JP3143485B2 - 通信装置及びその制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通信装置及びその制御
方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、子機を接続可能な通信装置には、
例えば、外部電話機を接続できるファクシミリ装置等が
ある。この様なファクシミリ装置において、外部電話機
から、本体ファクシミリ装置の機能を動作させることが
できた。例えば、本体ファクシミリに留守番電話機能等
が内蔵されている場合には、その録音内容の再生を外部
電話機から指示することができた。この指示はフッキン
グ等により行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、本体機能を動作させるための子機でのフッキ
ングが、子機通話中（通常的な子機での回線への通話
中）において、あやまって、パルスダイヤルを発してし
まったり、たまたま、フッキング操作をしてしまったり
すると、本体ファクシミリがそれを検知して、親機が動
作してしまっていた。したがって、子機と回線での通話
が途切れる等使い勝手が大変に悪いという欠点があっ
た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すために、通信中の子機での誤操作等による通信装置の
誤動作を防止することを目的とし、子機を有する通信装
置において、前記子機のオフフックを検出する検出手段
と、前記検出手段によるオフフック検出から一定時間の
経過を計時するタイマー手段と、前記タイマー手段によ
り前記一定時間が計時される前に、前記子機での特定動
作が行われると前記特定動作に基づく所定の通信動作を
実行し、前記タイマー手段により前記一定時間が計時さ
れた後に、前記子機での特定動作が行われても前記特定
動作に基づく所定の通信動作を実行せずに前記検出手段
により検出された前記子機のオフフックに関する子機で
の通信を継続するように制御する制御手段を有すること
を特徴とする通信装置及びその制御方法を提供する。

【０００５】

【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実
施例を詳細に説明する。

【０００６】図１は本発明の実施例の構成を表わすブロ
ック図であり、１は本装置をコントロールする制御部、
２は他機及び子機との接続を行う通信部、３は子機がオ
フフックした際に動作を開始しだす時計計数部、４は子
機のフック状態を検出しているフック状態検出部、５は
本体であるところの親機、６は外部接続されている子機
（電話機）である。

【０００７】次に図２のタイムチャート図及び図３の動
作フローチャート図を用いて詳細に説明する。

【０００８】親機５の制御部１は待機状態において、フ
ック状態検出部４より子機６がオフフックされたかを監
視している（Ｓ１）。

【０００９】もし、子機がオフフックされると、制御部
１は時間計数部３を作動させるために、一定値の時間
（ｔ１）を時間計数部３に設定する（Ｓ２）。そして、
図２（ａ）のように、一定値ｔ１以内に子機６におい
て、フッキング操作が行なわれたことがフック状態検出
部４により検出されると（Ｓ３）、親機５の制御部６は
子機６との交信処理へ動作を移行する。そして、例えば
通信部２に予め記憶されたメッセージを子機６へ送信す
る。

【００１０】又、図２（ｂ）のように、一定時間ｔ１以
内にフッキング操作が行なわれないと、一定時間ｔ１タ
イムオーバーと判断され（Ｓ４）、通常の待機処理に戻
る。以降は、子機６のフッキングを無視する。

【００１１】又、フッキングを検出したら、通信部２が
子機６の通話相手に画像データを送出する様にしてもよ
い。

【００１２】又、フッキング以外にも、通信部２が、Ｄ
ＴＭＦ（デュアルトーンマルチフリークエンシー）信号
や特定のトーナル信号を、時間計数部３のカウント中に
検出すると、親子交信処理に移行する様にしてもよい。

【００１３】この様に、本実施例によれば、子機６がオ
フフックしたことをフック状態検出部４が検出すると、
時間計数部３により一定時間のカウントを開始する。そ
のカウント中に、子機６がフッキング又は特番操作をし
たことが検出されると、通信部２による通信を開始する
ことにより、時間計数部３のカウントアップ後に、子機
６で誤操作されても、通信部２が通信を開始しないこと
により、子機６の通話が中断されることを防ぐことがで
きる。

