JP3139807B2 - 共振器 - Google Patents

共振器

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JP3139807B2
JP3139807B2 JP2175192A JP2175192A JP3139807B2 JP 3139807 B2 JP3139807 B2 JP 3139807B2 JP 2175192 A JP2175192 A JP 2175192A JP 2175192 A JP2175192 A JP 2175192A JP 3139807 B2 JP3139807 B2 JP 3139807B2
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coil electrode
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は共振器に関し、特にた
とえば、携帯用無線機などに用いられる数MHz〜数G
Hzの周波数域で用いられる共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10はこの発明の背景となる従来の共
振器の一例を示す分解斜視図である。共振器1は、2つ
の誘電体層2を含む。2つの誘電体層2の間には、コイ
ル電極3が形成される。コイル電極3は、ループ状の一
部が切り離された形状に形成されている。コイル電極3
の一端近傍から、誘電体層2の端部に延びるようにし
て、アース端子4が形成される。このアース端子4と間
隔を隔てて、取出端子5が形成される。
【0003】2つの誘電体層2を介して、コイル電極3
と対向するように、2つのアース電極6が形成される。
アース電極6は、面状に形成される。これらのアース電
極6には、複数のアース端子4が形成され、そのうちの
1つがコイル電極3のアース端子4と接続される。その
他のアース端子4は、2つのアース電極6間で接続され
る。さらに、これらのアース電極6上には、保護層7が
形成される。この共振器1は、ストリップライン共振器
と同様の働きをする。
【0004】このような共振器1の共振周波数を低くす
る方法としては、たとえば、コイル電極3の線幅を細く
する方法、コイル電極3とアース電極6との間の誘電体
層2の厚みを薄くする方法、コイル電極3のコイル長を
長くする方法などがある。これらの方法により、共振器
1の共振周波数を所定の値になるように調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
電極の線幅を細くする方法では、コイル電極の線幅を細
くするほど、線幅のばらつきが共振周波数のばらつきに
大きく影響してくる。そのため、コイル電極を形成する
ための印刷工程における印刷精度を高くする必要があ
る。さらに、コイル電極の線幅を細くすると、コイル電
極の抵抗値が大きくなり、Qの劣化を避けることができ
ない。また、誘電体層の厚みを薄くする方法では、誘電
体層の厚みを薄くするほどコイル電極で発生する磁界が
抑圧され、Qが劣化する。さらに、コイル電極のコイル
長を長くする方法では、コイル電極を渦巻状にするか、
共振器のサイズを大きくしてコイル電極のコイル長を確
保する必要がある。しかしながら、コイル電極を渦巻状
にすると、隣合うコイル電極が磁界を相殺する配置とな
るため、Qが劣化する。また、共振器のサイズを大きく
すると、部品の小型化の要請に応えることができない。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、製
造時に電極を形成するための印刷精度を高くする必要が
なく、小型で、Qを劣化させることなく、共振周波数を
調整することができる共振器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ループの一
部を切断した形状のコイル電極と、 前記コイル電極の
両側において誘電体層を介して対向するように形成され
る2つのアース電極と、前記コイル電極の一端と2つの
アース電極とを接続するために前記コイル電極の一端お
よび2つの前記アース電極から引き出されるアース端子
と、前記アース端子と間隔を隔てて前記コイル電極から
引き出される取出端子と、前記コイル電極と前記アース
電極との間において誘電体層を挟んで前記コイル電極の
長さの中間部分に対向する位置に形成されるとともに、
前記アース電極に接続され、かつ前記コイル電極との間
に形成される浮遊容量を変えて共振周波数を調整するた
めの棒状の調整用電極を含む、ことを特徴とする共振器
である。
【0008】
【作用】共振器の共振周波数は、コイル電極によるイン
ダクタンス分、コイル電極とアース電極との間の浮遊容
量および調整用電極とコイル電極との間の浮遊容量によ
って決定される。調整用電極とコイル電極との間の浮遊
容量を変えることによって共振周波数が調整される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、調整用電極をコイル
電極に対向配置させて、調整用電極とコイル電極との間
に発生する浮遊容量を変えることによって、共振器の共
振周波数を変えることができる。そのため、コイル電極
の線幅を変える必要がなく、電極形成のための印刷精度
は従来のままでよい。また、アース電極とコイル電極と
の間の誘電体層の厚みを変える必要がなく、しかも調整
用電極は小さいもので良いため、コイル電極による磁界
