JP3143199B2 - 板材加工機 - Google Patents

板材加工機

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JP3143199B2 JP04067928A JP6792892A JP3143199B2 JP 3143199 B2 JP3143199 B2 JP 3143199B2 JP 04067928 A JP04067928 A JP 04067928A JP 6792892 A JP6792892 A JP 6792892A JP 3143199 B2 JP3143199 B2 JP 3143199B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形機の如き板
材加工機に係り、加工材料を独立した2つの駆動装置で
移動せしめるフロント、リヤベルト群に支持して搬送す
るようにした板材加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス成形機等の板材加工機には、パン
チとダイとによるプレス加工部の如き板材加工部に対し
て加工板材をワークキャレッジ等によるワークパスライ
ンに沿って移動させることにより加工板材の所定位置に
加工を施すように構成されたものがあった。
【0003】この従来の板材加工機では加工板材が移動
の際に、加工板材とワークテーブル面および下部金型と
は直接接触していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き板材加工機
では、加工材料の移動時に加工材料と下部金型および加
工板材とワークテーブル面との接触により加工板材にス
リ傷がつき、騒音の原因となっていた。
【0005】また、ワークテーブル面とフリベア面に段
差があるため、多数個取りのパンチ加工においては加工
板材に生じた垂れのため加工精度の低下やミクロジョイ
ントが破壊されてしまう問題があった。
【0006】また、板材加工は、上向き成形品のみで下
向き成形が不可能であった。したがって両面成形加工品
が搬出できないなどの課題があった。
【0007】本発明は、従来の板材加工機の上述の如き
課題に着目してなされたものであり、加工精度を低下さ
せることなく、ミクロジョイントの破壊を避け、加工板
材にスリ傷を与えることなく、板材の下向き成形を可能
とし、両面成形加工品の搬出ができる板材加工機を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、加工材料を一つの座標軸方向に移動可能に
支持する板材加工機であって、ワークパスラインに沿っ
て延在するワークテーブル面をなすワーク支持部が加工
板材の移動と同期して、その移動方向に同速度に移動す
るワーク支持ベルトをフロント側ベルト群と、リヤー側
ベルト群とに分離すると共に、各ベルト群をそれぞれ独
立した駆動手段に連動連結し、前記ワーク支持部は細分
化された各ワーク支持ベルト群毎に個々に前記ワークパ
スラインに整合する高さ位置より選択的に降下するよう
構成されていることを特徴とする板材加工機によって達
成される。
【0009】
【作用】上述のごとき構成によれば、ワークパスライン
に沿って延在するワークテーブル面をなすワーク支持部
が加工板材の移動と同期し、その移動方向に同速度で移
動するワーク支持ベルトをフロント側ベルト群とリヤー
側ベルト群とに分離し、それぞれ独立して駆動させ、加
工板材の移動に際して加工板材と、これを支持するワー
ク支持ベルトのワーク支持部との間に相対変位が生じる
ことがない。
【0010】また、ワーク支持部が細分化された各ワー
ク支持ベルト群毎に個々に、前記ワークパスラインに整
合する高さ位置より選択的に降下し、この降下により下
向き成形加工による加工板材の下方突起を受入れ、ワー
ク支持部による加工板材の水平支持を維持する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1および図2は本発明における2モータ
で駆動するワークテーブル装置を備えたプレス加工機の
一実施例を示している。
【0013】プレス加工機1は、フレーム3上に設けら
れX軸方向へ延伸したリニアガイド5に案内されてX軸
方向へ往復動可能なワークキャレッジスライダ(以下、
単にスライダという。)7を有している。
【0014】スライダ7は、複数のワーククランプ9
