JP3143589U - すべり落ち防止寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】誰もが力いらずに簡単に着脱できるすべり落ち防止寝具を提供する。
【解決手段】寝具本体1の周縁に力布3を形成し、力布3にハト目穴やリング等の係合部2を形成した。ベット本体4や敷寝具の周縁にもL字釘等の係合部6を形成し、これらの係合部を互いに、ゴム製、繊維製等で伸縮性のある緊結材7で連繋したことにより、寝具本体のすべり落ち防止を確実にしたものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、寝具本体の周縁に複数のハト目穴やリング等の係合部を形成したことにより、ベット外枠やベットマットに形成した係合部とを、互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材により連繋することができるため、寝具をベットからすべり落とさないことを目的とした寝具類に関するものである。
従来、寝具は身体の上下に使用して就寝するものであるが、寝返り等で複数の寝具は、ずれて身体やベットからすべり落ちることが否めない。そのため子供達は風邪をひいたり、子供達を見守る保護者は風邪をひかせまいと安眠できない。
又、年齢を重ねたりケガを負った場合には、ふとんのずれによる冷え痛みに気付いても、寝具を引き上げたり元に戻すことが苦痛であった。複数枚重ねると余計整理が困難になる。
ベットメイキングは毎日のことであるので、体力や握力の低下した高齢者やケガを負った場合は、より苦痛となる。体力のある場合でも、ホテルでのベットメイキングのような毎日の作業は、個人家庭では時間と手間を考えると主婦にとっては大変な作業である。
これに対し、ベットの両側面に寝具のすべり落ち防止柵を着脱可能にしている場合、これはベットの幅より寝具の幅が広いため、シワだらけのベットメイキングになっている。このシワだらけの中で眠ることは、寝ている本人も、見た目も気持ちのよいものではない。
又、四隅に平ゴムの付いた敷パットがあるが、洗濯を重ねると平ゴムが伸びきって効果がなくなる。元気に生活ができている間はこの平ゴムの付け替えも可能だが、不器用であったり、握力がなくなれば、ゴムに針を通すのにはかなりの力を要すため、平ゴムを元の状態に付け替えるのは困難である。
上記問題点に対し、特開2001−286378号公報に次のような提案がなされている。本提案は、ふとんカバーを利用したふとんのずり落ち防止案に、ふとんカバーの一方向にのみ布紐を形成し、ベットの枠板にまわし結んだ布紐とを連繋するものである。この場合布紐では、ずれたふとんが元の状態に戻らないし、一方向にのみ布紐を形成しているので、蹴とばされたふとんカバーは布紐が形成されている側に落ちてしまう。
さらに壁側にベットを押し付けての使用であれば、ベットメイキングの都度ベットを動かさなければならない。
又、登録実用新案第3000473号公報には次のような提案がなされている。本提案は、ベットカバーを上部カバーと下部カバーに分離し、下部カバーの上に掛けぶとんをのせて布紐で結び、その後上部カバーをかぶせて上下カバーをボタンホールとボタンで係止し、下部カバー足元の垂れ下り部をベットマットの下部に差し込んで、ふとんカバーのずり落ちを防止している。大変な手間をかけての作業であるが、健康な人達にとっては何でもないことが、高齢化社会を迎えるとボタンホールにボタンを入れる作業さえ不自由となり、布紐が切れたり、ボタンが取れた場合の修繕は困難である。
特開2001−286378号公報 登録実用新案3000473号公報
寝具のすべり落ち防止手段として、寝具に紐やボタンホールを取り付けた場合、紐が切れたりボタンホールがほころびたりと、修繕が必要になるが、ケガや高齢等によりその修繕ができない場合を考えて、取り扱いが簡単であり、手の力が減少しても寝起きに関する自立ができ、ふとんのすべり落ちを気にせずに安眠できることが望まれる。
洗濯時に、布紐を寝具本体に形成していると絡まることもあり、乾燥後のアイロン掛けも紐までとなると大変な作業となるため、すべり落ち防止部を形成した寝具でありながらシンプルなデザインが望まれる。
ベットメイキングは労力を必要とするが、本考案は寝具本体に形成した係合部とベット本体に形成した係合部とを、互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋することで、誰れでもが力いらずに簡単に着脱できるすべり落ち防止寝具を提供することを目的とするものである。
