JP2002000530A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2002000530A JP2000219830A JP2000219830A JP2002000530A JP 2002000530 A JP2002000530 A JP 2002000530A JP 2000219830 A JP2000219830 A JP 2000219830A JP 2000219830 A JP2000219830 A JP 2000219830A JP 2002000530 A JP2002000530 A JP 2002000530A
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washing
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Hidetoshi Kutsuwa
秀利 久津輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液の供給と回収吸引を単独に、または連
続に、または同時に行い、壁面等を擦りながら清掃を行
う構造が簡素で操作の容易な洗浄装置を提供する。 【解決手段】 家庭や事務所等に適用される洗浄装置で
あって、壁面等に直接接触しながら清掃する保水性のあ
る洗浄体(1)を取り付ける受け部材(3)に洗浄液を
供給管路(4)を通して供給するとともに、清掃過程で
汚れを含んだ空気混合の洗浄液を廃水として回収管路
(11)を通して吸引回収し、洗浄処理装置(13)で
空気と液体を分離することを、手元スイッチ(12)操
作で簡単に行える構成とし上記の課題を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭や事務所等の壁
面等に使用される洗浄装置に関わり、さらに詳しくは、
清掃状態のときに洗浄液を供給し壁面等を常に湿潤状態
になるようにして洗浄するとともに、洗浄後汚れを含む
洗浄液を回収するように構成した洗浄装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】家庭で使われる壁面、天井や床面、例え
ば塩化ビニール製のクロス等の一般的な清掃装置とし
て、電気掃除機はあるが、これは乾燥した床面等の汚れ
を取り除くものであり、塩化ビニール製のクロスに限ら
ず絨毯等を掃除するものとして周知である。
【0003】又水を供給してこびりついた汚れを取り除
くものとして、モップ等に一定の洗浄剤や水を供給しな
がら清掃を行うものも昔から知られている。さらに、雑
巾を水に浸し床面等を手で拭き取る昔ながらの方法もよ
く行われているところであるが、いずれも直接壁面等に
接触する部分を湿めらせてから洗剤等で擦る等の手の動
作で汚れを取り除いている。その後水で洗剤と汚れを濯
ぎ取る作業を何回も繰り返し行っている。
【0004】又業務用として、洗浄液を高圧で噴射さ
せ、この噴射で取り除かれた汚れを吸引するものや、清
掃動作を自動化し、人間の入りにくい悪環境の場所等を
ロボット等で作業を行うものが提案されている。例え
ば、特開平9−481は建造物の高所位置の外壁面を清
掃するものであり、回転ブラシを有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来種々の
装置が提案されているが、湿潤状態を保ち、かつ給水し
た後同時に洗浄後の汚れ水を吸引できるもので家庭用等
のものはない。即ち壁面、天井や床面等を清掃するもの
で、簡素な構成で狭い空間を手軽に移動運搬ができ、壁
面等を湿潤状態を保ちながら自動的に汚れを取り除き吸
引清掃する掃除機はない。
【0006】一般の周知の電気掃除機は狭い空隙のごみ
も除去できるが、あくまでも乾燥状態にある面を対象と
するものであって、こびりついた汚れまで湿らせて吸引
清掃のできるものではない。又モップ等の柄に洗浄溜め
を設け少量ずつモップに浸みこませて擦りながらこびり
ついた汚れを取り除くものは、汚れをモップに付着させ
たまま清掃を続けるので、ときどきモップを水に浸しモ
ップに付いた汚れを取り除かねばならず、作業時間を要
して非能率である。
【0007】従って、従来のモップでの清掃は、その場
で汚れを強制的に吸い上げ、モップの状態を常に洗浄さ
れた状態にするものではない。又、モップ等に洗浄液を
適量滴下させ清掃を行う方法は、モップで汚れの大半を
ふき取るとはいえ洗浄液は壁面等に一部は残留する。こ
のように従来の手作業による作業は、汚れを落とすため
に多くの時間を要していた。さらに、濯ぎ仕上げも入念
にやらねばならず、人によって清掃状態は異なり、清掃
結果が一定しない欠点もあった。なおも、濯ぎ効果が不
