JP6247482B2 - 歯車およびこれを備えた電動アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、異音の発生を抑制した歯車およびこれを備え、一般産業用の電動機、自動車等の駆動部に使用されるボールねじ機構を備えた電動アクチュエータ、詳しくは、自動車のトランスミッションやパーキングブレーキ等で、電動モータからの回転入力を、ボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換する電動アクチュエータに関するものである。
各種駆動部に使用される電動アクチュエータにおいて、電動モータの回転運動を軸方向の直線運動に変換する機構として、台形ねじあるいはラックアンドピニオン等の歯車機構が一般的に使用されている。これらの変換機構は、滑り接触部を伴うため動力損失が大きく、電動モータの大型化や消費電力の増大を余儀なくされている。そのため、摩擦が非常に低く、より効率的なアクチュエータとしてボールねじ機構が採用されるようになってきた。
従来の電動アクチュエータとしては、例えば、ハウジングに支持された電動モータにより、ボールねじを構成するナットを回転駆動自在とし、このナットを回転駆動することによってナットに結合された出力部材を軸方向に変位可能としている。その代表的なものとして、図6に示すような電動アクチュエータが知られている。この電動アクチュエータ51は、円筒状のハウジング52と、このハウジング52に取り付けられた電動モータ53と、この電動モータ53の回転力をモータ軸53aを介して伝達する減速機構56と、この減速機構56を介して電動モータ53の回転運動を駆動軸57の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構58とを備えている。
減速機構56は、電動モータ53のモータ軸53aに固定された平歯車からなる入力歯車54と、この入力歯車54に噛合し、ナット60の外周面に固定された出力歯車55とで構成されている。
ボールねじ機構58は、減速機構56に連結され、ハウジング52に装着された転がり軸受59を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝60aが形成されたナット60と、このナット60に多数のボール61を介して内挿され、駆動軸57と同軸状に一体化されたねじ軸62とで構成されている。
ねじ軸62は、外周にナット60のねじ溝60aに対応する一巻のねじ溝62aが形成され、このねじ溝62aを個別に閉ループとし、下流のボールを内径側へ沈み込ませ、ナット60のランド部を乗り越えさせて上流側へ戻すようにS字状に蛇行するボール循環溝63が形成されている。
駆動軸57はねじ軸62と一体に構成され、駆動軸57の一端部に、例えば、電動パーキングブレーキ機構のワイヤー(図示せず)に連結するための孔57aが形成されている。この駆動軸57は、ハウジング52に装着された焼結合金からなるブッシュ64により摺動可能に支持されると共に、外周に装着された平行キー66がハウジング52に形成されたキー溝65に係合されることにより、軸方向に相対移動可能で、相対回転不可となっている。
このように、ねじ軸62にねじ溝62aが一巻だけ形成されているので、ねじ軸62の長さを短縮することができ、電動アクチュエータ51のコンパクト化を達成することができると共に、部品点数と加工工数を削減して低コスト化を図り、ボール循環機構を簡素化することができる(例えば、特許文献1参照。)。
こうした従来の電動アクチュエータ51では、トルク伝達をする減速機構56の入力歯車54や出力歯車55間に存在するバックラッシによって耳障りな歯打ち音等の異音が発生することがある。この歯打ち音は、例えば、出力歯車55の歯車本体を介してボールねじ機構58等の他部品に伝わり、最終的には装置全体を共振させてしまう。このような異音の発生を防止するために、図7に示すような電動パワーステアリング装置が知られている。この装置は、電動モータ(図示せず)の回転軸67の外周面に設けた雄スプライン部68と、被駆動軸であるウォーム軸69の内周面に設けた雌スプライン部70と、これら雄、雌両スプライン部68、70同士の間に設けた弾性歯付リング71とにより、動力伝達機構72を構成している。
そして、雄、雌両スプライン部68、70に弾性材製の弾性歯付リング71をスプライン係合させると共に、この弾性歯付リング71の内歯71aの歯底を、外歯71bの歯底よりも直径方向外側に位置させ、両スプライン部68、70の間に弾性歯付リング71を設けた状態で、これら各スプライン部68、70の各歯を円周方向に重畳させ、これら各歯の円周方向に重畳する部分同士の間に存在する弾性歯付リング71の径方向中央部の厚さT1を、この部分同士の間から外れた弾性歯付リング71の径方向両端部の厚さT2、T3よりも大きくすることにより歯打ち音が発生するのを低減させている(例えば、特許文献2参照。)。
また、振動を吸収する歯車として、図8に示すような低騒音歯車73が知られている。この低騒音歯車73は、心部74と、心部74の径方向外周上に形成される歯部75とからなる金属歯車76と、インサート成形により金属歯車76の心部74に形成される振動吸収材77とを備えている。
