JP3138955B2 - 加熱機器回りの排気構造 - Google Patents

加熱機器回りの排気構造

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JP3138955B2
JP3138955B2 JP07254480A JP25448095A JP3138955B2 JP 3138955 B2 JP3138955 B2 JP 3138955B2 JP 07254480 A JP07254480 A JP 07254480A JP 25448095 A JP25448095 A JP 25448095A JP 3138955 B2 JP3138955 B2 JP 3138955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工的に竜巻状の渦
流を発生させるレンジフードの真下に配設される加熱機
器回りの排気構造に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、マンション等の
気密性を有する厨房室では、給気と排気のバランスが取
りにくく、また、煙等の吸い込みに指向性がないため煙
や蒸気等の排気効率が非常に悪く、さらに、周囲の空気
を大量に吸引し、かつ、風量が多いので使用電力量も大
きく、しかも、煙や蒸気が一度拡散されてからレンジフ
ードで吸引されるため、周囲の壁面等が油や煙で汚れ易
い、という問題を有していた。
【0003】このような問題を解決する手段として、従
来、人工的に竜巻状の渦流を発生させるレンジフードが
公知である。
【0004】この方法は、レンジフードの下部に旋回気
流を形成し、かつ、この旋回気流の中心部から空気を吸
引させて人工竜巻を発生させるものであり、旋回気流に
遠心力を付与するとともに、中心部に吸引負圧を発生さ
せることで、吸引方向に細長いコアー部が形成され、か
つ、この負圧コアー部に対する求心力と遠心力とがバラ
ンスする範囲の旋回気流が渦流となって旋回気流の中心
部に収束されながら吸引方向に向けて人工的に竜巻が発
生するように構成されている。
【0005】ところで、このような人工竜巻による排気
システムは、加熱機器上で発生した汚染空気を室内に拡
散させることなくレンジフードへと吸引されるため、汚
染空気の捕集効率が非常によく、また、周囲の壁面等が
油や煙で汚れにくい、という利点を有しているが、図7
に示すように、加熱機器5回りの天板T回りが水平に形
成されている場合には、上記旋回気流Sが天板Tに衝突
したときに四方へ分流されて乱流化し、旋回気流の中心
部方向への収束力が大幅に減ぜられてしまう、という問
題を有していた。
【0006】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、旋回気流の中
心部に形成される負圧吸引部に空気流を供給すること
で、加熱機器の天板回りの外側と内側の空気流の速度差
に伴う圧力差を増加させ、これにより、旋回気流の中心
部方向への収束力を大幅に向上させることで、排気効率
を大幅に増加させ、かつ、排気を迅速に行うことができ
る加熱機器回りの排気構造を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る加熱機器回りの排気構造にあっては、
加熱機器の上部に人工的に竜巻状の旋回起流を発生させ
るレンジフードを配設し、かつ、上記加熱機器が設置さ
れるキャビネットの加熱機器取付部の少なくとも両側面
を、加熱機器の上面中央部に向かって緩やかに湾曲させ
或は傾斜させて形成すると共に、該加熱機器の中央部分
に、上記旋回起流の負圧吸引部へ空気流を供給するため
の孔を開設したことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づき、この
発明を詳細に説明する。
【0009】図1と図2に示す実施例は、右側にシンク
1が取り付けられた流し台2の天板3の左側を一段落と
し込んで加熱機器取付部4とし、該加熱機器取付部4に
加熱機器5を取り付けると共に、該加熱機器5の真上に
は、人工竜巻発生機構を有するレンジフード6が配設さ
れている。
【0010】そして、上記加熱機器取付部4の両側面4
a,4aは、緩く湾曲して形成されており、レンジフー
ド6から吹き出される旋回気流Sが上記両側面4a,4
aに当たると、図2に示すように、該両側面4a,4a
に沿って旋回気流Sが加熱機器5の上面中央部にガイド
されて収束されるように構成されている。勿論、この加
熱機器取付部4の両側面4a,4aは、上記旋回気流S
が両側面4a,4aに沿って加熱機器5の上面中央部に
ガイドされて収束される形状であれば、図示の湾曲面に
限定されるものではなく、例えば、適宜の傾斜角を有す
る傾斜面で形成してもよい。
【0011】一方、上記加熱機器5の天板部5aには、
一個の小孔10が開設されており、該小孔10には、特
に図示はしないが、エアーホースが連通接続され、該エ
アーホースを通じてエアーが上記小孔10から吸引渦流
Wの中心部へと供給される。尚、このエアーの供給は、
エアーコンプレッサ等で強制的に供給し、或は、上記天
板部5aの上面で発生する負圧力を利用して自然に吸気
され供給されるように構成してもよい。
【0012】それ故、この実施例にあっては、加熱機器
取付部4の両側面4a,4aで渦流が乱れる心配がな
く、むしろ、旋回気流Sが加熱機器5の上面側へと流れ
ると共に、上記小孔10から供給されるエアーによって
加熱機器5の天板5a回りの外側と内側の空気流の速度
差に伴う圧力差を増加し、旋回気流Sに対する中心部方
向への収束力を大幅に向上されて、煙や蒸気の拡散が旋
