JP3142948B2 - タイル付きコンクリートパネル及びその製造方法 - Google Patents

タイル付きコンクリートパネル及びその製造方法

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JP3142948B2 JP04111604A JP11160492A JP3142948B2 JP 3142948 B2 JP3142948 B2 JP 3142948B2 JP 04111604 A JP04111604 A JP 04111604A JP 11160492 A JP11160492 A JP 11160492A JP 3142948 B2 JP3142948 B2 JP 3142948B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイル付きコンクリー
トパネルとその製造方法に係り、例えば軽量気泡コンク
リートパネルにタイルを先付けする場合に適用されるタ
イル付きコンクリートパネル及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】近年、住宅等の建物建設に多用されてきて
いるユニット工法は、建物を構成する多様な部品を組み
付けた居室ユニット、屋根ユニット等の建物ユニットを
予め工場生産し、建設現場にて基礎上の所定位置に複数
の居室ユニットを配置するとともに、これらの居室ユニ
ット上に複数の屋根ユニットを配置することによりユニ
ット建物を建設する。このユニット工法には、建設現場
での作業を簡略化し、工期の短縮につながる利点があ
る。
【0003】このようなユニット工法建物の外壁には、
いわゆるALC(軽量気泡コンクリート)製の外壁パネ
ルが用いられるが、近年の高級指向や他の建物との差別
化を図るため、外壁パネルにタイルを張付け施工するこ
とが多くなっている。
【0004】従来、このようなALC製の外壁パネルに
タイルを張付ける方法としては、建設現場にてモルタル
やセメントペースト、接着材等を用いて外壁パネル表面
にタイルを張付ける後張り工法があるが、この後張り工
法は、現場作業を増加させ工期の長期化をもたらす短所
があった。
【0005】そこで、外壁パネルの工場での製造時にタ
イルを予め外壁パネルに張付けておき、現場作業を不要
とする先付け工法が提案されている。即ち、この先付け
工法は、タイルをALC製の外壁パネルを成形する型枠
内に予め配置しておき、型枠内にコンクリートスラリー
を打設してパネル原版を成形し、このパネル原版をタイ
ルとともにオートクレーブ養生し、これによりタイルを
ALC製の外壁パネルに先付けしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外壁パネルと
一体化されたタイルの接着強さは、ALCの母材強度に
依存する。このため、引っ張り強度が4〜7Kgf/cm2
ある通常のALC製の外壁パネルにタイルを先付けした
場合に、先付け工法の接着強さの基準である6Kgf/cm2
(建設省建築工事施工監理指針)を上回るのは困難であ
る。従って、張付けられたタイルがパネルから剥離し易
い等の問題があり、タイルが先付けされた従来のALC
製のパネルを高層の建物に使用するのは、事実上不可能
であった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、先付け工法によってタイルを軽量気泡コンク
リート等のコンクリートパネルに張付ける場合にタイル
の剥離を防止することができ、接着強さの基準が満足さ
れるタイル付きコンクリートパネル及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、
直方向に延びる垂直部と、この垂直部の先端に設けられ
るとともに、水平方向に延びる被係合部とを備えて連続
するT字状断面に形成された配筋材がコンクリートパネ
ルに埋設され、前記配筋材の被係合部にタイルの裏面に
形成された係合部を係合させることにより当該タイルが
配筋材に取付けられ且つ前記タイルの表面を露出させて
前記コンクリートパネルに埋め込まれていることを特徴
としている。
【0009】本発明の第2発明は、垂直方向に延びる垂
直部と、この垂直部の先端に設けられるとともに、水平
方向に延びる被係合部とを備えて連続するT字状断面に
形成された配筋材にタイルの裏面に形成された係合部及
び被係合部を係合させることにより、前記タイルを順次
前記配筋材に取付けた後、この配筋材を前記タイルとと
もにパネル成形用の型枠に配置し、この型枠にコンクリ
ートスラリーを打設してパネル原版を成形し、このパネ
ル原版を前記型枠から脱型して養生することを特徴とし
ている。
【0010】本発明の第3発明は、垂直方向に延びる垂
直部と、この垂直部の先端に設けられるとともに、水平
方向に延びる被係合部とを備えて連続するT字状断面に
形成された配筋材が前記被係合部をコンクリートパネル
の表面から突出させてこのコンクリートパネルに埋設さ
れ、前記配筋材の被係合部にタイルの裏面に形成された
係合部を係合させることにより当該タイルが配筋材に取
付けられ且つ前記コンクリートパネル表面に張付けら
、これら隣接するタイル間には、目地材によって目地