心部74の両側面には凹部78a、78bが形成され、凹部78a、78bの間に凹部78a、78b同士を連通させると共に、凹部78a、78bより断面積の小さい連通部78cが形成されている。そして、凹部78a、78bおよび連通部78cに振動吸収材77が、心部74から離脱不能な形状で形成されている。振動吸収材77としては、減衰効果のある、例えば、耐熱、耐油性を有する合成ゴムがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開2011−117513号公報 特開2007−120592号公報 特開平9−177943号公報
然しながら、こうした前者の従来の動力伝達機構72では、両スプライン部68、70の回転方向(トルク伝達方向)に弾性部材からなる弾性歯付リング71が介在しているため、温度環境の変化や、油分付着による体積変化、あるいは弾弾性歯付リング71の経年変化により、安定した位置決め精度が得られなくなる恐れがあった。
また、後者の低騒音歯車73では、歯車の高速回転時等により、振動吸収材77が金属歯車76の心部74から離脱するのを防止することができ、歯部75に発生する振動を減衰させることは可能であるが、歯車の径方向に振動吸収材77が挟まれた形態であるので、大きなトルクを伝達する場合に、振動吸収材77部の回転方向の剛性が不足し、所望するモータの回転量が振動吸収材77の弾性変化によって得られず、負荷荷重の大きさによっても弾性変化量が異なるため、安定した位置決め精度が出ないという問題が生じる。
本発明は、こうした従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、歯車の噛合い時、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制すると共に、安定した位置決め精度が得られる歯車およびこれを備えた電動アクチュエータを提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周に歯が形成され、この歯底近くの梁部から円筒状のボス部に向って放射状に延びる複数のリブが形成された歯車において、前記梁部の両側面に環状溝が形成され、この環状溝が歯車中心から互いに直径の異なる同心状に、かつ当該梁部の軸方向両側面から互い違いに形成されると共に、前記環状溝内に弾性部材が設けられている。
このように、外周に歯が形成され、この歯底近くの梁部から円筒状のボス部に向って放射状に延びる複数のリブが形成された歯車において、梁部の両側面に環状溝が形成され、この環状溝が歯車中心から互いに直径の異なる同心状に、かつ当該梁部の軸方向両側面から互い違いに形成されると共に、環状溝内に弾性部材が設けられているので、歯車の断面形状がコの字形状となり、歯車との噛合いによって梁部が撓むことになる。そして、この撓みを弾性部材によって吸収することで、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制することができると共に、トルク伝達は従来のような弾性部材を介さず金属製の歯車によって行うことができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記環状溝の溝底が互いに軸方向に重畳するように形成されていれば、出力歯車の梁部を介して歯打ち音等が伝わることがない。
また、請求項3に記載の発明のように、前記環状溝が、歯幅の中心に向かって縮径するように傾斜して形成されていれば、Oリング等の固形ゴムからなる弾性部材を弾性変形させて装着すれば溝内で縮径して収まるため、出力歯車の回転によって弾性部材が環状溝から脱落するのを防止することができ、信頼性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記歯車が、外周に平歯が形成され、円筒状のボス部の内周にキー溝が形成されていれば、軽量化と低コスト化を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記歯車が焼結合金から形成されていれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記弾性部材が液状ゴムからなる硬化性材料で形成されていれば、環状溝に充填後、湿度や温度によって一定の時間が経過すれば硬化するため、製作工程と工数が簡略され、低コスト化を図ることができる。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、ハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する金属製の出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動アクチュエータにおいて、前記出力歯車が前記請求項1乃至6いずれかに記載の歯車で構成されている。
