JP3140875B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3140875B2
JP3140875B2 JP404993A JP404993A JP3140875B2 JP 3140875 B2 JP3140875 B2 JP 3140875B2 JP 404993 A JP404993 A JP 404993A JP 404993 A JP404993 A JP 404993A JP 3140875 B2 JP3140875 B2 JP 3140875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク供給手段を有す
る記録装置に関するものである。本発明は、また、ワー
ドプロセッサなどのデータを記録する装置に関するもの
のうち特に印字バッファ等の記録データ用メモリとタイ
マ付きのものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタやファクシミリ、ワープ
ロ等の記録装置は画像情報に基づいて記録ヘッドを駆動
することにより、記録シートに画像を記録する装置であ
り、その記録方法としては記録ヘッドを発熱させて感熱
紙やインクリボンに熱反応を起こさせる熱転写方式もあ
るが液状のインクを紙上に“吹きつける”方式が多い。
このなかには記録中にインクの残量が少ないときには正
常に記録が行われないものや、インクが無くなり画像情
報をすべて記録しきれないものがある。
【0003】また印字装置には複数の印字方法を持って
いるものがあり、いわゆるファインとドラフトのように
通常印字と通常印字に比べてインク使用量の少ない印字
方法の2種類の印字方法を持っている装置がある。
【0004】また、その記録方法としては入力データを
入力と同時に直接記録用信号に変換しその都度ヘッドを
駆動し記録を行うものもあるが、入力データを一度デー
タのメモリ手段に格納しておき、記録動作時にそれまで
に入力されたデータをメモリ手段より読み出し記録をま
とめて行うものが多い。高級な記録装置ではこのデータ
メモリ手段のメモリ容量は大きく、よって一度に記録可
能なデータ量も多い。またフロッピーディスクなどのメ
モリ手段も使われる。一方、最近のファクシミリやワー
プロにはリアルタイムクロック等の時計や計時手段を持
ち合わせた装置が多く、時刻表示やアラーム機能などに
使われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにインクを使
用する記録装置で前記のような2種類の印字方法を持つ
ものにおいてインクの残量が少なく、通常印字が正常に
行うことが出来ないときには操作者自らの操作により印
字方式をインク使用量の少ない印字方式に変更しなけれ
ばいけないものがあり、手間が掛るとともに時間の無駄
であり、また操作者が切り替えを忘れると装置本来の性
能が発揮出来ないことがあった。
【0006】また、上記入力データ用メモリ手段を有
し、記録を一括して行う記録装置においてメモリ容量が
大きく、一度に記録可能なデータ量も多い上記従来装置
において、データ量の多い記録を行う際、例えば記録紙
数十ページにわたるテキストなどを印字するときなど、
また記録動作の遅い装置では記録に時間が掛る。記録結
果を得たい操作者は記録動作が全て終了するまで装置の
前で待たなければならず、時間の無駄である。
【0007】このように、記録において操作者に強いら
れる時間の無駄をなくすことが望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に従う
本発明は、記録シートに記録を行うための記録手段と、
前記記録手段にインクを供給するためのインク供給手段
とを有し、記録データに基づき記録を行うに際して第1
の記録方法と前記第1の記録方法に比べてインク使用量
の少ない第2の記録方法の2種類の記録方法のいずれか
を選択して記録が可能な記録装置であって、前記インク
供給手段内のインク残量を認識するためのインク残量認
識手段と、前記インク供給手段のインク残量に応じて前
記2種類の記録方法を双方向に自動的に切り替えること
が可能な切り替え手段とを備え、前記記録データの記録
に際して前記第1の記録方法が選択されている場合、前
記インク供給手段のインク残量が所定量未満であること
を前記インク残量認識手段によるインク残量認識動作の
実行中に前記インク残量認識手段が認識したことに応じ
て、前記切り替え手段により前記選択されている第1の
記録方法が前記第2の記録方法に自動的に切り替えら
れ、前記記録データの記録に際して前記第2の記録方法
