JPH05192722A - 板材加工機のシュータ付きワークテーブル装置 - Google Patents

板材加工機のシュータ付きワークテーブル装置

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JPH05192722A
JPH05192722A JP685592A JP685592A JPH05192722A JP H05192722 A JPH05192722 A JP H05192722A JP 685592 A JP685592 A JP 685592A JP 685592 A JP685592 A JP 685592A JP H05192722 A JPH05192722 A JP H05192722A
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JP
Japan
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work
shooter
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belt
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JP685592A
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Shigeru Ito
茂 伊藤
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工品にすり傷を与えることなく、また加工
品の方向姿勢を不規則に変動させることなく加工品を排
出すること。 【構成】 ワークパスラインに沿って延在してワークテ
ーブル面をなすワーク支持部39f、39rを含み、ワ
ーク支持部39f、39rが加工板材の移動と同期して
加工板材の移動方向に同方向へ同速度にて移動するワー
ク支持ベルト39を有し、ワーク支持ベルト39は加工
板材の移動方向に直交する方向に細分化され、ワーク支
持部39f、39rは細分化されたワーク支持ベルト3
9毎に長さ変更可能に構成され、ワーク支持部39f、
39rの長さ変更により加工品排出用のシュータ開口S
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス成形機の如き板材
加工機のシュータ付きワークテーブル装置に、関し、特
に加工品をテーブル外へ排出するシュータ付きのワーク
テーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス成形機等の板材加工機にはワーク
テーブル装置に打ち抜き品の如き加工品をワークテーブ
ル面より排出するワークシュータを備えたものが知られ
ている。
【0003】このワークシュータは、一般的に、ワーク
テーブル面の一部をなしてワークパスラインに整合する
水平位置とワークテーブル面より下向きに傾斜した傾斜
位置との間に傾動可能なシュータプレートを有し、加工
品を傾斜したシュータプレート上を滑らせて傾斜落下状
態にて排出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きワークシュ
ータに於いては、加工品は傾斜したシュータプレート上
を滑べりながら傾斜落下して排出されるため、加工品に
すり傷が付く虞れがあり、また傾斜落下に加工品の方向
姿勢が不規則に変動し、排出時の加工品の方向姿勢が整
わず、このため排出後の加工品の取扱が厄介なものにな
る欠点がある。
【0005】本発明は、従来のワークシュータに於ける
上述の如き問題点に着目してなされたものであり、加工
品にすり傷を与えることなく、また加工品の方向姿勢を
不規則に変動させることなく加工品を排出することがで
きる板材加工機のシュータ付きワークテーブル装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、ワークパスラインに沿って延在してワーク
テーブル面をなすワーク支持部を含み、前記ワーク支持
部が加工板材の移動と同期して加工板材の移動方向に同
方向へ同速度にて移動するワーク支持ベルトを有し、前
記ワーク支持ベルトは加工板材の移動方向に直交する方
向に細分化され、前記ワーク支持部は細分化されたワー
ク支持ベルト毎に長さ変更可能に構成され、前記ワーク
支持部の長さ変更により加工品排出用のシュータ開口を
形成することを特徴とする板材加工機のシュータ付きワ
ークテーブル装置によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、ワーク支持ベルトの
ワーク支持部が長さ変更することにより加工品排出用の
シュータ開口が形成され、このシュータ開口上に加工品
がもたらされることにより、加工品は他のものと滑り接