に与える影響が少なく、Qの劣化が少ない。さらに、コ
イル電極のコイル長を長くする必要がなく、共振器を大
型化しないで共振周波数を調整することができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2はその分解斜視図である。共振器10は第1の
誘電体層12を含む。第1の誘電体層12の一方主面側
には、コイル電極14が形成される。コイル電極14
は、ループの一部を切断した形状に形成される。コイル
電極14の長さLは、波長をλ,第1の誘電体層12の
誘電率をεとしたとき、次式で表される値に設定され
る。
【0012】
【数1】
【0013】コイル電極14の一端近傍から第1の誘電
体層12の端部に引き出されるように、アース端子16
が形成される。さらに、アース端子16から間隔を隔て
て、コイル電極14から誘電体層12の端部に引き出さ
れるように、取出端子18が形成される。
【0014】第1の誘電体層12の他方主面側には、面
状の第1のアース電極20が形成される。第1のアース
電極20は、その外形寸法がコイル電極14の外形寸法
より大きくなるように形成される。そして、コイル電極
14と第1のアース電極20は、第1の誘電体層12を
挟んで、互いに対向するように形成される。第1のアー
ス電極20からは、第1の誘電体層12の対向する端部
に向かって延びるようにして、4つのアース端子22
a,22b,22cおよび22dが形成される。これら
のアース端子の中の1つのアース端子22aは、コイル
電極14のアース端子16に対向する位置に形成され
る。さらに、第1のアース電極20から第1の誘電体層
12の端部に向かって延びるようにして、後述の調整用
電極と接続するための接続端子24が形成される。この
接続端子24は、アース端子22cとアース端子22d
との間に形成される。この第1のアース電極20には、
保護層26が被覆される。
【0015】また、コイル電極14を挟んで、第1の誘
電体層12の反対側には、第3の誘電体層28が形成さ
れる。第3の誘電体層28上には、その端部から中央部
に向かって延びるようにして、棒状の調整用電極30が
形成される。この調整用電極30は、コイル電極14の
一部と第3の誘電体層28を介して重合して、第1のア
ース電極20の接続端子24に対向する位置、つまりコ
イル電極14の長さの中間部分に対向する位置に形成さ
れる。
【0016】さらに、調整用電極30を挟んで、第3の
誘電体層28の反対側には、第2の誘電体層32が形成
される。この第2の誘電体層32上には、第2のアース
電極34が形成される。第2のアース電極34の外形寸
法は、第1のアース電極20の外形寸法と同じになるよ
うに形成される。第2のアース電極34からは、第2の
誘電体層32の対向する端部に向かって延びるようにし
て、4つのアース端子36a,36b,36cおよび3
6dが形成される。これらのアース端子の中の1つのア
ース端子36aは、コイル電極14のアース端子16に
対向する位置に形成される。さらに、第2のアース電極
34から第2の誘電体層32の端部に向かって延びるよ
うにして、調整用電極30に接続するための接続端子3
8が形成される。この接続端子38は、調整用電極30
に対向する位置に形成される。第2のアース電極34上
には、保護層40が形成される。
【0017】コイル電極14のアース端子16,第1の
アース電極20のアース端子22aおよび第2のアース
電極34のアース端子36aは、外部アース電極42a
で接続される。外部アース電極42aは、第1の誘電体
層12,第3の誘電体層28,第2の誘電体層32およ
び保護層26,40の端部に形成される。さらに、第1
のアース電極20のアース端子22b,22c,22d
が、外部アース電極42b,42c,42dで、第2の
アース電極34のアース端子36b,36c,36dに
接続される。また、第1の誘電体層12,第3の誘電体
層28,第2の誘電体層32および保護層26,40の
端部には外部取出電極44が形成され、この外部取出電
極44がコイル電極14の取出端子18に接続される。
さらに、調整用電極30,第1のアース電極20の接続
端子24および第2のアース電極34の接続端子38
が、外部接続電極46で接続される。
【0018】このような共振器10を作製するには、図
3に示すように、複数の誘電体材料で形成されたセラミ
ックグリーンシート50が準備される。1枚のシート5
0上に、たとえば銅ペーストなどを用いて、コイル電極
用パターン52が形成される。コイル電極用パターン5
2は、ループの一部を切断した形状に形成される。さら
に、コイル電極用パターン52からシート50の端部に
延びるように、アース端子用パターン54および取出端
子用パターン56が形成される。
【0019】別のシート50上には、第1のアース電極
用パターン58が形成される。第1のアース電極用パタ
ーン58は、シート50上に面状に形成される。そし
て、第1のアース電極用パターン58からシート50の
端部に延びるアース端子用パターン60a,60b,6
0c,60dが形成される。さらに、第1のアース電極
用パターン58からシート50の端部に延びる接続端子
用パターン62が形成される。また、別のシート50上
には、調整用電極用パターン64が形成される。この調
整用電極用パターン64は、コイル電極用パターン52
の一部と重合されるように、且つ接続端子用パターン6
2に対向する位置に形成される。
【0020】さらに別のシート50上には、第2のアー