が選択されている場合、前記インク供給手段にインクが
再充填されたことを前記インク残量認識手段によるイン
ク残量認識動作の実行中に前記インク残量認識手段が認
識したことに応じて、前記切り替え手段により前記選択
されている第2の記録方法が前記第1の記録方法に自動
的に切り替えられることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【作用】本発明によれば、記録動作時に前記インク供給
手段のインク残量を前記インク残量検出手段により認識
し、インク残量があらかじめ決められた特定の量よりも
少ない時は自動的に通常記録に比べてインク使用量の少
ない記録方法を選択し記録を行い、インクの使用量を減
らす。操作者が記録方式の切り替え操作を行う必要をな
くし、また切り替え操作の忘れによる記録性能の低下を
防ぐ。
【0011】また、本発明によれば記録動作開始時に記
録全データの記録終了予定時間を表示画面上に表示する
ことによって装置の使用者に記録終了時間を知らしめる
ことを可能にする。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されないこと
は勿論である。
【0013】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
に従う記録装置であるプリンタシステムを表わす。図1
中、11は記録動作の制御を行うCPU、12は制御プ
ログラムが格納されているメモリ手段であるROM、1
3は制御用データを格納するメモリ手段であるRAM、
14は入出力ポート、15はプリンタの各駆動用モータ
用ドライブ回路(プリンタドライバ)、16は記録用ヘ
ッドを含むプリンタ本体である。17はインク供給手段
であるインクタンクであり18はインク残量検出手段で
ある。
【0014】図2はプリンタ本体を示す斜視図であり、
21は記録ヘッド、22はガイドレールである。図2に
おいて、記録ヘッド21はガイドレール22に沿って矢
印aの方向に往復運動し、それに同期して記録ヘッドが
駆動することによって記録が行なわれる。本実施例では
記録信号に応じてエネルギーを印加することによりイン
ク吐出口からインクを吐出するインクジェット記録方式
の記録ヘッドを用いており、特にインクジェット記録方
式の中でもインクを吐出させるために利用するエネルギ
ーとして熱エネルギーを発生する手段を備え、この熱エ
ネルギーによってインクの状態変化を生起させるものを
用いている。本実施例のプリンタでは、記録方式にファ
インモードとドラフトモードの2方式をもっている。こ
の2方式の違いを図3に示す。図3中、(A)はファイ
ンモード、(B)はドラフトモードを示す。ファインモ
ードではある記録内容について発生させる記録信号が多
く、吐出されるインクの量も多く記録品質が良いがドラ
フトモードでは、発生される記録信号がファインモード
時の1/2の量であり、よって吐出されるインクの量も
1/2となる。
【0015】図4はインクタンク並びにインク残量検出
手段の詳細図を示す。図4中、17はインクタンクであ
り、タンクの高さ方向に5等分したところに左右それぞ
れガラスの小窓171〜174が配置されている。イン
クの残量がそれぞれ小窓171〜174の高さまで到達
していないときには小窓171〜174を通してタンク
の反対側が見えるようになっているが、インクが到達し
ているときはインクで小窓171〜174がふさがり、
タンクの反対側は見えない。
【0016】図4中、18はインク残量検出手段である
フォトセンサとLED回路である。181のLED回路
の4つのLEDはそれぞれ前記171〜174の小窓の
部分に配置されている。182〜185のフォトセンサ
も同様にタンク17のLEDが配置された反対側の小窓
にそれぞれ配置されている。LEDの点灯状態でインク
の残量がそれぞれ小窓の高さまで到達していないときに
はLEDの輝度が小窓を通してフォトセンサ182〜1
85に到達するため、フォトセンサ182〜185中の
フォトトランジスタがオン状態になる様になっている。
それぞれのフォトトランジスタ182〜185のオン/
オフ状態がインク残量検出器の結果出力信号線186〜
189にあらわれる様になっている。結果出力信号線1
86〜189の論理とインクタンク内のインク残量の関
係を図5に示す。図5中、Hはインク残量が小窓の高さ
まで達していない状態を論理highとして表わし、L
はインク残量が小窓の高さに達した状態を論理lowと
して表わす。
【0017】上記の構成のプリンタにおいてまずインク