(図3参照)を備え、このクランプ9により加工板材W
を着脱可能にワークパスラインPL(図2参照)に沿っ
て水平支持するようになっており、スライダ7は下底部
に設けられたラック(図示省略)によりX軸モータ11
に連動連結されたピニオン(図示省略)と噛合し、X軸
方向へ往復駆動されるようになっている。X軸モータ1
1に対応してフレーム3の下底部にはX軸モータ11A
が設けられており、X軸モータ11はX軸方向の前端
に、またX軸モータ11AがX軸方向の後端に近く設置
されており、X軸モータ11AはX軸モータ11と同様
の作用効果が得られる。
【0015】フレーム3には門型フレーム13がフレー
ム3をY軸方向に跨ぐように取付けられている。また、
フレーム3内には門型フレーム13がフレーム3と同一
位置にてフレーム3をY軸方向に横切って延在する下部
フレーム15(図2参照)が設けられている。
【0016】門型フレーム13にはリニアガイド17に
よりパンチヘッド19が、また、下部フレーム15には
リニアガイド21(図2参照)によりダイヘッド23が
各々Y軸方向に往復可能に取付けられている。
【0017】パンチヘッド19とダイヘッド23は、ワ
ークパスラインPLを挾んで上下に整合対向し、パンチ
の如き上部金型25を交換可能に支持し、また、ダイヘ
ッド23は、ダイの如き下部金型27を交換可能に支持
するようになっている。
【0018】パンチヘッド19は、上部金型25を打圧
するためのラム(図示省略)等を含む打圧機構を内蔵し
ており、また、ダイヘッド23は下部金型27をワーク
パスラインPLの高さ位置に整合する上昇位置と、これ
より30mm程度下方の降下位置との間に上下動させる
金型上下動アクチュエータ29を内蔵している。
【0019】パスラインPL下30mmとは、下向き成
形高さ25mmに余裕を5mm程度を加えて30mmと
したものである。
【0020】門型フレーム13にはY軸サーボモータ3
1が取付けられている。Y軸サーボモータ31はベルト
式同期駆動装置33により上部ボールねじ35(図2参
照)と下部ボールねじ37(図2参照)とに同期駆動連
結され、パンチヘッド19とダイヘッド23とをY軸方
向へ互いに同期往復駆動するようになっている。
【0021】また、パンチヘッド19における上部金型
25とダイヘッド23における下部金型27は、各々垂
直な中心軸線周りに回転可能になっており、門型フレー
ム13に取り付けられたインデックスモータ39により
各々割出し回転駆動され、回転姿勢を可変設定されるよ
うになっている。
【0022】また、フレーム3の一方側には金型ストッ
カ41が設けられており、金型ストッカ41に貯蔵され
ている。上部金型25と下部金型27は、金型自動交換
装置(図示省略)によりパンチヘッド19とダイヘッド
23とに交換可能に自動装着されるようになっている。
【0023】図1〜図3はワークテーブル装置43の要
部を示している。
【0024】このワークテーブル装置43は、スライダ
7による加工板材Wの移動方向(X軸方向)に直交する
方向、すなわち、Y軸方向に細分化されてフレーム3内
に配置された多数のワーク支持ベルト45を備えてお
り、このワーク支持ベルト45はY軸方向に所定間隔を
おいて互いに平行に配設されており、通常は、ワークパ
スラインPLと同一平面にあり、加工材料を支える役目
している。
【0025】ワーク支持ベルト45は、フロント側ベル
ト45F、リヤー側ベルト45Rとに分離され、それぞ
れが独立して配設されている。
【0026】ワーク支持ベルト45は、各々所定の幅を
有するゴム等の可橈性帯体によって構成されて無端をな
し、ロフント側ベルト45F、リヤー側ベルト45R
は、それぞれ、5個づつのプーリに巡回走行可能に掛け
渡たされている。すなわち、フロント側ベルト45F
は、プーリ49,51,53,55,57の各プーリ群
また、リヤー側ベルト45Rは、プーリ59,61,6
3,65,67の各プーリ群間に巡回走行可能に掛け渡
たされている。
【0027】前記したように、フロント側ベルト45F
にはプーリ55の駆動軸69に連結された駆動モータ4
7Fによって巡回駆動され、また、リヤー側ベルト45
Rは、プーリ65の駆動軸71に連結された駆動モータ
47Rによって巡回駆動される。
【0028】ワーク支持ベルト45Fのプーリ49,5
7とワーク支持ベルト45Rのプーリ59,67は、下
部フレーム15の両側に各々ガイド部材73,75によ
