形成
し且つ該非真空部の下面に前記加熱手段を設けた電気貯
湯容器において、前記加熱手段に、保冷時に通電されて
該加熱手段を結露防止できる程度の温度に加熱する正特
性サーミスタを付設している。
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備え、前記内容器の底部に非真空部を形成
し且つ該非真空部の下面に前記加熱手段を設けた電気貯
湯容器において、前記加熱手段に、保冷時に通電されて
該加熱手段を結露防止できる程度の温度に加熱する正特
性サーミスタを付設している。
【0009】上記のように構成したことにより、保冷時
においても、内容器の底部に形成された非真空部の下面
に設けられた加熱手段が、特別な制御手段を用いること
なく、自己制御が可能な正特性サーミスタによる加熱に
より結露防止できる程度の温度に加熱されることとな
る。従って、保冷時における加熱手段への結露発生が未
然に防止されることとなり、加熱手段に絶縁不良等が発
生するおそれがなくなる。つまり、保冷容器として使用
してもなんら差し支えないものとなるのである。また、
正特性サーミスタは、温度センサーとしての機能も持ち
合わせているので、正特性サーミスタからの情報をセン
シングしておけば、加熱手段の異常等を検知することも
できる。なお、正特性サーミスタによる加熱は、該正特
性サーミスタにより加熱された加熱手段からの熱伝導に
より内容器の温度が上昇しないような温度に制御される
のが望ましい。
においても、内容器の底部に形成された非真空部の下面
に設けられた加熱手段が、特別な制御手段を用いること
なく、自己制御が可能な正特性サーミスタによる加熱に
より結露防止できる程度の温度に加熱されることとな
る。従って、保冷時における加熱手段への結露発生が未
然に防止されることとなり、加熱手段に絶縁不良等が発
生するおそれがなくなる。つまり、保冷容器として使用
してもなんら差し支えないものとなるのである。また、
正特性サーミスタは、温度センサーとしての機能も持ち
合わせているので、正特性サーミスタからの情報をセン
シングしておけば、加熱手段の異常等を検知することも
できる。なお、正特性サーミスタによる加熱は、該正特
性サーミスタにより加熱された加熱手段からの熱伝導に
より内容器の温度が上昇しないような温度に制御される
のが望ましい。
【0010】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器において、保冷時に前
記加熱手段を結露防止できる程度の温度に加熱する発熱
手段を、前記加熱手段に当接された伝熱板に取り付けて
いる。
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器において、保冷時に前
記加熱手段を結露防止できる程度の温度に加熱する発熱
手段を、前記加熱手段に当接された伝熱板に取り付けて
いる。
【0011】上記のように構成したことにより、保冷時
においても、加熱手段に当接された伝熱板に取り付けら
れた発熱手段からの熱伝導により加熱手段が結露防止で
きる程度の温度に加熱されることとなる。従って、結露
発生が未然に防止されることとなり、加熱手段に絶縁不
良等が発生するおそれがなくなる。つまり、保冷容器と
して使用してもなんら差し支えないものとなるのであ
る。しかも、発熱手段から熱が、伝熱板を介して加熱手
段全体に熱伝導されることとなっているので、加熱効率
が向上する。
においても、加熱手段に当接された伝熱板に取り付けら
れた発熱手段からの熱伝導により加熱手段が結露防止で
きる程度の温度に加熱されることとなる。従って、結露
発生が未然に防止されることとなり、加熱手段に絶縁不
良等が発生するおそれがなくなる。つまり、保冷容器と
して使用してもなんら差し支えないものとなるのであ
る。しかも、発熱手段から熱が、伝熱板を介して加熱手
段全体に熱伝導されることとなっているので、加熱効率
が向上する。
【0012】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器であって、保冷時に前
記加熱手段に対して温風を供給する温風供給手段を付設
している。
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器であって、保冷時に前
記加熱手段に対して温風を供給する温風供給手段を付設
している。
【0013】上記のように構成したことにより、保冷時
においても、温風供給手段から供給される温風により加
熱手段の温度が結露防止できる程度に上昇せしめられる
こととなる。従って、保冷時における加熱手段への結露
発生が未然に防止されることとなり、加熱手段に絶縁不
良等が発生するおそれがなくなる。つまり、保冷容器と
して使用してもなんら差し支えないものとなるのであ
る。また、保冷時において、たとえ結露水が加熱手段に
付着したとしても、温風供給手段から供給される温風に
より加熱手段に付着している結露水が蒸発せしめられる
こととなる。従って、保冷時において加熱手段に絶縁不
良等が発生するということがなくなる。
においても、温風供給手段から供給される温風により加
熱手段の温度が結露防止できる程度に上昇せしめられる
こととなる。従って、保冷時における加熱手段への結露
発生が未然に防止されることとなり、加熱手段に絶縁不
良等が発生するおそれがなくなる。つまり、保冷容器と
して使用してもなんら差し支えないものとなるのであ
る。また、保冷時において、たとえ結露水が加熱手段に
付着したとしても、温風供給手段から供給される温風に
より加熱手段に付着している結露水が蒸発せしめられる
こととなる。従って、保冷時において加熱手段に絶縁不
良等が発生するということがなくなる。
【0014】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器において、前記内容器
の底部に、前記注出通路を接続するための開口と、該開
口に連続し且つ伝熱板により覆われた凹部とを形成する
とともに、該凹部に、前記加熱手段として作用する電熱
ヒータを配設し且つ前記開口および凹部に、シリコン材
を充填している。
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器において、前記内容器
の底部に、前記注出通路を接続するための開口と、該開
口に連続し且つ伝熱板により覆われた凹部とを形成する
とともに、該凹部に、前記加熱手段として作用する電熱
ヒータを配設し且つ前記開口および凹部に、シリコン材
を充填している。
【0015】上記のように構成したことにより、保冷時
において内容器表面に結露水が生じても、電熱ヒータは
伝熱板により覆われた凹部内に配設されているため、結
露水の影響を全く受けない。従って、電熱ヒータによる
加熱時には湯沸かしおよび保温を行う容器として利用で
きるとともに、非加熱時には保冷容器として利用するこ
とができる。しかも、内容器の底部に形成され、伝熱板
で覆われた凹部内に配設された電熱ヒータにより内容器
内に収容された水を加熱するようになっているので、加
熱効率が向上する。また、内容器の底部には、注出通路
を接続するための開口のみしか形成されないので、真空
二重構造部分がほとんどとなり、保温および保冷性能が
向上する。
において内容器表面に結露水が生じても、電熱ヒータは
伝熱板により覆われた凹部内に配設されているため、結
露水の影響を全く受けない。従って、電熱ヒータによる
加熱時には湯沸かしおよび保温を行う容器として利用で
きるとともに、非加熱時には保冷容器として利用するこ
とができる。しかも、内容器の底部に形成され、伝熱板
で覆われた凹部内に配設された電熱ヒータにより内容器
内に収容された水を加熱するようになっているので、加
熱効率が向上する。また、内容器の底部には、注出通路
を接続するための開口のみしか形成されないので、真空
二重構造部分がほとんどとなり、保温および保冷性能が
向上する。
【0016】請求項6の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器において、前記内容器
の底部に、真空空間を有しない非真空部を形成し且つ該
非真空部の下面に、空気層を介在させた状態で前記加熱
手段として作用する電磁誘導コイルを設けるとともに、
保冷時において前記空気層の飽和水蒸気を追い出す送風
手段を付設している。
ための手段として、真空二重構造の内容器を備えた容器
本体と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加
熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出する
ための注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポ
ンプ装置とを備えた電気貯湯容器において、前記内容器
の底部に、真空空間を有しない非真空部を形成し且つ該
非真空部の下面に、空気層を介在させた状態で前記加熱
手段として作用する電磁誘導コイルを設けるとともに、
保冷時において前記空気層の飽和水蒸気を追い出す送風