上下ふとん,肌ぶとん,毛布,タオルケット,バスタオル,敷パット,シーツ,ふとんカバー,ベットカバー,防水パット等の寝具本体の周縁にコの字に連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴等を形成して寝具本体の係合部とし、ベット外枠やベットマット等のベット本体の周縁三方向に複数の雌ネジを成形し、該雌ネジにL字釘フック等の各種形態の雄ネジを着脱可能とし、互換性のあるベット本体の係合部とし、該寝具本体の係合部と該ベット本体の係合部を、互いにゴム製等紐や繊維製等紐の先にフックやリングを形成した各種形態の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋する。
上記の寝具本体がベットカバーの場合、ベットカバーの裏面のベットマットに対向した位置にコに字の連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴等を形成し寝具本体の係合部とし、ベット外枠やベットマット等のベット本体の周縁の三方向に複数の雌ネジを形成し、該雌ネジにL字釘フック等の各種形態の雄ネジを着脱可能とし、互換性のあるベット本体の係合部とし、ベットカバーの係合部とベット本体の係合部を、互いにゴム製等紐や繊維製等紐の先にフックやリングを形成した各種形態の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋する。
上下ふとん,肌ぶとん,毛布,タオルケット,バスタオル,敷パット,シーツ,ふとんカバー,ベットカバー,防水パット等の寝具本体の四方周縁に連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴等を形成して寝具本体の係合部とし、ベット外枠やベットマット等のベット本体の周縁の三方向に複数の雌ネジを形成し、該雌ネジにL字釘フック等の各種形態の雄ネジを着脱可能とし、互換性のあるベット本体の係合部とし、該寝具本体の係合部と該ベット本体の係合部を、互いにゴム製等紐の先にフックやリングを形成した各種形態の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋する。
本考案は、上記寝具本体の四方周縁又は、コの字に連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴やリング等の係合部を形成し、ベット外枠やベットマット等のベット本体に複数の雌ネジを形成し、L字釘フック等の係合部を形成し、寝具本体の係合部とベット本体の係合部を互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋することにより、簡単に寝具本体を片寄ることなく均等にセッティングすることができるようになったとともに、寝具本体のすべり落ちを防止することができるようになった。又、その結果ベットメイキングが著しく簡単に行えるようになった。
本考案は、布紐のように両手を使用して結ぶ行為等をする必要がなく、ハト目穴は口を丸く開けているため片手で係止することもでき、筋力の弱くなった高齢者やケガを負った場合にも、取扱いが簡単に行えるようになった。
ハト目穴は円形であるため、引っ張られる力に耐えることができるので、布紐やボタンホール等を形成した際のように切れたり、ほころびたりを繕う手間が著しく省けることができるようになった。
本考案のすべり落ち防止寝具は、度重なる寝返りにも上記寝具本体がベットからすべり落ちることがないため、風邪をひくことを気にせずに安眠できて、ベットメイキングの簡単さや、シンプルなデザインは老若男女を問わず自立を促すという効果がある。
上記寝具本体の係合部には力布を形成後にハト目穴やリング等を形成し、ベット外枠には雌ネジを形成後にL字釘等の係合部を形成し、ベットマットには力布を形成後にハト目穴等の係合部を形成する等、各々の係合部さえしっかりと形成されていれば、緊結材のゴム製や繊維製等の伸縮部分が伸びてきても、緊結材のみの取り替えで解決する。
さらに、緊結材が手元になくても、針や糸等の裁縫道具を使用することなく、ただのゴム紐を結んで使用することも可能であり、綿ロープやビニール紐で応急処置も可能であり、手間を必要としないことは、誰にでも少い力で楽に使える便利さがある。
一度のベットメイキングで、汚れの心配のない冬場であれば、本考案の前記寝具本体の設置により、半月から1ヶ月の間でも、元の状態を保つことができるため、一人暮しの高齢者には強い味方となる。
長い間の腰痛患者の場合、同じ姿勢でいることが大変な苦痛であるため、足や腰を何度も何度も曲げのばすことになるが、本考案のすべり落ち防止具は、それでもベットメイキング当初の状態を保つため、健康に自信のない者にも強い味方である。