タンク17にはインクがタンクに100%満たされてい
る状態で本実施例を説明する。プリンタシステムの電源
を投入するとCPU11はプリンタドライバ15を制御
し、プリンタ本体16の初期化を行う。その後インク残
量検出手段のLED181を点灯状態にし、検出された
インクタンク17のインクの量を読み取る。ここでイン
クタンク17は100%インクで満たされているため小
窓171〜174はすベてインクでふさがっている。よ
ってLEDの輝度はタンク反対側に配置されているフォ
トセンサのいずれにも到達せず、検出器の出力4信号1
86〜189すべてに論理lowが出力され、CPU1
1に入力される。CPU11はインクの残量を100%
と判断し、記録モードをファインモードに設定する。入
出力ポート14を介して記録用データが入力されるとC
PU11はデータに応じたファインモード用記録信号を
発生し、ドライブ回路15に駆動用信号を送り記録が行
われる。インク残量が75%時にはインクタンク17の
小窓171がインクでふさがらないためLED181の
輝度によりフォトセンサ182内のフォトトランジスタ
がオン状態となり検出手段の出力4信号中186のみh
ighとなる。
【0018】CPU11は一定時間周期ごとにインク残
量検出手段の残量情報を読み取り、インクのある特定量
を境に、(本実施例では20%)記録モードをファイン
モードからドラフトモードへ切り替えていく。
【0019】記録動作が続けられ、インクタンク17の
インク残量が減っていき20%未満になると残量検出手
段18の出力4信号はすべてhighとなりCPUはイ
ンク残量が20%を割ったことを認識する。CPUは記
録モードをファインモードからインク使用量の少ないド
ラフトモードへ自動的に切り替え、入力データに応じた
ドラフトモード用記録信号を発生し記録を続け、インク
残量減少時に対応する。
【0020】(実施例2)図6は本発明の第2の実施例
に従う記録装置であるプリンタをもっとも良く表す図で
ある。図6中、11はシステムの制御を行うCPU、1
2は制御プログラムが格納されているメモリ手段である
ROM、13は制御用データを格納するメモリ手段であ
るRAMであり、電源オフ時にも内容保持がされるよう
に図示しない電池によりバックアップされている。14
は入出力ポート、15はプリンタの各駆動用モータ用ド
ライブ回路(プリンタドライバ)、16は記録用ヘッド
を含むプリンタ本体であり、前記実施例1と同様の方式
のものである。CPUの制御により前記ファインモード
記録とドラフトモード記録を行うことが可能である。1
7はインク供給手段であるインクタンクであり、110
はCPU内部の一機能としての記録用入力データの数を
数えるカウンタ手段である。
【0021】図7は記録用入力データ数カウンタ110
の動きを示すフローチャートである。入力ポート14A
より2バイト1キャラクタの記録用データが送られてく
るとCPU11は記録用信号を発生すると同時にデータ
の内容にかかわらず1キャラクタのデータ入力ごとにカ
ウンタの値をカウントアップさせる。データ入力が一定
時間行われなかったときには記録動作が一時中断された
と見なしカウンタの内容をRAM13へ格納する。電源
投入時にはRAM13に格納されたカウンタ値がカウン
タにロードされる。インクタンク17内のインクが再充
填されるとカウンタ110はクリアされる様になってい
る。
【0022】インクタンク17内のインク残量が100
%の状態で電源投入をするとCPU11はカウンタの値
がクリアされていることを読み取り、記録モードをファ
インモードに設定する。記録動作を開始するとカウンタ
110は入力キャラクタ数をカウントしはじめる。CP
U11は一定時間ごとにカウンタの値を読み取る。記録
動作が継続され、インク残量が減少するとともにカウン
タ値は増加していく。カウンタ値がある一定量を越えた
ことをCPU11が読み取る、すなわち、ある一定量の
記録が行われ、インク残量がある一定量を割ったことを
CPU11が認識するとCPU11は記録モードをファ
インからドラフトモードに自動的に切り替え、1キャラ
クタ当たりのインク使用量を減らし記録動作を継続させ
る。
【0023】(実施例3)図8は本発明の第3の実施例
に従う記録装置であるワードプロセッサを表すブロック
図である。図8中、11はシステム制御を行うCPU、
12は制御プログラムが格納されているメモリ手段であ
るROM、13Aは制御用データを格納するためのメモ
リ手段である第1のRAM、13Bは通称印字バッファ
と呼ばれる、記録用テキストデータを格納するためのメ
モリ手段である第2のRAM、14は入出力ポート、1
