JP5351806B2 - ギヤ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ギヤ装置に関し、詳しくは、ギヤ取付軸に対するギヤの取付強度を高めることができるギヤ装置に関する。
従来、ギヤ装置として、焼結合金製のギヤを用いたものがある。
この種のギヤ装置によれば、ギヤの歯の切削加工が不要になり、安価に製造できる利点がある。
しかし、この従来技術では、ギヤ全体が焼結合金製であるため、ギヤ取付軸のボス受け座からボス挿通軸を突出させ、このボス挿通軸をギヤボスに挿通させ、ボス挿通軸の突出端部に締結具を取り付け、この締結具の締結力で締結具とボス受け座との間にギヤボスを挟み付けて、ギヤ取付軸に焼結合金製のギヤを取り付けるに当たっては、問題がある。
特開2007−262536号公報(図6参照)
《問題》 ギヤ取付軸に対するギヤの取付強度が低くなるおそれがある。
ギヤ全体が焼結合金製であるため、ギヤボスの両端面の弾性変形が乏しく、締結具による締結力を吸収することができず、ギヤボスの両端面が締結具の締結力で崩壊し、ギヤ取付軸に対するギヤの取付強度が低くなるおそれがある。
本発明の課題は、ギヤ取付軸に対するギヤの取付強度を高めることができるギヤ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1または図3に例示するように、ギヤ取付軸(1)のボス受け座(2)からボス挿通軸(3)を突出させ、このボス挿通軸(3)をギヤボス(4)に挿通させ、ボス挿通軸(3)の突出端部に締結具(5)を取り付け、この締結具(5)の締結力で締結具(5)とボス受け座(2)との間にギヤボス(4)を挟み付けて、ギヤ取付軸(1)に焼結合金製のギヤ(6)を取り付けるに当たり、
ギヤボス(4)の両端部のうち、ボス受け座(2)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた板金(8)で形成し、
板金(8)の内周縁部(8a)に凹部(9)を設け、この凹部(9)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させ、
ギヤ(6)の焼結合金部分(7)と板金(8)とは、焼結合金部分(7)の焼結により接着され、
締結具(5)とボス受け座(2)との間に挟み付けるギヤボス(4)が、焼結合金部分(7)の板金(8)の凹部(9)への進入と、板金(8)との接着により、板金(8)と結合している、ことを特徴とするギヤ装置。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 ギヤ取付軸に対するギヤの取付強度を高めることができる。
図1または図3に例示するように、ギヤボス(4)の両端部のうち、ボス受け座(2)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた板金(8)で形成したので、板金(8)の弾性変形で、締結具(5)の締結力をある程度吸収することができ、締結具(5)の締結力によるギヤボス(4)の両端部の崩壊が防止され、ギヤ取付軸(1)に対するギヤ(6)の取付強度を高めることができる。
《効果》 板金とギヤボスの焼結合金部分との境界剥離を防止することができる。
図1または図3に例示するように、板金(8)の内周縁部(8a)に凹部(9)を設け、この凹部(9)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させたので、板金(8)が凹部(9)に進入させたギヤボス(4)の焼結合金部分(7)で廻り止めされ、板金(8)とギヤボス(4)の焼結合金部分(7)との境界剥離を防止することができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 板金とギヤボスの焼結合金部分との境界剥離を防止することができる。
図1または図3に例示するように、板金(8)の外周縁部(8b)をギヤ(6)のリム(12)の位置まで拡張したので、板金(8)とギヤボス(4)の焼結合金部分(7)との接触面積が広がり、板金(8)とギヤボス(4)の焼結合金部分(7)との境界剥離を防止することができる。
(請求項3または請求項4に係る発明)
請求項3または請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ギヤ取付軸でのギヤの取付強度を高めることができる。
図3に例示するように、ギヤボス(4)の両端部のうち、締結具(5)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた締結具側板金(13)で形成したので、締結具側板金(13)の弾性変形で、締結具(5)の締結力をある程度吸収することができ、締結具(5)の締結力によるギヤボス(4)の両端部の崩壊が防止され、ギヤ取付軸(1)に対するギヤ(6)の取付強度を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るギヤ装置を説明する図で、図1(A)はギヤの正面図、図1(B)はギヤ取付軸にギヤを取り付けた状態での図1(A)のB−B断面図である。 本発明の参考形態に係るギヤ装置を説明する図で、図2(A)はギヤの正面図、図2(B)はギヤ取付軸にギヤを取り付けた状態での図2(A)のB−B断面図である。 本発明の第2実施形態に係るギヤ装置を説明する図で、図3(A)はギヤの正面図、図3(B)はギヤ取付軸にギヤを取り付けた状態での図3(A)のB−B断面図である。
図1は本発明の第1実施形態に係るギヤ装置を説明する図であり、この第1実施形態では、エンジンのオイルポンプ入力用のギヤ装置について説明する。
図1(B)に示すように、ギヤ取付軸(1)のボス受け座(2)からボス挿通軸(3)を突出させ、このボス挿通軸(3)をギヤボス(4)に挿通させ、ボス挿通軸(3)の突出端部に締結具(5)を取り付け、この締結具(5)の締結力で締結具(5)とボス受け座(2)との間にギヤボス(4)を挟み付けて、ギヤ取付軸(1)に焼結合金製のギヤ(6)を取り付けるに当たり、次のようにしている。