【００１４】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、子機の特
定動作を受け付ける時間を限定できるので、上記時間を
経過後は通信中の子機の誤操作による通信装置の誤動作
を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の構成ブロック図である。

【図２】実施例の動作説明のタイムチャート図である。

【図３】実施例の動作説明のフローチャート図である。

【符号の説明】

１ 制御部 ２ 子機 ３ 時間計数部 ４ フック状態検出部 ６ 子機

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/00 H04N 1/32 H04M 1/00 H04M 1/65

Claims (14)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 子機を有する通信装置において、 前記子機のオフフックを検出する検出手段と、 前記検出手段によるオフフック検出から一定時間の経過
   を計時するタイマー手段と、 前記タイマー手段により前記一定時間が計時される前
   に、前記子機での特定動作が行われると前記特定動作に
   基づく所定の通信動作を実行し、前記タイマー手段によ
   り前記一定時間が計時された後に、前記子機での特定動
   作が行われても前記特定動作に基づく所定の通信動作を
   実行せずに前記検出手段により検出された前記子機のオ
   フフックに関する子機での通信を継続するように制御す
   る制御手段を有することを特徴とする通信装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記子機での特定動作は、フッキング操作であることを
   特徴とする通信装置。
3. 【請求項３】 請求項１において、 前記子機での特定動作は、前記子機からのDTMF（デュア
   ルトーンマルチフリークエンシー）信号の送信であるこ
   とを特徴とする通信装置。
4. 【請求項４】 請求項１において、 前記子機での特定動作は、前記子機からの特定のトーナ
   ル信号の送信であることを特徴とする通信装置。
5. 【請求項５】 請求項１において、 前記特定動作に基づく所定の通信動作は、前記子機との
   通信であることを特徴とする通信装置。
6. 【請求項６】 請求項５において、 前記子機との通信は、所定のメッセージを前記子機へ送
   信することであることを特徴とする通信装置。
7. 【請求項７】 請求項１において、 前記特定動作に基づく所定の通信動作は、画像の通信動
   作であることを特徴とする通信装置。
8. 【請求項８】 子機を有する通信装置の制御方法におい
   て、 前記子機のオフフックを検出するための検出工程と、 前記検出工程におけるオフフック検出から一定時間の経
   過を計時するためのタイマー工程と、 前記タイマー工程において前記一定時間が計時される前
   に、前記子機での特定動作が行われると前記特定動作に
   基づく所定の通信動作を実行し、前記タイマー工程にお
   いて前記一定時間が計時された後に、前記子機での特定
   動作が行われても前記特定動作に基づく所定の通信動作
   を実行せずに前記検出工程において検出された前記子機
   のオフフックに関する子機での通信を継続するように制
   御する制御工程を有することを特徴とする通信装置の制
   御方法。
9. 【請求項９】 請求項８において、 前記子機での特定動作は、フッキング操作であることを
   特徴とする通信装置の制御方法。
10. 【請求項１０】 請求項８において、 前記子機での特定動作は、前記子機からのDTMF（デュア
    ルトーンマルチフリークエンシー）信号の送信であるこ
    とを特徴とする通信装置の制御方法。
11. 【請求項１１】 請求項８において、 前記子機での特定動作は、前記子機からの特定のトーナ
    ル信号の送信であることを特徴とする通信装置の制御方
    法。
12. 【請求項１２】 請求項１において、 前記特定動作に基づく所定の通信動作は、前記子機との
    通信であることを特徴とする通信装置の制御方法。
13. 【請求項１３】 請求項１２において、 前記子機との通信は、所定のメッセージを前記子機へ送
    信することであることを特徴とする通信装置の制御方
    法。
14. 【請求項１４】 請求項８において、 前記特定動作に基づく所定の通信動作は、画像の通信動
    作であることを特徴とする通信装置の制御方法。