このように、電動モータの回転力を伝達する減速機構と、この減速機構を介して電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構を備え、このボールねじ機構が、ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、駆動軸と同軸状に一体化され、外周にナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されてハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動アクチュエータにおいて、出力歯車が請求項1乃至6いずれかに記載の歯車で構成されているので、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制することができると共に、トルク伝達は従来のような弾性部材を介さず金属製の出力歯車によって行うので、確実かつ安定した位置決め精度が得られる電動アクチュエータを提供することができる。
本発明に係る歯車は、外周に歯が形成され、この歯底近くの梁部から円筒状のボス部に向って放射状に延びる複数のリブが形成された歯車において、前記梁部の両側面に環状溝が形成され、この環状溝が歯車中心から互いに直径の異なる同心状に、かつ当該梁部の軸方向両側面から互い違いに形成されると共に、前記環状溝内に弾性部材が設けられているので、歯車の断面形状がコの字形状となり、歯車との噛合いによって梁部が撓むことになる。そして、この撓みを弾性部材によって吸収することで、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制することができると共に、トルク伝達は従来のような弾性部材を介さず金属製の歯車によって行うことができる。
また、本発明に係る電動アクチュエータは、ハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する金属製の出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動アクチュエータにおいて、前記出力歯車が前記請求項1乃至6いずれかに記載の歯車で構成されているので、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制することができると共に、トルク伝達は従来のような弾性部材を介さず金属製の出力歯車によって行うので、確実かつ安定した位置決め精度が得られる電動アクチュエータを提供することができる。
本発明に係る電動アクチュエータの一実施形態を示す縦断面図である。 (a)は、図1のボールねじ機構を示す要部拡大図、(b)は、(a)のII−II線に沿った横断面図である。 (a)は、図1の出力歯車を示す正面図、(b)は、(a)のIII−III線に沿った要部断面図である。 図3(a)の要部拡大図である。 図4の変形例を示す要部拡大図である。 従来の電動アクチュエータを示す縦断面図である。 従来の電動パワーステアリング装置の動力伝達機構を示す横断面図である。 従来の歯車を示す縦断面図である。
アルミ合金製のハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する金属製の出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動アクチュエータにおいて、前記出力歯車の両側面で、歯底に近い部分に環状溝が形成され、これらの環状溝が歯車中心から互いに直径の異なる同心に、かつ溝底が互いに軸方向に重畳するように形成されると共に、当該環状溝内に弾性部材が充填され、この弾性部材が液状ゴムからなる硬化性材料で形成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動アクチュエータの一実施形態を示す縦断面図、図2(a)は、図1のボールねじ機構を示す要部拡大図、(b)は、(a)のII−II線に沿った横断面図、図3(a)は、図1の出力歯車を示す正面図、(b)は、(a)のIII−III線に沿った要部断面図、図4は、図3(a)の要部拡大図、図5は、図4の変形例を示す要部拡大図である。
この電動アクチュエータ1は、図1に示すように、円筒状のハウジング2と、このハウジング2に取り付けられた電動モータ3と、この電動モータ3のモータ軸3aに固定された平歯車からなる入力歯車4と、この入力歯車4に噛合し、後述するナット17の外径に固定された出力歯車5からなる減速機構6と、この減速機構6を介して電動モータ3の回転運動を駆動軸7の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構8とを備えている。
ハウジング2はA6063TEやADC12等のアルミ合金からダイキャストによって形成され、電動モータ3が取り付けられた第1のハウジング2aと、その端面に衝合された第2のハウジング2bとからなる。これら第1のハウジング2aと第2のハウジング2bは固定ボルト9によって一体に固定されている。電動モータ3を取り付ける円板状のモータブラケット10は、第1のハウジング2aと第2のハウジング2bを塞ぐようにして取り付けられ、固定ねじ10aによって固定されている。