触することなく垂直落下して排出される。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図5は本発明によるシュータ付きワークテ
ーブル装置をプレス式の両面成形加工機に適用した一実
施例を示している。両面成形加工機はベッド部材1上に
リニアガイド部3に案内されてX軸座標方向へ往復動可
能なワークキャレッジスライダ5を有している。ワーク
キャレッジスライダ5は、ワーククランプ7により枠内
にて加工板材を着脱可能にワークパスラインPL(図4
参照)に沿って水平支持するようになっており、X軸サ
ーボモータ9によりX軸座標方向へ往復駆動されるよう
になっている。
【0010】ベッド部材1には門型フレーム11がベッ
ド部材1をY軸座標方向に跨ぐようにして取り付けられ
ている。またベッド部材1内には門型フレーム11と同
一位置にてベッド部材1をY軸座標方向に横切って延在
する下部フレーム13(図4参照)が設けられている。
【0011】門型フレーム11にはリニアガイド部15
(図4参照)により上部金型キャリヤ部材17が、また
下部フレーム13にはリニアガイド部19(図4参照)
により下部金型キャリヤ部材21が各々Y軸座標方向に
往復動可能に取り付けられている。
【0012】上部金型キャリヤ部材17と下部金型キャ
リヤ部材21はワークパスラインPLを挟んで上下に整
合対向し、上部金型キャリヤ部材17はパンチの如き上
部金型23(図4参照)を交換可能に支持し、下部金型
キャリヤ部材21はダイの如き下部金型25(図4参
照)を交換可能に支持するようになっている。上部金型
キャリヤ部材17は、図示されていないが、上部金型2
3を打圧するためのラム等を含む打圧機構を内蔵してお
り、また下部金型キャリヤ部材21は、図示されていな
いが、下部金型25をワークパスラインPLの高さ位置
に整合する上昇位置とこれより30mm程度下方の降下
位置との間に上下動させる金型上下動アクチュエータを
内蔵している。
【0013】門型フレーム11にはY軸サーボモータ2
7が取り付けられている。Y軸サーボモータ27は、ベ
ルト式同期駆動装置29により上部ボールねじ31(図
4参照)と下部ボールねじ33(図4参照)とに同期駆
動連結され、上部金型キャリヤ部材17と下部金型キャ
リヤ部材21とをY軸座標方向へ互いに同期往復駆動す
るようになっている。
【0014】また上部金型キャリヤ部材17に於ける上
部金型23と下部金型キャリヤ部材21に於ける下部金
型25は、各々垂直な中心軸線周りに回転可能になって
おり、門型フレーム11に取り付けられたインディクス
モータ35により各々割出し回転駆動され、回転姿勢を
可変設定されるようになっている。
【0015】またベッド部材1の一方の側には金型スト
ッカ37が設けられており、金型ストッカ37に貯蔵さ
れている上部金型23と下部金型25は図示されていな
い金型自動交換装置により上部金型キャリヤ部材17と
下部金型キャリヤ部材21とに交換可能に自動装着され
るようになっている。
【0016】図1〜図4は本発明によるシュータ付きワ
ークテーブル装置の要部を示している。このワークテー
ブル装置は、ワークキャレッジスライダ5による加工板
材の移動方向(X軸座標方向)に直交する方向、即ちY
軸座標方向に細分化されてベッド部材1内に配置された
多数のワーク支持ベルト39を有している。換言すれ
ば、多数のワーク支持ベルト39はY軸座標方向に所定
間隔をおいて互いに平行に配置されている。
【0017】ワーク支持ベルト39は各々、所定の幅を
有するゴム等の可撓性帯体により構成されて無端状をな
し、8個のプーリ41、43、45、47、49、5
1、53、55間に巡回走行可能に掛け渡されている。
【0018】各ワーク支持ベルト39のプーリ41、5
5とプーリ51、53は下部フレーム15の両側に各々
にガイド部材57、59よりX軸座標方向に各々個別に
移動可能に配置された可動プーリ支持部材61、63に
より回転可能に支持され、プーリ43、45とプーリ4
9、47は各々ベッド部材1のX軸座標方向の両端部に
上下に配置されている。
【0019】各ワーク支持ベルト39は、プーリ41と
43間、及びプーリ51と49間にてはワークパスライ
ンPLに沿ってX軸座標方向に水平に延在しており、こ
の領域にてX軸座標方向に可動のワークテーブル面をな
すようになっている。ここで、ワーク支持ベルト39の
プーリ41と43との間の領域をフロント側ワーク支持
部39f、プーリ51と49との間の領域をリヤ側ワー
ク支持部39rと称することにする。
【0020】可動プーリ支持部材61、63は、上述の
プーリと同様に各ワーク支持ベルト39毎に個別に設け
られており、各々ばね65、67によりワーク支持ベル
ト39のフロント側ワーク支持部39fのプーリ41側
とリヤ側ワーク支持部39rのプーリ51側とが互いに