手段を付設している。
【0017】上記のように構成したことにより、保冷時
において内容器が冷やされた場合であっても、内容器の
冷熱が電磁誘導コイルに伝達されにくくなるとともに、
保冷時において空気層に生ずる飽和水蒸気が送風手段に
より追い出されることとなり、電磁誘導コイルへの結露
が防止される。従って、電磁誘導コイルによる加熱時に
は湯沸かしおよび保温を行う容器として利用できるとと
もに、非加熱時には保冷容器として利用することができ
る。
において内容器が冷やされた場合であっても、内容器の
冷熱が電磁誘導コイルに伝達されにくくなるとともに、
保冷時において空気層に生ずる飽和水蒸気が送風手段に
より追い出されることとなり、電磁誘導コイルへの結露
が防止される。従って、電磁誘導コイルによる加熱時に
は湯沸かしおよび保温を行う容器として利用できるとと
もに、非加熱時には保冷容器として利用することができ
る。
【0018】請求項7の発明におけるように、請求項6
記載の電気貯湯容器において、前記送風手段として、前
記電磁誘導コイルの作動制御を行う制御素子を冷却する
ための冷却ファンを用いた場合、電磁誘導コイルの作動
制御を行う制御素子を冷却するための冷却ファンを結露
防止用の送風手段として兼用できるため、部品点数を低
減することができる。
記載の電気貯湯容器において、前記送風手段として、前
記電磁誘導コイルの作動制御を行う制御素子を冷却する
ための冷却ファンを用いた場合、電磁誘導コイルの作動
制御を行う制御素子を冷却するための冷却ファンを結露
防止用の送風手段として兼用できるため、部品点数を低
減することができる。
【0019】請求項8の発明におけるように、請求項1
ないし請求項7のいずれか一項記載の電気貯湯容器にお
いて、前記内容器の下方位置に、保冷時において該内容
器表面に生じた結露水を受け止める露受け皿を設けた場
合、保冷時において内容器表面に生じる結露水が露受け
皿に溜められることとなり、内容器の下方への結露水の
落下が防止できる。従って、容器本体の底部が結露水に
より汚れたり、容器本体の底部に配設された電装部品が
絶縁不良を起こしたりすることがなくなる。
ないし請求項7のいずれか一項記載の電気貯湯容器にお
いて、前記内容器の下方位置に、保冷時において該内容
器表面に生じた結露水を受け止める露受け皿を設けた場
合、保冷時において内容器表面に生じる結露水が露受け
皿に溜められることとなり、内容器の下方への結露水の
落下が防止できる。従って、容器本体の底部が結露水に
より汚れたり、容器本体の底部に配設された電装部品が
絶縁不良を起こしたりすることがなくなる。
【0020】請求項9の発明におけるように、請求項8
記載の電気貯湯容器において、前記露受け皿に溜められ
た結露水を、湯沸かし時における加熱手段からの伝熱あ
るいは送風手段からの送風により蒸発させるようにした
場合、露受け皿に溜められた結露水の処理を容易に行う
ことができる。
記載の電気貯湯容器において、前記露受け皿に溜められ
た結露水を、湯沸かし時における加熱手段からの伝熱あ
るいは送風手段からの送風により蒸発させるようにした
場合、露受け皿に溜められた結露水の処理を容易に行う
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0022】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる電気貯湯容器が示されている。
かる電気貯湯容器が示されている。
【0023】この電気貯湯容器は、図1に示すように、
貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体を
開閉する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段4
と、前記内容器3内の湯を外部へ注出するための注出通
路5と、該注出通路5を介して湯を送り出すポンプ装置
6とを備えて構成されている。
貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体を
開閉する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段4
と、前記内容器3内の湯を外部へ注出するための注出通
路5と、該注出通路5を介して湯を送り出すポンプ装置
6とを備えて構成されている。
【0024】前記容器本体1は、外周面を構成する合成
樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3
と、前記外ケース7と内容器3とを結合する環状の肩部
材8と、底面を構成する合成樹脂製の底板9とからなっ
ている。
樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3
と、前記外ケース7と内容器3とを結合する環状の肩部
材8と、底面を構成する合成樹脂製の底板9とからなっ
ている。
【0025】前記内容器3は、側周部から底部外周側に
かけて連続する真空空間10を有する真空二重構造部3
aと、底面中央部に位置し、真空空間を有しない非真空
部3bとからなっており、前記真空二重構造部3aは、
金属製(例えば、ステンレス製)の有底筒状の内筒11
と該内筒11の外側に位置する金属製(例えば、ステン
レス製)の外筒12とによって構成されている。また、
前記非真空部3bは、前記内筒11の底部により構成さ
れている。
かけて連続する真空空間10を有する真空二重構造部3
aと、底面中央部に位置し、真空空間を有しない非真空
部3bとからなっており、前記真空二重構造部3aは、
金属製(例えば、ステンレス製)の有底筒状の内筒11
と該内筒11の外側に位置する金属製(例えば、ステン
レス製)の外筒12とによって構成されている。また、
前記非真空部3bは、前記内筒11の底部により構成さ
れている。
【0026】前記内容器3の開口部には、胴部より小径
に絞られた給水口13が形成されており、該給水口13
における絞り部13aより下方部位には満液表示部14
が設けられている。このように構成すると、給水口13
からの放熱を抑えることができ、保温性能がより一層の
向上するとともに、給水口13の外方から満液表示部1
4を容易に視認することができる。また、給水口13に
おける絞り部13aは加工上表面処理が難しいが、満液
表示部14を絞り部13aより下方に位置させたことに
より、前記絞り部13aにまで水位が上昇することがな
くなることとなり、腐食等の心配がなくなる。また、前
記絞り部13aは遊び空間となるため、沸騰時に湯面が
上昇(あるいは、突出)したとしても、内容器3からあ
ふれ出るということがなくなる。
に絞られた給水口13が形成されており、該給水口13
における絞り部13aより下方部位には満液表示部14
が設けられている。このように構成すると、給水口13
からの放熱を抑えることができ、保温性能がより一層の
向上するとともに、給水口13の外方から満液表示部1
4を容易に視認することができる。また、給水口13に
おける絞り部13aは加工上表面処理が難しいが、満液
表示部14を絞り部13aより下方に位置させたことに
より、前記絞り部13aにまで水位が上昇することがな
くなることとなり、腐食等の心配がなくなる。また、前
記絞り部13aは遊び空間となるため、沸騰時に湯面が
上昇(あるいは、突出)したとしても、内容器3からあ
ふれ出るということがなくなる。
【0027】前記内容器3における非真空部3bには、
上向きに窪ませてなる円形凹部15が形成されており、
該円形凹部15内には、図2に示すように、前記加熱手
段として作用する電気ヒータ4(例えば、雲母板に発熱
体を保持させてなるマイカヒータ)が前記非真空部3b
の下面に対して熱良導体(例えば、アルミ合金)からな
る伝熱板16により圧接されている。該伝熱板16は、
円盤形状とされ、その外周縁には、下向きの環状リブ1
6aが一体に形成されており、該環状リブ16aを前記
円形凹部15の周壁15aに摺接させた状態で取り付け
られることとなっている。
上向きに窪ませてなる円形凹部15が形成されており、
該円形凹部15内には、図2に示すように、前記加熱手
段として作用する電気ヒータ4(例えば、雲母板に発熱
体を保持させてなるマイカヒータ)が前記非真空部3b
の下面に対して熱良導体(例えば、アルミ合金)からな
る伝熱板16により圧接されている。該伝熱板16は、
円盤形状とされ、その外周縁には、下向きの環状リブ1
6aが一体に形成されており、該環状リブ16aを前記
円形凹部15の周壁15aに摺接させた状態で取り付け
られることとなっている。
【0028】また、前記伝熱板16の下面には、金属製
の押え板17が当接されている。該押え板17は、前記
マイカヒータ4から下方への放熱を抑制する作用をなす
ものであるので、熱良導体である必要はなく、むしろ熱
伝導性の悪いものが望ましい。この押え板17も、円盤
形状とされ、その外周縁には、下向きの環状リブ17a
が一体に形成されており、該環状リブ17aは前記内容
器3の外面より離された状態で取り付けられる。
