JP3143668B2 - 溶融金属容器の開口部加工装置 - Google Patents
溶融金属容器の開口部加工装置Info
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- JP3143668B2 JP3143668B2 JP05002911A JP291193A JP3143668B2 JP 3143668 B2 JP3143668 B2 JP 3143668B2 JP 05002911 A JP05002911 A JP 05002911A JP 291193 A JP291193 A JP 291193A JP 3143668 B2 JP3143668 B2 JP 3143668B2
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- arc
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- grinding heads
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取鍋、タンディッシュ
等溶融金属容器に設けられるスライディングノズル用耐
火物、ポーラスプラグ、ノズルれんが等の耐火物の交換
の際に使用する溶融金属容器の開口部加工装置に関す
る。
等溶融金属容器に設けられるスライディングノズル用耐
火物、ポーラスプラグ、ノズルれんが等の耐火物の交換
の際に使用する溶融金属容器の開口部加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】溶融金属容器に使用されるスライディン
グノズル等の耐火物は、使用によって徐々に損耗し、所
定期間使用の後交換される。
グノズル等の耐火物は、使用によって徐々に損耗し、所
定期間使用の後交換される。
【0003】これら耐火物は、溶融金属容器に設けた取
付け用の開口部にモルタルによって取付けられており、
取り外した後の開口部には、このモルタルや溶融金属地
金が付着している。このため新しい耐火物と交換するに
あたってはこのような付着物を完全に切削除去すること
が必要である。
付け用の開口部にモルタルによって取付けられており、
取り外した後の開口部には、このモルタルや溶融金属地
金が付着している。このため新しい耐火物と交換するに
あたってはこのような付着物を完全に切削除去すること
が必要である。
【0004】従来このようなモルタル等の付着物の除去
は、例えば特開昭60−141816号公報に開示され
たように、単一の研削ヘッドを備えた加工装置が用いら
れており、この研削ヘッドを加工面に押し当てながら回
転駆動させ付着物の除去作業を行っている。
は、例えば特開昭60−141816号公報に開示され
たように、単一の研削ヘッドを備えた加工装置が用いら
れており、この研削ヘッドを加工面に押し当てながら回
転駆動させ付着物の除去作業を行っている。
【0005】ところが、例えばスライディングノズル装
置の場合、上部ノズルダボ面、上部ノズル受けれんが内
面、ポーラスプラグ受けれんが内面と研削条件が異な
る。このため、従来それぞれの研削条件に応じた複数の
研削加工装置が必要となり、単一の装置とした場合、装
置全体が大型化し施工性が悪く、また装置のコストアッ
プの原因ともなっている。
置の場合、上部ノズルダボ面、上部ノズル受けれんが内
面、ポーラスプラグ受けれんが内面と研削条件が異な
る。このため、従来それぞれの研削条件に応じた複数の
研削加工装置が必要となり、単一の装置とした場合、装
置全体が大型化し施工性が悪く、また装置のコストアッ
プの原因ともなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明において解決す
べき課題は、異なる研削条件に対しても1台の加工装置
で対処可能にし、かかる耐火物の交換作業の効率化を図
ることにある。
べき課題は、異なる研削条件に対しても1台の加工装置
で対処可能にし、かかる耐火物の交換作業の効率化を図
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融金属容器の
開口部加工装置は、上記課題を解決するために、それぞ
れ形状の異なる複数の研削ヘッドを旋回可能に備えた旋
回固定軸と、前記複数の研削ヘッドを動力伝達手段を介
