JP3055980U - シール印刷用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、シール表面に皺（しわ）にならず
に容易に保護膜を張り付けできるシール印刷用紐の構造
に関すものである。 【構成】イ）ほぼ左右対称の位置にミシン目３が設けら
れた剥離台紙４にシール部１と保護膜部２が形成されて
いる。 ロ）シール部１は剥離台紙４に接着剤（糊）５を介して
シール紙７が形成されている。 ハ）保護膜部２は剥離台紙４に接着剤（糊）６を介して
保護膜８が形成され、その保護膜８に接着剤（糊）１０
さらに剥離紙１１が形成されている。 以上のごとく構成されたシール印刷用紙。

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、保護膜付きの印刷シールを作る用紙の構造に関する。

［従来の技術］ シール印刷で印刷面をインクの剥離や変色から保護する技術は、ロール状に巻 かれた用紙を利用したシール印刷が一般に知られている。

近年パーソナルコンピュータ（パソコン）の普及によりパソコン用プリンター 等で、シート状のシール印刷用の用紙を使いますが、皺（しわ）にならずに容易 に印刷面に透明な保護膜を付けることができませんでした。このようなシート状 のプリンター用紙で印刷面に透明な保護膜付きシール印刷する場合、透明な糊（ 接着剤）が付いた透明な薄いフィルムを張り付けて実現しますが、皺にならずに 張り付けることは非常に難しかった。

［考案が解決しようとする課題点］ 本考案は、かかる欠点を解決して、容易にシート状のシール印刷用紙において 、印刷面に透明な保護膜を容易に張り付けられるシール印刷用紙を提供すること にある。

［課題を解決するための手段］ 解決するための手段を、図面を用いて説明する。本考案はシール部１と保護膜 部２とミシン目３から構成され、一枚のシート状の用紙になっている。ミシン目 ３はシール部１と保護膜部２のほぼ真ん中にミシン目の様に直線の穴があいてい る。ほぼ左右対称の位置にミシン目３が設けられた剥離台紙４の右面にはシール 部１が形成されて、左面には保護膜部２が形成されている。

シール部１は剥離台紙４に接着剤（糊）５を介してシール紙７が形成されている 。保護膜部２は剥離台紙４に接着剤（糊）６を介して保護膜８が形成され、もう 一方の保護膜８の面に接着剤（糊）１０さらに剥離紙１１が形成されている。剥 離台紙４はシール紙７や保護膜２を固定して、必要なときに容易に剥離できる。

接着剤（糊）５はシール紙７を剥離台紙４に固定するためとシール紙７を目的物 に張るための二つある。シール紙７は紙やビニール、樹脂、アルミ箔、デカール 印刷用樹脂等たくさんの材料がある。接着剤（糊）６は保護膜８を剥離台紙４に 固定するためにある。保護膜８は透明なフィルムや樹脂、デカール印刷用樹脂等 であり、シール紙７に印刷された印刷インク９が剥がれないように保護する。接 着剤（糊）１０はシール紙７と保護膜８を密に接着する。剥離紙１１は接着剤（ 糊）１０による粘着力から保護して本考案の用紙を重ねて保存できるようにして いる。また必要に応じて容易に剥離紙１１を剥がすことができる。

［作用］ 本考案は、このような構造であるから、ミシン目３を介して第２図のように折り 曲げる。さらに第４図のようにシール部１と保護膜部２の面を密着させる。そし て保護膜部２側の剥離台紙４を剥がす。シール紙７に印刷された印刷インク９が 保護膜８を介して見える。そして、シール部１の剥離台紙４を剥がして目的物に 印刷されたシール紙７を張ることができる。

［実施例１］ 尚、本考案の実施に当たって次ぎの如きことができる。

イ） 剥離台紙４は、水の浸透がよい紙。

ロ） 接着剤（糊）５と接着剤（糊）６は、水溶性の糊。

ハ） シール紙７と保護膜８は、約５μｍから約５０μｍぐらいで、同じ材質の 透明な樹脂やデカール印刷用樹脂、ビーニル等を印刷又は張り付ける。

ニ） 接着剤１０はシール紙７と保護膜８とが密に接着できる透明な材質の接着 剤。

ホ） 接着保護紙１０は、接着剤９とは剥離の簡単な材質の紙又はビニール等の シート状の用紙。

ヘ） ミシン目３は、折り曲げが容易にするための破線状の穴をあける。

ト） 印刷インク面８は、パソコン（パーソナルコンピューター）等で利用され ているプリンター等により文字や絵や写真等が印刷される。

チ） 剥離台紙４は剥がす面に水を含ませたスポンジ等により水分をあたえて剥 がれる。

［実施例２］ 尚、本考案の実施に当たって実施例１の他に次ぎの如きことができる。

イ） 剥離台紙４は、剥離がよい紙。

ロ） 接着剤（糊）５と接着剤（糊）６は剥離台紙４とシール紙７剥離容易な接 着剤。

ハ） シール紙７は一般に使用されているシール紙、保護膜８は、透明な樹脂や ビーニル等を印刷又は張り付ける。

［実施例３］ 尚、本考案の実施に当たって実施例１の他に次ぎの如きことができる イ） 第５図のように、シール紙７と保護膜８は複数形成できる。また形は四角 や丸や三角等に形は好きなように形成できる。

ロ） 第５図のように、剥離台紙４の一部をカットして剥がし易くする。

［考案の効果］ 本考案は、このような構造であるから、薄い印刷シール表面に皺にならずに、保 護膜を張り付けることが出来る。そして保護膜８により印刷インク９の保護がで きる。紫外線カット効果のある保護膜８にした場合には、紫外線からの印刷イン ク９の色変化を防ぐことができる。また保護膜８により耐薬品性や耐水性がある 印刷シールになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の正面図、第２図は第１図の折り曲げを
説明する斜視図、第３図は本考案の断面図、第４図は折
り曲げ接着後の構造を説明するための断面図、第５図は
本考案の他の実施例を示す正面図である。

【符号の説明】

１：シール部 ２：保護膜部 ３：ミシン目
４：剥離台紙 ５：接着剤（糊） ６：接着剤（糊） ７：シール
紙 ８：保護膜 ９：印刷のインク １０：接着剤（糊） １１：剥離
紙 １２：剥離導入部

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年８月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】イ）ほぼ左右対称の位置にミシン目３が設
   けられた剥離台紙４にシール部１と保護膜部２が形成さ
   れている。 ロ）シール部１は剥離台紙４に接着剤（糊）５を介して
   シール紙７が形成されている。 ハ）保護膜部２は剥離台紙４に接着剤（糊）６を介して
   保護膜８が形成され、その保護膜８に接着剤（糊）１０
   さらに剥離紙１１が形成されている。 以上のごとく構成されたシール印刷用紙。
2. 【請求項２】シール紙７及び保護膜８を複数にした請求
   項１のシール印刷用紙。