の押え板17が当接されている。該押え板17は、前記
マイカヒータ4から下方への放熱を抑制する作用をなす
ものであるので、熱良導体である必要はなく、むしろ熱
伝導性の悪いものが望ましい。この押え板17も、円盤
形状とされ、その外周縁には、下向きの環状リブ17a
が一体に形成されており、該環状リブ17aは前記内容
器3の外面より離された状態で取り付けられる。
【0029】そして、前記押え板17は、前記内容器3
の底部(具体的には、外筒12の底面12a)に前記取
付金具23を介してビス24により取り付けられた遮熱
板18との間に介設されたバネ部材19により前記伝熱
板16に圧接されている。つまり、マイカヒータ4は、
円形凹部15内において非真空部3bに対して伝熱板1
6および押え板17により圧接された状態で固定されて
いるのである。このように構成すると、押え板17の周
縁部から内容器3への熱伝導を抑制することができるこ
ととなり、伝熱板16から内容器3側への熱伝導を助長
することとなる。また、環状リブ17aは前記内容器3
の外面より離された状態で取り付けられることとなって
いるので、押え板17と内容器3との間に遊びが形成さ
れることとなり、伝熱板16によるマイカヒータ4への
挟圧力が十分確保できる。符号20は内容器3の温度を
検出する温度検出手段として作用する温度センサーであ
る。
の底部(具体的には、外筒12の底面12a)に前記取
付金具23を介してビス24により取り付けられた遮熱
板18との間に介設されたバネ部材19により前記伝熱
板16に圧接されている。つまり、マイカヒータ4は、
円形凹部15内において非真空部3bに対して伝熱板1
6および押え板17により圧接された状態で固定されて
いるのである。このように構成すると、押え板17の周
縁部から内容器3への熱伝導を抑制することができるこ
ととなり、伝熱板16から内容器3側への熱伝導を助長
することとなる。また、環状リブ17aは前記内容器3
の外面より離された状態で取り付けられることとなって
いるので、押え板17と内容器3との間に遊びが形成さ
れることとなり、伝熱板16によるマイカヒータ4への
挟圧力が十分確保できる。符号20は内容器3の温度を
検出する温度検出手段として作用する温度センサーであ
る。
【0030】前記電気ヒータ4、伝熱板16および押え
板17には、後述する前記注出通路5の接続部を通すた
めの切欠部4a,16b,17bが形成されている。
板17には、後述する前記注出通路5の接続部を通すた
めの切欠部4a,16b,17bが形成されている。
【0031】前記注出通路5は、前記内容器3における
非真空部3bに接続された入口接続管5aと、ポンプ装
置6と、該ポンプ装置6の吐出口6aに接続された下部
接続管5bと、該下部接続管5bに接続され、前記容器
本体1における外ケース7と内容器3との間の空間を上
方に向かって延びる液量管5cと、該液量管5cの上端
に接続され、前記容器本体1において肩部材8の前面側
に形成された嘴部8a内に向かって延びる上部接続管5
dと、該上部接続管5dに接続され、前記嘴部8aの下
方に向かって延びる注出管5eとからなっている。符号
21は液量管5cを透視するための覗窓、22は転倒止
水弁である。
非真空部3bに接続された入口接続管5aと、ポンプ装
置6と、該ポンプ装置6の吐出口6aに接続された下部
接続管5bと、該下部接続管5bに接続され、前記容器
本体1における外ケース7と内容器3との間の空間を上
方に向かって延びる液量管5cと、該液量管5cの上端
に接続され、前記容器本体1において肩部材8の前面側
に形成された嘴部8a内に向かって延びる上部接続管5
dと、該上部接続管5dに接続され、前記嘴部8aの下
方に向かって延びる注出管5eとからなっている。符号
21は液量管5cを透視するための覗窓、22は転倒止
水弁である。
【0032】前記ポンプ装置6は、前記取付金具23に
対して前記遮熱板18とともに取付部6aをビス24に
より共締めすることにより取り付けられている。このよ
うに構成すると、内容器3の真空二重構造部3aにおけ
る底面を利用してポンプ装置6を取り付けることができ
ることとなり、構造の簡略化を図ることができるととも
に、取付強度も確保できる。
対して前記遮熱板18とともに取付部6aをビス24に
より共締めすることにより取り付けられている。このよ
うに構成すると、内容器3の真空二重構造部3aにおけ
る底面を利用してポンプ装置6を取り付けることができ
ることとなり、構造の簡略化を図ることができるととも
に、取付強度も確保できる。
【0033】前記蓋体2は、合成樹脂製の上板25と該
上板25に対して外周縁が溶着により結合された合成樹
脂製の下板26とからなっており、前記肩部材8の後部
に設けられたヒンジ受け27に対してヒンジピン28を
介して開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
上板25に対して外周縁が溶着により結合された合成樹
脂製の下板26とからなっており、前記肩部材8の後部
に設けられたヒンジ受け27に対してヒンジピン28を
介して開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
【0034】前記蓋体2における下板26には、金属製
のカバー部材29がビス30により固定されており、該
カバー部材29の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において
前記内容器3の給水口13に圧接されるシールパッキン
31が設けられている。符号32は蒸気排出通路、33
は蒸気排出通路32の途中に設けられた転倒止水弁、3
4は断熱材である。
のカバー部材29がビス30により固定されており、該
カバー部材29の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において
前記内容器3の給水口13に圧接されるシールパッキン
31が設けられている。符号32は蒸気排出通路、33
は蒸気排出通路32の途中に設けられた転倒止水弁、3
4は断熱材である。
【0035】図面中、符号39は電源基盤、40は電気
ヒータ4の直下であって電源基盤39の直上位置に設け
られた温度ヒューズである。
ヒータ4の直下であって電源基盤39の直上位置に設け
られた温度ヒューズである。
【0036】ところで、上記のように構成された電気貯
湯容器は、内容器3の断熱機能が優れているので、保温
容器として使用されるばかりでなく、保冷容器としても
使用される。
湯容器は、内容器3の断熱機能が優れているので、保温
容器として使用されるばかりでなく、保冷容器としても
使用される。
【0037】保冷容器として使用した場合、内容器3の
表面に結露が生じるおそれがあるが、該結露の発生を未
然に防止しないと、マイカヒータ4の絶縁不良等をきた
すおそれがある。
表面に結露が生じるおそれがあるが、該結露の発生を未
然に防止しないと、マイカヒータ4の絶縁不良等をきた
すおそれがある。
【0038】そこで、本実施の形態においては、前記マ
イカヒータ4を保冷時において結露防止できる程度に加
熱するための発熱手段である正特性サーミスタ35が付
設されている。該正特性サーミスタ35は、前記押さえ
板17を貫通し且つ前記伝熱板16の下面に当接された
状態で前記バネ部材19に取り付けられている。該正特
性サーミスタ35は、自己制御性を有しており、設定特
性により所定温度を保持できるものである。従って、発
熱手段として正特性サーミスタ35を使用した場合、特
別な制御手段を必要としない。しかも、正特性サーミス
タ35は、センサー機能をも具備しているため、出力信
号をセンシングすれば、マイカヒータ4の異常を検知す
ることも可能である。なお、発熱手段としてヒータ等を
用い、制御手段により発熱量制御を行うようにしてもよ
い。
イカヒータ4を保冷時において結露防止できる程度に加
熱するための発熱手段である正特性サーミスタ35が付
設されている。該正特性サーミスタ35は、前記押さえ
板17を貫通し且つ前記伝熱板16の下面に当接された
状態で前記バネ部材19に取り付けられている。該正特
性サーミスタ35は、自己制御性を有しており、設定特
性により所定温度を保持できるものである。従って、発
熱手段として正特性サーミスタ35を使用した場合、特
別な制御手段を必要としない。しかも、正特性サーミス
タ35は、センサー機能をも具備しているため、出力信
号をセンシングすれば、マイカヒータ4の異常を検知す
ることも可能である。なお、発熱手段としてヒータ等を
用い、制御手段により発熱量制御を行うようにしてもよ
い。
【0039】上記のように構成された電気貯湯容器にお
いては、次のような作用効果が得られる。
いては、次のような作用効果が得られる。
【0040】この電気貯湯容器においては、内容器3内
に水を収容し、マイカヒータ4に通電してお湯を沸かし
た後、マイカヒータ4への通電制御により保温すること
となっているが、内容器3における側周部から底部外周
側にかけて真空二重構造部3aとされているため、内容