して駆動させる駆動手段とを備えてなり、前記動力伝達
手段は、円弧とこの円弧の両端を結び同円弧よりも内側
に形成された第2の円弧とを中心軸とするスライド溝に
摺動可能に支持された支持部材により前記駆動手段に対
し進退可能なギヤを有し、前記駆動手段と前記複数の研
削ヘッドのうち単一の研削ヘッドのみと選択的に連結状
態とするギヤ機構を備えていることを特徴とする。
開口部加工装置は、上記課題を解決するために、それぞ
れ形状の異なる複数の研削ヘッドを旋回可能に備えた旋
回固定軸と、前記複数の研削ヘッドを動力伝達手段を介
して駆動させる駆動手段とを備えてなり、前記動力伝達
手段は、円弧とこの円弧の両端を結び同円弧よりも内側
に形成された第2の円弧とを中心軸とするスライド溝に
摺動可能に支持された支持部材により前記駆動手段に対
し進退可能なギヤを有し、前記駆動手段と前記複数の研
削ヘッドのうち単一の研削ヘッドのみと選択的に連結状
態とするギヤ機構を備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】各作業要素毎に使用される複数の研削ヘッドを
単一の旋回固定軸に集合させ、さらにこの複数の研削ヘ
ッドを単一の駆動手段によって駆動可能とすることによ
って、異なる研削条件に対して対応可能な開口部加工装
置の小型化が実現でき、さらに作業毎に装置全体を取り
替える必要がなくなる。
単一の旋回固定軸に集合させ、さらにこの複数の研削ヘ
ッドを単一の駆動手段によって駆動可能とすることによ
って、異なる研削条件に対して対応可能な開口部加工装
置の小型化が実現でき、さらに作業毎に装置全体を取り
替える必要がなくなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の開口部加工装置を図に示す実施
例に基づいて具体的に説明する。
例に基づいて具体的に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例である開口部加工
装置をポーラスプラグの交換に適用した例を示す平面
図、図2は同開口部加工装置の側面図、図3は旋回固定
軸の拡大平面図、図4は図2の要部拡大図である。
装置をポーラスプラグの交換に適用した例を示す平面
図、図2は同開口部加工装置の側面図、図3は旋回固定
軸の拡大平面図、図4は図2の要部拡大図である。
【0011】1は移動可能な台車50に取付けられ、ユ
ニバーサル式の1点支持機構を備えたフローティング機
構のベースで、このベース1には旋回固定軸2が保持さ
れている。
ニバーサル式の1点支持機構を備えたフローティング機
構のベースで、このベース1には旋回固定軸2が保持さ
れている。
【0012】旋回固定軸2には、ポーラスプラグ受けれ
んが内面用、上部ノズル受けれんが内面用、上部ノズル
ダボ用の3種類の研削ヘッド3,4,5が、それぞれ円
周上に等間隔に配置されており、これら各研削ヘッド
3,4,5を水平面内で旋回させることができる。
んが内面用、上部ノズル受けれんが内面用、上部ノズル
ダボ用の3種類の研削ヘッド3,4,5が、それぞれ円
周上に等間隔に配置されており、これら各研削ヘッド
3,4,5を水平面内で旋回させることができる。
【0013】図1及び図2においては、ポーラスプラグ
受けれんが内面用の研削ヘッド3が使用可能な状態を示
し、位置決めガイド6によって、ポーラスプラグ受けれ
んが内にセットされている。
受けれんが内面用の研削ヘッド3が使用可能な状態を示
し、位置決めガイド6によって、ポーラスプラグ受けれ
んが内にセットされている。
【0014】7は研削ヘッド3,4,5の回転駆動用ア
クチュエータで、旋回固定軸2下部のセンター位置に配
置されている。図示の状態では、アクチュエータ7の回
転力が、ピニオン8、ピニオン8と一体に形成されたま
がりばかさ歯車8a、さらにポーラスプラグ受けれんが
内面用の研削ヘッド3の基端部に設けられたまがりばか
さ歯車9を介して研削ヘッド3の回転力として伝達され
る。この状態で他の研削ヘッド、すなわち、ポーラスプ
ラグ受けれんが内面用の研削ヘッド4及び上部ノズル受
けれんが内面用研削ヘッド5は非連結状態、すなわち、
図4の拡大図に示すように、ピニオン8のまがりばかさ
歯車8aと、研削ヘッド4の基端部に設けられたまがり
ばかさ歯車10とが噛み合わず離間した状態である。
