JP3141287B2 - 洗浄方法 - Google Patents
洗浄方法Info
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- JP3141287B2 JP3141287B2 JP10274576A JP27457698A JP3141287B2 JP 3141287 B2 JP3141287 B2 JP 3141287B2 JP 10274576 A JP10274576 A JP 10274576A JP 27457698 A JP27457698 A JP 27457698A JP 3141287 B2 JP3141287 B2 JP 3141287B2
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- Japan
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- detergent
- pretreatment agent
- cloth
- suction
- cleaning
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オフィス空間を仕切
るための間仕切り(パーテーション)、室内の壁などを
被覆する布の洗浄方法に関する。
るための間仕切り(パーテーション)、室内の壁などを
被覆する布の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床面または床に敷設した絨毯の洗
浄は、洗浄水を床面または絨毯に噴射しながら、回転ブ
ラシ装置のブラシの回転による機械的なアジテーション
で行っている。
浄は、洗浄水を床面または絨毯に噴射しながら、回転ブ
ラシ装置のブラシの回転による機械的なアジテーション
で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転ブラシ
装置による機械的なアジテーションによる洗浄による
と、布や織物を毛羽だてたり、品質を劣化させるという
欠点がある。
装置による機械的なアジテーションによる洗浄による
と、布や織物を毛羽だてたり、品質を劣化させるという
欠点がある。
【0004】また、絨毯や寝具などの洗浄手段として
は、洗剤を散布した後、洗浄水を散布しながら、残留洗
剤と汚れ成分とを吸引除去する手段が提案されている
(実開昭56−116950号参照)。この種物品は耐
水性があり、また、噴射した水が裏面まで通過すること
が出来るので、多量の洗浄水を布に噴射しながら吸引す
ると、いわゆる濯ぎ作用を行なわせることができる。こ
の濯ぎ作用によって、残留洗剤や汚れ成分を除去してい
るのである。
は、洗剤を散布した後、洗浄水を散布しながら、残留洗
剤と汚れ成分とを吸引除去する手段が提案されている
(実開昭56−116950号参照)。この種物品は耐
水性があり、また、噴射した水が裏面まで通過すること
が出来るので、多量の洗浄水を布に噴射しながら吸引す
ると、いわゆる濯ぎ作用を行なわせることができる。こ
の濯ぎ作用によって、残留洗剤や汚れ成分を除去してい
るのである。
【0005】ところで、この発明の対象とするオフィス
空間を仕切るための間仕切り(パーテーション)は、図
6に示されるように、通常、金属パネル、木製パネル、
樹脂パネルなどのパネル50の表面に薄い布51を接着
剤で貼りつけて構成されている。また、室内の壁の中に
も、金属パネル、木製パネル、樹脂パネルなどのパネル
またはモルタル壁、漆喰壁などの壁面に、装飾、消音な
どの目的で布を接着剤で接着して被覆したものがあり、
これらもこの発明の対象となる。
空間を仕切るための間仕切り(パーテーション)は、図
6に示されるように、通常、金属パネル、木製パネル、
樹脂パネルなどのパネル50の表面に薄い布51を接着
剤で貼りつけて構成されている。また、室内の壁の中に
も、金属パネル、木製パネル、樹脂パネルなどのパネル
またはモルタル壁、漆喰壁などの壁面に、装飾、消音な
どの目的で布を接着剤で接着して被覆したものがあり、
これらもこの発明の対象となる。