器3の保温性能が向上することとなり、保温時における
マイカヒータ4への通電量を節約することができる。し
かも、内容器3の給水口13を、胴部より小径となるよ
うに絞られているため、給水口13からの放熱が抑えら
れることとなり、保温効果が向上する。
に水を収容し、マイカヒータ4に通電してお湯を沸かし
た後、マイカヒータ4への通電制御により保温すること
となっているが、内容器3における側周部から底部外周
側にかけて真空二重構造部3aとされているため、内容
器3の保温性能が向上することとなり、保温時における
マイカヒータ4への通電量を節約することができる。し
かも、内容器3の給水口13を、胴部より小径となるよ
うに絞られているため、給水口13からの放熱が抑えら
れることとなり、保温効果が向上する。
【0041】また、内容器3における底面中央部を非真
空部3bとしているので、該非真空部3bに、注出通路
5の内容器3への接続部やマイカヒータ4の配設部を設
けることができることとなる。
空部3bとしているので、該非真空部3bに、注出通路
5の内容器3への接続部やマイカヒータ4の配設部を設
けることができることとなる。
【0042】一方、この電気貯湯容器は、内容器3が断
熱性能に優れたものとなっているので、冷水等を保冷す
る保冷容器としても使用可能であり、その場合、マイカ
ヒータ4への通電は停止される。この保冷時において
は、内容器3の表面(特に、非真空部3b)に結露が発
生するが、正特性サーミスタ35が発熱し、伝熱板16
を介しての熱伝導によりマイカヒータ4が結露防止でき
る程度に加熱されることとなる。従って、マイカヒータ
4が結露により絶縁不良を起こすということがなくな
り、保冷容器として使用するのになんら不都合は生じな
い。
熱性能に優れたものとなっているので、冷水等を保冷す
る保冷容器としても使用可能であり、その場合、マイカ
ヒータ4への通電は停止される。この保冷時において
は、内容器3の表面(特に、非真空部3b)に結露が発
生するが、正特性サーミスタ35が発熱し、伝熱板16
を介しての熱伝導によりマイカヒータ4が結露防止でき
る程度に加熱されることとなる。従って、マイカヒータ
4が結露により絶縁不良を起こすということがなくな
り、保冷容器として使用するのになんら不都合は生じな
い。
【0043】なお、正特性サーミスタ35は、常時通電
されるようにしてもよいが、次のような場合のみに通電
されるようにしてもよい。
されるようにしてもよいが、次のような場合のみに通電
されるようにしてもよい。
【0044】 温度センサー20により内容器3の温
度が所定温度以下(例えば、5℃以下)と検知された場
合、 湿度センサーを別途設け、該湿度センサーの検
出値が所定湿度以上となった場合、 保冷時にON操
作される保冷スイッチを別途設け、該保冷スイッチのO
N操作と連動させる場合、 マイカヒータ4への通電
停止と連動させる場合、このようにすると、正特性サー
ミスタ35への通電時間(即ち、通電量)を節約するこ
とができる。
度が所定温度以下(例えば、5℃以下)と検知された場
合、 湿度センサーを別途設け、該湿度センサーの検
出値が所定湿度以上となった場合、 保冷時にON操
作される保冷スイッチを別途設け、該保冷スイッチのO
N操作と連動させる場合、 マイカヒータ4への通電
停止と連動させる場合、このようにすると、正特性サー
ミスタ35への通電時間(即ち、通電量)を節約するこ
とができる。
【0045】また、正特性サーミスタ35を使用せず、
マイカヒータ4を発熱手段として兼用し、極めて短時間
通電することにより結露水を蒸発させるようにしてもよ
い。例えば、図3のタイムチャートに示すように、保冷
時において、所定時間間隔t1(例えば、5分間隔)で
マイカヒータ4に短時間t2(例えば、10秒)だけ通
電する制御手段を付設するようにしてもよい。この場
合、マイカヒータ4への通電時間t2は、マイカヒータ
4の発熱により生じた熱が内容器3に熱伝導しない程度
の時間とするのが望ましい。また、通電間隔t1は、マ
イカヒータ4の周囲の空気状態に応じて設定されるが、
通電停止した後にマイカヒータ4の温度が結露発生温度
にまで降下する時間とするのが望ましい。
マイカヒータ4を発熱手段として兼用し、極めて短時間
通電することにより結露水を蒸発させるようにしてもよ
い。例えば、図3のタイムチャートに示すように、保冷
時において、所定時間間隔t1(例えば、5分間隔)で
マイカヒータ4に短時間t2(例えば、10秒)だけ通
電する制御手段を付設するようにしてもよい。この場
合、マイカヒータ4への通電時間t2は、マイカヒータ
4の発熱により生じた熱が内容器3に熱伝導しない程度
の時間とするのが望ましい。また、通電間隔t1は、マ
イカヒータ4の周囲の空気状態に応じて設定されるが、
通電停止した後にマイカヒータ4の温度が結露発生温度
にまで降下する時間とするのが望ましい。
【0046】さらに、本実施の形態においては、正特性
サーミスタ35を1個だけ用いているが、結露条件が苛
酷な場合には複数個設けるようにしてもよい。
サーミスタ35を1個だけ用いているが、結露条件が苛
酷な場合には複数個設けるようにしてもよい。
【0047】第2の実施の形態 図4には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯
湯容器の要部が示されている。
湯容器の要部が示されている。
【0048】この場合、マイカヒータ4への結露を防止
するために、第1の実施の形態における発熱手段に代え
て温風供給手段36が採用されている。該温風供給手段
36は、遮熱板18の下方空間に配設されたブロアタイ
プのファン37と、該ファン37の吐出口37aに配設
された正特性サーミスタ38とによって構成されてい
る。また、前記遮熱板18には、前記温風供給手段36
からの温風をマイカヒータ4側へ誘導するための開口4
1が形成されている。このようにすると、保冷時におい
てマイカヒータ4への結露が温風供給手段36からの温
風供給により防止されることとなる。従って、マイカヒ
ータ4が結露により絶縁不良を起こすということがなく
なり、保冷容器として使用するのになんら不都合は生じ
ない。
するために、第1の実施の形態における発熱手段に代え
て温風供給手段36が採用されている。該温風供給手段
36は、遮熱板18の下方空間に配設されたブロアタイ
プのファン37と、該ファン37の吐出口37aに配設
された正特性サーミスタ38とによって構成されてい
る。また、前記遮熱板18には、前記温風供給手段36
からの温風をマイカヒータ4側へ誘導するための開口4
1が形成されている。このようにすると、保冷時におい
てマイカヒータ4への結露が温風供給手段36からの温
風供給により防止されることとなる。従って、マイカヒ
ータ4が結露により絶縁不良を起こすということがなく
なり、保冷容器として使用するのになんら不都合は生じ
ない。
【0049】なお、温風供給手段36は、常時通電され
るようにしてもよいが、次のような場合のみに通電され
るようにしてもよい。
るようにしてもよいが、次のような場合のみに通電され
るようにしてもよい。
【0050】 温度センサー20により内容器3の温
度が所定温度以下(例えば、5℃以下)と検知された場
合、 湿度センサーを別途設け、該湿度センサーの検
出値が所定湿度以上となった場合、 保冷時にON操
作される保冷スイッチを別途設け、該保冷スイッチのO
N操作と連動させる場合、 マイカヒータ4への通電
停止と連動させる場合、このようにすると、温風供給手
段36への通電時間(即ち、通電量)を節約することが
できる。
度が所定温度以下(例えば、5℃以下)と検知された場
合、 湿度センサーを別途設け、該湿度センサーの検
出値が所定湿度以上となった場合、 保冷時にON操
作される保冷スイッチを別途設け、該保冷スイッチのO
N操作と連動させる場合、 マイカヒータ4への通電
停止と連動させる場合、このようにすると、温風供給手
段36への通電時間(即ち、通電量)を節約することが
できる。
【0051】また、温風供給手段36における正特性サ
ーミスタ38に代えて制御手段により通電制御されるヒ
ータを用いてもよい。
ーミスタ38に代えて制御手段により通電制御されるヒ
ータを用いてもよい。
【0052】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0053】第3の実施の形態 図5には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯
湯容器の要部が示されている。
湯容器の要部が示されている。
【0054】この場合、内容器3は、内筒11と外筒1
2との間に真空空間10を有する真空二重構造とされて
おり、全体内容器3の底部には、注出通路5の入口接続
管5aを接続するための開口45と、該開口45に連続
し且つ伝熱板47により覆われた凹部46とが形成され
ている。該凹部46には、加熱手段として作用する電熱
ヒータ(例えば、マイカヒータ4)が配設されている。
そして、前記開口45および凹部4には、シリコン材4
8が充填されている。このようにすると、保冷時におい