クチュエータで、旋回固定軸2下部のセンター位置に配
置されている。図示の状態では、アクチュエータ7の回
転力が、ピニオン8、ピニオン8と一体に形成されたま
がりばかさ歯車8a、さらにポーラスプラグ受けれんが
内面用の研削ヘッド3の基端部に設けられたまがりばか
さ歯車9を介して研削ヘッド3の回転力として伝達され
る。この状態で他の研削ヘッド、すなわち、ポーラスプ
ラグ受けれんが内面用の研削ヘッド4及び上部ノズル受
けれんが内面用研削ヘッド5は非連結状態、すなわち、
図4の拡大図に示すように、ピニオン8のまがりばかさ
歯車8aと、研削ヘッド4の基端部に設けられたまがり
ばかさ歯車10とが噛み合わず離間した状態である。
【0015】また、旋回固定軸2の上部にはロータリー
アクチュエータ11が設けられており、このロータリー
アクチュエータ11の出力がピニオン12を介して平歯
車16に伝達され、これによって旋回固定軸2に取り付
けられた3基の研削ヘッド3,4,5を旋回運動させる
ことができる。
アクチュエータ11が設けられており、このロータリー
アクチュエータ11の出力がピニオン12を介して平歯
車16に伝達され、これによって旋回固定軸2に取り付
けられた3基の研削ヘッド3,4,5を旋回運動させる
ことができる。
【0016】研削ヘッド3のまがりばかさ歯車9は、図
5に示すように、回動可能に支持されたガイドレバー1
5の上下に取り付けられた、上アーム15a,下アーム
15bの先端に支持されている。また、まがりばかさ歯
車9は、図2及び図4に示すように、まがりばかさ歯車
9の取り付け軸9aとスプラインで取り合っており、こ
の取り付け軸9a方向にスライドさせることができる。
また、上アーム15aに設けられたガイドローラー14
は、旋回固定軸2の下端に取り付けられたガイドプレー
ト13下面のガイド溝20に摺動可能に保持されてい
る。
5に示すように、回動可能に支持されたガイドレバー1
5の上下に取り付けられた、上アーム15a,下アーム
15bの先端に支持されている。また、まがりばかさ歯
車9は、図2及び図4に示すように、まがりばかさ歯車
9の取り付け軸9aとスプラインで取り合っており、こ
の取り付け軸9a方向にスライドさせることができる。
また、上アーム15aに設けられたガイドローラー14
は、旋回固定軸2の下端に取り付けられたガイドプレー
ト13下面のガイド溝20に摺動可能に保持されてい
る。
【0017】図6はこのガイド溝20を示す説明図で、
S1 はOを中心とする円弧、S2 はこの円弧S1 よりも
内側を通る円弧である。本実施例のガイド溝20は、円
弧S1 の一部を中心軸として形成された中心角240度
の第1のガイド溝20a、及びこの第1のガイド溝20
aの両端を結び、円弧S1 より内側を通る円弧S2 の一
部を中心軸として形成された中心角120度の第2のガ
イド溝20bによって形成されている。
S1 はOを中心とする円弧、S2 はこの円弧S1 よりも
内側を通る円弧である。本実施例のガイド溝20は、円
弧S1 の一部を中心軸として形成された中心角240度
の第1のガイド溝20a、及びこの第1のガイド溝20
aの両端を結び、円弧S1 より内側を通る円弧S2 の一
部を中心軸として形成された中心角120度の第2のガ
イド溝20bによって形成されている。
【0018】従って、図3、図5及び図6を参照して、
研削ヘッド3,4,5の旋回に伴い、各研削ヘッド3,
4,5の基端部に設けられたまがりばかさ歯車9,1
0,19(図7参照)は、ガイドローラ14に誘導され
ながら、まがりばかさ歯車9,10,19の取り付け軸
方向にスライドすることとなる。
研削ヘッド3,4,5の旋回に伴い、各研削ヘッド3,
4,5の基端部に設けられたまがりばかさ歯車9,1
0,19(図7参照)は、ガイドローラ14に誘導され
ながら、まがりばかさ歯車9,10,19の取り付け軸
方向にスライドすることとなる。
【0019】なお、以上は主として研削ヘッド3の機構
について説明したが、ポーラスプラグ受けれんが内面用
の研削ヘッド4、及び上部ノズル受けれんが内面用の研
削ヘッド5も同様の構造である。
について説明したが、ポーラスプラグ受けれんが内面用
の研削ヘッド4、及び上部ノズル受けれんが内面用の研
削ヘッド5も同様の構造である。
【0020】次いで、旋回固定軸2の駆動によって上記
研削ヘッド3,4,5の何れかと回転駆動用アクチュエ
