JP3230578B2 - 内装クロス壁面の改装方法 - Google Patents

内装クロス壁面の改装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚れている内装ク
ロス壁面を、ほぼ新品同様に改装し得るようにした内装
クロス壁面の改装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に中古の賃貸マンションやアパート
などを、新しい借主に貸し与える際には、特にタバコの
脂などで汚れている内装クロスは新品に張り替えるか、
汚れている壁面を清掃した後、その上から塗料を何回も
塗布していた。
【0003】又、汚れているクロス壁面を清掃する方法
として、泡状にした洗剤を噴射手段により付着させ、そ
の泡状の洗剤を発泡させて泡にし、この泡に含まれた汚
れを、蒸留水と防カビ水との混合水を噴射させて洗浄
し、壁面の水分をバキュームクリーナなどの除去手段に
より均等に汚れムラなく吸引して除去する洗浄・除去工
程と、汚れを洗浄・除去した壁面に、噴霧手段により蒸
留水と防カビ水との混合水を噴霧する噴霧工程と、前記
噴霧工程により下地を整えた壁面に、染料を吹き付け又
は塗布する塗布工程とからなる内外装壁面の改装方法
が、特開平9−94205号として提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した改
装方法において、前者のクロスの張り替えは汚れたクロ
スを剥がして新しいクロスを張り替える為の作業上の厄
介さが有り、しかも皺にならず、奇麗に張る為には熟練
を要し、更に材料費が嵩み、コスト高となるなどの問題
点があった。そして、張り替える方法では、剥がしたク
ロス生地が産業廃棄物となり、環境汚染の問題を有して
いる。又、後者の汚れた既存のクロスの上から塗料を塗
布する場合は、クロス面の汚れを洗浄しても汚れが完全
に除去されない為に、何度も塗布(重ね塗り)する必要
があった。この場合、クロス生地の凹凸が消えてしま
い、クロス本来の質感が失われた。また、何度も塗布す
る為、塗料の臭いが強烈で不快となるものであった。更
に、多量の塗料が必要となる為コスト高になった。
【0005】そこで、上記したクロス壁面の汚れを洗浄
・除去する方法として前記した特開平9−94205号
公報に記載の発明が提案されているが、この方法は泡状
洗剤で洗浄する為、室内の備品など、水に弱い箇所全て
に養生を施さなければならず、その為に施工に長い時間
を要し、しかも、泡洗浄のための養生と、染色又は塗装
の為の養生の計2回、養生施工が必要であった。従っ
て、作業工数や人件費の増加によりコスト高となり、作
業上の弊害も生じるなどの問題点があった。
【0006】本発明は、上記した従来の技術が有する問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、汚れたクロス壁面を、極めて簡単な作業により、新
品同様に復元することができる改装方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明が講じた技術的手段は、(1)アルコール洗剤を
スチーム化し、そのスチームによる温度とスチーム化し
たアルコール洗剤の噴射により、クロス生地の洗浄と除
菌を同時に行い、更に、壁に付着した汚れを前記アルコ
ールスチーム噴射と同時に吸引するアルコール洗浄・除
菌・除去工程と、(2)洗浄・除菌した内装クロス壁面
に染料を塗布する塗布工程、からなることを特徴とす
る。上記染料の塗布工程は、噴霧機による吹き付け、ロ
ーラによる塗布、或いは刷毛塗り等何れでも良いもので
ある。
【0008】上記アルコール洗剤としては、エタノー
挙げられる。更に、洗浄・除菌・除去工程によって下
地を整えたクロス壁面に染料を塗布する工程において、
該染料に抗菌剤を配合してもよく、その場合は、抗菌・
防カビクロス壁として復元できる。
【0009】上記手段によれば、アルコール洗剤である
ため従来の水溶液または泡を使った洗剤洗浄と比較し
て、消毒効果,消臭効果が非常に高く、汚染物質を容易
に除去でき、更に、そのアルコール洗剤のスチーム化に
よって、そのスチーム温度による効果で汚れの除去効果
が格段に高まる。しかも、アルコール洗剤は揮発性が高
いので、クロス面に対して水分が長く滞在しないから、
クロス内部への水分の浸透もなく、クロスを傷めること
無く洗浄が出来る。更に、アルコール洗剤は中性の為、
クロスを劣化させることが無い。また、クロスの継ぎ目
から下地への水分の浸透も殆ど無く、下地を傷めること
も無いから、洗浄後、クロスが剥がれ易くなることもな
い。そして、従来の洗剤洗浄ではリンス作業が必要であ
ったが、本方法ではその作業が必要ないため、作業時間
(施工時間)を大幅に短縮することが可能となる。因っ
て、汚れを効率よく洗浄除去できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる内装クロス
壁面の改装方法の実施例について説明する。本発明の改
装方法は、汚れている内装クロス壁面に、スチーム状に
したエタノールを噴射し、そのスチームの持つ温度(約
100〜130℃位)と、エタノール等のアルコール洗