5はプリンタの各駆動用モータ用ドライブ回路(プリン
タドライバ)、16は記録用ヘッドを含むプリンタ本体
である。19は表示装置であるところのLCDモジュー
ル、20は記録用データ(以後印字用データと呼ぶ)を
入力するためのキーボードである。110は印字用デー
タバイト数を計測する手段であるカウンタであり、本実
施例ではCPU11内部に配置されている。111は時
間の計測、計算が可能であるタイマ手段であるところの
リアルタイムクロック(以後RTCと呼ぶ。)である。
また、112は記録用テキストデータを格納するための
外部記録手段であるフロッピーディスクドライブであ
る。
【0024】図9はワードプロセッサ本体を示す図であ
る。
【0025】プリンタ本体は図2に示す構成と同じであ
り21の記録ヘッドはガイドレール22に沿って矢印a
の方向に往復運動し、それに同期して記録ヘッドが駆動
することによって記録が行なわれる。本実施例では記録
信号に応じてエネルギーを印加することによりインク吐
出口からインクを吐出するインクジェット記録方式の記
録ヘッドを用いており、特にインクジェット記録方式の
中でもインクを吐出させるために利用するエネルギーと
して熱エネルギーを発生する手段を備え、この熱エネル
ギーによってインクの状態変化を生起させるものを用い
ている。
【0026】図10は図8の制御用プログラムが格納さ
れているROM12内にプログラムとともに格納されて
いる対応一覧テーブル121である。この対応テーブル
121は、図8の印字用データ用の第2のRAM13B
に格納されるデータのバイト数と同量のデータを図8中
16のプリンタ16で記録した場合の記録所要時間と対
応させたものである。
【0027】上記の構成のワードプロセッサにおいて電
源が投入されるとCPU11は所定のイニシャル動作を
行い、現在の時刻を入力する様にLCD19上に表示を
行う。操作者がキーボード20による現在の時刻を入力
するとそのデータはRTCに時刻データの初期値として
格納されRTCは時間の計時を始める。現時刻のデータ
は常時LCD19の右下隅に表示され使用者は現在の時
刻を知ることができる。図8では、例えば8:30と表
示されている。その後システムは印字データ入力状態
(以後文字入力状態と呼ぶ)になる。
【0028】操作者はキーボード20による所定の入力
動作を行うことによって印字用テキストデータを作成し
ていく。キーボード20によるデータの入力が1バイト
行われ、CPU11がROM12内の制御プログラムに
よる制御で前記データを印字用データと判断すると、前
記プログラムによる制御でデータを13Bの印字用デー
タ第2のRAM13Bに格納すると同時にCPU11内
のカウンタ110を1カウントインクリメントさせる。
これにより、カウンタ110のカウンタ値は常時その時
点での入力テキストの印字用データのバイト量を示すこ
とになる。このカウンタ値は記録用テキストデータを外
部記憶手段であるフロッピーディスク112に格納する
ときはテキストデータとともに記録され、フロッピーデ
ィスク112より、テキストを呼び出す際はカウンタに
セットされる。
【0029】操作者による文字入力動作が完了し、作成
したテキストの印字を行なう時は所定のキーボード20
による入力を行なうことにより、システムは印字モード
に入る。印字モードに入ると、先ずCPU11はカウン
タ110のカウンタ値で示されるテキストデータバイト
数を記録するための所要時間データを対応一覧テーブル
121を参照することにより、探す。次に、CPU11
はRTC111で計時されている現在の時刻データに前
記所要時間データを足すことにより印字を行なうテキス
トの印字動作完了時刻を計算する。その後、その印字動
作完了時刻をLCDモジュール19に表示し、操作者に
知らしめ、実際の印字動作、すなわち印字用データの展
開、印字用ドライバ駆動用信号の出力、紙送りなどによ
る印字が行なわれる。図11はLCD19の画面に表示
される印字動作完了時刻表示の一例である。
【0030】フロッピーディスク112に格納されてい
るテキストファイル複数個の記録動作を一度に行なう場
合は当然のことながら、各テキストデータの記録所要時
間の合計がCPU11により計算され、合計所要時間が
表示される。
【0031】以上の動作により、本実施例の装置におい
て操作者がテキストの印字動作を行う際、装置が印字動
作に入る前に印字動作終了予定時間が表示画面上に示さ
れる。
【0032】(実施例4)図12は本発明の第4の実施
例に従う記録装置であるワードプロセッサをもっとも良
く表す図であり主要構成要素は実施例3と同じである。