ータ7とが連結状態となるギヤ機構について説明する。
研削ヘッド3,4,5の何れかと回転駆動用アクチュエ
ータ7とが連結状態となるギヤ機構について説明する。
【0021】ロータリーアクチュエータ11の作動によ
って、旋回固定軸2に取り付けられた各研削ヘッド3,
4,5が旋回すると、ガイドプレート13の下面に円周
状に形成されたガイド溝20に倣って、図5に示すガイ
ドローラー14が楕円旋回運動を行う。これによって、
ガイドレバー15の上アーム15a,下アーム15bに
支持されたまがりばかさ歯車9,10,19は、それぞ
れ取付け軸9a,10a、及びまがりばかさ歯車19の
図示しない取付け軸方向にスライド移動を行う。その
際、ガイド溝20は、図6で説明したように、中心角2
40度の第1のガイド溝20aと、この第1のガイド溝
20aの両端を結び、円弧S1 より内側を通る円弧S2
の一部を中心軸として形成された中心角120度の第2
のガイド溝20bによって形成されており、このため、
図3に示すように、ガイドローラ14が、第2のガイド
溝20bの中間に位置した状態で、研削ヘッド3のまが
りばかさ歯車9がガイドプレート13の中心方向に最も
引き寄せられ、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと噛
み合った状態となる。
って、旋回固定軸2に取り付けられた各研削ヘッド3,
4,5が旋回すると、ガイドプレート13の下面に円周
状に形成されたガイド溝20に倣って、図5に示すガイ
ドローラー14が楕円旋回運動を行う。これによって、
ガイドレバー15の上アーム15a,下アーム15bに
支持されたまがりばかさ歯車9,10,19は、それぞ
れ取付け軸9a,10a、及びまがりばかさ歯車19の
図示しない取付け軸方向にスライド移動を行う。その
際、ガイド溝20は、図6で説明したように、中心角2
40度の第1のガイド溝20aと、この第1のガイド溝
20aの両端を結び、円弧S1 より内側を通る円弧S2
の一部を中心軸として形成された中心角120度の第2
のガイド溝20bによって形成されており、このため、
図3に示すように、ガイドローラ14が、第2のガイド
溝20bの中間に位置した状態で、研削ヘッド3のまが
りばかさ歯車9がガイドプレート13の中心方向に最も
引き寄せられ、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと噛
み合った状態となる。
【0022】図7(a)はこの状態を示し、研削ヘッド
4及び研削ヘッド5のまがりばかさ歯車10,19は後
退して、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと離間した
状態となる。
4及び研削ヘッド5のまがりばかさ歯車10,19は後
退して、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと離間した
状態となる。
【0023】この状態から120度旋回させ、図7
(b)の状態とすると、研削ヘッド5のまがりばかさ歯
車19が、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと噛み合
った状態となり、さらに120度旋回させ、図7(c)
の状態とすると、研削ヘッド4のまがりばかさ歯車10
が、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと噛み合った状
態となる。
(b)の状態とすると、研削ヘッド5のまがりばかさ歯
車19が、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと噛み合
った状態となり、さらに120度旋回させ、図7(c)
の状態とすると、研削ヘッド4のまがりばかさ歯車10
が、ピニオン8のまがりばかさ歯車8aと噛み合った状
態となる。
【0024】このように、図1の状態での回転アクチュ
エーター7の回転出力は、ポーラスプラグ受けれんが内
面研削ヘッド3のみに伝達され、他の2つの作業ツー
ル、すなわち、上部ノズル受けれんが内面用研削ヘッド
4及び上部ノズルダボ用研削ヘッド5には伝達されない
こととなる。さらに、上部ノズル受けれんが内面或いは
上部ノズルダボ面の加工作業の際には、図1の状態から