ス電極用パターン66が形成される。そして、第2のア
ース電極用パターン66からシート50の端部に延びる
アース端子用パターン68a,68b,68c,68d
が形成される。さらに、第2のアース電極用パターン6
6からシート50の端部に延びる接続端子用パターン7
0が形成される。この接続端子用パターン70は、調整
用電極用パターン64に対向する位置に形成される。
【0021】各電極パターンが形成されたシート50間
には、誘電体層12,32および28の厚みが得られる
ように、複数のシート50が挟み込まれる。さらに、第
2のアース電極用パターン66が形成されたシート50
上にも、別のシート50が載置される。これらのシート
50が積層され、圧着されて成形体が形成される。さら
に、得られた成形体の端部に、銅ペースト等を用いて、
外部アース電極用パターン,外部取出電極用パターンお
よび外部接続電極用パターンが形成される。外部アース
電極用パターンは4つ形成され、アース端子用パターン
54,60a,68aを接続するように形成されるとと
もに、アース端子用パターン60bと68b、60cと
68c、60dと68dを接続するように形成される。
また、外部取出電極用パターンは取出端子用パターン5
6に接続するように形成される。さらに、外部接続電極
用パターンは、調整用電極用パターン64および接続端
子用パターン62,70に接続するように形成される。
この成形体を焼成することにより、共振器10が得られ
る。なお、成形体の外表面に形成する各電極用パターン
は、成形体の焼成後に形成してもよい。
【0022】この共振器10では、コイル電極14が第
1のアース電極20および第2のアース電極34に接続
されており、コイル電極14の長さが数1に示す長さL
に設定されているため、1/4波長のストリップライン
誘電体共振器として働く。したがって、この共振器10
は、図4の等価回路に示すような、インダクタンスとキ
ャパシタンスとを有する共振器となる。図4において、
Lはコイル電極14のインダクタンス分であり、Cはコ
イル電極14とアース電極20,34および調整用電極
30との間の浮遊容量である。
【0023】この共振器10では、調整用電極30とコ
イル電極14との間の集中定数的な浮遊容量により、調
整用電極が形成されていない従来の共振器に比べて、共
振周波数が低くなる。しかも、調整用電極30とコイル
電極14との対向面積を変えることによって、浮遊容量
Cが変化し、それによって共振器10の共振周波数が変
化する。このことについて、(1)調整用電極30とコ
イル電極14との対向面積が小さい場合、(2)調整用
電極30とコイル電極14との対向面積が中くらいの場
合、および(3)調整用電極30とコイル電極14との
対向面積が大きい場合の共振周波数の変化の一例を図5
に示す。さらに、参考として、調整用電極を形成してい
ない共振器の共振周波数を図6に示す。図5からわかる
ように、調整用電極30とコイル電極14との対向面積
が大きくなるほど、共振器10の共振周波数が低くなっ
ていることがわかる。このように、この共振器10で
は、調整用電極30の大きさを変えることにより、簡単
に共振周波数の調整をすることができる。
【0024】このような共振器10では、調整用電極3
0の大きさを変えることによって、調整用電極30とコ
イル電極14との対向面積を変えることができ、それに
よって共振周波数を変えることができる。したがって、
調整用電極30を形成することにより、共振器10の共
振周波数を調整することができる。このとき、コイル電
極14の線幅を変える必要がなく、電極形成のための印
刷精度は従来のままでよい。しかも、コイル電極14の
線幅を細くする必要がないため、コイル電極14の抵抗
値が大きくならず、Qの劣化が少ない。また、アース電
極20,34とコイル電極14との間の第1,第2の誘
電体層12,32の厚みを変える必要がなく、しかも調
整用電極30は小さいものでよいため、コイル電極14
による磁界に与える影響が少なく、Qの劣化が少ない。
さらに、コイル電極14のコイル長を長くする必要がな
く、共振器10を大型化しないで共振周波数を調整する
ことができる。
【0025】この共振器10では、調整用電極30とコ
イル電極14との間の浮遊容量を変えることにより共振
周波数を調整するため、調整用電極30とコイル電極1
4との間の第3の誘電体層28の厚みを変えることによ
っても、共振周波数の調整をすることができる。つま
り、コイル電極14とアース電極34の間の誘電体層の
厚みを一定にしながら、調整用電極を配置する位置を調
整して、調整用電極30とコイル電極14との間の誘電
体層厚みを変化させて共振周波数の調整をすることがで
きる。さらに、調整用電極30は、コイル電極14とア
ース電極20との間に形成するようにしてもよい。
【0026】図7は、この発明の共振器を応用したフィ
ルタの一例を示す分解斜視図である。このフィルタ10
0では、第1の誘電体層12の一方主面側に2つのコイ
ル電極14が形成される。これらのコイル電極14は、
互いに対称になるように形成される。したがって、2つ
のコイル電極14のアース端子16は、互いに隣接する
ように形成される。また、2つのコイル電極14の取出
端子18は、2つのアース端子16を挟んで、対称な位
置に形成される。
【0027】また、第1の誘電体層12の他方主面側に
は、第1のアース電極20が形成される。この第1のア
ース電極20には、8つのアース端子22a〜22hが
形成される。さらに、アース端子22cと22dとの間