て内容器3表面に結露水が生じても、マイカヒータ4は
伝熱板47により覆われた凹部46内に配設されている
ため、結露水の影響を全く受けない。従って、マイカヒ
ータ4による加熱時には湯沸かしおよび保温を行う容器
として利用できるとともに、非加熱時には保冷容器とし
て利用することができる。しかも、内容器3の底部に形
成され、伝熱板47で覆われた凹部46内に配設された
マイカヒータ4により内容器3内に収容された水を加熱
するようになっている、加熱効率が向上する。また、内
容器3の底部には、注出通路5を接続するための開口4
5のみしか形成されないので、真空二重構造部分がほと
んどとなり、保温および保冷性能が向上する。
2との間に真空空間10を有する真空二重構造とされて
おり、全体内容器3の底部には、注出通路5の入口接続
管5aを接続するための開口45と、該開口45に連続
し且つ伝熱板47により覆われた凹部46とが形成され
ている。該凹部46には、加熱手段として作用する電熱
ヒータ(例えば、マイカヒータ4)が配設されている。
そして、前記開口45および凹部4には、シリコン材4
8が充填されている。このようにすると、保冷時におい
て内容器3表面に結露水が生じても、マイカヒータ4は
伝熱板47により覆われた凹部46内に配設されている
ため、結露水の影響を全く受けない。従って、マイカヒ
ータ4による加熱時には湯沸かしおよび保温を行う容器
として利用できるとともに、非加熱時には保冷容器とし
て利用することができる。しかも、内容器3の底部に形
成され、伝熱板47で覆われた凹部46内に配設された
マイカヒータ4により内容器3内に収容された水を加熱
するようになっている、加熱効率が向上する。また、内
容器3の底部には、注出通路5を接続するための開口4
5のみしか形成されないので、真空二重構造部分がほと
んどとなり、保温および保冷性能が向上する。
【0055】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0056】第4の実施の形態 図6には、本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯
湯容器の要部が示されている。
湯容器の要部が示されている。
【0057】この場合、内容器3底部に形成された非真
空部3bの下面には、皿状のコイルダイ50が固定され
ており、該コイルダイ50の下面には、加熱手段4とし
て作用する電磁誘導コイルが設けられている。つまり、
電磁誘導コイル4は、全体非真空部3bとの間に空間層
49を介在させた状態で取り付けられているのである。
前記コイルダイ50の側壁には、空気流通穴55,55
・・が形成されている。符号51はフェライトコアであ
る。また、容器本体1における外ケース7の下部内壁に
は、前記電磁誘導コイル4の作動制御を行う制御素子
(例えば、制御基盤39に設けられたパワートランジス
タ56およびダイオード整流回路57)を冷却するため
の冷却ファン52が取り付けられている。該冷却ファン
52は、保冷時において前記空間層49の飽和水蒸気を
追い出す送風手段としても作用することとなっている。
符号53は空気吸込口、54は空気排出口である。
空部3bの下面には、皿状のコイルダイ50が固定され
ており、該コイルダイ50の下面には、加熱手段4とし
て作用する電磁誘導コイルが設けられている。つまり、
電磁誘導コイル4は、全体非真空部3bとの間に空間層
49を介在させた状態で取り付けられているのである。
前記コイルダイ50の側壁には、空気流通穴55,55
・・が形成されている。符号51はフェライトコアであ
る。また、容器本体1における外ケース7の下部内壁に
は、前記電磁誘導コイル4の作動制御を行う制御素子
(例えば、制御基盤39に設けられたパワートランジス
タ56およびダイオード整流回路57)を冷却するため
の冷却ファン52が取り付けられている。該冷却ファン
52は、保冷時において前記空間層49の飽和水蒸気を
追い出す送風手段としても作用することとなっている。
符号53は空気吸込口、54は空気排出口である。
【0058】なお、前記冷却ファン52は、湯沸かし時
には強風運転とし、保冷時には微風運転とするように制
御されることとなっている。このようにすると、必要に
応じた冷却ファン52の運転状態が得られることとな
り、電力消費を節約できる。
には強風運転とし、保冷時には微風運転とするように制
御されることとなっている。このようにすると、必要に
応じた冷却ファン52の運転状態が得られることとな
り、電力消費を節約できる。
【0059】上記のように構成したことにより、内容器
3内に水を収容し、電磁誘導コイル4に通電すると、内
容器3の非真空部3bに誘導渦電流が発生し、該誘導渦
電流の抵抗熱によりお湯が沸かされる。その後、電磁誘
導コイル4への通電制御により保温することとなってい
るが、内容器3における側周部から底部外周側にかけて
真空二重構造部3aとされているため、内容器3の保温
性能が向上することとなり、保温時における電磁誘導コ
イル4への通電量を節約することができる。
3内に水を収容し、電磁誘導コイル4に通電すると、内
容器3の非真空部3bに誘導渦電流が発生し、該誘導渦
電流の抵抗熱によりお湯が沸かされる。その後、電磁誘
導コイル4への通電制御により保温することとなってい
るが、内容器3における側周部から底部外周側にかけて
真空二重構造部3aとされているため、内容器3の保温
性能が向上することとなり、保温時における電磁誘導コ
イル4への通電量を節約することができる。
【0060】一方、保冷時において内容器3が冷やされ
た場合であっても、内容器3の冷熱が電磁誘導コイル4
に伝達されにくくなるとともに、保冷時において空間層
49に生ずる飽和水蒸気が冷却ファン52により追い出
されることとなり、電磁誘導コイル4への結露が防止さ
れる。従って、電磁誘導コイル4による加熱時には湯沸
かしおよび保温を行う容器として利用できるとともに、
非加熱時には保冷容器として利用することができる。
た場合であっても、内容器3の冷熱が電磁誘導コイル4
に伝達されにくくなるとともに、保冷時において空間層
49に生ずる飽和水蒸気が冷却ファン52により追い出
されることとなり、電磁誘導コイル4への結露が防止さ
れる。従って、電磁誘導コイル4による加熱時には湯沸
かしおよび保温を行う容器として利用できるとともに、
非加熱時には保冷容器として利用することができる。
【0061】また、電磁誘導コイル4の作動制御を行う
制御素子を冷却するための冷却ファン52を結露防止用
の送風手段として兼用できるようにしているので、部品
点数を低減することもできる。
制御素子を冷却するための冷却ファン52を結露防止用
の送風手段として兼用できるようにしているので、部品
点数を低減することもできる。
【0062】なお、前記冷却ファン52は、保冷時にお
いて連続運転するようにしてもよいが、定期的に一定時
間運転するようにしてもよく、温度センサー20により
検出される内容器3の温度が所定温度以下になっている
場合に連続的あるいは断続的に運転するようにしてもよ
く、別途設けられた湿度センサーの検出値が所定湿度以
上となっている場合に運転するようにしてもよい。
いて連続運転するようにしてもよいが、定期的に一定時
間運転するようにしてもよく、温度センサー20により
検出される内容器3の温度が所定温度以下になっている
場合に連続的あるいは断続的に運転するようにしてもよ
く、別途設けられた湿度センサーの検出値が所定湿度以
上となっている場合に運転するようにしてもよい。
【0063】また、冷却ファン52とは別に結露防止専
用の送風手段を設けるようにしてもよい。
用の送風手段を設けるようにしてもよい。
【0064】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0065】第5の実施の形態 図7には、本願発明の第5の実施の形態にかかる電気貯
湯容器の要部が示されている。
湯容器の要部が示されている。
【0066】この場合、第4の実施の形態にかかる電気
貯湯容器において、内容器3の下方位置には、保冷時に
おいて該内容器3表面に生じた結露水Wを受け止める露
受け皿58が設けられている。該露受け皿58の側壁に
は、空気流通用の開口59,59が形成されている。こ
のようにすると、保冷時において内容器3表面に生じる
結露水Wが露受け皿58に溜められることとなり、内容
器3の下方への結露水Wの落下が防止できる。従って、
容器本体1の底部が結露水Wにより汚れたり、容器本体
1の底部に配設された電装部品が絶縁不良を起こしたり
することがなくなる。また、露受け皿58に溜められた
結露水Wは、冷却ファン52による送風によって蒸発さ
れることとなる。
貯湯容器において、内容器3の下方位置には、保冷時に
おいて該内容器3表面に生じた結露水Wを受け止める露
受け皿58が設けられている。該露受け皿58の側壁に
は、空気流通用の開口59,59が形成されている。こ
のようにすると、保冷時において内容器3表面に生じる
結露水Wが露受け皿58に溜められることとなり、内容