旋回固定軸2をロータリーアクチュエータ11の作動に
よって右或いは左廻りに旋回させることによって、上部
ノズル受けれんが内面用あるいは上部ノズルダボ用の研
削ヘッド4,5をピニオン8のまがりばかさ歯車8aと
連結状態とすることができる。
エーター7の回転出力は、ポーラスプラグ受けれんが内
面研削ヘッド3のみに伝達され、他の2つの作業ツー
ル、すなわち、上部ノズル受けれんが内面用研削ヘッド
4及び上部ノズルダボ用研削ヘッド5には伝達されない
こととなる。さらに、上部ノズル受けれんが内面或いは
上部ノズルダボ面の加工作業の際には、図1の状態から
旋回固定軸2をロータリーアクチュエータ11の作動に
よって右或いは左廻りに旋回させることによって、上部
ノズル受けれんが内面用あるいは上部ノズルダボ用の研
削ヘッド4,5をピニオン8のまがりばかさ歯車8aと
連結状態とすることができる。
【0025】旋回固定軸2の駆動によって、ピニオン8
のまがりばかさ歯車8aが、研削ヘッド3,4,5のい
ずれかのまがりばかさ歯車9,10,19と噛み合う際
には、容易に噛み合いが得られる様に回転アクチュエー
ター7が下方に後退してまがりばかさ歯車8aとまがり
ばかさ歯車9,10,19とはフリーな状態となる。ま
た、旋回によって何れかの研削ヘッド3,4,5が、ア
クチュエータ7と連結状態となった場合、その状態を保
持するためのロック機構が設けられている。
のまがりばかさ歯車8aが、研削ヘッド3,4,5のい
ずれかのまがりばかさ歯車9,10,19と噛み合う際
には、容易に噛み合いが得られる様に回転アクチュエー
ター7が下方に後退してまがりばかさ歯車8aとまがり
ばかさ歯車9,10,19とはフリーな状態となる。ま
た、旋回によって何れかの研削ヘッド3,4,5が、ア
クチュエータ7と連結状態となった場合、その状態を保
持するためのロック機構が設けられている。
【0026】なお、上記実施例では、研削ヘッドを旋回
固定軸2に120度間隔で3基設けたものについて説明
したが、無論これに限定されず必要に応じて2基或いは
5基等適宜数設けることができる。
固定軸2に120度間隔で3基設けたものについて説明
したが、無論これに限定されず必要に応じて2基或いは
5基等適宜数設けることができる。
【0027】以上に述べたように、本実施例の溶融金属
容器の開口部加工装置においては、ポーラスプラグ受け
れんが内面の研削作業においては、図1、図2に示すよ
うにして使用し、また、上部ノズルダボ用及び上部ノズ
ル受けれんが内面用として使用する際には、ロータリー
アクチュエータ11を作動させて研削ヘッド3,4,5
を旋回させ、研削ヘッド4,5の何れかをアクチュエー
タ7と連結状態として使用することができる。したがっ
て、1基の装置でスライディングノズル用耐火物、ポー
ラスプラグ、ノズルれんが等の耐火物の交換に必要なす
べての作業が可能となり、従来のように各種研削条件に
よって、それぞれ別の加工装置が不要で、かかる耐火物
等の交換作業が効率的に行える。
容器の開口部加工装置においては、ポーラスプラグ受け
れんが内面の研削作業においては、図1、図2に示すよ
うにして使用し、また、上部ノズルダボ用及び上部ノズ
ル受けれんが内面用として使用する際には、ロータリー
アクチュエータ11を作動させて研削ヘッド3,4,5
を旋回させ、研削ヘッド4,5の何れかをアクチュエー
タ7と連結状態として使用することができる。したがっ
て、1基の装置でスライディングノズル用耐火物、ポー
ラスプラグ、ノズルれんが等の耐火物の交換に必要なす
べての作業が可能となり、従来のように各種研削条件に
よって、それぞれ別の加工装置が不要で、かかる耐火物
等の交換作業が効率的に行える。
【0028】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0029】(1)1台の装置で研削条件の異なる耐火
物の交換作業が可能となり、耐火物の交換作業の効率化
を図ることができる。
物の交換作業が可能となり、耐火物の交換作業の効率化
を図ることができる。
【0030】(2)回転駆動装置等の共用が可能とな
り、装置全体のコンパクト化が可能となる。
り、装置全体のコンパクト化が可能となる。
【図1】本発明の一実施例である溶融金属容器の開口部
加工装置の平面図である。
加工装置の平面図である。
【図2】図1に示す溶融金属容器の開口部加工装置の側