【0006】すなわち、この発明では、これらの間仕切
りまたは室内の壁に被覆した布、総括的な表現としては
「剛性材からなる立面基体を被覆する布を」を対象とし
た洗浄方法に関するものである。
りまたは室内の壁に被覆した布、総括的な表現としては
「剛性材からなる立面基体を被覆する布を」を対象とし
た洗浄方法に関するものである。
【0007】上記実開昭56−116950号記載の洗
浄方法は、洗剤による洗浄後、水洗を行っているので、
この方法を「剛性材からなる立体基体を被覆する布」に
適用した場合には、これらの布は、立体基体に直接接着
剤によって接着されているので、多量の水を用いた洗
浄、または水洗を行うと布が立面基体から剥がれてしま
うという問題がある。さらに、これらの布は剛性材の立
面基体に接着剤で貼り付けられているので、水で洗浄す
る時に、水が布を貫通できず、十分な濯ぎ作用を期待す
ることはできない。
浄方法は、洗剤による洗浄後、水洗を行っているので、
この方法を「剛性材からなる立体基体を被覆する布」に
適用した場合には、これらの布は、立体基体に直接接着
剤によって接着されているので、多量の水を用いた洗
浄、または水洗を行うと布が立面基体から剥がれてしま
うという問題がある。さらに、これらの布は剛性材の立
面基体に接着剤で貼り付けられているので、水で洗浄す
る時に、水が布を貫通できず、十分な濯ぎ作用を期待す
ることはできない。
【0008】また、間仕切りや壁などの布には、人の手
が接触することが多いので、布に手垢や油脂類が付着
し、布の表面には油膜が形成されている。この油膜は、
通常の洗剤、たとえば中性洗剤で洗浄してもなかなか除
去できない。完全に油膜が除去できない状態で、乾燥す
ると、油の皮膜が拡散して不規則な凹凸状の輪郭を持っ
たいわゆる輪ジミができる。この輪ジミは間仕切り等の
美感を害し、ユーザからのクレームの原因となる。
が接触することが多いので、布に手垢や油脂類が付着
し、布の表面には油膜が形成されている。この油膜は、
通常の洗剤、たとえば中性洗剤で洗浄してもなかなか除
去できない。完全に油膜が除去できない状態で、乾燥す
ると、油の皮膜が拡散して不規則な凹凸状の輪郭を持っ
たいわゆる輪ジミができる。この輪ジミは間仕切り等の
美感を害し、ユーザからのクレームの原因となる。
【0009】この発明では、間仕切り、壁などの剛性材
からなる立体基面を被覆する布の洗浄を、布面を劣化さ
せることなく、しかも、高い洗浄効果で行うことができ
る洗浄方法を提供することを第1の目的とする。この発
明では、間仕切り、壁などの剛性材からなる立体基面を
被覆する布の洗浄を、布の上に油膜が形成されていて
も、その油膜を破壊して仕上がりが綺麗でしかも、効率
よく行うことができる洗浄方法を提供することを第2の
目的とする。
からなる立体基面を被覆する布の洗浄を、布面を劣化さ
せることなく、しかも、高い洗浄効果で行うことができ
る洗浄方法を提供することを第1の目的とする。この発
明では、間仕切り、壁などの剛性材からなる立体基面を
被覆する布の洗浄を、布の上に油膜が形成されていて
も、その油膜を破壊して仕上がりが綺麗でしかも、効率
よく行うことができる洗浄方法を提供することを第2の
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の洗浄方法は、剛性材からなる立面基体を
被覆する布に対して油膜破壊作用を有する溶剤を含む前
処理剤水溶液を散布した後、上記前処理剤水溶液を散布
した布に洗剤水溶液を散布しながら該布に浸透した前処
理剤および洗剤を汚れ成分とともに吸引除去することを
特徴とする。
に、この発明の洗浄方法は、剛性材からなる立面基体を
被覆する布に対して油膜破壊作用を有する溶剤を含む前
処理剤水溶液を散布した後、上記前処理剤水溶液を散布
した布に洗剤水溶液を散布しながら該布に浸透した前処
理剤および洗剤を汚れ成分とともに吸引除去することを
特徴とする。
【0011】この前処理剤としては、油膜を破壊する溶
剤、好ましくは有機溶剤を含む水溶液が用いられる。例
えば、米国プロフェショナル ケミカル社製のS711
