JP3079898B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP3079898B2
JP3079898B2 JP06143435A JP14343594A JP3079898B2 JP 3079898 B2 JP3079898 B2 JP 3079898B2 JP 06143435 A JP06143435 A JP 06143435A JP 14343594 A JP14343594 A JP 14343594A JP 3079898 B2 JP3079898 B2 JP 3079898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置、詳しくは
主として居室内の天井に埋設される天井埋込形の空気調
和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中央部に吸込口を、周部に吹出口
を設け、前記中央部の吸込口内方にファンを内装し、こ
のファンの周囲に前記吹出口に対向する熱交換器を内装
した天井埋込形空気調和装置は、例えば実開昭63−1
39418号公報に示されているように、前記吸込口の
形状を正方形としたものや、また、特開昭63−194
150号公報に示されているように、前記吸込口の形状
を長方形状としたものが知られている。
【0003】また、前記吸込口を正方形とした従来例に
おいて、前記ファンのベルマウスは円形としており、ま
た、長方形とした従来例では、2つのファンを併設した
上で、円形のベルマウスを併設している。
【0004】しかも、従来例において用いられているベ
ルマウスは図4に示したように、中央に円形の吸込基部
Aを設けると共に、ケーシング吸込口、換言すると吸込
グリルGに向かって開口する円形の先端部Bを設け、こ
れら吸込基部Aと先端部Bとを垂直状の側壁C及び水平
状の天壁Dを介して連続させて構成している。尚、図4
においてFはフィルタである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】所が以上のように、吸
込基部Aと先端部Bとを円形とした上で、これら吸込基
部Aと先端部Bとを、前記垂直状の側壁Cと水平状の天
壁Dとで連続させたベルマウスMを用いる場合、吸込口
(吸込グリル)の開口面積に比較して前記ベルマウスM
の先端部Bの開口面積が小さく、その上、吸込基部Aに
対応した中心部の吸込通路における風速に比較して、外
側の吸込通路では通風抵抗が増大して風速が遅くなり、
このため、通風抵抗の大きい吸込通路部分の影響で送風
音が増大する不具合があった。
【0006】特にケーシングの吸込口を長方形とし、そ
の中央部に一つのファンを設けたものにおいては、前記
した問題が顕著となっていたし、また、二つのファンを
併設する場合には、前記問題を低減できるが、二つのフ
ァンを用いるためにコスト高となる問題があった。
【0007】本発明の目的は、ケーシングの吸込口を長
方形状とし、一つのファンとしながら送風音を低減でき
る低コストで、低騒音化可能な空気調和装置を提供する
点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、中央部に長方形状の吸込口
3を、周部に吹出口4をもったケーシングAと、このケ
ーシングAの中央部に内装するベルマウス50をもった
一つのファン5及びファンモ−タ6と、前記ファン5の
周囲に設ける熱交換器7とを備えた空気調和装置におい
て、前記ベルマウス50の吸込基部51を、前記ファン
5におけるファンロータ5aに対応する円形とし、前記
吸込口3に向かって開口する先端部52を前記吸込口3
の検出に対応した非円形として、この先端部52と吸込
基部51との間に、非円形から円形に変化する傾斜面5
3aをもった中継部53を設けたのである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記ベルマ
ウス50の先端部52を楕円形としたのである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、前記ベルマウス50
を、円形の吸込基部51と、前記ケーシングAの吸込口
3に対応した非円形の先端部52と、前記傾斜面53a
をもった中継部53とにより形成したから、前記ケーシ
ングAの吸込口3を長方形とし、かつ、前記ケーシング
Aに内装するファン5を一つとしながら、吸込通路にお
ける風速分布を均一化でき、通風抵抗を減少して送風音
を低減できるのである。
【0011】従って、低コストで、かつ、低騒音化が可
能となり、通風抵抗減少分ファンモ−タ入力も低減で
き、それだけ効率も向上できるのである。
【0012】また、請求項2記載の発明では、前記ベル
マウス50の先端部51を楕円形としたから、吸込通路
の通風抵抗を均一化でき、通風抵抗を減少できながら前
記ベルマウス50の加工性を向上できると共に、長方形
とした吸込口3の隅角部を電装品の配置スペースとして
利用できるのである。
【0013】
【実施例】図1,2に示した実施例は、4方吹出タイプ
の天井埋込形空気調和装置であって、本体ケーシング1
の下方側に、居住室の天井面に取付ける化粧パネル2を
取付けてケーシングAを形成し、このケーシングAの化
粧パネル2の中央部に長方形状の吸込口3を設け、この
吸込口3を取囲む4方に、4つの吹出口4を設けると共
に、前記本体ケーシング1の内部に、前記吸込口3と対
向状に後記するベルマウス50をもった1つのファン5
及びファンモ−タ6を内装し、前記ファン5の周囲に熱
交換器7と、この熱交換器7で熱交換する空気の結露水
を受止めるドレンパン8とを周設したものである。
【0014】また、前記化粧パネル2の吸込口3には吸
込グリル9を設けると共に、この吸込グリル9の内側に
はフイルタ10を取付けており、前記化粧パネル2の内
側で前記吸込口3の隅角部には、電装品を内装したコン
トロ−ルボックス11を内装している。
【0015】しかして、図1,2に示した実施例では、
前記ベルマウス50を次のように構成している。
【0016】即ち、前記ファン5におけるファンロータ