りX軸方向に各々個別に移動可能に配置された可動プー
リ支持部材77,79により回転可能に支持され、プー
リ51,53とプーリ61,63は、フレーム3のX軸
方向の両端に上下に配置されている。
【0029】フロント側支持ベルト45Fは、プーリ4
9,51間で、またリヤー側支持ベルト45Rは、プー
リ59,61間では、ワークパスラインPLに沿ってX
軸方向に水平に延在しており、この領域にてX軸方向に
可動のワークテーブル面をなすようになっている。ここ
で、ワーク支持ベルト45のプーリ49と51との間の
領域をフロント側ワーク側支持部45f、プーリ59と
61との間の領域をリヤー側ワーク支持部45rと称す
ることにする。
【0030】可動プーリ支持部材77,79は上述と同
様に各ワーク支持ベルト45毎に別個に設けられてお
り、この可動プーリ支持部材77,79の各々にはサー
ボモータ81、83が搭載されている。サーボモータ8
1,83には各々X軸方向に延在するボールねじ85,
87が取付けられており、ボールねじ85,87は各々
ガイド部材73,75に固定されたナット部材89,9
1と螺合している。
【0031】これにより可動プーリ支持部材77,79
は各々個別にX軸方向に移動し、プーリ49,59のX
軸方向位置を変更することになる。
【0032】このプーリ49,59のX軸方向位置の変
更により、フロト側ワーク支持部45fとリヤー側ワー
ク支持部45rの各々のX軸方向長さが変化することに
なる。
【0033】サーボモータ81,83による可動プーリ
支持部材77,79のX軸方向移動は、ダイヘッド23
のY軸方向の移動に応じてダイヘッド23との干渉を避
けるように行われ、これによりダイヘッド23に対応す
る位置にあるワーク支持ベルト45のプーリ49,59
は図2に示されている如く、ダイヘッド23をX軸方向
に挾んで、その両側近傍に位置し、これに対しダイヘッ
ド23と対応しない位置にあるワーク支持ベルト45の
プーリ49,59は図2に示されている如く、ダイヘッ
ド23を挾むことなく、互いに近接した位置に位置する
ことになる。
【0034】なお、プーリ49と59間にはワーク支持
ベルト45が存在しないギャップGが存在することにな
る。このギャップGは、当該ギャップGに対する加工板
材Wの落込み防止等のために、図3に示されている如
く、隣合うワーク支持ベルト45において交互にX軸方
向に異なる位置にジグザク状に生じ、各ワーク支持ベル
ト45のギャップGがY軸方向に一直線に連続しないよ
うに考慮されている。
【0035】ガイド部材73,75とプーリ51,61
は、各々上下動流体圧シリンダ装置(以後、単に上下動
シリンダ装置という。)93,95;97,99と連結
され、これら上下動シリンダ装置93,95;97,9
9により上下駆動されるようになっている。
【0036】このガイド部材73,75とプーリ51,
61の上下駆動により、各ワーク支持ベルト45のフロ
ント側ワーク支持部材45fとリヤー側ワーク支持部4
5rは、各々個別にパスラインPLに整合する上昇位置
と、これより30mm程度下方の降下位置との間に水平
状態を保って上下動することになる。
【0037】各プーリ53,63はベルトテンション維
持用流体圧シリンダ装置101,103に連結されてX
軸方向へ変位可能になっており、ベルトテンション維持
用流体圧シリンダ装置101,103による各プーリ5
3,63のX軸方向変位により、プーリ49,51また
は59,61,57,67の移動に拘らず各ワーク支持
ベルト45のテンションが所定の一定値に保たれるよう
になっている。
【0038】各ワーク支持ベルト45は、連結部105
により、スライダ7と上下変位可能に一様に連結され、
スライダ7のX軸方向移動に追従してプーリ49,5
1,53,55,57および59,61,63,65,
67間を巡回走行するようになっている。これにより、
各ワーク支持ベルト45のフロント側ワーク支持部45
fとリヤー側ワーク支持部45rは、お互いに各々キャ
レッジ7のX軸方向への移動と同期して同方向へ同速度
にて移動することになる。
【0039】次に上記の如き構成よりなるプレス加工機
の動作について説明する。
【0040】加工すべき加工材料Wをワーククランプ9
によってクランプし、加工材料Wをスライダ7にセット
する。これによって加工板材Wはスライダ7と連結さ
れ、上昇位置にある各ワーク支持ベルト45のフロント
