JP3140612U - 応力分散座金 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトが疲労破壊するのを防止する。
【解決手段】ボルト挿通穴7を有する板状本体4と、ボルトの頭部11の加圧面に圧接する前記板状本体の上面と、被固定物1の座面に圧接する下面4bと、を備えた応力分散座金5であって、前記板状本体1を前記ボルトの頭部11の加圧面よりも大きく形成し、前記板状本体の厚さHは、前記ボルトの頭部の厚さhと同一、又は、それより厚く形成され、前記ボルト挿通穴7は、前記ボルト9を挿着したときに該ボルトの本体部12と密着するような大きさに形成されている。
【選択図】図2

Description

この考案は、フランジや被固定物をボルトにより結合する場合等に用いられる、応力分散座金に関するものである。
フランジや被固定物等をボルトで結合する場合に、双方の位置を合わせる必要がある。その際、僅かな調整の場合には、ボルト穴を大きくするが、比較的大きな調整をする場合には、直線状又は円弧状の長穴にして対応している。
前述のように、ボルト穴を大きくしたり、長穴にしたりすると、通常のボルト穴を使用する場合に比べ、ボルトの頭部と被固定物との接触面積が小さくなるので、接触面圧が大きくなり、変形し易くなる。又、ボルトの頭部に作用する荷重作用点がボルトの頭部の外側へ偏ってしまうため、ボルトの頭部の付け根には、偏荷重やモーメント荷重が作用し、疲労破壊し易くなる。
そこで、前記問題を解決するために、ゆるみ止めなどのために用いられる、座金を利用することが考えられる。即ち、JIS等で規定されている座金を、ボルトの頭部と被固定物との間に挟み込ませるのであるが、該座金のボルト挿通穴は、ボルト本体に遊嵌合する大きさに形成され、かつ、その厚さもボルトの頭部の厚さに比し、薄く形成されているので、前記と同様の結果となる。
この考案は、上記事情に鑑み、ボルトの疲労破壊を防止することを目的とする。
この考案は、ボルト挿通穴を有する板状本体と、ボルトの頭部の加圧面に圧接する前記板状本体の上面と、被固定物の座面に圧接する下面と、を備えた応力分散座金であって、前記板状本体は前記ボルトの頭部の加圧面よりも大きく形成され、前記板状本体の厚さは、前記ボルトの頭部の厚さと同一、又は、それより厚く形成され、前記ボルト挿通穴は、前記ボルトを挿着したときに該ボルトの本体部と密着するような大きさに形成されていることを特徴とする。
この考案の前記板状本体は、円環状に形成され、その外径は、ボルトの頭部の外径の1.5倍以上の大きさに形成されていることを特徴とする。この考案の前記板状本体は、被固定物の表面形状と同一の円環状又は方形状に形成されていることを特徴とする。この考案の前記板状本体は、2分割されていることを特徴とする。
この考案は、以上のように構成したので、ボルトの頭部の加圧面全体は、板状本体の上面と密着するので、ボルトの頭部にかかる荷重(引っ張り力)は、分散される。そのため、ボルトの頭部の付け根に、応力が集中することがないので、ボルトの変形や破損を防止することができる。
又、板状本体は、ボルトの頭部の肉厚と同一又はそれより厚く形成されているため、該板状本体が変形したりすることがないので、前記座金は、確実に、前記加重分散機能を発揮することができる。
この考案の第1実施の形態を図1、図2により説明する。
長方形状の被固定物1には、直線状の長穴3が形成され、該長穴3の上部には、応力分散座金5が裁置されている。
この座金5の板状本体4は、円環状に形成され、その中央にはボルト挿通穴7が設けられている。前記座金5は、ボルトの頭部11の厚さhと同一厚さHに形成されているが、それより厚くしてもよい。該座金5の外径Dは、ボルトの頭部11の径Lより大きく、例えば、1.5倍の大きさに形成されている。
前記ボルト挿通穴7は、長穴3の幅w及びボルトの本体部12の径d1より大きく形成されているが、前記ボルト挿通穴7は、ボルトの頭部11の加圧面11aの全面が、板状本体4の上面4aに当接できる様に、着脱に影響のない限り、なるべく小径にすることが好ましい。
次に、本実施の形態の作動について説明する。
被固定物1の長穴3上に応力分散座金5を載置し、該ボルト9を所定方向に旋回させて被固定物1と固定物(図示省略)とを連結固定する。
そうすると、ボルトの頭部11の加圧面11aは、板状本体4の上面4aに密着して該上面4aを押圧し、該板状本体4の下面4bは、被固定物1の表面である座面1aに密着して該座面1aを押圧する。
この時、ボルトの頭部11の加圧面11aは、全面で板状本体4の上面4aに当接しているので、ボルトの頭部11にかかる荷重(引っ張り力)は、分散され、ボルトの頭部11の付け根10に応力が集中することがない。従って、疲労破壊により該ボルト9が変形したり、折れたりするのを防止することができる。