回気流Sによって有効に防止され、かつ、強い収束力に
よってコアー部Kの吸引渦流Wによる排気を迅速に行な
うことができる。
【0013】図3は、この発明の第2実施例を示してお
り、この実施例では、上記加熱機器5の天板部5aに、
図1と図2に示す実施例の小孔10と同様の構成からな
る2個の小孔10,10を開設した場合を示している。
尚、この実施例では、上記構成に加え、加熱機器5の上
面3方(前側および両側)を上記湾曲面または傾斜面4
a,4a,4bで囲撓することで、旋回気流Sの収束率
をより向上させることができるように構成されている。
【0014】勿論、上記小孔10の数は、上記第1およ
び第2実施例に限定されるものではなく、例えば、図4
に示すように3個であってもよく、または、図5に示す
ように4個でも、図6に示すように5個であっても構わ
なく、要は、加熱機器5の天板5a回りの外側と内側の
空気流の速度差に伴う圧力差を有効に増加させるもので
あれば、その形状や数は、上記各実施例に限定されるも
のではない。
【0015】尚、図4乃至図6では、図1乃至図3に示
す平面形状が矩形状の加熱機器5ではなく、平面形状が
円形に形成された加熱機器気5を例示しているが、この
ように加熱機器5が平面円形に形成されている場合に
は、上記湾曲面または傾斜面4dも円形に形成するのが
望ましい。
【0016】尚、上記加熱機器5は、ガスコンロや電気
加熱器等の公知の加熱機器であれば適用することができ
る。
【0017】また、人工竜巻を発生させる機構を備えた
レンジフード6は、例えば、図2に示すように、レンジ
フード本体7の開口周縁部8から旋回気流Sを吹き出
し、かつ、上記コアー部Kから排気を吸引するシロッコ
ファン9と、から構成されている。
【0018】このシロッコファン9は、公知であるた
め、その具体的な説明をここでは省略するが、旋回気流
の吹き出しおよびコアー部からの排気の吸引作動の態様
としては、1ファン1モータの場合には、旋回気流を垂
直に吹き出させるタイプや旋回気流を斜めに吹き出させ
るタイプ、または、レンジフード本体の開口周縁部を内
側に折曲して中央に吹き出させるタイプのいずれのタイ
プでも採用することができる。また、旋回気流の吹き出
しファンと吸気ファンとを一つのモータで同期回転させ
る2ファン1モータタイプを採用することもでき、さら
には、旋回気流の吹き出しファンと吸気ファンとを独立
した2つのモータで回転させる2ファン2モータタイプ
を採用することもできる。
【0019】尚、上記実施例では、加熱機器取付部4の
両側面4a,4aを湾曲させて形成した場合を例にとり
説明したが、この発明にあってはこれに限定されるもの
ではなく、加熱機器取付部4が平坦に形成されているも
のであっても、上記小孔からエアーを供給することで、
加熱機器5の天板5a回りの外側と内側の空気流の速度
差に伴う圧力差を増加せしめることができる。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る加熱機器回りの排気構造
は、以上説明したように構成されているので、レンジフ
ードから吹き出される旋回気流が加熱機器取付部の両側
面に当たった後に、該両側面に沿って旋回気流が加熱機
器の上面中央部へとガイドされて収束し、かつ、旋回気
流の中心部に形成される負圧吸引部に空気流を供給する
ことで、加熱機器の天板回りの外側と内側の空気流の速
度差に伴う圧力差を増加させ、これらにより渦流を乱流
化させることなく旋回気流の中心部方向への収束力を大
幅に向上させることができるため、排気効率を大幅に増
加させ、かつ、排気を迅速に行なうことができる、とい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る加熱機器の排気構造が
適用された流し台とレンジフードからなるシステムキッ
チンの斜視図である。
【図2】同加熱機器とレンジフードとの間に発生する旋
回気流と吸引渦流の流れを示す説明図である。
【図3】同排気構造の第2実施例を示す一部を切欠した
斜視図である。
【図4】同排気構造の第3実施例を示す熱機器回りの平
面図である。
【図5】同排気構造の第4実施例を示す熱機器回りの平
面図である。
【図6】同排気構造の第5実施例を示す熱機器回りの平
面図である。
【図7】従来の加熱機器回りの構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
S 旋回気流 W 吸引渦流 4 加熱機器取付部 4a,4b,4c,4d 湾曲面(傾斜面) 5 加熱機器 6 レンジフード 10 小孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/06 101 F24F 7/08 F24F 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱機器の上部に人工的に竜巻状の旋回
    起流を発生させるレンジフードを配設し、かつ、上記加
    熱機器が設置されるキャビネットの加熱機器取付部の少
    なくとも両側面を、加熱機器の上面中央部に向かって緩
    やかに湾曲させ或は傾斜させて形成すると共に、該加熱
    機器の中央部分に、上記旋回起流の負圧吸引部へ空気流
    を供給するための孔を開設したことを特徴とする加熱機
    器回りの排気構造。
JP07254480A 1995-09-07 1995-09-07 加熱機器回りの排気構造 Expired - Fee Related JP3138955B2 (ja)

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