側ワーク支持部45fとリヤー側ワーク支持部45rに
面状接触し、フロント側ワーク支持部45fとリヤー側
ワーク支持部45r上に載置されて、これらよりワーク
パスラインPLに整合する高さ位置に水平に支持され
る。
【0041】X軸サーボモータ11によるスライダ7の
X軸方向移動により加工材料WはワークパスラインPL
に沿ってX軸方向に移動する。また、Y軸サーボモータ
31によるパンチヘッド19とダイヘッド23のY軸方
向移動により、パンチヘッド19の上部金型25とダイ
ヘッド23の下部金型27がY軸方向に移動し、加工板
材Wの所定位置に上部金型25と下部金型27によって
パンチ加工等の成形加工が行なわれる。
【0042】スライダ7による加工板材WのX軸方向の
移動時には、スライダ7のX軸方向移動に追従して各ワ
ーク支持ベルト45Fがプーリ49,51,53,5
5,57および各ワーク支持ベルト45Rが59,6
1,63,65,67間を巡回走行することから、各ワ
ーク支持ベルト45のフロント側ワーク支持部45fと
リヤー側ワーク支持部45rは各スライダ7の加工板材
WのX軸方向への移動と同期して同方向と同速度にて移
動する。
【0043】これにより、加工板材WのX軸方向の移動
時に加工板材Wと、これを支持するワークテーブル面を
なすワーク支持ベルト45のフロント側ワーク支持部4
5fとリヤー側ワーク支持部45rとの間に相対変位が
生じることがなく、すなわち、加工板材WがX軸方向移
動時にワークテーブル面(フロント側ワーク支持部45
fとリヤー側ワーク支持部43r)に対して滑りを生ず
ることがなく、加工板材Wに、すり傷が付くことが回避
される。
【0044】また、加工板材WのX軸方向の移動時に
は、ダイヘッド23の下部金型27は、金型上下動アク
チュエータ29によりワークパスラインPLより下方の
位置に降下され、これにより加工板材Wと下部金型27
との接触により加工板材Wにキズが付くことも回避され
る。
【0045】各ワーク支持ベルト45のフロント側ワー
ク支持部45fとリヤー側ワーク支持部45rは、加工
板材Wの成形加工中も加工板材Wの移動時に引き続いて
ワークパスラインPLに整合する上昇位置にあって加工
板材WをワークパスラインPLに整合する高さ位置にて
水平に支持する。これにより、多数個取りのパンチ加工
等においても加工板材Wに垂れが生じることが防止さ
れ、加工精度の低下、ミクロジョイントの破壊が回避さ
れる。
【0046】下向き成形加工時には、ダイヘッド23の
下部金型27は金型上下動アクチュエータ29により、
下向き成形高さ分だけ降下される。この下向き成形加工
完了後には、図5に示されている如く、下向き成形部M
に対応する位置にあるワーク支持ベルト45の上下動流
体圧シリンダ装置93,95,97,99によりガイド
部材73,75、プーリ51,61が降下し、そのワー
ク支持ベルト45のフロント側ワーク支持部45fとリ
ヤー側ワーク支持部45rが下向き形成部Mとの干渉を
避けるべく水平降下する。この下向き成形部Mに対応す
る位置にあるワーク支持ベルト45の選択はNCプログ
ラム等の指示により行われればよい。
【0047】スライダ7にクランプされた加工板材W
は、スライダ7より取り外されない限り、ワーク支持ベ
ルト45のフロント側ワーク支持部45fとリヤー側ワ
ーク支持部45rに対してX軸方向にもY軸方向にも相
対位置を変動することがないから、下向き成形部Mに対
応する位置にあるワーク支持ベルト45のフロント側ワ
ーク支持部45fとリヤー側ワーク支持部45rが降下
されると、この降下部が加工板材Wに下方へ突出した下
向き成形部Mを受け入れ、加工板材Wに下方へ突出した
下向き成形部Mが成形されても、加工板材Wは、下向き
成形部Mが成形されていない部分を、引き続きワークパ
スラインPLに整合する高さ位置にあるワーク支持ベル
ト45のフロント側ワーク支持部45fとリヤー側ワー
ク支持部45rにより引き続きワークパスラインPLに
整合する高さ位置にて水平に安定支持される。
【0048】Y軸サーボモータ31によるパンチヘッド
19とダイヘッド23のY軸方向移動時には、このY軸
方向移動に伴いワーク支持ベルト45のフロント側ワー
ク支持部45fのプーリ49側とリヤー側ワーク支持部
45rのプーリ59側との間にダイヘッド23が進入す
べく、サーボモータ81により可動プーリ支持部材77
が図2にて左方へ移動し、サーボモータ83により可動