本考案の第2実施の形態を図3により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と第1実施の形態との相違点は、応力分散座金5Aの板状本体4Aが円環状の代わりに、方形状に形成さていることである。この板状本体4Aは、被固定物1の表面形状と同一形状に形成されている。
本考案の第3実施の形態を図4、図5により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と第1実施の形態との相違点は、次の通りである。
(1)板状本体4Bが長方形状に形成されていること。この板状本体4Bは、被固定物1と相似形状をしている。
(2)板状本体4Bには、間隔をおいて2個のボルト挿通穴7B、7Bが形成されていること。このボルト挿入穴7Bは、前記第1実施の形態のボルト挿入穴7と同一径に形成されている。
(3)板状本体4Bの厚さH3は、ボルトの頭部11の厚さhよりも厚く形成されていること。
本考案の第4実施の形態を図6により説明するが、図1〜図5と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と第3実施の形態との相違点は、応力分散座金5Cの板状本体4Cの形状が、被固定物と同一形状の方形状に形成されていることである。
本考案の第5実施の形態を図7、図8により説明するが、図1〜図6と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と第1実施の形態との相違点は、被固定物が円形フランジ1Dであり、該円形フランジ1Dに、該円形フランジ1Dと同一形状の円環状の板状本体4Dを載置していること、である。前記応力分散部座金5Dの板状本体4Dには、前記長穴3Dに対応して複数のボルト挿通穴7D、7Dが設けられている。
本考案の第6実施の形態を図9により説明するが、図1〜図8と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と第5実施の形態との相違点は、応力分散座金5Eの板状本体4Eが、2分割され、一対の半円弧状の板状本体4E、4Eから構成されていることである。このように板状本体4Eを2分割すると、接続作業がしやすくなり、作業能率を向上させることができる。
本考案の第7実施の形態を図10、図11により説明するが、図1〜図9と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施の形態と第5実施の形態との相違点は、円形フランジの接合の代わりに、角形フランジ1Fを接合するのに応力分散座金5Fを用いたことである。
この座金5Fの板状本体4Fは、角形フランジ1Fと同一形状の正方形状に形成され、4隅には、前記フランジ1Fの4隅のボルト穴3Fに対応する複数のボルト挿通穴7Fが設けられている。
本考案の第1実施の形態を示す平面図である。 図1のII-II線断面図である。 本考案の第2実施の形態を示す平面図である。 本考案の第3実施の形態を示す平面図である。 図4のV-V線断面図である。 本考案の第4実施の形態を示す平面図である。 本考案の第5実施の形態を示す平面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 本考案の第6実施の形態を示す平面図である。 本考案の第7実施の形態の角形フランジを示す平面図である。 本考案の第7実施の形態の座金を示す平面図である。
符号の説明
1 被固定物
3 長穴
4 板状本体
5 応力分散座金
7 ボルト挿通穴
9 ボルト
11 ボルトの頭部
12 ボルトの本体部

Claims (4)

  1. ボルト挿通穴を有する板状本体と、ボルトの頭部の加圧面に圧接する前記板状本体の上面と、被固定物の座面に圧接する下面と、を備えた応力分散座金であって、
    前記板状本体は、前記ボルトの頭部の加圧面よりも大きく形成され、
    前記板状本体の厚さは、前記ボルトの頭部の厚さと同一、又は、それより厚く形成され、前記ボルト挿通穴は、前記ボルトを挿着したときに該ボルトの本体部と密着するような大きさに形成されていることを特徴とする応力分散座金。
  2. 前記板状本体は、円環状に形成され、その外径は、ボルトの頭部の外径の1.5倍以上の大きさに形成されていることを特徴とする請求項1記載の応力分散座金。
  3. 前記板状本体は、被固定物の表面形状と同一の円環状又は方形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の応力分散座金。
  4. 前記板状本体は、2分割されていることを特徴とする請求項3記載の応力分散座金。
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