電動モータ3のモータ軸3aはモータブラケット10から突出しており、その端部に入力歯車4が圧入により相対回転不能に取り付けられ、第2のハウジング2bに装着されたブッシュ11によって回転自在に支持されている。
駆動軸7は、ボールねじ機構8を構成するねじ軸16と一体に構成され、駆動軸7の一端部(図中左端部)に、例えば、電動パーキングブレーキ機構のワイヤー(図示せず)に連結するための孔7aが形成され、第1のハウジング2aに装着されたブッシュ12により摺動可能に支持されると共に、外周に装着された平行キー13が第1のハウジング2aに形成されたキー溝14に係合されることにより、軸方向に相対移動可能で、相対回転不可となっている。また、第1のハウジング2aの開口部にはカップ状の蓋部材15が固定ねじ15aによって固定されている。これにより、駆動軸7と第1のハウジング2aとの間が密封され、外部から塵埃等が侵入するのを防止している。
なお、ブッシュ11、12は焼結合金からなり、その金属粉として浸炭焼入が可能な材質、例えば、C(炭素)が0.13wt%、Ni(ニッケル)が0.21wt%、Cr(クロム)が1.1wt%、Cu(銅)が0.04wt%、Mn(マンガン)が0.76wt%、Mo(モリブデン)が0.19wt%、Si(シリコン)が0.20wt%、残りがFe(鉄)等からなるSCM415を例示することができる。これにより、耐摩耗性を向上させ、長期間に亘って入力歯車4および駆動軸7の安定した案内支持を行うことができる。
ボールねじ機構8は、図2(a)に拡大して示すように、外周に一巻のねじ溝16aが形成されたねじ軸16と、このねじ軸16のねじ溝16aに対向し、内周に螺旋状のねじ溝17aが形成されたナット17と、両ねじ溝16a、17aによって形成される螺旋状の空間に転動自在に収容された複数のボール18とで構成されている。ナット17の外周には前述した出力歯車5が平行キー19を介して相対回転不能に取り付けられると共に、第2のハウジング2bに嵌合された玉軸受20と共にスペーサ21を介して止め輪22によって位置決め固定され、軸方向に相対移動不可で、相対回転可能となっている。これにより、歯車等の仕様変更に伴いスペーサを揃えるだけでナット17を標準化することができ、低コスト化を図ることができる。
各ねじ溝16a、17aの断面形状は、サーキュラアーク形状であってもゴシックアーク形状であっても良いが、ここではボール18との接触角が大きくとれ、アキシアルすきまが小さく設定できるゴシックアーク形状に形成されている。これにより、軸方向荷重に対する剛性が高くなり、かつ振動の発生を抑制することができる。
ナット17はSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、真空浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、熱処理後のスケール除去のためのバフ加工等を省略することができ、低コスト化を図ることができる。一方、ねじ軸16はS55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、高周波焼入れ、あるいは浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。
ねじ軸16のねじ溝16aは閉ループとされ、ねじ溝16a内に収容されるボール18が無限循環するように構成されている。すなわち、ねじ軸16のねじ溝16aを閉ループとするボール循環溝23が設けられている。
このボール循環溝23はS字状に蛇行して形成され、ねじ溝16aの上流側と下流側とを個別に連通連結するものであり、図2(b)に示すように、ねじ溝16aの下流のボール18を内径側へ沈み込ませ、ナット17のねじ溝17a間のランド部を乗り越えさせて上流側へ戻すように、ボール循環溝23の深さは、ボール18がボール循環溝23内でナット17のランド部を乗り越えることができる深さとされている。
駆動軸7の外径はねじ軸16の外径と同一径に設定され、センタレスにより外周面が形成されると共に、ポイント切削によってねじ溝16aおよびボール循環溝23の成形加工を完了させた後、熱処理によってその表面に硬化層が形成されている。さらに、熱処理後、研削加工は行わず、熱処理によりねじ溝16a等に付着したスケールや表層の粒界酸化層を除去するためにショットピーニングによる仕上げ加工(図示せず)が行われている。このショットピーニングは、スチールビーズの粒径を20〜100μm、噴射時間は約90秒、噴射圧は1〜3kg/cm、噴射ノズルとワークの表面までの距離は略140mmとした。こうした加工工程を採用することにより、ねじ軸16の低コスト化を達成することができると共に、耐久性を向上させることができる。
本実施形態では、ねじ軸16にねじ溝16aが一巻だけ形成されているので、ねじ軸16の長さを短縮することができ、電動アクチュエータ1のコンパクト化を達成することができると共に、部品点数と加工工数を削減して低コスト化を図り、ボール循環機構を簡素化して信頼性を向上させることができる。