プーリ支持部材79が図2によって右方へ移動する。
【0049】これにより、ワーク支持ベルト45のフロ
ント側ワーク支持部45fのプーリ49側とリヤー側ワ
ーク支持部45rのプーリ59側との間隔がダイヘッド
23の通過を許す程度の広さに広がり、ダイヘッド23
のY軸方向の移動がワーク支持ベルト45のフロント側
ワーク支持部45fおよびリヤー側ワーク支持部45r
より阻害されることなく行われるようになる。
【0050】ダイヘッド23のY軸方向移動により、上
述の如くフロント側ワーク支持部45fのプーリ49側
とリヤー側ワーク支持部45rのプーリ59側との間隔
が広げられ、ワーク支持ベルト45の可動プーリ支持部
材77,79は、ダイヘッド23の通過後、元の位置に
戻り、フロント側ワーク支持部45fのプーリ側とリヤ
ー側ワーク支持部45rのプーリ59側との間隔は元の
ギャップGの大きさに戻る。
【0051】図4は本発明によるワークテーブル装置の
他の実施例を示している。
【0052】図4において、図2に対応する部分は図2
に付した符号と同一の符号により示されるので本図では
省略する。
【0053】この実施例においては、可動プーリ支持部
材77は各々ばね113,115によりワーク支持ベル
ト45のフロント側ワーク支持部45fのプーリ45側
とリヤー側ワーク支持部45rのプーリ59側とが互い
に近付く方向へ付勢されている。
【0054】可動プーリ支持部材77,79には図2お
よび図4に示されているように、各々カムフォロアロー
ラ107,109が回転可能に取付けられている。ダイ
ヘッド23のY軸方向の両側に先細まりの二等辺三角形
状のカム部材111が固定装着されており、カム部材1
11の二等辺部にカムフォロアローラ107,109が
各々ばね113,115の弾発力により当接している。
【0055】この実施例は、サーボモータ81,83の
代りにばね113,115を代用するものである。
【0056】ばね113,115は常に可動プーリ支持
部材77,79をダイヘッド23側に向けて押してい
る。そのため、ダイヘッド23に当る部分にカムフォロ
アローラ107,109が取りつけられている。また、
ダイヘッド23には、前後部にカム111を取り付け
る。カム111は、フロント側ワーク支持部45fに設
けられた連結部105を後方へ押しやり自分自身が通れ
るスキマをあける。また、ダイヘッド23が通り過ぎた
後は、ばね113,115により連結部105は、セン
ターに寄り、そのスキマをなくす。
【0057】なお、この実施例においては、ダイヘッド
23と対応していない位置にあるワーク支持ベルト45
のカムフォロアローラ107,109は、ばね113,
115のばね力により、直接当接し、そのワーク支持ベ
ルト45のフロント側ワーク支持部45fのプーリ49
側とリヤー側ワーク支持部45rのプーリ59側との間
隔は小さいギャップGに保たれる。
【0058】これに対しダイヘッド23と対応している
位置にあるワーク支持ベルト45のカムフォロアローラ
107と109は、ダイヘッド23の側周壁部、あるい
はカム部材111の二等辺部に各々ばね113,115
のばね力により当接し、ワーク支持ベルト45のフロン
ト側ワーク支持部45fのプーリ49側とリヤー側ワー
ク支持部45rのプーリ59側との間にダイヘッド23
が位置する。
【0059】Y軸サーボモータ31によるパンチヘッド
19とダイヘッド23のY軸方向移動時には、このY軸
方向移動に伴い、可動プーリ支持部材77のカムフォロ
アローラ107と可動プーリ支持部材79のカムフォロ
アローラ109との間にカム部材111が進入し、可動
プーリ支持部材77が、ばね113のばね力に抗して左
方へ移動し、可動プーリ支持部材79が、ばね115の
ばね力に抗して右方へ移動する。
【0060】これによりワーク支持ベルト45のフロン
ト側ワーク支持部45fのプーリ49側とリヤー側ワー
ク支持部45rのプーリ59側との間隔が広がり、ダイ
ヘッド23のY軸方向の移動がワーク支持ベルト45の
フロント側ワーク支持部45fおよびリヤー側ワーク支
持部45rにより阻害されることなく行われるようにな
る。
【0061】ダイヘッド23のY軸方向移動により、上
述の如くフロント側ワーク支持部45fのプーリ49側
とリヤー側ワーク支持部45rのプーリ59側との間隔
を広げられたワーク支持ベルト45の可動プーリ支持部