十分であると、洗剤が残って被洗浄体に変色等をもたら
し悪影響を及ぼすおそれもあった。
【0008】業務用のものは自動化され、場合によって
は、無人化されているものもある。しかし、大きな壁面
や床面等を清掃する場合には能率も上がるが、前述のよ
うに、洗浄液を高圧噴射させ吸引するものは、噴射後水
を散らさないようにするため、噴射と同時に吸引するよ
うになっており、結果的に清掃箇所は部分的になってし
まう。又高圧噴射の上、洗浄具で壁面等をたえず擦り移
動し、また絨毯等に対しては一部を真空状態で持ち上げ
ることになるので、被洗浄体である壁面や床面を傷つけ
てしまうおそれがある。特に表面が凹凸状の塩化ビニー
ル製のクロスは柔らかいので、清掃によってめくれてし
まうおそれがある。従って、家庭等の壁面や狭い空間の
壁面等には適していない。
【0009】業務用としては、構造的にブラシを回転さ
せながら清掃を行うものが大半であるが、この方法のも
のは清掃のためある程度以上(ブラシの径寸法以上)の
清掃面積が必要である。従って両側に壁のある細長い清
掃面に対しては不向きである。家庭用とするには容量が
大きく、重量もあり構造も大きく、又経済的にも高価に
なり適用できるものではなかった。このように家庭の電
気掃除機のように手軽に持ち運びができ、給水と同時に
吸引のできる洗浄装置は提案されていない。
【0010】本発明は、このような技術背景にもとづい
てなされたものであり、十分な水で湿潤状態を保たせ、
構造が小形で手持ち移動ができ、しかも簡素で経済的な
構成にした洗浄装置の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗浄装置は、家庭や事務所等の壁面及び床
面等の被洗浄体を洗浄するものであって、この被洗浄体
に接触し汚れを擦り取るため設けられ保水性を有する洗
浄部材と、この洗浄部材に洗浄液を供給しかつ前記洗浄
部材に供給された洗浄液を汚れとともに廃水として回収
吸引するために設けられ前記洗浄部材と結合するプレー
トと、このプレートに洗浄液を供給するために設けられ
た供給管路と、前記プレートに洗浄後の廃水を回収吸引
するために設けられた回収管路と、前記供給管路に洗浄
液を供給し且つ前記回収管路からの空気混合液を廃水液
を液体と空気に分離するための洗浄処理装置とを設けた
ことを特徴としている。
【0012】また、前記洗浄部材は起毛布またはスポン
ジであることを特徴としている。
【0013】さらに、前記プレートの洗浄液の供給部は
複数の小穴またはスリットを有するものであることを特
徴としている。
【0014】さらに、前記洗浄部材に洗浄液を供給する
ための指令、廃水を吸引回収するための指令および洗浄
液の供給量を変更するための指令を出す操作部材を設け
たことを特徴としている。
【0015】さらに、前記洗浄処理装置は前記廃水液を
液体と空気に分離する装置であることを特徴としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の洗浄装置の洗浄
具(洗浄体)を使用して清掃する構成全体を示した図
で、Aが洗浄対象の壁面である。この壁面Aに本発明の
洗浄装置の洗浄具が接触し清掃状態を構成する。
【0017】前記洗浄具(1,2,3)は水を含む布部
と受け部から構成されている。この洗浄具には2つの管
路が接続している。1つは洗浄液を供給するためのもの
であり(4)、他の1つは洗浄後の廃液を吸引回収する
ためのものである(11)。この2つの管路の先に供給
と吸引回収を電気的処理で自動的に行う装置(13)が
設けられている。この装置は洗浄液を供給するための供
給部分と(14)、吸引された洗浄液を液体と空気に分
離する部分と(15)、分離された液体を貯留する部分
(17)から成り立っている。
【0018】さらにこの装置を詳述すると、洗浄液は給
液タンク14に所定量貯水されており、ポンプ16によ
り清掃開始と同時に一定量の洗浄液を連続して洗浄具
1,2,3に前記供給管路4を介して供給する。この給
水タンクは、洗剤用であってもよく、濯ぎ水用であって
もよい。一方、吸引された汚れを含む洗浄液は分離器1
5で液体と空気に分離される。洗浄後の濯ぎ作業は、濯
ぎ水を供給して行われ、濯ぎ後は濯ぎ水の供給を止めて
空気のみ吸引する。この結果壁面等に水分を残さずに清
掃することができる。
【0019】図2は洗浄具の詳細を示した断面図であ
り、図3はその平面図である。1は起毛布(洗浄部材)
でありモップやブラシ等の柔らかいもので、直接壁等の
被洗浄体に接触し清掃する部材である。2は保水布であ
り、起毛布1を洗浄液で湿らし保水する役目をもつ。供
給された洗浄液は毛細管現象により保水布2及び起毛布
1全面にわたって湿みわたる。この洗浄液は水、石鹸水