剤による洗浄と、アルコールによる除菌,殺菌を、汚れ
たクロス面に同時に施す。尚、アルコール洗剤は、クロ
ス壁面の汚れ度合に応じて30〜50%の希釈液を使用
する。更に、クロス面に付着したタバコの脂や各種のシ
ミやゴミなどの汚れを均等にムラなく、アルコールスチ
ーム噴射と同時に吸引する。即ち、アルコール洗剤のス
チームによる洗浄工程と、アルコールによる除菌,殺菌
工程と、汚れを含んだアルコール洗剤のスチームの吸収
除去工程を、同時に行う。
【0011】上記アルコール洗浄・除菌・除去工程を同
時に行うシステムマシーンは、所謂スチーム洗浄機で、
本体機械からフレキシブルホースで延長されたデルタ形
ヘッドの中央部に、スチームが噴射されるノズルが装備
され、ハンドル部の操作レバーを操作することで前記ノ
ズルからスチームが噴射される。この噴射されたアルコ
ール洗剤のスチームがクロス面の汚れに対して作用し、
洗浄と除菌,殺菌を行い、スチームによって浮き上がっ
た汚れをヘッド部より吸引除去するものである。このシ
ステムマシーンの本体は、バキュームポンプと、スチー
ムを作り出す為のヒータと、アルコール洗剤を収容する
タンクから成っている。
【0012】アルコール洗浄・除菌・除去工程を終了し
た後、クロス面の破損部分(破れ、ピンホールなど)を
補修し、その後、染色仕上げの為に、染料が掛からない
よう備品などを養生(ラッピング作業)する。
【0013】染料の塗布工程は、機械による吹き付け塗
布、または手作業によるローラ塗布或いは刷毛塗りな
ど、何れでも良く、クロスの質感を損なうこと無く染色
することが出来る。又、上記塗布工程で使用する染料
は、弾性樹脂染料で、その為クロス表面に塗布した後も
硬化せず、従ってクロスの質感を損なわない。そして、
該染料に抗菌剤を添加することにより、染料自体が取れ
ない限り(クロスを剥がさない限り)抗菌並びに防カビ
効果が持続される。
【0014】上記した内装クロス壁面の改装方法によれ
ば、アルコール洗剤をスチーム化して噴射する為、従来
の洗剤(水溶液)または泡を使った洗剤洗浄と比較し
て、次のような利点がある。 a.消毒効果がある。→室内の大部分を占める壁面の除
菌・殺菌ができる。更に、スチームミストが室内全体に
行き渡る為、室内全体を除菌することが出来る。 b.消臭効果がある。→室内のクロス面にこびり付いた
臭いの除去ができる。 c.アルコール洗剤であるため汚染物質を容易に除去で
きる。 d.更に、そのアルコール洗剤をスチーム化することに
よって、温度による効果で汚れを洗浄除去する効果が格
段に高まる。 e.アルコール洗剤は揮発性が高いので、クロス面に対
して水分が長く滞在しないから、クロス内部への水分の
浸透も無く、クロスを傷めること無く洗浄が出来る。 f.アルコール洗剤は中性の為、クロスを劣化させるこ
とが無い。(クロスはアルカリでも酸性でも劣化す
る。) g.クロスの継ぎ目から下地への水分の浸透も殆ど無
く、下地を傷めることも無いから、洗浄後もクロスが剥
がれ易くなるということもない。 h.従来の洗剤による洗浄ではリンス作業が必要であっ
たが、その作業が必要ないため、作業時間を大幅に短縮
できる。 以上の結果、クロスの洗浄、並びに染色の為の下地を整
える作業時間が大幅に短縮できた。そして、本発明の洗
浄改装方法を、従来のクロス洗浄方法と対比して表現す
ると、従来のクロス洗浄は家庭の洗濯機でスーツを洗っ
ていたのに対し、本発明のアルコールスチーム洗浄はド
ライクリーニングでスーツを洗うもので、生地に対して
優しく、生地の風合いを損なうこと無く洗浄することが
出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明の内装クロス壁面の改装方法は請
求項1乃至3記載の方法により、汚れていた既存の内装
クロス壁面は、新品に張り替えること無く、そして熟練
者の作業を要すること無く、作業上の煩わしい手間を掛
けずに、極めて簡単な作業により、迅速にして確実に新
品同様に復元が可能になる。又、アルコール洗剤のスチ
ーム化による洗浄である為、クロス壁面の凹凸が消える
こと無く、クロス生地の風合いを損ねること無く、奇麗
に仕上ることが出来る。そして、作業要員は従来法(泡
洗浄)に比べると、約1/2の削減が可能となる。因っ
て、作業効率は大幅に向上し、且つコストも大幅に低減
できる改装方法を提供できる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚れている内装クロス面を洗浄改装する
    方法であって、 (1)アルコール洗剤をスチーム化し、そのスチームに
    よる温度とスチーム化したアルコール洗剤の噴射によ
    り、クロス生地の洗浄と除菌を同時に行い、更に、壁に
    付着した汚れを前記アルコールスチーム噴射と同時に吸
    引するアルコール洗浄・除菌・除去工程と、 (2)洗浄・除菌した内装クロス壁面に染料を塗布する
    塗布工程、 からなることを特徴とする内装クロス壁面の改装方法。
  2. 【請求項2】 上記アルコール洗剤が、エタノールであ
    る請求項1記載の内装クロス壁面の改装方法。
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