本実施例ではカウンタ110はテキスト中の入力データ
ライン数をカウントする為に使う。
【0033】上記の構成のワードプロセッサにおいて電
源が投入されるとCPU11は所定のイニシャル動作を
行い、現在の時刻を入力する様にLCD19上に表示を
行う。操作者がキーボード20による現在の時刻を入力
するとそのデータはRTC111に時刻データの初期値
として格納されRTC111は時間の計時を始める。現
時刻のデータは常時LCD19の右下隅に表示され使用
者は現在の時刻を知ることができる。その後システムは
印字データ入力状態(以後文字入力状態と呼ぶ)にな
る。操作者はキーボード20による所定の入力動作を行
うことによって印字用テキストデータを作成していく。
新規テキストデータ作成時にはカウンタ110はリセッ
トされる。キーボードによるデータの入力が1バイト行
われ、CPU11がROM12内の制御プログラムによ
る制御で前記データを印字用データと判断すると、前記
プログラムによる制御でデータを印字用の第2のデータ
RAM13Bに格納する。1ラインのデータ入力が終了
すると、ライン数カウンタ110が1ライン分インクリ
メントされる。その後、次ラインの文字入力状態にな
る。これにより、カウンタ110の値はつねにその時点
での入力済ライン数を示すことになる。実施例3と同様
このカウンタ値は記録用テキストデータを外部記憶手段
であるフロッピーディスク112に格納するときはテキ
ストデータとともに記録され、フロッピーディスク11
2より、テキストを呼び出す際はカウンタ110にセッ
トされる。
【0034】操作者による文字入力動作が完了し、作成
したテキストの印字を行なう時は所定のキーボード20
による入力を行なうことにより、システムは印字モード
に入る。印字モードに入ると、先ずCPU11はカウン
タ110のカウンタ値で示されるテキストライン数を記
録するための所要時間データを対応一覧テーブル121
を参照することにより、探す。次に、CPU11はRT
C111で計時されている現在の時刻データに前記所要
時間データを足すことにより印字を行なうテキストの印
字動作完了時刻を計算する。その後、その印字動作完了
時刻をLCDモジュール19に表示し、操作者に知らし
め、実際の印字動作、すなわち印字用データの展開、印
字用ドライバ駆動用信号の出力、紙送りなどによる印字
が行なわれる。本実施例により、1ラインの印字所要時
間が1ラインに含まれる印字データ数に依存しない印字
装置においては実施例3と比べてより正確なテキスト印
字所要時間を得ることができる。
【0035】(実施例5)図13は本発明の第5の実施
例に従う記録装置であるプリンタを表すブロック図であ
る。このプリンタはホストコンピュータとインターフェ
ースケーブルによって接続され、送られてくる記録用テ
キストデータの記録動作を行うものである。図中11は
システム制御を行うCPU、12は制御プログラムが格
納されているメモリ手段であるROM、13Aは制御用
データを格納するためのメモリ手段である第1のRA
M、13Bは通称印字バッファと呼ばれる、記録用テキ
ストデータを格納するためのメモリ手段である第2のR
AM、14は入出力ポート、15はプリンタの各駆動用
モータ用ドライブ回路(プリンタドライバ)、16は記
録用ヘッドを含むプリンタ本体である。19は現在の動
作状態や、使用者に各種メッセージを知らせる表示装置
であるところのLCDモジュール、79は給/排紙、印
字など動作モードを指定する操作ボタンである。30は
ホストコンピュータ、111は時間の計測、計算が可能
であるタイマ手段であるところのリアルタイムクロック
(以後RTCと呼ぶ。)、113はホストコンピュータ
30から入出力ポート14を介して送られてきたデータ
が制御データか記録用テキストデータかを判定するデコ
ーダ部、114は記録用データ量情報を格納するレジス
タであり、本実施例ではCPU11内部に配置されてい
る。115はホストコンピュータ等の外部機器から制御
データ、記録用データなど入力データを受け取る外部イ
ンターフェース部である。
【0036】なおプリンタの記録機構については実施例
3,4と同様のものであるため、ここでは説明を省略す
る。
【0037】上記の構成のプリンタにおいて電源が投入
されるとCPU11は所定のイニシャル動作を行い、現
在の時刻を入力する様にLCD上に表示を行う。操作者
が操作ボタン23により現在の時刻を入力するとそのデ
ータはRTC111に時刻データの初期値として格納さ
れRTC111は時間の計時を始める。以後、時刻デー
タは電源未投入時も図示しないバックアップ電池により