およびアース端子22gと22hとの間には、接続端子
24が形成される。また、第3の誘電体層28上には、
2つの調整用電極30が形成される。これらの調整用電
極30は、2つの接続端子24にそれぞれ対向する位置
に形成される。さらに、第2の誘電体層32上には、第
2のアース電極34が形成される。この第2のアース電
極34にも、8つのアース端子36a〜36hが形成さ
れる。そして、アース端子36cと36dとの間および
アース端子36gと36hとの間には、接続端子38が
形成される。これらの接続端子38は、調整用電極30
に対向する位置に形成される。このフィルタ100で
は、一方のコイル電極14のアース端子16がアース端
子22a,36aに接続され、他方のコイル電極14の
アース端子16がアース端子22e,36eに接続され
る。さらに、第1のアース電極20のアース端子22b
〜22dおよび22f〜22hは、それぞれ第2のアー
ス電極34のアース端子36b〜36dおよび36f〜
36hに接続される。また、2つのコイル電極14の取
出端子18は、2つの外部取出電極(図1における外部
取出電極44にそれぞれ相当するものであり、図示して
いない)に接続される。さらに、2つの調整用電極30
は、外部接続電極46で、2つのアース電極20,34
の接続端子24,38に接続される。
【0028】このようなフィルタ100では、2つの共
振器が電磁結合している。したがって、調整用電極の大
きさを変えることによって、各共振器の共振周波数が変
化し、フィルタの特性を調整することができる。つま
り、フィルタの中心周波数は、各共振器の共振周波数に
よって決定されるものであるため、各共振器の共振周波
数を調整することによって、フィルタの中心周波数を調
整することができる。
【0029】このことについて、(1)調整用電極30
とコイル電極14との対向面積が小さい場合、(2)調
整用電極30とコイル電極14との対向面積が中くらい
の場合、および(3)調整用電極30とコイル電極14
との対向面積が大きい場合のフィルタ100の中心周波
数の変化の一例を図8に示す。さらに、参考として、調
整用電極を形成していないフィルタの中心周波数を図9
に示す。図8からわかるように、調整用電極30とコイ
ル電極14との対向面積が大きくなるほど、フィルタ1
00の中心周波数が低くなっていることがわかる。
【0030】このようなフィルタ100では、調整用電
極30とコイル電極14との間の浮遊容量を変えること
によって、共振周波数を調整することができる。したが
って、従来と同じ印刷精度で、Qの劣化が少なく、小型
で、かつ共振周波数を調整できるフィルタを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す共振器の分解斜視図である。
【図3】図1に示す共振器を製造する一工程を示す分解
斜視図である。
【図4】図1に示す共振器の等価回路図である。
【図5】図1に示す共振器の調整用電極とコイル電極と
の対向面積を変えたときの共振周波数の変化を示すグラ
フである。
【図6】調整用電極を形成していない共振器の共振周波
数を示すグラフである。
【図7】この発明の共振器を電磁結合させて形成したフ
ィルタの一例を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示すフィルタの調整用電極とコイル電極
との対向面積を変えたときの中心周波数の変化を示すグ
ラフである。
【図9】調整用電極を形成していないフィルタの中心周
波数を示すグラフである。
【図10】この発明の背景となる従来の共振器の一例を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 共振器 12 第1の誘電体層 14 コイル電極 16 アース端子 18 取出端子 20 第1のアース電極 24 接続端子 28 第3の誘電体層 30 調整用電極 32 第2の誘電体層 38 接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 口 哲 夫 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社 村田製作所内 (56)参考文献 特開 平1−293701(JP,A) 特開 平2−290303(JP,A) 特開 平1−130609(JP,A) 実開 平2−106701(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループの一部を切断した形状のコイル電
    極、 前記コイル電極の両側において誘電体層を介して対向す
    るように形成される2つのアース電極、 前記コイル電極の一端と2つのアース電極とを接続する
    ために前記コイル電極の一端および2つの前記アース電
    極から引き出されるアース端子、 前記アース端子と間隔を隔てて前記コイル電極から引き
    出される取出端子、および前記コイル電極と前記アース
    電極との間において誘電体層を挟んで前記コイル電極の
    長さの中間部分に対向する位置に形成されるとともに、
    前記アース電極に接続され、かつ前記コイル電極との間
    に形成される浮遊容量を変えて共振周波数を調整するた
    めの棒状の調整用電極を含む、ことを特徴とする共振
    器。
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