材77,79は、ダイヘッド23の通過後、ばね11
3,115のばね力により元の位置に戻り、フロント側
ワーク支持部45fのプーリ49側とリヤー側ワーク支
持部45rのプーリ59側との間隔は元のギャップGの
大きさに戻る。
【0062】なお、この実施例においても、ワーク支持
ベルト45のフロント側ワーク支持部45fおよびリヤ
ー側ワーク支持部45rは、ワーク支持ベルト45毎に
各々個別に降下可能であるから、下向き成形加工時には
上述の実施例と同等の作用、効果が得られる。
【0063】上述のいずれの実施例においても、加工板
材Wはスライダ7にクランプ装着されてX軸方向へ移動
されるが、加工板材Wは、スライダ7を用いず、ワーク
支持ベルト45のフロント側ワーク支持部45fとリヤ
ー側ワーク支持部45rのX軸方向移動によりX軸方向
に移動されてもよく、この場合は、ワーク支持ベルト4
5がX軸サーボモータ11により強制駆動されればよ
い。また、ワーク支持ベルト45は、スライダ7が用い
られる場合も、スライダ7のX軸方向駆動源とは別の駆
動源により駆動されてもよい。
【0064】図6において、フロント側ベルト45Fと
リヤー側ベルト45Rを交互にパンチヘッド19を越え
て配置することが可能になる。このように、両ベルト4
5F、45Rを配置することにより両ベルト45F、4
5Rのたれ込みが重ならず、交互にして材料の流れをス
ムースにする。
【0065】とくに薄板、ミクロジョイント加工に有効
であり、また枠のみになった場合の搬送も可能である。
【0066】以上においては、本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可
能であるとは当業者にとって明らかである。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように本発明
の板材加工機によれば、ワーク支持ベルトのワーク支持
部が加工板材の移動と同期して加工板材の移動方向に同
速度にて移動し、加工板材の移動に際して加工板材と、
これを支持するワーク支持ベルトのワーク支持部との間
に相対変位が生じることがないからミクロジョイントを
破壊したり加工板材にスリ傷を与えることなく、したが
って加工材料の移動時に大きな騒音を生じることがな
い。また、ワーク支持部は細分化されたワーク支持ベル
ト毎に個々に前記ワークパスラインに整合する高さ位置
より選択的に降下するように構成されているので、この
降下により下向き成形加工を可能とし、フロント側とリ
ヤー側のベルト群が独立して駆動されるようになってい
るから、リヤー側ベルト群から両面成形加工品の搬出が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板材加工機の一実施例を示す概略
斜視図である。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】本発明の板材加工機のワークテーブル装置の平
面図である。
【図4】図1の他の実施例の斜視図である。
【図5】本発明による板材加工機のワークテーブル装置
の一動作例を示す部分的側面図である。
【図6】ワーク支持ベルトの断面の部分的側面図であ
る。
【符号の説明】
1 板材加工機 45 ワーク支持ベルト 45F フロント側ベルト群 45R リヤー側ベルト群 73,75 ガイド部材 77,79 可動プーリ支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/00 B23Q 1/25

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工材料を一つの座標軸方向に移動可能
    に支持する板材加工機であって、ワークパスラインに沿
    って延在するワークテーブル面をなすワーク支持部が加
    工板材の移動と同期して、その移動方向に同速度にて移
    動するワーク支持ベルトを、フロント側ベルト群とリヤ
    ー側ベルト群とに分離すると共に、各ベルト群をそれぞ
    れ独立した駆動手段に連動連結し、前記ワーク支持部は
    細分化された各ワーク支持ベルト群毎に個々に前記ワー
    クパスラインに整合する高さ位置より選択的に降下する
    ように構成されていることを特徴とする板材加工機。
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