保持される。RTC111の現時刻のデータは常時LC
D19の右下隅に表示され使用者は現在の時刻を知るこ
とができる。
【0038】ホストコンピュータ30によって作成され
たテキストをインターフェースケーブル24にて接続さ
れた本実施例のプリンタで記録させる場合、まず使用者
はプリンタの操作ボタン23でプリンタを記録用データ
待ち状態にする。記録用データ待ち状態に入ると表示器
19にそのことをメッセージとして表示するとともにホ
ストコンピュータ30からのデータを待つ。次に、ホス
トコンピュータ30においてテキストの記録モードを選
択し、データ出力機器として該当するプリンタ種類を選
択し記録実行命令を入力すると、CPU11はROM1
2内のプログラムによりテキストデータを本プリンタ用
の記録用データに変換する。この際、テキストデータの
先頭に制御データとして、テキストの1ライン中の記録
データ数、テキスト1ページ中の合計ライン数、テキス
ト全体の合計ページ数を内容とした記録用データ量情報
を付記する。この制御データはプリンタのデコーダ部1
13で制御データとして判断される様予め決められたデ
ータ形式になっている。以上の変換・データ付記処理が
終了しプリンタ記録用データが作成された後、本プリン
タが接続されている出力ポートから上記データの出力を
行う。
【0039】記録用データ待ち状態のプリンタにケーブ
ル24を介して記録用データが送られてくると、プリン
タの入力ポート14Aからデコーダ部113のレジスタ
114に順次セットされる。データはROM12内のプ
ログラムをCPU11が実行することによってデータ形
式により記録用テキストデータか制御用データかの判断
がなされ、データの種類によって制御用データRAM1
3Aか印字バッファ13Bの該当アドレスに格納され
る。この処理は、ホストコンピュータ30からのデータ
転送が完了するまで行われる。印字バッファ13Bの容
量が一杯になるとホストコンピュータ30からのデータ
転送は停止され格納データの記録が終了次第再開され
る。この様にして記録用データ量情報データは制御用デ
ータRAM13Aの所定のアドレス位置に格納される。
【0040】プリンタは記録動作に入ると、先ずCPU
11は制御データ用RAM13Aに納められた、テキス
トの1ライン中の記録データ数、テキスト1ページ中の
合計ライン数、テキスト全体の合計ページ数などの記録
用データ量情報をレジスタ114に読み込み、記録対象
のテキストを記録するための所要時間データを対応一覧
テーブル121を参照することにより決定する。次に、
CPU11はRTC111で計時されている現在の時刻
データに前記所定時間データを足すことにより印字を行
なうテキストの印字動作完了時刻を計算する。その後、
その印字動作完了時刻をLCDモジュール19に表示
し、操作者に知らしめ、実際の印字動作、すなわち印字
用データの展開、印字用ドライバ駆動用信号の出力、紙
送りなどによる印字が行なわれる。以上の動作により、
本実施例の装置において操作者がテキストの印字動作を
行う際、装置が印字動作に入る前に印字動作終了予定時
間が表示画面上に示される。本実施例のプリンタの場
合、プリンタの記録用データ格納用メモリ(印字バッフ
ァ)容量よりもテキストデータの容量が大きい場合でも
印字動作開始前に印字動作完了時刻を使用者に知らせる
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体に記録を行うための記録手段と、前記記録手段
にインクを供給するためのインク供給手段とを有し、記
録データに基づき記録を行なうに際して第1の記録方法
と前記第1の記録方法に比べてインク使用量の少ない第
2の記録方法の2種類の記録方法のいずれかを選択して
記録が可能な記録装置において、前記インク供給手段内
のインク残量を検出する手段を備え、前記インク供給手
段のインク残量に応じて前記2種類の記録方法を自動的
に切り替えることにより、インク残量を気にすることな
く記録動作を行うことができる。また、使用者による切
り替えを必要とせず、切り替え忘れもなく、装置本来の
性能が常に発揮される。
【0042】また、本発明によれば、記録媒体に記録を
行うための記録手段と、時間を計時可能なタイマ手段
と、時間を表示する表示手段と、記録用データ量を計測
する手段と、前記計測手段が計測した記録用データ量に
応じて記録所要時間を算出する手段と、前記算出手段の
算出結果と前記タイマ手段が計時した現在時刻とに基づ
き記録終了予定時間を計算する計算手段とを有し、前記
計算手段が求めた記録終了予定時間を前記表示手段に表