器3の下方への結露水Wの落下が防止できる。従って、
容器本体1の底部が結露水Wにより汚れたり、容器本体
1の底部に配設された電装部品が絶縁不良を起こしたり
することがなくなる。また、露受け皿58に溜められた
結露水Wは、冷却ファン52による送風によって蒸発さ
れることとなる。
【0067】その他の構成および作用効果は、第1およ
び第4の実施の形態におけると同様なので説明を省略す
る。
び第4の実施の形態におけると同様なので説明を省略す
る。
【0068】第6の実施の形態 図8には、本願発明の第6の実施の形態にかかる電気貯
湯容器の要部が示されている。
湯容器の要部が示されている。
【0069】この場合、内容器3の非真空部3bの下面
には、加熱手段4として作用する熱盤式の電熱ヒータが
設けられている。また、内容器3の下方位置には、保冷
時において該内容器3表面に生じた結露水Wを受け止め
る熱良導体(例えば、アルミ合金等)からなる露受け皿
58が前記電熱ヒータ4に当接された状態で設けられて
いる。このようにすると、保冷時において内容器3表面
に生じる結露水Wが露受け皿58に溜められることとな
り、内容器3の下方への結露水Wの落下が防止できる。
従って、容器本体1の底部が結露水により汚れたり、容
器本体1の底部に配設された電装部品が絶縁不良を起こ
したりすることがなくなる。また、露受け皿58に溜め
られた結露水Wは、電熱ヒータ4への通電時において該
電熱ヒータ4からの熱伝導により蒸発されることとな
る。
には、加熱手段4として作用する熱盤式の電熱ヒータが
設けられている。また、内容器3の下方位置には、保冷
時において該内容器3表面に生じた結露水Wを受け止め
る熱良導体(例えば、アルミ合金等)からなる露受け皿
58が前記電熱ヒータ4に当接された状態で設けられて
いる。このようにすると、保冷時において内容器3表面
に生じる結露水Wが露受け皿58に溜められることとな
り、内容器3の下方への結露水Wの落下が防止できる。
従って、容器本体1の底部が結露水により汚れたり、容
器本体1の底部に配設された電装部品が絶縁不良を起こ
したりすることがなくなる。また、露受け皿58に溜め
られた結露水Wは、電熱ヒータ4への通電時において該
電熱ヒータ4からの熱伝導により蒸発されることとな
る。
【0070】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、真空二重構造
の内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋
体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内
の湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を
介して湯を送り出すポンプ装置とを備え、前記内容器の
底部に非真空部を形成し且つ該非真空部の下面に前記加
熱手段を設けた電気貯湯容器において、保冷時に前記加
熱手段を結露防止できる程度の温度に保持するように該
加熱手段への通電を制御する制御手段を付設して、保冷
時において、内容器の底部に形成された非真空部の下面
に設けられた加熱手段が制御手段による通電制御により
結露防止できる程度の温度に保持されるようにしたの
で、保冷時における加熱手段への結露発生が未然に防止
されることとなって、加熱手段に絶縁不良等が発生する
おそれがなくなり、保冷容器として使用してもなんら差
し支えないものとなるという効果がある。
の内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋
体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内
の湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を
介して湯を送り出すポンプ装置とを備え、前記内容器の
底部に非真空部を形成し且つ該非真空部の下面に前記加
熱手段を設けた電気貯湯容器において、保冷時に前記加
熱手段を結露防止できる程度の温度に保持するように該
加熱手段への通電を制御する制御手段を付設して、保冷
時において、内容器の底部に形成された非真空部の下面
に設けられた加熱手段が制御手段による通電制御により
結露防止できる程度の温度に保持されるようにしたの
で、保冷時における加熱手段への結露発生が未然に防止
されることとなって、加熱手段に絶縁不良等が発生する
おそれがなくなり、保冷容器として使用してもなんら差
し支えないものとなるという効果がある。
【0072】請求項2の発明によれば、真空二重構造の
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備え、前記内容器の底
部に非真空部を形成し且つ該非真空部の下面に前記加熱
手段を設けた電気貯湯容器において、前記加熱手段に、
保冷時に通電されて該加熱手段を結露防止できる程度の
温度に加熱する正特性サーミスタを付設して、保冷時に
おいて、内容器の底部に形成された非真空部の下面に設
けられた加熱手段が、特別な制御手段を用いることな
く、自己制御が可能な正特性サーミスタによる加熱によ
り結露防止できる程度の温度に加熱されるようにしたの
で、保冷時における加熱手段への結露発生が未然に防止
されることとなって、加熱手段に絶縁不良等が発生する
おそれがなくなり、保冷容器として使用してもなんら差
し支えないものとなるという効果がある。また、正特性
サーミスタは、温度センサーとしての機能も持ち合わせ
ているので、正特性サーミスタからの情報をセンシング
しておけば、加熱手段の異常等を検知することもできる
という効果もある。
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備え、前記内容器の底
部に非真空部を形成し且つ該非真空部の下面に前記加熱
手段を設けた電気貯湯容器において、前記加熱手段に、
保冷時に通電されて該加熱手段を結露防止できる程度の
温度に加熱する正特性サーミスタを付設して、保冷時に
おいて、内容器の底部に形成された非真空部の下面に設
けられた加熱手段が、特別な制御手段を用いることな
く、自己制御が可能な正特性サーミスタによる加熱によ
り結露防止できる程度の温度に加熱されるようにしたの
で、保冷時における加熱手段への結露発生が未然に防止
されることとなって、加熱手段に絶縁不良等が発生する
おそれがなくなり、保冷容器として使用してもなんら差
し支えないものとなるという効果がある。また、正特性
サーミスタは、温度センサーとしての機能も持ち合わせ
ているので、正特性サーミスタからの情報をセンシング
しておけば、加熱手段の異常等を検知することもできる
という効果もある。
【0073】請求項3の発明によれば、真空二重構造の
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器に
おいて、保冷時に前記加熱手段を結露防止できる程度の
温度に加熱する発熱手段を、前記加熱手段に当接された
伝熱板に取り付けて、保冷時において、加熱手段に当接
された伝熱板に取り付けられた発熱手段からの熱伝導に
より加熱手段が結露防止できる程度の温度に加熱される
ようにしたので、結露発生が未然に防止されることとな
って、加熱手段に絶縁不良等が発生するおそれがなくな
り、保冷容器として使用してもなんら差し支えないもの
となるという効果がある。しかも、発熱手段から熱が、
伝熱板を介して加熱手段全体に熱伝導されることとなっ
ているので、加熱効率が向上するという効果もある。
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器に
おいて、保冷時に前記加熱手段を結露防止できる程度の
温度に加熱する発熱手段を、前記加熱手段に当接された
伝熱板に取り付けて、保冷時において、加熱手段に当接
された伝熱板に取り付けられた発熱手段からの熱伝導に
より加熱手段が結露防止できる程度の温度に加熱される
ようにしたので、結露発生が未然に防止されることとな
って、加熱手段に絶縁不良等が発生するおそれがなくな
り、保冷容器として使用してもなんら差し支えないもの
となるという効果がある。しかも、発熱手段から熱が、
伝熱板を介して加熱手段全体に熱伝導されることとなっ
ているので、加熱効率が向上するという効果もある。
【0074】請求項4の発明によれば、真空二重構造の
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器で
あって、保冷時に前記加熱手段に対して温風を供給する
温風供給手段を付設して、保冷時において、温風供給手
段から供給される温風により加熱手段の温度が結露防止
できる程度に上昇せしめられるようにしたので、保冷時
における加熱手段への結露発生が未然に防止されること
となって、加熱手段に絶縁不良等が発生するおそれがな
くなり、保冷容器として使用してもなんら差し支えない
ものとなるという効果がある。また、保冷時において、
たとえ結露水が加熱手段に付着したとしても、温風供給