図1(B)に示すように、ギヤボス(4)の両端部のうち、ボス受け座(2)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた板金(8)で形成している。
図1(A)(B)に示すように、板金(8)の内周縁部(8a)に凹部(9)を設け、この凹部(9)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させている。
板金(8)の外周縁部(8b)をギヤ(6)のリム(12)の位置まで拡張している。
ギヤ(6)はキー(14)でギヤ取付軸(1)に廻り止めされている。
ボス挿通軸(3)の突出端部にオネジ部(16)を設け、このオネジ部(16)に締結具(5)となるナット(17)をネジ嵌合させている。
ギヤ(6)の焼結合金部分(7)は鉄系の焼結合金製で、板金(8)は冷間圧延鋼板製である。
ギヤ(6)の焼結合金部分(7)と板金(8)とは、焼結合金部分(7)の焼結により接着されている。
凹部(9)は、板金(8)の内周縁部(8a)に複数形成している。
締結具(5)とボス受け座(2)との間に挟み付けるギヤボス(4)が、焼結合金部分(7)の板金(8)の凹部(9)への進入と、板金(8)との接着により、板金(8)と結合している。
図2は本発明の参考形態に係るギヤ装置を説明する図であり、この参考形態も、エンジンのオイルポンプ入力用のギヤ装置である。
この参考形態では、板金(8)の一部で三方を周囲から切り離した切り起こし爪(10)を形成し、切り起こし爪(10)をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に進入させ、切り起こし爪(10)を切り起こした個所に形成される板金(8)の貫通孔(11)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させている。
切り起こし爪(10)は、板金(8)の内周縁部(8a)付近に複数形成している。
他の構造は、第1実施形態と同じであり、図2中、第1実施形態と同一の要素には、同一の符号を付しておく。
この参考形態では、板金(8)の一部で三方を周囲から切り離した切り起こし爪(10)を形成し、切り起こし爪(10)をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に進入させ、切り起こし爪(10)を切り起こした個所に形成される板金(8)の貫通孔(11)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させたので、板金(8)とギヤボス(4)の焼結合金部分(7)との境界剥離を防止することができる。
図3は本発明の第2実施形態に係るギヤ装置を説明する図であり、この第2実施形態も、エンジンのオイルポンプ入力用のギヤ装置である。
この第2実施形態では、図1に示す第1実施形態に締結具側板金(13)を追加したもので、ギヤボス(4)の両端部のうち、締結具(5)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた締結具側板金(13)で形成したものである。締結具側板金(13)の内周面(13a)に複数の凹部(15)を設け、この凹部(15)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させている。
他の構造は、第1実施形態と同じであり、図3中、第1実施形態と同一の要素には、同一の符号を付しておく。
第2実施形態と同様にして、図2に示す参考形態に締結具側板金(13)を追加してもよい。
(1) ギヤ取付軸
(2) ボス受け座
(3) ボス挿通軸
(4) ギヤボス
(5) 締結具
(6) ギヤ
(7) 焼結合金部分
(8) 板金
(8a) 内周縁部
(8b) 外周縁部
(9) 凹部
(10) 切り起こし爪
(11) 貫通孔
(12) リム
(13) 締結具側板金

Claims (4)

  1. ギヤ取付軸(1)のボス受け座(2)からボス挿通軸(3)を突出させ、このボス挿通軸(3)をギヤボス(4)に挿通させ、ボス挿通軸(3)の突出端部に締結具(5)を取り付け、この締結具(5)の締結力で締結具(5)とボス受け座(2)との間にギヤボス(4)を挟み付けて、ギヤ取付軸(1)に焼結合金製のギヤ(6)を取り付けるに当たり、
    ギヤボス(4)の両端部のうち、ボス受け座(2)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた板金(8)で形成し、
    板金(8)の内周縁部(8a)に凹部(9)を設け、この凹部(9)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させ、
    ギヤ(6)の焼結合金部分(7)と板金(8)とは、焼結合金部分(7)の焼結により接着され、
    締結具(5)とボス受け座(2)との間に挟み付けるギヤボス(4)が、焼結合金部分(7)の板金(8)の凹部(9)への進入と、板金(8)との接着により、板金(8)と結合している、ことを特徴とするギヤ装置。
  2. 請求項1に記載したギヤ装置において、
    板金(8)の外周縁部(8b)をギヤ(6)のリム(12)の位置まで拡張した、ことを特徴とするギヤ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載したギヤ装置において、
    ギヤボス(4)の両端部のうち、締結具(5)に接当させる部分をギヤボス(4)の焼結合金部分(7)に重ねた締結具側板金(13)で形成した、ことを特徴とするギヤ装置。
  4. 請求項3に記載したギヤ装置において、
    締結具側板金(13)の内周面(13a)に複数の凹部(15)を設け、この凹部(15)にギヤボス(4)の焼結合金部分(7)を進入させた、ことを特徴とするギヤ装置。
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