又は洗浄剤を入れた水等のものである。
【0020】洗浄液の供給方法として、洗剤の含まれた
洗浄液を先に供給して泡立てた状態で洗浄した後、次の
濯ぎ行程で濯ぎ水を供給する方法と、予めハンドの噴霧
具(スプレー)等で洗剤を吹き付けておいてから起毛布
1を湿潤状態にし揉み洗い後、濯ぎ水を供給する方法が
あるが、どちらの方法を採用してもよい。
【0021】また、起毛布1と保水布2の両方の機能を
もつものであれば、これら起毛布1と保水布2とは一体
のものであってもよい。また、これら起毛布1と保水布
2に替わってスポンジであってもよい。起毛布1と保水
布2は清掃中も一定時間湿潤状態を保持できるようにな
っている。十分な湿潤状態にあることは、相手壁面等を
十分湿らせて汚れを取りやすくする。又、洗浄液を保水
したまま清掃で擦りつけても外部に水が漏れないように
なっている。この保水布2はプレート3(受け部材)に
保持されている。
【0022】前記起毛布1は交換可能になっており、保
水布2またはプレート3に挟み留めるようにしており、
手で簡単に取り付け取り外しができるようになってい
る。例えば、マジックテープ(登録商標)で取り付け取
り外しができる構成にしてもよく、図4に示すように、
薄板または針金またはプラスチック等の留め具19のば
ね効果で起毛布1を前記プレート3に挟み留めるように
してもよい。
【0023】前記プレート3は前記保水布2を保持する
とともに、供給される洗浄液及び吸引された前記汚水さ
れた洗浄液即ち廃液の受け部材の役目を果たす。洗浄液
は供給管路4を通り前記プレート3に供給される。この
供給管路4はフレキシブルになっており、屈曲自在であ
る。
【0024】また、前記プレート3に対してはワンタッ
チカップラー20により取り付け取り外し自在の構成に
なっている。前記プレート3には給水のため洗浄液用に
導水溝5が設けられ、パッキン6によりこのプレート3
と前記保水布2との間に密封された空間を形成してい
る。このパッキン6は仕切のために使用しているもので
あり、通常ゴム輪状のものであるが、プレート3に仕切
壁を設けてもよい。この導水溝5の管路側に給水の入り
口に相当する給水穴7が設けられ、前記供給管路4から
この給水穴7を通してプレート3に洗浄液が供給され
る。
【0025】前記導水溝5の反対側の保水布2側に複数
の小穴8が設けられている。この小穴8はプレート幅に
よって数や大きさが変わるが、洗浄液が幅全体に行き渡
るように配置される。この小穴8を通して洗浄液は保水
布2に供給される。実施例では小穴としているが、スリ
ットであってもよい。
【0026】他方、前記プレート3の給水穴7の洗浄方
向の後側には、洗浄された後の汚水を吸引回収するため
の集水溝10が設けられ、この集水溝10はパッキン6
により、前述同様プレート3と前記保水布2との間は、
密封された空間部を形成している。このプレート3に
は、前記集水溝10の管路側には汚れを含む洗浄液を吸
引するための吸引穴21が設けられている。保水布2側
には、前記集水溝10に連通して細長の集水スリット9
が設けられている。洗浄後の汚れを含む洗浄液は、前記
集水スリット9を通して集水溝10に回収され、前記吸
引穴21を介して回収管路11に導かれる。
【0027】前記集水スリット9の形状は、前記プレー
ト3の幅に応じて又洗浄する部分に対応して細長いもの
であったり、丸形状であったり、種々の形状を構成す
る。この集水スリット9は種々の汚物を吸引できる形状
になっている。壁等の清掃の際、保水布2に供給された
洗浄液によって、洗浄具を保水状態で擦り動作をさせ汚
れをとる。この動作は手で行い壁面等のどの位置に対し
ても清掃が自由に行える。
【0028】このように、洗浄具で揉み洗いを行うの
で、高圧で洗浄液を噴出させ強制的に汚れをとるような
ことは必要ない。又、洗浄具を被清掃体の構成に合わせ
種々の形状にすることは可能である。例えば、隅や両側
に仕切があるような狭い場所等には細長い形状のもの、
又、こびり付いてなかなかとれないごみを考慮して、洗
浄具の先端に固形の擦り具を設けたものであってもよ
い。これらの洗浄具は他の洗浄具と交換可能に取り付け
取り外し自在となっている。
【0029】図5は狭い場所に適用できる実施例を示し
た図で、壁等の角部の清掃を行う場合に有効である。洗
浄具の形状を変え先端部を尖らせたものである。先端部
の角度は90度以内にしてある。この洗浄具の受け部材
の形状にそって前述同様に起毛布またはスポンジ等を取
り付ければよい。この洗浄具であれば隅部や細長く幅の
狭い部分であっても清掃は容易に行える。
【0030】一方、同時に汚れた洗浄液の吸引回収が可
能であるので、前記供給された洗浄液は、洗浄後前記小
穴8から起毛布1および保水布2に浸み込みながら、吸