(主成分は2−ブトキシエタノール水溶液)が好ましく
使用される。このような前処理剤を使用することによっ
て、布に付着した油膜を破壊し、次工程の洗剤が布内に
浸透する作用を促進して洗剤による洗浄効果を高めるこ
とができる。
剤、好ましくは有機溶剤を含む水溶液が用いられる。例
えば、米国プロフェショナル ケミカル社製のS711
(主成分は2−ブトキシエタノール水溶液)が好ましく
使用される。このような前処理剤を使用することによっ
て、布に付着した油膜を破壊し、次工程の洗剤が布内に
浸透する作用を促進して洗剤による洗浄効果を高めるこ
とができる。
【0012】上記洗剤としては、通常の水性洗剤、好ま
しくは中性の界面活性剤よりなる洗剤が用いられる。ま
た、洗剤水溶液に光沢剤を添加すれば、洗浄による布面
の光沢の低下を補うことができる。光沢剤としては、例
えば、米国プロフェショナル ケミカル社製のB162
(主成分は弱酸性燐酸ナトリウム)が好ましく使用され
る。
しくは中性の界面活性剤よりなる洗剤が用いられる。ま
た、洗剤水溶液に光沢剤を添加すれば、洗浄による布面
の光沢の低下を補うことができる。光沢剤としては、例
えば、米国プロフェショナル ケミカル社製のB162
(主成分は弱酸性燐酸ナトリウム)が好ましく使用され
る。
【0013】さらに、洗剤水溶液にアルカリ剤を添加す
れば、洗浄効果を一層向上することができる。アルカリ
剤としては、例えば、米国プロフェショナル ケミカル
社製のB145(主成分はアルカリ性の燐酸塩)が好ま
しく使用される。
れば、洗浄効果を一層向上することができる。アルカリ
剤としては、例えば、米国プロフェショナル ケミカル
社製のB145(主成分はアルカリ性の燐酸塩)が好ま
しく使用される。
【0014】
【実施例】次に、この発明に使用される装置の一例を説
明する。この発明に使用される装置は、図1に示される
前処理剤散布装置と図4に示される洗剤噴射・吸引装置
から構成されている。
明する。この発明に使用される装置は、図1に示される
前処理剤散布装置と図4に示される洗剤噴射・吸引装置
から構成されている。
【0015】図1は前処理剤散布装置の縦断面図であ
る。図2は前処理剤噴射ノズルの正面図である。図3は
前処理剤噴射ノズルによる散布状態を示す図である。図
1に示すように、前処理剤散布装置1は、前処理剤タン
ク2と、前処理剤タンク2の上部に付設されたポンプ室
3と、ポンプ室3にホース4を介して接続されたグリッ
プ5と、グリップ5に設けられた前処理剤噴射ノズル6
とを備えている。
る。図2は前処理剤噴射ノズルの正面図である。図3は
前処理剤噴射ノズルによる散布状態を示す図である。図
1に示すように、前処理剤散布装置1は、前処理剤タン
ク2と、前処理剤タンク2の上部に付設されたポンプ室
3と、ポンプ室3にホース4を介して接続されたグリッ
プ5と、グリップ5に設けられた前処理剤噴射ノズル6
とを備えている。
【0016】ポンプ室3には、前処理剤タンク2内の前
処理剤を圧送する前処理剤ポンプ7と、その駆動用のモ
ータ8とが内蔵されている。ポンプ室3は、前処理剤タ
ンク2から分離可能で、分離した状態で前処理剤タンク
2に前処理剤を注入する。9は前処理剤散布装置1の移
動輪である。
処理剤を圧送する前処理剤ポンプ7と、その駆動用のモ
ータ8とが内蔵されている。ポンプ室3は、前処理剤タ
ンク2から分離可能で、分離した状態で前処理剤タンク
2に前処理剤を注入する。9は前処理剤散布装置1の移
動輪である。
【0017】図2に示すように、前処理剤噴射ノズル6
の噴射口10は縦にスリット状に形成されている。その
ため、図3に示すように、前処理剤は縦方向に幅広い線
状に散布される。そして、前処理剤噴射ノズル6を図3
の矢印Aに示すように摺動しながら前処理剤を噴射すれ
ば、一度に幅広い面積に前処理剤を散布することができ
る。この前処理剤で布面の油膜を破壊すれば、次工程の
洗剤による洗浄効果を向上することができる。
の噴射口10は縦にスリット状に形成されている。その
ため、図3に示すように、前処理剤は縦方向に幅広い線
状に散布される。そして、前処理剤噴射ノズル6を図3