5a側の吸込基部51を前記ファンロータ5aに対応す
る円形とし、前記吸込口3に向かって開口する先端部5
2を前記吸込口3の形状に対応した楕円形として、この
先端部52と吸込基部51との間に、楕円形から円形に
順次変化する傾斜面53aをもった中継部53を設けた
のである。
【0017】以上の構成において、前記吸込口3の縦横
比は、通常1.2以上、標準品は1.4とするのであっ
て、前記吸込口3の縦横比を以上のように設定する場
合、前記ベルマウス50の長軸と短軸との長短比も前記
吸込口3の縦横比に合わせて同比とするかやゝ小さく
(例えば1.4に対し1.3)するのである。 所で、前記吸込口3を長方形とした場合、ベルマウス5
0の吸込口3に向かって開口する先端部52の長短比
を、円形となる長短比1に対し長軸側のみを長くして増
大して通路抵抗を調べてみると、図3のように長短比が
大きくなる程、長短比1のものに対する通路抵抗比は小
さくなるのであって、長短比を例えば1.3とした場合
通路抵抗比は0.6となり、円形ベルマウスに比較して
吸込グリル9からフアンロータ5aの吸込部に至る通路
の通路抵抗を40%減少させられるのである。
【0018】しかして、図1,2に示した実施例におい
て、前記ファンモ−タ6を駆動して前記ファンロータ5
aを回転させると、居室内の空気は前記吸込口3から前
記吸込グリル9及びフィルタ10を介して前記ベルマウ
ス50に吸込まれた後、前記熱交換器7に向かって吹出
され、この熱交換器7で熱交換して前記吹出口4から空
調空気として居室内に吹き出されるのであるが、前記吸
込グリル9及びフィルタ10から吸込まれるとき、前記
ベルマウス50の先端部52を楕円形とし、この先端部
52から円形の吸込基部51に向かって前記傾斜面53
aをもつ中継部53で連続させているから、吸込空気の
風速分布を均一化でき、前記吸込グリル9からファンロ
ータ5aの吸込部に至る吸込通路の通風抵抗を減少させ
られるのである。
【0019】従って、吸込口3を長方形とし、ファン5
を一つとしながら、このファン5による送風音を減少さ
せられるのであって、低コストで抵騒音化が可能となる
のである。
【0020】因みに前記ベルマウス50の吸込基部51
から先端部52までの高さを90mmとし、前記フィルタ
10と先端部52との間隔を15mmとして、前記フィル
タ10の内方に取付けると共に、前記ベルマウス50の
長短比を1.2として送風音を調べてみると47.4dB
(平均値)であった。これは従来の円形ベルマウスを同
じ条件で前記フィルタ10の内方に取付けた場合に比較
してみると、1.1dB送風音が低くなっている。
【0021】この場合、図3から従来の円形ベルマウス
に比較して通路抵抗比は0.7であるが、長短比を1.
2より大きくすると通路抵抗比は減少するのであるか
ら、送風音低下は更に期待できることになる。
【0022】以上説明した実施例は前記ベルマウス50
の先端部52を楕円形としたが、楕円形に限らず楕円形
に近い非円形や、吸込口3に相似する形状としてもよ
い。
【0023】楕円形にする場合、この楕円形から円形に
変化させる中継部53の加工は容易となり、また、図2
のように吸込部3の隅角部に形成されるスペースを利用
して前記コントロ−ルボックス11の取付けができる点
で有利となる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記ベルマウ
ス50を、円形の吸込基部51と、前記ケーシングAの
吸込口3に対応した非円形の先端部52と、前記傾斜面
53aをもった中継部53とにより形成したから、前記
ケーシングAの吸込口3を長方形とし、かつ、前記ケー
シングAに内装するファン5を一つとしながら、吸込通
路における風速分布を均一化でき、通風抵抗を減少して
送風音を低減できるのである。
【0025】従って、低コストで、かつ、低騒音化が可
能となり、通風抵抗減少分ファンモ−タ入力も低減で
き、それだけ効率も向上できるのである。
【0026】また、請求項2記載の発明では、前記ベル
マウス50の先端部51を楕円形としたから、吸込通路
の通風抵抗を均一化でき、通風抵抗を減少できながら前
記ベルマウス50の加工性を向上できると共に、長方形
とした吸込口3の隅角部を電製品の配置スペースとして
利用できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例を示す断面図。
【図2】 化粧パネルを1部省略して下方からみた底面
図。
【図3】 長短比と通路抵抗比との関係を示すグラフ。
【図4】 従来例を示す概略断面図。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2
化粧パネル 3 吸込口 4
吹出口 5 ファン 6
ファンモ−タ 7 熱交換器 50
ベルマウス 51 吸込基部 52
先端部 53 中継部 53a
傾斜面 A ケーシング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に長方形状の吸込口(3)を、周
    部に吹出口(4)をもったケーシング(A)と、このケ
    ーシング(A)の中央部に内装するベルマウス(50)
    をもった一つのファン(5)及びファンモ−タ(6)
    と、前記ファン(5)の周囲に設ける熱交換器(7)と
    を備えた空気調和装置において、 前記ベルマウス(50)の吸込基部(51)を、前記フ
    ァン(5)におけるファンロータ(5a)に対応する円
    形とし、前記吸込口(3)に向かって開口する先端部
    (52)を前記吸込口(3)の形状に対応した非円形と
    して、この先端部(52)と吸込基部(51)との間
    に、非円形から円形に変化する傾斜面(53a)をもっ
    た中継部(53)を設けていることを特徴とする空気調
    和装置。
  2. 【請求項2】 ベルマウス(50)の先端部(52)を
    楕円形としている請求項1記載の空気調和装置。
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