面図である。
面図である。
【図3】図1に示す旋回固定軸の拡大平面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】ガイド溝の説明図である。
【図7】各研削ヘッドの旋回状況を示す説明図である。
1 ベース 2 旋回固定軸 3 ポーラスプラグ受けれんが内面用研削ヘッド 4 上部ノズル受けれんが内面用研削ヘッド 5 上部ノズルダボ用研削ヘッド 6 位置決めガイド 7 アクチュエータ 8 ピニオン 8a,9,10,19 まがりばかさ歯車 11 ロータリーアクチュエータ 12 ピニオン 13 ガイドプレート 14 ガイドローラ 15 ガイドレバー 16 平歯車
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−290665(JP,A) 特開 平6−154967(JP,A) 特開 平4−66268(JP,A) 特開 平6−234064(JP,A) 実開 昭63−60900(JP,U) 実開 昭62−46179(JP,U) 実開 昭63−19965(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 41/56 B22D 11/10 320 B22D 11/10 340 B22D 41/22 B22D 43/00
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ形状の異なる複数の研削ヘッド
を旋回可能に備えた旋回固定軸と、前記複数の研削ヘッ
ドを動力伝達手段を介して駆動させる駆動手段とを備え
てなり、前記動力伝達手段は、円弧とこの円弧の両端を
結び同円弧よりも内側に形成された第2の円弧とを中心
軸とするスライド溝に摺動可能に支持された支持部材に
より前記駆動手段に対し進退可能なギヤを有し、前記駆
動手段と前記複数の研削ヘッドのうち単一の研削ヘッド
のみと選択的に連結状態とするギヤ機構を備えているこ
とを特徴とする溶融金属容器の開口部加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05002911A JP3143668B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 溶融金属容器の開口部加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05002911A JP3143668B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 溶融金属容器の開口部加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198402A JPH06198402A (ja) | 1994-07-19 |
JP3143668B2 true JP3143668B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=11542544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05002911A Expired - Fee Related JP3143668B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 溶融金属容器の開口部加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143668B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788156B1 (ko) * | 2005-08-26 | 2007-12-21 | (주)창일기계 | 스파이더 트리니언 타원 연삭기 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP05002911A patent/JP3143668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06198402A (ja) | 1994-07-19 |
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