の矢印Aに示すように摺動しながら前処理剤を噴射すれ
ば、一度に幅広い面積に前処理剤を散布することができ
る。この前処理剤で布面の油膜を破壊すれば、次工程の
洗剤による洗浄効果を向上することができる。
【0018】図4は洗剤噴射・吸引装置の縦断面図であ
る。図5は洗剤噴射ノズルと吸引ノズルの正面図であ
る。図4に示すように、洗剤噴射・吸引装置11は、収
納ケース12と、収納ケース12に内蔵された洗剤圧送
部13と、洗剤圧送部13に可撓性ホース14を介して
接続されたグリップ部15に設けられた洗剤噴射ノズル
16と、収納ケース12に内蔵された吸引負圧部17
と、吸引負圧部17に可撓性ホース18を介して接続さ
れたグリップ部15に設けられた吸引ノズル19とを備
えている。
る。図5は洗剤噴射ノズルと吸引ノズルの正面図であ
る。図4に示すように、洗剤噴射・吸引装置11は、収
納ケース12と、収納ケース12に内蔵された洗剤圧送
部13と、洗剤圧送部13に可撓性ホース14を介して
接続されたグリップ部15に設けられた洗剤噴射ノズル
16と、収納ケース12に内蔵された吸引負圧部17
と、吸引負圧部17に可撓性ホース18を介して接続さ
れたグリップ部15に設けられた吸引ノズル19とを備
えている。
【0019】このようにグリップ部15には、洗剤噴射
ノズル16および吸引ノズル19が設けられ、洗剤噴射
ノズル16および吸引ノズル19は、可撓性ホース14
および18を介してそれぞれ洗剤圧送部13および吸引
負圧部17に接続されているので、作業者がこのグリッ
プ部15を手で持って立体基体を被覆する布の表面に洗
剤を噴射し、吸引除去する動作を容易に行うことができ
る。また、グリップ部15には、洗剤の噴射のオン、オ
フおよび噴射量の制御を行うためのレバー20が設けら
れているので、作業者は、グリップ部15を手で握った
ままでレバー20を操作して洗剤の噴射のオン、オフお
よび噴射量の制御を行うことができる。
ノズル16および吸引ノズル19が設けられ、洗剤噴射
ノズル16および吸引ノズル19は、可撓性ホース14
および18を介してそれぞれ洗剤圧送部13および吸引
負圧部17に接続されているので、作業者がこのグリッ
プ部15を手で持って立体基体を被覆する布の表面に洗
剤を噴射し、吸引除去する動作を容易に行うことができ
る。また、グリップ部15には、洗剤の噴射のオン、オ
フおよび噴射量の制御を行うためのレバー20が設けら
れているので、作業者は、グリップ部15を手で握った
ままでレバー20を操作して洗剤の噴射のオン、オフお
よび噴射量の制御を行うことができる。
【0020】洗剤圧送部13には、界面活性剤等の洗剤
を収容する洗剤タンク21と、洗剤タンク21の中の洗
剤を圧送する洗剤ポンプ22と、洗剤ポンプ22の駆動
用のモータ23とを備えている。なお。29は、洗剤噴
射・吸引装置11の移動輪である。
を収容する洗剤タンク21と、洗剤タンク21の中の洗
剤を圧送する洗剤ポンプ22と、洗剤ポンプ22の駆動
用のモータ23とを備えている。なお。29は、洗剤噴
射・吸引装置11の移動輪である。
【0021】図5に示すように、洗剤噴射ノズル16の
噴射口24は、横にスリット状に形成されている。した
がって、噴射された洗剤は横に幅広い線状に散布され
る。
噴射口24は、横にスリット状に形成されている。した
がって、噴射された洗剤は横に幅広い線状に散布され
る。
【0022】吸引負圧部17には、ダスト収納部25
と、高速回転羽根などを備えた吸引ポンプ26と、吸引
ポンプ26の駆動用のモータ27とを備えている。図5
に示すように、吸引ノズル19の吸引口28は横にスリ
ット状に構成されている。
と、高速回転羽根などを備えた吸引ポンプ26と、吸引
ポンプ26の駆動用のモータ27とを備えている。図5
に示すように、吸引ノズル19の吸引口28は横にスリ
ット状に構成されている。
【0023】したがって、図4に示すように、すでに前
処理剤が散布された間仕切り30の表面に吸引ノズル1
9の吸引口28を当て、C方向に摺動させながら、レバ
−20をB方向に引くと、噴射口24から洗剤が散布さ
れる。散布された洗剤は前処理剤や汚れ成分とともに、