が形成されていることを特徴としている。
【0011】本発明の第4発明は、垂直方向に延びる垂
直部と、この垂直部の先端に設けられるとともに、水平
方向に延びる被係合部とを備えて連続するT字状断面に
形成された配筋材をパネル成形用の型枠に配置し、前記
型枠にコンクリートスラリーを打設して成形されるパネ
ル原版の表面から前記被係合部を突出させ、このパネル
原版を前記型枠から脱型して養生することによりコンク
リートパネルを製造し、このコンクリートパネル表面か
ら突出している前記被係合部にタイルの裏面に形成され
係合部を係合させることにより複数個のタイルを順次
前記配筋材に取付けるとともに、前記タイルを前記コン
クリートパネル表面に張付け、隣接するタイル間に目地
材を注入して目地を形成することを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の第1及び第2発明では、タイルの裏面
に形成された係合部と係合する被係合部を有する配筋材
にタイルを係合させ、この状態で配筋材とともにタイル
をコンクリートパネルに埋め込むようにしている。この
ため、タイルの接着強さは、コンクリートパネルの母材
強度に依存することがなく、タイルを確実にコンクリー
トパネルに先付けすることが可能となる。また、被係合
部が水平方向に延出して設けられているので、タイルの
係合部を被係合部に挿入していくことで、複数個のタイ
ルを配筋材に順次取付けていくことができ、これによ
り、当該タイルの配筋材への取付作業が容易に行うこと
が可能となる。さらに、タイルを配筋材に取付けた後、
このタイルが取付けられた配筋材を型枠内に配置するの
で、タイルと配筋材とをそれぞれ別々に型枠内に入れる
場合に比べて、タイルおよび配筋材の型枠内への配置を
簡単に行うことが可能となり、これにより、タイル付コ
ンクリートパネルの製造作業が容易となる。
【0013】本発明の第3及び第4発明では、タイルの
裏面に形成された係合部と係合する被係合部を有する配
筋材をその被係合部がコンクリートパネルの表面から突
出するようにコンクリートパネルに埋設する。そして、
コンクリートパネルの表面から突出している配筋材の被
係合部にタイルの係合部を係合させることにより、複数
個のタイルをコンクリートパネルに順次取付け、且つコ
ンクリートパネル表面に張付けている。このため、タイ
ルをコンクリートパネルに対して所定の接着強さを満足
しながら先付けすることができる。また、隣接するタイ
ル間に目地材を注入して目地を形成しているので、コン
クリートパネルに対してタイルのがたつきを防止するこ
とが可能となるとともに、隣接するタイル間に隙間等が
なく、これにより、タイル付コンクリートパネルの外観
を向上させることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係るタイル
付きコンクリートパネル及びその製造方法の実施例につ
いて詳説する。
【0015】図1は、本発明の第1実施例に係るタイル
付き軽量気泡コンクリートパネルに使用される配筋材の
斜視図、図2〜図4は、図1の配筋材を使用してタイル
付き軽量気泡コンクリートパネルを製造する場合の製造
工程を示した工程図、図5は、完成後のタイル付き軽量
気泡コンクリートパネルの断面図である。
【0016】図1に示すように、配筋材10は主筋1
2、メッシュ筋14、タイル保持筋16等から構成され
る。主筋12としては、L字状断面のアングル材が2本
使用され、2本の主筋12との間には、複数本のタイル
保持筋16が主筋12と直交する方向に架けわたされて
いる。このタイル保持筋16は、配筋材10の主筋とし
ての役割をも兼ねている。
【0017】タイル保持筋16は、被係合部16Aと垂
直部16Bとを有し、被係合部16Aは、垂直方向に延
びる垂直部16Bの先端に水平方向に延出して設けら
れ、これによりタイル保持筋16を連続するT字状断面
に形成している。タイル18は、この被係合部16Aに
よってタイル保持筋16に取付けられる。
【0018】タイル18の裏面の両端には、T字状断面
の前記被係合部16Aと係合する係合部18Aが形成さ
れており、タイル18の係合部18Aと被係合部16A
を係合させることにより、タイル18がタイル保持筋1
6に取付けられる。1本のタイル保持筋16には、複数
個のタイル18が取付け固定される。一方、主筋12の
裏面には、網状のメッシュ筋14がパネルの補強材とし
て取付け固定されている。
【0019】前記の配筋材10を利用して本実施例に係
る軽量気泡コンクリートパネルを製造する場合は、以下
の通りである。
【0020】先ず、図1に示すように、タイル18の係
合部18Aをタイル保持筋16の被係合部16Aに挿入
して、複数個のタイル18をタイル保持筋16に順次取
付けていく。
【0021】このとき、タイル保持筋16に相前後して
取付けられる二つのタイル18間には、図示しないスペ
ーサが挿入され、被係合部16Aに相前後して挿入され
た二つのタイル18の挿入方向のずれを防止し、タイル
18間の間隔を一定に保つ。また、被係合部16Aの最
下端には、当接片16Cが形成されており、この当接片
16Cが最下端に位置するタイル18と当接することに
よりタイル18がずり落ちるのを防止する。
【0022】そして、この複数個のタイル18が取付け
