JP3141906U - 車両用乗降補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両への装備性に優れ、構成が簡単で低コストで製作でき、且つ操作も容易に行なうことができるばかりでなく、車両を大幅に改造することなく、また車椅子専用の特段のスペースを車内に設けることなく使用できる汎用性の高い車両用乗降補助装置を提供する。
【解決手段】車両の乗降口に面する座席あるいはその近傍の剛性の高い車体部位に固着される取付ブラケット1と、取付ブラケット1に着脱自在に取付けられるフック部6を有するボールネジ式の昇降機構2と、昇降機構2に略水平に取付けられた座部3とから構成し、昇降機構2のボールネジシャフト4の上端部及び下端部のピッチが中間部のピッチより密にされた不等ピッチとする。さらに、フック部6を昇降機構2の駆動モーター5用の導電端子として兼用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車外から座した状態で車両への乗降を行なうことができ、高齢者や身障者が乗り降りする場合に好適に使用される車両用乗降補助装置に関する。
従来、例えば、車椅子を利用している高齢者や身障者等が乗用車両に乗降する際、車椅子ごと載置するプラットホームを昇降移動させるプラットホーム式の昇降装置が一般的に使用されている。その他、車外において、座席に腰を降ろして車室に乗り込み、回転して所要方向に向け、その状態で走行し、停車したとき、座席を回転して外に向け、車両の乗用座席に腰を降ろした状態で車外に下降し、車外の座席から直接路上に降りることができるようにされた装置(特許文献1参照。)。バスやその他の乗合自動車として主として用いられる介護機能兼用自動車で、自動車の側部ボディに健常者が乗降するための一般乗降口とは別に複数の介護用開閉ドアを構成し、座席を介護用開閉ドアに沿って昇降移動可能に取り付けたもの(特許文献2参照。)。例えば、老人等が車両への乗降を楽に行うために、着座可能な補助座部と、車室内に設けられて補助座部を座席の座部とほぼ同じ高さで座部の乗降口側の側部に隣接する上昇位置と、この上昇位置よりも車室外側でかつ低い下降位置との間で移動可能に支持する昇降機構備えた装置(特許文献3参照。)。等が提案されている。
特許第3395067号公報 特開2001−322482号公報 特開2005−145281号公報
しかしながら、上記従来の装置は、当初から介護者専用車両等に装備されるものであったり、一般車両に装備する場合であっても車両の大幅な改造を要する場合が多く、汎用性の乏しく、機構が複雑でコストが嵩み、操作においても熟練を要するという種々の問題があった。また、車室内に車椅子ごと載せる場合は、車椅子専用のスペースを必要とするため、車椅子が乗らない通常時には、そのスペースが乗員できないデッドスペースとなる不利益があった。本考案は上記のような従来技術の課題に鑑み、装備性に優れ、構成が簡単で低コストで製作でき、且つ操作も容易に行なうことができるばかりでなく、車両を大幅に改造することなく、また車椅子専用の特段のスペースを車内に設けることなく使用できる汎用性の高い車両用乗降補助装置を提供することを目的とする。
そこで本考案の車両用乗降補助装置は、車両の乗降口に面する座席又は荷台に着脱自在に取付けられるフック部を有するボールネジ式の昇降機構と、該昇降機構に略水平に取付けられた座部とからなることを第1の特徴し、また、昇降機構のボールネジシャフトが、その上端部及び下端部のピッチが密にされた不等ピッチであることを第2の特徴とする。さらに、フック部が、昇降機構の駆動モーター用の導電端子を兼ねていることを第3の特徴とする。
本考案によれば、以下の優れた効果がある。
(1)構造が簡単で、低コストで製作でき、且つ一般車両への装備性に優れている。
(2)装置本体を着脱自在にしたので、汎用性に優れ、車室内にデッドスペースが生じることもない。
(3)昇降機構に、不等ピッチネジシャフトを用いたことにより、座部の上がり初めと上り切りあるいは下がり初め目と下がり切りの際に昇降速度が減速でき、乗座者に対して昇降動作開始時の急激なショックを与えることなく安全に作動させることができる。
(4)フック部に導電端子としての機能を付加し、フック部の係止時には通電し、フック部取り外し時には通電しない電源回路を構成することで、車両用乗降補助装置の不使用時あるいは係止が不十分な状態における不測の駆動を防止することができる。
(5)座部とスライドベースとの連結部にロック機構を設けたので、荷重超過による乗座者の墜落や装置の破損を防止できる。
以下、本考案の実施の形態を図1乃至図5を参照しながら詳細に説明する。
図1は本考案に係る車両用乗降補助装置を車両に装備した状態の一実施例を示す斜視図、図2は昇降機構を示す正面図、図3本考案に係る車両乗降補助装置の側面図、図4は取付ブラケットの斜視図、図5は本考案装置の他の実施例を示す斜視図である。