吸引口28によって吸引され、吸引ノズル18を経てダ
スト収納部25に回収される。
処理剤が散布された間仕切り30の表面に吸引ノズル1
9の吸引口28を当て、C方向に摺動させながら、レバ
−20をB方向に引くと、噴射口24から洗剤が散布さ
れる。散布された洗剤は前処理剤や汚れ成分とともに、
吸引口28によって吸引され、吸引ノズル18を経てダ
スト収納部25に回収される。
【0024】次に、前処理剤噴射装置1および洗剤噴射
・吸引装置11を用いた立体基体を被覆する布の洗浄方
法を説明する。
・吸引装置11を用いた立体基体を被覆する布の洗浄方
法を説明する。
【0025】(1)間仕切り30の布の汚れ状態を目視
によって観察する。 (2)織物の型、色落ちの試験を行う。その試験結果か
ら、洗剤の配合率、使用する添加剤(光沢剤、アルカリ
剤等)の種類と配合量を決定する。 (3)汚れの強い部分には、前処理剤を前処理剤散布装
置1によって散布する。
によって観察する。 (2)織物の型、色落ちの試験を行う。その試験結果か
ら、洗剤の配合率、使用する添加剤(光沢剤、アルカリ
剤等)の種類と配合量を決定する。 (3)汚れの強い部分には、前処理剤を前処理剤散布装
置1によって散布する。
【0026】(4)洗剤噴射・吸引装置11によって、
布の全面にわたって洗剤を噴射して、布を洗浄する。こ
の際、作業者は汚れに応じてレバー20を操作して洗剤
の噴射量を制御する。吸引負圧部17は作業中オンされ
た状態になっているので、常に吸引ノズルから残留洗
剤、前処理剤、汚れ成分を吸引する。
布の全面にわたって洗剤を噴射して、布を洗浄する。こ
の際、作業者は汚れに応じてレバー20を操作して洗剤
の噴射量を制御する。吸引負圧部17は作業中オンされ
た状態になっているので、常に吸引ノズルから残留洗
剤、前処理剤、汚れ成分を吸引する。
【0027】特に落ちにくいシミがある場合には、適宜
の溶解剤によるシミ抜きを併用してもよい。また、機械
的な強いアジテーションに至らないような、手による軽
いブラシングなどの清掃手段をこの発明の洗浄方法に併
用することも可能である。
の溶解剤によるシミ抜きを併用してもよい。また、機械
的な強いアジテーションに至らないような、手による軽
いブラシングなどの清掃手段をこの発明の洗浄方法に併
用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】(1)洗剤による洗浄に先立って、前処
理剤によって、布の表面の油膜を破壊するので、布に対
する洗剤の浸透性が高くなり、洗浄効果を向上すること
ができる。また、前処理剤の使用によって油膜の除去が
完全に行われるので、乾燥後、輪ジミの発生がなくな
る。
理剤によって、布の表面の油膜を破壊するので、布に対
する洗剤の浸透性が高くなり、洗浄効果を向上すること
ができる。また、前処理剤の使用によって油膜の除去が
完全に行われるので、乾燥後、輪ジミの発生がなくな
る。
【0029】(2)洗剤による洗浄の直後、吸引ノズル
で、残留洗剤、全処理剤、汚れ成分を吸引除去し、しか
も、水洗工程を特に行わないので、立面基体の表面の布
に過剰の水分を与えることがなくなり、布が立面基体か
ら剥がれることを防止することができる。
で、残留洗剤、全処理剤、汚れ成分を吸引除去し、しか
も、水洗工程を特に行わないので、立面基体の表面の布
に過剰の水分を与えることがなくなり、布が立面基体か
ら剥がれることを防止することができる。
【0030】(3)回転ブラシ等による強力なアジテー
ションを使用しないので、布の傷みや毛羽立ちがなくな
る。 (4)洗剤に光沢剤を添加することにより、洗浄による
布の光沢の低減を防止することができる。
ションを使用しないので、布の傷みや毛羽立ちがなくな
る。 (4)洗剤に光沢剤を添加することにより、洗浄による
布の光沢の低減を防止することができる。
【0031】(5)洗剤にアルカリ剤を添加することに
より、洗剤による洗浄効果を一層高めることができる。 (6)前処理剤の噴射、洗剤の噴射、吸引を特殊な装置
を用いて行うことにより、立面基体の表面の布の洗浄を
効率的にしかも容易に行うことができる。