られた配筋材10を図3に示すように型枠20に敷かれ
ているシート22上にタイル18の表面を当接させて配
置する。ここで、図2において、型枠20に敷かれてい
るシート22は、タイル18間の目地を形成するととも
にパネルの角部を面取りする役割がある。
【0023】シート22には、タイル18の寸法に合わ
せて複数の突起部22Aが形成されており、突起部22
Aは、コンクリート打設時にタイル18の表面及び成形
後のパネル表面間に一定量の段差を設け、隣接するタイ
ル18間に目地を形成する。
【0024】更に、図3に示すように、配筋材10をタ
イル18をシート22上に当接させた状態で型枠20に
配置し、次いで、図4に示すようにコンクリートスラリ
ー24を型枠20内に打設してパネル原版26を成形す
る。パネル原版26は、所定時間経過後、型枠20から
脱型される。脱型後のパネル原版26には、タイル18
がその表面を露出させた状態で埋め込まれている。
【0025】脱型後のパネル原版26は、タイル18と
ともにオートクレーブ養生され、タイル18は、パネル
原版26と一体化して図5に示すタイル付き軽量気泡コ
ンクリートパネル28が完成する。
【0026】このように、本実施例によれば、タイル1
8を配筋材10に取付けた状態でパネル原版26に埋め
込むようにしている。このため、タイル18は、母材強
度に依存することなくパネル原版26と一体化される。
これにより、タイル18の接着強さは、先付け工法の接
着強さの基準である6Kgf/cm2 を満足する。また、被係
合部16Aが水平方向に延出して設けられているので、
タイル18の係合部18Aを被係合部16Aに挿入して
いくことで、複数個のタイル18をタイル保持筋16に
順次取付けていくことができる。これにより、タイル1
8のタイル保持筋16への取付作業を容易に行うことが
できる。さらに、タイル18が取付けられた配筋材10
を型枠20内に配置するので、タイル18および配筋材
10の型枠20内への配置を簡単に行うことができ、こ
れにより、タイル付き軽量気泡コンクリートパネル28
の製造作業を容易にできる。
【0027】尚、本実施例では、タイル付き軽量気泡コ
ンクリートパネル28について説明したが、これに限ら
ず通常のコンクリートパネルについても同様にタイル1
8を先付けすることができる。
【0028】次いで、本発明に係るタイル付きコンクリ
ートパネル及びその製造方法の第2実施例について説明
する。ここで、前述した第1実施例と同様な部材につい
ては同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
【0029】図6〜図8は、本発明の第2実施例に係る
タイル付き軽量気泡コンクリートパネルを製造する場合
の製造工程を示す断面図、図9は、完成後の第2実施例
に係るタイル付き軽量気泡コンクリートパネルの断面図
である。
【0030】図9に示すように、本実施例のタイル付き
軽量気泡コンクリートパネル30には、タイル保持筋1
6がその被係合部16Aをタイル付き軽量気泡コンクリ
ートパネル30の表面から突出させて埋設されている。
タイル18は、この被係合部16Aにその係合部18A
が係合されているとともに、タイル付き軽量気泡コンク
リートパネル30の表面に接着剤によって張付けられて
いる。また、隣接するタイル18間には、目地材によっ
て目地31が形成されている。
【0031】図9に示したタイル付き軽量気泡コンクリ
ートパネル30を製造する場合は、以下のように行う。
【0032】図6に示すように、先ず、タイル18が取
付けられていない図1の配筋材10をタイル保持筋16
の被係合部16Aを上方に向け、図示しない治具を介し
て型枠32内に配置する。そして、型枠32内にタイル
保持筋16の被係合部16Aが所定量突出するようかぶ
り厚を調整しながらコンクリートスラリー34を打設し
パネル原版36を成形する。この被係合部16Aの突出
量は、タイル18の係合部18Aの厚み寸法等を考慮し
て決定される。
【0033】そして、所定時間経過後、パネル原版36
を型枠32から脱型し、図8に示す脱型後のパネル原版
36をオートクレーブ養生する。養生後のパネル原版3
6の表面には、被係合部16Aが突出しており、図9に
示すように、この突出している被係合部16Aにタイル
18の係合部18Aを挿入して複数個のタイル18を順
次取付けるとともに、タイル18の裏面に接着剤38を
塗布してパネル原版36の表面にタイル18を張付け
る。この後、隣接するタイル18間に目地材を注入し、
目地31を形成する。タイル18が張付けられたパネル
原版36は、タイル付き軽量気泡コンクリートパネル3
0となる。
【0034】このように、本実施例によれば、タイル1
8は、タイル18の係合部18Aを被係合部16Aに係
合させた状態で軽量気泡コンクリートパネル30の表面
に接着剤によって張付けられているので、その接着強さ
を十分に確保することができる。また、隣接するタイル
18間に目地材を注入して目地31を形成したので、パ
ネル原版36に対してタイル18のがたつきを防止する
ことができるとともに、当該隣接するタイル18間に隙
間等がなく、これにより、タイル付き軽量気泡コンクリ
