JP3140356B2 - カッティングプロッタ用シ−ト - Google Patents

カッティングプロッタ用シ−ト

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JP3140356B2
JP3140356B2 JP07348329A JP34832995A JP3140356B2 JP 3140356 B2 JP3140356 B2 JP 3140356B2 JP 07348329 A JP07348329 A JP 07348329A JP 34832995 A JP34832995 A JP 34832995A JP 3140356 B2 JP3140356 B2 JP 3140356B2
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達也 井川
雅臣 田畑
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカット文字等をカッ
ティングプロッタで切り抜くためのシ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カット文字等をカッティングプロ
ッタで切り抜くためのシ−トとしては、着色した表面層
を有する粘着剤付きシ−トに剥離紙を積層したものが多
く使われていた。しかし、この粘着剤付きシ−トは貼付
する相手面が平滑で清浄でなければ粘着性が発揮できず
剥がれ易くなるため実用的ではなく、かつ、平滑で清浄
な面に一度貼付すると今度は剥離できにくくなり、シ−
トの再利用や貼付位置の変更が困難であった。また、粘
着剤面を保護する剥離紙は、貼付時に廃棄されてしまう
ため不経済であった。
【0003】一方、着色した表面層を有するシ−ト状磁
石をカッティングプロッタ用としたものもあるが、カッ
トされた切り抜き文字等が切り離されてばらばらになっ
てしまうため、各文字等の位置関係を保持することが難
しく、カッティングプロッタ−用のシ−トとしては不十
分であった。
【0004】
【発明の課題】本発明は、前記課題を解決しようとする
ものであって、すなわち、貼付する相手面が平滑で清浄
でなくても確実な貼付ができるとともに、いったん貼付
したものも容易に剥離できてシ−トの再利用や貼付位置
の変更が自由となり、かつ、カットされて切り抜かれた
文字等がそのままの位置関係を保持できるカッティング
プロッタ−用のシ−トを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はカッティング
プロッタ−用のシ−トを、少なくとも着色したフィルム
又は合成紙よりなる表面層と、可撓性を有するシ−ト状
磁石層と、磁性体ベ−ス層を順次積層して形成し、ま
た、少なくとも着色したフィルム又は合成紙よりなる表
面層と、可撓性を有するシ−ト状磁石層と、紙又は合成
樹脂よりなるカット刃保護層と、磁性体ベ−ス層を順次
積層して形成することによって、前記課題を解決した。
【0006】
【実施の態様】本発明において、可撓性のシ−ト状磁石
層は磁性粉を分散したゴムや樹脂等が使用できるが、特
にフェライト磁性粉を分散した樹脂が効果的である。磁
性体ベ−ス層は鉄箔、磁石シ−ト等が使用できるが、磁
石層の磁気吸着力が十分にあり、カット時に位置ずれを
起こさないものには鉄箔でよく、カットする磁石層の磁
気吸着力が比較的弱くカット時に位置ずれを起こし易い
ものには、吸着力を補強するため着磁した磁石をベ−ス
層にするとよい。
【0007】本発明のシ−トをカッティングプロッタに
より所望の文字等に切り抜くと、カット刃はシ−ト状磁
石層と磁性体ベ−ス層の間までに、または磁性体ベ−ス
層の僅か中側までに入った状態でカットするので、表面
層とシ−ト状磁石層が所望の文字等に切り抜かれても、
磁性体ベ−ス層は切り抜かれずにそのまま連続し切り抜
かれた文字等は磁性体ベ−ス層に磁気吸着しており、カ
ッテイングを終了したシ−トを例え逆さにしてもばらば
らにならずそのままの位置関係が保持できる。したがっ
て、所望の場所に貼付するまでの保管や搬送中で、例え
ば逆さにしたり重ねたりしてもばらばらにならず、貼付
場所で磁性体ベ−ス層を剥がして切り抜かれた文字部分
を貼付するまで位置関係が保持できる。
【0008】本発明でシ−ト層磁石層と磁性体ベ−ス層
の間に紙や樹脂等からなるカット刃保護層を設けると、
カット刃はカット刃保護層まで入ってカットし鉄箔や磁
石シ−トの磁性体ベ−ス層までには直接刃が入らないの
で、刃の損傷が少なくなり刃の寿命が長くなる。この場
合はカット刃保護層を設けた磁性体ベ−ス層を剥がして
表面層とシ−ト状磁石層の文字部分を貼付することにな
る。なお、本発明はいずれのものも平面式、ロ−ル式を
問わずカッティングプロッタ−の全てにおいて使用でき
る。