なお、ねじ軸16のねじ溝16aを一巻とした場合、ねじ軸16とナット17の相対位置関係が不安定となり易いが、ねじ軸16を軸方向に案内支持するブッシュ12によって、ねじ軸16とナット17の相対位置が同軸上で安定し、ボール18の内部負荷分布が均一となって、所望の耐久性を確保することができる。
出力歯車5は焼結合金からなり、図3(a)に示すように、外周に平歯5aが形成されると共に、円筒状のボス部24の内周にキー溝24aが形成されている。そして、軽量化のためにボス部24から梁部25に向って放射状に延びる複数のリブ26が形成されている。
焼結合金の金属粉としては、Fe、Mo、Niの完全合金粉(合金化した溶鋼をアトマイズした鉄粉であり、粒子内に合金成分が均一な鉄粉)、あるいは、部分合金粉(純鉄粉の周りに合金粉を部分合金化して付着させた合金粉)からなる。具体的には、Feが2wt%、Niが1wt%、Mo組成のプレアロイ銅粉に微細なNi粉、Cu粉、黒鉛粉をバインダで付着させたハイブリッド型の合金鋼粉(商品名;JFE社製JIP21SX)を例示することができる。この焼結合金は、焼結後の冷却速度(ここでは、50℃/min以上)を速くすることにより、焼結体組織に占めるマルテンサイト相の比率が増加し、高い機械的強度(引張強さ、硬さ)が得られると共に、その後の熱処理が不要となって高精度な出力歯車を提供することができる。なお、焼入れ性を向上させるために、Moを0.5〜1.5wt%、また、靭性を向上させるために、Niを2〜4wt%含有させるのが好ましい。
また、金属粉末を可塑状に調整し、射出成形機で成形される焼結合金で形成しても良い。この射出成形に際しては、まず、金属粉と、プラスチックおよびワックスからなるバインダとを混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒する。造粒したペレットは、射出成形機のホッパに供給し、金型内に加熱溶融状態で押し込む、所謂MIM(Metal Injection Molding)により成形されている。こうしたMIMによって成形される焼結合金であれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
前記金属粉として、後に浸炭焼入が可能な材質、例えば、Cが0.13wt%、Niが0.21wt%、Crが1.1wt%、Cuが0.04wt%、Mnが0.76wt%、Moが0.19wt%、Siが0.20wt%、残りがFe等からなるSCM415を例示することができる。また、出力歯車5の材料としてこれ以外にも、Niが3.0〜10.0wt%含有し、加工性、耐食性に優れた材料(日本粉末冶金工業規格のFEN8)、あるいは、Cが0.07wt%、Crが17wt%、Niが4wt%、Cuが4wt%、残りがFe等からなる析出硬化系ステンレスSUS630であっても良い。このSUS630は、固溶化熱処理で20〜33HRCの範囲に表面硬さを適切に上げることができ、強靭性と高硬度を確保することができる。
ここで、出力歯車5の梁部25の両側面で、歯底に近い部分に環状溝27、28が形成されている。これらの環状溝27、28は、歯車中心から互いに直径の異なる同心に形成され、これらの環状溝27、28内に弾性部材29、30が充填されている。このように、出力歯車5の梁部25の歯底に近い両側面に環状溝27、28を形成することにより、断面形状がコの字形状となり、入力歯車4との噛合いによって、出力歯車5にトルク伝達する際、梁部25の歯車本体との連結部25a、25bが局部的に撓むことになる。そして、この撓みを弾性部材29、30によって出力歯車25の局部的変形を吸収することで、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制することができる。また、トルク伝達は従来のような弾性部材を介さず金属製の梁部25によって行うので、確実かつ安定した位置決め精度が得られる。なお、ここでは、出力歯車5の軸方向側面に環状溝27、28をそれぞれ1ずつ設けたもの(単列のもの)を例示したが、これに限らず、出力歯車5の軸方向側面に複数設けても良い。
なお、梁部25を介して歯打ち音等が伝わることがないよう、図4に示すように、環状溝27、28の溝底は互いに軸方向に重畳するように形成されている。換言すれば、環状溝27、28の深さW1、W2は歯幅Wの半分以上に設定されている。
弾性部材29、30は硬化性材料からなり、無溶剤型シリコン系や合成ゴム系の液状ゴムを例示することができる。液状ゴムは、一般的なゴムと可塑剤の両方の性質を有し、分子量が高く、また分子内に二重結合を有するため、天然ゴム、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)等の固形ゴムと共架橋することができる。そして、この液状ゴムからなる硬化性材料は、充填後、湿度や温度によって一定の時間が経過すれば硬化するため、製作工程と工数が簡略され、低コスト化を図ることができる。
次に、前述した環状溝27、28の変形例を図5に示す。この出力歯車31の梁部32の歯底に近い両側面に環状溝33、34が形成されている。これらの環状溝33、34は、歯車中心から互いに直径の異なる同心に形成され、これらの環状溝33、34内にOリングからなる弾性部材35、36が装着されている。これにより、歯車の噛合い時、歯面に発生する振動を減衰させて異音の発生を抑制することができると共に、安定した位置決め精度が得られる。