より、洗剤による洗浄効果を一層高めることができる。 (6)前処理剤の噴射、洗剤の噴射、吸引を特殊な装置
を用いて行うことにより、立面基体の表面の布の洗浄を
効率的にしかも容易に行うことができる。
【図1】この発明で使用する前処理剤散布装置の縦断面
図
図
【図2】図1の装置の前処理剤噴射ノズルの正面図
【図3】前処理剤噴射ノズルによる前処理剤散布の状態
を示す説明図
を示す説明図
【図4】この発明で使用する洗剤噴射・吸引装置の縦断
面図
面図
【図5】洗剤噴射ノズルと吸引ノズルの正面図
【図6】間仕切りの断面図
1 前処理剤散布装置 6 前処理剤噴射ノズル 7 前処理剤ポンプ 11 洗剤噴射・吸引装置 15 洗剤噴射ノズル・吸引ノズル付きグリップ 16 洗剤噴射ノズル 19 吸引ノズル 22 洗剤ポンプ 26 吸引ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/00 - 3/14 A47L 7/00,11/38 C11D 7/50
Claims (3)
- 【請求項1】 剛性材からなる立面基体を被覆する布に
対して油膜破壊作用を有する溶剤を含む前処理剤水溶液
を散布した後、上記前処理剤水溶液を散布した布に洗剤
水溶液を散布しながら該布に浸透した前処理剤および洗
剤を汚れ成分とともに吸引除去することを特徴とする洗
浄方法。 - 【請求項2】 前記洗剤水溶液に光沢剤を添加すること
を特徴とする請求項1記載の洗浄方法。 - 【請求項3】 前記洗剤水溶液にアルカリ剤を添加する
ことを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10274576A JP3141287B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10274576A JP3141287B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 洗浄方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33796291A Division JP2917075B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11165137A JPH11165137A (ja) | 1999-06-22 |
JP3141287B2 true JP3141287B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=17543677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10274576A Expired - Lifetime JP3141287B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141287B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4898397B2 (ja) * | 2006-11-21 | 2012-03-14 | 株式会社Accurate | 排水管内清掃装置及び排水管内清掃方法 |
JP2014046284A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Hitachi Koki Co Ltd | 洗浄機 |
JP7515097B2 (ja) * | 2019-10-25 | 2024-07-12 | アイリスオーヤマ株式会社 | 清掃装置 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10274576A patent/JP3141287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11165137A (ja) | 1999-06-22 |
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