引力で集水スリット9の方へ吸い寄せられる。この集水
スリット9に吸い寄せられた廃水は、空気とともに吸引
され前記集水溝10を介して回収管路11を通り後述す
る分離器15の方へ導かれる。この回収管路11は、前
記プレート3へ取り付ける部分は固形状であるが、分離
器へ導かれる部分は、前記供給管路4同様フレキシブル
になっており、屈曲自在である。
【0031】又、この回収管路11は前記プレート3に
対しては前記供給管路4同様カップリング22により取
り付け取り外し自在の構成になっている。このように洗
浄液は連続して供給されるものの、清掃しながらあるい
は洗浄された後、汚れを含んだ洗浄液を直ちに回収でき
る構成になっているので、清掃後汚れを含んだ洗浄液は
壁面等に残らないようになっている。
【0032】また、この給水、廃水回収の開閉動作のた
めのスイッチ12(操作部材)が、回収管路11に設け
られている。このスイッチ12はオンにすると、自動的
に給水または吸引回収を行うようにセットされている。
このスイッチ12は洗浄液の供給量の調整もできるよう
になっている。供給量が多すぎると、起毛布1から洗浄
液が漏れて壁面等を水浸しにするおそれがあり、又少な
いと洗浄効果が薄れ適切な清掃ができないおそれがある
ためである。
【0033】このことを防ぐため、このスイッチ12の
設定操作で最も適切な量が供給できるようになってい
る。この設定量は起毛布1の形状、大きさ等によって異
なり、起毛布1を交換したときに再設定すればよい。こ
の供給量の調整は微調整も可能であるが、段階的に選択
切り換える方法であってもよい。
【0034】電源は一般家庭のコンセントからとれるよ
うになっており、ソケットをコンセント部分に差込めば
すぐ稼働可能である。また、長いコードを準備しておけ
ば、電源から離れた場所であっても使用することができ
る。実施例では、このスイッチ12にコンセントを設け
て外部からのコードを接続できるようになっているが、
洗浄装置がコードを内蔵し巻き取り収納するものであっ
てもよい。
【0035】コードの処理等は一般の公知の家庭用電気
掃除機と同様の構成が可能である。また、この洗浄装置
を電池で駆動できるものにすれば、洗浄装置をさらに小
形でコンパクトな装置にすることができ、室内外を問わ
ずどの位置の場合にも対応できる。このスイッチ部分は
回収管路11に取り付けているが、実施例に限定される
ものではない。
【0036】前記回収管路11の固定部は柄として使用
できるが、前記プレート3に別に柄を設けると、壁等に
身体を寄せて清掃作業ができる。柄をにぎり形状にする
ことにより、左官で使用されるコテと同様な感覚で扱う
ことができる。また、先端にはこびりついたごみを引っ
掻くための突起部を設けてもよい。さらに、スイッチ1
2をにぎり部の根元近傍に設ければ扱い易い構成が可能
である。このスイッチ12はプレート3に付けてもよ
く、洗浄処理装置13に付けてもよい。
【0037】このスイッチ部分は防水式になっており、
水が飛散するような悪環境であっても作動可能である。
清掃は前述のとおり、柔らかい起毛布で擦るので壁等を
痛め傷つけるようなことはない。一方前述した図1の説
明を詳述すると、洗浄処理装置13は、清掃のために供
給される洗浄液または濯ぎ水の給液タンク14と、洗浄
後の汚れのある吸引回収された洗浄液を空気と液体を分
離する分離器15を備えている。
【0038】洗浄液の供給は、ポンプ16により行われ
ている。前記分離器15は廃水とともに吸引される空気
を分離し、その空気は大気中に放出される。空気と分離
された液体は貯留タンク17に貯留され、一定量溜まっ
たところで廃棄する。分離されるこの液体は、実施例で
は廃棄するようにしたが、さらに濾過し汚物を取り除く
ようにすれば、残った液体の再利用が可能である。
【0039】長時間連続して清掃を行う場合、水や洗剤
の補充に不便な場合、また業務用で長時間使用するよう
な場合に再利用方法は有効であるが、経済的にコスト高
になるのが難点である。家庭的には、量が少ないので実
施例のように廃棄した方が経済的には安価である。本発
明においてはどちらの方法を採用しでもよい。前記分離
器15は一般に販売されているフィルターに類するもの
でよい。メインテナンスを考慮していつでも交換が可能
なものとしている。また、この洗浄処理装置13は下部
にキャスター18が付いており、手押しで移動可能であ
る。
【0040】濯ぐ前に洗剤を吹き付けるものとして、洗
浄具に伸縮自在の洗浄用タンクを設け、清掃作業の際手
でこのタンクを押すことにより清掃箇所にタンクの押し
出し口から洗剤を適量を絞り出して使用する方法もあ
る。次に洗浄方法の例を説明する。
【0041】先ず第1の洗浄方法は、清掃に際して洗剤
をハンドの噴霧具(スプレー)で壁等に吹き付ける。洗