手段から供給される温風により加熱手段に付着している
結露水が蒸発せしめられるので、保冷時において加熱手
段に絶縁不良等が発生するということがなくなるという
効果もある。
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器で
あって、保冷時に前記加熱手段に対して温風を供給する
温風供給手段を付設して、保冷時において、温風供給手
段から供給される温風により加熱手段の温度が結露防止
できる程度に上昇せしめられるようにしたので、保冷時
における加熱手段への結露発生が未然に防止されること
となって、加熱手段に絶縁不良等が発生するおそれがな
くなり、保冷容器として使用してもなんら差し支えない
ものとなるという効果がある。また、保冷時において、
たとえ結露水が加熱手段に付着したとしても、温風供給
手段から供給される温風により加熱手段に付着している
結露水が蒸発せしめられるので、保冷時において加熱手
段に絶縁不良等が発生するということがなくなるという
効果もある。
【0075】請求項5の発明によれば、真空二重構造の
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器に
おいて、前記内容器の底部に、前記注出通路を接続する
ための開口と、該開口に連続し且つ伝熱板により覆われ
た凹部とを形成するとともに、該凹部に、前記加熱手段
として作用する電熱ヒータを配設し且つ前記開口および
凹部に、シリコン材を充填して、保冷時において内容器
表面に結露水が生じても、電熱ヒータが結露水の影響を
全く受けることがないようにしたので、電熱ヒータによ
る加熱時には湯沸かしおよび保温を行う容器として利用
できるとともに、非加熱時には保冷容器として利用する
ことができるという効果がある。しかも、内容器の底部
に形成され、伝熱板で覆われた凹部内に配設された電熱
ヒータにより内容器内に収容された水を加熱するように
なっているので、加熱効率が向上するし、内容器の底部
には、注出通路を接続するための開口のみしか形成され
ないので、真空二重構造部分がほとんどとなり、保温お
よび保冷性能が向上するという効果もある。
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器に
おいて、前記内容器の底部に、前記注出通路を接続する
ための開口と、該開口に連続し且つ伝熱板により覆われ
た凹部とを形成するとともに、該凹部に、前記加熱手段
として作用する電熱ヒータを配設し且つ前記開口および
凹部に、シリコン材を充填して、保冷時において内容器
表面に結露水が生じても、電熱ヒータが結露水の影響を
全く受けることがないようにしたので、電熱ヒータによ
る加熱時には湯沸かしおよび保温を行う容器として利用
できるとともに、非加熱時には保冷容器として利用する
ことができるという効果がある。しかも、内容器の底部
に形成され、伝熱板で覆われた凹部内に配設された電熱
ヒータにより内容器内に収容された水を加熱するように
なっているので、加熱効率が向上するし、内容器の底部
には、注出通路を接続するための開口のみしか形成され
ないので、真空二重構造部分がほとんどとなり、保温お
よび保冷性能が向上するという効果もある。
【0076】請求項6の発明によれば、真空二重構造の
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器に
おいて、前記内容器の底部に、真空空間を有しない非真
空部を形成し且つ該非真空部の下面に、空気層を介在さ
せた状態で前記加熱手段として作用する電磁誘導コイル
を設けるとともに、保冷時において前記空気層の飽和水
蒸気を追い出す送風手段を付設して、保冷時において内
容器が冷やされた場合であっても、内容器の冷熱が電磁
誘導コイルに伝達されにくくなるとともに、保冷時にお
いて空気層に生ずる飽和水蒸気が送風手段により追い出
されるようにしたので、電磁誘導コイルへの結露が防止
されることとなり、電磁誘導コイルによる加熱時には湯
沸かしおよび保温を行う容器として利用できるととも
に、非加熱時には保冷容器として利用することができる
という効果がある。
内容器を備えた容器本体と、該容器本体を開閉する蓋体
と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
湯を外部へ注出するための注出通路と、該注出通路を介
して湯を送り出すポンプ装置とを備えた電気貯湯容器に
おいて、前記内容器の底部に、真空空間を有しない非真
空部を形成し且つ該非真空部の下面に、空気層を介在さ
せた状態で前記加熱手段として作用する電磁誘導コイル
を設けるとともに、保冷時において前記空気層の飽和水
蒸気を追い出す送風手段を付設して、保冷時において内
容器が冷やされた場合であっても、内容器の冷熱が電磁
誘導コイルに伝達されにくくなるとともに、保冷時にお
いて空気層に生ずる飽和水蒸気が送風手段により追い出
されるようにしたので、電磁誘導コイルへの結露が防止
されることとなり、電磁誘導コイルによる加熱時には湯
沸かしおよび保温を行う容器として利用できるととも
に、非加熱時には保冷容器として利用することができる
という効果がある。
【0077】請求項7の発明におけるように、請求項6
記載の電気貯湯容器において、前記送風手段として、前
記電磁誘導コイルの作動制御を行う制御素子を冷却する
ための冷却ファンを用いた場合、電磁誘導コイルの作動
制御を行う制御素子を冷却するための冷却ファンを結露
防止用の送風手段として兼用できるため、部品点数を低
減することができる。
記載の電気貯湯容器において、前記送風手段として、前
記電磁誘導コイルの作動制御を行う制御素子を冷却する
ための冷却ファンを用いた場合、電磁誘導コイルの作動
制御を行う制御素子を冷却するための冷却ファンを結露
防止用の送風手段として兼用できるため、部品点数を低
減することができる。
【0078】請求項8の発明におけるように、請求項1
ないし請求項7のいずれか一項記載の電気貯湯容器にお
いて、前記内容器の下方位置に、保冷時において該内容
器表面に生じた結露水を受け止める露受け皿を設けた場
合、保冷時において内容器表面に生じる結露水が露受け
皿に溜められることとなり、内容器の下方への結露水の
落下が防止できる。従って、容器本体の底部が結露水に
より汚れたり、容器本体の底部に配設された電装部品が
絶縁不良を起こしたりすることがなくなる。
ないし請求項7のいずれか一項記載の電気貯湯容器にお
いて、前記内容器の下方位置に、保冷時において該内容
器表面に生じた結露水を受け止める露受け皿を設けた場
合、保冷時において内容器表面に生じる結露水が露受け
皿に溜められることとなり、内容器の下方への結露水の
落下が防止できる。従って、容器本体の底部が結露水に
より汚れたり、容器本体の底部に配設された電装部品が
絶縁不良を起こしたりすることがなくなる。
【0079】請求項9の発明におけるように、請求項8
記載の電気貯湯容器において、前記露受け皿に溜められ
た結露水を、湯沸かし時における加熱手段からの伝熱あ
るいは送風手段からの送風により蒸発させるようにした
場合、露受け皿に溜められた結露水の処理を容易に行う
ことができる。
記載の電気貯湯容器において、前記露受け皿に溜められ
た結露水を、湯沸かし時における加熱手段からの伝熱あ
るいは送風手段からの送風により蒸発させるようにした
場合、露受け皿に溜められた結露水の処理を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の縦断面図である。
容器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の下部拡大断面図である。
容器の下部拡大断面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における加熱手段(マイカヒータ)への通電制御を
示すタイムチャートである。
容器における加熱手段(マイカヒータ)への通電制御を
示すタイムチャートである。
【図4】本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の下部拡大断面図である。
容器の下部拡大断面図である。
【図5】本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における内容器の下部拡大断面図である。
容器における内容器の下部拡大断面図である。
【図6】本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の下部拡大断面図である。
容器の下部拡大断面図である。
【図7】本願発明の第5の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の下部拡大断面図である。
容器の下部拡大断面図である。
【図8】本願発明の第6の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の下部拡大断面図である。
容器の下部拡大断面図である。