図1乃至図4に示すように、本考案の車両用乗降補助装置は、概略、車両Cの乗降口Caに面する座席Sに固着された取付ブラケット1と、この取付ブラケット1に着脱自在に取付けられる一対の球状フック部6,6を有する昇降機構2と、この昇降機構2に略水平取付けられた座部3とから構成されている。
ここで、昇降機構2は、上ステム2cと下ステム2dとの上下間に立設された一対の支柱2a,2aとを組み合わせて略矩形の枠体とし、これら支柱2a,2aの横方向略中央部にベアリングホルダー7を介してネジシャフト4を挿通させ、下ステム2dの下方に取付けられた駆動モーター5でもってネジシャフト4を回動できるようにされている。
さらに、ネジシャフト4には、ボールネジナット8によって螺着されると共に、座部3が固定されるスライドベース2bが取付けられ、ネジシャフトの回動に追随して昇降動できるようにされている。ここで、スライドベース2bの軌道としてのネジシャフト4は、その上端部4a及び下端部4cが、ネジシャフトの中間部4bよりもネジのピッチが密に形成された不等ピッチネジシャフトとされており、座部3の上がり初めと上り切りあるいは下がり初め目と下がり切りの際に昇降速度が減速できるようにされている。これにより、乗座者に対して昇降動作開始時の急激なショックを与えることなく安全に作動させることができる。
ブラケット1は、座席Sあるいはその近傍の剛性の高い車体部位にボルト止め等により強固に固着される必要がある。ブラケット1には一対のフック部6が挿入可能な長孔1aが穿設されると共に、車両用乗降補助装置自体を横方向に調節移動できるように、長孔1aに連続して、位置替え用及びフック部係止用の凹溝1bが複数個所形成されている。
また、ブラケット1、上ステム2dと下ステム2C、フック部6及び支柱2aを金属等の導電性材料で作製し、フック部に導電端子としての機能を付加し、フック部の係止時には通電し、フック部取り外し時には通電しない電源回路を構成することで、車両用乗降補助装置の不使用時あるいは係止が不十分な状態における不測の駆動を防止することができ安全性が向上する。尚、本装置で使用する駆動モーター5は、車両に搭載されたバッテリー(DC12V)を電源とするのが好適であるが、例えば、携帯発電器(DC24V)や商用電源(AC100V)で駆動するものであっても勿論良い。
さらに、座部3とスライドベース2bとの連結部には、コイルバネ9によって下方に付勢されたロック爪10を有するロック機構11が設けられ、積載重量をオーバーすると、ロック爪10が係合して、座部の移動が停止できるようにされており、荷重超過による乗座者の墜落や装置の破損を防止できる。
尚、本考案に係る車両用乗降補助装置は、上記実施例に限定されることなく種々の応用変形が可能であり、例えば、図 に示すように、座部3を貨物載置プレート12に変更し、ブラケット1を車両の荷台Tに固定して着脱可能な貨物用リフトとしても使用できる。また、ブラケット1は必ずしも必要ではなく、例えば、車両の座席Sに係止用ベルトや紐等を取付けて、フック部を鉤状として掛止したり、トラックの荷台Tと倒伏したフレームとの間隙に掛止するようにしても良い。
本考案に係る車両用乗降補助装置を車両に装備した状態の一実施例を示す斜視図である。 昇降機構を示す正面図である。 本考案に係る車両用乗降補助装置の側面図である。 取付ブラケットの斜視図である。 本考案装置の他の実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1 取付ブラケット
2 昇降機構
2a 支柱
2b スライドベース
2c 上ステム
2d 下ステム
3 座部
4 ネジシャフト
4a ネジシャフトの上端部
4b ネジシャフトの中間部
4c ネジシャフトの下端部
5 駆動モーター
6 フック部
7 ベアリングホルダー
8 ボールネジナット
9 コイルバネ
10 ロック爪
11 ロック機構
12 貨物載置プレート
C 車両
Ca 乗降口
S 座席
T 荷台

Claims (3)

  1. 車両の乗降口に面する座席又は荷台に着脱自在に取付けられるフック部を有するボールネジ式の昇降機構と、該昇降機構に対して略水平に取付けられた座部とからなることを特徴とする車両用乗降補助装置。
  2. 昇降機構のボールネジシャフトが、その上端部及び下端部のピッチが中間部のピッチより密にされた不等ピッチであることを特徴とする請求項1記載の車両用乗降補助装置。
  3. フック部が、昇降機構の駆動モーター用の導電端子を兼ねていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用乗降補助装置。
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