【0009】また、本発明において表面層の外面をイン
キ受容性とする加工、例えば物理的に粗面としたり微細
空孔を生成させたり、顔料層を塗工したりすれば、文字
やパタ−ンが印字でき広告効果の高い看板用掲示シ−ト
となる。この場合、少なくとも表面層とシ−ト状磁石層
の合計厚みを0.1〜0.3mm、その曲げ弾性率を20
〜300Kg/mm2とすれば熱転写プリンタやインキジェッ
トプリンタ等でカラ−印字ができるようになる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1で
カッテイングプロッタ用シ−ト1は着色したフィルムよ
りなる表面層2、ゴム磁石よりなるシ−ト状磁石層3、
および鉄箔からなる磁性体ベ−ス層4からなる。その製
造は、異方性フェライト磁性粉を分散した可撓性樹脂で
厚さが0.25mmのシ−ト状磁石層2の一面に、表面層
2を接着剤を介して積層し、他面に厚さが0.2mmの磁
性体ベ−ス層4を吸着させて、全体の厚さが0.5mmの
カッテイングプロッタ用シ−ト1を得た。
【0011】このシ−ト1をカッテイングプロッタにか
けてカット文字を切り抜いた。ここでカット刃(図示せ
ず)の先端は表面層2、シ−ト状磁石層3、および磁性
体ベ−ス層4の僅か入った箇所まで入りカットするの
で、表面層2およびシ−ト状磁石層3のカット文字部分
は他の部分から切り離されるが、磁性体ベ−ス層4は切
り抜かれずに連続して残っているので、カット文字部分
はそのまま動かずに磁性体ベ−ス層4に磁気吸着してお
り、表面層2、シ−ト状磁石層3、および磁性体ベ−ス
層4は文字の切り抜き線のみ入ったカット前と変わらぬ
状態となっており、シ−ト1を逆さにしたり何枚か重ね
たりしても文字部分が剥がれてばらばらになるようなこ
とはなく、位置関係を含めてそのままの状態が保持でき
た。
【0012】カッテイングした後の前記シ−ト1をスチ
−ルキャビネット(図示せず)面に対向し、切り抜いて
ある複数のカット文字部分の表面層の外面にセロテ−プ
を連続して接着し、磁性体ベ−ス層4を剥がすととも
に、表面層およびシ−ト状磁石層3のカット文字でない
部分をも剥がし、セロテ−プで連結している表面層2と
シ−ト状磁石層3のカット文字部分を前記貼付面に磁気
吸着させた後、指で抑えつつセロテ−プを剥がした。す
ると、カット文字部分は着色した表面層2を表側にして
各文字の位置関係を保持したまま貼付できた。
【0013】図2に示す実施例は、図1の実施例におけ
るシ−ト状磁石層3と磁性体ベ−ス層4の間に、塩化ビ
ニル樹脂よりなるカット刃保護層5を設けて各層を積層
したものであり、カッテイングプロッタのカット刃先を
カット刃保護層5に僅か入るよう設定しておくと、カッ
ト刃先は磁性体ベ−ス層4まで達しないので、カット刃
の損傷が少なく寿命を大幅に延ばすことができた。
【0014】
【発明の効果】本発明で得られるカッテイングプロッタ
用シ−トは、貼付する相手面が平滑で清浄でなくても確
実な貼付ができ、かつ、いったん貼付したものも容易に
剥離できてシ−トの再利用や貼付位置の変更が自由にで
きる。さらに、カットされて切り抜かれた文字等も逆さ
にしたり重ねたりしたもそのままの位置関係が保持で
き、そのまま貼付できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1’ カッティングプロッタ用シ−ト 2 表面層 3 シ−ト状磁石層 4 磁性体ベ−ス層 5 カット刃保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 7/04 H01F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッティングプロッタでカット文字等を切
    り抜くための磁石シートであって、少なくとも着色した
    フィルム又は合成紙よりなる表面層と、可撓性を有する
    シート状磁石層と、磁性体ベース層を順次積層して形成
    し貼付位置の変更が自由にできることを特徴とする、カ
    ッティングプロッタ用シート。
  2. 【請求項2】カッティングプロッタでカット文字等を切
    り抜くための磁石シートであって、少なくとも着色した
    フィルム又は合成紙よりなる表面層と、可撓性を有する
    シート状磁石層と、紙又は合成樹脂よりなるカット刃保
    護層と、磁性体ベース層を順次積層して形成し貼付位置
    の変更が自由にできることを特徴とする、カッティング
    プロッタ用シート。
JP07348329A 1995-12-18 1995-12-18 カッティングプロッタ用シ−ト Expired - Fee Related JP3140356B2 (ja)

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