ここで、環状溝33、34は、歯幅の中心に向かって縮径するように傾斜して形成されている。すなわち、溝入口径Dが溝底径dよりも大きく設定されている。これにより、固形ゴムからなるOリング等で構成された弾性部材35、36を弾性変形させて装着すれば溝内で縮径して収まるため、出力歯車31の回転によって弾性部材35、36が環状溝33、34から脱落するのを防止することができ、信頼性を向上させることができる。
弾性部材35、36の材質としては、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)を例示することができる。なお、これ以外にも、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、EPM、EPDM等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)等からなるOリングを装着しても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る電動アクチュエータは、一般産業用の電動機、自動車等の駆動部に使用され、電動モータからの回転入力を、ボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換するボールねじ機構を備えた電動アクチュエータに適用できる。
1 電動アクチュエータ
2 ハウジング
2a 第1のハウジング
2b 第2のハウジング
3 電動モータ
3a モータ軸
4 入力歯車
5、31 出力歯車
5a 平歯
6 減速機構
7 駆動軸
7a 孔
8 ボールねじ機構
9 固定ボルト
10 ブラケット
10a、15a 固定ねじ
11、12 ブッシュ
13 平行キー
14、24a キー溝
15 蓋部材
16 ねじ軸
16a、17a ねじ溝
17 ナット
18 ボール
19 平行キー
20 玉軸受
21 スペーサ
22 止め輪
23 ボール循環溝
24 ボス部
25、32 梁部
25a、25b 連結部
26 リブ
27、28、33、34 環状溝
29、30、35、36 弾性部材
51 電動アクチュエータ
52 ハウジング
53 電動モータ
53a モータ軸
54 入力歯車
55 出力歯車
56 減速機構
57 駆動軸
57a 孔
58 ボールねじ機構
59 転がり軸受
60 ナット
60a、62a ねじ溝
61 ボール
62 ねじ軸
63 ボール循環溝
64 ブッシュ
65 キー溝
66 キー
67 回転軸
68 雄スプライン部
69 ウォーム軸
70 雌スプライン部
71 弾性歯付リング
71a 内歯
71b 外歯
72 動力伝達機構
73 低騒音歯車
74 心部
75 歯部
76 金属歯車
77 振動吸収材
78a、78b 凹部
78c 連通部
D 環状溝の入口径
d 環状溝の溝底径
T1 弾性歯付リングの径方向中央部の厚さ
T2、T3 弾性歯付リングの径方向両端部の厚さ
W 出力歯車の歯幅
W1、W2 環状溝の深さ

Claims (7)

  1. 外周に歯が形成され、この歯底近くの梁部から円筒状のボス部に向って放射状に延びる複数のリブが形成された歯車において、前記梁部の両側面に環状溝が形成され、この環状溝が歯車中心から互いに直径の異なる同心状に、かつ当該梁部の軸方向両側面から互い違いに形成されると共に、前記環状溝内に弾性部材が設けられていることを特徴とする歯車。
  2. 前記環状溝の溝底が互いに軸方向に重畳するように形成されている請求項1に記載の歯車。
  3. 前記環状溝が、歯幅の中心に向かって縮径するように傾斜して形成されている請求項1または2に記載の歯車。
  4. 前記歯車が、外周に平歯が形成され、円筒状のボス部の内周にキー溝が形成されている請求項1に記載の歯車。
  5. 前記歯車が焼結合金から形成されている請求項1または4に記載の歯車。
  6. 前記弾性部材が液状ゴムからなる硬化性材料で形成されている請求項1に記載の歯車。
  7. ハウジングと、
    このハウジングに取り付けられた電動モータと、
    この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、
    この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構と、を備え、
    このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する金属製の出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動アクチュエータにおいて、
    前記出力歯車が前記請求項1乃至6いずれかに記載の歯車で構成されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
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