近付く方向へ付勢されている。
【0021】可動プーリ支持部材61、63には各々カ
ムフォロアローラ69、71が回転可能に取り付けられ
ている。下部金型キャリヤ部材21のY軸座標方向の両
側に先細の二等辺三角形状のカム部材73が固定装着さ
れており、カム部材73の二等辺部にカムフォロアロー
ラ69、71が各々ばね65、67のばね力により当接
している。
【0022】これにより下部金型キャリヤ部材21と対
応していない位置にあるワーク支持ベルト39のカムフ
ォロアローラ69と71は、ばね65、67のばね力に
より、直接当接し、そのワーク支持ベルト39のフロン
ト側ワーク支持部39fのプーリ41側とリヤ側ワーク
支持部39rのプーリ51側との間隔は小さいギャップ
Gに保たれ、これに対し下部金型キャリヤ部材21と対
応している位置にあるワーク支持ベルト39のカムフォ
ロアローラ69と71は、下部金型キャリヤ部材21の
側周壁部、あるいはカム部材73の二等辺部に各々ばね
65、67のばね力により当接し、ワーク支持ベルト3
9のフロント側ワーク支持部39fのプーリ41側とリ
ヤ側ワーク支持部39rのプーリ51側との間に下部金
型キャリヤ部材21が位置するようになり、プーリ4
1、55、53、51間にて下部金型キャリヤ部材21
の下方を迂回して延在するようになる。
【0023】可動プーリ支持部材61、63が各々個別
にX軸座標方向に移動することにより、プーリ41、5
1のX軸座標方向位置が変更され、これに応じてフロン
ト側ワーク支持部39fとリヤ側ワーク支持部39rの
各々のX軸座標方向長さが変化する。
【0024】下部金型キャリヤ部材21の両側には流体
圧シリンダ装置75、77によりシュータ構成用の押し
退け部材79、81が設けられている。押し退け部材7
9、81は、所定のY軸座標方向幅およびX軸座標方向
幅を有する四角形状の枠状をなし、各々先端縁部にて対
応する位置にある可動プーリ支持部材61、63と当接
し、流体圧シリンダ装置75、77によりX軸座標方向
へ駆動されることにより、可動プーリ支持部材61をば
ね65のばね力に抗して図にて左方へ、可動プーリ支持
部材63をばね67のばね力に抗して図にて右方へ押し
やり、図2、図3に示されている如きシュータ開口Sを
構成するようになっている。
【0025】また下部金型キャリヤ部材21の両側部近
傍にはY軸座標方向に延在する薄型の加工品排出コンベ
ア83、85が配置されている。
【0026】ガイド部材61、63とプーリ43、49
は各々上下動流体圧シリンダ装置87、89、91、9
3と連結され、これら流体圧シリンダ装置により上下駆
動されるようになっている。このガイド部材61、63
とプーリ43、49の上下駆動により、各ワーク支持ベ
ルト39のフロント側ワーク支持部39fとリヤ側ワー
ク支持部39rは、各々個別に、パスラインPLに整合
する上昇位置とこれより30mm程度下方の降下位置と
の間に水平状態を保って上下動することになる。
【0027】各プーリ45はベルトテンション維持用流
体圧シリンダ装置95に連結されてX軸方向へ変位可能
になっており、ベルトテンション維持用流体圧シリンダ
装置95による各プーリ45のX軸方向変位により、プ
ーリ41、43、49、51、53の移動に拘らず各ワ
ーク支持ベルト39のテンションが所定の一定値に保た
れるようになっている。
【0028】各ワーク支持ベルト39は、連結部97に
よりワークキャレッジスライダ5と上下変位可能に一様
に連結され、ワークキャレッジスライダ5のX軸座標方
向移動に追従してプーリ41、43、45、47、4
9、51、53、55間を巡回走行するようになってい
る。これにより各ワーク支持ベルト39のフロント側ワ
ーク支持部39fとリヤ側ワーク支持部39rは各々ワ
ークキャレッジスライダ5のX軸座標方向に移動と同期
して同方向へ同速度にて移動することになる。
【0029】次に、上述の如き構成よりなるワークテー
ブル装置を備えた両面成形加工機の動作について説明す
る。ワーククランプ7により加工板材をクランプし、加
工板材をワークキャレッジスライダ5にセットする。こ
れにより加工板材はワークキャレッジスライダ5と連結
され、上昇位置にある各ワーク支持ベルト39のフロン
ト側ワーク支持部39fとリヤ側ワーク支持部39rに
面状接触し、フロント側ワーク支持部39fとリヤ側ワ
ーク支持部39r上に載置されてこれらよりワークパス
ラインPLに整合する高さ位置に水平に支持される。
【0030】X軸サーボモータ9によるワークキャレッ
ジスライダ5のX軸座標方向移動により加工板材はワー
クパスラインPLに沿ってX軸座標方向に移動し、Y軸
サーボモータ31による上部金型キャリヤ部材17と下
部金型キャリヤ部材21のY軸座標方向移動により、上
部金型キャリヤ部材17の上部金型25と下部金型キャ
リヤ部材21の下部金型27がY軸座標方向に移動し、