示させることにより、装置の使用者に記録終了時間を知
らしめることが可能となり、記録データの容量が多く長
い記録時間を要する場合などは、記録終了時刻まで使用
者が機器をはなれることが可能となるため、便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のプリンタシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図2はプリンタ本体を示す斜視図である。
【図3】ファインモード記録方式とドラフトモード記録
方式の違いを示す説明図である。
【図4】実施例1のプリンタシステムのインクタンク並
びにインク残量検出手段の詳細図である。
【図5】結果出力信号線426〜429の論理とインク
タンク内のインク残量の関係を示す表図である。
【図6】実施例2のプリンタシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図7】実施例2の記録用入力データ数カウンタの動作
を示すフローチャートである。
【図8】実施例3のワードプロセッサの構成を示すブロ
ック図である。
【図9】実施例3のワードプロセッサの外観を示す斜視
図である。
【図10】印字用データ用RAMに格納されるデータの
バイト数と同量のデータを記録した場合の記録所要時間
との対応テーブルの内容を示す表図である。
【図11】LCD画面に表示される印字動作完了時刻表
示の一例を示す平面図である。
【図12】実施例4のワードプロセッサの構成を示すブ
ロック図である。
【図13】実施例5のプリンタの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11 CPU 12 ROM 13A 制御データ用RAM(第1のRAM) 13B 印字データバッファ用RAM(第2のRAM) 14 入出力ポート 14A 入力ポート 15 プリンタドライバ 16 プリンタ 17 インクタンク 18 インク残量検出手段 19 LCDモジュール(表示器) 20 キーボード 21 記録ヘッド 22 ガイドレール 23 操作ボタン 24 インターフェースケーブル 30 ホストコンピュータ 110 カウンタ 111 リアルタイムクロック(RTC) 112 フロッピーディスク(FDD) 113 デコーダ 114 レジスタ 115 外部インターフェース部 121 テーブル 171,172,173,174 小窓 181 LED 182,183,184,185 フォトセンサ 186,187,188,189 出力信号線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートに記録を行うための記録手段
    と、前記記録手段にインクを供給するためのインク供給
    手段とを有し、記録データに基づき記録を行うに際して
    第1の記録方法と前記第1の記録方法に比べてインク使
    用量の少ない第2の記録方法の2種類の記録方法のいず
    れかを選択して記録が可能な記録装置であって、 前記インク供給手段内のインク残量を認識するためのイ
    ンク残量認識手段と、 前記インク供給手段のインク残量に応じて前記2種類の
    記録方法を双方向に自動的に切り替えることが可能な切
    り替え手段とを備え、前記記録データの記録に際して前記第1の記録方法が選
    択されている場合、前記インク供給手段のインク残量が
    所定量未満であることを前記インク残量認識手段による
    インク残量認識動作の実行中に前記インク残量認識手段
    が認識したことに応じて、前記切り替え手段により前記
    選択されている第1の記録方法が前記第2の記録方法に
    自動的に切り替えられ、 前記記録データの記録に際して前記第2の記録方法が選
    択されている場合、前記インク供給手段にインクが再充
    填されたことを前記インク残量認識手段によるインク残
    量認識動作の実行中に前記インク残量認識手段が認識し
    たことに応じて、前記切り替え手段により前記選択され
    ている第2の記録方法が前記第1の記録方法に自動的に
    切り替えられることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、インクを吐出させるた
    めの熱エネルギーを発生する手段を備えることを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
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