浄具に洗浄処理装置の給液タンクから供給管路を通して
水を供給し湿潤状態にしてから手元スイッチをオンに
し、前述の洗剤の吹き付けられた壁等を揉み洗いする。
続いて水を供給して濯ぎ、同時にこの汚れた洗浄液を廃
水として吸引回収し、回収管路11を通して洗浄処理装
置13の分離器15に導く。分離器へ導かれた廃水は、
液体と空気に分離される。分離された空気は大気中に放
出され、液体は貯留タンクに貯留される。この液体は一
定量溜まったところで廃棄処分される。
【0042】第2の方法は、洗浄処理装置に洗剤のタン
クを設け、先ずこのタンクから洗浄具に洗浄液を供給
し、洗浄具で揉み洗いした後前述同様濯ぎ水を供給して
洗浄する方法である。以上本発明の実施例について説明
してきたが、本発明の具体的構成はこの実施例に限定さ
れるものではない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄装置
は洗浄液を供給するのみでなく、湿潤状態を保ちながら
汚れを含んだ洗浄液を同時に吸引回収するようにしたの
で、壁等のこびり着いた汚れを簡単に取り除くことがで
きる上、壁面等に洗浄液が残ってしまうようなことはな
くなった。
【0044】また、柔らかい洗浄具を壁面等に接触させ
揉みながら清掃を行うので、壁面等を傷めるおそれはな
くなった。構成も周知の使い慣れた電気掃除機と同様に
なり、手持ちのスイッチ操作で室内のどの部分も簡単に
清掃することができる。洗浄具は簡素な構造とし、交換
ができるようにしたので、清掃する場所によって洗浄具
を交換して使用すれば、清掃作業が能率的となる。ま
た、構成が簡素なことから非常に経済的になり、家庭用
として求めやすい装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置全体を示す構成図
【図2】洗浄具の実施例を示す断面図
【図3】洗浄具の実施例を示す平面図
【図4】プレートに対する起毛布の取り付けを示した断
面図
【図5】洗浄具の他の実施例を示す平面図
【符号の説明】
A、壁面(被洗浄体) 1、起毛布 2、保水布 3 プレート(受け部材) 4、供給管路 5、導水溝 6、パッキン 7、給水穴 8、小穴 9、集水スリット 10、集水溝 11、回収管路 12、スイッチ(操作部材) 13、洗浄処理装置 14、給液タンク 15、分離器 16、ポンプ 17、貯留タンク 18、キャスター 19、留め具 20、ワンタッチカップラー 21、吸引穴 22、カップリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47L 13/22 A47L 13/22 // A47L 7/00 7/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家庭や事務所等の壁面、天井及び床面等
    の被洗浄体を洗浄するものであって、 この被洗浄体に接触し汚れを擦り取るため設けられ保水
    性を有する洗浄部材と、 この洗浄部材に洗浄液を供給しかつ前記洗浄部材に供給
    された洗浄液を汚れとともに空気混合の廃水として吸引
    するために設けられ前記洗浄部材と結合する受け部材
    と、 この受け部材に洗浄液を供給するために設けられた供給
    管路と、 前記受け部材に洗浄後の空気混合液としての廃水を吸引
    回収するために設けられた回収管路と、 前記供給管路に洗浄液を供給し且つ前記回収管路からの
    空気混合液である廃水液を分離処理するために設けられ
    た洗浄処理装置とからなる洗浄装置
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記洗浄部材は交換可能で起毛状の布またはスポンジで
    あることを特徴とする洗浄装置
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記受け部材は洗浄液を前記洗浄部材に供給するための
    複数の小穴またはスリットを有するものであることを特
    徴とする洗浄装置
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記洗浄部材に洗浄液を供給するための指令または廃水
    を吸引回収するための指令または洗浄液の供給量を変更
    するための指令を出す操作部材を設けたことを特徴とす
    る洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記洗浄処理装置は前記廃水液を液体と空気に分離する
    装置であることを特徴とする洗浄装置
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