加工板材の所定位置に上部金型25と下部金型27によ
ってパンチ加工等の成形加工が行われる。
【0031】ワークキャレッジスライダ5による加工板
材のX軸座標方向の移動時には、ワークキャレッジスラ
イダ5のX軸座標方向移動に追従して各ワーク支持ベル
ト39がプーリ41、43、45、47、49、51、
53、55間を巡回走行することから、各ワーク支持ベ
ルト39のフロント側ワーク支持部39fとリヤ側ワー
ク支持部39rは各々ワークキャレッジスライダ5の加
工板材のX軸座標方向に移動と同期して同方向へ同速度
にて移動する。
【0032】これにより加工板材のX軸座標方向の移動
時に加工板材とこれを支持するワークテーブル面をなす
ワーク支持ベルト39のフロント側ワーク支持部39f
とリヤ側ワーク支持部39rとの間に相対変位が生じる
ことがなく、即ち加工板材がX軸座標方向移動時にワー
クテーブル面(フロント側ワーク支持部39fとリヤ側
ワーク支持部39r)に対して滑りを生じることがな
く、加工板材にすり傷が付くことが回避される。
【0033】また加工板材のX軸座標方向の移動時に
は、下部金型キャリヤ部材21の下部金型27は金型上
下動アクチュエータ29によりワークパスラインPLよ
り下方の位置に降下され、これにより加工板材と下部金
型27との接触により加工板材に傷が付くことも回避さ
れる。
【0034】各ワーク支持ベルト39のフロント側ワー
ク支持部39fとリヤ側ワーク支持部39rは、加工板
材の成形加工中も加工板材の移動時に引き続いてワーク
パスラインPLに整合する上昇位置にあって加工板材を
ワークパスラインPLに整合する高さ位置にて水平に支
持する。
【0035】これにより、多数個取りのパンチ加工等に
於いても加工板材に垂れが生じることが防止され、加工
精度の低下、ミクロジョイントの破壊が回避される。
【0036】パンチ加工等の成形加工による加工品の排
出時には、加工品が下部金型キャリヤ部材21の一側
方、例えば図にて右側近傍に位置するように加工板材を
X軸座標方向へ移動させ、次に流体圧シリンダ装置77
により押し退け部材81を図にて右方へ前進させる。こ
れにより押し退け部材81に対応する位置にある幾つか
の可動プーリ支持部材63がばね67のばね力に抗して
図にて右方へ移動し、これに応じてプーリ51の位置が
図にて右方へ変化し、図2、図3に示されている如きシ
ュータ開口Sが下部金型キャリヤ部材21の図にて右側
に形成されるようになる。
【0037】これにより前記加工品はシュータ開口Sよ
り押し退け部材81の枠内を経て加工品排出コンベア8
5上に垂直落下し、加工品排出コンベア85によりY軸
座標方向へ運ばれて機外へ排出される。
【0038】尚、シュータ開口Sは下部金型キャリヤ部
材21の図にて左側にも形成され得るようになってお
り、シュータ開口Sを下部金型キャリヤ部材21の図に
て左側に形成する場合は、流体圧シリンダ装置75によ
り押し退け部材79を図にて左方へ前進させる。これに
より押し退け部材79に対応する位置にある幾つかの可
動プーリ支持部材61がばね65のばね力に抗して図に
て左方へ移動し、これに応じてプーリ41の位置が図に
て左方へ変化し、シュータ開口Sが下部金型キャリヤ部
材21の図にて左側に形成されるようになる。
【0039】この場合は加工品はシュータ開口Sより押
し退け部材79の枠内を経て加工品排出コンベア83上
に垂直落下し、加工品排出コンベア83によりY軸座標
方向へ運ばれて機外へ排出される。
【0040】またバーリング成形、ランス成形、ルーバ
成形等の下向き成形加工時には、下部金型キャリヤ部材
21の下部金型27は金型上下動アクチュエータ29に
より、下向き成形高さ分だけ降下される。この下向き成
形加工完了後には、バーリング成形、ランス成形、ルー
バ成形等の下向き成形部に対応する位置にあるワーク支
持ベルト39の上下動流体圧シリンダ装置87、89、
91、93によりガイド部材57、59、プーリ43、
49が降下し、そのワーク支持ベルト39のフロント側
ワーク支持部39fとリヤ側ワーク支持部39rが下向
き成形部Mとの干渉を避けるべく水平降下する。この下
向き成形部に対応する位置にあるワーク支持ベルト39
の選択はNCプログラム等よりの指示により行われれば
よい。
【0041】Y軸サーボモータ27による上部金型キャ
リヤ部材17と下部金型キャリヤ部材21のY軸座標方
向移動時には、このY軸座標方向移動に伴い可動プーリ
支持部材61のカムフォロアローラ69と可動プーリ支
持部材63のカムフォロアローラ71との間にカム部材
73が進入し、可動プーリ支持部材61がばね65のば
ね力に抗して図にて左方へ移動し、可動プーリ支持部材
63がばね67のばね力に抗して図にて右方へ移動す
る。
【0042】これによりワーク支持ベルト39のフロン
ト側ワーク支持部39fのプーリ41側とリヤ側ワーク