本考案のすべり落ち防止寝具は、前記寝具本体の係合部とベット外枠やベットマット等の係合部がしっかりと形成され、伸縮性のある緊結材によりベットメイキングをするようにしたので、ゴム製、繊維製等の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材の効果により、寝返りの際に寝具本体が身体に大きくついてくることがなく、元の状態を保つため、ふとんの中で軽いストレッチさえ可能としている。
季節の変り目には、本考案の寝具本体は、寝具の両端から足を出して温度調節をすることができ、伸び代の大きい伸縮性の緊結材の効果でベットメイキングは元の状態を保ち、寝冷えや風邪の防止ができるようになった。
本考案の寝具本体は、周縁にハト目穴等を形成しているが、本考案の使用目的でなくても、ハト目穴の色や形の多様化により、グッドデザインとしての効果がある。
敷ぶとんを使用して就寝する場合、前記寝具本体で敷寝具を包み込み、寝具本体に形成した係合部同士を、互いにゴム製、繊維製等の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋する場合と、敷寝具の周縁に複数形成した係合部と前記寝具本体の係合部を伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋する場合があるが、どちらも伸縮性のある緊結材で連繋したので、前記のベットでの使用方法と同じ効果が得られるため、寝冷えや風邪の防止ができるようになった。
本考案は、前記寝具本体が朝まですべり落ちることがないため、空調の整った部屋でなくても冷えや寒さを気にせず就寝できるため、地球温暖化防止のためにも、省エネルギーのためにも重要な役目を果すことができる。
本考案は、寝具本体をベットからすべり落とさないで、次回の洗濯時まで、一度のベットメイキングで事足りることを目的として、高齢者や弱者のために発案したものであるが、ハト目穴やリング等を寝具本体に形成したことで、寝具に紐やボタンホールを成形した場合のように修繕の必要がなく、破れたら捨てる、ちぎれたら捨てるといった行為を最小限に留め、地球資源の有効利用の一端を担うことができる。
本考案によるすべり落ち防止寝具の最良の形態を図面により詳細に説明する。図1は本考案によるすべり落ち防止寝具を示す斜視図で、図2は同寝具の平面図であり、図3はすべり落ち防止寝具をベットに装備した場合の断面図である。
図1,2,3において1は上下ふとん,肌ぶとん,毛布,タオルケット,バスタオル,敷パット,シーツ,防水パット,ふとんカバー,ベットカバー等の寝具本体を示し、該寝具本体1の周縁にハト目穴2aやリング2b等の係合部2を形成している。
寝具本体1に力布3を形成後に係合部2を形成することでより強度が増す。
次は図1によりベット本体4の係合部6についての説明をする。ベット本体4の外枠4aの周縁に複数の雌ネジ5を成形し、該雌ネジ5に係合部6を螺合する。該係合部6は同図示のように種々の形状のものが考えられるが、本願の思想と同じであればいずれでもよい。本実施例ではL字釘フック6a,ハート頭の雄ネジ6b,幾何学形状の雄ネジ6c,コの字形状フック6d等が示されている。これらは同図に示されているが、実用段階においては同じ形状の係合部6で統一して製造されることは言うまでもない。
ハート頭の雄ネジ6bや幾何学形状の雄ネジ6cは、ベット外枠4aの周縁に形成した雌ネジ5を塞ぐ役目があり、ハート頭の雄ネジ6b等は少し締め戻すとベット外枠4aとに隙間ができ、ハート頭の雄ネジ6bや幾何学形状の雄ネジ6cは係合部6としての役目も果す。
雌ネジ5を多数形成したのは、寝具本体1の位置を好みの場所に装備するため係合部6の位置もずらす必要があるためである。
係合部6をL字釘フック6aに付け替えることでより簡便になり、必要に応じてコの字形状フック6dが簡便な場合もある。
次にベットマット4bの周縁に係合部6を形成したことを図1で説明する。
ベット外枠4aに係合部6が形成できない場合や、手動や電動によりベットマット4bが大きく持ち上がる場合等には、ベットマット4bに力布3bを形成後に空気穴を兼ねたハト目穴6eや、ベットマット4bの縫製部分に力布3と共にリング6fを係合部6として形成する。
ベット外枠4aもベットマット4bも係合部6の目的は同じであるため、共に係合部6としての役目が果せるならば形成場所は問わない。
パイプベットには裏下面に強力両面テープ付きフックを係合部6として形成することもできる。
次は図1により緊結材の各種形態を説明する。
緊結材7はゴム製や繊維製等の伸び代の大きい伸縮性のある素材で形成した紐の先の片方にリングを形成したゴム製等紐7a,片方にフックもう片方にリングを形成したゴム製等紐7b,両端にフックを形成したゴム製等紐7c,片方にマンボボタンを形成したゴム製等紐7d,両端にマンボボタンを形成したゴム製等紐7e,片方にマンボボタンもう片方にリングを形成したゴム製等紐7fを図1で示したが、これらの素材や形態は特定するものではなく、伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7であれば互換性があるため用途により使い分けることができ便利である。