1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、3aは真空二重
構造部、3bは非真空部、4は加熱手段(マイカヒー
タ、シーズヒータ、電熱ヒータ、電磁誘導コイル)、5
は注出通路、5aは入口接続管、6はポンプ装置、10
は真空空間、11は内筒、12は外筒、35は発熱手段
(正特性サーミスタ)、36は温風供給手段、37はフ
ァン、38は正特性サーミスタ、42は熱伝導板、43
は貫通穴、45は開口、46は凹部、47は伝熱板、4
8はシリコン材、49は空間層、50はコイルダイ、5
2は送風手段(冷却ファン)、58は露受け皿。
構造部、3bは非真空部、4は加熱手段(マイカヒー
タ、シーズヒータ、電熱ヒータ、電磁誘導コイル)、5
は注出通路、5aは入口接続管、6はポンプ装置、10
は真空空間、11は内筒、12は外筒、35は発熱手段
(正特性サーミスタ)、36は温風供給手段、37はフ
ァン、38は正特性サーミスタ、42は熱伝導板、43
は貫通穴、45は開口、46は凹部、47は伝熱板、4
8はシリコン材、49は空間層、50はコイルダイ、5
2は送風手段(冷却ファン)、58は露受け皿。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21
Claims (9)
- 【請求項1】 真空二重構造の内容器を備えた容器本体
と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱す
る加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出するため
の注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポンプ
装置とを備え、前記内容器の底部に非真空部を形成し且
つ該非真空部の下面に前記加熱手段を設けた電気貯湯容
器であって、保冷時に前記加熱手段を結露防止できる程
度の温度に保持するように該加熱手段への通電を制御す
る制御手段を付設したことを特徴とする電気貯湯容器。 - 【請求項2】 真空二重構造の内容器を備えた容器本体
と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱す
る加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出するため
の注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポンプ
装置とを備え、前記内容器の底部に非真空部を形成し且
つ該非真空部の下面に前記加熱手段を設けた電気貯湯容
器であって、前記加熱手段には、保冷時に通電されて該
加熱手段を結露防止できる程度の温度に加熱する正特性
サーミスタを付設したことを特徴とする電気貯湯容器。 - 【請求項3】 真空二重構造の内容器を備えた容器本体
と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱す
る加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出するため
の注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポンプ
装置とを備えた電気貯湯容器であって、保冷時に前記加
熱手段を結露防止できる程度の温度に加熱する発熱手段
を、前記加熱手段に当接された伝熱板に取り付けたこと
を特徴とする電気貯湯容器。 - 【請求項4】 真空二重構造の内容器を備えた容器本体
と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱す
る加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出するため
の注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポンプ
装置とを備えた電気貯湯容器であって、保冷時に前記加
熱手段に対して温風を供給する温風供給手段を付設した
ことを特徴とする電気貯湯容器。 - 【請求項5】 真空二重構造の内容器を備えた容器本体
と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱す
る加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出するため
の注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポンプ
装置とを備えた電気貯湯容器であって、前記内容器の底
部には、前記注出通路を接続するための開口と、該開口
に連続し且つ伝熱板により覆われた凹部とを形成すると
ともに、該凹部には、前記加熱手段として作用する電熱
ヒータを配設し且つ前記開口および凹部には、シリコン
材を充填したことを特徴とする電気貯湯容器。 - 【請求項6】 真空二重構造の内容器を備えた容器本体
と、該容器本体を開閉する蓋体と、前記内容器を加熱す
る加熱手段と、前記内容器内の湯を外部へ注出するため
の注出通路と、該注出通路を介して湯を送り出すポンプ
装置とを備えた電気貯湯容器であって、前記内容器の底
部には、真空空間を有しない非真空部を形成し且つ該非
真空部の下面には、空気層を介在させた状態で前記加熱
手段として作用する電磁誘導コイルを設けるとともに、
保冷時において前記空気層の飽和水蒸気を追い出す送風
手段を付設したことを特徴とする電気貯湯容器。 - 【請求項7】 前記送風手段として、前記電磁誘導コイ
ルの作動制御を行う制御素子を冷却するための冷却ファ
ンを用いたことを特徴とする前記請求項6記載の電気貯
湯容器。 - 【請求項8】 前記内容器の下方位置には、保冷時にお
いて該内容器表面に生じた結露水を受け止める露受け皿
を設けたことを特徴とする前記請求項1ないし請求項7
のいずれか一項記載の電気貯湯容器。 - 【請求項9】 前記露受け皿に溜められた結露水を、湯
沸かし時における加熱手段からの伝熱あるいは送風手段
からの送風により蒸発させるようにしたことを特徴とす
る前記請求項8記載の電気貯湯容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31322298A JP3144399B2 (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 電気貯湯容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31322298A JP3144399B2 (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 電気貯湯容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000139703A JP2000139703A (ja) | 2000-05-23 |
JP3144399B2 true JP3144399B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18038589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31322298A Expired - Fee Related JP3144399B2 (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 電気貯湯容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144399B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167287A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気ポット |
WO2017062387A1 (en) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | Toaster Labs, Inc. | Inductively heatable fluid reservoir for various fluid types |
JP7153792B2 (ja) * | 2019-04-18 | 2022-10-14 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置、保冷庫、および自動分析装置における試薬の保冷方法 |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP31322298A patent/JP3144399B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000139703A (ja) | 2000-05-23 |
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