支持部39rのプーリ51側との間隔が広がり、下部金
型キャリヤ部材21のY軸座標方向の移動がワーク支持
ベルト39のフロント側ワーク支持部39fおよびリヤ
側ワーク支持部39rより阻害されることなく行われる
ようになる。
【0043】下部金型キャリヤ部材21のY軸座標方向
移動により、上述の如くフロント側ワーク支持部39f
のプーリ41側とリヤ側ワーク支持部39rのプーリ5
1側との間隔を広げられたワーク支持ベルト39の可動
プーリ支持部材61、63は、下部金型キャリヤ部材2
1の通過後、ばね65、67のばね力により元の位置に
戻り、フロント側ワーク支持部39fのプーリ41側と
リヤ側ワーク支持部39rのプーリ51側との間隔は元
のギャップGの大きさに戻る。
【0044】上述の実施例に於いては、加工板材Wはワ
ークキャレッジスライダ5にクランプ装着されてX軸座
標方向へ移動されるが、加工板材は、ワークキャレッジ
スライダ5を用いず、ワーク支持ベルト39のフロント
側ワーク支持部39fとリヤ側ワーク支持部39rのX
軸座標方向移動によりX軸座標方向に移動されてもよ
く、この場合はワーク支持ベルト39がX軸サーボモー
タにより強制駆動されればよい。またワーク支持ベルト
39は、ワークキャレッジスライダ5が用いられる場合
も、ワークキャレッジスライダ5のX軸座標方向駆動源
とは別の駆動源により駆動されてもよい。前記流体圧シ
リンダ装置75、75の代りにサーボモータを使用する
と、薄型コンベアのみで対応できるものである。
【0045】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による板材加工機のシュータ付きワークテーブル装置に
よれば、ワーク支持ベルトのワーク支持部が長さ変更す
ることにより加工品排出用のシュータ開口が形成され、
このシュータ開口上に加工品がもたらされることによ
り、加工品は滑り接触することなく垂直落下して排出さ
れるから、加工品にすり傷を与えることなく、また加工
品の方向姿勢を不規則に変動させることなく加工品を排
出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板材加工機のシュータ付きワーク
テーブル装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明による板材加工機のシュータ付きワーク
テーブル装置の一実施例をシュータ開口形成路の状態に
ついて示す平面図である。
【図3】図2に示された本発明による板材加工機のシュ
ータ付きワークテーブル装置の要部を拡大して示す平面
図である。
【図4】本発明による板材加工機のシュータ付きワーク
テーブル装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明によるシュータ付きワークテーブル装置
をプレス式の両面成形加工機に適用した一実施例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ベッド部材 5 ワークキャレッジスライダ 9 X軸サーボモータ 11 門型フレーム 13 下部フレーム 17 上部金型キャリヤ部材 21 下部金型キャリヤ部材 23 上部金型 25 下部金型 27 Y軸サーボモータ 35 インディクスモータ 37 金型ストッカ 39 ワーク支持ベルト 39f フロント側ワーク支持部 39r リヤ側ワーク支持部 57、59 ガイド部材 61、63 可動プーリ支持部材 65、67 ばね 69、71 カムフォロアローラ 73 カム部材 75、77 流体圧シリンダ装置 79、81 押し退け部材 83、85 加工品排出コンベア 87、89、91、93 上下動流体圧シリンダ装置 95 ベルトテンション維持用流体圧シリンダ装置 97 連結部 S シュータ開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークパスラインに沿って延在してワ
    ークテーブル面をなすワーク支持部を含み、前記ワーク
    支持部が加工板材の移動と同期して加工板材の移動方向
    に同方向へ同速度にて移動するワーク支持ベルトを有
    し、前記ワーク支持ベルトは加工板材の移動方向に直交
    する方向に細分化され、前記ワーク支持部は細分化され
    たワーク支持ベルト毎に長さ変更可能に構成され、前記
    ワーク支持部の長さ変更により加工品排出用のシュータ
    開口を形成することを特徴とする板材加工機のシュータ
    付きワークテーブル装置。
JP685592A 1992-01-17 1992-01-17 板材加工機のシュータ付きワークテーブル装置 Pending JPH05192722A (ja)

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