ートパネル30の外観を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タイルをコンクリートパネルに先付けする場合に、コン
クリートパネルに埋設されている配筋材にタイルを係合
させた状態でタイルを先付けするようにしている。この
ため、タイルは、コンクリートパネルの母材強度に依存
することなくコンクリートパネルと一体化され、その剥
離が未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るタイル付き軽量気泡
コンクリートパネルに使用される配筋材の斜視図であ
る。
【図2】図1の配筋材を使用してタイル付き軽量気泡コ
ンクリートパネルを製造する場合の製造工程を示した工
程図である。
【図3】図1の配筋材を使用してタイル付き軽量気泡コ
ンクリートパネルを製造する場合の製造工程を示した工
程図である。
【図4】図1の配筋材を使用してタイル付き軽量気泡コ
ンクリートパネルを製造する場合の製造工程を示した工
程図である。
【図5】完成後の第1実施例に係るタイル付き軽量気泡
コンクリートパネルの断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るタイル付き軽量気泡
コンクリートパネルを製造する場合の製造工程を示す断
面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るタイル付き軽量気泡
コンクリートパネルを製造する場合の製造工程を示す断
面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るタイル付き軽量気泡
コンクリートパネルを製造する場合の製造工程を示す断
面図である。
【図9】完成後の第2実施例に係るタイル付き軽量気泡
コンクリートパネルの断面図である。
【符号の説明】
10 配筋材 12 主筋 14 メッシュ筋 16 タイル保持筋 16A 被係合部 18 タイル 18A 係合部 20 32 型枠 24 34 コンクリートスラリー 26 36 パネル原版 28 30 タイル付き軽量気泡コンクリートパネル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に延びる垂直部と、この垂直部
    の先端に設けられるとともに、水平方向に延びる被係合
    部とを備えて連続するT字状断面に形成された配筋材が
    コンクリートパネルに埋設され、前記配筋材の被係合部
    タイルの裏面に形成された係合部を係合させることに
    より当該タイルが配筋材に取付けられ且つ前記タイルの
    表面を露出させて前記コンクリートパネルに埋め込まれ
    ていることを特徴とするタイル付きコンクリートパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 垂直方向に延びる垂直部と、この垂直部
    の先端に設けられるとともに、水平方向に延びる被係合
    部とを備えて連続するT字状断面に形成された配筋材に
    タイルの裏面に形成された係合部及び被係合部を係合さ
    せることにより、前記タイルを順次前記配筋材に取付け
    た後、この配筋材を前記タイルとともにパネル成形用の
    型枠に配置し、この型枠にコンクリートスラリーを打設
    してパネル原版を成形し、このパネル原版を前記型枠か
    ら脱型して養生することを特徴とするタイル付きコンク
    リートパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 垂直方向に延びる垂直部と、この垂直部
    の先端に設けられるとともに、水平方向に延びる被係合
    部とを備えて連続するT字状断面に形成された配筋材が
    前記被係合部をコンクリートパネルの表面から突出させ
    てこのコンクリートパネルに埋設され、前記配筋材の被
    係合部にタイルの裏面に形成された係合部を係合させる
    ことにより当該タイルが配筋材に取付けられ且つ前記コ
    ンクリートパネル表面に張付けられ、これら隣接するタ
    イル間には、目地材によって目地が形成されていること
    を特徴とするタイル付きコンクリートパネル。
  4. 【請求項4】 垂直方向に延びる垂直部と、この垂直部
    の先端に設けられるとともに、水平方向に延びる被係合
    部とを備えて連続するT字状断面に形成された配筋材を
    パネル成形用の型枠に配置し、前記型枠にコンクリート
    スラリーを打設して成形されるパネル原版の表面から前
    記被係合部を突出させ、このパネル原版を前記型枠から
    脱型して養生することによりコンクリートパネルを製造
    し、このコンクリートパネル表面から突出している前記
    被係合部にタイルの裏面に形成された係合部を係合させ
    ることにより複数個のタイルを順次前記配筋材に取付け
    るとともに、前記タイルを前記コンクリートパネル表面
    に張付け、隣接するタイル 間に目地材を注入して目地を
    形成することを特徴とするタイル付きコンクリートパネ
    ルの製造方法。
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