なお、緊結材7の場合も前記したように、実用段階においては同じ緊結材7で統一して使用されることは言うまでもない。
次に図1により本考案によるすべり落ち防止寝具1をベット本体4に装備する方法を説明する。
同図には本考案のあらゆる符号を図示しているが、寝具本体1の係合部2とベット本体4の係合部6と更に伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7によって成立している。
前記寝具本体1の周縁には複数のハト目穴2aやリング2b等の係合部2が形成されている。
ベット外枠4aには雌ネジ5を形成後にL字釘フック6aを係合部として螺合しておく。
前記寝具本体1の一側面全ての係合部2とベット外枠4aの一側面全ての係合部6を伸縮性のある緊結材7で連繋する。
該寝具本体1のもう片側半分の係合部2とベット外枠4aのもう片側半分の係合部6を足元から順に伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7で連繋する。
寝具本体1が複数枚の場合は、頭に近い場所の複数の係合部2をマンボボタンで一度に係止し、もう一方のリングをL字釘フック6aに掛けて、緊結材7を使用してのベットメイキングは完了となる。
図1で使用方法を説明する。上述の該寝具本体1の係合部2とベット外枠4aの係合部6とを連繋しなかった場所がベットへの出入口となり、頭に近い場所の緊結材7を係合部6から外し、身体をベットにすべり込ませた後に再び緊結材7で係合部6に連繋する。
ベットへの出入りは該係合部6一ヶ所のみを緊結材7の掛け外しにより行うことができ、緊結材7が伸び代の大きい伸縮性であるため寝具本体1がすべり落ちることなく快眠が朝まで持続し、ベットメイキングは元の状態のままである。
図1でベットマット4bに係合部6を形成した場合の使用方法を説明する。ベットマット4bには力布3bを形成後に係合部6を形成することでより頑丈なものにできる。
前記寝具本体1の係合部2とベットマット4bの係合部6を互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7で連繋する。
ベットマット4bが手動や電動によらず起き上り停止した場合は、伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7が効力を発揮し、上半身をベットマット4bと共に起こした状態でも寝具本体1は身体からすべり落ちることがなく、介護者が目を離しても要介護者を冷えから守ることができる。
図2は前記寝具本体1の平面図である。該寝具本体1に係合部2としてハト目穴2aやリング2bを形成している。ハト目穴2aは円で形成されており引っ張られる力には強いが、ハート形の力布3aや各種形状の力布3bを形成後にハト目穴2aやリング2b等の係合部2を形成すればより頑丈なものとなる。
図3は上記寝具本体1をベット本体4に装備した場合の断面図である。該寝具本体1には力布3を形成後にハト目穴2a等の係合部2を形成している。ベット外枠4aに雌ネジ5を形成しておくことで、互換性のある係合部6は使用目的に応じることができ、同図ではL字釘フック6aを螺合している。
寝具本体1の係合部2とベット外枠4aの該L字釘フック6aを互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7で連繋している。
図4は寝具本体1をベットカバー1aとした場合の実施例を示し、該ベットカバー1aの裏面の平面図である。ベットカバー1aは裏地8と該裏地に付けた力布3さらに垂れ布9で形成されており、裏地8又は、力布3に係合部2としてハト目穴2aやリング2bを形成している。
図5は本考案の寝具本体1をベットカバー1aとした場合の装備状態を示す断面図である。
本実施例のベットカバー1aには裏地8の周縁に力布3を形成し、該力布3にハト目穴2aやリング2b等の係合部2が形成されており、ベット外枠4aやベットマット4bに形成した係合部6と該係合部2とを、互いにゴム製や繊維製等で伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7で連繋している。
緊結材7はベットカバー1aの垂れ布9で隠され、外から見ただけでは確認できないようになっている。
図6は寝具本体1を敷パット1bとした場合の実施例を示す平面図である。
従来の平ゴムを形成した敷パット1bは、ゴムが伸び切った後の付け替えの手間と苦労を考え、本考案では敷パット1bにもハト目穴2aやリング2b等の係合部2を形成した。
力布3の形状はハート形の力布3aでも円形や三角形等の各種形状の力布3bでも四方周縁に力布3を成形してもよい。
なお、本図では力布3を一部にしか図示していないが、係合部2全てに形成しておくことが望ましい。上記の四方周縁とは、寝具本体の四方に連続した周縁のことを示す。
図7は寝具本体1を敷パット1bとして、敷ぶとん1cやマットレス1dに装備した場合の斜視図である。
上述のように、敷パット1bに各種形状の力布3bを形成後にハト目穴2a等の係合部2を形成したことにより、敷ぶとん1cやマットレス1dに形成したハト目穴6eやリング6f等の係合部6とを、互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7で連繋することも、敷パット1bの四隅の係合部2同士を、緊結材7で敷寝具の下に掛けた後に連繋することもできる。
従来の平ゴムを形成している敷パットとの違いは、傷んだゴムを針や糸を使用せずに簡単に取り替えられることであり、寝具本体1を長く使用できることである。
図8は寝具本体1の周縁に力布3を形成後、ハト目穴2aやリング2b等を係合部2として形成したものを示す平面図である。
上掛けぶとんのように厚みがあり直接係合部2が形成できない場合や、ふとんカバーのように袋状になっていると、ふとんカバーの端布を二枚一度に係合部2を形成することになり、洗濯後の係合部2近くにゴミが溜まることを否めない。
寝具本体1の周縁に力布3を形成したことにより、該力布3に形成した係合部2の目的をより頑丈なものにでき、上記不具合も解消できた。
又、シンプルなデザインのためにも、本実施例は前記寝具本体1の全てに適用できる。
本実施例を夏場の赤ちゃんのために、寝具本体1をバスタオルで適用できることは言うまでもない。
バスタオルの四方周縁に力布3を形成後に係合部2を形成すると、度重なる洗濯に耐えることができる。
又、図2に示すようにハート形の力布3aを形成後にハト目穴2aを形成するなど、該力布3aをキャラクター形状や各種形状3bに形成後に係合部2を形成すると可愛いい仕上がりとなる。
ベット外枠4aの係合部6もハート頭の雄ネジ6bを螺合するなど、雄ネジの頭を可愛いいものとする。
赤ちゃんは足を高く蹴り上げるので、バスタオルの係合部2はお腹の左右のみを、ベット本体4の係合部6と、互いに伸び代の大きい伸縮性のある緊結材7で連繋する。
又、足元が気になるようであれば、足元の緊結材7は少し長目のゴム製等の紐で連繋すると、バスタオルは何度蹴り上げられても赤ちゃんのお腹の上に留まっているため、寝冷えをさせることなく、保護者の睡眠不足も軽減される。
また、本実施例を病院や自宅介護の場合に適用すると、敷寝具の上に汚れ防止を兼ねて、タオルケット,バスタオル,シーツ,敷パット,防水パット等を重ねて使用して、汚れる度に取り替えるが、長く病臥して衰弱している者にとっては、バスタオル等の寝具本体1の少しのシワでも床擦れの元となる。
本考案の寝具本体1にはハト目穴2a等の係合部2が形成されているため、緊結材7の伸び代の大きい伸縮性を利用してベット本体4との連繋が短時間にできるため、バスタオル等の寝具本体1の表面をピンと張ることで、シワのない仕上りは病人の負担を一段と軽減させる。
図9は敷寝具と組み合わせる寝具本体1を掛けぶとんにした場合の裏面の平面図である。
寝具本体1の裏面にコの字に力布3を形成し、該力布3の周縁にハト目穴2a等の係合部2を形成している。ふとんカバー類にも利用でき、補強のためと外から係合部2を確認できないことは、図4のベットカバー1aに相当している。
図10は敷寝具に寝具本体1を装備した場合の断面図である。
シーツ1eで敷ぶとん1cやマットレス1dを包み込んだあと、シーツ1eの係合部2同士を敷寝具の裏面を通した緊結材7で連繋している。
シーツ1eの上に毛布1fを掛け、上述と同じく毛布1fの係合部2同士を緊結材7で連繋している。
又、寝具本体1を複数枚使用する場合、該係合部2の重なる場所を一度にまとめて緊結材7で連繋することも可能である。
なお、10は就寝者を示す。
図11は、図9で示した寝具本体1の掛けぶとんを敷寝具に装備した場合の断面図である。
まず、敷パット1bの四隅の係合部2をマットレス1dの下を通した緊結材7で連繋している。
敷パット1bの上に掛けぶとんを装備して、該掛けぶとんに形成した係合部2とマットレス1dに形成した係合部6を緊結材7で連繋している。
冬場になり身体に掛ける寝具本体1の枚数が多くなる場合は、図10で示すように複数の寝具本体1を装備後に掛けぶとんを図11で示すように掛ける。
同図と違うところは、掛けぶとんの係合部2同士を敷寝具1の裏面を通した緊結材7で連繋したことである。
上述のように敷寝具1への装備も、ベットメイキングの場合と同じく、毎日ふとんの上げ下ろしが苦痛の場合等は本考案が有効である。
本考案によるすべり落ち防止寝具をベットに装備した斜視図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の平面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具をベットに装備した断面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体をベットカバーとした場合の裏面の平面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体をベットカバーとしてベットに装備した断面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体を敷パットとした場合の平面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体を敷パットとして敷寝具に装備した斜視図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体の周縁に力布を形成した平面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体を掛けぶとんとした場合の裏面の平面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体を敷寝具に装備した断面図である。 本考案によるすべり落ち防止寝具の寝具本体を掛けぶとんとして敷寝具に装備した断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 寝具本体
1e,1f 敷寝具
2,2a,2b 係合部
3,3a,3b 力布
4 ベット本体
4a ベット外枠
4b ベットマット
5 雌ネジ
6,6a,6b,6c,6d,6e,6f 係合部
7,7a,7b,7c,7d,7e,7f 緊結材
8 裏地
9 垂れ布
10 就寝者

Claims (3)

  1. 上下ふとん,肌ぶとん,毛布,タオルケット,バスタオル,敷パット,シーツ,ふとんカバー,ベットカバー,防水パット等の寝具本体の周縁にコの字に連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴等を形成して寝具本体の係合部とし、
    ベット外枠やベットマット等のベット本体の周縁の三方向に複数の雌ネジを形成し、該雌ネジにL字釘フック等の各種形態の雄ネジを着脱可能とし、互換性のあるベット本体の係合部とし、
    該寝具本体の係合部と該ベット本体の係合部を、互いにゴム製や繊維製等紐の先にフックやリングを形成した各種形態の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋したすべり落ち防止寝具。
  2. 上記の寝具本体がベットカバーの場合、ベットカバーの裏面のベットマットに対向した位置にコの字に連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴等を形成し寝具本体の係合部とし、
    ベット外枠やベットマット等のベット本体の周縁の三方向に複数の雌ネジを形成し、該雌ネジにL字釘フック等の各種形態の雄ネジを着脱可能とし、互換性のあるベット本体の係合部とし、
    ベットカバーの係合部とベット本体の係合部を、互いにゴム製や繊維製等紐の先にフックやリングを形成した各種形態の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋したすべり落ち防止寝具。
  3. 上下ふとん,肌ぶとん,毛布,タオルケット,バスタオル,敷パット,シーツ,ふとんカバー,ベットカバー,防水パット等の寝具本体の四方周縁に連続した力布を形成し、該力布に複数のハト目穴等を形成して寝具本体の係合部とし、
    ベット外枠やベットマット等のベット本体の周縁の三方向に複数の雌ネジを形成し、該雌ネジにL字釘フック等の各種形態の雄ネジを着脱可能とし、互換性のあるベット本体の係合部とし、
    該寝具本体の係合部と該ベット本体の係合部を、互いにゴム製や繊維製等紐の先にフックやリングを形成した各種形態の伸び代の大きい伸縮性のある緊結材で連繋したすべり落ち防止寝具。
JP2008002504U 2008-04-18 2008-04-18 すべり落ち防止寝具 Expired - Fee Related JP3143589U (ja)

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